JP4033350B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、空気入りタイヤに関し、より詳しくはアイス路面上の性能向上に関する。
従来、スタッドタイヤにおいて、トレッド面に多数のサイプを刻みアイス性能を高めてきた。さらに、トレッドのショルダー部を丸みが帯びた形状(ラウンドショルダー)ではなく、図1に示すように、トレッド1とバットレス部10により接地端2が角張った形状(スクエアショルダー)にして横方向のエッジ効果を高めて、アイス性能を向上させてきた。
また、前後方向のエッジ効果を高めるために、タイヤ周方向に連なる主溝の側壁に溝底方向に徐々にその高さが増大する突起を設けたタイヤがある。例えば、特許文献1に記載された空気入りタイヤが知られている。
公開特許公報2000−280713号
かかる従来の空気入りタイヤにおいては、横滑りなどの横方向の負荷に対して、スクエアショルダーの横方向のエッジ効果が働く。しかし、制動時や駆動時における前後方向の負荷が働く場合、スクエアショルダーによるエッジ効果が期待できないという問題があった。上述の従来技術の突起を設けたタイヤでは、摩耗初期段階において、突起の高さが十分ではない。そのため、十分な前後方向のエッジ効果を得ることができず、制動性能などは向上しなかった。
したがって、本発明の目的は、摩耗初期段階から制動性能及び駆動性能などのアイス性能を向上させることにある。
上記課題を解決するため、鋭意検討した結果、本願発明は、トレッドに溝が刻まれ、ブロック及び/又はリブが区画された空気入りタイヤにおいて、
前記トレッドの接地端よりタイヤ幅方向に刻まれ、タイヤ回転軸に向かって延びる複数の細溝がバットレス部に刻まれ
前記細溝の幅が0.5mm〜2.0mmであり、かつ、前記細溝の間隔が0.5mm〜2.0mmであり、前記細溝の深さが0.5mm〜2.0mmである空気入りタイヤとした。
複数の細溝が刻まれているので、細溝に挟まれたタイヤ回転軸に向かって延びる突起が形成される。前記突起の側壁(細溝の側壁)が地面に接地することにより前後方向のエッジ効果を発揮することができる。その結果、制動性能や駆動性能が向上する。また、ショルダー部の形状は限定されないが、スクエア形状であれば細溝が刻まれていない部分による横方向のエッジ効果も維持される。
なお、細溝は、少なくともスタッドレスの使用限界(溝深さの50%)まで刻まれていることが好ましい。また、細溝は、タイヤ回転軸に向かって真っ直ぐ伸びていてもよく、斜めに延びていてもよい。
細溝の幅が0.5mm未満であると、隣接する細溝の側壁の間隔が狭くなり、側壁が十分に接地しなくなるので、エッジ効果を十分に得ることができない。細溝の間隔、すなわち、細溝により形成される突起の幅が0.5mm未満であると、突起の剛性が低下し、突起が低く動きやすくなり、接地性が悪化しアイス性能が低下する。また、細溝の幅や細溝の間隔が2.0mmを超えると、単位長さ当たりに形成される突起の数が少なくなるので、エッジ効果を十分に得ることができない。
細溝の深さが0.5mm未満であると、接地する側壁が短いので、エッジ効果を十分に得ることができない。また、細溝の深さが2.0mmを超えると、剛性が低く動きやすくなり、接地性が悪化しアイス性能が低下する。
本願発明は、更に前記細溝同士をタイヤ周方向に連結する連結部を備えた空気入りタイヤとした。
連結部により細溝同士、すなわち、突起同士がタイヤ周方向に連結されているので、突起のタイヤ周方向の剛性が高められる。その結果、アイス性能が低下することがない。また、縁石などによる接触から細溝を保護することができる。なお、連結部は、突起と同じ高さまたは突起より隆起していることが好ましい。
本発明の空気入りタイヤは、接地端よりタイヤ幅方向に刻まれ、タイヤ回転軸に向かって延びる複数の細溝がバットレス部に刻まれた構造としている。したがって、前記細溝の側壁により前後方向のいずれの方向に対してもエッジ効果を発揮する。その結果、制動性能及び駆動性能が向上する。
以下、図面を用いて、本発明に係る空気入りタイヤの実施形態を説明する。図2は、本発明に係る空気入りタイヤのトレッドのショルダー部を示す斜視図で、角張ったスクエア形状を有した、ブロックのショルダー部を示している。接地端2よりバットレス部10に、タイヤ回転軸に向かう方向Aに延びる複数の細溝3が刻まれ、細溝3に挟まれた突起4が形成されている。
タイヤ幅方向Bが深さ方向となるように細溝3は刻まれている。したがって、図示するタイヤ周方向Rに対して、突起4の踏み込み側側壁4aのエッジ効果により、アイス路面上の駆動性能が向上する。また、突起4の蹴り出し側側壁4bのエッジ効果により、アイス路面上の制動性能が向上する。さらに、残存しているスクエアショルダー2aにより、横方向のエッジ効果が発生し、その結果、アイス路面上の旋回性能が維持される。
細溝3の幅w1は0.5mm〜2.0mmが好ましく、細溝3の間隔w2は0.5mm〜2.0mmが好ましい。細溝の幅w1が0.5mm未満であると、隣接する細溝3の側壁4a、4bの間隔が狭くなり、側壁4a、4bが十分に接地しなくなるので、エッジ効果を十分に得ることができない。細溝3の間隔、すなわち、細溝3により形成される突起4の幅w2が0.5mm未満であると、突起4の剛性が低下し、突起4が動きやすくなり、接地性が悪化しアイス性能が低下する。また、細溝3の幅w1や細溝の間隔w2が2.0mmを超えると、単位長さ当たりに形成される突起4の数が少なくなるので、エッジ効果を十分に得ることができない。
また、細溝3の深さdは、0.5mm〜2.0mmが好ましい。細溝3の深さdが0.5mm未満であると、接地する側壁4a、4bが短いので、エッジ効果を十分に得ることができない。また、細溝の深さdが2.0mmを超えると、剛性が低く動きやすくなり、接地性が悪化しアイス性能が低下する。
また、図3に示すように、細溝3の幅w1が溝底に向かって狭くなり、突起4が断面略台形形状とすることもできる。このような形状であると、突起4の前後方向の剛性が高くなるので、エッジ効果が高められる。
図4は、細溝3同士を連結する連結部6を備えた例を示す。連結部6により細溝3同士、すなわち、突起4同士がタイヤ周方向Rに連結されているので、突起4のタイヤ周方向Rの剛性が高められる。その結果、前後方向のエッジ効果を損なうことなく、アイス性能が低下することがない。また、縁石などによる接触から細溝3や突起4を保護することができる。
連結部6は図示したジグザグ形状のほか、タイヤ周方向Rに延びる帯状形状などであってもよく、細溝3の一部のみを連結してもよい。なお、連結部6は、突起4と同じ高さまたは、図示したように突起4より隆起していることが好ましい。
以上、ブロックパターンのショルダー部について説明したが、一部のブロックのショルダー部にのみ細溝を刻むこともでき、ラウンドショルダーであっても細溝を刻み、アイス性能を向上できる。また、リブパターンやリブ・ラグパターンであっても、ショルダー部に細溝を刻み、同様にアイス性能を向上することができる。
実施例及び比較例として本発明に係る空気入りタイヤを、従来例として細溝を備えていない空気入りタイヤをそれぞれ試作して、国産2000cc前輪駆動乗用車にタイヤを装着して性能評価を行った。図5に示すように、実施例及び比較例のパターンは、主溝11と横溝12に区画されたブロック13を備え、ブロック13にはサイプ14が刻まれている。従来例のパターンは、細溝が刻まれていないこと以外は実施例と同様のパターンである。タイヤサイズは、205/65R15で、細溝の寸法は表1に示す通りである。
アイス制動はアイス路面上で40km/hからフルロックの制動距離の逆数で、アイス駆動は、アイス路面上で停止状態から30mまでの到達時間の逆数で、アイス旋回はレムニスケート曲線(8の字)のアイス路面のラップライムの逆数である。いずれも新品時における評価で、従来例を100とした指数で表し、指数が大きいほど性能がよいことを示す。表1に示す結果によれば、本発明に係る空気入りタイヤでは、アイス制動性能及びアイス駆動性能が向上し、アイス旋回性能が維持されている。
Figure 0004033350
従来の空気入りタイヤのトレッドのショルダー部を示す斜視図である。 本発明に係る空気入りタイヤのトレッドのショルダー部を示す斜視図である。 本発明に係る空気入りタイヤのトレッドのショルダー部の他の実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る空気入りタイヤのトレッドのショルダー部の他の実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る空気入りタイヤの実施例のパターン展開図を示す図である。
符号の説明
1 トレッド
2 接地端
3 細溝
4 突起
6 連結部

Claims (3)

  1. トレッドに溝が刻まれ、ブロック及び/又はリブが区画された空気入りタイヤにおいて、
    前記トレッドの接地端よりタイヤ幅方向に刻まれ、タイヤ回転軸に向かって延びる複数の細溝がバットレス部に刻まれ
    前記細溝の幅が0.5mm〜2.0mmであり、かつ、前記細溝の間隔が0.5mm〜2.0mmであり、前記細溝の深さが0.5mm〜2.0mmである空気入りタイヤ。
  2. 前記細溝の幅が溝底に向かうにつれ狭くなり、前記細溝に挟まれた突起の断面形状が台形である請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記細溝同士をタイヤ周方向に連結する連結部を備えた請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
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