JP2790987B2 - 減速機構付き電動モータにおけるターミナル接続部構造 - Google Patents

減速機構付き電動モータにおけるターミナル接続部構造

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JP2790987B2
JP2790987B2 JP7094429A JP9442995A JP2790987B2 JP 2790987 B2 JP2790987 B2 JP 2790987B2 JP 7094429 A JP7094429 A JP 7094429A JP 9442995 A JP9442995 A JP 9442995A JP 2790987 B2 JP2790987 B2 JP 2790987B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイパモータ等の車両
用電装品に用いられる減速機構付き電動モータにおける
ターミナル接続部構造に関するものである。
【０００２】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
この種減速機構付きモータのなかには、電動モータの出
力を減速するウォーム減速機構および出力軸が支持され
るケースフレームに刷子ホルダを固定し、該刷子ホルダ
に、コンミテータに摺接する刷子に電気的に接続される
刷子側ターミナルを設ける一方、電源供給用リード線に
電気的に接続される電源側ターミナルが設けられた支持
プレートをケースカバーに固定し、そして、ケースカバ
ーを、前記ケースフレームに対して出力軸の軸方向から
組み込むようにしたものがある。
【０００３】そしてこのものでは、ケースカバーのケー
スフレームへの組込み時に、前記電源側ターミナルと刷
子側ターミナルとを差し込むようにして電気的に接続す
る必要がある。しかるに従来、これらターミナルは、そ
れぞれ刷子ホルダ、ケースカバーに固定されていたた
め、ケースカバーのケースフレームへの組込みは、両タ
ーミナルを正確に位置合せした状態にして組み込まなけ
ればならず、この結果、作業性が劣る許りでなく、ケー
スカバーやフレーム、刷子ホルダ等の各寸法公差の組合
せの累積等により、予め設定された位置でのターミナル
同志の接続が行えずに、無理な組込みによってターミナ
ルが変形したり、安定した通電を確保できないことがあ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる減速機構
付き電動モータにおけるターミナル接続部構造を提供す
ることを目的として創作されたものであって、電動モー
タの出力を減速するウォーム減速機構および出力軸が支
持されるケースフレームに固定される刷子ホルダに、コ
ンミテータに摺接する刷子に電気的に接続される刷子側
ターミナルを設ける一方、電源供給用リード線に電気的
に接続される電源側ターミナルが設けられた支持プレー
トをケースカバーに固定し、該ケースカバーを、前記ケ
ースフレームに対して出力軸の軸方向から組み込むこと
で、電源側ターミナルと前記刷子側ターミナルとが電気
的に接続するよう構成してなる減速機構付き電動モータ
において、前記支持プレートを、電源側ターミナルが設
けられるターミナル側半部と、出力軸側に配設される出
力軸側半部とに分割し、ターミナル側半部を、出力軸側
半部とのラップ部における相対的なスライド移動により
位置移動自在に支持すると共に、出力軸側半部を、ター
ミナル側半部を位置移動は許容される状態でケースカバ
ーに固定したことを特徴とするものである。
【０００５】そして本発明は、この構成によって、刷子
側ターミナルと電源側ターミナルとを、簡単かつ無理な
く接続できるようにしたものである。
【０００６】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、１はワイパモータを構成する電
動モータであって、該電動モータ１は、有底筒状のヨー
ク２に回動自在に軸承されるモータ軸３、該モータ軸３
に止着されるアーマチュアコア４、該アーマチュアコア
４に巻装されるコイル５、ヨーク２の内周面に止着され
る永久磁石６、モータ軸３に止着されるコンミテータ
７、該コンミテータ７に摺接する刷子８等の各種部材を
用いて構成されており、これらの基本的構成は従来通り
である。
【０００７】一方、９は前記ヨーク２の開口側端縁部に
一体的に組付けられるケースフレームであって、前記モ
ータ軸３の先端部は、ヨーク２から突出してケースフレ
ーム９内に収納されるが、該モータ軸３の先端部には、
互いに逆捻れのねじ溝が刻設された一対のウォーム３
ａ、３ｂが形成されており、該ウォーム３ａ、３ｂに
は、ケースフレーム９の底面部に回動自在に支持される
一対のウォーム歯車１０、１０が噛合している。このウ
ォーム歯車１０、１０には、該ウォーム歯車１０、１０
と同軸上に小径の第一ギア１１、１１が一体的に設けら
れているが、該第一ギア１１、１１には大径の第二ギア
１２が噛合されており、さらにこの第二ギア１２には、
前記ケースフレーム９の底面部に軸受９ａを介して回動
自在に軸承される出力軸１３が第二ギア１２と一体回動
すべく止着されている。そして電動モータ１の駆動力
は、前記ウォーム３ａ、３ｂ、ウォーム歯車１０、１
０、第一ギア１１、１１、第二ギア１２を経て減速され
た状態で出力軸１３に出力され、該出力軸１３に連動連
結されるワイパ用アクチュエータ（図示せず）を作動せ
しめる構成となっている。
【０００８】また、１４は前記ケースフレーム９のヨー
ク側端部に固定される刷子ホルダであって、該刷子ホル
ダ１４には前記刷子８がコンミテータ７側に向けて付勢
される状態で内外径方向移動自在に支持されているが、
さらにこの刷子ホルダ１４には、ケースフレーム９側に
向けて突設された部位に、低速用、高速用、接地用のそ
れぞれ３つの刷子８にピグテール８ａを介して電気的に
接続される３つの刷子側ターミナル片１５ａ、１５ｂ、
１５ｃが設けられている。
【０００９】さらに、１６は前記ケースフレーム９の上
部開口を覆蓋すべくケースフレーム９にビス１７止めさ
れるケースカバーであって、該ケースカバー１６の内面
側には、後述の絶縁材からなる支持プレート１８が取り
付けられる構成となっている。
【００１０】つまり、前記支持プレート１８は、ターミ
ナル側半部１９と出力軸側半部２０とから構成されるも
のであって、これら両半部１９、２０には、ターミナル
側半部１９がケースカバー１６の内面側に位置する状態
で互いにオーバーラップするラップ部１９ａ、２０ａが
それぞれ形成されている。そして、ターミナル側半部ラ
ップ部１９ａから突設せしめた係止爪１９ｂを、出力軸
側半部ラップ部２０ａに開設した係合孔２０ｂに遊嵌状
に貫通係止することで、ターミナル側半部１９は出力軸
側半部２０に対して図３におけるＡ方向にスライド移動
自在に支持されるようになっている。
【００１１】さらに、前記両半部１９、２０のラップ部
１９ａ、２０ａには、ケースカバー１６の内面からケー
スフレーム９側に向けて突出した２つの固定用突起１６
ａが貫通する貫通孔１９ｃ、２０ｃが開設されている
が、ターミナル側半部１９の貫通孔１９ｃは図３におけ
る上下方向（Ａ方向）に長孔の大径に、出力軸側半部２
０の貫通孔２０ｃは小径に設定されていて、前記ケース
カバー１６側の固定用突起１６ａを、ターミナル側半部
１９の大径の貫通孔１９ｃを遊嵌状に貫通する状態で出
力軸側半部２０の小径の貫通孔２０ｃに貫通係止するこ
とで、ターミナル側半部１９の位置移動は許容される状
態で出力軸側半部２０をケースカバー１６に固定できる
ようになっている。
【００１２】上記ターミナル側半部１９には、前記刷子
ホルダ１４の３つの刷子側ターミナル片１５ａ、１５
ｂ、１５ｃに電気的に接続される３つの電源側ターミナ
ル２１ａ、２１ｂ、２１ｃが設けられているが、該電源
側ターミナル２１ａ、２１ｂ、２１ｃには、刷子側ター
ミナル片１５ａ、１５ｂ、１５ｃに出力軸１３の軸方向
摺動自在に嵌合する嵌合溝２１ｄが形成されている。こ
の刷子側ターミナル片１５ａ、１５ｂ、１５ｃの幅Ｘと
電源側ターミナル２１ａ、２１ｂ、２１ｃの嵌合溝２１
ｄの幅Ｙとの関係は、Ｘ＜Ｙとなるよう設定されてい
る。そして、これら刷子側ターミナル片１５ａ、１５
ｂ、１５ｃと電源側ターミナル２１ａ、２１ｂ、２１ｃ
とは、予め支持プレート１８が取付けられたケースカバ
ー１６を、刷子ホルダ１４が固定されたケースフレーム
９に対して出力軸１３の軸方向から組み込むことで、電
源側ターミナル２１ａ、２１ｂ、２１ｃの嵌合溝２１ｄ
に刷子側ターミナル片１５ａ、１５ｂ、１５ｃが嵌合し
て電気的に接続されるように構成されているが、このと
き、前記嵌合溝２１ｄの一側辺部が刷子側ターミナル片
１５ａ、１５ｂ、１５ｃに形成の係合溝１５ｄに係合す
ることになるが、前述したようにＸ＜Ｙとなるように設
定されていることから、刷子側ターミナル片１５ａ、１
５ｂ、１５ｃは嵌合溝２１ｄの幅の範囲内をスライド移
動が可能となり、これによって刷子側ターミナル片１５
ａ、１５ｂ、１５ｃと電源側ターミナル２１ａ、２１
ｂ、２１ｃとの嵌合時に、モータ軸３の軸方向の寸法公
差を吸収できるようになっている。また、各ターミナル
１５ａ、１５ｂ、１５ｃ、２１ａ、２１ｂ、２１ｃは、
刷子ホルダ１４、ターミナル側半部１９にそれぞれ所定
のクリアランスを持つよう取付けられているので、本実
施例のように複数のターミナル接続の場合、隣合うター
ミナル間の寸法公差をフレキシブルに吸収できるように
なっている。
【００１３】また、ターミナル側半部１９には、前記第
一ギア１１の軸承部が貫通する貫通孔１９ｄ、雑音防止
用コイル２２が収納されるコイル用収納室１９ｅが形成
されるが、さらにターミナル側半部１９のケースフレー
ム９側面部には、前記電源側ターミナル２１ａ、２１
ｂ、２１ｃと刷子側ターミナル片１５ａ、１５ｂ、１５
ｃとのターミナル接続部を、ウォーム３ａ、３ｂ、ウォ
ーム歯車１０、１０、第一ギア１１、１１、第二ギア１
２のギア噛合部から仕切るための仕切り壁１９ｆが形成
されており、該仕切り壁１９ｆによって前記ギア噛合部
に塗布されるグリース等の潤滑油がターミナル接続部に
流入してしまうことを防止できるようになっている。因
みに、前記仕切り壁１９ｆの両縁部は、ターミナル側半
部１９のスライド移動方向（図３におけるＡ方向）に一
致して形成され、ケースフレーム９の側面部に形成され
る係合溝９ｂにラビリンス状態で遊嵌状に係合し、且
つ、仕切り壁１９ｆの波形状に略一致して形成された段
部９ｃに近接するので、ターミナル側半部１９のケース
フレーム９に対する移動が許容される状態となっている
と共に、ラビリンス構造によって潤滑油の流入を効果的
に防止できるように配慮されている。
【００１４】一方、前記第二ギア１２のケースカバー１
６側には、該第二ギア１２と一体回動するコンタクトプ
レート２３が止着されるが、該コンタクトプレート２３
の中央部２３ａは、前記出力軸側半部２０に形成される
貫通孔２０ｄを貫通する状態で、ケースカバー１６から
突設される軸支部１６ｂに回動自在に軸承されている。
一方、出力軸側半部２０の貫通孔２０ｄの外周部には、
上記コンタクトプレート２３に摺接するリレープレート
２５が取り付けられている。そして、前記電動モータ１
の駆動に伴う第二ギア１２の正逆回動に基づいて、リレ
ープレート２５がコンタクトプレート２３の導電部に接
触、離間することで、後述する電源供給用リード線２６
への電源供給制御がなされるようになっているが、その
詳細についての説明はここでは省略する。
【００１５】また、２７は支持プレート１８の電動モー
タ１が配設される側とは反対側の部位に設けられる電源
接続用の端子であって、該電源接続用端子２７は、前記
電源供給用リード線２６の一端部が電気的に接続されて
いるものと、前記リレープレート２５の一部を屈曲させ
たものとからなっている。さらに、ターミナル側半部１
９および出力軸側半部２０のケースカバー１６側面部に
は、前記電源供給用リード線２６が係止する係止部１９
ｇ、２０ｇが形成されており、そして前記電源接続用端
子２７から伸びる電源供給用リード線２６は、両半部１
９、２０の係止部１９ｇ、２０ｇに係止される状態で前
記雑音防止用コイル２２に至り、該雑音防止用コイル２
２からさらに前記電源側ターミナル２１ａ、２１ｂ、２
１ｃに電気的に接続されており、而して刷子８には、電
源接続用端子２７、電源供給用リード線２６、電源側タ
ーミナル２１ａ、２１ｂ、２１ｃ、刷子側ターミナル片
１５ａ、１５ｂ、１５ｃを経由して通電される構成とな
っている。
【００１６】叙述の如く構成された本発明の実施例にお
いて、ケースカバー１６をケースフレーム９に組付ける
にあたり、ケースフレーム９側には、刷子ホルダ１４を
止着すると共に、ウォーム歯車１０、１０、第一ギア１
１、１１、第二ギア１２、出力軸１３等の必要部材を組
み込んでおく。一方、ケースカバー１６側には、予め電
源供給用リード線２６が配線された支持プレート１８、
コンタクトプレート２３、リレープレート２５等の部材
を組み込んでおく。この状態で、ケースカバー１６をケ
ースフレーム９に対して出力軸１３の軸方向から組付け
ると、刷子ホルダ１４に設けられた刷子側ターミナル片
１５ａ、１５ｂ、１５ｃに、支持プレート１８のターミ
ナル側半部１９に設けられた電源側ターミナル２１ａ、
２１ｂ、２１ｃが嵌合して両ターミナル１５ａ、１５
ｂ、１５ｃ、２１ａ、２１ｂ、２１ｃが電気的に接続さ
れることになるが、この場合、前述したようにターミナ
ル側半部１９は、出力軸側半部２０に対してスライド移
動自在な状態で支持されているため、ターミナル側半部
１９を、電源側ターミナル２１ａ、２１ｂ、２１ｃと刷
子側ターミナル片１５、１５ｂ、１５ｃとの位置合わせ
がなされるよう移動させながら組付ければ良いことにな
る。
【００１７】この様に、本発明が実施されたものにおい
ては、ケースカバー１６のケースフレーム９への組付け
で、刷子側ターミナル片１５ａ、１５ｂ、１５ｃと電源
側ターミナル２１ａ、２１ｂ、２１ｃとの接続を行える
ものであるが、この場合、電源側ターミナル２１ａ、２
１ｂ、２１ｃが設けられる支持プレート１９は、ケース
カバー９に一体的に支持される出力軸側半部２０と、該
出力側半部２０に移動自在に支持されるターミナル側半
部１９とに二分割され、そして該ターミナル側半部２０
に電源側ターミナル２１ａ、２１ｂ、２１ｃが設けられ
ることになる。この結果、ケースカバー１６のケースフ
レーム９への組付けにあたり、ターミナル側半部１９
を、電源側ターミナル２１ａ、２１ｂ、２１ｃと刷子側
ターミナル片１５ａ、１５ｂ、１５ｃとの位置合わせが
なされるよう移動を伴いながら組付けることで、ケース
フレーム９、刷子ホルダ１４、ケースカバー１６、支持
プレート１８等の各組付け部材の寸法公差や加工誤差、
組付け誤差を吸収することができ、組付けを容易に行え
ると共に、無理な組付けによって刷子側ターミナル片１
５ａ、１５ｂ、１５ｃや電源側ターミナル２１ａ、２１
ｂ、２１ｃが変形してしまうような不具合の発生を回避
できる。
【００１８】因みに、先述したようにターミナル側半部
１９は出力軸側半部２０に対して移動自在に支持される
ものではあるが、両半部１９、２０のケースカバー１６
側面部にはリード線係止用の係止部１９ｇ、２０ｇが形
成されていて、該係止部１９ｇ、２０ｇに係止する状態
で電源供給用リード線２６が配線されることになるた
め、両半部１９、２０は該電源供給用リード線２６によ
って弾性的に一体結合された状態となり、ターミナル側
半部１９がガタつくようなことはない。
【００１９】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、ケースカバーのケースフレームへ
の組付けで、ケースフレームに固定される刷子ホルダに
設けた刷子側ターミナルと、ケースカバーに固定される
支持プレートに設けた電源側ターミナルとの接続を行う
ことができるが、上記支持プレートは、電源側ターミナ
ルが設けられるターミナル側半部と、出力軸側に配設さ
れる出力軸側半部とに分割されると共に、出力軸側半部
はケースカバーに固定され、ターミナル側半部は、該ケ
ースカバーに固定される出力側半部にスライド移動自在
に支持されることになる。この結果、ケースカバーのケ
ースフレームへの組付けにあたり、ターミナル側半部
を、電源側ターミナルと刷子側ターミナルとの位置合わ
せがなされるよう移動を伴いながら組付けることで、ケ
ースフレーム、刷子ホルダ、ケースカバー、支持プレー
ト等の各組付け部材の寸法公差や加工誤差、組付け誤差
を吸収することができ、組付けを容易に行えると共に、
無理な組付けによってターミナルが変形してしまうよう
な不具合の発生を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】ワイパモータの一部断面平面図である。
【図２】ワイパモータの縦断面図である。
【図３】ケースカバーに支持プレートを取付けた状態を
示す底面図である。
【図４】ケースカバーに支持プレートを取付けた状態を
示す断面図である。
【図５】電源供給用リード線を配線した状態を示す支持
プレートの平面図である。
【図６】刷子ホルダの一部断面正面図である。
【図７】刷子ホルダの側面図である。
【図８】仕切り壁部の斜視図である。
【図９】刷子側ターミナル片と電源側ターミナルとの嵌
合状態を示す説明図である。
【符号の説明】
１ 電動モータ ３ａ ウォーム ３ｂ ウォーム ７ コンミテータ ８ 刷子 ９ ケースフレーム １３ 出力軸 １４ 刷子ホルダ １５ａ 刷子側ターミナル片 １５ｂ 刷子側ターミナル片 １５ｃ 刷子側ターミナル片 １６ ケースカバー １６ａ 固定用突起 １８ 支持プレート １９ ターミナル側半部 １９ａ ラップ部 １９ｂ 係止爪 １９ｃ 貫通孔 １９ｇ 係止部 １９ｆ 仕切り壁 ２０ 出力軸側半部 ２０ａ ラップ部 ２０ｂ 係合孔 ２０ｃ 貫通孔 ２０ｇ 係止部 ２１ａ 電源側ターミナル ２１ｂ 電源側ターミナル ２１ｃ 電源側ターミナル ２６ 電源供給用リード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H02K 3/50 H02K 5/00 - 5/22 H02K 7/116

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 電動モータの出力を減速するウォーム減
    速機構および出力軸が支持されるケースフレームに固定
    される刷子ホルダに、コンミテータに摺接する刷子に電
    気的に接続される刷子側ターミナルを設ける一方、電源
    供給用リード線に電気的に接続される電源側ターミナル
    が設けられた支持プレートをケースカバーに固定し、該
    ケースカバーを、前記ケースフレームに対して出力軸の
    軸方向から組み込むことで、電源側ターミナルと前記刷
    子側ターミナルとが電気的に接続するよう構成してなる
    減速機構付き電動モータにおいて、前記支持プレート
    を、電源側ターミナルが設けられるターミナル側半部
    と、出力軸側に配設される出力軸側半部とに分割し、タ
    ーミナル側半部を、出力軸側半部とのラップ部における
    相対的なスライド移動により位置移動自在に支持すると
    共に、出力軸側半部を、ターミナル側半部を位置移動は
    許容される状態でケースカバーに固定したことを特徴と
    する減速機構付き電動モータにおけるターミナル接続部
    構造。
  2. 【請求項２】 請求項１において、ターミナル側半部と
    出力軸側半部とに、ターミナル側半部がケースカバー内
    面側に位置する状態でオーバーラップするラップ部をそ
    れぞれ形成し、ターミナル側半部から突出した係止爪
    を、出力軸側半部に形成した係合孔に遊嵌状に貫通係止
    することでターミナル側半部を位置移動自在に支持した
    ことを特徴とする減速機構付き電動モータにおけるター
    ミナル接続部構造。
  3. 【請求項３】 請求項２において、ターミナル側半部に
    は大径貫通孔を開設し、出力軸側半部には前記大径貫通
    孔位置に対応して小径貫通孔を開設する一方、ケースカ
    バー内面からケースフレーム側に向けて突出した固定用
    突起を、大径貫通孔を遊嵌状に貫通する状態で小径貫通
    孔に貫通係止することで、ターミナル側半部の位置移動
    は許容される状態で出力軸側半部のケースカバーへの固
    定をしたことを特徴とする減速機構付き電動モータにお
    けるターミナル接続部構造。
  4. 【請求項４】 請求項２または３において、両半部のケ
    ースカバー内面と対向する面側にリード線用係止部を設
    け、該リード線用係止部に電源供給用リード線を係止し
    たことを特徴とする減速機構付き電動モータにおけるタ
    ーミナル接続部構造。
  5. 【請求項５】 請求項１乃至４において、ターミナル側
    半部には、減速機構部とターミナル接続部とを、ケース
    フレームと協同して仕切るための仕切り壁が設けられて
    いることを特徴とする減速機構付き電動モータにおける
    ターミナル接続部構造。
JP7094429A 1995-03-28 1995-03-28 減速機構付き電動モータにおけるターミナル接続部構造 Expired - Lifetime JP2790987B2 (ja)

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