JP2816102B2 - 断熱耐火パネルの製造方法と装置 - Google Patents

断熱耐火パネルの製造方法と装置

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JP2816102B2 JP19694494A JP19694494A JP2816102B2 JP 2816102 B2 JP2816102 B2 JP 2816102B2 JP 19694494 A JP19694494 A JP 19694494A JP 19694494 A JP19694494 A JP 19694494A JP 2816102 B2 JP2816102 B2 JP 2816102B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、断熱耐火パネルの製造
方法と装置に関し、詳しくは、金属外皮間に無機質芯材
を充填させた断熱耐火パネルを連続生産するのに、形成
された長尺パネル体を先行のパネル体部分と後続のパネ
ル体部分とに切断をおこない、そして、この切断位置に
おけるパネル端部箇所において無機質芯材を除去し、そ
してこの位置における金属外皮を折り曲げて無機質芯材
の側端面に対向させる生産装置において、一本化したラ
イン内において側端片の折り曲げもおこなえ、折り曲げ
ラインを別ラインにするのを回避し、装置の簡素化を図
るとともに生産性を高めようとする技術に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、金属外皮間に無機質芯材を充填す
る断熱耐火パネルの製造は、上下の金属外皮を連続して
送り出し、このような金属外皮間に無機質芯材を充填し
て保持させて長いパネル体を生産し、その後、長尺パネ
ル体を先行のパネル体部分と後続のパネル体部分とに切
断手段にて切断し、そして、この切断位置において、こ
の切断位置よりも前後に離れた位置にまでに至って無機
質芯材を除去し、そして、このような生産ラインとは別
に、折り曲げラインを構成し、この折り曲げラインにお
いて、上下の金属外皮を折り曲げ、無機質芯材の側端面
に側端片として当接させるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このよう
に、生産ラインにおいて、無機質芯材の充填工程、パネ
ル体の切断工程及び、この切断位置において金属外皮間
の無機質芯材の除去をおこなう除去工程を連続したライ
ン構成にし、そして、このようなライン構成とは別に、
折り曲げラインを構成し、この折り曲げラインにおい
て、パネル体の端部における上下の金属外皮を折り曲げ
るのであり、このような構成においては、ラインが二系
統になり、構成並びに工程が複雑になり、生産性が大き
く低下するなどという問題があった。
【0004】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、金属外皮間に無
機質芯材を充填させた断熱耐火パネルを連続生産するの
に、形成した長尺パネル体を先行のパネル体部分と後続
のパネル体部分とに切断をおこない、そして、この切断
位置におけるパネル端部仕上げ箇所における無機質芯材
の除去をおこない、この位置における金属外皮を折り曲
げて無機質芯材の側端面に側端片として対向させる生産
装置において、一本のライン構成にしながら側端片の折
り曲げもおこなえ、折り曲げラインを別ラインにするの
を回避し、装置を簡素化し、生産性を高めることができ
る断熱耐火パネルの製造方法と装置を提供しようとする
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1においては、上
下の金属外皮a,b間に無機質芯材c・・を充填させた
断熱耐火パネルの製造方法であって、上下の金属外皮
a,bを連続して送り出し、上下の金属外皮a,bを近
接させて金属外皮a,b間に無機質芯材cを充填して長
尺パネル体Bを形成し、その後、長尺パネル体Bを先行
のパネル体部分イと後続のパネル体部分ロとに切断分離
し、これらパネル体部分イ,ロの切断位置Lよりも前後
に離れた切除位置Rにまで金属外皮a,b間の無機質芯
材cを除去し、無機質芯材cが除去された先行のパネル
体部分イをそれまでのライン速度よりも高速で搬送して
後続のパネル体部分ロよりも前方位置において位置決め
し、その後、金属外皮bを無機質芯材cが除去された位
置Pにおいて折り曲げて無機質芯材cの側端面に側端片
42として対向させることを特徴とするものである。
【0006】請求項2においては、上下の金属外皮a,
b間に無機質芯材c・・を充填させた断熱耐火パネルの
製造装置であって、上下の金属外皮a,bを連続して送
り出す送り出し装置2と、上下の金属外皮a,bを近接
させて金属外皮a,b間に無機質芯材cを充填する手段
と、形成された長尺パネル体Bを先行のパネル体部分イ
と後続のパネル体部分ロとに切断分離する切断手段43
と、上記先行のパネル体部分イと後続のパネル体部分ロ
との切断位置Lよりも前後に離れた切除位置Rにまで金
属外皮a,b間の無機質芯材cを除去する除去手段と、
上記無機質芯材cが除去された先行のパネル体部分イを
それまでのライン速度よりも高速で搬送して後続のパネ
ル体部分ロよりも前方位置において位置決めする搬送位
置決め手段60と、その位置決め位置において金属外皮
bを折り曲げて無機質芯材cの側端面に側端片42とし
て対向させる折り曲げ手段45とを備えて成ることを特
徴とするものである。
【0007】
【作用】請求項1においては、上下の金属外皮a,b間
に無機質芯材cを充填させて長尺パネル体Bを製造する
充填工程、長尺パネル体Bを先行のパネル体部分イと後
続のパネル体部分ロとに切断する切断工程及び、切断位
置において無機質芯材cを除去する除去工程における一
連のラインの搬送速度に比べて、上記無機質芯材cを除
去したパネル体部分イを高速で折り曲げ手段45の位置
にまで搬送する。連続送りがなされる後続のパネル体部
分ロとは前方に離した状態で、パネル体部分イを位置決
めする。そしてこのパネル体部分イの金属外皮bの端部
を側端片42として折り曲げる。パネル体部分イを停止
してその端部の金属外皮bを折り曲げる折り曲げ工程を
も一連のラインに組み込む。ラインを一本化でき、製造
装置を簡素化する。生産性を大幅に高める。
【0008】請求項2においては、上下の金属外皮a,
b間に無機質芯材cを充填させて長尺パネル体Bを製造
する充填工程、長尺パネル体Bを先行のパネル体部分イ
と後続のパネル体部分ロとに切断する切断工程及び、切
断位置において無機質芯材cを除去する除去工程におけ
る一連のラインの搬送速度に比べて、無機質芯材cを除
去したパネル体部分イを高速で折り曲げ手段45の位置
にまで搬送する。連続送りされる後続のパネル体部分ロ
とは前方に離した状態で、パネル体部分イを位置決めす
る。そして、このパネル体部分イの金属外皮bの端部を
側端片42として折り曲げる。パネル体部分イを停止し
てその端部の金属外皮bを折り曲げる折り曲げ工程をも
一連のラインに組み込む。ラインを一本化して、製造装
置を簡素化する。生産性を大幅に高める。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。図1及び図2は断熱耐火パネルAの生産ラインの説
明図を示していて、生産ラインの始端部には、送り出し
装置2としての上下にアンコイラー2a,2bが設けら
れ、上のアンコイラー2aから供給されるフープ材の上
の金属外皮aは搬送途中に設けられた第1の折り曲げ装
置3にて幅方向の両側端部がロール成形される。その成
形形状は図6及び図7に示す。また、下のアンコイラー
2bから供給されるフープ材の下の金属外皮bには、そ
の幅方向の両端部で送り始端部に設けられた打抜き部9
において打抜き孔8a,8bが打抜かれる。このような
打抜き孔8a,8bは図4に示すように、先行のパネル
体部分イと後続のパネル体部分ロの切断分離に利用さ
れ、そして、ラインの切断位置において、後述のよう
に、下の金属外皮bの折り曲げ仕上げをおこなうもので
ある。
【0010】下の金属外皮bの搬送途中には、二箇所に
わたって折り曲げ装置3,3が配備され、これら折り曲
げ装置3,3にて後述する芯材を保持する芯材保持用の
端部保持片1,1がロール成形される。この端部保持片
1はパネルの接続のためのパネル接続片1aになるもの
である。その成形形状は、図3(a)(b)に示す。こ
れらの折り曲げ装置3,3の下流側に接着剤の部分塗布
装置10が配設され、この部分塗布装置10にて下の金
属外皮bのパネルの幅方向の両端部に接着剤が部分的に
塗布される。部分塗布装置10の下流側には、パネルの
幅方向の両端部に挿入部21が配設され、挿入部21に
おいて、珪酸カルシウムにて形成された硬質の無機質芯
材c,cが挿入されるようにしてある。無機質芯材c
は、パネルの幅方向の中央部に配されるロックウール材
の無機質繊維材dと、パネルの幅方向の両端部に配され
る珪酸カルシウムの無機質材eとから構成されるもので
ある。しかして、部分塗布装置10にて接着剤が下の金
属外皮bの幅方向の両端部に塗布され、その塗布箇所に
金属外皮bの送り方向に長い短冊状の珪酸カルシウムの
無機質材e,eが装填され、接着することができるよう
にしてある。
【0011】珪酸カルシウムの挿入部21の後方には装
填装置4が配設され、パネルの幅方向の両端部の珪酸カ
ルシウムの無機質材e,eの間にロックウール材にて形
成された無機質芯材c・・を装填させることができるよ
うにしてある。このようなロックウールの無機質繊維材
d・・を珪酸カルシウムの無機質材e,e間に装填させ
る装填装置4は、無機質繊維材dの繊維方向をパネルの
厚さ方向に設定して金属外皮a,b間に装填させるもの
であり、以下その構成を詳述する。
【0012】図8に示すように、ロックウールを短冊状
に切断する切断装置6は、その始端部に受入れ用のロー
ラコンベヤ11が配設されて、板状の無機質繊維板Dを
積み重ねて待機させるようにしてある。ローラコンベヤ
11の終端部には、移載機12が配置され、ローラコン
ベヤ11から移載された一枚の無機質繊維板Dを移動送
りすることができるようにしてある。移載機12の移送
方向の終端部には、切断装置6の主要部を構成するスリ
ッター13が配設され、スリッター13にてその繊維方
向が金属外皮a,bの送り方向とは直交する水平横方向
に向けられた無機質繊維板Dをその繊維方向とは直交す
る方向に分断し、数本の短冊状の無機質繊維材d・・を
切断分離することができるようにしてある。
【0013】スリッター13の下流部には、ストッパー
14を備えたコンベヤ61が配設され、ストッパー14
にて受けられた短冊状の無機質繊維材d・・を矢印ヘに
示すように、生産ラインに対して略直交する水平横方向
に移送することができるようにしてある。コンベヤ61
の終端部には反転装置7が配置され、この反転装置7に
おいては、コンベヤ61にて移送される短冊状の無機質
繊維材dの各々を例えば反転バー15の回転にて無機質
繊維材dを90°回転させて、その繊維方向を上下方向
に向くようにしてある。
【0014】反転装置7に隣接させて、送りコンベヤ1
6、サイドガイド22、昇降ストッパー23が設けら
れ、送りコンベヤ16にて、その繊維方向を上下方向に
なされた数本(実施例では5本)の短冊状の無機質繊維
材d・・をまとめて送り込みコンベヤ17に移すことが
できるようにしてある。送り込みコンベヤ17は、水平
部分18と傾斜部分19とから構成され、まとめられた
数本の無機質繊維材d・・を生産ラインの上方で、かつ
生産ラインに沿って下流側に移送し、そして、傾斜部分
19において流下状態にしながら、生産ラインにおいて
連続的に送られている下の金属外皮bの上で、既に接着
剤にて取着されている珪酸カルシウムの無機質材e,e
間に装填することができるようにしてある。この場合、
無機質材e・・の先端は先行の無機質材e・・に当接さ
せて、詰め込むことができるようにしてある。このよう
な詰め込みにて、パネルの幅方向において、無機質繊維
材d,d同士の突き合わせ縁20が一直線状に揃うのを
回避し、突き合わせ縁20をずらすことで、製品におい
て曲げ強度の弱い部分が生じるのを回避するようにして
ある。
【0015】このようなロックウールの無機質繊維材d
の下の金属外皮bへの挿入箇所の上流部には、接着剤塗
布装置24が配設されていて、上下の金属外皮a,bの
上下両面に予め接着剤を塗布することができるようにし
てある。図9に示すように、接着剤塗布装置24は、塗
布ノズル25を搬送される金属外皮bに当接させた場合
に、ノズル孔25から所定圧力にて噴出される接着剤の
噴出圧を受けて塗布ノズル25を金属外皮bから若干後
退させて金属外皮bに対して僅かな隙間Eを形成する塗
布ノズル保持手段27と、塗布ノズル25の表面に形成
されていて、上記隙間における接着剤を均一に均して接
着剤を金属外皮bに面状に塗布するロール状の均し部2
8とを備えている。図中29はシリンダー、30はスプ
リング、31は受ロールである。
【0016】このような接着剤塗布装置24によれば、
塗布ノズル25を上または下の金属外皮bに当接させ、
ノズル孔26から噴出される接着剤が金属外皮b及び受
ロール31にて受けられることに起因する受圧力にて、
塗布ノズル25が金属外皮bから後退し、金属外皮bと
の間に噴出圧に起因する所定の隙間Eを形成する。この
ような隙間Eにおいてノズル孔26から噴出された接着
剤を塗布ノズル25に形成されたロール状の均し部28
において面状にかつ隙間Eに相当する厚みにおいて均し
て金属外皮bに塗布する。また、上の金属外皮aにも同
様にして接着剤が塗布される。このように、接着剤を噴
出する圧力に起因する受圧力にて塗布ノズル25を金属
外皮a,bから後退させて隙間Eを形成し、このような
隙間Eにおいて接着剤を面状に均して金属外皮a,bに
塗布することで、搬送される上下の金属外皮a,bの裏
面においても良好に塗布することができるのである。そ
して、ノズル孔26から接着剤を噴出する圧力を変更す
ることで、接着剤を金属外皮a,bに噴出することに起
因して、塗布ノズル25が金属外皮a,bから離れる隙
間Eを変更し、接着剤の厚みの設定を容易に変更するも
のである。このような接着剤塗布装置24は種々設計変
更可能である。
【0017】接着剤塗布装置24の下流部にはガイドロ
ール(図示せず)が設けられ、このガイドロールの下流
部には、成形装置5として、上成形型34と、下成形型
35とをコンベヤ状に回動自在にしたダブルコンベヤ形
態に形成されている。このような成形装置5は種々設計
変更可能である。成形装置5の下流部には、切断手段4
3としての丸のこ形態の切断機36が配設されて、図3
(a)及び図13(a)における切断位置Lにて、上下
の丸のこ39,40にて上下の金属外皮a,b及び無機
質芯材c・・の切断をおこなうのである。さらに、図3
(a)及び図13(c)に示すように、切断除去手段4
4として一対の丸のこ41,41が配されて、上記切断
位置Lより前後に入り込んだ位置Rにおいて、上の金属
外皮a及び無機質芯材c・・を下の金属外皮bに至らな
いように切断し、除去することができるようにしてある
(図13(d)参照)。このような無機質芯材c・・の
不要部分の除去に際しては、予め離型剤の塗布が塗布装
置46にて打抜き孔8a,8b間の全域ホにおいておこ
なわれていて、不要部分の除去を容易におこなえるよう
になされている。この場合、離型剤に代えて離型紙を貼
着してもよいものである。そして、不要部分の無機質芯
材c・・が除去されて残された金属外皮a,bの端部部
分をラインに組み込まれた端面折り曲げ機37にて図4
のX寸法でその幅を示す側端片42を無機質芯材cが除
去された位置Pにおいて折り曲げ、断熱耐火パネルAを
得るのであり、そして、送り出しローラコンベヤ38に
てその製品を送り出すのである。図中ハ、ニ部は丸のこ
41,41による除去部分を示している。
【0018】ところで、側端面42を折り曲げる折り曲
げ手段45としての折り曲げ械37は、図11に示すよ
うに、生産ランイ内に組み込まれて、切断されたパネル
体Cの前後端部において側端片42を折り曲げることが
できるようにしてある。以下その構成を詳述する。前後
のコンベヤ47a,47b間には位置決め用のプッシャ
ー49と送りコンベヤ50を備えた昇降部48がシリン
ダー51にて昇降自在に配設されている。プッシャー4
9はシリンダー52にて前後位置が変更可能に構成され
ている。しかして、所定寸法に切断され、その端部にお
いて無機質芯材cが必要量だけ除去されたパネル体Cが
コンベヤ47aの終端部に搬送されると、シリンダー5
1にて昇降部48が上昇され、そして、シリンダー52
にてプッシャー49が移動されてパネル体Cの前端部に
当接して、パネル体Cの位置決めをおこなうことができ
るようにしてある。この場合、パネル体Cの側端部位置
も位置決めされるものである。
【0019】昇降部48の前後部で、その下部にはベン
ダー58が配され、シリンダー53の伸長にて固定板5
4に対して先端の曲片55をヒンジにおいて折り曲げる
ことができるようにしてある。そしてベンダー58の上
部には、クランパー56と押さえ具57とが昇降自在に
配設されている。しかして、プッシャー49にて位置決
めされたパネル体Cの前端部は、下降されたクランパー
56にて押さえられて保持され、そして、押さえ具57
が下降して、押さえ具57が下の金属外皮bの折り曲げ
位置Pを押さえ、そして、ベンダー58のシリンダー5
3が伸長して曲片55をヒンジにおいて折り曲げて、下
の金属外皮bを折り曲げて側端片42を無機質芯材cの
側端面に若干の隙間を形成して側端片42を対向させる
ことができるようにしてある。このような隙間は断熱耐
火パネルA,Aの接続に利用するものである。図中62
は、断熱耐火パネルA,Aを接続する接続金具を示して
いる。そして、63はコーキング剤、64はセラミック
ファイバーのような断熱材である。
【0020】ところで、金属外皮a,bの送り出し装置
2の送り出し速度、上下の金属外皮a,b間に無機質芯
材c・・を充填するダブルコンベア33の成形装置5の
搬送速度など、切断手段43までのライン速度は、約3
m/min程度で、そして、切断手段43にて切断され
た後、切断位置Lの無機質芯材cが除去されたパネル体
部分イは、送りコンベヤにて約40m/min程度の高
速で折り曲げ手段45まで持ち込まれ、折り曲げ手段4
5において、パネル体Cを停止させて緩速度で折り曲げ
がおこなわれるのである。
【0021】図14は他の実施例を示していて、同図
(a)乃至(d)の工程は図13に示す工程と同じであ
り、そして図14(e)に示す斜線部分トをカッターナ
イフのような除去手段(図示せず)にて切断除去するの
である。この斜線部分トにおける無機質芯材cの除去
は、掻き取り具をパネルの厚さ方向に駆動移動させて、
無機質芯材cの除去を自動化させてもよいものである。
【0022】この場合、上下の金属外皮a,bに一連に
なっている側端片42,42を折り曲げるのに、上記押
さえ具57が下降して、上の金属外皮aの側端片42を
折り曲げて無機質芯材cの側端面に当接させ、そして、
押さえ具57が下の金属外皮bの折り曲げ位置Pを押さ
え、そして、ベンダー58のシリンダー53が伸長して
曲片55をヒンジにおいて折り曲げて、下の金属外皮b
を折り曲げて側端片42を無機質芯材cの側端面に当接
させることができるようにしてある。この場合、下の金
属外皮bの側端片42は無機質芯材cに隙間なく当接す
るのである。
【0023】ところで、製品としての断熱耐火パネルA
は、下の金属外皮bが使用状態において表面に向けられ
るのであり、この表面としてなる金属外皮bの側端片4
2は裏面となる側端片42よりは長くて、断熱耐火パネ
ルAの側端部の耐火性を高めている。図15(a)はさ
らに他の実施例を示していて、上の金属外皮aの側端片
42は無機質芯材cに当接させるが、下の金属外皮bの
側端片42は若干の隙間をあけて対向させるようにした
ものである。そして、同図(b)に示すように、連結金
具62にて断熱耐火パネルA,Aを接続するのである。
同図(c)はさらに他の実施例を示していて、下の金属
外皮bの側端片42を無機質芯材cに当接するようにし
たものである。
【0024】
【発明の効果】請求項1においては、上下の金属外皮間
に無機質芯材を充填させた断熱耐火パネルの製造方法で
あって、上下の金属外皮を連続して送り出し、上下の金
属外皮を近接させて金属外皮間に無機質芯材を充填して
長尺パネル体を形成し、その後、長尺パネル体を先行の
パネル体部分と後続のパネル体部分とに切断分離し、こ
の切断位置よりも前後に離れた切除位置にまで金属外皮
間の無機質芯材を除去し、無機質芯材が除去された先行
のパネル体部分をそれまでのライン速度よりも高速で搬
送して後続のパネル体部分よりも前方位置において位置
決めし、その後、金属外皮を無機質芯材が除去された位
置において金属外皮を折り曲げて無機質芯材の側端面に
側端片として対向させるから、上下の金属外皮間に無機
質芯材を充填させて長尺パネル体を製造する充填工程、
長尺パネル体を先行のパネル体部分と後続のパネル体部
分とを切断する切断工程及び、切断位置において無機質
芯材を除去する除去工程における一連のラインの搬送速
度に比べて、上記無機質芯材を除去したパネル体を高速
で折り曲げ手段の位置にまで搬送し、連続送りがなされ
る後続のパネル体部分とは前方に離した状態で、パネル
体部分を位置決めして金属外皮の端部を側端片として折
り曲げることができ、しかして、パネル体部分を停止し
てその端部の金属外皮を折り曲げる折り曲げ工程をも一
連のラインに組み込むことができ、ラインを一本化で
き、製造装置を簡素化でき、生産性を大幅に高めること
ができるという利点がある。
【0025】請求項2においては、上下の金属外皮間に
無機質芯材を充填させた断熱耐火パネルの製造装置であ
って、上下の金属外皮を連続して送り出す送り出し装置
と、上下の金属外皮を近接させて金属外皮間に無機質芯
材を充填する手段と、形成された長尺パネル体を先行の
パネル体部分と後続のパネル体部分とに切断分離する切
断手段と、上記先行のパネル体部分と後続のパネル体部
分との切断位置よりも前後に離れた切除位置にまで金属
外皮間の無機質芯材を除去する除去手段と、上記無機質
芯材が除去された先行のパネル体部分をそれまでのライ
ン速度よりも高速で搬送して後続のパネル体部分よりも
前方位置において位置決めする搬送位置決め手段と、そ
の位置決め位置において金属外皮を折り曲げて無機質芯
材の側端面に側端片として対向する折り曲げ手段とを備
えているから、上下の金属外皮間に無機質芯材を充填さ
せて長尺パネル体を製造する充填工程、長尺パネル体を
先行のパネル体部分と後続のパネル体部分とを切断する
切断工程及び、切断位置において無機質芯材を除去する
除去工程における一連のラインの搬送速度に比べて、無
機質芯材を除去したパネル体部分を高速で折り曲げ手段
の位置にまで搬送し、連続送りがなされる後続のパネル
体部分とは前方に離した状態で、パネル体部分を位置決
めして金属外皮の端部を側端片として折り曲げることが
でき、しかして、パネル体部分を停止してその端部の金
属外皮を折り曲げる折り曲げ工程をも一連のラインに組
み込むことができ、生産性を大幅に高めることができる
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の生産ラインを示す概略説明
図である。
【図2】同上の生産ラインを示す概略説明図である。
【図3】(a)(b)は下の金属外皮の幅方向の端部に
おける曲げ形状を示す破断斜視図である。
【図4】同上の金属外皮に形成された打抜き孔を示す破
断斜視図である。
【図5】(a)は同上の下の金属外皮の曲げ形状と打ち
抜き孔との関係を示す斜視図、(b)は同上の打ち抜き
孔の平面図である。
【図6】同上の断熱耐火パネルの端部斜視図である。
【図7】同上の断熱耐火パネルの接合状態の断面図であ
る。
【図8】同上の無機質芯材の装填装置を示し、(a)は
動作を説明する概略平面図、(b)(c)(d)は部分
側面図である。
【図9】同上の接着剤の塗布作用を示し、(a)(b)
(c)は断面図である。
【図10】同上の切断装置を示し、(a)は概略側面
図、(b)は作用を示す説明図、(c)は上下の金属外
皮を切断する丸のこを示す正面図、(d)は上の金属外
皮及び無機質芯材を切断する丸のこを示す正面図であ
る。
【図11】同上の折り曲げ手段を示し、一部省略した概
略側面図である。
【図12】(a)(b)(c)は同上の折り曲げ作用を
示す説明図である。
【図13】同上の一実施例の生産工程を示し、(a)乃
至(f)は概略説明図である。
【図14】同上の他の生産工程を示し、(a)乃至
(g)は概略説明図である。
【図15】(a)(b)は同上のさらに他の生産工程を
示す概略説明図、(c)はさらに他の生産工程を示す概
略説明図である。
【符号の説明】
2 送り出し装置 42 側端片 43 切断手段 45 折り曲げ手段 60 搬送位置決め手段 a 金属外皮 b 金属外皮 c 無機質芯材 B 長尺パネル体 L 切断位置 R 切除位置 イ 先行のパネル体部分 ロ 後続のパネル体部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−122877(JP,A) 特開 昭53−83176(JP,A) 特開 平3−3733(JP,A) 特開 平7−10635(JP,A) 特開 平6−143065(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23P 15/00 B23P 21/00 302 B32B 5/18 E04B 1/94 E04C 2/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下の金属外皮間に無機質芯材を充填さ
    せた断熱耐火パネルの製造方法であって、上下の金属外
    皮を連続して送り出し、上下の金属外皮を近接させて金
    属外皮間に無機質芯材を充填して長尺パネル体を形成
    し、その後、長尺パネル体を先行のパネル体部分と後続
    のパネル体部分とに切断分離し、これらパネル体部分の
    切断位置よりも前後に離れた切除位置にまで金属外皮間
    の無機質芯材を除去し、無機質芯材が除去された先行の
    パネル体部分をそれまでのライン速度よりも高速で搬送
    して後続のパネル体部分よりも前方位置において位置決
    めし、その後、金属外皮を無機質芯材が除去された位置
    において折り曲げて無機質芯材の側端面に側端片として
    対向させることを特徴とする断熱耐火パネルの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 上下の金属外皮間に無機質芯材を充填さ
    せた断熱耐火パネルの製造装置であって、上下の金属外
    皮を連続して送り出す送り出し装置と、上下の金属外皮
    を近接させて金属外皮間に無機質芯材を充填する手段
    と、形成した長尺パネル体を先行のパネル体部分と後続
    のパネル体部分とに切断分離する切断手段と、上記先行
    のパネル体部分と後続のパネル体部分との切断位置より
    も前後に離れた切除位置にまで金属外皮間の無機質芯材
    を除去する除去手段と、上記無機質芯材が除去された先
    行のパネル体部分をそれまでのライン速度よりも高速で
    搬送して後続のパネル体部分よりも前方位置において位
    置決めする搬送位置決め手段と、その位置決め位置にお
    いて金属外皮を折り曲げて無機質芯材の側端面に側端片
    として対向させる折り曲げ手段とを備えて成ることを特
    徴とする断熱耐火パネルの製造装置。
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