JP2504772Y2 - 画像転写装置 - Google Patents

画像転写装置

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JP2504772Y2
JP2504772Y2 JP1988098643U JP9864388U JP2504772Y2 JP 2504772 Y2 JP2504772 Y2 JP 2504772Y2 JP 1988098643 U JP1988098643 U JP 1988098643U JP 9864388 U JP9864388 U JP 9864388U JP 2504772 Y2 JP2504772 Y2 JP 2504772Y2
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sheet
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heat transfer
guide plate
roller
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は画像シートと受像シートとを重ね合せてこれ
らのシートを転写部で肉厚方向に押圧しながら加熱し画
像シートの画像を受像シートに転写する画像転写装置に
関する。
[従来の技術] カラー原稿からPS版等の製版材料を用いた印刷版を作
成して、多数枚の印刷を行う場合、カラープルーフを作
成していわゆる色校正作業を行っている。
カラープルーフを作成するための感光材料として、銀
塩写真方式の感光材料や電子写真方式の感光材料、フオ
トポリマーを用いた感光材料などが知られている。これ
らの感光材料に画像露光して画像を焼付け、現像処理し
た後にこの画像を受像シートに転写することによりカラ
ープルーフが得られる。
この場合、4枚の感光材料を用いてそれぞれブラツ
ク、シアン、マゼンダ、イエローのカラー画像が形成さ
れた画像シートを作成して、これらを順次同一の受像シ
ートへ転写することにより多色のカラー画像が作成され
る。
4枚の画像シートを順次受像シートへ転写する場合に
は、画像シートと受像シートとを重ね合せた状態で、一
対のヒートローラ間へ挿入し、押圧挟持すると共に搬送
しながら加熱して転写するようになっている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、画像シートと受像シートとを重ね合せ
た状態の両シートを載置した案内板を操作員が一対のヒ
ートローラ間へ挿入しているので、斜めに挿入したり、
挿入の際に両シート間の位置がずれたりすることがあっ
た。また最近は感光材料のサイズが大きくなる傾向にあ
り、上記の両シートを載置した案内板の重量が増加し、
操作員が手で持ち上げるとこの案内板が撓むことがあり
同様に両シートの位置がずれことがあった。このように
作業性が悪いために転写画像の色ずれ(以下「見当ず
れ」という)や転写むらが生じる問題があった。
また両シートを一対のヒートローラ間へ挿入した後も
搬送中に蛇行することがあり画像シートと受像シートの
位置ずれが生じて、上記したような見当ずれや転写むら
が生じる。
また搬送中の蛇行により装置に接触して案内板を曲げ
たりすることがあった。
さらに転写が終了し、一対のヒートローラ間から送り
出された両シートを回収する場合にも操作員は両シート
の挿入側から反対側へ移動して回収しなければならず煩
雑であった。
本考案は上記事実を考慮し、画像シートと受像シート
とを容易に転写部へ挿入し、転写後に挿入側で回収する
ことができ、転写画像の色ずれや転写むらが生じること
がない画像転写装置を得ることが目的である。
[課題を解決するための手段] 本考案では、画像シートと受像シートとを重ね合せた
両シートを転写部で厚さ方向に押圧しながら加熱して前
記画像シートの画像を前記受像シートに転写する画像転
写装置であって、前記転写部に隣接して設けられ前記画
像シートと前記受像シートを重ね合せて装着する作業台
と、前記作業台上に配置されて前記重ね合せた両シート
を載置する案内板と、前記案内板が搬送方向に対して直
角方向へ移動することを制限すると共に前記案内板を前
記作業台上から前記転写部へ搬送する搬送手段と、転写
が終了した前記重ね合せた両シートを載置した前記案内
板を前記作業台上へリターンさせるリターン手段と、を
設けたことを特徴としている。
[作用] 上記構成の本考案では、画像シートと受像シートは、
作業台上の案内板上に載置された状態で、搬送手段によ
って搬送されて転写部へ挿入される。
転写部へ挿入された案内板上の画像シートと受像シー
トはさらに搬送手段によって搬送されながら肉厚方向へ
押圧されながら加熱されて、画像シートに形成している
画像が受像シートへ転写される。
案内板を作業台上から転写部へ搬送するときには、搬
送手段が案内板の搬送方向に対して直角方向への移動を
制限しているので、案内板は蛇行することなく搬送され
て転写部へ送り込まれ、画像シートと受像シートに位置
ズレを生じさせるとがない。
転写部で転写が終了した画像シートと受像シート及び
これらを載置した案内板は、リターン手段によって逆送
されて、転写部から作業台上へ送られる。こによって、
転写の終了した画像シートと受像シートは作業台上へ戻
され、この作業台上から回収することができる。また、
案内板が作業台上に戻っているため、新たな受像シート
と画像シートを連続して案内板上に載置することができ
る。
[効果] 本考案では,上記のように作業性が改善され画像シー
トと受像シートとを転写部へ容易に挿入することがで
き、また挿入側でこれを容易に回収することができるこ
と、さらに転写画像については見当ずれや転写むらを生
じることがないという優れた効果を有する。
[実施例] 第1図には本考案に係る画像転写装置10の実施例が示
されており、第1図は画像転写装置10の概略構成を示す
左側面図であり、第2図は画像転写装置の分解斜視図で
ある。
第1図、第2図に示されるように、画像転写装置10は
機台12に立設された一対の側板14、16の長手方向に沿っ
て案内部18、仮止部20、転写部22、冷却部24が順に配設
されている。画像が焼付けられた画像シート26と受像シ
ート28は重ね合されて、案内部18、仮止部20、転写部2
2、冷却部24へと送られて画像シート26の画像が受像シ
ート28へ転写されるようになっている。
第1図、第2図に示されるように案内部18には側板1
4、16間に作業台29が配置されている。この作業台29は
両側部が側板14、16に支持されており、上面に案内板と
してのガイド板30が載置されている。このガイド板30上
へ受像シート28、画像シート26が重ね合される。このガ
イド板30は後述するチエンベルトに両側部が連結されて
おり、これによって画像転写装置10の長手方向(矢印A
方向)へ搬送されるようになっている。これにより画像
シート26と受像シート28とが重ね合された被搬送シート
34を仮止部20へ案内するようになっている。
作業台29には画像転写装置10の幅方向(矢印B方向)
に沿って搬送方向手前側に矩形状の開口部36が設けられ
ている。この開口部36内へは位置決め機構38によって上
下動される平板バー42が挿入される。
第1図、第2図に示されるように位置決め機構38は作
業台29の下方に配置されている。位置決めピン40は平板
バー42の上面に複数本立設されている。これらの位置決
めピン40の間隔はガイド板30に設けられた貫通孔30Aに
対応して配置されており、被搬送シート34が作業台29上
へ位置決めされるようになっている。
これらの位置合せピン40は、画像シート26、受像シー
ト28へ設けられた位置決め穴26A、28Aと対応しており、
画像シート26と受像シート28との位置合せ(見当合せ)
用となっている。
平板バー42は長手方向両端部下部にそれぞれシヤフト
44の一端が固定されている。シヤフト44の他端はスライ
ド軸受48に挿入されている。スライド軸受48は側板14、
16に取付けられたベース46上に固定されており、シヤフ
ト44を軸方向へ移動可能に支持している。
また平板バー42の長手方向中間部下部にはブラケツト
50が取付けられておりブラケツト50を介して連結バー52
の一端が連結されている。連結バー52の他端はモータ54
の駆動軸へ固定された回転板58へ偏心して連結されてい
る。モータ54は取付ブラケツト56を介してベース46へ固
定されている。これによりモータ54の駆動によって連結
バー52が上下方向に移動されて平板バー42が上下方向に
移動するようになっている。
また案内部18の上方には作業台29の幅方向(矢印B方
向)に沿ってブラシ60が配設されている。このブラシ60
はブラシ駆動機構62によって被搬送シート34の搬送方向
(矢印A方向)に沿って移動されるようになっている。
ブラシ駆動機構62には側板14、16間の外方に位置して
一対のガイドレール64が側板14、16へ取付けられてい
る。これらのガイドレール64には、ガイドレール64を挟
持して一対のガイドローラ66ともう一対のガイドローラ
68が配置されている。各一対のガイドローラ66、68は移
動プレート70に固定されており、これによって移動プレ
ート70をガイドレール64の長手方向(矢印A方向)に沿
って案内している。
移動プレート70には上下方向に沿って配置されたスラ
ストシヤフト72の中間部が、スライド軸受74を介して連
結されている。このためスラストシヤフト72は被搬送シ
ート34の搬送方向に沿って移動可能であると共に上下方
向に沿って移動可能になっている。
スラストシヤフト72は被搬送シート34の搬送方向に沿
って配設されたチエンベルト76と連結ブラケツト78を介
して連結されている。この連結は、連結ブラケツト78に
対してスラストシヤフト72が上下方向に沿って移動可能
に連結されている。
チエンベルト76は側板14、16間に掛渡され、一対のシ
ヤフト80、82の両端部に固定された一対のスプロケツト
84、一対のスプロケツト86間に巻掛けられている。これ
らのスプロケツト84、86は側板14、16間の外方に配置さ
れている。
シヤフト80の側板14、16間にはスプロケツト88が取付
けられている。このスプロケツト88とモータ92の駆動軸
に固定されているスプロケツト94との間にチエンベルト
91が巻掛けられている。モータ92は側板14へ取付ブラケ
ツトを介して固定されている。これによってモータ92の
駆動力がスプロケツト94、88を介してシヤフト80へ伝達
され、スプロケツト84を介してチエンベルト76へ伝達さ
れて無端チエンベルト76が回転するようになっている。
スラストシヤフト72の各々の下端部には一対のガイド
ローラ96が取付けられており、一対のガイドプレート98
の上面に載置されている。ガイドプレート98は側板14、
16の長手方向に沿って配置されて側板14、16の外方へ固
定されている。ガイドプレート98は被搬送シート34の挿
入側で屈曲して段差が形成されており、先端部はガイド
プレート98の中間部より下方に位置している。
また後端部すなわち仮止部20側も屈曲して段差が形成
されており、後端部はガイドプレート98の中間部より上
方に位置している。このためブラシ60は挿入部では作業
者が作業し易いように中間部より下方に位置し、仮止部
20側ではブラシ60の先端が被搬送シート34から離れるよ
うに中間部より上方に位置するようになっている。
ガイド板30には仮止部20側にカバーシート100の一端
が取付けられている。
このカバーシート100はガイド板30上へ重ね合された
画像シートと受像シートとを被うようになっている。
仮止部20には第1図、第2図、第3図に示されるよう
に側板14、16間に仮止ローラ102が掛渡されている。こ
の仮止ローラ102はローラに複数のリングを等間隔にな
るように挿入しねじ止めして取付けられ、串型を形成し
たローラでその回転軸の両端部は側板14、16間の外方に
突出しており、軸受106に支持されている。軸受106はエ
アーシリンダ104の駆動軸の先端に固定されている。エ
アーシリンダ104は側板14、16に取付ブラケツト108を介
して固定されている。この仮止ローラ102はエアーシリ
ンダ104の作動によって上下動するようになっている。
仮止ローラ102の上方にはヒートローラ110が側板14、
16の間に掛渡され側板14、16に軸受112を介して支持さ
れている。そして仮止ローラ102が上昇したときにヒー
トローラ110に圧接するようになっている。このヒート
ローラ110は中空状のローラ本体110Aの外周全面に薄肉
の耐圧、耐熱ゴム110Cが貼着されている。ヒートローラ
110は中空状の内部に棒ヒータ111が挿入されている。こ
の棒ヒータ111はシーズヒータであり、内部に発熱素子1
11Aが封入されている。この発熱素子111Aはヒートロー
ラ110の熱放出の多い軸方向両端部に対応した部分は密
巻きとされ、単位長さ当りの発熱量が多くなるようにな
っており、軸方向中間部は粗巻きとされている。このよ
うに棒ヒータ111がヒートローラ110を均一に加熱するよ
うになっている。
棒ヒータ111の両端部はヒートローラ110の両端部から
突出しており、支持プレート109へ支持されている。支
持プレート109はステー113によって側板14、16へ固定さ
れている。棒ヒータ111の端子部は図示しない電源に接
続されたリード線11Bの一端が接続されている。これに
より棒ヒータ111は通電され加熱されるようになってい
る。
側板14と支持プレート109の間で、ヒートローラ110の
側板14の外側の先端部には歯車114が取付けられてい
る。この歯車114はモータ116の駆動軸に取付けられた歯
車118と噛み合っている。モータ116は側板14にステー12
0で固定された取付プレート122へ固定されている。した
がってモータ116の駆動によってヒートローラ110が回転
駆動されるようになっている。
転写部22には第2図、第4図に示されるように側板1
4、16へそれぞれフレーム124、126が取付けられてい
る。フレーム124、126の各々には一対の矩形の開口部12
8、130が被搬送シート34の搬送方向に沿って順次設けら
れている。
フレーム124、126間には加熱転写ローラ136、138、14
0、142が掛渡されて配置されている。
加熱転写ローラ136、138はフレーム124、126の開口部
128に対応して配置されており、加熱転写ローラ136は開
口部128の上方に、加熱転写ローラ138は開口部128の下
方に対応して配置されている。そして加熱転写ローラ13
6、138間に被搬送シート34が挿入されるようになってい
る。
加熱転写ローラ136、138のフレーム124、126への支持
構造は同様なので加熱転写ローラ136の支持構造につい
て説明する。
加熱転写ローラ136の回転軸の両端部は一対の支持ブ
ロツク144へ軸受146を介して支持されている。開口部12
8の上内壁に支持されたエアーシリンダ148のロツドと支
持ブロツク144は、連結されている。また、支持ブロツ
ク144の両側部には溝144Aが設けられており、この溝144
A内へは開口部128の対向壁に設けられた凸部128Aが挿入
されている。このため支持ブロツク144は凸部128Aに案
内され、エアーシリンダ148の駆動によって上下方向に
移動可能になっている。
支持ブロツク144へ支持された加熱転写ローラ136は第
4図、第5図、第6図に示されるように中空状で、その
内部に棒ヒータ132が挿入されている。棒ヒータ132の両
先端部は加熱転写ローラ136の外方へ突出し、フレーム1
24、126間の外方にある支持プレート150に支持されてい
る。
支持プレート150は一対のステー152を介して支持ブロ
ツク144へ支持されている。支持プレート150と支持ブロ
ツク144の間で、加熱転写ローラ136の一端の軸部にはワ
ンウエイクラツチ143を介してスプロケツト154が取付け
られている。
また加熱転写ローラ136の下方に配置された加熱転写
ローラ138も加熱転写ローラ136と同様の方法で支持され
ている。支持ブロツク144はフレーム124に設けられた開
口部128の下内壁に支持されたエアーシリンダ156のロツ
ドと連結されており、加熱転写ローラ136と同様に上下
方向に移動可能になっている。
さらに支持プレート150と支持ブロツク144の間で加熱
転写ローラ138の一端の軸部にはワンウエイクラツチ143
Aを介してスプロケツト154Aが取付けられている。
したがってエアーシリンダ148、156の作動時には加熱
転写ローラ136、138は互いに接する方向へ移動して被搬
送シート34を押圧挟持し加熱する。
被搬送シート34の搬送方向下流側でフレーム124、126
に設けられた開口部130には加熱転写ローラ140、142が
配置されている。そして、加熱転写ローラ140が上方
に、加熱転写ローラ142を下方にして配置されている。
加熱転写ローラ140は支持ブロツク144を貫通してフレ
ーム124の外へ突出し、その軸部の先端で支持ブロツク1
44と支持プレート150との間にワンウエイクラツチ145を
介してスプロケツト158、160が取付けられている。
スプロケツト158はモータ162の駆動軸に固定されたス
プロケツト164との間にチエンベルト166が巻掛けられて
いる。モータ162はブラケツト168を介して側板14へ固定
されている。したがってモータ162の回転駆動力がチエ
ンベルト166によってスプロケツト158へ伝達されて加熱
転写ローラ140が回転されるようになっている。
またスプロケツト160と加熱転写ローラ136側のスプロ
ケツト154の間にはチエンベルト170が巻掛けられてお
り、スプロケツト158を介して加熱転写ローラ140へ伝達
されたモータ162の回転駆動力が加熱転写ローラ136へ伝
達されるようになっている。
また加熱転写ローラ140の下方に配置された加熱転写
ローラ142も加熱転写ローラ140と同様に、支持ブロツク
144と支持プレート150の間で加熱転写ローラ142の軸部
の先端にワンウエイクラツチ145Aを介してスプロケツト
174、176が取付けられている。スプロケツト174は、モ
ータ162の下方に配置されたモータ178の駆動軸に固定さ
れたスプロケツト180との間にチエンベルト182が巻掛け
られている。モータ178はブラケツト184を介して側板14
へ固定されている。したがってモータ178の回転駆動力
がチエンベルト182によって加熱転写ローラ142へ伝達さ
れ、加熱転写ローラ142が回転されるようになってい
る。
またスプロケツト176、154A間にはチエンベルト188が
巻掛けられており、加熱転写ローラ142へ伝達された回
転駆動力が加熱転写ローラ138へ伝達されるようになっ
ている。
この場合加熱転写ローラ142の外径は加熱転写ローラ1
38の外径と比べ同等以上に設定されており、モータ178
の駆動力で加熱転写ローラ142、138が回転するとき、加
熱転写ローラ142の外周速度は加熱転写ローラ138の外周
速度と比較して同じか又は大きくなる。また被搬送シー
ト34の搬送路の上側にある加熱転写ローラ136、140の外
周速度は搬送路の下側にある加熱転写ローラ138の外周
速度と比べ同等又は遅くなるようにモータ162又はその
駆動伝達装置が設定されている。このため加熱転写ロー
ラ136、138、140、142に搬送される被搬送シート34は、
上流側の加熱転写ローラ136、138と下流側の加熱転写ロ
ーラ140、142の間ではたるむことのない水平状態又は若
干引張られた状態で搬送される。しかしこの引張力が強
い場合にはワンウエイクラツチ143、143A、145が作用し
て、加熱転写ローラ142の回転力が被搬送シート34を介
して直接加熱転写ローラ136、138、140へ伝えられるの
で、加熱転写ローラ136、138、140は、その外周速度が
加熱転写ローラ142と同一となる。このため被搬送シー
ト34は同一の速度で搬送されるので、受像シートと画像
シートのずれが生じない。
また第1図に示されるように側板14、16間で、加熱転
写ローラ136、138の被搬送シート34の搬送方向の上流側
に補助ヒータ190、192が配置されている。この補助ヒー
タ190、192は加熱転写ローラ136、138へ向って一部が開
口されたカバー194で覆われており、加熱転写ローラ13
6、138を加熱するようになっている。
加熱転写ローラ136、138、140、142の各々にはフレー
ム124、126に図示しないブラケツトを介して図示しない
カバーが取付けられており、さらにこれらの全体をおお
うために図示しないブラケツトを介してカバー196が取
付けられ外部から遮閉されている。これにより加熱転写
ローラ136、138、140、142の熱が外部へ放出されないよ
うになっている。
冷却部24には側板14、16間に受台198が掛渡されてい
る。この受台198上には転写部22から送り出された被搬
送シート34が取出されるようになっている。
この受台198の上方にはフアン200が配置されている。
これによって受台198上へ取出された被搬送シート34が
冷却されるようになっている。
次に被搬送シート34を案内部18から仮止部20、転写部
22、冷却部24へ搬送した後に再び冷却部24から案内部18
へ移動させる搬送用駆動系202について第2図、第7図
を用いて説明する。
第7図に示されるように側板14、16間には案内部18及
び冷却部24にシヤフト204、206が掛渡され軸受208を介
して支持されている。シヤフト204、シヤフト206にはそ
れぞれ一対のスプロケツト210、212が固定されている。
またスプロケツト210、212はそれぞれ側板14、16の内側
に配置されている。側板14寄りのスプロケツト210、212
及び側板16寄りのスプロケツト210、212間にはチエンベ
ルト214が巻掛けられている。このチエンベルト214とガ
イド板30の両側部がブラケツトを介して連結されてい
る。これによってガイド板30はチエンベルト214によっ
て案内部18から仮止部20、転写部22を通って冷却部24へ
搬送されるようになっている。チエンベルト214の一部
は加熱転写ローラ136、138及び加熱転写ローラ140、142
の段付部をかすめるように案内されチエンベルト214の
他の一部は側板14、16に支持されたアイドルスプロケツ
ト216によって案内されてその搬送路が屈曲されてい
る。
シヤフト204の中間部には伝達スプロケツト218が固定
されている。この伝達スプロケツト218には、機台12に
固定され、軸受220を介してシヤフト222に支持されたア
イドルスプロケツト224との間にチエンベルト226が巻掛
けられている。
またシヤフト222にはアイドルスプロケツト228が固定
されている。このアイドルスプロケツト228はスプロケ
ツト230との間にチエンベルト232が巻掛けられている。
スプロケツト230は機台12の中央部に配置され、両端部
を軸受234で支持された駆動シヤフト236へ取付けられて
いる。スプロケツト230と駆動シヤフト236との間にはク
ラツチ238が配置されている。
また駆動シヤフト236にはスプロケツト230と同様にク
ラツチ240を介してスプロケツト242が取付けられてい
る。駆動シヤフト236の一方の端部は軸受234を貫通して
おり、先端部にはスプロケツト244が固定されている。
スプロケツト244は、モータ246の駆動軸246Aに固定され
たスプロケツト248との間にチエンベルト250が巻掛けら
れている。モータ246は機台12へ固定されている。これ
によりモータ246の回転駆動力がスプロケツト248、244
を介して駆動シヤフト236へ伝達されるようになってい
る。この場合クラツチ238、240によって、スプロケツト
230、242へ回転駆動力が伝達されたり遮断されたりする
ようになっている。
一方シヤフト206の中間部にはワンウエイクラツチ252
を介してスプロケツト254が連結されている。スプロケ
ツト254は、シヤフト256に固定されたスプロケツト258
との間にチエンベルト260が巻掛けられている。シヤフ
ト256は軸受262を介して機台12へ支持されている。
またシヤフト256にはスプロケツト264が固定されてお
り、スプロケツト242との間にチエンベルト266が巻掛け
られている。これにより駆動シヤフト236へ伝達された
モータ246の回転駆動力がスプロケツト242、264を介し
てシヤフト256へ伝達されるようになっている。
また画像転写装置10には画像転写装置10の作動を制御
する制御部189が設けられている。この制御部189と各部
品の接続について第8図に示されるブロツク図を用いて
説明する。制御部189はRAM191、ROM193、CPU195、入出
力ポート197で構成されており、これらはデータバス199
で各々接続されている。
第8図に示されるように、入出力ポート197の入力側
には画像転写装置10を起動させるための起動スイツチ20
1が接続されている。また出力側にはモータ54、92、246
が接続されており、さらに電磁弁187を介してエアーシ
リンダ104、エアーシリンダ148が接続されている。
次に本実施例の作用について第9図に示されるフロー
チヤートに従い説明する。
起動スイツチによって画像転写装置10の電源が投入さ
れると、ステツプ300で画像転写装置10の初期化が実行
される。この実行により被搬送シート34は案内部18の定
位置に移動し位置決めピン40も下方定位置に移動する。
ブラシ60は被搬送シート34の挿入側に位置している。エ
アーシリンダ104により仮止ローラ102は上方へ移動し、
ヒートローラ110に圧接する。加熱転写ローラ136、138
はエアーシリンダ148、156によって互いに離間した状態
に移動し、また加熱転写ローラ140、142も各エアーシリ
ンダ148、156によって互いに離間する方向に移動してい
る。すなわち被搬送シート34の搬送路が開いた状態とな
っている。この状態でモータ162、178が起動し、加熱転
写ローラ136、138、140、142が回転する。
さらにフアン200は作動を開始して冷却部24内へ送風
する。
また各ヒータはヒートローラ110、加熱転写ローラ13
6、138、140、142への加熱を開始している。
加熱転写ローラが昇温し、温度調節され転写可能にな
った時点で位置決めピン40を上昇する起動スイツチを入
れる(ステツプ301)。
この状態からステツプ302でモータ54が作動して平板
バー42と共に位置決めピン40が上昇する。これにより平
板バー42が作動台29の開口部36内へ挿入され、位置決め
ピン40がガイド板30の貫通孔30Aへ貫通してガイド板30
上に突出する。このガイド板30上に画像シート26、受像
シート28を重ね合せた状態で載置し位置決めピン40を位
置決め穴28A、位置決め穴26A内へ挿入してセツトする。
この場合位置決めピン40によって画像シート26、受像シ
ート28を容易に位置合せすることができる。
ステツプ304で被搬送シート34を作業台29上へセツト
した後にステツプ305で操作員によって図示しないスタ
ートスイツチがオンされる。
ステツプ306でモータ92が作動して、ブラシ60が被搬
送シート34の挿入側から奥方へ向って移動を開始する。
これにより画像シート26と受像シート28との間に残って
いるエアーが除去される。
ブラシ60が仮止部20の前まで移動するとステツプ308
でモータ92の作動が停止されブラシ60の移動が停止す
る。
次いでステツプ310でモータ54が作動し位置決めビン4
0が下降する。これにより位置決めピン40がガイド板30
から抜け出る。ステツプ312でモータ246が作動しガイド
板30が仮止部20へ向かって作業台29上を移動する。
この場合ステツプ313で被搬送シート34の搬送と共に
カバー100は被搬送シート34上をおおう。ガイド板30が
仮止部20に近づくと、センサがガイド板30を検知してス
テツプ314でエアーシリンダ104が作動されて、仮止ロー
ラ102が下降する。この仮止ローラ102によって被搬送シ
ート34は先端部から仮止めされる。この被搬送シート34
はカバー100を介して、その先端部から仮止ローラ102に
よって押圧されて仮止めされる。なお、この仮止ローラ
102は、エアーシリンダ104によって上方へ位置している
ときには、ヒートローラ110と当接しており、加熱され
ている。
また、仮止ローラ102は串形ローラに形成されている
ので、仮止め位置は被搬送シート34の搬送方向に沿って
複数部設けられる。このため、仮止め位置と仮止め位置
の間のエアーは搬送方向の後方へ抜けやすく、次のステ
ツプ316で加熱転写ローラ136、138に挟持搬送されると
き押し出され転写時に画像シートと受像シートとの間に
気泡が発生することがない。
ステツプ316でエアーシリンダ148、156が作動され、
加熱転写ローラ136は下降し、加熱転写ローラ138は上昇
する。これによって被搬送シート34の搬送路が閉じられ
る。この加熱転写ローラ136、138間へ被搬送シート34は
挿入される。さらにステツプ318で下流側のエアーシリ
ンダ148、156が作動して加熱転写ローラ140、142が移動
して被搬送シート34の搬送路が閉じられる。この加熱転
写ローラ140、142間へ加熱転写ローラ136、138から送り
出された被搬送シート34が挿入される。このように被搬
送シート34は加熱転写ローラ136、138及び加熱転写ロー
ラ140、142によって押圧挟持され、搬送されると共に加
熱される間に転写される。
加熱転写ローラ142は加熱転写ローラ138の径に比べ同
等か又は大とされているので、その外周速度は加熱転写
ローラ142の方が速い。また被搬送シート34の搬送路の
上側にある加熱転写ローラ136、140の外周速度は搬送路
の下側にある加熱転写ローラ142の外周速度に比べ同じ
か又は遅くなるようにモータ162又は駆動伝達機構が設
定されている。このため被搬送シート34は加熱転写ロー
ラ136、138に挟持されている状態で、加熱転写ローラ14
0、142へ挟持されると、搬送シート34がたるむことなく
水平の状態で、また若干引張られた状態で搬送される。
しかしこの引張力が強くなると加熱転写ローラ136、13
8、140はワンウエイクラツチ143、143A、145が作用して
駆動力が伝達されなくなり、被搬送シート34を介して加
熱転写ローラ136、138、140は加熱転写ローラ142と同じ
外周速度で回転すること、すなわち同期することにな
る。また被搬送シート34を搬送する搬送用駆動系202に
おいてもワンウエイクラツチ252の作用によって、この
搬送系が加熱転写ローラ142に同期するようになってい
る。これによって画像シート26と受像シート28との位置
ずれが生じることがない。
ステツプ320で被搬送シート34が仮止部を通過した後
に仮止ローラ102が上昇する。ステツプ322、324で加熱
転写ローラ136、138及び加熱転写ローラ140、142が移動
して被搬送シート34の搬送路が開かれる。
この場合、被搬送シート34はモータ246で転写部22へ
搬送された後、モータ162、178によって搬送される。す
なわち、モータ246の駆動力によって搬送される速度よ
り、モータ162、178によって搬送される速度は速く設定
されており、ワンウエイクラツチ254を介して連結され
ているので、加熱転写時には加熱転写ローラ136、138、
140、142を駆動するモータ162、178によって搬送され
る。
ステツプ326で被搬送シート34が転写部22から送り出
された時点で、モータ246の作動が停止し、ガイド板30
の移動が停止する。この時には被搬送シート34は冷却部
24へ移動しており、転写部22で加熱されて高温となった
被搬送シート34は冷却部24で冷却される。
ステツプ328でモータ92が作動され、ブラシ60が元の
位置の方向へ移動を開始する。
ステツプ330でモータ92が逆転駆動してブラシ60が被
搬送シート34の挿入側へ移動する。
次いでステツプ332でテータ246が逆転駆動してガイド
板30が高速で案内部18まで移動する。案内部18の端部ま
で高速で移動してきたガイド板30はステツプ334で低速
で移動されてステツプ336で停止する。
これによって転写が終了し、作業者がガイド板30のカ
バーシート100を捲り上げて受像シート28から画像シー
ト26のベース層を剥離した後、受像シート28をガイド30
から取外す。
次にステツプ338でステツプ300の前に戻るか又は終了
するかを作業者が決める。新たに受像シートと画像シー
トがセツトされ、スタートスイツチがオンされたか否か
が判断され、オンされない場合には以上の作動が終了す
る。スタートスイツチがオンされた場合にはステツプ30
0の前に戻り以下の各ステツプが実行される。
なお、本実施例では、ブラシ60の初期位置への復帰
は、被搬送シート34の冷却中となっているが、被搬送シ
ート34が仮止め部を通過後はいつでも良い。
また、本実施例では現像した画像シート26を受像シー
ト28に重ね合せて転写する場合について説明したが、転
写が完了した受像シート28を紙等の被転写シートに重ね
合せて再度転写を行う場合も本考案の装置が使用され
る。この場合位置決め機構38の位置決めピン40等を使わ
ないで転写の操作を行うことも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用された画像転写装置の実施例を示
す側面図、第2図は画像転写装置の分解斜視図、第3図
は仮止部ローラの支持構造を示す斜視図、第4図は加熱
転写ローラの支持構造を示す斜視図、第5図は加熱転写
ローラを示す断面図、第6図は第5図のIV-IV線に沿っ
て切断した断面図、第7図はガイド板を搬送駆動さる駆
動系を示す平面図、第8図は制御部と他の機器との接続
を示す制御ブロツク図、第9図は転写装置の作動を示す
フローチヤートである。 10……画像転写装置、26……画像シート、28……受像シ
ート、30……ガイド板、202……搬送用駆動系。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像シートと受像シートを重ね合せた両シ
    ートを転写部で厚さ方向に押圧しながら加熱して前記画
    像シートの画像を前記受像シートに転写する画像転写装
    置であって、前記転写部に隣接して設けられ前記画像シ
    ートと前記受像シートを重ね合せて装着する作業台と、
    前記作業台上に配置されて前記重ね合せた両シートを載
    置する案内板と、前記案内板が搬送方向に対して直角方
    向へ移動することを制限すると共に前記案内板を前記作
    業台上から前記転写部へ搬送する搬送手段と、転写が終
    了した前記重ね合せた両シートを載置した前記案内板を
    前記作業台上へリターンさせるリターン手段と、を設け
    たことを特徴とする画像転写装置。
JP1988098643U 1988-07-26 1988-07-26 画像転写装置 Expired - Lifetime JP2504772Y2 (ja)

Priority Applications (3)

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JP1988098643U JP2504772Y2 (ja) 1988-07-26 1988-07-26 画像転写装置
US07/384,951 US4962314A (en) 1988-07-26 1989-07-25 Image transfer apparatus
CA000606603A CA1319857C (en) 1988-07-26 1989-07-25 Image transfer apparatus

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JP1988098643U JP2504772Y2 (ja) 1988-07-26 1988-07-26 画像転写装置

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JPH0639542B2 (ja) * 1985-08-30 1994-05-25 積水化学工業株式会社 保香性オレフイン系樹脂発泡体の製造方法
JP2620623B2 (ja) * 1986-12-27 1997-06-18 日本写真印刷 株式会社 薄膜形成装置

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