JP3041128B2 - タイヤの石噛み込み防止構造 - Google Patents
タイヤの石噛み込み防止構造Info
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- JP3041128B2 JP3041128B2 JP4087227A JP8722792A JP3041128B2 JP 3041128 B2 JP3041128 B2 JP 3041128B2 JP 4087227 A JP4087227 A JP 4087227A JP 8722792 A JP8722792 A JP 8722792A JP 3041128 B2 JP3041128 B2 JP 3041128B2
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- lug
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- groove
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/04—Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of continuous circumferential ribs, e.g. zig-zag
- B60C11/042—Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of continuous circumferential ribs, e.g. zig-zag further characterised by the groove cross-section
- B60C11/047—Tread patterns in which the raised area of the pattern consists only of continuous circumferential ribs, e.g. zig-zag further characterised by the groove cross-section the groove bottom comprising stone trapping protection elements, e.g. ribs
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばトラック、バス
等に使用されるラグパターンを有するタイヤの石噛み込
み防止構造に関するものである。
等に使用されるラグパターンを有するタイヤの石噛み込
み防止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トラック等の重車両用のタイヤには、駆
動力及び制動力を高くするためにタイヤトレッド部には
ラグパターンが形成されており、ラグ溝は溝幅が広く、
石を噛み込み易くなっている。タイヤトレッド部は最も
接地圧が高くダメージを受け易いところであり、そのト
レッド部のラグ溝に石を噛み込むと、溝底から亀裂が生
じることがある。それを防止するために、トレッド部の
肉厚を厚くしたり、トレッド部のゴム配合を耐カット性
の優れたものにしたりしている。
動力及び制動力を高くするためにタイヤトレッド部には
ラグパターンが形成されており、ラグ溝は溝幅が広く、
石を噛み込み易くなっている。タイヤトレッド部は最も
接地圧が高くダメージを受け易いところであり、そのト
レッド部のラグ溝に石を噛み込むと、溝底から亀裂が生
じることがある。それを防止するために、トレッド部の
肉厚を厚くしたり、トレッド部のゴム配合を耐カット性
の優れたものにしたりしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、トレッド部の肉厚を厚くしたり、ゴム配合を変えた
りすると、トレッド部の発熱が高くなり、トレッドセパ
レーションを起こし易くなり、石噛み込み防止対策とし
ては、良好とは言い難いものになっている。本発明は、
ラグ溝の底に底面から隆起した突起を形成することによ
り、前記従来技術の問題点を簡単に解決できるようにし
たタイヤの石噛み込み防止構造を提供することを目的と
する。
は、トレッド部の肉厚を厚くしたり、ゴム配合を変えた
りすると、トレッド部の発熱が高くなり、トレッドセパ
レーションを起こし易くなり、石噛み込み防止対策とし
ては、良好とは言い難いものになっている。本発明は、
ラグ溝の底に底面から隆起した突起を形成することによ
り、前記従来技術の問題点を簡単に解決できるようにし
たタイヤの石噛み込み防止構造を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、トレッド部2の左右ショ
ルダ部3からトレッドセンタS側にかけて袋小路状のラ
グ溝4が周方向間隔をおいて多数形成され、このラグ溝
4の底に底面4Aから隆起し且つトレッドセンタS側か
らサイド側へ漸次低くなる突起5が形成されており、こ
の突起5はラグ溝4のトレッドセンタS側端部からラグ
溝長さMLの2割以上の長さTLに形成され、且つ突起
5のトレッドセンタS側端部がラグ溝底面4Aからラグ
溝深さMHの1〜4割の高さTHに形成されていること
である。
のための第1の具体的手段は、トレッド部2の左右ショ
ルダ部3からトレッドセンタS側にかけて袋小路状のラ
グ溝4が周方向間隔をおいて多数形成され、このラグ溝
4の底に底面4Aから隆起し且つトレッドセンタS側か
らサイド側へ漸次低くなる突起5が形成されており、こ
の突起5はラグ溝4のトレッドセンタS側端部からラグ
溝長さMLの2割以上の長さTLに形成され、且つ突起
5のトレッドセンタS側端部がラグ溝底面4Aからラグ
溝深さMHの1〜4割の高さTHに形成されていること
である。
【0005】本発明における課題解決のための第2の具
体的手段は、第1の具体的手段に加えて、突起5はラグ
溝底面4Aの溝幅方向中央に形成されていることであ
る。本発明における課題解決のための第3の具体的手段
は、第1の具体的手段に加えて、突起5はラグ溝底面4
Aの溝幅方向両側に離れて一対形成されていることであ
る。本発明における課題解決のための第4の具体的手段
は、第1〜3のいずれかの具体的手段に加えて、突起5
はラグ溝4の長手方向に連続又は断続して形成されてい
ることである。
体的手段は、第1の具体的手段に加えて、突起5はラグ
溝底面4Aの溝幅方向中央に形成されていることであ
る。本発明における課題解決のための第3の具体的手段
は、第1の具体的手段に加えて、突起5はラグ溝底面4
Aの溝幅方向両側に離れて一対形成されていることであ
る。本発明における課題解決のための第4の具体的手段
は、第1〜3のいずれかの具体的手段に加えて、突起5
はラグ溝4の長手方向に連続又は断続して形成されてい
ることである。
【0006】
【作用】走行中に石7がラグ溝4に入り込むと、ラグ溝
4の底には突起5があるので、石7は底面4Aには到達
せず、宙に浮いた状態となり、深い噛み込みは防止さ
れ、また、入り込んだ石7は突起5を圧迫することにな
り、この突起5の復元力が石7をラグ溝4から押し出
す。前記突起5はトレッドセンタS側からサイド側へ漸
次低くなっているので、サイド側のラグ溝4における排
水機能を損なうことがなく、ラグ溝4のトレッドセンタ
S側端部からラグ溝長さMLの2割以上の長さTLに形
成されているので、所要の耐カット性を確保し、且つ突
起5のトレッドセンタS側端部がラグ溝底面4Aからラ
グ溝深さMHの1〜4割の高さTHに形成されているの
で、トラクションの低下及び突起5の破損を防止しなが
ら石噛み込み防止効果を高くする。
4の底には突起5があるので、石7は底面4Aには到達
せず、宙に浮いた状態となり、深い噛み込みは防止さ
れ、また、入り込んだ石7は突起5を圧迫することにな
り、この突起5の復元力が石7をラグ溝4から押し出
す。前記突起5はトレッドセンタS側からサイド側へ漸
次低くなっているので、サイド側のラグ溝4における排
水機能を損なうことがなく、ラグ溝4のトレッドセンタ
S側端部からラグ溝長さMLの2割以上の長さTLに形
成されているので、所要の耐カット性を確保し、且つ突
起5のトレッドセンタS側端部がラグ溝底面4Aからラ
グ溝深さMHの1〜4割の高さTHに形成されているの
で、トラクションの低下及び突起5の破損を防止しなが
ら石噛み込み防止効果を高くする。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜3に示す第1実施例において、タイヤ1は
トレッド部2にラグパターンが形成され、トレッドセン
タSの近傍からショルダ部3にかけて漸次幅広になった
ラグ溝4が、周方向等間隔に多数本形成され、各ラグ溝
4間がラグ8となっている。前記ラグ溝4はショルダ部
3側が入り口の袋小路状の溝である。図1の2点鎖線は
ラグ溝4に噛み込んだ石を示す。
する。図1〜3に示す第1実施例において、タイヤ1は
トレッド部2にラグパターンが形成され、トレッドセン
タSの近傍からショルダ部3にかけて漸次幅広になった
ラグ溝4が、周方向等間隔に多数本形成され、各ラグ溝
4間がラグ8となっている。前記ラグ溝4はショルダ部
3側が入り口の袋小路状の溝である。図1の2点鎖線は
ラグ溝4に噛み込んだ石を示す。
【0008】ラグ溝4は底に行くに従って漸次幅狭にな
っていて、その底には底面4Aから隆起した突起5が形
成されている。この突起5はラグ溝底面4Aの溝幅方向
中央に形成され、断面形状は角形であり、その幅TWは
ラグ溝4の幅MWの3〜5割程度である。この突起5の
幅TWは3割より狭いと石7によって破損され易く、5
割より広いとラグ溝4の機能を低下させる。前記突起5
の長さTLは、ラグ溝4のトレッドセンタS側端部から
ラグ溝長さMLの3割程度の長さに形成され、ラグ溝4
長手方向に連続して形成されている。この突起長さTL
はラグ溝長さMLの1〜10割程度の長さに形成しても
良く、2割以上の長さが好ましく、2割以下になるとト
レッドセンタS側での耐カット性が期待し難い。
っていて、その底には底面4Aから隆起した突起5が形
成されている。この突起5はラグ溝底面4Aの溝幅方向
中央に形成され、断面形状は角形であり、その幅TWは
ラグ溝4の幅MWの3〜5割程度である。この突起5の
幅TWは3割より狭いと石7によって破損され易く、5
割より広いとラグ溝4の機能を低下させる。前記突起5
の長さTLは、ラグ溝4のトレッドセンタS側端部から
ラグ溝長さMLの3割程度の長さに形成され、ラグ溝4
長手方向に連続して形成されている。この突起長さTL
はラグ溝長さMLの1〜10割程度の長さに形成しても
良く、2割以上の長さが好ましく、2割以下になるとト
レッドセンタS側での耐カット性が期待し難い。
【0009】また、突起5の高さTHは、トレッドセン
タS側端部でラグ溝底面4Aからラグ溝深さMHの1〜
4割の高さに形成されている。前記突起5は高さTHが
1割より低いと石噛み込み防止効果が低く、4割より高
いとトラクションが低下すると共に、突起5が破損する
可能性が出てくる。さらに、突起5はラグ溝4のトレッ
ドセンタS側からサイド側へ漸次低く形成されている。
最も接地圧が高くダメージを受け易いトレッドセンタS
側でのラグ溝4への石噛み込みをより強力且つ確実に防
止し、ラグ溝4に入った水が集合するサイド側での排水
を妨害しないようにしている。
タS側端部でラグ溝底面4Aからラグ溝深さMHの1〜
4割の高さに形成されている。前記突起5は高さTHが
1割より低いと石噛み込み防止効果が低く、4割より高
いとトラクションが低下すると共に、突起5が破損する
可能性が出てくる。さらに、突起5はラグ溝4のトレッ
ドセンタS側からサイド側へ漸次低く形成されている。
最も接地圧が高くダメージを受け易いトレッドセンタS
側でのラグ溝4への石噛み込みをより強力且つ確実に防
止し、ラグ溝4に入った水が集合するサイド側での排水
を妨害しないようにしている。
【0010】図4〜6に示す第2実施例において、ラグ
溝4の底には溝幅方向中央で底面4Aから隆起した突起
5がラグ溝4のラグ溝長さMLの略全長にわたって形成
されており、この突起5の断面形状、高さTH及び幅T
W等は第1実施例と同様である。この第2実施例の突起
5は長手方向に断続的に形成されており、石で圧迫され
たときに、圧縮変形されるだけでなく、タイヤ周方向及
び幅方向にも変形容易になっており、大きく変形し易い
ので、トラクションの低減を抑制することができる。
溝4の底には溝幅方向中央で底面4Aから隆起した突起
5がラグ溝4のラグ溝長さMLの略全長にわたって形成
されており、この突起5の断面形状、高さTH及び幅T
W等は第1実施例と同様である。この第2実施例の突起
5は長手方向に断続的に形成されており、石で圧迫され
たときに、圧縮変形されるだけでなく、タイヤ周方向及
び幅方向にも変形容易になっており、大きく変形し易い
ので、トラクションの低減を抑制することができる。
【0011】図7〜9に示す第3実施例において、ラグ
溝4の底には底面4Aから隆起した突起5が底面4Aの
溝幅方向両側に離れて2分の1づつ一対形成され、この
突起5はラグ溝4の側壁と一体になっており、ラグ溝長
さMLの略半分の長さであり、この各突起5の断面形状
は角形で、その全長にわたって略同一高さである。この
第3実施例の突起5は、ラグ溝4の底面4Aと側壁との
コーナ部から溝中央へ突出したものであり、前記第1、
2実施例と同様に石の噛み込みを防止することができる
上に、溝底カットの発生をより確実に防止できる。
溝4の底には底面4Aから隆起した突起5が底面4Aの
溝幅方向両側に離れて2分の1づつ一対形成され、この
突起5はラグ溝4の側壁と一体になっており、ラグ溝長
さMLの略半分の長さであり、この各突起5の断面形状
は角形で、その全長にわたって略同一高さである。この
第3実施例の突起5は、ラグ溝4の底面4Aと側壁との
コーナ部から溝中央へ突出したものであり、前記第1、
2実施例と同様に石の噛み込みを防止することができる
上に、溝底カットの発生をより確実に防止できる。
【0012】図10に示す第4実施例は、第3実施例の
突起5を長手方向に断続的に形成したものであり、第3
実施例の突起5よりも変形を容易にして、石噛み込み効
果を増大し、トラクションが低下するのを抑えている。
突起5を長手方向に断続的に形成したものであり、第3
実施例の突起5よりも変形を容易にして、石噛み込み効
果を増大し、トラクションが低下するのを抑えている。
【0013】
【実験例】図10、11及び表1に基づいて実験例を示
す。図10、11は前記第1実施例のタイヤ1と同様の
もので、4種類の長さの突起5a、5b、5c、5dを
同時に示しており、各突起5は突起幅TWがラグ溝幅M
Wの2.5割前後、突起高さTHがラグ溝深さMHの2
割前後に設定されている。突起5aはラグ溝4長さと略
同長で且つ全長均一高さであり、突起5bはラグ溝4長
さと略同長で且つ高さがショルダ部3に行くに従って低
くなっており、突起5cはラグ溝4長さの3割程度で且
つ漸次低くなっており、突起5cはラグ溝4長さの1割
程度で且つ漸次低くなっている。
す。図10、11は前記第1実施例のタイヤ1と同様の
もので、4種類の長さの突起5a、5b、5c、5dを
同時に示しており、各突起5は突起幅TWがラグ溝幅M
Wの2.5割前後、突起高さTHがラグ溝深さMHの2
割前後に設定されている。突起5aはラグ溝4長さと略
同長で且つ全長均一高さであり、突起5bはラグ溝4長
さと略同長で且つ高さがショルダ部3に行くに従って低
くなっており、突起5cはラグ溝4長さの3割程度で且
つ漸次低くなっており、突起5cはラグ溝4長さの1割
程度で且つ漸次低くなっている。
【0014】各突起5a、5b、5c、5dを有する本
発明タイヤ1と突起5を持たない従来タイヤとを、路上
走行させたところ、表1のような結果が得られた。尚、
突起5を持たない従来タイヤのトラクション性能及び石
の噛み込みによるラグ溝4の溝底カット発生率を100
とする。突起5a、5b、5c、5dを有するタイヤ1
のトラクション性能は、従来タイヤに比して1〜30ポ
イント程度低下し、突起5の存在によってトラクション
性能が減少するが、溝底カット発生率は30〜95ポイ
ント低下しており、突起5は小さく且つ短くとも設ける
ことにより、石の噛み込み防止して溝底カットの発生を
抑制することができることが明らかになっている。
発明タイヤ1と突起5を持たない従来タイヤとを、路上
走行させたところ、表1のような結果が得られた。尚、
突起5を持たない従来タイヤのトラクション性能及び石
の噛み込みによるラグ溝4の溝底カット発生率を100
とする。突起5a、5b、5c、5dを有するタイヤ1
のトラクション性能は、従来タイヤに比して1〜30ポ
イント程度低下し、突起5の存在によってトラクション
性能が減少するが、溝底カット発生率は30〜95ポイ
ント低下しており、突起5は小さく且つ短くとも設ける
ことにより、石の噛み込み防止して溝底カットの発生を
抑制することができることが明らかになっている。
【0015】そして、突起5cを見るならば、トラクシ
ョン性能は従来タイヤに比して2ポイントしか低下して
いないのに、溝底カット発生率は90ポイントも低下し
ており、溝底カット発生率を10ポイント程度許容する
ならば、従来のタイヤと遜色のないトラクション性能を
発揮することが可能になっている。
ョン性能は従来タイヤに比して2ポイントしか低下して
いないのに、溝底カット発生率は90ポイントも低下し
ており、溝底カット発生率を10ポイント程度許容する
ならば、従来のタイヤと遜色のないトラクション性能を
発揮することが可能になっている。
【0016】
【表1】
【0017】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種々変形することができる。例えば、第1〜
3実施例の突起5の断面正面形状、断面側面形状及び平
面形状等の組合せを変更しても良く、突起5の断面側面
形状は台形、半円形等でも良く、左右ラグ溝4を千鳥状
に配列する場合は、一方のショルダ部3からトレッドセ
ンタSを越える長さに形成しても良く、ラグ溝4は長手
方向同一幅、深さ方向同一幅にしたり、長手方向中途で
屈曲したりしても良い。
ではなく、種々変形することができる。例えば、第1〜
3実施例の突起5の断面正面形状、断面側面形状及び平
面形状等の組合せを変更しても良く、突起5の断面側面
形状は台形、半円形等でも良く、左右ラグ溝4を千鳥状
に配列する場合は、一方のショルダ部3からトレッドセ
ンタSを越える長さに形成しても良く、ラグ溝4は長手
方向同一幅、深さ方向同一幅にしたり、長手方向中途で
屈曲したりしても良い。
【0018】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、ラグ溝4
の底に底面4Aから隆起した突起5を形成しているの
で、この突起5によって石の噛み込みを防止することが
でき、ラグ溝4の溝底カット発生率を低下することがで
き、その上に、前記突起5はトレッドセンタS側からサ
イド側へ漸次低くなっているので、サイド側のラグ溝4
における排水機能を損なうことがなく、ラグ溝4のトレ
ッドセンタS側端部からラグ溝長さMLの2割以上の長
さTLに形成されているので、所要の耐カット性を確保
でき、且つ突起5のトレッドセンタS側端部がラグ溝底
面4Aからラグ溝深さMHの1〜4割の高さTHに形成
されているので、トラクションの低下及び突 起5の破損
を防止しながら石噛み込み防止効果を高くすることがで
きる。
の底に底面4Aから隆起した突起5を形成しているの
で、この突起5によって石の噛み込みを防止することが
でき、ラグ溝4の溝底カット発生率を低下することがで
き、その上に、前記突起5はトレッドセンタS側からサ
イド側へ漸次低くなっているので、サイド側のラグ溝4
における排水機能を損なうことがなく、ラグ溝4のトレ
ッドセンタS側端部からラグ溝長さMLの2割以上の長
さTLに形成されているので、所要の耐カット性を確保
でき、且つ突起5のトレッドセンタS側端部がラグ溝底
面4Aからラグ溝深さMHの1〜4割の高さTHに形成
されているので、トラクションの低下及び突 起5の破損
を防止しながら石噛み込み防止効果を高くすることがで
きる。
【図1】本発明の第1実施例を示す要部の断面側面図で
ある。
ある。
【図2】同断面正面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す要部の断面側面図で
ある。
ある。
【図5】同断面正面図である。
【図6】同平面図である。
【図7】本発明の第3実施例を示す要部の断面側面図で
ある。
ある。
【図8】同断面正面図である。
【図9】同平面図である。
【図10】本発明の第4実施例を示す平面図である。
【図11】本発明の実験例を説明するための平面図であ
る。
る。
【図12】同断面正面図である。
1 タイヤ 2 トレッド部 3 ショルダ部 4 ラグ溝 4A 底面 5 突起 S トレッドセンタ ML ラグ溝長さ TL 突起長さ MH ラグ溝深さ TH 突起高さ MW ラグ溝幅 TW 突起幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60S 1/68 B60C 11/04 - 11/08
Claims (4)
- 【請求項1】 トレッド部(2)の左右ショルダ部
(3)からトレッドセンタ(S)側にかけて袋小路状の
ラグ溝(4)が周方向間隔をおいて多数形成され、この
ラグ溝(4)の底に底面(4A)から隆起し且つトレッ
ドセンタ(S)側からサイド側へ漸次低くなる突起
(5)が形成されており、この突起(5)はラグ溝
(4)のトレッドセンタ(S)側端部からラグ溝長さ
(ML)の2割以上の長さ(TL)に形成され、且つ突
起(5)のトレッドセンタ(S)側端部がラグ溝底面
(4A)からラグ溝深さ(MH)の1〜4割の高さ(T
H)に形成されていることを特徴とするタイヤの石噛み
込み防止構造。 - 【請求項2】 前記突起(5)はラグ溝底面(4A)の
溝幅方向中央に形成されていることを特徴とする請求項
1に記載のタイヤの石噛み込み防止構造。 - 【請求項3】 前記突起(5)はラグ溝底面(4A)の
溝幅方向両側に離れて一対形成されていることを特徴と
する請求項1に記載のタイヤの石噛み込み防止構造。 - 【請求項4】 前記突起(5)はラグ溝(4)の長手方
向に連続又は断続して形成されていることを特徴とする
請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤの石噛み込み防
止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4087227A JP3041128B2 (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | タイヤの石噛み込み防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4087227A JP3041128B2 (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | タイヤの石噛み込み防止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05286419A JPH05286419A (ja) | 1993-11-02 |
JP3041128B2 true JP3041128B2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=13908989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4087227A Expired - Fee Related JP3041128B2 (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | タイヤの石噛み込み防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3041128B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101463170B (zh) * | 2008-12-31 | 2011-12-28 | 江苏双星彩塑新材料股份有限公司 | 一种宽幅聚氯乙烯收缩膜及其生产设备、制造工艺 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4368978B2 (ja) * | 1999-07-29 | 2009-11-18 | 株式会社ブリヂストン | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
US6601624B2 (en) * | 2001-07-11 | 2003-08-05 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Tread groove noise diffusers |
US7980281B2 (en) | 2006-10-02 | 2011-07-19 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Pneumatic tire with tread having protruding stripe in groove bottom and tire mold for making the tire |
JP5044291B2 (ja) * | 2007-06-04 | 2012-10-10 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
BRPI0722333A2 (pt) | 2007-12-21 | 2014-04-08 | Michelin Soc Tech | Banda de rodagem |
JP5435877B2 (ja) * | 2008-01-31 | 2014-03-05 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
JP5759291B2 (ja) * | 2011-07-14 | 2015-08-05 | 株式会社ブリヂストン | 建設車両用の空気入りラジアルタイヤ |
KR102136816B1 (ko) * | 2018-10-26 | 2020-07-23 | 넥센타이어 주식회사 | 공기입 타이어 |
-
1992
- 1992-04-08 JP JP4087227A patent/JP3041128B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101463170B (zh) * | 2008-12-31 | 2011-12-28 | 江苏双星彩塑新材料股份有限公司 | 一种宽幅聚氯乙烯收缩膜及其生产设备、制造工艺 |
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