JPH0424042Y2 - - Google Patents

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JPH0424042Y2
JPH0424042Y2 JP8105488U JP8105488U JPH0424042Y2 JP H0424042 Y2 JPH0424042 Y2 JP H0424042Y2 JP 8105488 U JP8105488 U JP 8105488U JP 8105488 U JP8105488 U JP 8105488U JP H0424042 Y2 JPH0424042 Y2 JP H0424042Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、立体駐車装置等の機械式駐車設備の
技術分野で利用されるパレツトに関するものであ
る。
(従来の技術) 従来、循環式、二段式等を包含する立体駐車装
置において適用される自動車積載用のパレツトa
を第11図に示している。このパレツトaは、自
動車乗り入れ側の中央立上り部bの先端部と、両
側立上り部c,dの先端部とが本体gを切断、折
曲、溶接加工するか、別の鋼板を用いて次のよう
に形成されている。各先端部は、相対する側面
e,e間を乗り入れ側に向かつて拡大するように
傾斜し、かつそれぞれの先端部の上面fを乗り入
れ側に向かつて下がるように傾斜させている。こ
のような各先端部を有する中央立上り部bと両側
立上り部c,dの間に導入通路h,hが形成され
ており、入庫および出庫の際は自動車のタイヤ
(図示省略)を導入通路h,hから進退させてい
る。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記の各立上り部b,c,dの先端部
は、形状が複雑で素材の切断、折曲げおよび溶接
などの製造加工に多くの時間を要して工数が増大
し、さらに、溶接歪が発生するばかりでなく、そ
の導入通路h側の稜線部iにタイヤが強く接触し
たり、乗上げたりしてパンクしやすいという不具
合があつた。
本考案はかかる従来の上記課題に鑑み、パレツ
トの各立上り部の先端部は、比較的軟質の素材で
別体の部材を形成し、これを各立上り部の先端部
に装着することにより改善を図つた立体駐車装置
のパレツトを提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本考案の立体駐車装置のパレツトは、鋼材等か
らなる本体の中央立上り部および両側立上り部が
互いに間隔を保つて車長方向に形成され、前記各
立上り部の自動車乗り入れ側には、木材もしくは
合成樹脂等の非金属材料により形成された先端部
材が装着されたものである。
(作用) 非金属材料の先端部材は本体の製造加工工程か
ら分離して形成され、しかも、成形時の着色によ
りパレツト本体の識別が容易であり、また、タイ
ヤが強く接触したり、乗上げたりしても、タイヤ
の損傷やパンクを発生するおそれがない。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図に示すパレツト1は、本体2の中央立上
り部3および両側立上り部4,5が互いに間隔を
保つて車長方向に形成され、該各立上り部の自動
車乗入れ側(第1図において左側)には、木材も
しくは合成樹脂材(ゴムも含む)等の非金属材料
により形成された中央先端部材6および両側先端
部材7,8が装着され、該各先端部材は相対する
側面6a,6aおよび内側面7a,8aの間隔が
自動車乗り入れ側に向かつて拡大するように傾斜
して形成され、該各側面および内側面間に導入通
路9,9が形成されている。
前記中央先端部材6および両側先端部材7,8
の取付け(装置)構造の各実施例を次に示す。第
2図aに示すように、予め複数個の金属製ソケツ
ト10を打込み加工もしくは差込み成形加工をし
ておき、本体2の透孔2aに挿通したセツトボル
ト11を各先端部材6,7,8のソケツト10に
螺合して本体2に締付け固定する。また、第2図
bに示すように、予め円形断面もしくは矩形断面
の嵌合孔12を据込み加工や射出成形加工で形成
しておき、該嵌合穴に、本体2の上面に立設した
円形断面もしくは矩形断面の係止片13を嵌着固
定する。また、第2図cに示すように、予めボル
ト孔14とナツト挿通用のぬすみ穴15を錐加工
や射出成形加工で形成しておき、該各孔と本体2
の透孔2aとに挿通した締付けボルト16をナツ
ト17で締付けて固定したりするほか、各先端部
材6,7,8を接着剤等により本体2に接着固定
(図示省略)をする。
さらに、前記中央先端部材6および両側先端部
材7,8は、タイヤ(図示省略)との強い接触に
よつて該タイヤが損傷やパンクを発生しないため
の外形形状に形成される。
すなわち、第3図ないし第8図に示す両側先端
部材7,8において、第3図は内側面7a,8a
が導入通路9を拡げるように傾斜した角楔状に形
成されている。第4図は内側面7a,8aが第3
図と同様に形成され、上面7b,8bが乗り入れ
側端縁2bに向かつて下がるように傾斜した角錐
状に形成されている。第5図は内側面7a,8a
が導入通路9を拡げるように先端部を面取りした
円弧壁状に形成されている。第6図は第4図の角
錐状のもので内側稜線部Eを大きく面取りすると
ともに、先端部Tが球面状に形成されている。第
7図は先端部Tの平面形状が半円状、U字状に形
成されている。第8図は第7図と同様の平面形状
で、先端部Tが乗入れ側端縁2bから内側に後退
した位置に形成されている。
また、第9図および第10図に示す中央先端部
材6において、第9図は上面6bが乗入れ側端縁
2bに向かつて下がるように円弧状に傾斜すると
ともに、先端部Tが面取りして形成されている。
第10図は平面形状が半円状の先端部Tが乗入れ
側端縁2bに接するとともに、上面6bが乗入れ
側端縁2bに向かつてやや下がるように傾斜して
形成されている。
なお、前記各先端部材6,7,8の外形形状は
タイヤを保護するための形状であれば図示のもの
に限定しない。
また、各先端部材6,7,8と導入通路9,9
を木材もしくは合成樹脂材等の非金属材料により
一体的に形成した先端部材をパレツト本体2の先
端に装着していてもよい。
次に、上記実施例の作用について説明する。
パレツト本体2の中央立上り部3および両側立
上り部4,5の自動車乗入れ側にそれぞれ固定さ
れた中央先端部材6および両側先端部材7,8は
木材もしくは合成樹脂材等の非金属材料で形成さ
れているので、着色することによつて本体2と容
易に識別されるとともに、タイヤが強く接触して
も損傷やパンクを発生することはない。特に、合
成樹脂材もやや軟質材料が用いられていると、そ
の効果は大きい。
(考案の効果) 本考案は上記の構成により、パレツトの自動車
乗り入れ側に設けた中央先端部材および両側先端
部材は、タイヤの損傷やパンクを未然に防止し、
しかも、外形形状は容易に円弧状および球面状に
成形されるので、意匠性が向上するとともに、パ
レツト本体と別の色調で成形することによりその
位置および形状の識別が明確化されるばかりでな
く、製造加工における工数が著しく低減されると
いう数多くの利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を例示し、第1図はパ
レツトの外形斜視図、第2図a,b,cは中央先
端部材および両側先端部材の取付構造を示す縦断
面図(両側先端部材の取付構造は第1図の−
線縦断面図)第3図ないし第8図は両側先端部材
の外形斜視図、第9図および第10図は中央先端
部材の外形斜視図、第11図はパレツトの従来側
を示す外形斜視図である。 1……パレツト、2……本体、3……中央立上
り部、4……両側立上り部、6……中央先端部
材、6a……側面、7,8……両側先端部材、7
a,8a……内側面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋼材等からなる本体の中央立上り部および両側
    立上り部が互いに間隔を保つて車長方向に形成さ
    れ、前記各立上り部の自動車乗入れ側には、木材
    もしくは合成樹脂材等の非金属材料により形成し
    た先端部材が装着されたことを特徴とする立体駐
    車装置のパレツト。
JP8105488U 1988-06-17 1988-06-17 Expired JPH0424042Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8105488U JPH0424042Y2 (ja) 1988-06-17 1988-06-17

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JP8105488U JPH0424042Y2 (ja) 1988-06-17 1988-06-17

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Publication Number Publication Date
JPH022453U JPH022453U (ja) 1990-01-09
JPH0424042Y2 true JPH0424042Y2 (ja) 1992-06-05

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ID=31305855

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JP8105488U Expired JPH0424042Y2 (ja) 1988-06-17 1988-06-17

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US10004229B2 (en) 2004-01-23 2018-06-26 Eden Research Plc Nematicidal compositions and methods of using them

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JPH022453U (ja) 1990-01-09

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