JP2816100B2 - 断熱耐火パネルの製造方法と装置 - Google Patents

断熱耐火パネルの製造方法と装置

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JP2816100B2 JP19694294A JP19694294A JP2816100B2 JP 2816100 B2 JP2816100 B2 JP 2816100B2 JP 19694294 A JP19694294 A JP 19694294A JP 19694294 A JP19694294 A JP 19694294A JP 2816100 B2 JP2816100 B2 JP 2816100B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、断熱耐火パネルの製造
方法と装置に関し、詳しくは、金属外皮間に無機質芯材
を充填して長尺パネル体を形成し、この長尺パネル体を
送り方向とは直交する方向に切断し、その切断位置近傍
において無機質芯材の側端面に金属外皮に一連に連なっ
た部分を折り曲げて対向させる断熱耐火パネルの製造方
法と装置に関し、詳しくは、切断位置の特定を容易にお
こなえるようにしながら、切断箇所において金属外皮に
一連に連なる部分を折り曲げて無機質芯材の側端面に対
向させるのに、別途に金属外皮の切断作用を回避し、生
産性を大幅に高めようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属外皮間に無機質芯材を充填し
て長尺パネル体を形成し、この長尺パネル体を送り方向
とは直交する方向に切断し、その切断位置近傍において
無機質芯材の側端面に金属外皮に一連に連なった部分を
折り曲げて当接させる断熱耐火パネルを製造するのに、
その切断位置を特定するのが面倒であり、例えば、コン
ベヤの搬送速度を基準に切断位置を特定したり、或いは
所定長さの定規を使用するなどするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、従来におい
ては、断熱耐火パネルの長さを所定長さにして切断する
のが難しく、装置も複雑になるなどという問題があっ
た。しかも、側端片は金属外皮の幅に比べて幅狭になる
ものであり、その分、側端片の両端において金属外皮を
切断除去するのであり、このため別途に切断除去装置が
必要となり、装置が複雑となり、工程が増し、生産性も
低下するなどという問題があった。
【0004】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、切断位置の特定
を容易におこなえるようにしながら、切断位置近傍にお
いて金属外皮に一連に連なる部分を折り曲げて無機質芯
材の側端面に対向させるのに、別途に金属外皮を切断す
る作業を回避し、その装置を省き、装置を簡素化し、生
産性を大幅に高めることができる断熱耐火パネルの製造
方法と装置を提供しようとするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1においては、上
下の金属外皮a,bを連続して送り出し、上下の金属外
皮a,bの一方の金属外皮bの送り出し始端部において
金属外皮bの幅方向の両端部に打抜き孔8a,8bをそ
れぞれ形成し、上下の金属外皮a,bを近接させて金属
外皮a,b間に無機質芯材cを充填して長尺パネル体B
を形成し、その後、長尺パネル体Bを上記打抜き孔8
a,8bの前後中央部を結ぶ線上で無機質芯材cも含め
て切断し、この切断位置Lにおいて、上記打抜き孔8
a,8b間における上下の金属外皮a,b間の無機質芯
材cを除去し、その後、打抜き孔縁に沿う方向において
金属外皮bに一連になった部分を折り曲げて側端片42
として無機質芯材cの側端面に対向することを特徴とす
るものである。
【0006】請求項2においては、上記打抜き孔8a,
8b間の金属外皮a,b域に離型材を付設しておくこと
を特徴とするものである。請求項3においては、上下の
金属外皮a,bを連続して送り出す送り出し装置2と、
上下の金属外皮a,bの一方の金属外皮bの送り出し始
端部において金属外皮bの幅方向の両端部に打抜き孔8
a,8bを形成する打抜き部9と、上下の金属外皮a,
bを近接させて金属外皮a,b間に無機質芯材cを充填
して長尺パネル体Bを形成する成形装置5と、形成され
た長尺パネル体Bを上記打抜き孔8a,8bの前後中央
部を結ぶ線上で無機質芯材cも含めて切断する切断手段
43と、切断手段による切断位置Lにおいて、上記打抜
き孔8a,8b間における上下の金属外皮a,b間の無
機質芯材cを除去する除去手段と、上記打抜き孔8a,
8bの縁に沿う方向において金属外皮bに一連になった
部分を折り曲げて側端片42として無機質芯材cの側端
面に対向する折り曲げ手段45とを備えて成ることを特
徴とするものである。
【0007】請求項4においては、上記打抜き孔8a,
8b間の金属外皮a,b域に離型材を付設する離型材付
設手段46を備えて成ることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1においては、一方の金属外皮bの幅方
向の両端部の打抜き孔8a,8bを基準に切断をおこな
う。コンベヤの搬送速度から切断位置の割り出しをおこ
なったり、また、切断毎に定規を使用するようなことな
く、切断位置Lの特定が容易になる。切断位置Lの割り
出し装置の構成も簡素化する。一方の金属外皮bの幅方
向の両端部には予め打抜き孔8a,8bが打抜かれてい
て、無機質芯材cの側端面に対向させる側端片42のパ
ネルの幅方向の長さを短く切除するような切除作業を不
要にする。生産性を向上させる。装置を簡素化する。
【0009】請求項2においては、上記打抜き孔8a,
8b間の金属外皮a,b域に離型材を付設しておくこと
で、打抜き孔8a,8b間において除去すべき無機質芯
材cを容易に除去する。請求項3においては、一方の金
属外皮bの幅方向の両端部の打抜き孔8a,8bを基準
に切断手段43にて切断をおこなう。コンベヤの搬送速
度から切断位置Lの割り出しをおこなったり、また、切
断毎に定規を使用することがなく、切断位置Lの特定が
容易になる。切断位置Lの割り出し装置の構成も簡素化
する。一方の金属外皮bの幅方向の両端部には予め打抜
き部9にて打抜き孔8a,8bが打抜かれていて、無機
質芯材cの側端面に対向させる側端片42のパネルの幅
方向の長さを短く切除するような切除作業を不要にす
る。装置を簡素化する。 請求項4においては、離型材
付設手段により打抜き孔8a,8b間において離型材を
付設しておくことで、除去すべき無機質芯材cを容易に
除去する。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。図1及び図2は断熱耐火パネルAの生産ラインの説
明図を示していて、生産ラインの始端部には、送り出し
装置2としての上下にアンコイラー2a,2bが設けら
れ、上のアンコイラー2aから供給されるフープ材の上
の金属外皮aは搬送途中に設けられた第1の折り曲げ装
置3にて幅方向の両側端部がロール成形される。その成
形形状は図6及び図7に示す。また、下のアンコイラー
2bから供給されるフープ材の下の金属外皮bには、そ
の幅方向の両端部で送り始端部に設けられた打抜き部9
において打抜き孔8a,8bが打抜かれる。このような
打抜き孔8a,8bは図4に示すように、先行のパネル
体部分イと後続のパネル体部分ロの切断分離に利用さ
れ、そして、ラインの切断位置Lにおいて、後述のよう
に、下の金属外皮bの折り曲げ仕上げをおこなうもので
ある。
【0011】下の金属外皮bの搬送途中には、二箇所に
わたって折り曲げ装置3,3が配備され、これら折り曲
げ装置3,3にて後述する芯材を保持する芯材保持用の
端部保持片1,1がロール成形される。この端部保持片
1はパネルの接続のためのパネル接続片1aになるもの
である。その成形形状は、図3(a)(b)に示す。こ
れらの折り曲げ装置3,3の下流側に接着剤の部分塗布
装置10が配設され、この部分塗布装置10にて下の金
属外皮bのパネルの幅方向の両端部に接着剤が部分的に
塗布される。部分塗布装置10の下流側には、パネルの
幅方向の両端部に挿入部21が配設され、挿入部21に
おいて、無機質芯材c,cが挿入されるようにしてあ
る。ところで、無機質芯材cは、パネルの幅方向の中央
部に配されるロックウール材の無機質繊維材dと、パネ
ルの幅方向の両端部に配される珪酸カルシウムの無機質
材eとから構成されるものである。
【0012】しかして、部分塗布装置10にて接着剤が
下の金属外皮bの幅方向の両端部に塗布され、その塗布
箇所に金属外皮bの送り方向に長い短冊状の珪酸カルシ
ウムの無機質材e,eが装填され、接着することができ
るようにしてある。珪酸カルシウムの無機質材eを挿入
する挿入部21の後方には装填装置4が配設され、パネ
ルの幅方向の両端部の珪酸カルシウムの無機質材e,e
間にロックウール材にて形成された無機質繊維材d・・
を装填させることができるようにしてある。
【0013】このようなロックウールの無機質繊維材d
・・を珪酸カルシウムの無機質材e,e間に装填させる
装填装置4は、無機質繊維材dの繊維方向をパネルの厚
さ方向に設定して金属外皮a,b間に装填させるもので
あり、以下その構成を詳述する。図8に示すように、ロ
ックウールを短冊状に切断する切断装置6は、その始端
部に受入れ用のローラコンベヤ11が配設されて、板状
の無機質繊維板Dを積み重ねて待機させるようにしてあ
る。ローラコンベヤ11の終端部には、移載機12が配
置され、ローラコンベヤ11から移載された一枚の無機
質繊維板Dを移動送りすることができるようにしてあ
る。移載機12の移送方向の終端部には、切断装置6の
主要部を構成するスリッター13が配設され、スリッタ
ー13にてその繊維方向が金属外皮a,bの送り方向と
は直交する水平横方向に向けられた無機質繊維板Dをそ
の繊維方向とは直交する方向に分断し、数本の短冊状の
無機質繊維材d・・を切断分離することができるように
してある。
【0014】スリッター13の下流部には、ストッパー
14を備えたコンベヤ61が配設され、ストッパー14
にて受けられた短冊状の無機質繊維材d・・を矢印ヘに
示すように、生産ラインに対して略直交する水平横方向
に移送することができるようにしてある。コンベヤ61
の終端部には反転装置7が配置され、この反転装置7に
おいては、コンベヤ61にて移送される短冊状の無機質
繊維材dの各々を例えば反転バー15の回転にて無機質
繊維材dを90°回転させて、その繊維方向を上下方向
に向くようにしてある。
【0015】反転装置7に隣接させて、送りコンベヤ1
6、サイドガイド22、昇降ストッパー23が設けら
れ、送りコンベヤ16にて、その繊維方向を上下方向に
なされた数本(実施例では5本)の短冊状の無機質繊維
材d・・をまとめて送り込みコンベヤ17に移すことが
できるようにしてある。送り込みコンベヤ17は、水平
部分18と傾斜部分19とから構成され、まとめられた
数本の無機質繊維材d・・を生産ラインの上方で、かつ
生産ラインに沿って下流側に移送し、そして、傾斜部分
19において流下状態にしながら、生産ラインにおいて
連続的に送られている下の金属外皮bの上で、既に接着
剤にて取着されている珪酸カルシウムの無機質材e,e
間に装填することができるようにしてある。この場合、
無機質材e・・の先端は先行の無機質材e・・に当接さ
せて、詰め込むことができるようにしてある。このよう
な詰め込みにて、パネルの幅方向において、無機質繊維
材d,d同士の突き合わせ縁20が一直線状に揃うのを
回避し、突き合わせ縁20をずらすことで、製品におい
て曲げ強度の弱い部分が生じるのを回避するようにして
ある。
【0016】このようなロックウールの無機質繊維材d
の下の金属外皮bへの挿入箇所の上流部には、接着剤塗
布装置24が配設されていて、上下の金属外皮a,bの
上下両面に予め接着剤を塗布することができるようにし
てある。図9に示すように、接着剤塗布装置24は、塗
布ノズル25を搬送される金属外皮bに当接させた場合
に、ノズル孔26から所定圧力にて噴出される接着剤の
噴出圧を受けて塗布ノズル25を金属外皮bから若干後
退させて金属外皮bに対して僅かな隙間Eを形成する塗
布ノズル保持手段27と、塗布ノズル25の表面に形成
されていて、上記隙間における接着剤を均一に均して接
着剤を金属外皮bに面状に塗布するロール状の均し部2
8とを備えている。図中29はシリンダー、30はスプ
リング、31は受ロールである。
【0017】このような接着剤塗布装置24によれば、
塗布ノズル25を下の金属外皮bに当接させ、ノズル孔
26から噴出される接着剤が金属外皮b及び受ロール3
1にて受けられることに起因する受圧力にて、塗布ノズ
ル25が金属外皮bから後退し、金属外皮bとの間に噴
出圧に起因する所定の隙間Eを形成する。このような隙
間Eにおいてノズル孔26から噴出された接着剤を塗布
ノズル25に形成されたロール状の均し部28において
面状にかつ隙間Eに相当する厚みにおいて均して金属外
皮bに塗布する。また、上の金属外皮aにも同様にして
接着剤が塗布される。このように、接着剤を噴出する圧
力に起因する受圧力にて塗布ノズル25を金属外皮a,
bから後退させて隙間Eを形成し、このような隙間Eに
おいて接着剤を面状に均して金属外皮a,bに塗布する
ことで、搬送される上下の金属外皮a,bの上下両面に
おいても良好に塗布することができるのである。そし
て、ノズル孔26から接着剤を噴出する圧力を変更する
ことで、塗布ノズル25が金属外皮a,bから離れる隙
間Eを変更し、接着剤の厚みの設定を容易に変更するも
のである。このような接着剤塗布装置24は、種々設計
変更可能である。
【0018】接着剤塗布装置24の下流部にはガイドロ
ール(図示せず)が設けられ、このガイドロールの下流
部には、成形装置5が配設され、この成形装置5は、上
成形型34と、下成形型35とをコンベヤ状に回動自在
にしたダブルコンベヤ形態に形成されている。このよう
な成形装置5は周知な構成のものである。成形装置5の
下流部には、切断手段43としての丸のこ形態の切断機
36が配設されて、図3(a)及び図13(a)におけ
る切断位置Lにて、上下の丸のこ39,40にて上下の
金属外皮a,b及び無機質芯材c・・の切断をおこなう
のである。さらに、図3(a)及び図10に示すよう
に、切断除去手段44として一対の丸のこ41,41が
配されて、図3(a)及び図13(c)に示すように、
上記切断位置Lより前後に入り込んだ位置Rにおいて、
上の金属外皮a及び無機質芯材c・・を下の金属外皮b
に至らないように切断し、除去することができるように
してある(図13(d)参照)。このような無機質芯材
c・・の不要部分の除去に際しては、予め離型剤の塗布
が離型材付設手段46としての塗布装置にて打抜き孔8
a,8b間の全域ホにおいておこなわれていて、不要部
分の除去を容易におこなえるようになされている。この
場合、離型剤に代えて離型紙を貼着してもよいものであ
る。そして、このように無機質芯材cの剥離を容易にす
るものを離型材と総称する。そして、不要部分の無機質
芯材c・・が除去されて残された金属外皮bの端部部分
をラインに組み込まれた折り曲げ手段45としての端面
折り曲げ機37にて図3のX寸法でその幅を示す側端片
42を無機質芯材cが除去された位置Pにおいて折り曲
げ、断熱耐火パネルAを得るのであり、そして、送り出
しローラコンベヤ38にてその製品を送り出すのであ
る。図中ハ、ニ部は丸のこ41,41による除去部分を
示している。
【0019】ところで、側端面42を折り曲げる折り曲
げ手段45としての端部折り曲げ機37は、図11に示
すように、生産ランイ内に組み込まれて、切断されたパ
ネル体Cの前後端部において側端片42を折り曲げるこ
とができるようにしてある。以下その構成を詳述する。
前後のコンベヤ47a,47b間には位置決め用のプッ
シャー49と送りコンベヤ50を備えた昇降部48がシ
リンダー51にて昇降自在に配設されている。プッシャ
ー49はシリンダー52にて前後位置が変更可能に構成
されている。しかして、所定寸法に切断され、その端部
において無機質芯材cが必要量だけ除去されたパネル体
部分イがコンベヤ47aの終端部に搬送されると、シリ
ンダー51にて昇降部48が上昇され、そして、シリン
ダー52にてプッシャー49が移動されてパネル体部分
イの前端部に当接して、パネル体部分イの位置決めをお
こなうことができるようにしてある。この場合、パネル
体部分イの側部位置も位置決めされるのである。
【0020】昇降部48の前後部で、その下部にはベン
ダー58が配され、シリンダー53の伸長にて固定板5
4に対して先端の曲片55をヒンジにおいて折り曲げる
ことができるようにしてある。そしてベンダー58の上
部には、クランパー56と押さえ具57とが昇降自在に
配設されている。しかして、プッシャー49にて位置決
めされたパネル体部分イの前端部は、下降されたクラン
パー56にて押さえられて保持され、そして、押さえ具
57が下降して、押さえ具57が下の金属外皮bの折り
曲げ位置Pを押さえ、そして、ベンダー58のシリンダ
ー53が伸長して曲片55をヒンジにおいて折り曲げ
て、下の金属外皮bを折り曲げて側端片42を無機質芯
材cの側端面に数ミリ程度の若干の隙間を形成して対向
させることができるようにしてある。このような隙間
は、断熱耐火パネルA,Aの接続に路用するものであ
る。即ち、図13(f)において符号62は、断熱耐火
パネルA,Aを接続する接続金具を示している。そし
て、63はコーキング剤、64はセラミックファイバー
のような断熱材である。
【0021】図14は他の実施例を示していて、同図
(a)乃至(d)の工程は図13に示す工程と同じであ
り、そして図14(e)に示す斜線部分トをカッターナ
イフのような除去手段(図示せず)にて切断除去するの
である。この斜線部分トにおける無機質芯材cの除去
は、掻き取り具をパネルの厚さ方向に駆動移動させて、
無機質芯材cの除去を自動化させてもよいものである。
【0022】この場合、上下の金属外皮a,bに一連に
なっている側端片42,42を折り曲げるのに、上記押
さえ具57が下降して、上の金属外皮aの側端片42を
折り曲げて無機質芯材cの側端面に当接させ、そして、
押さえ具57が下の金属外皮bの折り曲げ位置Pを押さ
え、そして、ベンダー58のシリンダー53が伸長して
曲片55をヒンジにおいて折り曲げて、下の金属外皮b
を折り曲げて側端片42を無機質芯材cの側端面に当接
させることができるようにしてある。この場合、下の金
属外皮bの側端片42は無機質芯材cに隙間なく当接す
るのである。
【0023】ところで、製品としての断熱耐火パネルA
は、下の金属外皮bが使用状態において表面に向けられ
るのであり、この表面としてなる金属外皮bの側端片4
2は裏面となる側端片42よりは長くて、断熱耐火パネ
ルAの側端部の耐火性を高めている。図15(a)はさ
らに他の実施例を示していて、上の金属外皮aの側端片
42は無機質芯材cに当接させるが、下の金属外皮bの
側端片42は若干の隙間をあけて対向させるようにした
ものである。そして、同図(b)に示すように、連結金
具62にて断熱耐火パネルA,Aを接続するのである。
同図(c)はさらに他の実施例を示していて、下の金属
外皮bの側端片42を無機質芯材cに当接するようにし
たものである。
【0024】
【発明の効果】請求項1においては、上下の金属外皮を
連続して送り出し、上下の金属外皮の一方の金属外皮の
送り出し始端部において金属外皮の幅方向の両端部に打
抜き孔をそれぞれ形成し、上下の金属外皮を近接させて
金属外皮間に無機質芯材を充填して長尺パネル体を形成
し、その後、長尺パネル体を上記打抜き孔の前後中央部
を結ぶ線上で無機質芯材も含めて切断し、この切断位置
において、上記打抜き孔間における上下の金属外皮間の
無機質芯材を除去し、その後、打抜き孔縁に沿う方向に
おいて金属外皮に一連になった部分を折り曲げて側端片
として無機質芯材の側端面に対向するから、一方の金属
外皮の幅方向の両端部の打抜き孔を基準に切断をおこな
うことができ、コンベヤの搬送速度から切断位置の割り
出しをおこなったり、また、切断毎に定規を使用するこ
となく、切断位置の特定が容易になり、切断位置の割り
出し装置の構成も簡素化でき、かつ、一方の金属外皮の
幅方向の両端部には予め打抜き孔が打抜かれていて、無
機質芯材の側端面に対向させる側端片のパネルの幅方向
の長さを短く切除するような切除作業を不要にでき、生
産性を高めることができ、装置を簡素化できるという利
点がある。
【0025】請求項2においては、上記打抜き孔間の金
属外皮域に離型剤を塗布しておくから、打抜き孔間にお
いて除去すべき無機質芯材を容易に除去することができ
るという利点がある。請求項3においては、上下の金属
外皮を連続して送り出す送り出し装置と、上下の金属外
皮の一方の金属外皮の送り出し始端部において金属外皮
の幅方向の両端部に打抜き孔を形成する打抜き部と、上
下の金属外皮を近接させて金属外皮間に無機質芯材を充
填して長尺パネル体を形成する成形装置と、形成された
長尺パネル体を上記打抜き孔の前後中央部を結ぶ線上で
無機質芯材も含めて切断する切断手段と、切断手段によ
る切断位置において、上記打抜き孔間における上下の金
属外皮間の無機質芯材を除去する除去手段と、上記打抜
き孔の縁に沿う方向において金属外皮に一連になった部
分を折り曲げて側端片として無機質芯材の側端面に対向
する折り曲げ手段とを備えているから、一方の金属外皮
の幅方向の両端部の打抜き孔を基準に切断手段にて切断
をおこなうことができ、コンベヤの搬送速度から切断位
置の割り出しをおこなったり、また、切断毎に定規を使
用することなく、切断位置の特定が容易になり、切断位
置の割り出し装置の構成も簡素化できるという利点があ
る。しかも、一方の金属外皮の幅方向の両端部には予め
打抜き部にて打抜き孔が打抜かれていて、無機質芯材の
側端面に対向させる側端片のパネルの幅方向の長さを短
く切除するような切除作業を不要にでき、生産性も向上
させることができ、装置を簡素化できるという利点があ
る。
【0026】請求項4においては、上記打抜き孔間の金
属外皮域に離型剤を塗布する離型材付設手段を備えてい
るから、離型材付設手段により打抜き孔間において離型
剤を塗布しておくことで、除去すべき無機質芯材の除去
が容易におこなえるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の生産ラインを示す概略説明
図である。
【図2】同上の生産ラインを示す概略説明図である。
【図3】(a)(b)は下の金属外皮の幅方向の端部に
おける曲げ形状を示す破断斜視図である。
【図4】同上の金属外皮に形成された打抜き孔を示す破
断斜視図である。
【図5】(a)は同上の下の金属外皮の曲げ形状と打ち
抜き孔との関係を示す斜視図、(b)は同上の打ち抜き
孔の平面図である。
【図6】同上の断熱耐火パネルの端部斜視図である。
【図7】同上の断熱耐火パネルの接合状態の断面図であ
る。
【図8】同上の無機質芯材の装填装置を示し、(a)は
動作を説明する概略平面図、(b)(c)(d)は部分
側面図である。
【図9】同上の接着剤の塗布作用を示し、(a)(b)
(c)は断面図である。
【図10】同上の切断装置を示し、(a)は概略側面
図、(b)は作用を示す説明図、(c)は上下の金属外
皮を切断する丸のこを示す正面図、(d)は上の金属外
皮及び無機質芯材を切断する丸のこを示す正面図であ
る。
【図11】同上の折り曲げ手段を示し、一部省略した概
略側面図である。
【図12】(a)(b)(c)は同上の折り曲げ作用を
示す説明図である。
【図13】同上の一実施例の生産工程を示し、(a)乃
至(f)は概略説明図である。
【図14】同上の他の生産工程を示し、(a)乃至
(g)は概略説明図である。
【図15】(a)(b)は同上のさらに他の生産工程を
示す概略説明図、(c)はさらに他の生産工程を示す概
略説明図である。
【符号の説明】
a 金属外皮 b 金属外皮 c 無機質芯材 B 長尺パネル体 2 送り出し装置 5 成形装置 9 打抜き部 8a 打抜き孔 8b 打抜き孔 9 打抜き部 42 側端片 43 切断手段 45 折り曲げ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−122877(JP,A) 特開 昭53−83176(JP,A) 特開 平3−3733(JP,A) 特開 平7−10635(JP,A) 特開 平6−143065(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23P 15/00 B23P 21/00 302 B32B 5/18 E04B 1/94 E04C 2/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下の金属外皮を連続して送り出し、上
    下の金属外皮の一方の金属外皮の送り出し始端部におい
    て金属外皮の幅方向の両端部に打抜き孔をそれぞれ形成
    し、上下の金属外皮を近接させて金属外皮間に無機質芯
    材を充填して長尺パネル体を形成し、その後、長尺パネ
    ル体を上記打抜き孔の前後中央部を結ぶ線上で無機質芯
    材も含めて切断し、この切断位置において、上記打抜き
    孔間における上下の金属外皮間の無機質芯材を除去し、
    その後、打抜き孔縁に沿う方向において金属外皮に一連
    になった部分を折り曲げて側端片として無機質芯材の側
    端面に対向することを特徴とする断熱耐火パネルの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 上記打抜き孔間の金属外皮域に離型材を
    塗布しておくことを特徴とする請求項1記載の断熱耐火
    パネルの製造方法。
  3. 【請求項3】 上下の金属外皮を連続して送り出す送り
    出し装置と、上下の金属外皮の一方の金属外皮の送り出
    し始端部において金属外皮の幅方向の両端部に打抜き孔
    を形成する打抜き部と、上下の金属外皮を近接させて金
    属外皮間に無機質芯材を充填して長尺パネル体を形成す
    る成形装置と、形成された長尺パネル体を上記打抜き孔
    の前後中央部を結ぶ線上で無機質芯材も含めて切断する
    切断手段と、切断手段による切断位置において、上記打
    抜き孔間における上下の金属外皮間の無機質芯材を除去
    する除去手段と、上記打抜き孔の縁に沿う方向において
    金属外皮に一連になった部分を折り曲げて側端片として
    無機質芯材の側端面に対向させる折り曲げ手段とを備え
    て成ることを特徴とする断熱耐火パネルの製造装置。
  4. 【請求項4】 上記打抜き孔間の金属外皮域に離型材を
    付設する離型材付設手段を備えて成ることを特徴とする
    請求項3記載の断熱耐火パネルの製造装置。
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