JP2863996B2 - 直流モータにおけるブラシ配線部構造 - Google Patents

直流モータにおけるブラシ配線部構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸上に設けた
整流子の周面に機械的に摺接するブラシを用いている直
流モータ(以下、DCモータという)において、このブ
ラシをモータ外部と電気的に接続するためのブラシ配線
部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のDCモータとして、従来から種
々の構造のものが知られている。これをたとえば図6
(a),(b)に例示した構造に基づいて説明すると、
このDCモータ1は、一端が開口するカップ状を呈する
ように磁性材により形成されることにより磁気回路を構
成するヨークとして機能するモータケース2と、このモ
ータケース2の開口端を覆うように組み付けた絶縁性材
料である合成樹脂材によって形成された蓋体3とからな
るモータ本体を備えている。4はこれらモータケース2
と蓋体3とからなるモータ本体に軸受5a,5bを介し
て回転自在に支持された回転軸で、この回転軸4には、
コイル巻線を組み付けたアーマチュアによるロータ6と
整流子(コミュテータ)7とが軸着されている。
【0003】8,8は前記ヨーク2の内周面に設けられ
ロータ6の外周を磁気ギャップを介して取り囲む円弧状
マグネット、9,9は前記整流子7の周面に摺接する少
なくとも二個のブラシで、これらのブラシ9は、前記蓋
体3の内側面に取付けたブラシ保持板10のブラシ保持
部10a,10aによって前記整流子7の周面に向って
求心方向に進退自在に保持され、コイルばね11,11
により付勢されることにより整流子7の周面に所定圧で
押し付けられて常時機械的に摺接している。なお、1
2,12は前記ブラシ保持部10a,10aの外方端部
分に臨んで前記ブラシ保持板10に組み付けたばね押え
である。
【0004】13は前記ブラシ9,9に対しモータ1の
外部電源から電流を供給するための外部電源接続部で、
前記蓋体3の内側面にスポット溶接、その他の固着手段
により設けた第1のターミナル端子14と、前記蓋体3
の偏心した位置に開口している連通孔13a内に組み込
まれた外部接続用としての第2のターミナル端子15と
を備えている。なお、図中13bは前記連通孔13aを
形成するように蓋体2の外側面に突設された筒状部であ
る。16,16は前記ブラシ9,9から引き出されたピ
ッグテール線で、これら各ピッグテール線16,16の
他端を前記蓋体3の内側面に設けている第1のターミナ
ル端子14,14の一端にそれぞれ接続することによ
り、モータ外部と電気的に接続している。
【0005】そして、このような外部電源接続部13に
よってモータ1の外部電源から通電することにより、ブ
ラシ9,9と整流子7とを介して前記ロータ6を構成す
るアーマチュアのそれぞれのコイル巻線部での電流の方
向を交互に切り替え、これによりロータ6すなわち回転
軸4を回転駆動することになる。
【0006】ここで、図中17はこのモータ1を付設す
ることによりモータからの回転駆動力の伝達を受ける被
駆動用アクチュエータの本体ボディで、このボディ17
内には前記回転軸4の外方端を回転自在に支持する軸受
5cが設けられる。また、図中17aは回転軸4上に設
けた被駆動用アクチュエータへの回転伝達を行なうため
の軸受による偏心ころであるが、アクチュエータやその
駆動部への連結構造等についての詳細な図示、説明は省
略する。なお、図6ではモータ1を被駆動用アクチュエ
ータに一体に組込むことができる、いわゆるビルトイン
タイプである場合の構造を示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した構造によるD
Cモータ1において、ブラシ9,9を外部接続するため
外部電源接続部13の外部への連通孔13aを、図6
(a),(b)に示すように、ブラシ9,9の配設位置
から離れた位置に設ける構造においては、以下のような
不具合がある。特に、このような不具合は、蓋体3にお
ける回転軸4の軸支部から離れた部分であってかつブラ
シ保持部10a,10aからモータ1の回転方向におい
て離間した位置に外部電源接続部13を設ける場合に問
題となる。
【0008】すなわち、前記第1のターミナル端子1
4,14を、前記蓋体3の内側面でブラシ保持部10
a,10aに近接する位置から連通孔13aに近接する
位置にかけて配線するようにスポット溶接等で固着する
とともに、連通孔13a内に第2のターミナル端子1
5,15に組込み、それぞれを接合しなければならな
い。さらに、ブラシ保持板10のブラシ保持部10a,
10aに、ブラシ9,9とコイルばね11,11を組込
み、かつばね11,11が飛び出さないようにばね押え
12,12を組み付けた状態で、蓋体3の内側面にねじ
止め固定しなければならない。
【0009】そして、前記ブラシ9,9に一端を予め固
着しているピッグテール線16,16の他端を、前記第
1のターミナル端子14,14の近接している端部に、
スポット溶接等で固着することにより、ブラシ9,9の
外部電源との電気的な接続を行なうことが必要となる。
【0010】しかし、このようなブラシ配線部構造で
は、ブラシ9,9を外部接続するために、ピッグテール
線16,16、蓋体3に固着している第1のターミナル
端子14,14、連通孔13a内に組み込まれている第
2のターミナル端子15,15を介して行っているの
で、構成部品点数が多く、組立工数も多くなり、コスト
高につながるという問題があった。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、DCモータにおけるブラシのモータ外部と
の電気的接続を行なう外部電源接続部に関し、各部品の
機能分析を行い、部品点数や組立工数を削減し、製造コ
ストを低減することができるDCモータにおけるブラシ
配線部構造を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係るDCモータにおけるブラシ配線部構
造は、略カップ状を呈し磁気回路を構成するモータケー
スとその開口端を覆う絶縁性材料からなる蓋体とからな
るモータ本体と、前記蓋体の内側面側でこのモータ本体
内に回転自在に支持した回転軸上の整流子の外周面に摺
接するブラシを求心方向に向って進退自在に保持するブ
ラシ保持部とを備えているDCモータにおいて、ブラシ
から引き出したピッグテール線を、前記蓋体の一部に設
けた外部電源接続部を構成する挿通孔に挿通させて前記
モータ本体の外部に直接引き出すように構成したことを
特徴とする。
【0013】ここで、本発明に係るDCモータにおける
ブラシ配線部構造は、前記ブラシへの外部電源接続部
に、前記蓋体の外側面に突設した絶縁性材料からなる筒
状部を設け、前記ブラシから引き出したピッグテール線
を、筒状部内の挿通孔に挿通させて前記モータ本体の外
部に直接引き出したり、前記ブラシへの外部電源接続部
において前記モータ本体の内、外を連通する前記筒状部
における連通孔内に、ブラシから引き出したピッグテー
ル線を、この連通孔内で絶縁状態を保って挿通させるた
めの壁部を有する絶縁性材料からなる絶縁スペーサを設
けたり、あるいは前記ブラシから引き出したピッグテー
ル線の先端に外部接続端子を設け、これを前記モータ本
体の内、外を連通する前記筒状部における連通孔の外方
端側に保持させたりする。
【0014】本発明によれば、モータ内部におけるブラ
シ保持部に保持したブラシから引き出したピッグテール
線を、蓋体に設けたブラシへの外部電源接続部を構成す
る連通孔からモータ本体の外部に引き出すことにより、
モータ外部の外部電源に電気的に接続することができ
る。この場合に、前記ピッグテール線の先端に接続した
外部接続端子を、前記外部電源接続部を構成する挿通孔
の外方端側に保持させるとよい。
【0015】また、本発明によれば、外部電源接続部
構成する連通孔内にブラシからのピッグテール線あるい
このピッグテール線とその先端に接続した外部出力端
子とを保持させた絶縁スペーサを嵌挿することにより、
連通孔内へのピッグテール線の組込みを行なえる。
【0016】ここで、DCモータとは、ブラシ付きのD
Cモータであって、回転伝達を受ける種々の分野におけ
るアクチュエータや被駆動機構に採用することができ
る。また、ブラシとは、予めピッグテール線の一端が固
着されているピッグテール付きのカーボンブラシである
が、これに限定されるものではない。なお、このブラシ
から引き出されるピッグテール線は、適用するモータに
おいてのモータ外部との外部電源接続部を挿通できる程
度の長さをもって準備される。また、このピッグテール
線の先端に、モータ外部の外部電源と接続される外部接
続端子を接続したものも含む。
【0017】さらに、蓋体、ブラシ保持部を有するブラ
シ保持板、蓋体の外部電源接続部に設けた筒状部、絶縁
スペーサを形成する絶縁性材料とは、合成樹脂材である
が、これに限定されない。また、ブラシへの外部電源接
続部を設ける蓋体上でブラシ保持部から離れた位置と
は、蓋体の回転軸軸支部から離れた部分であってかつブ
ラシ保持部とはモータ回転方向において離間した位置で
あるが、これに限らず、ブラシ保持部から離れている個
所にモータ外部への連通孔を設けている場合に適用でき
る。
【0018】
【発明の実施の形態】図1ないし図5は本発明に係るD
Cモータにおけるブラシ配線部構造の一つの実施の形態
を示し、これらの図において、前述した図6と同一また
は相当する部分には同一番号を付して詳細な説明は省略
する。
【0019】本発明によれば、モータケース2とその開
口端を覆う蓋体2とからなるケース 本体内にロータ6と
整流子7とを有する回転軸4を回転自在に支持し、ロー
タ6の周囲を取り囲むマグネット8をケース2の内周面
に設けるとともに、整流子7の周面に摺接するブラシ
9,9を蓋体3の内側面に固定する絶縁性材料である合
成樹脂材からなるブラシ保持板20のブラシ保持部2
1,21に求心方向に向って進退自在に保持させている
DCモータ1において、前記ブラシ9,9への外部電源
接続部13を蓋体3上でブラシ保持部21,21から離
れた位置に設けるにあたって、前記ブラシ9,9から引
き出したピッグテール線16,16を、蓋体3に設けた
外部電源接続部13を構成する連通孔13aを介してモ
ータ1(モータ本体)の外部に直接引き出すように構成
している。
【0020】ここで、この実施の形熊では、ブラシ保持
部21を有するブラシ保持板20を、図1、図2および
図3に示すように構成している。すなわち、このブラシ
保持板20は、回転軸4の整流子7を付設した部分を挿
通させる開口20aを有し、かつこの開口20aに求心
方向に向って臨むようにブラシ保持部21,21が設け
られている。これらのブラシ保持部21には、ブラシ
9,9およびコイルばね11,11が組み込まれる。図
3(c)中符号21a,21aは、ブラシ9,9に一端
が固着されているピッグテール線16,16を保持部2
1,21の側方に引き出すためのスリットである。
【0021】また、このブラシ保持板20は、前記蓋体
3の内側面に所定間隙をおいて対向するように複数個所
がねじ止めにより固定される。なお、図3において20
bは蓋体3との回転方向における位置決めを行なう切欠
きで、図1に示すように蓋体3に設けた位置決めピン2
2が係入される。図1、図2中23はこのように蓋体3
に位置決め固定したブラシ保持板20のブラシ保持部2
1,21の外方端の開口を閉じるように前記蓋体3に一
体に設けたばね押え部である。このようなばね押え部2
3を蓋体3に設けると、従来に比べ部品点数が少なく、
組立工数も削減できる。
【0022】24は前記ブラシ保持板20の前記外部電
源接続部13に対応する部分に設けられた延設部で、こ
の延設部24には、後述する絶縁スペーサ30の内方端
に設けた弾性係止片31が係入される係止穴24aと、
絶縁スペーサ30の内方端側のフランジ30aに設けた
位置決めピン30bが係入される切欠き24bが形成さ
れている。
【0023】この実施の形態では、ブラシ9,9への
部電源接続部13に、蓋体3の外側面に突設した合成樹
脂材からなる筒状部13bを設け、ブラシ9,9から引
き出したピッグテール線16,16を筒状部13b内を
挿通させてモータ1の外部に導くようにしている。
【0024】そして、この実施の形態では、上述した筒
状部13bの連通孔13a内にブラシ9,9から引き出
したピッグテール線16,16を組込んで挿通させるに
あたって、図1、図2、図4および図5に示すように、
これらのピッグテール線16,16どおしの絶縁状態を
保つための壁部32を有する絶縁性材料である合成樹脂
材による絶縁スペーサ30を、前記筒状部13bの連通
孔13a内に挿通させることによって設けている。すな
わち、この絶縁スペーサ30は、図2、図4および図5
に示すように、一端がモータ1内に臨んで前記ブラシ保
持板10の一部に設けた延設部24の係止穴24aに係
入される弾性係止片31を有する。また、この絶縁スペ
ーサ30の内方端には、前記延設部24における切欠き
24bに係入される位置決めピン30bを有するフラン
ジ30aが設けられている。
【0025】また、この絶縁スペーサ30の外方端に
は、前記筒状部13bの先端から一部が突出した状態で
係止される係合部33が設けられ、この係合部33に
は、ピッグテール線16,16の先端に接続した外部接
続端子40,40を保持させる保持孔33a,33aが
設けられている。さらに、この絶縁スペーサ30の内方
端寄りの部分には、壁部32の両側で長手方向に沿って
挿通されるピッグテール線16,16を、図4(a),
(d)および図5に示すように、引っ掛けることにより
保持する掛け止め片34,34が形成されている。な
お、この壁部32の断面形状を図4(e)に示す。
【0026】このような絶縁スペーサ30を用いてピッ
グテール線16,16を筒状部13b内に挿通させて組
み込む構造では、両線16,16の絶縁状態を保ち、短
絡しないようにするとともに、これらのピッグテール線
16,16の組み込みを簡単に行なううえで効果的であ
る。
【0027】以上の構成によるブラシ配線部構造によれ
ば、ブラシ9,9とコイルばね11,11をブラシ保持
板20に組付け、これを蓋体3の内側面にねじ止め固定
する。このとき、ばね押え片23,23によりばね1
1,11が飛び出さないように係止することになる。ま
た、これらのブラシ9,9から引き出されているピッグ
テール線16,16を絶縁スペーサ30に沿って組み付
け、外部電源接続部13の連通孔13a内に挿通させ、
筒状部13b先端から一部を露呈させることにより、
ッグテール線16,16の外部接続が可能な状態とな
る。
【0028】なお、このピッグテール線16,16の先
端を、絶縁スペーサ30の外方端に保持させる外部接続
端子40,40の接合部にスポット溶接等で固定すると
よい。また、絶縁スペーサ30とブラシ保持板20と
は、弾性係止片31と係止穴24aとによって、絶縁ス
ペーサ30を連通孔13aに挿通させる前あるいは挿通
させてから、組み付けるとよい。
【0029】なお、本発明は上述した実施の形態で説明
した構造には限定されず、DCモータ1各部の形状、構
造等を適宜変形、変更することができる。たとえばブラ
シ保持部21を有するブラシ保持板20やモータ本体を
構成する蓋体3の形状、この蓋体3における外部電源接
続部13での筒状部13bの有無、ブラシ9,9から引
出されるピッグテール線16,16の外部接続構造、絶
縁スペーサ30の形状等を適宜変更することは自由であ
る。
【0030】また、本発明に係るDCモータ1は、たと
えば自動車のABS(アンチ・スキッド・ブレーキ・シ
ステム)のようなアクチュエータの回転駆動源として用
いるモータに用いられるが、これに限らず、ブラシ付き
のDCモータであれば、種々の分野において用いられる
DCモータに適用することができる。
【0031】
【実施例】DCモータとして、自動車のABSのような
アクチュエータの回転駆動源として用いるモータであっ
て、いわゆるビルトインタイプによるブラシ付きDCモ
ータを採用している。また、ブラシ9として、ピッグテ
ール付きのカーボンブラシを用い、さらにこのブラシか
ら引き出したピッグテール線16,16の先端に、蓋体
における筒状部13b外方端部分に保持する外部接
続端子40,40を設けている。さらに、蓋体3、ブラ
シ保持部21を有するブラシ保持板20、モータ本体を
構成する蓋体3の外部電源接続部13に設けた筒状部1
3b、絶縁スペーサ40を形成する絶縁性材料として、
合成樹脂材を用いている。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るDCモ
ータにおけるブラシ配線部構造によれば、モータ本体を
構成する蓋体の内側面側でブラシを進退自在に保持する
ブラシ保持部を備えているDCモータにおいて、ブラシ
から引き出したピッグテール線を、蓋体の一部に設けた
外部電源接続部を構成する挿通孔に挿通させて前記モー
タ本体の外部に直接引き出すように構成したので、簡単
な構造であるにもかかわらず、以下のような優れた効果
を奏する。
【0033】すなわち、本発明によれば、ブラシ付きD
Cモータにおいて、回転軸上の整流子に摺接するブラシ
から引き出したピッグテール線を、蓋体に設けた外部電
源接続部を介してモータ外部に直接または外部接続端子
により引き出すことにより、構成部品点数を削減し、こ
れによりモータ、特にこのブラシ配線部での組立工数を
削減し、コスト低減を図ることができる。
【0034】ここで、ブラシへの外部電源接続部に、蓋
体の外側面に突設した絶縁性材料からなる筒状部を設
け、ブラシから引き出したピッグテール線を筒状部内
挿通孔に挿通させて直接または外部接続端子を介して間
接的にモータ外部に引き出したり、ブラシへの外部電源
接続部におけるモータ内、外を連通する前記筒状部にお
ける連通孔内に、ブラシから引き出したピッグテール線
を絶縁状態を保って挿通させるための壁部を有する絶縁
性材料からなる絶縁スペーサを設けたりすることによ
り、外部電源接続部を有する蓋体に対しブラシ保持部を
有するブラシ保持板やブラシとともにピッグテール線を
簡単に組込むことができ、しかもその外部接続を確実に
行なえるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るDCモータにおけるブラシ配線
部構造の一つの実施の形態を示し、DCモータの横断面
図である。
【図2】 図1に示すDCモータの縦断面図である。
【図3】 本発明のブラシ配線部構造に用いるブラシ保
持板を示し、(a),(b),(c)はブラシ保持板の
正面図および(a)のb−b、c−c線断面図、(d)
はブラシ保持板の背面図である。
【図4】 本発明のブラシ配線部構造に用いる絶縁スペ
ーサを示し、(a),(b),(c)は縦断面図および
その両端面図、(d),(e)は(a)のd−d、e−
e線断面図である。
【図5】 本発明のブラシ配線部構造において、外部電
源接続部での絶縁スペーサにピッグテール線を付設した
状態を示す側面図である。
【図6】 (a),(b)はDCモータにおけるブラシ
配線部構造の従来例を示す横断面図および縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…DCモータ(直流モータ)、2…モータケース、3
…蓋体、4…回転軸、5a,5b,5c…軸受、6…ロ
ータ、7…整流子、8…マグネット、9…ブラシ、11
…コイルばね、13…外部電源接続部、13a…連通
孔、13b…筒状部、16…ピッグテール線、20…ブ
ラシ保持板、21…ブラシ保持部、22…位置決めピ
ン、23…ばね押え片、24…延設部、30…絶縁スペ
ーサ、30a…フランジ、30b…位置決めピン、31
…弾性係止片、32…壁部、33…係合部、33a…保
持孔、34…掛け止め片、40…外部接続端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 5/22 H02K 5/14 H02K 23/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略カップ状を呈し磁気回路を構成するモ
    ータケースとその開口端を覆う絶縁性材料からなる蓋体
    とからなるモータ本体と、 前記蓋体の内側面側でこのモータ本体内に回転自在に支
    持した回転軸上の整流子の外周面に摺接するブラシを求
    心方向に向って進退自在に保持するブラシ保持部とを備
    えている 直流モータにおいて、 前記ブラシから引き出したピッグテール線を、前記蓋体
    の一部に設けた外部電源接続部を構成する挿通孔に挿通
    させて前記モータ本体の外部に直接引き出すように構成
    したことを特徴とする直流モータにおけるブラシ配線部
    構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の直流モータにおけるブラ
    シ配線部構造において、前記 ブラシへの外部電源接続部に、前記蓋体の外側面に
    突設した絶縁性材料からなる筒状部を設け、 前記ブラシから引き出したピッグテール線を、この筒状
    内の挿通孔に挿通させて前記モータ本体の外部に直接
    引き出したことを特徴とする直流モータにおけるブラシ
    配線部構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の直流モータにおけるブラ
    シ配線部構造において、前記 ブラシへの外部電源接続部において前記モータ本体
    内、外を連通する前記筒状部における連通孔内に、前
    記ブラシから引き出したピッグテール線を、この連通孔
    内で絶縁状態を保って挿通させるための壁部を有する絶
    縁性材料からなる絶縁スペーサを設けたことを特徴とす
    る直流モータにおけるブラシ配線部構造。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3記載の直流モー
    タにおけるブラシ配線部構造において、前記 ブラシから引き出したピッグテール線の先端に外部
    接続端子を設け、この外部接続端子を前記モータ本体の
    内、外を連通する前記筒状部における連通孔の外方端側
    に保持させたことを特徴とする直流モータにおけるブラ
    シ配線部構造。
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