JPH059889A - スーパーカレンダのロール交換装置 - Google Patents

スーパーカレンダのロール交換装置

Info

Publication number
JPH059889A
JPH059889A JP18800991A JP18800991A JPH059889A JP H059889 A JPH059889 A JP H059889A JP 18800991 A JP18800991 A JP 18800991A JP 18800991 A JP18800991 A JP 18800991A JP H059889 A JPH059889 A JP H059889A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
calendar
advancing
super
calender
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18800991A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Jinguji
正 神宮路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP18800991A priority Critical patent/JPH059889A/ja
Publication of JPH059889A publication Critical patent/JPH059889A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業員を介在させることなく自動的にロール
交換作業を行うことができるスーパーカレンダのロール
交換装置を提供することによって、作業員の労力を軽減
し且つスーパーカレンダの操業効率を向上する。 【構成】 スーパーカレンダ1のカレンダロール(金属
ロール2及び弾性ロール3)の前面両側位置に夫々昇降
台15を昇降可能に設け、両昇降台15にカレンダロー
ルの軸心方向に対し直交する方向(矢印a,b方向)に
向け進退動し得る進退部材16を設け、この進退部材1
6に、カレンダロールの支持軸22の端部に嵌脱可能で
且つ嵌合時にカレンダロールを保持し得る着脱ブロック
21を設けると共に、スーパーカレンダ1のフレーム7
にカレンダロール軸受箱24を取付けるボルト29の締
結と緩脱を行い得るボルト締緩装置28を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スーパーカレンダのロ
ール交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、製紙機械におけるス
ーパーカレンダ1は、高速で回転する多数の金属ロール
2及び弾性ロール3(カレンダロール)を備えており、
これらロール2,3間に紙を通すことによって紙の平滑
度や光沢度を向上させるようにしている。
【0003】上記スーパーカレンダ1では、紙切れ時に
くしゃくしゃになった紙がロール2,3間に噛み込まれ
て弾性ロール3表面に傷やへこみが生じたり、使いこむ
うちに弾性ロール3にうねりが生じたりする為、紙の品
質に悪影響が及ばないうちにスーパーカレンダ1の運転
を停止し、劣化した弾性ロール3をスーパーカレンダ1
から取外し、該取外した弾性ロール3を天井クレーン4
によって所定場所に搬送し、次いで、スーパーカレンダ
1の近傍に立設したロールストレージポスト5から新品
の弾性ロール3又は研磨により再使用可能とした弾性ロ
ール3を前記天井クレーン4によりスーパーカレンダ1
のロール取外し位置に搬送して取付けるようにしてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のロール交換作業においては、劣化した弾性ロール3
をスーパーカレンダ1から取外したり取付けたりする作
業を作業員の人力により行っており、しかも、弾性ロー
ル3をスーパーカレンダ1と天井クレーン4との間で付
替える際にも作業員を介在させなければならなかった
為、ロール交換作業を完了するのに多大な手間と時間を
要し、ロール交換作業が比較的頻繁に必要となることか
らスーパーカレンダ1の停止時間が嵩んで操業効率が低
下してしまう問題があった。
【0005】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもの
で、作業員を介在させることなく自動的にロール交換作
業を行うことができるスーパーカレンダのロール交換装
置を提供することによって、作業員の労力を軽減し且つ
スーパーカレンダの操業効率を向上することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、スーパーカレ
ンダのカレンダロールの前面両側位置に夫々昇降可能に
設けた昇降台と、該昇降台にカレンダロールの軸心方向
に対し直交する方向に進退動し得るよう設けた進退部材
と、カレンダロールの支持軸の端部に嵌脱可能で且つ嵌
合時にカレンダロールを保持し得るよう前記進退部材に
設けた着脱ブロックと、スーパーカレンダのフレームに
カレンダロール軸受箱を取付けるボルトの締結と緩脱を
行い得るよう前記進退部材に設けたボルト締緩装置とを
備えたことを特徴とするスーパーカレンダのロール交換
装置に係るものである。
【0007】
【作用】従って本発明では、交換するカレンダロールの
高さ位置に昇降台を昇降し、進退部材をカレンダロール
側に向けて前進させ、着脱ブロックを前記カレンダロー
ルの支持軸の両端に夫々嵌合してカレンダロールを支持
する。
【0008】次いで、前記カレンダロールの軸受箱のボ
ルトをボルト締緩装置により緩脱してカレンダロールを
スーパーカレンダから取外す。
【0009】カレンダロールをスーパーカレンダから取
外したら、進退部材をカレンダロール側より後退させ、
昇降台を床面まで降ろして専用台車等にカレンダロール
を移載し、予めスーパーカレンダの近傍に保管しておい
た新品のカレンダロール又は研磨により再使用可能とし
たカレンダロールを前記着脱ブロックに装着し、昇降台
をロール取外し位置まで上昇する。
【0010】この位置で進退部材を前進させて新たなカ
レンダロールの軸受箱をフレームの取付け位置に当接
し、ボルト締緩装置で軸受箱のボルトを締結し、該ボル
トの締結が完了したら着脱ブロックによるカレンダロー
ルの保持を解除してロール交換作業を終了する。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
【0012】図1〜図7は本発明の一実施例を示すもの
で、図8と同一の符号を付した部分は同一物を表わして
いる。
【0013】図示するように、スーパーカレンダ1の幅
方向(図1の図面に対し直角な方向)両側で且つ金属ロ
ール2及び弾性ロール3(カレンダロール)の前面側位
置に、上下方向に延びる二本一組のガイドポスト6,6
が夫々立設されており、該ガイドポスト6,6の上端部
と前記スーパーカレンダ1のフレーム7の上端部とが継
ぎビーム8により連結されている。
【0014】各組のガイドポスト6,6間には、上下方
向に延びるスクリューロッド9が軸受部材10,11を
介して回転可能に支持されている。
【0015】金属ロール2及び弾性ロール3(カレンダ
ロール)の前面両側に夫々配設される前記スクリューロ
ッド9の上端部にはホイール12が設けられており、該
ホイール12は上部の軸受部材10に設置した昇降用駆
動モータ13とウォーム14を介して接続されていて、
前記昇降用駆動モータ13を駆動することによって前記
スクリューロッド9が回転するようになっている(図2
参照)。
【0016】前記両スクリューロッド9には、前記ガイ
ドポスト6により上下方向に案内される昇降台15が夫
々高さ位置をあわせて螺合されており、前記両昇降用駆
動モータ13を同期させて駆動することにより両昇降台
15を互いに同じ高さ位置に保ちながら昇降し得るよう
にしてある。
【0017】前記各昇降台15には、所要長さの進退部
材16が金属ロール2及び弾性ロール3(カレンダロー
ル)の軸心方向に対し直交する方向に向け、即ち図3に
おける矢印a,b方向に向け進退動自在に取付けられて
おり、該進退部材16の上側面に設けたラック17に螺
合するピニオン18を前記昇降台15に取付けた進退用
駆動モータ19で回転駆動することによって前記進退部
材16が矢印a,b方向に進退作動するようになってい
る(図3及び図4参照)。
【0018】前記進退部材16の先端部(カレンダロー
ル側端部)には、該先端部に固定した油圧シリンダ等の
着脱用アクチュエータ20により金属ロール2及び弾性
ロール3(カレンダロール)の軸心方向、即ち図5にお
ける矢印c,d方向に進退動し得るようにした着脱ブロ
ック21が装備されており、該着脱ブロック21には金
属ロール2及び弾性ロール3(カレンダロール)の支持
軸22の両端に嵌合してこれを支持する為の嵌合穴23
が形成してある。
【0019】又、前記進退部材16の内側面には、スー
パーカレンダ1のフレーム7にボルト締結された金属ロ
ール2及び弾性ロール3(カレンダロール)の軸受箱2
4に向けて伸縮する油圧シリンダ等の進退用アクチュエ
ータ25が支持部材26を介して取付けられており、該
進退用アクチュエータ25の先端部には、ガイド溝27
に案内されて前記軸受箱24に向け矢印a,b方向に進
退動し得るボルト締緩装置28が連結されている(図3
及び図6参照)。
【0020】前記ボルト締緩装置28は、図7に示す如
く前記軸受箱24の締結用のボルト29に嵌合可能なボ
ルト締緩具30を、歯車機構31を介して締緩用駆動モ
ータ32により正逆両方向に回転し得るようにした構造
となっており、前記ボルト29の締結と緩脱を行い得る
ようにしてある。
【0021】而して、例えばスーパーカレンダ1の劣化
した弾性ロール3を交換する場合には、昇降用駆動モー
タ13の駆動によりスクリューロッド9を回転して昇降
台15を前記交換する弾性ロール3の高さ位置に昇降
し、進退部材16を進退用駆動モータ19の駆動により
弾性ロール3側に向けて前進させ、着脱ブロック21を
着脱用アクチュエータ20により弾性ロール3の支持軸
22の両端に夫々嵌合して該弾性ロール3を保持する。
【0022】次いで、ボルト締緩装置28を進退用アク
チュエータ25により前記弾性ロール3の軸受箱24に
向けて前進させて該軸受箱24の締結用のボルト29に
前記ボルト締緩装置28のボルト締緩具30を嵌合し、
締緩用駆動モータ32により前記ボルト29を緩脱して
弾性ロール3をスーパーカレンダ1から取外す。
【0023】弾性ロール3をスーパーカレンダ1から取
外したら、進退部材16を後退させ、昇降台15を床面
まで降ろして図示しない専用台車に弾性ロール3を移載
し、該弾性ロール3を前記専用台車により所要場所にあ
る研磨設備に搬送する一方、予めスーパーカレンダ1の
近傍に保管しておいた新品の弾性ロール3又は研磨によ
り再使用可能とした弾性ロール3を前記着脱ブロック2
1により保持し、昇降台15を前記弾性ロール3を取外
した位置まで上昇する。
【0024】この位置で進退部材16を前進させて新た
な弾性ロール3の軸受箱24をフレーム7の取付け位置
に当接し、ボルト締緩装置28で前記軸受箱24のボル
ト29を締結し、該ボルト29の締結が完了したら着脱
ブロック21による弾性ロール3の保持を解除してロー
ル交換作業を終了する。
【0025】従って上記実施例によれば、スーパーカレ
ンダ1の弾性ロール3交換作業を、作業員を介在させる
ことなく自動的に行うことができるので、作業員の労力
を大幅に軽減することができると共に、スーパーカレン
ダ1の操業効率を大幅に向上することができる。
【0026】尚、本発明のスーパーカレンダのロール交
換装置は、上述の実施例にのみ限定されるものではな
く、金属ロールを交換する場合にも使用できること、そ
の他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変
更を加え得ることは勿論である。
【0027】
【発明の効果】上記した本発明のスーパーカレンダのロ
ール交換装置によれば、スーパーカレンダにおけるカレ
ンダロール交換作業を、作業員を介在させることなく自
動的に行うことができるので、作業員の労力を大幅に軽
減することができると共に、スーパーカレンダの操業効
率を大幅に向上することができる等の優れた効果を奏し
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側面図である。
【図2】図1のII−II方向の矢視図である。
【図3】図1のIII−III方向の矢視図である。
【図4】図3のIV−IV方向の矢視図である。
【図5】図3のV−V方向の矢視図である。
【図6】図3のVI−VI方向の矢視図である。
【図7】図3のボルト締緩装置の断面図である。
【図8】従来例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 スーパーカレンダ 2 金属ロール(カレンダロール) 3 弾性ロール(カレンダロール) 15 昇降台 16 進退部材 21 着脱ブロック 22 支持軸 24 軸受箱 28 ボルト締緩装置 29 ボルト

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 スーパーカレンダのカレンダロールの前
    面両側位置に夫々昇降可能に設けた昇降台と、該昇降台
    にカレンダロールの軸心方向に対し直交する方向に進退
    動し得るよう設けた進退部材と、カレンダロールの支持
    軸の端部に嵌脱可能で且つ嵌合時にカレンダロールを保
    持し得るよう前記進退部材に設けた着脱ブロックと、ス
    ーパーカレンダのフレームにカレンダロール軸受箱を取
    付けるボルトの締結と緩脱を行い得るよう前記進退部材
    に設けたボルト締緩装置とを備えたことを特徴とするス
    ーパーカレンダのロール交換装置。
JP18800991A 1991-07-02 1991-07-02 スーパーカレンダのロール交換装置 Pending JPH059889A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18800991A JPH059889A (ja) 1991-07-02 1991-07-02 スーパーカレンダのロール交換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18800991A JPH059889A (ja) 1991-07-02 1991-07-02 スーパーカレンダのロール交換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH059889A true JPH059889A (ja) 1993-01-19

Family

ID=16216052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18800991A Pending JPH059889A (ja) 1991-07-02 1991-07-02 スーパーカレンダのロール交換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH059889A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0750115A (ja) * 1994-07-11 1995-02-21 Toshiba Lighting & Technol Corp 遅動スイッチ
US6651337B2 (en) * 2000-08-25 2003-11-25 Voith Paper Patent Gmbh Process for exchanging an intermediate roll in a calender

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0750115A (ja) * 1994-07-11 1995-02-21 Toshiba Lighting & Technol Corp 遅動スイッチ
US6651337B2 (en) * 2000-08-25 2003-11-25 Voith Paper Patent Gmbh Process for exchanging an intermediate roll in a calender

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3402808B2 (ja) デッキとこのデッキを用いたフレキソ印刷機と当該印刷機の操作方法
CN109333284B (zh) 差速器十字轴轴颈自动磨床
CN115043329A (zh) 一种工业设备安装用移动助力装置
JPH059889A (ja) スーパーカレンダのロール交換装置
CN111482463A (zh) 一种换辊设备及方法
CN212245519U (zh) 宽幅卷料装卸机构和分切机设备
JP2873336B2 (ja) 圧延ロールの切削方法および圧延ロール切削装置
CN209902557U (zh) 一种不锈钢焊接用转动装置
KR100883494B1 (ko) 압연스탠드의 소경롤 교환장치
JP2815749B2 (ja) 竪型傾斜穿孔機
JP3128949B2 (ja) カレンダのロール交換装置
JPH0225213A (ja) ロール装置
CN218903857U (zh) 一种塔机齿条开齿机
CN220449671U (zh) 一体式高速包装机电机拆卸辅助小车
JP2795594B2 (ja) ローラー矯正装置におけるロール交換方法および装置
CN216126629U (zh) 一种剪板机的板件固定装置
JP3293183B2 (ja) カレンダ成形機
JP3390280B2 (ja) 印刷機の圧胴交換装置
CN219296986U (zh) 一种机电设备安装的吊装机构
CN216029030U (zh) 一种翻转类机构轴管定位点焊工装
CN220548285U (zh) 一种具有自动升降功能的桁架机械手
JP2854565B2 (ja) ミルロール用ウェブガイド組替装置
JP2001179314A (ja) 圧延機スピンドル交換方法及びそれに使用するバックアップロールシフト装置
KR100757187B1 (ko) 미니밀의 워크롤 교환장치 및 워크롤 쵸크
JP3171288B2 (ja) 型枠据付機