JP2802046B2 - Cd再生装置及びその制御方法 - Google Patents

Cd再生装置及びその制御方法

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JP2802046B2
JP2802046B2 JP7053879A JP5387995A JP2802046B2 JP 2802046 B2 JP2802046 B2 JP 2802046B2 JP 7053879 A JP7053879 A JP 7053879A JP 5387995 A JP5387995 A JP 5387995A JP 2802046 B2 JP2802046 B2 JP 2802046B2
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    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B19/12Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing distinguishing features of or on records, e.g. diameter end mark
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクト・ディスク
(CD)表面に記録されたデータを読み出すためのCD
再生装置及びその制御方法に係り、特に、ノートブック
・コンピュータ等の携帯型情報処理装置に接続可能なC
D再生装置及びその制御方法に関する。更に詳しくは、
本発明は、ノートブック・コンピュータ本体に内蔵して
用いられ、且つコンピュータ本体側で実行中のアプリケ
ーションを中断させることなく容易に音楽CDを操作す
ることができるCD再生装置及びその制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】昨今の技術革新に伴い、携帯性を考慮し
て小型且つ軽量に設計・製作されたパーソナル・コンピ
ュータ(「ポータブル・コンピュータ」、又は「ノート
ブック・コンピュータ」ともいう)が広範に普及してき
た。また、最近では、補助記憶装置の小型化も進んでき
ており、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)やフロ
ッピー・ディスク・ドライブ(FDD)の他、CD−R
OMドライブ(CD再生装置)を内蔵できるノートブッ
ク・コンピュータも出現してきた。例えば、日本アイ・
ビー・エム(株)が市販するノートブック・コンピュー
タThinkPad755CD(「ThinkPad」
は米IBM社の登録商標)は、CD−ROMドライブを
内蔵している。
【0003】図1には、ノートブック・コンピュータの
外観を示している。同図において、コンピュータ1は、
上面部にキーボード2を備えた本体3と、内側に液晶表
示パネル(LCD)4を備えた蓋体5とが、本体の略後
縁部で回転可能にヒンジ結合された構造となっている。
本体3の内部には、CPU,メイン・メモリ,ROM,
各種周辺コントローラ類や、これらを連絡するためのバ
スを実装したシステム・ボードが収容されている(図示
しない)。また、本体3のキーボード2下部のスペース
には、バッテリ・パック(図示しない)や、HDD(図
示しない)、CD−ROMドライブ50が内蔵されてい
る。CD−ROMドライブ50のディスク交換用トレイ
は、ディスク交換作業を容易にするのため、リトラクタ
ブルな構造になっており、その前面部にはトレイ排出を
指示するためのイジェクト(Eject)・ボタン6が
設けられている。また、CD−ROMドライブ50は、
その後方にて、システム・ボードのバスと着脱可能に接
続しており(図示しない)、FDDなど他の周辺装置と
交換できるようになっている。
【0004】ここで、CDすなわちコンパクト・ディス
ク(以下、単に「ディスク」ともいう)とは、透明樹脂
からなるディスクの片面にデジタル・データに対応した
ピット(反射率の異なる凹凸形状)が形成され、その上
に極薄のアルミニウム等の金属幕が貼り付けられ、更に
その上に硬い保護膜が設けられてできている。そして、
CD−ROMドライブ(CD再生装置)は、回転するデ
ィスク上にレーザ光を集光して、その反射光強度の変化
を利用してデータを読み出せるようになっている。CD
は、大容量のデータを高密度に記録できることから、コ
ンピュータ・データの他、オーディオ・データや画像デ
ータなど各種データの記録に利用されている。
【0005】CDの物理的及び論理的な仕様は、ソニー
とオランダPhilips社が中心になって策定してお
り、俗に言う「レッド・ブック(Red Boo
k)」,「イエロー・ブック(Yellow Boo
k)」,「グリーン・ブック(Green Boo
k)」などに詳述されている。
【0006】CDは、基本的には、ディスク表面の中心
付近から外側に向けて、らせん状に、且つ同じ密度でデ
ータを記録するようになっている。その物理フォーマッ
トは、ディスク表面の内側から、リード・イン(Lea
d In),プログラム・エリア,リード・アウト(L
ead Out)の3つ領域に大別される。リード・イ
ンとリード・アウトは、ディスクの属性情報や各トラッ
クのスタート位置などの各種制御情報を記録するための
領域である。また、プログラム・エリアは、コンピュー
タ・データやオーディオ・データなどの実質的なユーザ
・データを記録するための領域であり、1個又は複数個
のトラックで構成される。トラックは、さらに24バイ
ト長のフレームに分割することができる。トラックの長
さは一定ではなく、記録するユーザ・データの長さに依
存する。例えば音楽CDの場合、1トラックが1曲に相
当し、トラック長が曲の演奏時間に対応する。コンピュ
ータ・データを格納したトラックのことを「CD−RO
Mトラック」といい、オーディオ・データを格納したト
ラックのことを「CD−DAトラック」という。また、
CD−DAの一種として、オーディオ・データの空き領
域(具体的にはフレーム中のサブ・チャネル)に画像デ
ータを記録した「CD−Graphics」がある。ま
た、1つのCDの中にCD−ROMトラックとCD−D
Aトラックを混在させた、ハイブリッド・タイプもあ
る。さらに、画像データとオーディオ・データを同じト
ラック内にインターリーブ(複数チャネルの時分割多
重)記録した「CD−I(Compact Disk−
Interactive media)」や、「CD−
ROM XA」などの規格もある*
【0007】ところで、コンピュータに内蔵されたCD
−ROMドライブは、他の周辺装置の場合と同様、コン
ピュータ本体(以下、単に「システム」ともいう)で実
行中のアプリケーション・プログラムやオペレーティン
グ・システム(OS)などのソフトウェアが発行するコ
マンドをバス経由で受け取ってコントロールされるのが
一般的である。CD−ROMドライブが音楽CDの操作
を行う場合もその例外ではない。ここで、音楽CDの操
作(再生開始、停止、次曲頭出しなど)について、詳細
に考察してみる。
【0008】内蔵型のCD−ROMドライブで音楽CD
を操作するためには、音楽CD操作用のアプリケーショ
ン・プログラム(以下、音楽CD操作用のアプリケーシ
ョンを「CD_PLAYER.EXE」ということにす
る)と、OSがCD−ROMを外部記憶装置の1つとし
て管理できるようにするためのファイル管理用ドライバ
(MSCDEX.EXEなど)、及びCD−ROMドラ
イブ用のデバイス・ドライバという、最低3種類のプロ
グラムを、システム側のメイン・メモリ上にロードして
おくことが前提となる。そして、音楽CDに対して何ら
かの操作を行う場合には、必ず「CD_PLAYER.
EXE」を起動させなければならない。したがって、例
えばDOS上では、マルチタスクでないため、他のアプ
リケーション(DOSワープロ)実行中に音楽CDを操
作したくなったら、以下の手順が必要となる。 1:DOSワープロを一旦終了する。(文書作成中であ
れば、文書を保存後、終了する。) 2:マウス・プログラムが起動されていなければ、マウ
ス・プログラムを起動する。 3:CD_PLAYER.EXEを起動する。 4:画面上、GUIを用いて、該当するメニュー(再
生、停止など)をクリックして、操作内容をCD_PL
AYERに指示する。 5:CD_PLAYER.EXEを終了する。 6:DOSワープロを再起動する。 また、Windows上で他のアプリケーション(Wi
ndowsアプリケーション)を実行中に音楽CDを操
作したくなったら、以下の手順が必要となる。 1:Windowsアプリケーションをマウス操作で最
小表示にするか、キーボード上でトグル・スイッチを押
してタスクを切り換えて、プログラム・マネージャ・ウ
インドウにする。 2:CD_PLAYERアイコンが登録されているプロ
グラム・グループのアイコンをオープンする。 3:CD_PLAYERアイコンをダブル・クリックし
て、CD_PLAYER.EXEを起動する。そして、
CD_PLAYERウインドウ上で所望のメニューをク
リックする。
【0009】以上の説明から、従来コンピュータ上で音
楽CDを操作するためには、次に掲げる難点を伴ってい
たことを、当業者であれば理解できるであろう。すなわ
ち、 (1) 実行中のアプリケーションの中断 再生開始や再生停止などの制御を行うためには、必ず専
用のアプリケーションすなわち「CD_PLAYER.
EXE」を起動しなければならない。また、キーボード
又はマウスからのデータ入力や、やCD−ROMドライ
ブへのコマンドの伝達には、通常、バスを使用する。し
たがって、CPUには割り込みが入るので、実行中の他
のアプリケーションを余儀なく中断しなければならな
い。 (2) システム・リソースの使用 頻繁に音楽CDを操作したい場合には、音楽CDの操作
のためのアプリケーション(CD_PLAYER.EX
E)や、ドライバ類(ファイル管理ドライバ(MSCD
EX.EXE)やデバイス・ドライバなど)を、メイン
・メモリ上に常駐させておく必要がある。前者のCD_
PLAYER.EXEプログラムは、一般には70K〜
200Kバイト程度、後者のドライバ類は35Kバイト
程度のボリュームがあるので、システム・リソースにと
ってはかなりの負担である。 (3) 操作性 他のアプリケーションを実行中に音楽CDを操作したい
場合には、一旦アプリケーションを終了してCD_PL
AYER.EXEを起動したり(DOS環境の場合)、
ウインドウを切り換えてCD_PLAYERアイコンを
選択操作しなければならず(Windows環境の場
合)、入力操作が比較的複雑である。また、ユーザ・イ
ンターフェースもアプリケーションによって区々なこと
も、操作をさらに複雑且つ難儀なものにする一因であ
る。
【0010】このような環境下では、コンピュータのユ
ーザが作業(例えばワープロによる文書作成)に疲れて
「音楽でも聴いて一息入れたいなあ」と思っても、音楽
CDの再生を開始するためには、実行中の他のアプリケ
ーションの中断や、上述した複雑な入力操作を伴うの
で、音楽CDの再生のための操作は一筋縄では行かな
い。また、アプリケーション(CD_PLAYER.E
XE)によっては、折角音楽CDの再生を実行できて
も、アプリケーションの終了とともに再生も終了させて
しまうものもあり、「ながら作業」が許されない場合も
ある。また、音楽CDの再生状態のままでアプリケーシ
ョンを終了して元のアプリケーション(ワープロ)を再
開できたとしても、後続の音楽CDの操作(次曲頭出し
や停止など)の度ごとにアプリケーションを起動させな
ければならず、手間と時間を要する。また、コンピュー
タ・データではない単なるオーディオ・データの処理の
ために、メイン・メモリを常に数十K〜数百Kバイト程
度使用するのは、システム・リソースの無駄使いであ
る。略言すれば、ユーザは、CD再生装置をコンピュー
タ本体にインストールしていながらも、音楽鑑賞による
気晴らしもままならないのである。
【0011】その点、音楽CD専用のCD再生装置であ
れば、再生開始、再生停止、次曲頭出しなど各操作のた
めに専用の制御ボタンが標準的に装備されているので、
ユーザが聴きたいと思えば自在に音楽CDを再生するこ
とができる。これに対して、内蔵型のCD−ROMドラ
イブは、図1に示すように、一般には、ディスク排出用
トレイの前面しかコンピュータ1本体の表面に現れてお
らず、このように限られた表面には、イジェクト・ボタ
ン6を設けるのが精一杯であり、また、制御ボタンの追
加はコスト増につながる。したがって、内蔵型CD−R
OMドライブの操作は、キーボードやマウスからの入力
に依存し、必然的にバスの使用と実行中のアプリケーシ
ョンの中断を伴うことになるのである。
【0012】*:CD−DAは「レッド・ブック」に、
CD−ROMは「イエロー・ブック」に、CD−Iは
「グリーン・ブック」に、それぞれ規定されている。な
お、CD−Iは対話操作を可能にするための規格であ
り、CD−ROM XAは音声データと動画データとを
統合してマルチメディアとして取り扱うための規格であ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ノー
トブック・コンピュータ等の携帯型情報処理装置に接続
可能な、優れたCD再生装置、及びCD再生装置の制御
方法を提供することにある。
【0014】本発明の更なる目的は、ノートブック・コ
ンピュータに内蔵して用いられ、且つコンピュータ本体
側で実行中のアプリケーションを中断させることなく音
楽CDを容易に操作することができるCD再生装置、及
びCD再生装置の制御方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面
は、CDの排出を指示するためのイジェクト・ボタンを
含み且つCD表面からデータを読み出すためのCD再生
装置において、所定時間未満だけ前記イジェクト・ボタ
ンが押されるとディスク排出のための動作をし、所定時
間以上前記イジェクト・ボタンが押されるとCDの再生
を開始することを特徴とするCD再生装置である。
【0016】また、本発明の第2の側面は、CDの排出
を指示するためのイジェクト・ボタンを含み且つCD表
面からデータを読み出すためのCD再生装置において、
CD再生中に所定時間未満だけ前記イジェクト・ボタン
が押されるとCDの再生動作を停止し、CD再生中に所
定時間以上前記イジェクト・ボタンが押されると該CD
の次のトラックの再生を試みることを特徴とするCD再
生装置である。
【0017】また、本発明の第3の側面は、CDの排出
を指示するためのイジェクト・ボタンを含み且つCD表
面からデータを読み出すためのCD再生装置の制御方法
において、所定時間未満だけ前記イジェクト・ボタンが
押されるとディスク排出のための動作をし、所定時間以
上前記イジェクト・ボタンが押されるとCDの再生を開
始することを特徴とするCD再生装置の制御方法であ
る。
【0018】また、本発明の第4の側面は、CDの排出
を指示するためのイジェクト・ボタンを含み且つCD表
面からデータを読み出すためのCD再生装置の制御方法
において、CD再生中に所定時間未満だけ前記イジェク
ト・ボタンが押されるとCDの再生動作を停止し、CD
再生中に所定時間以上前記イジェクト・ボタンが押され
ると該CDの次のトラックの再生を試みることを特徴と
するCD再生装置の制御方法である。
【0019】また、本発明の第5の側面は、CDを搭載
するためのトレイ部と、トレイ部を挿入・排出するため
の排出機構と、トレイ部の排出を指示するためのイジェ
クト・ボタンと、搭載されたCDの表面をシークすると
ともにデータを読み取るための読取機構と、読み取った
データを処理するためのデータ処理部と、読み取ったデ
ータをアナログ出力するためのライン・アウト端子部
と、コンピュータ・システムのバスと接続するためのイ
ンターフェース部と、全体の動作を統御するための制御
部とを含むCD再生装置の制御方法において、前記読取
機構の停止中に所定時間未満だけ前記イジェクト・ボタ
ンが押されると前記排出機構を付勢し、前記読取機構の
停止中に所定時間以上前記イジェクト・ボタンが押され
ると前記読取機構による読み取り動作を開始して読み取
ったデータを前記ライン・アウト端子部より出力するこ
とを特徴とするCD再生装置の制御方法である。
【0020】また、本発明の第6の側面は、CDを搭載
するためのトレイ部と、トレイ部を挿入・排出するため
の排出機構と、トレイ部の排出を指示するためのイジェ
クト・ボタンと、搭載されたCDの表面をシークすると
ともにデータを読み取るための読取機構と、読み取った
データを処理するためのデータ処理部と、読み取ったデ
ータをアナログ出力するためのライン・アウト端子部
と、コンピュータ・システムのバスと接続するためのイ
ンターフェース部と、全体の動作を統御するための制御
部とを含むCD再生装置の制御方法において、前記読取
機構による読み取り動作中に所定時間未満だけ前記イジ
ェクト・ボタンが押されると該読み取り動作を停止し、
前記読取機構による読み取り動作中に所定時間以上前記
イジェクト・ボタンが押されると該CDの読み取り位置
を次のトラックにスキップすることを特徴とするCD再
生装置の制御方法である。
【0021】また、本発明の第7の側面は、CDを搭載
するためのトレイ部と、トレイ部を挿入・排出するため
の排出機構と、トレイ部の排出を指示するためのイジェ
クト・ボタンと、搭載されたCDの表面をシークすると
ともにデータを読み取るための読取機構と、読み取った
データを処理するためのデータ処理部と、読み取ったデ
ータをアナログ出力するためのライン・アウト端子部
と、コンピュータ・システムのバスと接続するためのイ
ンターフェース部と、全体の動作を統御するための制御
部とを含み、CD−DAトラックからデータを読み出し
て前記ライン・アウト端子部からアナログ出力可能なC
D再生装置の制御方法において、前記イジェクト・ボタ
ンの押圧時間を計測する計測段階と、前記計測段階にお
いて押圧時間が所定時間以上であれば、CD−DAトラ
ックの読み出し中か否かを判別する第1の判別段階と、
前記第1の判別段階においてCD−DAトラックの読み
出し中でなければ、CDがトレイ部に搭載されているか
否かを判別するための第2の判別段階と、前記第2の判
別段階においてCDが搭載されていれば、該CD中でC
D−DAトラックを含む可能性があるか否かを判別する
第3の判別段階と、前記第3の判別段階においてCD−
DAトラックを含む可能性があれば、CD−DAトラッ
クをシークするシーク段階と、前記シーク段階で見つけ
出されたCD−DAトラックからデータを読み出して、
前記ライン・アウト端子からアナログ出力する演奏段階
と、を含むことを特徴とするCD再生装置の制御方法で
ある。
【0022】第7の側面では、前記演奏段階で該CD−
DAトラックからのデータの読み出しが終了すると、C
D上の次のCD−DAトラックをシークして、前記演奏
段階を繰り返すようにしてもよい。
【0023】また、第7の側面では、前記第2又は第3
の判別段階のうちの少なくとも一方で結果が否定的であ
れば、前記排出機構に前記トレイ部を排出させてもよ
い。
【0024】また、第7の側面では、前記第1の判別段
階においてCD−DAトラックの読み出し中であれば、
CD上の次のCD−DAトラックをシークして、該CD
−DAトラックからデータを読み出すようにしてもよ
い。
【0025】また、第7の側面では、前記計測段階にお
いて押圧時間が所定時間未満であれば、CD−DAトラ
ックからデータの読み出し中か否かを判別して、読み出
し中であれば読み出し動作を停止するようにしてもよ
い。逆に、読み出し中でなければ、前記排出機構に前記
トレイ部を排出させてもよい。
【0026】本発明によれば、CD−ROMドライブ
は、停止中及び再生中の各状態でイジェクト・ボタンが
押されると、以下の表1に示すような動作を行うことに
なる。
【0027】
【表1】
【0028】表1に判るように、本発明に係るCD−R
OMドライブは、イジェクト・ボタン1つで、音楽CD
の再生開始、再生停止、次曲頭出し、及びイジェクトな
どの全ての動作を指示することができる訳である。な
お、表中の「x秒」は、予め与えられたデフォルト値、
またはCD−ROMドライブ内部のファームウェアの設
定により決定される。また、ジャンパー・スイッチの設
定やシステム・コマンドによってxの値を動的に再設定
できるようにしてもよい。なお、後続の[実施例]中の
D−2項では、x=2[sec]を採用している。
【0029】イジェクト・ボタン自体は、図1に示すよ
うに内蔵型CD−ROMドライブに基本的に備わってい
る部品であり、コスト増を招かない。また、表1に示す
ようなオペレーションはファームウェアなどによってC
D−ROMドライブ内部で実現できるので、ノートブッ
ク・コンピュータ本体側の設計には全く影響ない。
【0030】また、本発明によれば、ユーザは、作業中
(例えばワープロによる文書作成中)に「音楽でも聴い
て一息入れたい」と思えば、イジェクト・ボタンによっ
てワン・タッチでその欲求を満たすことができる。
【0031】また、音楽CDの再生開始、再生停止、次
曲頭出しなどの基本的操作を、システム側からのコント
ロールを受けずに実現できるので、システムは実行中の
アプリケーションを終了させる必要はない。したがっ
て、ユーザにとっては、音楽CDを再生するための手間
や時間がかからないので、その時々の気分に応じて容易
に「ながら作業」を行うことができる。
【0032】また、システム側では、音楽CD操作のた
めのアプリケーション(CD_PLAYER.EXE)
をメイン・メモリ上にロードしておく必要はない。さら
に、音楽CD操作のみの目的で、MSCDEX.EXE
やCD−ROMドライブ用のデバイス・ドライバをメイ
ン・メモリ上に常駐させる必要はない。したがって、本
発明は、システム・リソースの節約にもつながる。
【0033】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0034】
【実施例】以下、説明の便宜上、次のように項分けし
て、本発明の実施例について記述する。 A.コンピュータのハードウェア構成 B.CD−ROMドライブのハードウェア構成 C.コンパクト・ディスクのデータ構造 D.CD−ROMドライブのオペレーション E.追補
【0035】A.コンピュータのハードウェア構成 図2には、本発明の実施に供されるノートブック・コン
ピュータ1のハードウェアの概観構成を示している。
【0036】図2において、CPU7は、オペレーティ
ング・システム(OS)の制御下で、アプリケーション
・プログラムを実行する。CPU7は、アドレス信号、
データ信号、コントロール信号などからなる共通信号電
送路(バス)8を介して各部と連絡している。以下、各
部について説明しておく。
【0037】メイン・メモリ9は、各プログラムをロー
ドするとともに、CPU7が作業領域として用いるため
の揮発性メモリ(RAM)である。ROM10は、始動
時のプログラム(POST:Power On Sel
f Test)やハードウェア制御用の基本動作命令群
(BIOS:Basic Input/OutputS
ystem)をコード化して永久的に格納するための不
揮発性メモリである。
【0038】DMAコントローラ11は、CPU7の介
在なしに、メイン・メモリ9と周辺装置との間でデータ
転送を行うための専用プロセッサである。
【0039】割込みコントローラ12は、バス8を監視
して、ソフトウェア割込みの発生をCPU7に通知する
ためのプロセッサである。
【0040】ビデオ・コントローラ13は、CPU7か
らの描画命令を処理するためのプロセッサであり、VR
AM14は処理中の描画データを一時記憶するためのプ
ロセッサであり、LCD4はVRAM14の内容に従っ
て表示するための装置である。
【0041】オーディオ・コントローラ15は、オーデ
ィオ信号の入出力を処理するためのプロセッサであり、
アンプ16でオーディオ信号を増幅し、スピーカ17で
出力できるようになっている。なお、アンプ16は、C
D−ROMドライブ50からも、信号線52を介してア
ナログ信号を受信できるようになっている(後述)。
【0042】HDD18及びFDD20は、補助記憶装
置である。FDC19はFDD20を駆動するためのコ
ントローラである。
【0043】コンピュータ1は、HDD18とF20の
他に、さらにCD−ROMドライブ50を補助記憶装置
として備えている。CD−ROMドライブ50は、コマ
ンドやデジタル・データの授受のためにバス・コネクタ
51にてバス8に接続しているとともに、アナログ・デ
ータを信号線52を介してアンプ16に直接出力するよ
うになっている(詳細はB項で記述)。
【0044】I/Oコントローラ24は、シリアル・ポ
ート25、パラレル・ポート26を介して、モデムやプ
リンタなど(図示しない)との間で、データの交換を可
能にするためのコントローラである。
【0045】また、コンピュータ1は、ユーザがデータ
やコマンドを入力するために、キーボード22とマウス
23とを備えている。キーボード22からの入力マトリ
ックスやマウス23からの指示座標はキーボード/マウ
ス・コントローラ(KMC)21によって処理される。
【0046】この項で説明したコンピュータ1のハード
ウェア構成要素自体は、当業者に既に周知の事項であ
る。また、ノートブック・コンピュータを構成するハー
ドウェア構成要素(各種コントローラやインターフェー
ス回路、周辺装置など)は図示したもの以外にも多数あ
るが、本明細書では説明の簡略化のために省略している
ことを当業者であれば理解できるであろう。
【0047】B.CD−ROMドライブのハードウェア
構成 図3には、本発明の実施に供される内蔵型CD−ROM
ドライブ50のハードウェア構成を示している。以下、
各部について説明する。
【0048】記憶媒体としてのコンパクト・ディスク
(CD)53は、スピンドル・モータ54上に回転可能
にロードされている。ディスク53の下表面部には、光
学ヘッド(Pick−Up−Head)55が配設され
ている。光学ヘッド55は、ディスク53へのレーザ光
の照射及びその反射光を受光してデータを読み取るため
のものであり、ディスク53の半径方向に移動可能なス
ライダ・モータ56上に搭載されている。モータ駆動回
路57は、ディスク上のトラックが光学ヘッド55に対
して線速度一定(CLV)で回転するように、スピンド
ル・モータ54及びスライダ・モータ56を制御してい
る。
【0049】光学ヘッド55からの出力信号は、光学ヘ
ッド55の位置制御と、ディスク53上のデータ読取り
の各目的に供されるべく、RFアンプ58に入力され
る。前者の目的に関して言えば、サーボ回路59−1,
モータ駆動回路57によって形成される閉ループ制御系
は、光学ヘッド55の出力信号に基づいて、スピンドル
・モータ54及びスライダ・モータ56を同期的に駆動
制御して、光学ヘッド55のディスク53上の所定位置
へのアクセスを可能にしている。なお、光学ヘッド53
は、微小移動可能な2軸デバイス(図示しない)によっ
て支持されており、フォーカス補正及びトラッキング補
正が可能になっている。また、後者の目的に関して言え
ば、光学ヘッド53の出力信号は、デジタル信号処理回
路(DSP)59−2によって信号処理され、デジタル
−アナログ変換回路(DAC)60によってアナログ化
される。得られたアナログ信号は、オーディオ・アンプ
61によって増幅されて、CD−ROMドライブ50に
備えられたヘッドホン・ジャック(図示しない)から出
力されるか、または、信号線52を介してコンピュータ
1側のアンプ16にライン・アウト出力される。また、
読み取ったデータをデジタル・データとして出力する場
合には、復号化回路62−1で一旦復号化してから、バ
ス・コネクタ51を介して、コンピュータ1側のバス8
に送出する。なお、本実施例では、サーボ回路59−1
とデジタル信号処理回路59−2は同一チップで構成さ
れている。
【0050】ディスク53を交換可能に搭載するトレイ
(図示しない)は、ローディング・モータ63と連結し
て、挿入及び排出動作が可能となっている。イジェクト
・ボタン6は、CD−ROMドライブ50の正面部に設
けられた(図1参照)、トレイの挿入/排出などの動作
を指示するための制御ボタンであり、押圧を検知すると
信号線64上にシグナルを出力するようになっている。
モータ駆動回路65は、制御回路66からの制御信号に
応じて、ローディング・モータ63を駆動するようにな
っている。
【0051】制御回路66は、CD−ROMドライブ5
0内の各部の動作を統御するためのコントローラであ
る。より具体的には、制御回路66は、信号線64を介
してイジェクト・ボタン6からシグナルを受け取って所
定の処理を施すことによって、ディスク53表面からの
データの読み取りやその停止、トレイの挿入・排出な
ど、装置全体の動作を制御するようになっている(詳細
はD−2項で説明する)。制御回路66には、動作タイ
ミングをとるためのクロック67や、ROM68、RA
M69が付設されている。
【0052】ROM68は、永久的にデータを格納する
ための読出し専用メモリであり、各種ファームウェアの
記録に用いられる。ここでいうファームウェアには、例
えば、(ア) ドライブ50が起動時に行う自己診断テス
ト、(イ) バス8を介してコンピュータ1から送られたコ
マンドの解釈、(ウ) ディスク・イン/アウトやトレイの
挿入/排出などのドライブ50の状況確認、(エ) ドライ
ブ50内のメカニカル・コントロールなど、各目的のた
めのものが含まれている。また、D項で後述するオペレ
ーションを実現するためのプログラムや、イジェクト・
ボタン6の押圧時間を計測するためのソフトウェア・タ
イマも、ROM68内のファームウェアであると把握さ
れたい。
【0053】RAM69は、制御回路66が作業領域と
して用いるための書込み可能メモリである。RAM69
は、現在挿入されているディスクに関連する各種情報
(例えばTOCなどのアロケーション情報など(後
述))や、データの転送速度を示すドライブ・パラメー
タ、音声の出力レベルなどを示すオーディオ・パラメー
タも格納している。
【0054】インターフェース回路62−2は、コンピ
ュータ1側のバス8とCD−ROMドライブ50との間
でのデジタル・データの交換を可能にするための回路で
あり、バス・コネクタ51によってバス8に接続してい
る。CD−ROMドライブ50をパーソナル・コンピュ
ータ内のバス8に接続するためのインターフェースの規
格には、SCSI,EnhancedIDE**の他、メ
ーカ独自のものが存在するが、本発明を実現するために
はインターフェース規格による制限を受けないものと考
えられる。なお、本実施例では、復号化回路62−1と
インターフェース回路62−2は同一チップで構成され
ている。
【0055】この項で説明したCD−ROMドライブ5
0のハードウェア構成自体(但し、D項で後述する特定
のオペレーションを実現するためのROM68内のファ
ームウェアを除く)は、当業者に既に周知の事項であ
る。また、CD−ROMドライブは、図示した以外にも
ハードウェア構成要素を含んでいるが、周知事項ゆえ、
本明細書では説明の簡略化のため省略している。
【0056】但し、ディスク53上の任意のCD−DA
トラックから読み出したオーディオ・データを、DA変
換回路60でアナログ信号に変換して、ライン・アウト
端子52からコンピュータ1内のアンプ16に出力する
か或はオーディオ・アンプ61で増幅してからヘッドホ
ンに出力すれば、音楽CDの再生を実現できる、という
点に留意されたい。音楽CDの再生の際に、CD−RO
Mドライブ50はバス・コネクタ51を介したコマンド
やデータの授受を必要としない、すなわちコンビュータ
1内のバス8を全く使用しない訳である。
【0057】**:SCSIはSmall Compu
ter System Interfaceの略で、米
国規格協会(ANSI)が標準化した小型コンピュータ
用周辺機器インターフェースの規格である。また、ID
Eは、IntegratedDrive Electr
onicsの略で、ISAバスにハード・ディスクを直
結するためのインターフェースの1つ。Enhance
d IDEは、CD−ROMドライブへの拡張版であ
る。
【0058】C.コンパクト・ディスクのデータ構造 CDは、ディスク表面にらせん状に同密度でデータを記
録し、且つ、そのらせんの内側から、リード・イン,プ
ログラム・エリア,リード・アウトの各領域に分けられ
る、ということは、[従来の技術]の項で既に説明した
(図4参照)。この項では、D項での説明を容易にする
ために、CDの物理フォーマットについてもう少し詳し
く説明しておく。
【0059】図4(b)には、CDの物理フォーマットを
模式的に示してある。同図において、1つのセッション
***は、ユーザ・データの実体であるプログラム・エリ
アが、リード・インとリード・アウトに挟まれて構成さ
れる。
【0060】プログラム・エリアは、最大99個までト
ラックを取り込むことができる。CD−DAトラックで
あれば1トラックは1曲に相当し、音楽専用のディスク
であればディスク中のトラック数は曲数に相当する。ト
ラックはさらにフレームに分割できる。フレームは、デ
ータ処理のための最小単位であり、1フレーム24バイ
トで構成される。また、連続する98個のフレームの集
まり(2352バイト長)をセクタという。トラックの
長さは一定ではなく、例えばCD−DAトラックであれ
ば曲の演奏時間に応じてトラックに含まれるセクタ数が
定まる。
【0061】一方、リード・インやリード・アウト領域
には、ディスクの属性情報や各トラックのスタート位置
などの各種制御情報が記録されている。このうち、リー
ド・イン領域には、TOC(Table Of Con
tents)と呼ばれる、ディスク内の属性情報・制御
情報をトラック単位で管理するためのテーブルが格納さ
れている。図5(a)に示すように、TOC内では、各ト
ラック毎に「Qチャネル」と呼ばれる96ビット構成の
レコードを1つずつ用意して、プログラム・エリア内で
のトラックの順序に従って各Qチャネルを格納してい
る。Qチャネルは、図5(b)に示すようなフィールド構
成(「Qフォーマット」という)に従ったデータ構造を
しており、その各フィールドには対応するトラックのデ
ータが入れられている。
【0062】Qチャネル内の各フィールド(Contr
ol,ADR,…)に格納されている値は、CD上でト
ラックをシークしたりトラックからデータを読み取る際
に意味を持つ。その中でも特にControlフィール
ド値とPSecフィールド値は、後続のD項で記述する
CD−ROMドライブ50のオペレーションで用いられ
るので、以下に簡単に説明しておく。
【0063】PSecフィールドは、ディスク・タイプ
を表すのに用いられる。表2には、PSecフィールド
値とディスク・タイプとの関係を示してある。同表によ
れば、PSec=00hであれば、ディスクは、CD−
DAトラック(CD−Graphicsを含む)又はC
D−ROMトラック、若しくはCD−DAトラックとC
D−ROMトラックのハイブリッドで構成されることに
なる。換言すれば、PSec=00hであれば、そのデ
ィスクはオーディオ・データ(CD−DAトラック)を
含む可能性があることになる。また、PSec=10h
であればCD−Iタイプのディスク、PSec=20h
であればCD−ROM XAタイプのディスクである。
したがって、PSec=00h以外であれば、ディスク
は、CD−DAフォーマット(すなわちインターリーブ
されていない形態)ではオーディオ・データを含んでい
ないことになる。
【0064】
【表2】
【0065】一般には、PSec値が異なるトラックが
同一ディスク内に混在することはない。したがって、T
OC内の任意の1つのQチャネルのPSecを参照すれ
ば、そのディスクがCD−DAトラックを含むかどうか
を判断することができる訳である。
【0066】また、Controlフィールドは、対応
トラックの種類を表すのに用いられる。表3には、Co
ntrolフィールド値とトラックの種類との関係を示
してある。同表によれば、上位から2番目のビットが"
0"であれば対応トラックがCD−DA又はCD−Gr
aphicsであり、また、該ビットが"1"であれば対
応トラックがCD−ROMトラックである。したがっ
て、QチャネルのControlフィールドの上位から
2番目のビットを参照することによって、対応トラック
がCD−DAトラック(オーディオ・データ)かどうか
を判断できる訳である。
【0067】
【表3】
【0068】なお、図4及び図5に示すようなCDの物
理フォーマット自体は、ソニーとオランダPhilip
s社によって策定された、業界で周知の事項である。
【0069】***:CDは、通常、1セッション(シ
ングル・セッション)で構成されるが、カメラで撮影し
たフィルムの画像を記録する「Photo CD」は、
追記型であり、複数セッション(マルチ・セッション)
で構成される。但し、Photo CDは、オーディオ
・データ(CD−DAトラック)を含まないので、本発
明に適用できない。
【0070】D.CD−ROMドライブのオペレーショ
A乃至C項では、本発明を実現するためのハードウェア
その他の構成について説明してきたので、本項では、こ
れらを用いたCD−ROMドライブ50のオペレーショ
ンについて説明する。なお、CD−ROM50のオペレ
ーションは、実際には、ROM68のファームウェアな
どによって実現できる。
【0071】D−1.コンパクト・ディスク交換時のオ
ペレーション この項では、まず、CD−ROMドライブ50中のディ
スクを交換した時のオペレーションについて、図6のフ
ローチャートを参照しながら説明する。
【0072】まず、ステップS10で、CD−ROMド
ライブ50のトレイが挿入されると、ステップS12
で、ディスクがトレイ上に存在するかどうかを判別す
る。ディスクの存在の有無は、光学ヘッド55の受光量
を検出することによって容易に判別できる。
【0073】ステップS12の判別結果が肯定的であれ
ば、RAM69の所定番地#bbbbに、次ステップS
14において、ディスクの存在を示すDisk−inフ
ラグを設定して、次々テップS16に進む。逆に、ステ
ップS12の判別結果が否定的であれば、分岐Noを経
て初期状態に戻る。
【0074】次いでステップS16では、装着されたデ
ィスクにアクセス可能かどうかを判別する。ディスク表
面が汚れていたり傷ついていたりしてデータの読み出し
ができない場合があるからである。ステップS16の判
別結果が肯定的であれば、次ステップS18において、
RAM69の所定番地#ccccにディスクへのアクセ
スが有効であることを示すValidityフラグを設
定して、次々ステップS20に進む。逆に、ステップS
16の判別結果が否定的であれば、ディスクの更なる受
付処理は行わず、このフローチャートを失敗に終わらせ
る(ABORT)。
【0075】次いでステップS20では、ディスク内周
側のリード・イン領域にアクセスしてTOCを読み出
し、RAM69の所定番地#aaaa以降に格納する。
【0076】図7には、図6のフローチャートを成功裡
に終えた後のRAM69の記録内容を、模式的に示して
いる。制御回路66は、RAM69内でTOCや各フラ
グを格納している領域を作業領域としては使用しない。
格納されたTOCや各フラグは、装着中のディスクの交
換(若しくはトレイの排出)が試みられるまでは保持さ
れるようになっている。
【0077】なお、図6に示したオペレーション自体
は、本発明の実施のいかんに拘らず、既存する殆どのC
D−ROMドライブにおいてディスク交換時に実行され
る通常の動作である。但し、装着したディスクのTOC
をRAM69の所定番地に格納しておくことと、Dis
c−inフラグとValidityフラグ(若しくはこ
れらフラグと等価なデータ)を設定しておくことは、次
項D−2のオペレーションを行うための前提条件である
点に留意されたい。
【0078】D−2.イジェクト・ボタン押圧時のオペ
レーション この項では、CD−ROMドライブ50のイジェクト・
ボタンが押されたときのオペレーションについて、図8
のフローチャートを参照しながら説明する。
【0079】まず、ステップS30で、CD−ROMド
ライブ50のイジェクト・ボタン6が押されると、ステ
ップS32で押圧時間Tを計測する。時間Tの計測は、
ROM68のソフトウェア・タイマ(前述)によってな
される。Tが2秒以上であれば、分岐Yesを経て次ス
テップS34に進み、Tが2秒未満であれば分岐Noを
経てステップ52に進む。なお、2秒という値はROM
68内のファームウェアによって定まるが、ジャンパ・
スイッチやシステム・コマンドによって動的に変更でき
るようにしてもよい。
【0080】次いで、ステップS34では、現在既にデ
ィスク上のCD−DAトラックを再生中かどうかを判別
する。
【0081】S34の判別結果が否定的であれば、S3
0における2秒以上の押圧操作は、「音楽CDの再生」
の要求とみなされる。この場合、分岐Noを経てステッ
プS36に進み、トレイ上にアクセス可能なディスクが
装着されているかどうかを判別する。該判別は、RAM
69上の#bbbb番地のDisk−inフラグ及び#
cccc番地のValidityフラグの両方が設定さ
れているかどうかを参照することによって行う。また、
次ステップ38では、装着されたディスク上にオーディ
オ・データ(CD−DAトラック)が存在する可能性が
あるかどうかを判別する。該判別は、RAM69上の#
aaaa以降の所定番地に格納されたTOCにアクセス
して、任意のQチャネルのPSecフィールドの値を参
照することによって行う。PSec=00hであればS
38の判別結果は肯定的であり、それ以外の値であれば
結果は否定的である。
【0082】ステップS36,S38のいずれか一方で
も否定的な結果に終われば、S30におけるイジェクト
・ボタン6の押圧操作は単なる「トレイ排出」の要求と
みなされて、ステップS50([Eject])に進ん
で、トレイを排出する。逆に、ステップS36,S38
の双方が肯定的な結果に終われば、ステップS40にお
いて、RAM69内に格納されたTOCの先頭から順に
Qチャネルを1つだけ読み出す。次いで、ステップS4
2では、該QチャネルのControlフィールド値の
上位から2番目のビットを参照して、対応トラックがC
D−DAトラックかどうかを判別する。
【0083】S42の判別結果が肯定的であれば、ステ
ップS44([PLAY])に進んで、該トラックの再
生(すなわち音楽CDの再生)を行う。該トラックの再
生か終了すると、ステップS46に進んで、次のトラッ
クをシークする。また、S42の結果が否定的(すなわ
ち該トラックがCD−DAトラックでない)であれば、
S44におけるトラックの再生をスキップして、S46
で次のトラックをシークする。そして、S46でシーク
した結果、ステップS48で次のトラックが見つかれ
ば、分岐Yesを経てS40に戻って同様の処理を繰り
返す。このようなループ処理によって、ディスク上のC
D−DAトラックが順次見出だされ、且つ音楽の演奏が
行われることになる。一方S48で次のトラックが見つ
からなければ、すなわちディスク上の全てのCD−DA
トラックの再生が終了したことになるので、分岐Noを
経てステップS54([STOP])に進む。
【0084】また、ステップS34において、既にディ
スク上のCD−DAトラックの再生中であることが判明
した場合、S30における2秒以上のイジェクト・ボタ
ン6の押圧操作は、「次曲頭出し」の要求とみなされ
る。この場合には、分岐Yesを経てステップS46に
進んで、次トラックをシークした後、上述と同様の処理
を行う。
【0085】また、ステップS32において、イジェク
ト・ボタン6の押圧時間が2秒に満たない場合、分岐N
oを経てステップS52に進む。ステップS52では、
現在既にディスク上のCD−DAトラックを再生中かど
うかを判別する。そして、既にCD−DAトラックの再
生中であれば、該押圧操作は「音楽CDの再生の停止」
の要求とみなされ、分岐Yesを経てステップS54
([STOP])に進む。逆にCD−DAトラックの再
生中でなければ、該押圧動作は「トレイ排出」の要求と
みなされて、分岐Noを経てステップS50([Eje
ct])に進む。
【0086】図8中で二重線で囲まれた各ステップS4
4,S50,S54は、音楽CD専用のプレレーヤの
[PLAY(再生開始)],[Eject],[STO
P(再生停止)]の各ボタンに対応することは、容易に
推察されるであろう。
【0087】要するに、図8に示したフローチャート
は、制御回路66がイジェクト・ボタン6の操作を監視
して、ボタン6の操作とCD−ROMドライブ50の動
作状態との組合せによって音楽CDに対する各操作を実
現する、というものである。該フローチャートが本発明
のコンセプトの中核をなす、ということを充分理解され
たい。また、本明細書でいう「演奏」及び「再生」とい
う用語とは、ディスク上のCD−DAトラックから読み
出したオーディオ・データを、DA変換回路60でアナ
ログ化してそのまま出力することを指す、という点を充
分理解されたい。更に、音楽CDの動作のコントロール
のためにバス・コネクタ51(換言すればコンピュータ
1のバス8)を使用していない、という点にも留意され
たい。
【0088】なお、本実施例では、CD−DAトラック
のみを再生の対象とした。しかしながら、インターリー
ブ記録されたオーディオ・データをCD−ROMドライ
ブ内部で復号化可能であれば、本発明のコンセプトはC
D−IやCD−ROM XAフォーマットされたトラッ
クにも適用可能であることは自明であろう。
【0089】E.追補 以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳
解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは
自明である。例えば、本明細書の実施例では、ノートブ
ック・コンピュータを採り上げて説明したが、他の携帯
型情報処理装置(例えばワード・プロセッサその他のO
A機器など)であっても、当然本発明に係るCD再生装
置を適用することは可能である。すなわち、例示という
形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈さ
れるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、
冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきであ
る。
【0090】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
ノートブック・コンピュータに内蔵して用いられ、且つ
コンピュータ本体側で実行中のアプリケーションを中断
させることなく音楽CDを容易に操作することができる
CD再生装置、及びCD再生装置の制御方法を提供する
ことができる。
【0091】イジェクト・ボタン自体は、図1に示すよ
うに内蔵型CD−ROMドライブに基本的に備わってい
る部品であり、コスト増を招かない。また、表1に示す
ようなオペレーションはファームウェアなどによってC
D−ROMドライブ内部で実現できるので、ノートブッ
ク・コンピュータ本体側の設計には全く影響ない。
【0092】また、音楽CDの再生開始、再生停止、次
曲頭出しなどの基本的操作を、システム側からのコント
ロールを受けずに実現できるので、システムは実行中の
アプリケーションを終了させる必要はない。ユーザは、
「音楽でも聴いて一息入れたい」と思えば、イジェクト
・ボタンによってワン・タッチでその欲求を満たすこと
ができるので、その時々の気分に応じて容易に「ながら
作業」を行うことができる。
【0093】また、システム側では、音楽CD操作のた
めのアプリケーションやCD−ROMドライブ用のデバ
イス・ドライバをメイン・メモリ上に常駐させる必要は
なく、システム・リソースの節約にもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、日本アイ・ビー・エム(株)が市販す
るノートブック・コンピュータThinkPaAd75
5CDの外観を示した図である。
【図2】図2は、本発明の実施に供されるノートブック
・コンピュータ1のハードウェアの概観構成を示した図
である。
【図3】図3は、本発明の実施に供される内蔵型CD−
ROMドライブのハードウェア構成を示した図である。
【図4】図4は、CDの物理フォーマットを模式的に示
した図である。
【図5】図5は、CDのリード・イン領域に格納された
TOC(Table Of Contents)のデー
タ構造を模式的に示した図である。
【図6】図6は、CD−ROMドライブ中のディスクを
交換した時のオペレーションをフローチャートで示した
図である。
【図7】図7は、図6のフローチャートを成功裡に終え
た後のRAM69の様子を、模式的に示した図である。
【図8】図8は、CD−ROMドライブ50のイジェク
ト・ボタンが押されたときのオペレーションをフローチ
ャートで示した図である。
【符号の説明】
1…ノートブック・コンピュータ、2…キーボード、3
…本体、4…液晶表示パネル(LCD)、5…蓋体、6
…イジェクト・ボタン、7…CPU、8…バス、9…メ
イン・メモリ、10…ROM、11…DMAコントロー
ラ、12…割込みコントローラ、13…ビデオ・コント
ローラ、14…VRAM、15…オーディオ・コントロ
ーラ、16…アンプ、17…スピーカ、18…HDD、
19…FDC、20…FDD、21…KMC、22…キ
ーボード、23…マウス、24…I/Oコントローラ、
25…シリアル・ポート、26…パラレル・ポート、5
0…CD−ROMドライブ、51…バス・コネクタ、5
2…ライン・アウト端子、53…コンパクト・ディス
ク、54…スピンドル・モータ、55…光学ヘッド、5
6…スライダ・モータ、57…モータ駆動回路、58…
RFアンプ、59−1…サーボ回路、59−2…デジタ
ル信号処理回路、60…デジタル−アナログ変換回路、
61…オーディオ・アンプ、62−1…復号化回路、6
2−2…インターフェース回路、63…ローディング・
モータ、64…信号線、65…モータ駆動回路、66…
制御回路、67…クロック、68…ROM、69…RA
M。
フロントページの続き (72)発明者 岩田 修一 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本 アイ・ビー・エム株式会社 大和事業所 内 (56)参考文献 特開 平8−31084(JP,A) 特開 平4−141859(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 19/16 501 G11B 19/02 501

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CDの排出を指示するためのイジェクト・
    ボタンを含み且つCD表面からデータを読み出すための
    CD再生装置において、所定時間未満だけ前記イジェク
    ト・ボタンが押されるとディスク排出のための動作を
    し、所定時間以上前記イジェクト・ボタンが押されると
    CDの再生を開始することを特徴とするCD再生装置。
  2. 【請求項2】CDの排出を指示するためのイジェクト・
    ボタンを含み且つCD表面からデータを読み出すための
    CD再生装置において、CD再生中に所定時間未満だけ
    前記イジェクト・ボタンが押されるとCDの再生動作を
    停止し、CD再生中に所定時間以上前記イジェクト・ボ
    タンが押されると該CDの次のトラックの再生を試みる
    ことを特徴とするCD再生装置。
  3. 【請求項3】CDの排出を指示するためのイジェクト・
    ボタンを含み且つCD表面からデータを読み出すための
    CD再生装置の制御方法において、所定時間未満だけ前
    記イジェクト・ボタンが押されるとディスク排出のため
    の動作をし、所定時間以上前記イジェクト・ボタンが押
    されるとCDの再生を開始することを特徴とするCD再
    生装置の制御方法。
  4. 【請求項4】CDの排出を指示するためのイジェクト・
    ボタンを含み且つCD表面からデータを読み出すための
    CD再生装置の制御方法において、CD再生中に所定時
    間未満だけ前記イジェクト・ボタンが押されるとCDの
    再生動作を停止し、CD再生中に所定時間以上前記イジ
    ェクト・ボタンが押されると該CDの次のトラックの再
    生を試みることを特徴とするCD再生装置の制御方法。
  5. 【請求項5】CDを搭載するためのトレイ部と、トレイ
    部を挿入・排出するための排出機構と、トレイ部の排出
    を指示するためのイジェクト・ボタンと、搭載されたC
    Dの表面をシークするとともにデータを読み取るための
    読取機構と、読み取ったデータを処理するためのデータ
    処理部と、読み取ったデータをアナログ出力するための
    ライン・アウト端子部と、コンピュータ・システムのバ
    スと接続するためのインターフェース部と、全体の動作
    を統御するための制御部とを含むCD再生装置の制御方
    法において、前記読取機構の停止中に所定時間未満だけ
    前記イジェクト・ボタンが押されると前記排出機構を付
    勢し、前記読取機構の停止中に所定時間以上前記イジェ
    クト・ボタンが押されると前記読取機構による読み取り
    動作を開始して読み取ったデータを前記ライン・アウト
    端子部より出力することを特徴とするCD再生装置の制
    御方法。
  6. 【請求項6】CDを搭載するためのトレイ部と、トレイ
    部を挿入・排出するための排出機構と、トレイ部の排出
    を指示するためのイジェクト・ボタンと、搭載されたC
    Dの表面をシークするとともにデータを読み取るための
    読取機構と、読み取ったデータを処理するためのデータ
    処理部と、読み取ったデータをアナログ出力するための
    ライン・アウト端子部と、コンピュータ・システムのバ
    スと接続するためのインターフェース部と、全体の動作
    を統御するための制御部とを含むCD再生装置の制御方
    法において、前記読取機構による読み取り動作中に所定
    時間未満だけ前記イジェクト・ボタンが押されると該読
    み取り動作を停止し、前記読取機構による読み取り動作
    中に所定時間以上前記イジェクト・ボタンが押されると
    該CDの読み取り位置を次のトラックにスキップするこ
    とを特徴とするCD再生装置の制御方法。
  7. 【請求項7】CDを搭載するためのトレイ部と、トレイ
    部を挿入・排出するための排出機構と、トレイ部の排出
    を指示するためのイジェクト・ボタンと、搭載されたC
    Dの表面をシークするとともにデータを読み取るための
    読取機構と、読み取ったデータを処理するためのデータ
    処理部と、読み取ったデータをアナログ出力するための
    ライン・アウト端子部と、コンピュータ・システムのバ
    スと接続するためのインターフェース部と、全体の動作
    を統御するための制御部とを含み、CD−DAトラック
    からデータを読み出して前記ライン・アウト端子部から
    アナログ出力可能なCD再生装置の制御方法において、 前記イジェクト・ボタンの押圧時間を計測する計測段階
    と、 前記計測段階において押圧時間が所定時間以上であれ
    ば、CD−DAトラックの読み出し中か否かを判別する
    第1の判別段階と、 前記第1の判別段階においてCD−DAトラックの読み
    出し中でなければ、CDがトレイ部に搭載されているか
    否かを判別するための第2の判別段階と、 前記第2の判別段階においてCDが搭載されていれば、
    該CD中でCD−DAトラックを含む可能性があるか否
    かを判別する第3の判別段階と、 前記第3の判別段階においてCD−DAトラックを含む
    可能性があれば、CD−DAトラックをシークするシー
    ク段階と、 前記シーク段階で見つけ出されたCD−DAトラックか
    らデータを読み出して、前記ライン・アウト端子からア
    ナログ出力する演奏段階と、を含むことを特徴とするC
    D再生装置の制御方法。
  8. 【請求項8】前記演奏段階で該CD−DAトラックから
    のデータの読み出しが終了すると、CD上の次のCD−
    DAトラックをシークして、前記演奏段階を繰り返すこ
    とを特徴とする請求項7に記載のCD再生装置の制御方
    法。
  9. 【請求項9】前記第2又は第3の判別段階のうちの少な
    くとも一方で結果が否定的であれば、前記排出機構に前
    記トレイ部を排出させることを特徴とする請求項7に記
    載のCD再生装置の制御方法。
  10. 【請求項10】前記第1の判別段階においてCD−DA
    トラックの読み出し中であれば、CD上の次のCD−D
    Aトラックをシークして、該CD−DAトラックからデ
    ータを読み出すことを特徴とする請求項7に記載のCD
    再生装置の制御方法。
  11. 【請求項11】前記計測段階において押圧時間が所定時
    間未満であれば、CD−DAトラックからデータの読み
    出し中か否かを判別して、読み出し中であれば、該読み
    出し動作を停止することを特徴とする請求項7に記載の
    CD再生装置の制御方法。
  12. 【請求項12】前記計測段階において押圧時間が所定時
    間未満であれば、CD−DAトラックからデータの読み
    出し中か否かを判別して、読み出し中でなければ、前記
    排出機構に前記トレイ部を排出させることを特徴とする
    請求項7に記載のCD再生装置の制御方法。
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