JP2815749B2 - 竪型傾斜穿孔機 - Google Patents

竪型傾斜穿孔機

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JP2815749B2 JP3258392A JP3258392A JP2815749B2 JP 2815749 B2 JP2815749 B2 JP 2815749B2 JP 3258392 A JP3258392 A JP 3258392A JP 3258392 A JP3258392 A JP 3258392A JP 2815749 B2 JP2815749 B2 JP 2815749B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、竪型傾斜穿孔機に関す
る。より詳細には、本発明は、被加工材のパスラインに
対して上下に配置された1対のロールと、このロールの
配置と直交して配置された1対のガイドディスクシュー
とを備えた、所謂“竪型穿孔機”の新規な構成に関す
る。
【0002】
【従来の技術】継目無鋼管の製造設備等において使用さ
れる所謂竪型穿孔機は、鋼管材料のパスラインに対して
上下に配置された1対のロールと、このロールの配列方
向と直角の方向に配置された1対のガイドディスクシュ
ーとを備え、これらロールおよびガイドディスクシュー
によって鋼管用材料を支持、搬送し、且つ加工するよう
に構成されている。また、上記ロールは、各々クレード
ル中に収容された上で、少なくとも稼働中は、上記ガイ
ドディスクシューと共にミルハウジング内に一体に保持
され、相互の位置関係を強固に固定されている。
【0003】この種の装置においては、高温に維持され
た鋼管用材料に対してロールを圧下しながら加工するの
で稼働時間が長くなるにつれてロールの加工面は劣化す
る。また、ガイドディスクシューも鋼管用材料との接触
により摩耗する。従って、ロールおよびガイドディスク
シューは定期的に交換する必要がある。そこで、従来の
一般的な竪型穿孔機では、ミルハウジングの上部の蓋部
を移動可能または可倒式に構成し、ロールまたはガイド
ディスクシューを交換する場合は、これを開放して、ロ
ールが内蔵されたクレードルを天井クレーン等により順
次吊り出すことによって交換作業を行っていた。
【0004】しかしながら、このような竪型穿孔機の構
成では、1回のロール交換作業に6〜8時間という多大
な時間を要するので穿孔機の稼働率の低下が避けられな
かった。また、この長時間のロール交換作業に際して、
天井クレーン等の共有設備を1台の穿孔機が占有するこ
とになるので工場全体の作業効率も低下せざるを得なか
った。更に、上述のようにミルハウジングの蓋部を開放
可能な構成としたために、ミルハウジングの剛性が低く
なるという問題もあった。
【0005】竪型穿孔機のこのような諸問題に対して、
特公昭63-64248号公報には、天井クレーンを使用するこ
となくロールを交換することができる竪型穿孔機の構成
が開示されている。しかしながら、ここで開示されてい
る竪型穿孔機は、上下のクレードルを各々単独に昇降さ
せて交換用台車上に搭載する方式となっている。このた
め、天井クレーンの使用こそ不要なものの、各クレード
ルの昇降、台車への搭載等に作業時間を要し、ロール交
換作業前代の作業時間短縮への寄与は少ない。また、上
記公報に開示された構成では、ガイドディスクシューの
支持が駆動軸側からの片持ち支持となっており、稼働時
にシューの位置決めに十分な剛性が得られないという問
題がある。即ち、ガイドディスクシューの支持剛性が低
い場合、穿孔加工時にガイドディスクシューが材料接触
部で振れて鋼管用材料表面に傷が発生する等の問題が生
じる。
【0006】尚、上記公報に開示された竪型穿孔機にお
いて、ガイドディスクシューの回転軸の支持を両端支持
とすることも考えられるが、実際には、装置の構成が複
雑になりガイドディスクシュー交換の作業性が低下する
と共に、ミルハウジングの全高が増加してロール交換時
の上クレードル昇降量が増し、作業性の悪化や危険性が
増すという問題も生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記従来技術の問題点を解決し、竪型穿孔機としての性能
を劣化させることなく、ロール交換およびガイドディス
クシュー交換の作業性を向上させた、全く新規な構成の
竪型傾斜穿孔機を提供することをその目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明に従うと、
被加工材のパスラインに対して上下に配置され各々クレ
ードルに収容された1対のロールと、該ロールの配置と
直交して配置され各々駆動機構により回転される1対の
ガイドディスクシューとを一体のミルハウジング内に収
容してなる継目無鋼管製造設備の穿孔器において、該被
加工材のパスラインに対して側方の面が開口したミルハ
ウジングと、該ミルハウジングの開口した側面に装着さ
れ該パスラインに対して側方に開放可能な1対のスイン
グドアと、該スイングドアの内面に支持されたガイドデ
ィスクシューおよびその駆動機構とを備え、該スイング
ドアを開放することにより、該ガイドディスクシューが
該ミルハウジングから外部に露出するように、且つ、該
クレードルを該ミルハウジングから水平に引き出すこと
ができるように構成されていることを特徴とする竪型傾
斜穿孔機が提供される。
【0009】
【作用】本発明に係る竪型穿孔機は、ミルハウジングの
側方に、被加工材料のパスラインに対して直角に開閉可
能な1対のスイングドアを設け、このスイングドアの内
面に各々ガイドディスクシューとその駆動手段とを支持
する構成としている点にその主要な特徴がある。
【0010】即ち、本発明に係る竪型穿孔機において
は、ガイドディスクシューを支持しているスイングドア
を開放することにより、ガイドディスクシューとその駆
動機構をミルハウジングの外部へ露出させることができ
る。従って、ガイドディスクシューの交換は極めて容易
になる。
【0011】また、上記スイングドアを開放することに
よりミルハウジング側面が開口するように構成されてい
るので、ロールを収容したクレードルを水平に引出しま
たは挿入することができる。従って、クレードルの交換
も容易であり、交換作業の作動時間は著しく短縮され
る。
【0012】更に、ドアの構成並びにドアに対するガイ
ドディスクシューの取付けを適切に設計することによ
り、ガイドディスクシューの取り付け剛性が充分に確保
できると共に、ドアおよびミルハウジング全体の剛性も
充分に得られる。
【0013】また更に、上記ガイドディスクシュー並び
にクレードルの交換に係る装置の操作は、具体的に後述
するように、その多くを自動化することが容易な構成と
なっており、作業時間の短縮化のみならず、作業自体の
省力化にも効果的な構成となっている。
【0014】以下、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明するが、以下の開示は本発明の一実施例に過ぎ
ず、本発明の技術的範囲を何ら限定するもではない。
【0015】
【実施例】図1〜図7は、本発明に従う竪型穿孔機の具
体的な構成例を示す図である。なお、各図において共通
の部材には同じ参照番号を付している。
【0016】図1に示すように、この竪型穿孔機は、上
側クレードル24および下側クレードル16の1対のクレー
ドルを収容したミルハウジング13と、ミルハウジング13
の対向する1対の側面に装着された1対のスイングドア
2、8と、スイングドア2の装着された側でミルハウジ
ング13の底面から側方に延在する1対の固定レール22お
よびクレードル引出用シリンダ20とから主に構成されて
いる。
【0017】主に図2に示すように、上側クレードル24
は、その上面から突出する部分に軸端を当接した圧下ス
クリュー30、31により位置決めされ且つヨーク32により
連結された1対のチョック28、29を備えており、このチ
ョック28、29により収容した上側ロール23を支持してい
る。ヨーク32は、プルバックシリンダ33により伸縮し且
つプルバックシリンダ33とは独立して旋回し得るプルバ
ックシャフト34の下端に形成されたT字型ヘッドに係合
してミルハウジング13から懸架されている。プルバック
シャフト34を90°旋回させると上下方向に開放される溝
がヨーク32に形成されている。更に、T字型ヘッドを上
側クレードル24の上面まで引き上げられるように、上側
クレードル24には貫通孔が形成されている。同様に、下
側クレードル16も、チョック35、36、ヨーク39を備え、
圧下スクリュー37、38、プルバックシャフト40、プルバ
ックシリンダ41によりミルハウジング13に保持される。
尚、上側クレードル24はその上端に鋼25を備えており、
後述するミルハウジング13に設けられたハンガ26により
懸架することができるように構成されている。
【0018】ミルハウジング13は、4本の柱状部材によ
り底板と蓋板とを結合して構成されており、底板および
蓋板は、それぞれ圧下スクリュー30、31、37、38を含む
圧下装置と、プルバックシャフト34、40およびプルバッ
クシリンダ33、41を含むプルバック装置とを備えてい
る。また、底板には、下側クレードル16を支持するため
のレスト21と、下側クレードル16を引き出す際にクレー
ドル16を案内するレール18a、18bが設けられている。
ここで、レール18a、18bは、昇降シリンダ19により昇
降させることができるように構成されている。一方、蓋
板には、上側クレードル24を支持するためのハンガ26が
設けられている。更に、各柱状部材には、ミルハウジン
グ13の内側に向かって延在するクレードルクランプ27が
設けられている。クレードルクランプ27の一部は伸縮可
能に構成されており、収容されたクレードル16、24を正
確且つ強固に位置決めすることができる。
【0019】主に図3に示すように、ガイドディスクシ
ューアセンブリ1aを支持するスイングドア2、8は、
それぞれ上側スイングプレート2a、8aと下側スイン
グプレート2b、8bとから構成されており、これらの
間には後述するガイドディスクシュー1との干渉を指せ
るための間隙が設けられている。また、各スイングプレ
ート2a、2b、8a、8bの一端は、ミルハウジング
13に装着された支点軸11にそれぞれ枢支され、図5に示
す油圧シリンダ12Aにより開閉される。一方、各スイン
グプレート2a、2b、8a、8bが閉じられていると
きは、その自由端は、凍結装置12bによりミルハウジン
グ13に対して強固に固定される。尚、上側スイングプレ
ート2a、8aと下側スイングプレート2b、8bと
は、着脱可能な連結ピン14により結合することができ、
各々単独で若しくは同時に開閉することができる。
【0020】図4に示すように、スイングドア8、8に
装着されたガイドディスクシューアセンブリ1aは、駆
動モータ3および減速機6を備えており、駆動モータ3
の出力は、ユニバーサルジョイント4およびペペルギア
5を介して減速機6に伝達され、減速機6の出力軸7に
ガイドディスクシュー1が装着されている。減速機6の
出力軸7の上端は軸受9により支持されており、更に、
ガイドディスクシュー1を交換する際に軸受9を退避さ
せるために、軸受着脱シリンダ10が設けられている。こ
こで、駆動モータ3、ユニバーサルジョイント4、ペペ
ルギア5、減速機6および出力軸7は、下部スイングプ
レート2b、8bに固定されている。また、軸受9およ
び軸受着脱シリンダ10は、上部スイングプレート2a、
8aに固定されている。
【0021】更に、図5および図6に示すように、この
竪型穿孔機の側方には、クレードル引出し時にクレード
ルを案内するためのレール22と、レール22上を走行する
クレードルを移動および牽引するためのシリンダ20とが
設けられている。
【0022】以上のように構成された竪型穿孔機におい
て、前述のように、ガイドディスクシュー1は、下側ス
イングプレート2bまたは8bに装着された減速機6の
出力軸7に嵌入されている。穿孔機の稼働時は、出力軸
7に作用する反力を支持し且つディスク1の剛性を増す
ために、上部スイングプレート8aに装着された軸受9
によって出力軸7の軸端が支持されている。
【0023】ガイドディスクシュー1を交換する場合
は、まず、軸受着脱シリンダ10を作動させて軸受9を上
方に移動した後、下側スイングプレート2b、8bの締
結装置12Bを解除し、続いてシリンダ12Aを作動させて
下側スイングプレート2b、8bを開く。この状態で
は、ガイドディスクシュー1を簡単に交換することがで
きる。
【0024】尚、前述のように、各スイングドア2、8
は、油圧シリンダ12Aにより開閉される。また、軸受け
9の開放も軸受着脱シリンダ10により行われる。従っ
て、締結装置12Bを油圧動作するように構成することに
より、ガイドディスクシュー1の交換に必要な操作は全
て自動化することができる。
【0025】また、この竪型穿孔機において、ミルハウ
ジング13に収容された上側クレードル24は、その鋼部25
をハンガ26によって懸架されると同時に、クレードルク
ランプ27により側方から強固に位置決めされている。ま
た、下側クレードル16は、ミルハウジング底部のレスト
21上に載置されると同時に、やはりクレードルクランプ
27により側方から強固に位置決めされている。
【0026】クレードル16、24を交換する場合は、ま
ず、各ロールに接続されている駆動軸を外した後、上側
および下側スイングプレート2a、2bの締結装置12B
を開放した後油圧シリンダ12Aによりスイングドア2を
開く。このとき、スイングドア2の上側スイングプレー
ト2aと下側スイングプレート2bとは連結ピン14によ
り結合されており、両者は一体に開かれる。
【0027】次に、圧下スクリュー30、31、37、38およ
び上下プルバックシャフト34、40を、クレードル16、24
と干渉しない位置まで上昇または下降させる。続いて、
上側ロール23と下側ロール15とが接触することなく下側
クレードル16に上側クレードル24を積み重ねることがで
きるように、上側クレードル24と下側クレードル16との
間にスペーサ42を挿入する。尚、スペーサ42は、上側ク
レードル24と下側クレードル16との間隙を適切に保持す
る目的でここでは使用されるが、後述するように、上側
クレードル24と下側クレードル16とを同時に移動させた
りクレーンで垂下する場合のことを考えると、両者を連
結するような構造のものであることが好ましい。
【0028】次に、クレードルクランプ27を開放した
後、油圧シリンダ19により、ミルハウジング13の底部に
設けられた1対のレール18a、18bを上昇させる。下側
クレードル16の下端には、側方に突出した2対の車輪17
が装着されており、レスト21から持ち上げられた下側ク
レードル16は車輪17を介してレール18a、18bに支持さ
れる。下側クレードル16が持ち上げられるとスペーサ42
を介して積み重ねられた上側クレードル24も上昇し、上
側クレードル24はハンガ26から開放される。こうして、
上側および下側クレードル24、16は、積み重ねられた状
態でレール18a、18b上を走行可能になる。尚、レール
18a、18bは、ミルハウジング13の外部に延在するレー
ル22と同じレベルまで上昇させる。
【0029】最後に、シリンダ20を下側クレードル16に
連結した後作動させることにより、上側および下側クレ
ードル24、16を同時にミルハウジング13の外へ引き出す
ことができる。引き出した上側および下側クレードル2
4、16は、クレーン等の手段により新しいクレードルと
交換し、上述の操作と逆の手順でミルハウジング内に収
納することができる。
【0030】クレードルの交換は、一般的なクレーンに
よる上述のような交換方法の他、図7に示すような横送
り装置50を使用する方法も好ましい。即ち、レール22と
つながる2組の延長レールを備えたサイドシフト台車を
レール22と交差して移動可能に配置し、まず、この台車
の1組のレール上に新しいクレードル51を予め配置して
おき、搬出した旧い上側および下側クレードル24、16を
引出してサイドシフト台車上に載せた後サイドシフト台
車を1ピッチ分シフトさせ、次いで、シリンダ20の伸長
作動により新しいクレードル51をミルハウジング13内に
押入れる。このような方法によれば、クレードル交換の
ために必要な作業時間を著しく短縮することができる。
【0031】尚、上述のような一連のクレードルの交換
作業は、ガイドディスクシューの交換作業と同様に、そ
の殆どの操作を自動化することができ、作業時間の短縮
と共に省力化が可能である。
【0032】
【発明の効果】以上詳述の如く、本発明に係る竪型傾斜
穿孔機は、ガイドディスクシューの交換およびロールを
含むクレードルの交換を短時間で行うことができる他、
穿孔機としての使用状態では各部の剛性を充分に確保で
きる構成となっている。
【0033】即ち、本発明に係る竪型傾斜穿孔機におい
ては、ガイドディスクシューの駆動設備と軸端保持のた
めの軸受けとを個別のスイングドアに配設している。従
って稼働時にはガイドディスクシューの剛性が充分に保
持されている一方、ガイドディスクシューの交換時に
は、軸受けを退避させた後下側スイングプレートを開放
するだけでガイドディスクシューの着脱が可能になる。
【0034】また、クレードルの交換時には、上下のス
イングプレートを同時に開放することにより、上下のク
レードルを同時に引き出すことを可能にしている。従っ
て、クレードルの交換作業に必要な作業時間が著しく短
縮されるのみならず、天井クレーン等の共用設備の専用
時間が極めて短い。
【0035】以上のような数々の特徴を備えた本発明に
係る竪型傾斜穿孔機は、継目無鋼管製造設備中の穿孔機
に限らず、同様の圧延機構成を取る装置、例えばエロン
ゲータ、リーラ等にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る竪型傾斜穿孔機の具体的な構成例
を示す透視図である。
【図2】図1に示した竪型傾斜穿孔機の具体的な構成例
を示す縦断面図である。
【図3】図1に示した竪型傾斜穿孔機の具体的な構成例
を示す部分側面図である。
【図4】図1に示した竪型傾斜穿孔機で使用されるガイ
ドディスクシューアセンブリの具体的な構成例を示す図
である。
【図5】図1に示した竪型傾斜穿孔機の具体的な構成例
を示す水平断面図である。
【図6】図1に示した竪型傾斜穿孔機の具体的な構成例
を示す側面図である。
【図7】本発明に係る竪型傾斜穿孔機の好ましい構成例
を部分的に示す図である。
【符号の説明】
1 ガイドディスクシュー、 2、8 スイ
ングドア、2a、8a 上部スイングプレート、3
駆動モータ、2b、8b 下部スイングプレート、
4 ユニバーサルジョイント、5 ペペルギア、
6 減速機、7 減速機出力軸、
9 軸受、10 軸受着脱シリン
ダ、 11 支点軸、12A 油圧シリンダ、
13 ミルハウジング、12B 締結装
置、 14 連結ピン、15、23
ロール、 16 下側クレードル、24
上側クレードル、 17 車輪、18
a、18b 昇降レール、 19 レール昇降
用シリンダ、20 シリンダ、 21
レスト、22 固定レール、 25
鋼、26 ハンガ、 27
クレードルクランプ、28、29、35、36 ロールチョッ
ク、 30、31、37、38 圧下スクリュー、32、39
ヨーク、 33、41 プルバックシリ
ンダ、34、40 プルバックシャフト、 42 ス
ペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21B 19/04 B21B 31/08 - 31/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工材のパスラインに対して上下に配置
    され各々クレードルに収容された1対のロールと、該ロ
    ールの配置と直交して配置され各々駆動機構により回転
    される1対のガイドディスクシューとを一体のミルハウ
    ジング内に収容してなる継目無鋼管製造設備の穿孔機に
    おいて、 該被加工材のパスラインに対して側方の面が開口したミ
    ルハウジングと、該ミルハウジングの開口した側面に装
    着され該パスラインに対して側方に開放可能な1対のス
    イングドアと、該スイングドアの内面に支持されたガイ
    ドディスクシューおよびその駆動機構とを備え、 該スイングドアを開放することにより、該ガイドディス
    クシューが該ミルハウジング内から外部に露出するよう
    に、且つ、該クレードルを該ミルハウジング内から水平
    に引き出すことができるように構成されていることを特
    徴とする竪型傾斜穿孔機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載された竪型傾斜穿孔機にお
    いて、前記スイングドアのそれぞれが、各々独自に開閉
    できる互いに上下に配置された1対のスイングプレート
    から構成されており、該1対のスイングプレートのうち
    の一方に該ガイドディスクシューの駆動機構および該ガ
    イドディスクシューの駆動軸の一端が支持されており、
    他方に該ガイドディスクシューの駆動軸の他端が開放可
    能に支持されていることを特徴とする竪型傾斜穿孔機。
  3. 【請求項3】請求項2に記載された竪型傾斜穿孔機にお
    いて、前記1対のスイングプレートのうちの一方を開放
    することにより前記ガイドディスクシューを脱着するこ
    とができるように構成されていることを特徴とする竪型
    傾斜穿孔機。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3までのいずれか1項
    に記載された竪型傾斜穿孔機において、 前記クレードルのうちの上側クレードルを下側クレード
    ル上に乗架して移動させることができるように構成され
    ていることを特徴とする竪型傾斜穿孔機。
  5. 【請求項5】請求項1から請求項4までのいずれか1項
    に記載された竪型傾斜穿孔機において、 前記ミルハウジング内から該ミルハウジングの外側ま
    で、前記クレードルを案内することができるように、該
    パスラインと直交する方向に延在している1対のレール
    を具備することを特徴とする竪型傾斜穿孔機。
  6. 【請求項6】請求項5に記載された竪型傾斜穿孔機にお
    いて、前記レールのうち前記ミルハウジングの内部に位
    置する部分が、該ミルハウジングの外部に位置する部分
    と同じレベルになる第1の位置と、該第1の位置よりも
    低いレベルである第2の位置との間を昇降可能に構成さ
    れていることを特徴とする竪型傾斜穿孔機。
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