JP3390280B2 - 印刷機の圧胴交換装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、グラビア印刷機等の輪
転印刷機において、圧胴をフイルム幅（印刷幅）に応じ
た所望の圧胴に交換することを可能とする圧胴交換装置
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、グラビア印刷機等の輪転印刷機に
おいて、印刷を行うためのフイルムの幅を変化させる場
合、圧胴もそのフイルム幅に応じた有効長さの圧胴に交
換している。この交換は、通常作業者が手作業で行って
いた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧胴交
換の都度、圧胴を保管場所から印刷機に運び、交換し、
使用済の圧胴を保管場所に戻すという作業を必要とする
ため、作業者に対する作業負担が大きく、特に、圧胴の
重さによっては２人がかりで交換を行わなければなら
ず、作業能率が悪いという問題があった。

【０００４】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、予め複数の圧胴を印刷ユニット内にストックし
ておき、所望の圧胴を使用できるように構成した印刷機
の圧胴交換装置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は上述の目的を達
成するため、印刷機の印刷ユニットに、圧胴の両端を保
持し、印刷ユニットに取り付けた版胴に対して前記圧胴
を押し付ける圧胴加圧装置と、複数の圧胴を保持し、所
望の圧胴を前記圧胴加圧装置に供給する圧胴ストッカー
を設ける。その圧胴加圧装置は、圧胴の両側に位置する
ように配置された一対の加圧移動台と、該一対の加圧移
動台にそれぞれ設けられ、圧胴の両端を保持可能なチャ
ック装置と、前記加圧移動台を移動させるよう連結され
た圧胴加圧用シリンダ機構を有する構成とする。また、
前記圧胴ストッカーは、複数の圧胴を互いに平行に保持
した一対の無端状チェーンと、該一対の無端状チェーン
を、保持した圧胴が前記チャック装置に対して着脱され
る圧胴交換位置を通過する経路に沿って走行可能なよう
に支持した複数の支持軸と、所望の圧胴を前記圧胴交換
位置に位置決めするように前記無端状チェーンを割り出
し走行させるチェーン駆動装置と、少なくとも上方に位
置する支持軸を支持した昇降台と、前記圧胴加圧装置が
圧胴を版胴に押圧する時には無端状チェーンに張力が生
じないように前記昇降台を降下させる昇降台駆動装置を
有する構成とする。

【０００６】ここで、前記圧胴ストッカーの無端状チェ
ーンを支持する複数の支持軸を、上下に配置された一対
の支持軸で構成し、下方に位置する支持軸を前記圧胴加
圧装置の圧胴移動台に取り付けておくことが好ましい。

【０００７】

【作用】上記構成の本発明の装置では、圧胴交換の際に
は、圧胴加圧装置が保持している圧胴を版胴に接触しな
い位置に持ち上げ、且つ昇降台も上昇させて無端状チェ
ーンに走行に必要な適当な張力をかけ、その状態で、チ
ャック装置による圧胴の保持を解除し、次いでチェーン
駆動装置で無端状チェーンを割り出し走行させて所望の
圧胴を、チャック装置によって着脱される圧胴交換位置
に位置決めし、次いでチャック装置でその圧胴を保持す
る。これにより、圧胴の交換が行われる。次に、この圧
胴を用いて印刷を行う際には、昇降台を降下させて無端
状チェーンをゆるませ、同時に、圧胴加圧装置の圧胴加
圧用シリンダ機構を作動させ、チャック装置で保持して
いる圧胴を版胴に押し付ける。この時、チャック装置で
保持している圧胴は無端状チェーンに保持された状態で
はあるが、その無端状チェーンはゆるんだ状態であるの
で、チャック装置で保持した圧胴に無端状チェーンの張
力が作用することはあまりなく、その圧胴に圧胴加圧用
シリンダ機構によって適正な押圧力を作用させ、良好な
印刷を行うことができる。

【０００８】ここで、前記圧胴ストッカーの無端状チェ
ーンを支持する複数の支持軸を、上下に配置された一対
の支持軸で構成し、下方に位置する支持軸を前記圧胴加
圧装置の圧胴移動台に取り付けた構成とすると、無端状
チェーンの走行経路を細長い長円状としてコンパクトに
配置することが可能となり、また、圧胴をチャック装置
に対して着脱させるための圧胴交換位置を下方に位置す
る支持軸に設けているチェーンホィールの外周上に設定
することが可能となり、圧胴のチャック装置に対する位
置決め精度を向上させることができ、チャック装置によ
る圧胴の保持が確実となる。

【０００９】

【実施例】以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説
明する。図１は本発明の一実施例による圧胴交換装置を
備えた印刷ユニットの要部の概略断面図、図２はその印
刷ユニットを図１の矢印Ｘ−Ｘ方向に見た概略断面図、
図３は図２と同じ部分を印刷中の状態で示す概略断面図
である。図１〜図３において、１は印刷ユニットのサイ
ドフレーム、２はその印刷ユニットに取り付けられてい
る版胴、３は圧胴であり、本実施例では軸４を回転自在
に保持した構成のものが使用されている。５は、圧胴３
の両端（厳密には圧胴３の軸４の両端）を保持し、その
圧胴３を版胴２を押し付けるための圧胴加圧装置、７
は、複数の圧胴３を保持し、所望の圧胴３を前記圧胴加
圧装置５に供給する圧胴ストッカーである。

【００１０】圧胴加圧装置５は、圧胴の両側に位置する
ように配置された一対の加圧移動台１０を備えており、
その加圧移動台１０はサイドフレーム１にほぼ垂直に取
り付けられたリニアガイド１１に保持されている。かく
して、加圧移動台１０はほぼ垂直に移動可能である。各
加圧移動台１０には、圧胴３の両端（厳密には圧胴３の
軸４の両端）を保持可能なチャック装置１３が設けられ
ている。このチャック装置１３は、図４に示すように、
加圧移動台１０に取り付けられた中空円筒状のガイドメ
タル１４と、そのガイドメタル１４に摺動可能に保持さ
れた保持ピン１５と、その保持ピン１５を図４（ａ）、
（ｂ）に示す位置に移動させるエアシリンダ１６等を備
えている。保持ピン１５はその先端に、圧胴３の軸４の
端部に形成されているテーパコーン部４ａを嵌合させる
テーパ穴１５ａを有している。かくして、図４（ｂ）に
示すように保持ピン１５を引っ込めた状態では、保持ピ
ン１５が圧胴３の軸４から離れているが、この保持ピン
１５をエアシリンダ１６で前進させると、図４（ａ）に
示すように、保持ピン１５の先端のテーパ穴１５ａに軸
４の端部が嵌合し、従って、チャック装置１３で圧胴３
を保持できる。

【００１１】図１〜図３において、各加圧移動台１０の
上方には、その加圧移動台を移動させるように圧胴加圧
用シリンダ機構（例えば、エアシリンダ）１８が連結さ
れている。従って、チャック装置１３に圧胴３を保持し
た状態で、圧胴加圧用シリンダ機構１８で加圧移動台１
０を下方に押すことにより、チャック装置１３が保持し
ている圧胴３を版胴２に押し付けることができる。ここ
で、圧胴加圧用シリンダ機構１８が加圧移動台１０を下
方に押す力は、当然、圧胴３が版胴２に対して印刷に必
要な所望の押圧力で押し付けられるように定められる。

【００１２】圧胴ストッカー７は、複数の圧胴３を互い
に平行に保持した一対の無端状チェーン２０と、該一対
の無端状チェーン２０を支持する２本の支持軸２２、２
３を有しており、各支持軸２２、２３には無端状チェー
ン２０を掛けるためのチェーンホィール２４、２５が取
り付けられている。２本の支持軸２２、２３は上下にな
るように配置されており、このため、無端状チェーン２
０は垂直な長円形をなして、コンパクトに配置され、狭
い印刷ユニット内に収容可能となっている。下方の支持
軸２３は加圧移動台１０に軸受ブロック２７を介して回
転可能に保持されている。この支持軸２３の加圧移動台
１０に対する取付位置は、図４から良く分かるように、
チェーンホィール２５の最下部に噛み合っている無端状
チェーン２０に保持された圧胴３の軸４がチャック装置
１３の保持ピン１５に向かい合う位置、即ち圧胴３がチ
ャック装置１３によって着脱される圧胴交換位置となる
ように、定められている。従って、上下の支持軸２２、
２３にチェーンホィール２４、２５に掛け渡された無端
状チェーン２０は、保持した圧胴３がチャック装置１３
に着脱される圧胴交換位置を通過する経路に沿って走行
可能である。なお、この実施例のように、圧胴交換位置
をチェーンホィール２５に噛み合っている無端状チェー
ン２０のところに設定しておくと、その圧胴３の位置が
チェーンホィール２５によって規制されるため、位置が
正確となり、チャック装置１３による圧胴３の軸４の着
脱が容易且つ確実となる利点が得られる。

【００１３】図１〜図３において、上方の支持軸２２は
昇降台３０に軸受ブロック３１を介して回転可能に保持
されている。この昇降台３０はサイドフレーム１に固定
された支持板３３にほぼ垂直に取り付けられたリニアガ
イド３４に保持され、ほぼ垂直に移動可能となってい
る。支持板３３には、昇降台３０を昇降させる昇降台駆
動装置３５が取り付けられている。この昇降台駆動装置
３５は、昇降台３０に取り付けているナット３６に噛み
合うねじ軸３７と、そのねじ軸３７を回転駆動する昇降
用モータ３８と、昇降用モータ３８の回転停止位置（従
って昇降台３０の停止位置）を設定するためのエンコー
ダ３９等を有しており、図１、図２に示すように加圧移
動板１０が上昇位置にあって、チャック装置１３に保持
されている圧胴３が版胴２から上方に離れた位置にある
時には昇降台３０を上昇させて無端状チェーン２０に走
行に必要な適当な張力を付与するが、図３に示すように
加圧移動板１０が下方に押し下げられ圧胴３が版胴２に
押し付けられる時には昇降台３０を下降させて無端状チ
ェーン２０が張力の無い、少し緩んだ状態となるように
制御される構成となっている。

【００１４】更に昇降台３０には、無端状チェーン２０
に保持されている複数の圧胴３のうち、所望の圧胴を圧
胴交換位置に位置決めするように無端状チェーン２０を
割り出し走行させるチェーン駆動装置４１が設けられて
いる。このチェーン駆動装置４１は、圧胴割り出しモー
タ４２と、その圧胴割り出しモータ４２の回転を支持軸
２２に伝達するための駆動用チェーンホィール４３、４
４及び駆動用チェーン４５と、割り出し位置設定のため
のエンコーダ４６等を備えている。

【００１５】図５、図６は無端状チェーン２０に対する
圧胴３の保持構造を示すものであり、無端状チェーン２
０のリンク５０に支持具５１を固定しており、その支持
具５１に圧胴の軸４を挿入、固定している。図１〜３に
おいて、無端状チェーン２０に保持されている複数の圧
胴４は、それぞれ異なる印刷条件に対応するもの（例え
ば、有効幅の異なるもの）としている。

【００１６】次に、上記構成の圧胴交換装置について、
その動作を説明する。印刷機の印刷条件変更に伴って圧
胴を交換する際には、図１、図２に示すように圧胴加圧
用シリンダ機構１８が加圧移動台１０を上昇させ、チャ
ック装置１３で保持している圧胴３を版胴２に接触しな
い位置に持ち上げ、同時に昇降用モータ３８が回転して
昇降台３０を持ち上げ、上下に配置されている支持軸２
２、２３の間隔を所定の値として、それに掛けられてい
る無端状チェーン２０に走行に必要な適当な張力を付与
する。次に、チャック装置１３のエアシリンダ１６が作
動して保持ピン１５を後退させ、圧胴３の軸４の保持を
解除する。この状態で、圧胴割り出しモータ４２が回転
し、無端状チャック２０を走行させて所望の圧胴３を、
チャック装置１３の前に位置する圧胴交換位置に移動さ
せ、その位置に停止させる。次いで、チャック装置１３
のエアシリンダ１６が作動して保持ピン１５を前進させ
圧胴３の軸４を保持する。これで圧胴の交換が終了す
る。

【００１７】印刷を行う際には、圧胴加圧用シリンダ機
構１８が加圧移動台１０を下降させ、チャック装置１３
で保持している圧胴３を、図３に示すように、版胴２に
所定の押圧力で押し付ける。これと並行して、昇降用モ
ータ３８が回転して昇降台３０を降下させ、上下に配置
されている支持軸２２、２３の間隔を図２に示す場合よ
りも少し短くし、それに掛けられている無端状チェーン
２０をゆるませる。これにより、版胴２に押し付けられ
ている圧胴３は無端状チェーン２０に保持された状態で
はあるが、その無端状チェーン２０はゆるんだ状態とな
るので、その圧胴３に無端状チェーン２０の張力が作用
することはあまりなく、その圧胴３に圧胴加圧用シリン
ダ機構１８によって適正な押圧力を作用させ、良好な印
刷を行うことができる。ここで、圧胴ストッカー７の大
部分の重量は昇降台３０で支持されており、圧胴加圧用
シリンダ機構１８に作用する重量は、加圧昇降台１０及
びそれに保持された部品（圧胴３、支持軸２３等）のみ
であるので、さほど大きくなく、このため、圧胴加圧用
シリンダ機構１８を大型化する必要がなく、且つ圧胴３
の版胴２に対する押圧力の調整になんら支障を生じるこ
とがない。

【００１８】以上のように、上記実施例では印刷ユニッ
ト内に収容している所望の圧胴を選択して自動的に交換
することができ、作業者の作業負担を大幅に軽減するこ
とができると共に圧胴交換に要する時間を短縮すること
もできる。特に、１台の印刷機に複数の印刷ユニットを
備えた多色印刷機では、各印刷ユニットの圧胴交換を同
時に行うことが可能であるため、印刷条件変更のための
印刷機の停止時間を大幅に短縮できる。

【００１９】なお、上記実施例では、無端状チェーン２
０を支持する支持軸として、上下に配置された２本の支
持軸２２、２３を用いているが、支持軸は必ずしも２本
に限らず、３本以上としてもよい。また、その場合、下
方の支持軸は必ずしも加圧移動台１０に保持させる必要
はなく、定位置に固定する構成としてもよい。図７、図
８はその場合の実施例を示すものであり、下方に無端状
チェーン２０を掛けるための２本の支持軸５５を定位置
に（動かないように）設け、その支持軸５５に無端状チ
ェーン２０を案内するローラ５６を取り付けている。そ
の他の構成は先に説明した実施例と同様である。図７、
図８に示す実施例では、図７に示すように、昇降台３０
及びそれに保持されている支持軸２２を上昇させた時
に、下方の２本の支持軸５５の間で水平となっている無
端状チェーン２０に保持されている圧胴３がチャック装
置１３（図１参照）に着脱される圧胴交換位置となり、
チャック装置１３で保持された後は、図８に示すよう
に、昇降台３０及びそれに保持されている支持軸２２が
下降すると共に、その圧胴３が圧胴加圧用シリンダ機構
１８（図１参照）によって版胴２に押し付けられ、印刷
が行われる。なお、この実施例では、２本の支持軸５５
は移動させず、圧胴３のみを圧胴加圧用シリンダ機構で
移動させればよいので、圧胴加圧用シリンダ機構に加わ
る重量が少なく、圧胴の押圧力調整が更に良好となる利
点が得られる。

【００２０】また、上記実施例では、圧胴３として軸４
を回転可能に保持した構成のものを用いたが、軸を固定
した構成の圧胴を用いることも可能である。ただし、そ
の場合には、無端状チェーン２０に設けている軸保持用
の支持具５１に軸受を設け、圧胴の軸を回転可能に保持
すると共に、チャック装置１３の保持ピン１５も回転可
能な構成とする必要がある。更に、チャック装置１３の
構成も、図示したように保持ピン１５と軸４との嵌合を
利用したものに限らず、軸４を掴むような構造のものと
してもよい。また、チャック装置１３を取り付ける加圧
移動台１０は、図示実施例に示した直線状に移動可能な
ものに限らず、揺動可能なアーム形式のものとしてもよ
い。

【００２１】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、印刷機の印刷ユニットに、圧胴の両端を保持するチ
ャック装置を備え、印刷ユニットに取り付けた版胴に対
して前記圧胴を押し付ける圧胴加圧装置と、複数の圧胴
を保持した無端状チェーンを備え、所望の圧胴を前記圧
胴加圧装置に供給する圧胴ストッカーを設けたことによ
り、印刷ユニット内に収容している所望の圧胴を選択し
て自動的に交換することができ、作業者の作業負担を大
幅に軽減することができると共に圧胴交換に要する時間
を短縮することもでき、特に、１台の印刷機に複数の印
刷ユニットを備えた多色印刷機では、各印刷ユニットの
圧胴交換を同時に行うことが可能であるため、印刷条件
変更のための印刷機の停止時間を大幅に短縮できる等の
効果を有している。

【００２２】ここで、前記圧胴ストッカーに設けている
一対の無端状チェーンを上下２本の支持軸で支持させ、
下方の支持軸を前記圧胴加圧装置の圧胴移動台に取り付
けた構成としておくと、無端状チェーンの走行経路を細
長い長円状としてコンパクトに配置することが可能とな
り、また、圧胴をチャック装置で着脱するための圧胴交
換位置を下方に位置する支持軸に設けているチェーンホ
ィールの外周上に設定することが可能であり、圧胴のチ
ャック装置に対する位置決めを正確に行うことができ、
圧胴のチャック装置による保持を確実に行うことができ
るという効果を有している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例による圧胴交換装置を備えた
印刷ユニットの要部の概略断面図

【図２】図１に示す印刷ユニットを矢印Ｘ−Ｘ方向に見
た概略断面図

【図３】図２と同じ部分を印刷中の状態で示す概略断面
図

【図４】（ａ）は圧胴の軸４をチャック装置１３に保持
した状態を示す概略断面図 （ｂ）は圧胴の軸４をチャック装置１３から開放した状
態を示す概略断面図

【図５】無端状チェーンに設けている支持具を示す概略
断面図

【図６】図５に示す支持具の概略側面図

【図７】本発明の他の実施例を示す図２と同様な部分の
概略断面図

【図８】図７と同じ部分を印刷中の状態で示す概略断面
図

【符号の説明】

１ サイドフレーム ２ 版胴 ３ 圧胴 ４ 軸 ５ 圧胴加圧装置 ７ 圧胴ストッカー １０ 加圧移動台 １３ チャック装置 ２０ 無端状チェーン ２２、２３ 支持軸 ２４、２５ チェーンホィール ３０ 昇降台 ３３ 支持板 ３５ 昇降台駆動装置 ４１ チェーン駆動装置 ５０ リンク ５１ 支持具

フロントページの続き (56)参考文献 特開 平１−271243（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−155645（ＪＰ，Ａ) 実開 平６−15759（ＪＰ，Ｕ) 実開 平３−87229（ＪＰ，Ｕ) 実開 平６−63330（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭59−56033（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭46−33366（ＪＰ，Ｙ１) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) B41F 13/18 B41F 13/24 - 13/40

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 圧胴の両端を保持し、印刷ユニットに取
   り付けた版胴に対して前記圧胴を押し付ける圧胴加圧装
   置であって、圧胴の両側に位置するように配置された一
   対の加圧移動台と、該一対の加圧移動台にそれぞれ設け
   られ、圧胴の両端を保持可能なチャック装置と、前記加
   圧移動台を移動させるよう連結された圧胴加圧用シリン
   ダ機構を有する圧胴加圧装置と、 複数の圧胴を保持し、所望の圧胴を前記圧胴加圧装置に
   供給する圧胴ストッカーであって、複数の圧胴を互いに
   平行に保持した一対の無端状チェーンと、該一対の無端
   状チェーンを、保持した圧胴が前記チャック装置に対し
   て着脱される圧胴交換位置を通過する経路に沿って走行
   可能なように支持した複数の支持軸と、所望の圧胴を前
   記圧胴交換位置に位置決めするように前記無端状チェー
   ンを割り出し走行させるチェーン駆動装置と、少なくと
   も上方に位置する支持軸を支持した昇降台と、前記圧胴
   加圧装置が圧胴を版胴に押圧する時には無端状チェーン
   に張力が生じないように前記昇降台を降下させる昇降台
   駆動装置を有する圧胴ストッカーとを具備することを特
   徴とする印刷機の圧胴交換装置。
2. 【請求項２】 前記圧胴ストッカーの無端状チェーンを
   支持する複数の支持軸が、上下に配置された一対の支持
   軸からなり、下方に位置する支持軸が前記圧胴加圧装置
   の圧胴移動台に取り付けられていることを特徴とする請
   求項１記載の印刷機の圧胴交換装置。