JP2795962B2 - 画像転写装置および画像転写方法 - Google Patents

画像転写装置および画像転写方法

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JP2795962B2
JP2795962B2 JP2103899A JP10389990A JP2795962B2 JP 2795962 B2 JP2795962 B2 JP 2795962B2 JP 2103899 A JP2103899 A JP 2103899A JP 10389990 A JP10389990 A JP 10389990A JP 2795962 B2 JP2795962 B2 JP 2795962B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像シートと受像シートとを重ね合わせて、
受像シートに画像シートの画像を転写する画像転写装置
及び方法に関する。
[従来の技術] カラー原稿からPS版等の製版材料を用いた印刷版を作
成して、多数枚の印刷を行う場合、カラープルーフを作
成していわゆる色校正作業を行っている。
カラープルーフを作成するための感光材料として、銀
塩写真方式の感光材料や電子写真方式の感光材料、フオ
トポリマーを用いた感光材料などが知られている。これ
らの感光材料に画像露光して画像を焼付け、現像処理し
た後にこの画像を受像シートに転写することによりカラ
ープルーフが得られる。
この場合、4枚の感光材料を用いて、それぞれブラツ
ク、シアン、マゼンタ、イエラーのカラー画像が形成さ
れた画像シートを作成して、これらを順次同一の受像シ
ートへ転写することにより多色のカラー画像が作成され
る。
4枚の画像シートを順次受像シートへ転写する転写装
置が特願平1−193632号で提案されている。この装置に
よれば、画像シートと受像シートは、ガイド板上に載置
されて位置決めされてカバーシートで覆われた後に、一
方向に搬送されて転写装置の転写部を通過し、引き続い
てその逆方向に搬送されて転写部を通過して画像シート
の画像が受像シートに転写されるようになっている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の転写装置では、転写前に画
像シートと受像シートとが載置されたガイド板をカバー
シートで覆う作業及び転写後にカバーシートを剥離する
作業が手作業となっている。即ち、カバーシートとガイ
ド板とは、前記一方向側端部が固着されており、転写前
において作業者がカバーシートを前記逆方向端部から転
写部上に捲くり上げ、この状態で画像シートと受像シー
トとをガイド板上で位置決めした後にカバーシートを転
写部から降ろして覆うようになっている。また転写後に
おいて作業者がカバーシートを剥離して転写部上に捲く
り上げ、この状態で画像シートを支持板上から取り除
き、次の画像シートをガイド板上に載置された受像シー
ト上に配して位置決めされるようになっている。
このように、カバーシートで覆う作業及びカバーシー
トを剥離する作業が手作業となっているので、カバーシ
ートが傷ついたり汚れ易いのみならず作業が煩雑になる
と共に、カバーシートが転写部上に捲くり上げられた状
態で画像シートと受像シートとの位置決めが行われる
為、この位置決め作業中にカバーシートが転写部上から
ずり落ちて位置決め作業の妨げになるという問題があっ
た。
また、被搬送シート体の前記逆方向への搬送時にカバ
ーシートが捲れ上がり転写部のローラに巻きつきカバー
シートの折れ等の傷つきの原因になるという問題があっ
た。
本発明は上記事実を考慮し、上述のような煩雑な作業
は必要なく、カバーシートの傷つきが防止できる画像転
写装置及び方法を提供することが目的である。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため請求項(1)の発明では、画
像シートと受像シートとが重ね合わされて載置されると
共に、第1の位置及び第2の位置との間で往復移動可能
なガイド板と、一端部が前記ガイド板における第1の位
置から第2の位置へ移動する往路搬送方向先端部に固着
され、少なくともガイド板の移動時に前記画像シートと
受像シートとを覆うカバーシートと、前記第1の位置と
第2の位置との間に配設され、少なくともカバーシート
上から前記重ね合わされた画像シートと受像シートとを
押圧し、前記画像シートに記録された画像を前記受像シ
ートへ転写する転写部と、前記ガイド板の第1の位置側
で、かつ前記転写部近傍に設けられ、前記カバーシート
を他端部側から層状に巻き取り可能とされ、前記ガイド
板の往路搬送に伴って徐々に引き出しながらガイド板上
に敷設し、かつ前記ガイド板の復路搬送に伴って徐々に
巻き取り、該巻き取り時には、前記第1の位置における
ガイド板上を開放させる巻取装置と、を有することを特
徴としている。
また請求項(2)の発明では、請求項(1)の画像転
写装置において、前記巻取装置は前記カバーシートの前
記反対側の端部を支持する巻取りローラと、前記巻取り
ローラを回転させる駆動手段と、を備えることを特徴と
している。
請求項(3)の発明では、請求項(2)の画像転写装
置において、前記駆動手段は前記カバーシートの巻取り
方向に前記巻取りローラを常時付勢する付勢手段よりな
ることを特徴としている。
請求項(4)の発明では、請求項(3)の画像転写装
置において、前記付勢手段は前記巻取りローラ内に組み
込まれた付勢状態とされたばねよりなることを特徴とし
ている。
請求項(5)の発明では、請求項(2)の画像転写装
置において、前記駆動手段はモータよりなることを特徴
としている。
請求項(6)の発明では、第1の位置と第2の位置と
の間で往復移動するガイド板及び前記第1の位置と第2
の位置との間に配設された転写部を備え、前記ガイド板
で重ね合わされた画像シートと受像シートとを、一端部
が前記ガイド板に固着されたカバーシートで覆った状態
で、前記ガイド板を第1の位置から第2の位置へ搬送し
て前記転写部を通過させ、その後、引き続いて第2の位
置から第1の位置へ搬送して転写部を通過させることに
より、前記画像シートに記録された画像を前記受像シー
トへ転写する画像転写方法であって、前記画像シートと
受像シートが載置されたガイド板の前記第1の位置から
第2の位置への搬送時に前記カバーシートを前記一端部
側から徐々にガイド板上に敷設することによって、前記
画像シートと受像シートとを覆い、前記ガイド板の第2
の位置から第1の位置への搬送に従って、画像シートと
受像シート上に覆われたカバーシートを他端部側から排
除することを特徴としている。
[作用] 上記請求項(1)の発明によれば、ガイド板上で重ね
合わされた画像シートと受像シートは、このガイド板及
びガイド板に一端部が固着されたカバーシートと一緒に
搬送路に沿って第1の位置から第2の位置へ搬送され転
写部を通過する。その際、カバーシートは前記一端部が
ガイド板に固着されているので、ガイド板の搬送に従っ
てカバーシートは巻取装置から引き出されガイド板上の
画像シートと受像シートを覆い、画像シートと受像シー
トはカバーシートで覆われた状態で転写部を通過する。
そして画像シートと受像シートはカバーシートで覆われ
た状態で搬送路に沿って第2の位置から第1の位置へ搬
送されて転写部を通過し画像シートの画像の受像シート
への転写が完了される。その際、カバーシートは他端部
側から巻き取られる。このように、本発明によれば、カ
バーシートは転写時にのみ巻取装置から引き出されガイ
ド板上の画像シートと受像シートを覆うため、カバーシ
ートの巻き取り時には、ガイド板上に画像シートと受像
シートとを位置決め、排除するための空間を設けること
ができる。
上記請求項(2)の発明によれば、巻取装置は、ガイ
ド板の前記反対側への搬送時に、駆動手段によりカバー
シートの前記反対側の端部を支持する巻取りローラがカ
バーシートの巻取方向へ回転されてカバーシートが前記
反対側の端部から巻取りローラに巻き取られる。
上記請求項(3)の発明によれば、巻取りローラは付
勢手段により常時カバーシート巻取り方向へ付勢されて
おり、カバーシートは、ガイド板の前記一端部側への搬
送時にはこの付勢力に抗して引き出され、ガイド板の前
記反対側への搬送時には付勢力により巻取りローラに巻
き取られる。
上記請求項(4)の発明によれば、付勢手段は巻取り
ローラ内に内蔵されたばねであり、巻取装置がコンパク
ト化されている。
上記請求項(5)の発明によれば、ガイド板の前記反
対側への搬送時に、巻取りローラはモータにより回転さ
れてカバーシートを巻取る。この場合、巻取りローラと
モータとの間にクラッチを介在させることにより、カバ
ーシートの引出し時には巻取りローラとモータとの連結
を断ちカバーシートの引出しが滑らかに行われるように
してもよいし、カバーシートの引出し及び巻取りをモー
タの正転及び逆転により行われるようにしてもよい。
上記請求項(6)の発明によれば、ガイド板上で重ね
合わされた画像シートと受像シートは、このガイド板及
びガイド板に一端部が固着されたカバーシートと一緒に
搬送路に沿って第1の位置から第2の位置へ搬送され転
写部を通過する。その際、カバーシートはガイド板の前
記一端部側からの搬送に従って前記一端部側から引き出
されガイド板上の画像シートと受像シートを覆い、画像
シートと受像シートはこのカバーシートで覆われて転写
部を通過する。そして画像シートと受像シートはカバー
シートで覆われた状態で搬送路に沿って第2の位置から
第1の位置へ搬送されて転写部を通過し画像シートの画
像の受像シートへの転写が完了される。その際、カバー
シートはガイド板上から排除される。このように、本発
明によれば、カバーシートは転写時にのみ引き出されガ
イド板上の画像シートと受像シートを覆うことが可能と
なる。
[発明の効果] 上述のように、本発明によれば、カバーシートは転写
時に引き出されてガイド板上の画像シートと受像シート
とを覆い、転写完了時には巻き取られるようになってい
るので、カバーシートで画像シートと受像シートを覆っ
たりカバーシートを剥離したりする煩雑な手作業は必要
がないのみならず手作業によるカバーシートの傷つきや
汚れの心配がなく、かつカバーシートはガイド板の搬送
に従って巻き取られるようになっているので、転写部で
のカバーシートの傷つきの恐れがないという優れた効果
が得られる。
[実施例] 第1実施例 第1図には本発明に係る画像転写方法が適用された画
像転写装置10の第1実施例が示されており、第1図は画
像転写装置10の概略構成を示す左側面図であり、第2図
は画像転写装置10の分解斜視図である。
〈画像転写装置10〉 第1図及び第2図に示されるように、画像転写装置10
には機台12に立設された一対の側板14、16の長手方向に
沿って作業部18、仮止め部20、転写部22、受け部24が順
に配設されていると共に、後述される被搬送シート60を
覆うカバーシート110を引出し可能に巻取る巻取装置19
が設けられている。画像が焼付けられた画像シート26と
受像シート28は作業部18において重ね合わされて被搬送
シート60を形成し、さらにカバーシート110で覆われて
被搬送シート体35とされて仮止め部20、転写部22、受け
部24へと送られ、更に逆送されて作業部18へ戻されて画
像シート26の画像の受像シート28への転写が完了する。
〈作業部〉 作業部18には側板14、16間に作業台30が配置されてい
る。この作業台30は両側部が側板14、16に支持されてお
り、上面にガイド板32が載置されている。このガイド板
32上へ受像シート28、画像シート26が重ね合わされる。
作業台30には画像転写装置10の幅方向(矢印B方向)
に沿って、搬送方向手前側に矩形状の開口部34が設けら
れている。この開口部34内へは位置決め機構36によって
上下動される平板バー38が挿入される。
〈位置決め機構〉 第2図に示されるように位置決め機構36は作業台30の
下方に配置されている。第3図に示されるように、この
位置決め機構36はベース40上に一対の側板42、44が立設
されている。これらの側板42、44はそれぞれ一方の側部
が互いに接する方向へ折り曲げられており、側板42、44
へ固着されたブラケツト62との間にスライド部64が形成
されている。このスライド部64内には、平板バー38の下
部と連結されたスライドプレート66が挿入されている。
このスライドプレート66の上下動によって平板バー38が
作業台30に設けられた矩形貫通孔30A内へ挿入したり、
矩形貫通孔30A内から抜き出る。
側板42の外側にはモータ46がビス45で取付けられてい
る。モータ46の駆動軸46Aは側板42の貫通孔42A内を貫通
して側板42と側板44に間に突出したりする。
駆動軸46Aの先端部にはアーム48の一端が固着されて
いる。アーム48の他端にはピン50の一端が回転可能に支
持されている。ピン50の他端には連結アーム52の一端が
回転可能に支持されている。連結アーム52の他端にはピ
ン54の一端が回転可能に支持されており、ピン54の他端
は駆動アーム56の中間部へ回転可能に支持されている。
駆動アーム56の一方の端部は、側板42、44間に掛渡され
た支軸58へ回転可能に支持されている。駆動アーム56の
他端側にはスリツト56Aが形成されている。このスリツ
ト56A内にはスライドプレート66の下部折り曲げ部66Aが
挿入されている。
また支軸58の中間部には、駆動アーム56と同形状の駆
動アーム57が支持されている。この駆動アーム57の他端
にはスリツト57Aが形成され、下部折り曲げ部66Aが挿入
されている。
したがって駆動軸46Aが回転するとアーム48が回転
し、連結アーム52が揺動する。連結アーム52が揺動する
と駆動アーム56、57が支軸58を中心に回転し、スライド
プレート66を上下に移動させる。また平板バー38には複
数本の位置決めピン68が立設されている。これらの位置
決めピン68の間隔はガイド板32に設けられた矩形状の貫
通孔32Aに対応して配置されており、画像シート26と受
像シート28が重ね合わされた被搬送シート60の作業台30
上への位置決め用となっている。
位置合わせピン68は、受像シート26及び画像シート28
へ設けられた位置決め穴26A、28Aと対応して配置されて
おり、受像シート26と画像シート28との位置合わせ(見
当合わせ)用となっている。
また側板44にはリミツトスイツチ59、61が取付けられ
ている。これらのリミツトスイツチ59、61は駆動アーム
57と当接して、平板バー38の上昇位置、及び下降位置を
設定している。
また作業部18の上方には、作業台30の幅方向(矢印B
方向)に沿ってブラシ70が配設されている。このブラシ
70はブラシ駆動機構72によって被搬送シート60の搬送方
向(矢印A方向)に沿って移動される。
〈ブラシ移動機構〉 第2図に示されるように、ブラシ駆動機構72には側板
14、16間の外方に位置して一対のガイドレール74が側板
14、16へ取付けられている。これらのガイドレール74に
は、ガイドレール74を挟持して一対のガイドローラ76、
78が配置されている。一対のガイドローラ76、68は移動
プレート80に固定されており、これによってプレート80
をガイドレール74の長手方向(矢印A方向)に沿って案
内している。
移動プレート80には上下方向に沿って配置されたスラ
ストシヤフト82の中間部が、スライド軸受84を介して連
結されている。このためスラストシヤフト82は被搬送シ
ート60の搬送方向に沿って移動可能であると共に上下方
向に沿って移動可能になっている。
スラストシヤフト82は被搬送シート60の搬送方向に沿
って配設されたチエンベルト86と連結ブラケツト88を介
して連結されている。この連結では、連結ブラケツト88
に対してスラストシヤフト82が上下方向に沿って移動可
能となっている。
チエンベルト86は、一対のスプロケツト90、92間に巻
掛けられている。一対のスプロケツト90、92は、側板1
4、16間に掛渡された一対のシヤフト94、96の両端部に
固定されている。これらのスプロケツト92、94は側板1
4、16間の外方に配置されている。
スプロケツト90、92間にはスプロケツト98が側板14へ
軸支されている。さらにこのスプロケツト98とスプロケ
ツト92との間にはモータ100が側板14へ図示しない取付
ブラケツトを介して支持されている。このモータ100の
駆動軸100Aは側板14の外方へ突出している。この駆動軸
100Aの側板14の外方へ突出した先端部にはスプロケツト
102が固着されている。これらのスプロケツト90、92、9
8、102にはチエンベルト104が巻掛けられている。これ
によってモータ100の駆動力でチエンベルト104が搬送さ
れる。
一対のスラストシヤフト82の各々の下端部には一対の
ガイドローラ106が取付けられており、一対のガイドプ
レート108の上面に載置されている。ガイドプレート108
は側板14、16の長手方向に沿って配置されて側板14、16
の外方へ固定されている。ガイドプレート108は被搬送
シート60の挿入側で屈曲されて段差が形成されており、
先端部はガイドプレート108の中間部より下方に位置し
ている。また後端部、すなわち仮止め部20側も屈曲され
て段差が形成されており、後端部はガイドプレート108
の中間部より上方に位置している。このためブラシ70は
挿入部では作業者が作業し易いように中間部より下方に
位置し、仮止め部20側ではブラシ70の先端が被搬送シー
ト60から離れて上方に位置する。
ガイド板32に被搬送シート体60を載置し、カバーシー
ト110で覆うことにより被搬送シート体35を形成してい
る。
第2図に示されるように、ガイド板32には仮止め部20
側にカバーシート110の一端が取付けられ、カバーシー
ト110のその反対側端部は巻取装置19に係止されてい
る。このカバーシート110は被搬送シート60の上面を覆
って、被搬送シート60を保護するようになっている。
〈巻取装置〉 巻取装置19は、第1図に示されているように、仮止め
部20に隣接して作業部18側に配設されている。
第2乃至2C図に示されているように、この巻取装置19
は、シャフト500と、このシャフト500に回転自在に支持
された巻取ローラ502と、シャフト500と巻取ローラ502
との間に介在されるスプリング504と、を主構成として
いる。
シャフト500は、その両端が一対の略矩形状の側板50
1、506に支持されていると共に、一方の側板501の外面
に固着された回り止めブロック508により側板501に対し
て回り止めされている。
巻取ローラ502は、外周面にカバーシート110が巻き取
られる筒体510と、この筒体510の両端に固着されこの両
端の開口を閉塞すると共にシャフト500が貫通する軸受5
12を有するキャップ514、515と、を備えている。キャッ
プ514には、筒体510の内方に突出されたボス部514Aが形
成されている。一方、シャフト500の長手方向中間部に
は、シャフト500に対してピン516で回り止めされたスプ
リング受け518が係止されている。このスプリング受け5
18には、前述のボス部514Aに対向する方向に突出された
ボス部518Aが形成されている。
スプリング504は、その両端部がボス部514Aとボス部5
18Aとに外嵌されてキャップ514とスプリング受け518と
に係止されている。従って、巻取ローラ502をシャフト5
00に対してスプリング504の付勢力に抗して回転させた
後、巻取ローラ502に蓄えられた付勢力を解放すること
により、巻取ローラ502はスプリング504の付勢力により
前記回転方向とは逆方向に回転されることになる。即
ち、巻取ローラ502が回転されてスプリング504の付勢力
が蓄えられた状態で、この巻取ローラ502の筒体510の外
周にカバーシート110が係止された後巻取ローラ502に蓄
積されていた付勢力が解放されると、スプリング504の
付勢力でカバーシート110が巻取ローラ502に巻き取られ
ることになる。巻き取られたカバーシート110は巻取ロ
ーラ502からスプリング504の付勢力に抗して引き出され
ることができる。
また、巻取装置19は、カバーシート110が巻取ローラ5
02に巻き取られる場合及び巻取ローラ502から引き出さ
れる場合にカバーシート110を滑らかに案内するための
案内部520を備えている。
案内部520は、側板501、506に支持されたシャフト522
と、このシャフト522に軸支された2個の案内ローラ524
と、を備えている。シャフト522は、その両端部が側板5
01、506を貫通して延出している延出部522Aを有し、こ
れらの延出部522Aには貫通孔522Bが穿設されている。一
方、側板501、506の外側面には、これらの延出部522Aに
対応して断面L字状のブラケット526が固着されてい
る。延出部522Aの貫通孔522Bには、ブラケット526に螺
合された螺子528の先端部が貫通され、それによりシャ
フト522は側板500、501に対して回り止めされている。
なお、ブラケット526と延出部522Aとの間には螺子528が
挿通されるコイルスプリング530が介在されており、シ
ャフト522は、このコイルスプリング530に押圧されてガ
タつきが防止されている。
従って、カバーシート110は、その巻取ローラ502の巻
取時及び巻取ローラ502からの引出し時に表面が案内ロ
ーラ524に案内されて滑らかに移動するようになってい
る。
更に、巻取装置19は、側板501、506に取り付けられ、
巻取ローラ502や案内ローラ524等の仮止め部20側及び上
側を覆う断面略L字状のカバー532を備えており、巻取
ローラ502や案内ローラ524等は、このカバー532により
保護されている。また、側板501、506間には幅止め用の
軸部材534が架け渡されており、この軸部材534により側
板501、506がシャフト500の軸方向へ押圧されてもその
方向へ揺動されることが阻止されている。
上述のように構成された巻取装置19は、取付ブラケッ
ト536を介して仮止め部20近傍の側板14、16に取り付け
られる。取付後、巻取装置19は、巻取ローラ502がスプ
リング504の付勢力に抗してシャフト500回りに回転され
て付勢力が蓄えられた状態にして、即ち作業者が巻取ロ
ーラ502を回転させてからこれを把持してその状態を維
持しつつ、ガイド板32に取り付けられたカバーシート11
0の反取付側の端部が巻取ローラ502の筒体510の外周に
両面テープ等のテープやその他の取付部材で取り付けら
れる。この取付が完了した後、作業者が巻取ローラ502
に蓄えられた付勢力を解放すると、カバーシート110
は、スプリング504の付勢力で前述の反取付側の端部か
ら巻取ローラ502に巻き取られる。
なお、スプリング504としては、例えば引張コイルば
ねが使用できる。
〈第1の挿入機構〉 また作業部18の作業台30の被搬送シート60の入側下部
には第1の挿入手段である第1の挿入機構112が配置さ
れている。第5図に示されるように、作業台30の下部に
は一対の断面L字状の側板116、118が互いに対向して取
付けられている。これらの側板116、118間には2本の支
軸120、122が掛渡されて、軸受128を介して支持されて
いる。
支軸120、122の側板116側の端部にはスプロケツト12
4、126が固着されている。また支軸120、122の側板118
側にはスプロケツト130、132が固着されている。スプロ
ケツト124、126間には無端チエンベルト134が巻掛けら
れている。さらにスプロケツト130、132間には無端チエ
ンベルト136が巻掛けられている。
支軸122のスプロケツト126側にはスプロケツト138が
固着されている。このスプロケツト138にはモータ140の
駆動軸140Aに固着されたスプロケツト142との間に無端
チエンベルト144が巻掛けられている。モータ140はL字
状ブラケツト146を介して作業台30の下面側へ固定され
ている。したがって、モータ140の駆動力によって無端
チエンベルト134、136が搬送される。
無端チエンベルト134、136には、挿入プレート148が
ブラケツト150で取付けられている。この挿入プレート1
48の上面側には挿入ピン151が立設されている。この挿
入ピン151の先端部は作業台30の表裏を貫通した移動孔3
0A内を貫通し、作業台30の表面より突出している。この
突出した先端部は被搬送シート60の側部との当接用とな
っている。
この第1の挿入機構112には、挿入ピン151が第5図矢
印A方向へ移動することによってガイド板32を仮止め部
20へ挿入する。
また側板116にはリミツトスイツチ117、119が取付け
られている。これらのリミツトスイツチ117、119は挿入
プレート148の一方の端部に突出して設けられた接触部1
48Aと当接して、挿入プレート148の移動位置を設定す
る。
作業部18では作業台30から画像シート26と受像シート
28を重ね合わせたシート(以下「被搬送シート60」とい
う)が載置されたガイド板32を仮止め部20へ向けて送
る。この場合、被搬送シート60はガイド板32に取り付け
られ且つ巻取装置19から引き出されてくるカバーシート
110によって覆われながら仮止め部20へ送られる。
〈仮止め部〉 第2図に示されるように、仮止め部20及びこの仮止め
部20に隣接する転写部22に対応する側板14、16には切欠
き152が形成されている。第6図に示されるように、こ
の切欠き152には一対のハウジングプレート154がそれぞ
れ取付けられている。ハウジングプレート154の仮止め
部20に対応する上部には矩形状切欠き154Aが形成されて
いる。この矩形状切欠き154A内にはハウジング156が挿
入されている。このハウジング156にはハウジングプレ
ート154間に配置された串型の仮止めローラ158が軸受16
0で支持されている。またこの仮止めローラ158に当接配
置されて、仮止めローラ158を支えるローラ162が軸受16
4で支持されている。この仮止めローラ158とローラ162
との間へ被搬送シート体35が挿入され、串型の仮止めロ
ーラ158によって仮止めされる。
仮止めローラ158が支持されたハウジング156の幅方向
寸法は矩形状切欠き154Aの幅寸法と等しく、さらに縦方
向の長さは矩形状切欠き154A深さ方向の長さ短く設定さ
れている。このためハウジング156は矩形状切欠き154A
内を上下に移動可能になっている。ハウジング156の上
端部には矩形状の切欠き156Aが形成されており、止め板
172が挿入されて止め板172の回転を規制している(第7
図参照)。
また矩形状切欠き154Aの上壁にはか貫通孔168が形成
されている。この貫通孔168内にはスプリングプランジ
ヤー(又はポールブランジヤー)170が螺合されてい
る。貫通孔168を挿通して矩形状切欠き154A内へ突出し
た先端部は、ハウジング156の上部と当接している。こ
のスプリングプランジヤー170を締め付けることによっ
てハウジング156を下方へ向けて付勢している。なおハ
ウジング156は仮止めローラ158が、ローラ162上に載置
されることによって、矩形状の切欠き154A内での下部位
置が設定されている。
またスプリングプランジヤー170のプレート158の上方
へ突出している頭部には螺子が形成されており、ナツト
174が螺合している。またゆるみ止めのみに使用するナ
ツト174とプレート168との間にはワツシヤ178が配置さ
れている。
したがって、ナツト174を締め付けることによってハ
ウジング156が下方へ移動して仮止めローラ158がローラ
162へ接近するが初めは無加圧の状態で保持し、仮止め
ローラ158の重量によってのみローラ162を加圧してい
る。この状態で、巻取装置19から引き出されるカバーシ
ート110に覆われながら被搬送シート体35が通過する
と、被搬送シート体35の上下方向から加圧される。
ローラ162は中空状で内部に棒ヒータ180が挿入されて
いる。棒ヒータ180の両端部はローラ162の両端部から突
出しており、支持プレート182へ支持されている。支持
プレート182はステー184によってハウジングプレート15
4へ固定されている。棒ヒータ180の端子部には図示しな
い電源に接続されたリード線180Aの一端が接続されてい
る。これにより棒ヒータ180が通電され、ローラ162が加
熱され、仮止めローラ158が加熱される。
また仮止めローラ158軸方向上部が、カバー188で覆わ
れている。このカバー188は略L字状の取付ブラケツト1
90でハウジング156へ取付けられている。カバー188は下
方へ向けて開口した断面形状が略コ字型で、内部に収容
している仮止めローラの外周の一部が開口部から外方へ
突出して、仮止めローラ158の下部に配置されているロ
ーラ162と当接している。
またローラ162はカバー188と同形状のカバー192で覆
われている。カバー192は上方へ向けて開口した開口部
からローラ162の外周の一部が外方へ突出して、仮止め
ローラ158と当接している。このカバー192は断面形状が
略L字状のブラケツト194でハウジングプレート154へ固
定されている。これらのカバー188、192は仮止めローラ
158、ローラ162の温度の低下を防止している。
ハウジングプレート154と支持プレート182の間にはロ
ーラ162の先端部に、スプロケツト196が固着されてい
る。このスプロケツト196にはチエンベルト198が巻掛け
られている。スプロケツト196は後述する加熱転写ロー
ラに伝達されたモータ252の駆動力がチエンベルト198に
よって伝達され、ローラ162を正転したり、逆転したり
する。
〈転写部〉 ハウジングプレート154の転写部22に対応する位置の
上部には矩形状の切欠き154Bが形成されている。この矩
形状切欠き154B内にはハウジング200が挿入されてい
る。このハウジング200にはハウジングプレート154間に
配置された加熱転写ローラ202が軸受204で支持されてい
る。またこの加熱転写ローラ202の下部にはハウジング
プレート154に支持され、加熱転写ローラ202に当接して
この加熱転写ローラ202を支える加熱転写ローラ206が軸
受208で支持されている。これらの加熱転写ローラ202、
206間へ被搬送シート体35が挿入され、加圧加熱されて
画像シート26に記録されている画像が受像シート28へ転
写される。
加熱転写ローラ202が支持されたハウジング200の幅方
向寸法は矩形状切欠き154Bの幅寸法と等しく、さらに縦
方向の長さは矩形状切欠き154Bの深さ方向の長さよりも
短く設定されている。このためハウジング200は切欠き1
54Bを上下に移動可能になっている。ハウジング200の上
端部には矩形状の切欠き200Aが形成されており、止め板
210が挿入されて止め板210の回転を規制している。
また矩形状切欠き154Bの上部開口は、ハウジングプレ
ート154の上面にボルト212で固定されたプレート214に
よって閉止されている。プレート214の中間部には貫通
孔214Aが設けられており、スプリングプランジヤー216
が挿通されている。貫通孔214Aを挿通して矩形状切欠き
154B内へ突出した先端部は、止め板210の上面に当接し
ている。スプリングプランジヤー216の止め板210とプレ
ート214との間には圧縮コイルスプリング218が配置され
ており、ハウジング200を下方へ向けて付勢している。
なおハウジング200は加熱転写ローラ202が、加熱転写ロ
ーラ206上に載置されることによって、矩形状の切欠き1
54B内での下部位置が設定されている。
またスプリングプランジヤー216のプレート214の上方
へ突出している頭部にはねじ部が形成されており、ナツ
ト220が螺合している。またナツト220とプレート214と
の間にはワツシヤ222が配置されている。
したがって、ナツト220を圧縮コイルスプリング218の
付勢力に抗して締め付けることによってハウジング押さ
え板200Aが上方へ移動して、被搬送シート体35が通過す
るとき加熱転写ローラ202が上方へ逃げ易くなり、加熱
転写ローラ202と加熱転写ローラ206による被搬送シート
体35に対する加圧力が弱くなる。またナツト220を緩め
ることによってハウジング押さえ板200Aが下方へ移動
し、被搬送シート体35が通過するとき加熱転写ローラ20
2が上方へ逃げる量が少なくなると、加熱転写ローラ202
と加熱転写ローラ206による被搬送シート体35に対する
加圧力が強くなる。
加熱転写ローラ202は中空状で内部に棒ヒータ224が挿
入されている。棒ヒータ224の両端部は加熱転写ローラ2
02の両端部から突出しており、支持プレート226へ支持
されている。支持プレート226はステー228によってハウ
ジング200へ固定されている。棒ヒータ224の端子部には
図示しない電源に接続されたリード線230の一端が接続
されている。これにより棒ヒータ224が通電され、加熱
される。
また加熱転写ローラ206は加熱転写ローラ202と同様に
中空状で内部に棒ヒータ240が挿入されている。棒ヒー
タ240の両端部は加熱転写ローラ206の両端部から突出し
ており、支持プレート242へ支持されている。支持プレ
ート242はステー244によってハウジングプレート154へ
固定されている。
加熱転写ローラ202の軸方向上部はカバー232で覆われ
ている。このカバー232は略L字状の取付ブラケツト234
でハウジング200へ取付けられている。カバー232は下方
へ向けて開口した断面形状が略コ字型で、内部に収容し
ている加熱転写ローラ202の外周の一部が開口部から外
方へ突出して、加熱転写ローラ202の下部に配置されて
いる加熱転写ローラ206と当接している。
また加熱転写ローラ206はカバー188と同形状のカバー
236で覆われている。カバー236は上方へ向けて開口した
開口部から加熱転写ローラ206の外周の一部が外方へ突
出して、加熱転写ローラ202と当接している。このカバ
ー236は断面形状が略L字状のブラケツト238でハウジン
グプレート154へ固定されている。これらのカバー232、
236は加熱転写ローラ202、206の温度の低下を防止して
いる。
ハウジングプレート154と支持プレート242の間には加
熱転写ローラ206の先端部に、スプロケツト246、248が
固着されている。スプロケツト246にはモータ252の駆動
軸252Aに固着されたスプロケツト254との間にチエンベ
ルト250が巻掛けられている。モータ252は側板14へブラ
ケツト256を介して取付けられている。
したがってモータ252の駆動がチエンベルト250を介し
て伝達された加熱転写ローラ206を正転したり、逆転し
たりする。正転する場合には被搬送シート体35(ガイド
板32を含む移動体)を作業部18(第1の位置)から受け
部24(第2の位置)へ搬送する。また、逆転の場合に
は、受け部24(第2の位置)から仮止め部20、及び作業
部18(第1の位置)へ搬送する。
またスプロケツト248にはローラ162に固着されたスプ
ロケツト196に巻掛けられたチエンベルト198が巻掛けら
れている。これによりモータ252の駆動力がローラ162へ
伝達されて、ローラ162が回転する。
加熱転写ローラ202、206は図示しないブラケツトを介
してカバー258が取付けられ外部から遮閉されている。
これにより加熱転写ローラ202、206の熱の外部への放出
を防止している。
〈受け部〉 受け部24には受け台260が配置されている。第9図に
示されるように、この受け台260は、平面部260Aの両側
が略直角に折り曲げられて、側板14、16への取付部260B
となっている。平面部260Aには表裏を貫通した一対の長
孔262が形成されている。これらの長孔262内には第2の
挿入手段である第2の挿入機構264の当接ピン266、268
が挿入される。
〈第2の挿入機構〉 第2の挿入機構264は受け台260の下面側に配置されて
いる。受け台260の下面側には支軸270が受け台260の幅
方向に沿って配置されており、受け台260の下面側に取
付けられた一対のL字状ブラケツト272に軸受274を介し
て回転可能に支持されている。
この支軸270の両端部はブラケツト272の外側へ突出し
ており、そそれぞれ先端部にはブロツク276が固着され
ている。これらのブロツク276には当接ピン266、268の
先端が同方向へ向けて形成されている。
また支軸270の中間部はL字状ブラケツト282によって
支持されており、このブラケツト282の近傍にはスプロ
ケツト278が固着されている。このスプロケツト278には
モータ284の駆動軸284Aに固着されたスプロケツト286と
の間にチエンベルト280が巻掛けられている。モータ284
は一端が受け台260の面側に取付けられたL字状ブラケ
ツト288に固定されている。
したがって、モータ284の作動によって支軸270が回転
し、両端部のブロツク276が回転することによって当接
ピン266、268が揺動し、受け台260上の被搬送シート体3
5を転写部22の加熱転ローラ202、206間へ挿入すると共
に長孔262から受け台260の下面側へ移動する。
〈制御装置〉 また画像転写装置10には画像転写装置10の作動を制御
する制御部290が設けられている。この制御部290と各部
品の接続について第10図に示されるブロツク図を用いて
説明する。制御部290はRAM292、ROM294、CPU296、入出
力ポート298で構成されており、これらはデータバス300
で各々接続されている。
第10図に示されるように、入出力ポート300の入力側
には画像転写装置10を起動させるための起動スイツチ30
2、リミツトスイツチ59、61、117、119が接続されてい
る。また出力側にはモータ46、100、140、252、284が接
続されている。
次に本実施例の作用について第11図に示されるフロー
チヤートに従い説明する。
起動スイツチ302によって画像転写装置10の電源が投
入されると、ステツプ400で画像転写装置10の初期化が
実行される。この初期化によりモータ252が作動して加
熱転写ローラ202が第1図時計方向へ回転し、加熱転写
ローラ206が第1図時計方向回転する。またブラシ70は
挿入側よりに位置している。
さらにローラ162、加熱転写ローラ202、206内に挿通
されているヒータ180、224、240が通電されて、ローラ1
62、加熱転写ローラ202、206が加熱される。
ローラ162、仮止めローラ158、加熱転写ローラ202、2
06が昇温し、温度調節され転写可能になった時点で位置
決めピン68を上昇する起動スイツチを入れる(ステツプ
402)。
この状態からステツプ404でモータ46が作動されて平
板バー38と共に位置決めピン68が上昇する。これにより
平板バー38が作業台30の矩形開口部30A内へ挿入され、
位置決めピン68がガイド板32の貫通孔32Aを貫通してガ
イド板32の上に突出する。このガイド板32の上に受像シ
ート28の位置決め穴28Aを位置決めピン68内へ挿入して
セットする。次に受像シート28の上に画像シート26の位
置決め穴26Aを位置決めピン68内に挿入してセツトす
る。この場合位置決めピン68によって画像シート26、受
像シート28を容易に位置合わせすることができる。
ステツプ406で被搬送シート体35を作業台30上へセツ
トした後にステツプ408で操作員によって図示しないス
タートスイツチがオンされる。
ステツプ410でモータ100が作動され、ブラシ70が被搬
送シート60の挿入側から奥方へ向って移動を開始する。
これにより画像シート26と受像シート28との間に残って
いるエアーが除去され、平坦化される。
ブラシ70が仮止め部20の前まで移動するとステツプ41
2でモータ10の作動が停止されブラシ70の移動が停止す
る。
次いでステツプ414でモータ46が作動し位置決めピン6
8が下降する。これにより位置決めピン68がガイド板32
から抜け出る。ステツプ416でモータ140が作動されガイ
ド板32が仮止め部20へ向けて、第1の挿入機構112によ
て作業台30を移動する。ガイド板32に係止されているカ
バーシート110は予め巻取装置19に巻き取られており、
ガイド板32の移動に従って、スプリング504の付勢力に
抗して巻取装置19から引き出される。
仮止めローラ158とローラ162間へ挿入された被搬送シ
ート体35は挟持搬送されて転写部22の加熱転写ローラ20
2、206間へ挿入されて挟持される。この仮止めローラ15
8によって画像シート26と受像シート28とが仮止めされ
る。この仮止めローラ158は串形ローラに形成されてい
るので、仮止め位置が被搬送シート体35の搬送方向に沿
って複数部設けられる。このため、仮止め位置と仮止め
位置の間のエアーは搬送方向の後方へ抜けやく、次のス
テツプ416で加熱転写ローラ202、206に挟持搬送される
ときに押し出され、転写時に画像シートと受像シートと
の間に気泡の発生がない。
この場合ステツプ418で被搬送シート60の搬送と共に
カバー110は巻取装置19から引き出されながら被搬送シ
ート60上を覆う。
加熱転写ローラ202、206に挟持搬送されることによっ
て加圧加熱されて画像シート26に記録されている画像が
受像シート28へ転写される。転写部22で転写された被搬
送シート体35が受け部24へ送り出される。
被搬送シート体35が受け部24へ送り出されると、ステ
ツプ420でモータ252が逆回転され、加熱転ローラ202、2
06が逆回転する。この状態で、ステツプ422でモータ284
が作動される。モータ284の作動によって当接ピン266、
268が移動して、被搬送シート体35を再び加熱転写ロー
ラ202、206間へ挿入する。
加熱転写ローラ202、206は逆回転しているので、被搬
送シート体35は再び加熱転写ローラ20、206によって挟
持搬送されながら仮止めローラ158とローラ162間へ挿入
される。
ステツプ424で被搬送シート体35が仮止め部20から送
り出された時点でモータ284の作動が停止し、ガイド板3
2の移動が停止する。この時には被搬送シート体35は作
業部18へ送り出される。
これによって転写が終了する。ガイド板32の受け部24
から作業部18までの移動の間、カバーシート110は巻取
装置19のスプリング504で巻取ローラ502に巻き取られる
方向に常時付勢されている。従って、ガイド板32の受け
部24から作業部18への移動に伴われて、カバーシート11
0は、次第に巻取装置19内に巻き取られ、ガイド板32が
作業部18に至った時点で被搬送シート体35から剥離さ
れ、即ち画像シート26及び受像シート28が重ね合わされ
た被搬送シート60状態となる。
従って、作業者は、ガイド板30のカバーシート110を
捲り上げる必要はなく、ただ受像シート28から画像シー
ト26のベース層を剥離した後、受像シート28をガイド30
から取外すのみでよい。
次にステツプ426でステツプ402の前に戻るか又は終了
するかを作業者が判断する。ステツプ402の前に戻る場
合は以下の各ステツプが実行される。
このように本実施例では、巻取ローラ502にカバーシ
ート110を取り付けておけば、その後作業者はカバーシ
ート110に触れる必要がなく、作業者の作業中にカバー
シート110を傷つけたり汚損する恐れがない。また、作
業者の作業台30での作業中、例えば受像シート28と画像
シート26の位置決め等の作業中、カバーシート110は巻
取装置19内に巻き取られているので、従来のように、転
写部22上に捲くり上げられたカバーシート110が作業台3
0上に滑り落ちてきて作業の妨げになるという問題がな
い。
第2実施例 次に第2実施例について説明する。
第12図には本発明に係る画像転写装置1010の第2実施
例が示されており、第12図は画像転写装置1010の概略構
成を示す左側面図、第13図は画像転写装置の分解斜視図
である。
〈画像転写装置〉 第12図及び第13図に示されるように、画像転写装置10
10には機台1012に立設された一対の側板1014、1016の長
手方向に沿って作業部1018、仮止部1020、転写部1022、
受け部1024が順に配設されていると共に、第1実施例と
同じ巻取装置19が配置されている。画像が焼付けられた
画像シート1026と受像シート1028は重ね合わされて、作
業部1018、仮止部1020、転写部1022、受け部1024へと送
られると共に引き続き逆送されて画像シート1026の画像
が受像シート1028へ転写されて作業部1018へ戻ってく
る。
〈作業部〉 作業部1018には側板1014、1016間に作業台1029が配置
されている。この作業台1029は両側部が側板1014、1016
に支持されており、上面にガイド板1030が載置されてい
る。ガイド板1030上へ受像シート1028、画像シート1026
が重ね合わされる。このガイド板1030は後述するチエン
ベルト1214に両側部が連結されており、これによって画
像転写装置1010の長手方向(矢印A方向)へ搬送され
る。この搬送によって画像シート1026と受像シート1028
とが重ね合わされた被搬送シート1034が仮止部1020へ案
内される。
作業台1029には画像転写装置1010の幅方向(矢印B方
向)に沿って、搬送方向手前側に矩形状の開口部1036が
設けられている。この開口部1036内へは位置決め機構10
38によって上下動される平板バー1042が挿入される。
〈位置決め機構〉 第12図、第13図に示されるように位置決め機構1038は
作業台1029の下方に配置されている。位置決め機構1038
の位置決めピン1040は平板バー1042の上面に複数本立設
されている。これらの位置決めピン1040の間隔はガイド
板1030に設けられた貫通孔1030Aに対応して配置されて
おり、被搬送シート1034の作業台1029上への位置決め用
となっている。
位置合わせピン1040は、受像シート1026及び画像シー
ト1028へ設けられた位置決め穴1026A、1028Aと対応して
配置されており、受像シート1026と画像シート1028との
位置合わせ(見当合わせ)用となっている。
平板バー1042は長手方向両端部下部にそれぞれシヤフ
ト1044の一端が固定されている。シヤフト1044の他端は
スライド軸受1048に挿入されている。スライド軸受1048
は側板1014、1016に取付けられたベース1046上に固定さ
れており、シヤフト44を軸方向へ移動可能に支持してい
る。
また平板バー1042の長手方向中間部下部にはブラケツ
ト1050が取付けられておりブラケツト1050を介して連結
バー1052の一端が連結されている。連結バー1052の他端
はモータ1054の駆動軸へ固定された回転板1058へ偏心し
て連結されている。モータ1054は取付ブラケツト1056を
介してベース1046へ固定されている。従ってモータ1054
の駆動によって連結バー1052が上下方向に移動して平板
バー1042を上下方向に移動する。
また作業部1018の上方には、作業台1029の幅方向(矢
印B方向)に沿ってブラシ1060が配置されている。この
ブラシ1060はブラシ移動機構1062によって被搬送シート
1034の搬送方向(矢印A方向)に沿って移動される。
ブラシ駆動機構1062には側板1014、1016間の外方に位
置して一対のガイドレール1064が側板1014、1016へ取付
けられている。これらのガイドレール1064には、ガイド
レール1064を挟持して一対のガイドローラ1066と一対の
ガイドローラ1068が配置されている。一対のガイドロー
ラ1066と一対のガイドローラ1068は移動プレート1070に
固定されており、これによって移動プレート1070をガイ
ドレール1064の長手方向(矢印A方向)に沿って案内し
ている。
移動プレート1070には上下方向に沿って配置されたス
ラストシヤフト1072の中間部が、スライド軸受1074を介
して連結されている。このためスラストシヤフト1072は
被搬送シート1034の搬送方向に沿って移動可能であると
共に上下方向に沿って移動可能になっている。
スラストシヤフト1072は被搬送シート1034の搬送方向
に沿って配設されたチエンベルト1076と連結ブラケツト
1078を介して連結されている。この連結では、連結ブラ
ケツト1078に対してスラストシヤフト1072が上下方向に
沿って移動可能となっている。
チエンベルト1076は、一対のスプロケツト1084、1086
間に巻掛けられている。一対のスプロケツト1084、1086
は、側板1014、1016間に掛渡された一対のシヤフト108
0、1082の両端部に固定されている。これらのスプロケ
ツト1084、1086は側板1014、1016間の外方に配置されて
いる。
シヤフト1080の側板1014、1016間にはスプロケツト10
88が取付けられている。このスプロケツト1088にはモー
タ1092の駆動軸に固定されているスプロケツト1094との
間にチエンベルト1091が巻掛けられている。モータ1092
は側板1014へ取付ブラケツトを介して固定されている。
これによってモータ1092の駆動力がスプロケツト1094、
1088を介してシヤフト1080へ伝達され、スプロケツト10
84を介してチエンベルト1076へ伝達されて無端チエンベ
ルト1076が回転する。
一対のスラストシヤフト1072の各々の下端部には一対
のガイドローラ1096が取付けられており、一対のガイド
プレート1098の上面に載置されている。ガイドプレート
1098は側板1014、1016の長手方向に沿って配置されて側
板1014、1016の外方へ固定されている。ガイドプレート
1098は被搬送シート1034の挿入側で屈曲されて段差が形
成されており、先端部はガイドプレート1098の中間部よ
り下方に位置している。また後端部、すなわち仮止部10
20側も屈曲されて段差が形成されており、後端部はガイ
ドプレート1098の中間部より上方に位置している。この
ためブラシ1060は挿入部では作業者が作業し易いように
中間部より下方に位置し、仮止部1020側ではブラシ1060
の先端が被搬送シート1034から離れて上方に位置する。
ガイド板1030には仮止部1020側にカバーシート1100の
一端が取付けられていると共に、このカバーシート1100
の他端は第1実施例で説明された巻取装置19に巻き取ら
れるようになっている。
画像シート1026と受像シート1028を重ね合わせて載置
された重ね合わせシート(以下「被搬送シート」とい
う)1034は、仮止部1020へ搬送されるが、その際搬送さ
れながら巻取装置19に巻き取られたカバーシート1100を
巻取装置19から引出しつつ被搬送シートの載置面がこの
カバーシート1100で覆われることになる。
〈仮止め部〉 仮止め部1020には第12図、第13図及び第14図に示され
るように側板1014、1016間に仮止ローラ1102が掛渡され
ている。この仮止ローラ1102は串型のローラでその回転
軸の両端部は側板1014、1016間の外方に突出しており、
軸受1016に支持されている。軸受1106はエアーシリンダ
1104の駆動軸の先端に固定されている。エアーシリンダ
1104は側板1014、1016に取付ブラケツト1108を介して固
定されている。この仮止ローラ1102はエアーシリンダ11
04の作動によって上下動する。
仮止ローラ1102の上方にはヒートローラ1110が側板10
14、1016の間に掛渡され、側板1014、1016へ軸受1112を
介して支持されている。そして仮止ローラ1102が上昇し
たときにヒートローラ1110に圧接する。このヒートロー
ラ1110は中空状で内部に棒ヒータ1111が挿入され、ヒー
トローラ1110を加熱する。
棒ヒータ1111の両端部はヒートローラ1110の両端部か
ら突出しており、支持プレート1109へ支持されている。
支持プレート1109はステー1113によって側板1014、1016
へ固定されている。
棒ヒータ1111の端子部には図示しない電源に接続され
たリード線1111Aの一端が接続されている。これにより
棒ヒータ1111通電され、加熱される 側板1014と支持プレート1109との間には、ヒートロー
ラ1110の先端部に、歯車1114が取付けられている。この
歯車1114はモータ1116の駆動軸に取付けられた歯車1118
と噛み合っている。モータ1116は側板1014にステー1120
で固定された取付プレート1122へ支持されている。従っ
てモータ1116の駆動によってヒートローラ1110が回転駆
動する。
〈転写部〉 転写部1022には第13図及び第15図に示されるように側
板1014、1016へそれぞれフレーム1124、1126が取付けら
れている。フレーム1124、1126には一対の矩形の開口部
1128が設けられている。
フレーム1124、1126間には加熱転写ローラ1136、1138
が配設されている。
加熱転写ローラ1136は開口部1128の上方に、加熱転写
ローラ1138は開口部1128の下方に対応して配置されてい
る。加熱転写ローラ1136、1138の間には被搬送シート体
1035が挿入される。
加熱転写ローラ1136、1138のフレーム1124、1126への
支持構造は同様であり、まず加熱転写ローラ1136のフレ
ーム1124への支持構造について説明する。
第15図及び第16図に示されるように加熱転写ローラ11
36の回転軸の両端部は一対の支持ブロツク1144へ軸受11
46を介して支持されている。開口部1128の上内壁にはエ
アーシリンダ1148が支持されており、エアーシリンダ11
48のロツドと支持ブロツク1144は、連結されている。ま
た、支持ブロツク1144の両側部には溝1144Aが設けられ
ており、この溝1144A内へは開口部1128の対向壁に設け
られた凸部1128Aが挿入されている。このため支持ブロ
ツク1144は凸部1128Aに案内され、エアーシリンダ1148
の駆動により上下方向に移動可能になっている。
支持ブロツク1144へ支持された加熱転写ローラ1136は
第15図、第16図、第17図に示されるように中空状で、そ
の内部に棒ヒータ1132が挿入されている。棒ヒータ1132
の両先端部は加熱転写ローラ1136の外方へ突出し、フレ
ーム1124、1126間の外方にある支持プレート1150に支持
されている。
支持プレート1150は一対のステー1152を介して支持ブ
ロツク1144へ支持されている。
また加熱転写ローラ1136の下方に配置された加熱転写
ローラ1138も加熱転写ローラ1136と同様に支持ブロツク
1144に軸受1146を介して支持されている。この場合加熱
転写ローラ1138を支持している支持ブロツク1144はフレ
ーム1124に設けられた開口部1128の下内壁に支持された
エアーシリンダ1156のロツドと連結されており、加熱転
写ローラ1136と同様に上下方向に移動可能になってい
る。
加熱転写ローラ1138も中空状の内部に棒ヒータ1132が
挿入されており、棒ヒータ1132の両端部は支持プレート
1150に支持されている。
エアーシリンダ1148、1156の作動時には加熱転写ロー
ラ1136、1138は互いに接する方向へ移動して被搬送シー
ト体1035を押圧挟持する。
加熱転写ローラ1136、1138のうち加熱転写ローラ1136
を例にとってその構造を説明する。
加熱転写ローラ1136は中空状のローラ本体1136Aの両
端部に軸部1136Bが溶接されており、この軸部1136Bが軸
受1136周へ軸支されている。ローラ本体1136Aの外周に
は薄肉の耐圧・耐熱ゴム1136Cが全周に亘って貼着さ
れ、被搬送シート1034を挟持するときの、傷付きを防止
している。
加熱転写ローラ1136の中空部へ挿入されている棒ヒー
タ1132はシーズヒータであり、内部に発熱素子1135が封
入されている。この発熱素子1135は加熱転写ローラ1136
の熱放出の多い軸方向両端部に対応した部分が密巻とさ
れ、軸方向中間部が粗巻とされている。このため熱放出
の多い軸方向両端部が中間部より単位長さ当りの発熱量
が大きくなるようになっている。棒ヒータ1132の端子部
には図示しない電源に接続されたリード線1132Aの一端
が接続されている。
加熱転写ローラ1138も加熱転写ローラ1136と同様の構
造であり、また棒ヒータが同じ方法で配置されている。
被搬送シート体1035はこのような加熱転写ローラ1136、
1138に押圧挟持され、搬送されることによって均一に加
熱される。
加熱転写ローラ1136の先端部には支持ブロツク1144と
支持プレート1150との間にワンウエイクラツチ1143をか
いしてスプロケツト1158が取付けられている。スプロケ
ツト1158はモータ1162の駆動軸に固定されたスプロケツ
ト1164との間にチエンベルト1166が巻掛けられている。
モータ1162はブラケツト1168を介して側板1014へ固定さ
れている。したがってモータ1162の回転駆動力がチエン
ベルト1166によってスプロケツト1158へ伝達されて加熱
転写ローラ1136が回転する。
また、第12図及び第13図に示されるように、加熱転写
ローラ1136の下方に配置された加熱転写ローラ1138は、
支持ブロツク1144と支持プレート1150の間にスプロケツ
ト1174が取付けられている。スプロケツト1174は、モー
タ1162の下方に配置されたモータ1178(第13図1022参
照)の駆動軸に固定されたスプロケツト1180との間にチ
エンベルト1182が巻掛けられている(第12図参照)。モ
ータ1178はブラケツト1184を介して側板1014へ固定され
ている。したがってモータ1178の回転駆動力がチエンベ
ルト1182によって加熱転写ローラ1138へ伝達され、加熱
転写ローラ1138が回転する。
また第12図に示されるように側板1014、1016間で、加
熱転写ローラ1136、1138の被搬送シート体1035の搬送方
向の上流側に補助ヒータ1190、1192が配置されている。
この補助ヒータ1190、1192は加熱転写ローラ1136、1138
へ向って一部が開口されたカバー1194で覆われており、
加熱転写ローラ1136、1138を加熱する。
加熱転写ローラ1136、1138は図示しないブラケツトを
介してカバー1196が取付けられ外部から遮閉されてい
る。これにより加熱転写ローラ1136、1138の熱の外部へ
の放出を防止している。
〈受け部〉 第13図に示されるように、受け部1024には側板1014、
1016間に受台1198が掛渡されている。この受台1198の上
に転写部1022から送り出された被搬送シート体1035が取
出される。
この受台1198の上方にはフアン1200が配置されてい
る。これによって受台1198上へ取出された被搬送シート
体1035が冷却される。
〈搬送用駆動系〉 次に被搬送シート体1035を作業部1018から仮止め部10
20、転写部1022、受け部1024へ搬送した後に再び受け部
1024から作業部1018へ移動させる搬送用駆動系1202につ
いて第13図、第18図を用いて説明する。
第18図に示されるように側板1014、1016間には作業部
1018及び受け部1024にシヤフト1204、1206が掛渡され軸
受1208を介して支持されている。シヤフト1204、シヤフ
ト1206にはそれぞれ一対のスプロケツト1210、1212が固
定されている。またスプロケツト1210、1212はそれぞれ
側板1014、1016の内側に配置されている。側板1014より
のスプロケツト1210、1212及び側板1016よりのスプロケ
ツト1210、212間にはチエンベルト1214が巻掛けられて
いる。このチエンベルト1214とガイド板1030の両側部が
ブラケツトを介して連結されている。これによってガイ
ド板1030はチエンベルト1214によって作業部1018から仮
止め部1020、転写部1022を通って受け部1024へ搬送され
る。チエンベルト1214の一部は加熱転写ローラ1136、11
38の段付部をかすめるように案内され、チエンベルト12
14の他の一部は側板1014、1016に支持されたアイドルス
プロケツト1216によって案内されてその搬送路が屈曲さ
れている。
シヤフト1204の中間部には伝達スプロケツト1218が固
定されている。この伝達スプロケツト1218には、機台10
12に固定され、軸受1220を介してシヤフト1222に支持さ
れたアイドルスプロケツト1224との間にチエンベルト12
26が巻掛けられている。
またシヤフト1222にはアイドルスプロケツト1228が固
定されている。このアイドルスプロケツト1228はスプロ
ケツト1230との間にチエンベルト1232が巻掛けられてい
る。スプロケツト1230は機台1012の中央部に配置され、
両端部を軸受1234で支持された駆動シヤフト1236へ取付
けられている。スプロケツト1230と駆動シヤフト1236と
の間にはクラツチ1238が配置されている。
また駆動シヤフト1236にはスプロケツト1230と同様に
クラツチ1240を介してスプロケツト1242が取付けられて
いる。駆動シヤフト1236の一方の端部は軸受1234を貫通
しており、先端部にはスプロケツト1244が固定されてい
る。スプロケツト1244は、モータ1246の駆動軸1246Aに
固定されたスプロケツト1248との間にチエンベルト1250
が巻掛けられている。モータ1246は機台1012へ固定され
ている。これによりモータ1246の回転駆動力がスプロケ
ツト1248、1244を介して駆動シヤフト1236へ伝達され
る。この場合クラツチ1238、1240によって、スプロケツ
ト1230、1242へ回転駆動力が伝達されたり遮断されたり
する。
一方シヤフト1206の中間部にはワンウエイクラツチ12
52を介してスプロケツト1254が連結されている。スプロ
ケツト1254は、シヤフト1256に固定されたスプロケツト
1258との間にチエンベルト1260が巻掛けられている。シ
ヤフト1256は軸受1262を介して機台1012へ支持されてい
る。
またシヤフト1256にはスプロケツト1264が固定されて
おり、スプロケツト1242との間にチエンベルト1266が巻
掛けられている。これにより駆動シヤフト1236へ伝達さ
れたモータ1246の回転駆動力がスプロケツト1242、1264
を介してシヤフト1256へ伝達される。
〈制御装置〉 また画像転写装置1010には画像転写装置1010の作動を
制御する制御部1189が設けられている。この制御部1189
と各部品の接続について第19図に示されるブロツク図を
用いて説明する。制御部1189はRAM1191、ROM1193、CPU1
195、入出力ポート1197で構成されており、これらはデ
ータバス1199で各々接続されている。
第19図に示されるように、入出力ポート1197の入力側
には画像転写装置1010を起動させるための起動スイツチ
1201が接続されている。また出力側にはモータ1054、10
92、1116、1162、1178、1246が接続されており、さらに
電磁弁1187を介してエアーシリンダ1104、1148、1156が
接続されている。
次に本実施例の作用について第20図に示されるフロー
チヤートに従い説明する。
起動スイツチ1201によって画像転写装置1010の電源が
投入されると、ステツプ1300で画像転写装置1010の初期
化が実行される。この実行によりガイド板1030は作業部
1018の定位置に移動し位置決めピン1040も下方定位置に
移動する。ブラシ1060は被搬送シート1034の挿入側に位
置している。エアーシリンダ1104により仮止ローラ1102
は上方へ移動し、ヒートローラ1110に圧接する。加熱転
写ローラ1136、1138は各々エアーシリンダ1148、1156に
よって互いに離間する方向に移動している。すなわち被
搬送シート体1035の搬送路が開いた開放状態となってい
る。
この状態でモータ1162、1178が起動し、加熱転写ロー
ラ1136、1138が回転する。
さらにフアン1200は作動を開始して受け部1024内へ送
風する。
また各ヒータはヒートローラ1110、加熱転写ローラ11
36、1138への加熱を開始している。
加熱転写ローラが昇温し、温度調節され転写可能にな
った時点で位置決めピン1040を上昇する起動スイツチを
入れる(ステツプ1301)。
この状態からステツプ1302でモータ1054が作動されて
平板バー1042と共に位置決めピン1040が上昇する。これ
により平板バー1042が作動台1029の開口部1036内へ挿入
され、位置決めピン1040がガイド板1030の貫通孔1030A
を貫通してガイド板1030の上に突出する。このガイド板
1030の上に受像シート1028の位置決め穴1028Aを位置決
めピン1040内へ挿入てセットする。次に受像シート1028
の上に画像シート1026の位置決め穴1026Aを位置決めピ
ン1040内へ挿入してセツトする。この場合位置決めピン
1040によって画像シート1026、受像シート1028を容易に
位置合わせすることができる。
ステツプ1304で被搬送シート1034を作業台1029上へセ
ツトした後にステツプ1305で作業者によって図示しない
スタートスイツチがオンされる。
ステツプ1306でモータ1092が作動され、ブラシ1060が
被搬送シート1034の挿入側から奥方へ向って移動を開始
する。これにより画像シート1026と受像シート1028との
間に残っているエアーが除去され、平坦化される。
ブラシ1060が仮止め部1020の前まで移動するとステツ
プ1308でモータ1092の作動が停止されブラシ1060の移動
が停止する。
次いでステツプ1310でモータ1054が作動し位置決めピ
ン1040が下降する。これにより位置決めピン1040がカイ
ド板1030から抜け出る。ステツプ1312でモータ1246が作
動されガイド板1030が仮止め部1020へ向かって作業台10
29上を移動する。
この場合ステツプ1313で被搬送シート1034の搬送と共
に、この搬送に従って巻取装置19に巻き取られているカ
バーシート1100が巻取装置19から引き出され被搬送シー
ト1034を徐々に覆うことになる。これと同時にステツプ
1314でエアーシリンダ1104が作動されて、仮止ローラ11
02が下降する。この仮止ローラ1102によって被搬送シー
ト1034は先端部からカバー1100を介して押圧加熱されて
仮止めされる。なお、この仮止ローラ1102は、エアーシ
リンダ1104によって上方へ位置しているときには、ヒー
トローラ1110と当接しており、加熱されている。
また、仮止ローラ1102は串形ローラに形成されている
ので、仮止め位置は被搬送シート体1035の搬送方向に沿
って複数設けられる。このため、仮止め位置と仮止め位
置の間のエアーは搬送方向の後方へ抜けやすく、次のス
テツプ1316で加熱転写ローラ1136、1138に挟持搬送され
るときに押し出され、転写時に画像シートと受像シート
との間に気泡の発生がない。
ステツプ1316でエアーシリンダ1148、1156が作動さ
れ、加熱転写ローラ1136は下降し、加熱転写ローラ1138
は上昇する。これによって被搬送シート体1035の搬送路
が閉じられ、スプロケツト1158内にあるワンウエイクラ
ツチ1143が働いて加熱転写ローラ1138の周速と加熱転写
ローラ1136の周速とが同期する。実際には加熱転写ロー
ラ1136の周速を加熱転写ローラ1138よりおそく設定す
る。この加熱転写ローラ1136、1138間へ被搬送シート体
1035は挿入される。このように被搬送シート体1035は加
熱転写ローラ1136、1138により押圧挟持され、搬送され
ると共に加熱される間に転写される。
ステツプ1320で被搬送シート体1035が仮止め部1020を
通過した後に仮止ローラ1102が上昇する。ステツプ1322
で加熱転写ローラ1136、1138が移動して被搬送シート体
1035の搬送路が開かれる。
この場合、被搬送シート体1035はモータ1246で転写部
1022へ搬送された後、モータ1178によって搬送される。
すなわち、モータ1246の駆動力によって搬送される速度
より、モータ1178によって搬送される速度は速く設定さ
れており、ワンウエイクラツチ1254を介して連結されて
いるので、加熱転写時には加熱転写ローラ1136、1138を
駆動するモータ1178によって搬送される。
ステツプ1326で被搬送シート体1035が転写部1022から
送り出された時点でモータ1246の作動が停止し、ガイド
板1030の移動が停止する。この時には被搬送シート体10
35は受け部1024へ移動しており、転写部1022で加熱され
て高温となった被搬送シート体1035は受け部1024で冷却
される。
ステツプ1328でモータ1092が作動し、ブラシ1060が元
の位置の方向へ移動を開始する。
ステツプ1330でモータ1092が逆転駆動してブラシ1060
が位置決め機構1038の方向側へ移動し停止する。
次いでステツプ1332でモータ1246が逆転駆動してガイ
ド板1030が高速で作業部1018まで移動する。作業部1018
の端部まで高速で移動してきたガイド板1030はステツプ
1334で低速で移動してステツプ1336で停止する。
これによって転写が終了する。ガイド板1030の受け部
1024から作業部1018までの移動の間、カバーシート1100
は次第に巻取装置19内に巻き取られ、ガイド板1032が作
業部1018に至った時点で被搬送シート体1035から剥離さ
れ即ち画像シート1026及び受像シート1028が重ね合わさ
れた被搬送シート1034状態となる。
従って、作業者は、ガイド板1030のカバーシート1100
を捲り上げる必要はなく、ただ受像シート1028から画像
シート1026のベース層を剥離した後、受像シート1028を
ガイド1030から取外すのみでよい。
次にステツプ1338でステツプ1300の前に戻るか又は終
了するかを作業者が判断する。ステツプ1300の前に戻る
場合は以下の各ステツプが実行される。
なお、本実施例では、ブラシ1060の初期位置への復帰
は、被搬送シート体1035の冷却中となっているが、被搬
送シート体1035が仮止め部1020を通過後即ちステツプ13
14のどの時点でも良い。
また、本実施例では画像シート1026を受像シート1028
に重ね合わせて転写する場合について説明したが、転写
が完了した受像シート1028を紙等の被転写シートに重ね
合わせて紙転写を行う場合も、本発明の装置が使用され
る。この場合位置決め機構1038の位置決めピン1040及び
仮止め部1020の仮止ローラ1102を使わないで転写の操作
を行うことも可能である。
第3実施例 次に第3実施例について説明する。
第21図には本発明に係る画像転写装置2010の第3実施
例が示されており、第21図は画像転写装置2010の概略構
成を示す左側面図、第22図は画像転写装置の分解斜視図
である。なお第1、第2実施例と同様な部分に付いては
図面に同符号を付して説明を省略する。
第21図、第22図に示されるように、画像転写装置2010
は機台2012に立設された一対の側板2014、2016の長手方
向に沿って作業部2018、仮止め部2020、転写部2022、受
け部2024が順に配設されていると共に、巻取装置2019が
配置されている。画像が焼付けられた画像シート2026と
受像シート2028は重ね合わされて、作業部2018、仮止め
部2020、転写部2022、受け部2024へと送られて画像シー
ト2026の画像が受像シート2028へ転写されるようになっ
ている。
第3実施例は第2実施例に対して転写部2022の構造及
び巻取装置2019の構造のみ異なり、他の部分に付いては
同構成なので図面に同符号を付して説明を省略する。
〈巻取装置〉 第22A図に示されるように、巻取装置2019は、モータ6
00により巻取ローラ602を回転させてカバーシート1100
を巻取る構造となっている。
巻取ローラ602はその両端が対向して配置された脚板6
04、606に軸支されている。脚板604は断面略コ字状に形
成されており、巻取ローラ602の回転軸602Aの一方の端
部は、この脚板606側の脚片604Aを貫通して脚板604の前
記コ字状内に位置している。この一方の端部には、歯車
608が回転軸602Aと同軸に固着されている。また、脚板6
04の前記コ字状内には、マイクロ電磁クラッチ610が配
置されており、マイクロ電磁クラッチ610の脚片604Aへ
向けて突出された軸610Aには、歯車608と噛み合う歯車6
12が固着されている。マイクロ電磁クラッチ610の脚板6
04の脚片604Aとは反対側の脚片604Bを貫通して延設され
る軸610Bには、歯車614が固着されている。この歯車614
は、伝達歯車616を介してモータ600のギヤヘッド600Aの
出力軸600Bに同軸に固着された歯車618に連結されてい
る。なお、マイクロ電磁クラッチ610は、モータ600の通
電時には軸610Aと軸610Bとが連結状態にされ、モータ60
0の非通電時には軸610Aと610Bとを離間状態にするよう
に構成されている。
従って、モータ600の通電時には、巻取ローラ602は歯
車618、マイクロ電磁クラッチ610等を介して回転され、
非通電時には、マイクロ電磁クラッチ610によりモータ6
00のギヤヘッド600Aの出力軸600Bとの連結が断たれ、巻
取ローラ602は回転自在状態にされる。
上述の巻取ローラ602にカバーシート1100が取り付け
られてモータ600が通電されると、カバーシート1100は
巻取ローラ602に巻き取られ、モータ600の非通電時には
カバーシート1100が被搬送シート1034の送り方向に沿っ
て引かれることにより巻取ローラ602から引き出され
る。
また、巻取装置2019は、カバーシート1100の巻取時及
び引出し時にこのカバーシート1100を滑らかに案内する
案内部620を備えている。この案内部620は、脚板604の
脚片604Bと脚板606に支持されたシャフト622と、このシ
ャフト622に回転自在に支持された案内ローラ624と、で
構成されている。従って、第1実施例の案内部520と同
様に、カバーシート1100はその移動時に案内部620の案
内ローラ624に当接して滑らかに移動されるようになっ
ている。
上述のように構成された巻取装置2019は、脚板604、6
06を介して仮止め部1020近傍の側板2014、2016に取り付
けられる。取付後、巻取装置2019の巻取ローラ602に
は、ガイド板2030に取り付けられたカバーシート1110の
反取付側の端部が両面テープ等のテープやその他の取付
部材で取り付けられる。この取付が完了した後、モータ
600に通電することにより前述の反取付側の端部から巻
取ローラ602に巻き取られる。
なお、モータ600としては、変速モータが使用でき
る。
〈転写部〉 転写部2022には第22図、第23図に示されるように側板
2014、2016へそれぞれフレーム2124、2126が取付けられ
ている。フレーム2124、2126の各々には一対の矩形の開
口部2128、2130が被搬送シート2034の搬送方向に沿って
順次設けられている。
フレーム2124、2126間には加熱転写ローラ2136、213
8、2140、2142が掛渡されて配置されている。
加熱転写ローラ2136、2138はフレーム2124、2126の開
口部2128に対応して配置されており、加熱転写ローラ21
36は開口部2128の上方に、加熱転写ローラ2138は開口部
2128の下方に対応して配置されている。そして加熱転写
ローラ2136、2138間に被搬送シート2034が挿入されるよ
うになっている。
加熱転写ローラ2136、2138のフレーム2124、2126への
支持構造は同様なので加熱転写ローラ2136の支持構造に
ついて説明する。
加熱転写ローラ2136の回転軸の両端部は一対の支持ブ
ロツク2144へ軸受2146を介して支持されている。開口部
2128の上内壁に支持されたエアーシリンダ2148のロツド
と支持ブロツク2144は、連結されている。また、支持ブ
ロツク2144の両側部には溝2144Aが設けられており、こ
の溝2144A内へは開口部2128の対向壁に設けられた凸部2
128Aが挿入されている。このため支持ブロツク2144は凸
部2128Aに案内され、エアーシリンダ2148の駆動によっ
て上下方向に移動可能になっている。
支持ブロツク2144へ支持された加熱転写ローラ2136は
第23図、第24図、第25図に示されるように中空状で、そ
の内部に棒ヒータ2132が挿入されている。棒ヒータ2132
の両先端部は加熱転写ローラ2136の外方へ突出し、フレ
ーム2124、2126間の外方にある支持プレート2150に支持
されている。
支持プレート2150は一対のステー2152を介して支持ブ
ロツク2144へ支持されている。支持プレート2150と支持
ブロツク2144の間で、加熱転写ローラ2136の一端の軸部
にはワンウエイクラツチ2143を介してスプロケツト2154
が取付けられている。
また加熱転写ローラ2136の下方に配置された加熱転写
ローラ2138も加熱転写ローラ2136と同様の方法で支持さ
れている。支持ブロツク2144はフレーム2124に設けられ
た開口部2128の下内壁に支持されたエアーシリンダ2156
のロツドと連結されており、加熱転写ローラ2136と同様
に上下方向に移動可能になっている。さらに支持プレー
ト2150と支持ブロツク2144の間で加熱転写ローラ2138の
一端の軸部にはワンウエイクラツチ2143Aを介してスプ
ロケツト2154Aが取付けられている。
したがってエアーシリンダ2148、2156の作動時には加
熱転写ローラ2136、2138は互いに接する方向へ移動して
被搬送シート2034を押圧挟持し加熱する。
被搬送シート2034の搬送方向下流側でフレーム2124、
2126に設けられた開口部2130には加熱転写ローラ2140、
2142が設置されている。そして加熱転写ローラ2140は開
口部2130の上方に、加熱転写ローラ2142は開口部2130の
下方に配置されている。
加熱転写ローラ2140は支持ブロツク2144を貫通してフ
レーム2124の外へ突出し、その軸部の先端で支持ブロツ
ク2144と支持プレート2150との間にはワンウエイクラツ
チ2145を介してスプロケツト2158、2160が取付けられて
いる。
スプロケツト2158はモータ2162の駆動軸に固定された
スプロケツト164との間にチエンベルト2166が巻掛けら
れている。モータ2162はブラケツト2168を介して側板20
14へ固定されている。したがってモータ2162の回転駆動
力がチエンベルト2166によってスプロケツト2158へ伝達
されて加熱転写ローラ2140が回転されるようになってい
る。
またスプロケツト2160と加熱転写ローラ2136側のスプ
ロケツト2154の間にはチエンベルト2170が巻掛けられて
おり、スプロケツト2158を介して加熱転写ローラ2140へ
伝達されたモータ2162の回転駆動力が加熱転写ローラ21
36へ伝達されるようになっている。
また加熱転写ローラ2140の下方に配置された加熱転写
ローラ2142も加熱転写ローラ2140と同様に、支持ブロツ
ク2144と支持プレート2150の間で加熱転写ローラ2142の
軸部の先端にワンウエイクラツチ2145Aを介してスプロ
ケツト2174、2176が取付けられている。スプロケツト21
74は、モータ2162の下方に配置されたモータ2178の駆動
軸に固定されたスプロケツト2180との間にチエンベルト
2182が巻掛けられている。モータ2178はブラケツト2184
を介して側板2014へ固定されている。したがってモータ
2178の回転駆動力がチエンベルト2182によって加熱転写
ローラ2142へ伝達され、加熱転写ローラ2142が回転され
るようになっている。
またスプロケツト2176、2154A間にはチエンベルト218
8が巻掛けられており、加熱転写ローラ2142へ伝達され
た回転駆動力が加熱転写ローラ2138へ伝達されるように
なっている。
この場合加熱転写ローラ2142の外径は加熱転写ローラ
2138の外径と比べ同等以上に設定されており、モータ21
78の駆動力で加熱転写ローラ2142、2138が回転すると
き、加熱転写ローラ2142の外周速度は加熱転写ローラ21
38の外周速度と比較して同じか又は大きくなる。また被
搬送シート体2035の搬送路の上側にある加熱転写ローラ
2136、2140の外周速度は搬送路の下側にある加熱転写ロ
ーラ2138の外周速度と比べ同等又は遅くなるようにモー
タ2162又はその駆動伝達装置が設定されている。このた
め加熱転写ローラ2136、2138、2140、2142に搬送される
被搬送シート体2035は、上流側の加熱転写ローラ2136、
2138と下流側の加熱転写ローラ2140、2142の間ではたる
むことのない水平状態又は若干引張られた状態で搬送さ
れる。しかしこの引張力が強い場合にはワンウエイクラ
ツチ2143、2143A、2145が作用して、加熱転写ローラ214
2の回転力が被搬送シート体2035を介して直接加熱転写
ローラ2136、2138、2140へ伝えられるので、加熱転写ロ
ーラ2136、2138、2140はその外周速度が加熱転写ローラ
2142と同一となる。このため被搬送シート2034は同一の
速度で搬送されるので、受像シートと画像シートのずれ
が生じない。
加熱転写ローラ2136、2138、2140、2142の各々にはフ
レーム2124、2126に図示しないブラケツトを介して図示
しないカバーが取付けられており、さらにこれらの全体
をおおうためにカバー2196が取付けられ外部から遮閉さ
れている。これにより加熱転写ローラ2136、2138、214
0、2142の熱が外部へ放出されないようになっている。
次に本実施例の作用について第27図に示されるフロー
チャートに従い説明する。
起動スイツチによって画像転写装置2010の電源が投入
されると、ステツプ2300で画像転写装置2010の初期化が
実行される。この実行によりガイド板2030は受け部1018
の定位置に移動し位置決めピン1040も下方定位置に移動
する。ブラシ1060は被搬送シート2034の挿入側に位置し
ている。エアーシリンダ1104により仮止ローラ1102は上
方へ移動し、ヒートローラ1110に圧接する。加熱転写ロ
ーラ2136、2138は各々エアーシリンダ2148、2156によっ
て互いに離間する方向に移動し、また加熱転写ローラ21
40、2142も各々エアーシリンダ2148、2156によって互い
に離間する方向に移動している。すなわち被搬送シート
2034の搬送路が開いた状態となっている。
この状態でモータ2162、2178が起動し加熱転写ローラ
2136、2138、2140、2142が回転する。
さらにフアン1200は作動を開始して受け部2024内へ送
風する。
また各ヒータはヒートローラ1110、加熱転写ローラ21
36、2138、2140、2142への加熱を開始している。
ヒートローラ1110及び加熱転写ローラ2136、2138、21
40、2142が昇温し、温度調節され、それぞれ仮止め、転
写が可能になった時点で位置決めピン1040を上昇する起
動スイツチを入れる(ステツプ2301)。
この状態からステツプ2302でモータ1054が作動されて
平板バー1042と共に位置決めピン1040が上昇する。これ
により閉板バー1042が作動台1029の開口部1036内へ挿入
され、位置決めピン1040がガイド板2030の貫通孔2030A
を貫通してガイド板2030上に突出する。なお、ガイド板
2030に取り付けられたカバーシート1100は、予めモータ
600が通電されて巻取ローラ602上に巻き取られている。
なお、この巻取は、手で巻取ローラ602を回転させるこ
とにより行われてもよい。この巻取後、モータ600は非
通電状態にされる。このガイド板2030上に画像シート20
26、受像シート2028を重ね合わせた状態で載置し位置決
めピン1040を位置決め穴2028A、位置決め穴2026A内へ挿
入してセツトする。この場合位置決め1040によって画像
シート2026、受像シート2028を容易に位置合わせするこ
とができる。
ステツプ2304で被搬送シート2034を作業台1029上へセ
ツトした後にステツプ2305で作業者によって図示しない
スタートスイツチがオンされる。
ステツプ2306でモータ1092が作動され、ブラシ1060が
被搬送シート2034の挿入側から奥方へ向って移動を開始
する。これにより画像シート2026と受像シート2028との
間に残っているエアーが除去される。
ブラシ1060が仮止め部1020の前まで移動するとステツ
プ2308でモータ1092の作動が停止されブラシ1060の移動
が停止する。
次いでステツプ2310でモータ1054が作動し位置決めピ
ン1040が下降する。これにより位置決めピン1040がガイ
ド板2030から抜け出る。ステツプ2312でモータ2246が作
動されガイド板2030が仮止め部2020へ向かって作業台10
29上を移動する。
この場合ステツプ2313で被搬送シート2034の搬送と共
に、モータ600は非通電状態とされておりこの搬送に従
って巻取装置2019からカバーシート1100が引き出され被
搬送シート2034上を徐々に覆う。
ガイド板2030が仮止め部1020に近づくと、センサがガ
イド板2030を検知してステツプ2314でエアーシリンダ11
04が作動されて、仮止ローラ1102が下降する。この仮止
ローラ1102によって被搬送シート2034は先端部から仮止
めされる。この被搬送シート2034はカバーシート1100を
介して、その先端部から仮止ローラ1102によって押圧さ
れて仮止めされる。なお、この仮止ローラ1102は、エア
ーシリンダ1104によって上方へ位置しているときには、
ヒートローラ1110と当接しており、加熱されている。
また、仮止ローラ1102は串形ローラに形成されている
ので、仮止め位置は被搬送シート2034の搬送方向に沿っ
て複数部設けられる。このため、仮止め位置と仮止め位
置の間のエアーは搬送方向の後方へ抜けやすく、次のス
テツプ2316で加熱転写ローラ2136、2138に挟持搬送され
るとき押し出され、転写時に画像シートと受像シートと
の間に気泡が発生することがない。
ステツプ2316でエアーシリンダ2148、2156が作動さ
れ、加熱転写ローラ2136は下降し、加熱転写ローラ2138
は上昇する。これによって被搬送シート2034の搬送路が
閉じられる。この加熱転写ローラ2136、2138間へ被搬送
シート2034は挿入される。さらにステツプ2318で下流側
のエアーシリンダ2148、2156が作動して加熱転写ローラ
2140、2142が移動して被搬送シート2034の搬送路が閉じ
られる。この加熱転写ローラ2140、2142間へ加熱転写ロ
ーラ2136、2138から送り出された被搬送シート2034が挿
入される。このように被搬送シート2034は加熱転写ロー
ラ2136、2138及び加熱転写ローラ2140、2142によって押
圧挟持され、搬送されると共に加熱される間に画像シー
ト2026の画像は受像シート2028へ転写される。
加熱転写ローラ2142は加熱転写ローラ2138の径に比べ
同等か又は大とされているので、その外周速度は加熱転
写ローラ2140、2142の方が速い。また被搬送シート34の
搬送路の上側にある加熱転写ローラ2136、2140の外周速
度は搬送路の下側にある加熱転写ローラ2142の外周速度
に比べ同じか又は遅くなるようにモータ2162又は駆動伝
達機構が設定されている。このため被搬送シート2034は
加熱転写ローラ2136、2138に挟持されている状態で、加
熱転写ローラ2140、2142へ挟持されると、搬送シート20
34がたるむことなく水平の状態で、又は若干引張られた
状態で搬送される。しかしこの引張力が強くなると加熱
転写ローラ2136、2138、2140はワンウエイクラツチ214
3、2143A、2145が作用して駆動力が伝達されなくなり、
被搬送シート2034を介して加熱転写ローラ2136、2138、
2140は加熱転写ローラ2142と同じ外周速度で回転するこ
と、すなわち同期することになる。また被搬送シート20
34を搬送する搬送用駆動系1202においてもワンウエイク
ラツチ1252の作用によって、この搬送系が加熱転写ロー
ラ2142に同期するようになっている。これによって画像
シート2026と受像シート2028との位置ずれが生じること
がない。
ステツプ2320で被搬送シート2034が仮止め部1020を通
過した後に仮止ローラ1102が上昇する。ステツプ2322、
2324で加熱転写ローラ2136、2138及び加熱転写ローラ21
40、2142が移動して被搬送シート2034の搬送路が開かれ
る。
この場合、被搬送シート2034はモータ1246で転写部20
22へ搬送された後、モータ2162、2178によって搬送され
る。すなわち、モータ1246の駆動力によって搬送される
速度より、モータ2162、2178によって搬送される速度は
速く設定されており、ワンウエイクラツチ2254を介して
連結されているので、加熱転写時には加熱転写ローラ21
36、2138、2140、2142を駆動するモータ2162、2178によ
って搬送される。
ステツプ2326で被搬送シート2034が転写部22から送り
出された時点で、モータ1246の作動が停止し、ガイド板
2030の移動が停止する。この時には被搬送シート2034は
受け部24へ移動しており、転写部2022で加熱されて高温
となった被搬送シート2034は受け部1024で冷却される。
ステツプ2328でモータ1092が作動し、ブラシ1060が元
の位置の方向へ移動を開始する。
ステツプ2330でモータ1092が逆転駆動されてブラシ10
60が被搬送シート2034の挿入側へ移動する。
次いでステツプ2332でモータ1246が逆転駆動してガイ
ド板2030が高速で作業部2018まで移動すると共に、モー
タ600が通電されて巻取ローラ602が回転されガイド板20
30の移動に従ってカバーシート1100が巻取ローラ602に
巻き取られていく。作業部2018の端部まで高速で移動し
てきたガイド板2030はステツプ2334で低速で移動してス
テツプ2336で停止すると共に、モータ600の通電が停止
されカバーシート1100の巻取ローラ602による巻取りが
終了される。
これによって転写が終了する。本実施例でも、第1実
施例と同様に、受け部1024から作業部2018までの移動中
に、カバーシート1100は巻取装置2019内に巻き取られる
ので、作業者がガイド板2030のカバーシート1100を捲り
上げる必要はなく、受像シート2028から画像シート2026
のベース層を剥離した後、受像シート2028をガイド板20
30から取外すだけでよい。
次にステツプ2338でステツプ2300の前に戻るか又は終
了するかを作業者が決める。新たに受像シートと画像シ
ートがセツトされ、スタートスイツチがオンされたか否
かが判断され、オンされない場合には以上の作動が終了
する。スタートスイツチがオンされた場合にはステツプ
2300の前に戻り以下の各ステツプが実行される。
なお、本実施例では、固定式の仮止ローラ1102で被搬
送シート2034を搬送中に仮止めする構成を示したが、仮
止ローラ1102を走行させて、静止した被搬送シート2034
を仮止めする方法も同様の作用効果が得られる。
上述のように、本実施例においても、第1実施例と同
様に、カバーシート1100は、非搬送シート2034の搬送時
以外は巻取装置2019内に巻き取られているので、作業者
が作業部2018でカバーシート1100を手作業で取り扱う必
要はないと共に、作業者の作業がカバーシート1100によ
り妨げられることがない。そのため、カバーシート1100
の取り扱いによる損傷や汚損もない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第11図は第1実施例を示し第1図は本発明が
適用された画像転写装置を示す側面図、第2図は画像転
写装置の分解斜視図、第2A図は巻取装置の正断面図、第
2B図はII B−II B線断面図、第2C図は巻取装置の分解斜
視図、第3図は位置決め機構を示す分解斜視図、第4図
は位置決め機構を示す側面図、第5図は第1の挿入機構
を示す斜視図、第6図は仮止ローラと加熱転写ローラの
支持構造を示す斜視図、第7図は第6図のVII−VII線に
沿って切断した断面図、第8図は第6図のVIII−VIII線
に沿って切断した断面図、第9図は第2の挿入機構を示
す斜視図、第10図は制御部とたの機器との接続を示すブ
ロツク図、第11図は画像転写装置の作動を示すフローチ
ヤート、第12図乃至第20図は第2実施例を示し第12図は
画像転写装置を示す側面図、第13図は画像転写装置を示
す分解斜視図、第14図は仮止めローラの支持構造を示す
斜視図、第15図は転写ローラの支持構造を示す斜視図、
第16図は加熱転写ローラを示す断面図、第17図は第16図
のX VII−X VII線に沿って切断した断面図、第18図はガ
イド板を搬送駆動する駆動系を示す平面図、第19図は制
御装置と他の機器との接続を示すブロツク図、第20図は
画像転写装置の作動を示すフローチヤート、第21図乃至
第27図は第3実施例を示し第21図は画像転写装置を示す
側面図、第22図は画像転写装置を示す分解斜視図、第22
A図は第3実施例の巻取装置の分解斜視図、第23図は転
写部を示す斜視図、第24図は加熱転写ローラの支持構造
を示す断面図、第25図は第24図のXX V−XX V線に沿って
切断した断面図、第26図は制御装置とたの機器との接続
を示すブロツク図、第27図は画像転写装置の作動を示す
フローチヤートである。 10、1010、2010……画像転写装置、 18、1018、2018……作業部、 19、2019……巻取装置、 20、1020……仮止め部、 22、1022、2022……転写部、 24、1024……受け部、 26、1026、2026……画像シート、 28、1028、2028……受像シート、 30、1030、2030……ガイド板、 35、1035、2035……被搬送シート体、 60、1034、2034……被搬送シート、 112……第1の挿入機構、 264……第2の挿入機構、 502、602……巻取ローラ、 504……スプリング(付勢手段)、 600……モータ、 610……マイクロ電磁クラッチ、 1202……搬送用駆動系。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−284790(JP,A) 特開 昭63−303790(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03D 13/00 - 13/14 B41M 7/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像シートと受像シートとが重ね合わされ
    て載置されると共に、第1の位置及び第2の位置との間
    で往復移動可能なガイド板と、 一端部が前記ガイド板における第1の位置から第2の位
    置へ移動する往路搬送方向先端部に固着され、少なくと
    もガイド板の移動時に前記画像シートと受像シートとを
    覆うカバーシートと、 前記第1の位置と第2の位置との間に配設され、少なく
    ともカバーシート上から前記重ね合わされた画像シート
    と受像シートとを押圧し、前記画像シートに記録された
    画像を前記受像シートへ転写する転写部と、 前記ガイド板の第1の位置側で、かつ前記転写部近傍に
    設けられ、前記カバーシートを他端部側から層状に巻き
    取り可能とされ、前記ガイド板の往路搬送に伴って徐々
    に引き出しながらガイド板上に敷設し、かつ前記ガイド
    板の復路搬送に伴って除去に巻き取り、該巻き取り時に
    は、前記第1の位置におけるガイド板上を開放させる巻
    取装置と、 を有する画像転写装置。
  2. 【請求項2】前記巻取装置は、前記カバーシートの前記
    他端部を支持する巻取りローラと、前記巻取りローラを
    回転させる駆動手段と、を備えることを特徴とする請求
    項(1)記載の画像転写装置。
  3. 【請求項3】前記駆動手段は、前記カバーシートを巻取
    る方向に前記巻取りローラを常時付勢する付勢手段より
    なることを特徴とする請求項(2)記載の画像転写装
    置。
  4. 【請求項4】前記付勢手段は、前記巻取りローラ内に組
    み込まれ付勢状態とされたばねよりまることを特徴とす
    る請求項(3)記載の画像転写装置。
  5. 【請求項5】前記駆動手段はモータよりなることを登頂
    とする請求項(2)記載の画像転写装置。
  6. 【請求項6】第1の位置と第2の位置との間で往復移動
    するガイド板及び前記第1の位置と第2の位置との間に
    配設された転写部を備え、前記ガイド板で重ね合わされ
    た画像シートと受像シートとを、一端部が前記ガイド板
    に固着されたカバーシートで覆った状態で、前記ガイド
    板を第1の位置から第2の位置へ搬送して前記転写部を
    通過させ、その後、引き続いて第2の位置から第1の位
    置へ搬送して転写部を通過させることにより、前記画像
    シートに記録された画像を前記受像シートへ転写する画
    像転写方法であって、 前記画像シートと受像シートが載置されたガイド板の前
    記第1の位置から第2の位置への搬送時に前記カバーシ
    ートを前記一端部側から徐々にガイド板上に敷設するこ
    とによって、前記画像シートと受像シートとを覆い、 前記ガイド板の第2の位置から第1の位置への搬送に従
    って、画像シートと受像シート上に覆われたカバーシー
    トを他端部側から排除することを特徴とする画像転写方
    法。
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