JP2789659B2 - 画像情報検索複写装置 - Google Patents

画像情報検索複写装置

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JP2789659B2
JP2789659B2 JP1086871A JP8687189A JP2789659B2 JP 2789659 B2 JP2789659 B2 JP 2789659B2 JP 1086871 A JP1086871 A JP 1086871A JP 8687189 A JP8687189 A JP 8687189A JP 2789659 B2 JP2789659 B2 JP 2789659B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はマイクロフィルムに記録された多数の画像情
報から任意の情報を検索し、それを複写するようにした
画像情報検索複写装置に関する。
従来の技術 多数の情報を縮小して記録するためにマイクロフィル
ムが用いられており、このマイクロフィルムに情報を記
録する場合には、相互に関連性を有し1つの群ないしグ
ループとして認識される情報群を1単位とし、この情報
群内の各画像駒を頁順等の所定の順番でマイクロフィル
ムに記録するようにしている。例えば、特許明細書をロ
ール状のマイクロフィルムに記録する場合には、通常は
複数頁となっている1件の特許明細書を1つの画像情報
駒群として第1頁から最終頁まで順に記録するようにし
ている。
また、マイクロフィルムには前記画像駒に合せて、ブ
リップ或いはドキュメントマーク等とも言われる検索用
のマークが付されている。
このようにして、多数の画像情報駒と検索用のマーク
とが記録されたマイクロフィルムをもとに、これに記録
された画像情報をスクリーンに投影して所定の画像情報
を閲読して検索し、更に所定の画像を複写するために、
リーダプリンタ等の画像情報検索複写装置が用いられて
いる。例えば、1件の情報群を構成する1件分の特許明
細書の各頁を前記リーダプリンタを用いて複写する場合
には、複写終了後、各頁の複写面が上向きとなるのみな
らず、第1頁の部分が最上段となり、最終頁が最下段の
位置となるように、複写紙の各頁が所定の順序で積重ね
された状態となるようにすることが、装置の取扱いの便
宜の観点から望ましい。書類に記録された画像を複写す
る通常の複写機では、ソータ等の丁合機を備えることに
より、1頁目が上側となるように複写紙を揃えることは
可能であるが、スクリーン等を有するリーダプリンタに
上記ソータ等を組付けることは、装置の大型化が余儀な
くされるので、実用性がない。
このために、従来では、特公昭60-23338号公報及び特
開昭60-24452号公報に示されるように、1件の画像駒の
最終頁の部分から複写を開始し、順次先頭頁の画像駒に
向けてマイクロフィルムを後進しながら複写するように
した技術が開発されている。
発明が解決しようとする課題 上記公報に開示された装置では、目的とする画像駒群
の次の画像駒群の先頭に付された検索用の件マークをセ
ンサーが検知するまでマイクロフィルムを前進させた後
に、マイクロフィルムを後進させながら、目的画像駒群
の最終駒の画像から複写操作を行なうようにしている。
そして、後進動作の時に、各画像駒の位置は、各画像駒
に対応させてフィルムに付された検索用の駒マークの位
置を検出することによって設定するようにしている。し
かしながら、この装置にあっては、前記センサーが投影
光路の位置に設けられているので、前記マークの位置を
基準としてフィルムの搬送位置を検出すれば、そのマー
クに対応させて所定の位置に画像駒を位置決めすること
ができることになるが、検索精度に限界があった。
この理由は、露光用の光源からスクリーンに至る投影
光路部の位置にセンサーを設けると、このセンサーの光
源としても露光用の光源を共用しなければならず、投影
レンズの拡大倍率によってフィルム上の照度が変化する
ことから、センサーの感度も拡大倍率に対応させて調整
する必要があり、調整しないとセンサーがマークを誤検
知する可能性があるからである。このために、従来で
は、オペレータがセンサーの感度を調整するようにして
いるが、調整機構が必要となるだけでなく、正確な調整
が困難であり、装置の操作性が良好でないという問題点
があった。
更に、目的とする画像駒を検索する際には、センサー
がフィルム上の目的画像駒のブリップマークを検出する
と同時にフィルムを急停止させているが、上述のように
センサーを投影光路部の位置に設けた場合には、フィル
ムの停止が完了した後には、既に目的の画像駒は投影光
路部つまりスクリーン上の所定位置を通り過ぎている。
特に、目的画像駒までの距離が長く、搬送速度が早いと
きにはこの通過距離は顕著であるので、オーバーランの
対策を講じなければならないという問題点や、ブリップ
マーク間の距離がまちまちであるときには、センサーを
搬送方向にずれせて位置調整し、目的画像を所定の位置
で停止させ得るようにする必要がある。このとき繰り返
しセンサーを位置調整しては実際に目的画像が正しく停
止するかを見なければならないという問題点があった。
センサーの誤検知をなくして検索精度を向上させるべ
く、センサーを投影光路の位置からずらすようにしたリ
ーダプリンタが開発されている。この場合にはセンサー
は独自の光源を持つので、投影レンズの拡大倍率とは無
関係に、一定照度の光がセンサーに照射されることにな
り、検索精度を向上させることができる。
しかしながら、投影光路部からずれた位置にセンサー
を設けたリーダプリンタでは、1件の画像駒群の最終頁
から複写する操作は困難であるので、このような方式は
行なわれていなかった。なぜならば、投影光路部に対し
てずらした位置にセンサーが設けられたリーダプリンタ
を用いて、上述のように最終頁からの複写を行なうに
は、唯単に投影光路部の中心とセンサーの位置とのずれ
寸法を考慮するだけでは、画像検索時及び複写時にマイ
クロフィルムを前進及び後進させる必要があるので、マ
イクロフィムを高精度で搬送し、かつ所定の位置に停止
させることが困難であったからである。
即ち、上述のようにセンサーの位置を投影光路部の位
置からずらすと、実際にセンサーが検出するのは、複写
すべき画像駒のブリップマークではなく、その画像駒か
らずれた位置の画像駒のブリップマークなので、画像駒
のブリップマーク相互間の距離が各々異なる場合には、
複写すべき画像駒の位置が正確に投影光路部に位置決め
されなくなるからである。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもの
であり、センサーの位置を投影光路の位置からずらすこ
とによりセンサーの検出精度を向上させつつ、画像の検
索時のマイクロフィルムの搬送形態を改良することによ
り高精度で所定の位置に所定の検索画像を正確に位置決
めし得るようにすることを目的とする。
また、本発明はマイクロフィルムに記録された画像1
つについて複数枚複写する場合でも、検索画像を所定の
位置に正確に位置決めし得るようにすることを目的とす
る。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するための本発明は、多数の画像駒
と、1件の情報群を構成する画像駒群の先端に対応する
件マークと、それぞれの前記画像駒に対応する駒マーク
とが形成されたマイクロフィルムにおける前記画像駒の
情報を、光源からの光で受像体に照射するようにした画
像情報検索複写装置であって、前記光源から前記受像体
に至る投影光路部を横切って前記マイクロフィルムを案
内するフィルム搬送部と、前記投影光路部から前記搬送
方向にずれた位置に設けられた前記それぞれのマークを
検出するセンサーと、前記投影光路部に位置する前記画
像駒の情報を複写する複写手段と、前記マイクロフィル
ムを前記搬送路に沿って前進させる前進手段と、前記マ
イクロフィルムを前記搬送路に沿って後進させる後進手
段と、検索すべき目的の画像駒の位置情報を入力する入
力手段と、前記マイクロフィルムの前進によって前記セ
ンサーが目的の件マークを検出してから次の件マークを
検出するまでの前記目的の画像駒群内の各駒マーク相互
間の距離を記憶する記憶手段と、前記駒マーク相互間の
距離を記憶した後に、前記目的の画像駒群の最後尾の画
像駒を前記投影光路部の中心に位置決め移動し、当該最
後尾の画像駒から前記目的の画像群の先頭駒までの画像
情報を、前記後進手段による前記マイクロフィルムの後
進と前記複写手段による複写操作を繰り返すことによ
り、最後尾の画像駒から先頭の画像駒までの画像情報を
順次複写する制御手段とを有する画像情報検索複写装置
である。
あるいは、前記画像情報検索複写装置において、前記
目的の画像駒群を構成する各々の画像駒に対する複写枚
数を入力する枚数入力手段と、1部の複写が終了して前
記投影光路部に位置する先頭の画像駒を、前記センサー
の位置までずらし搬送した後に、前記マイクロフィルム
を前進することによって前記センサーが目的の件マーク
を検出してから次の件マークを検出するまでの前記目的
の画像駒群内の各駒マーク相互間の距離の値を更新して
前記記憶手段に記憶させる更新手段とを有する画像情報
検索複写装置である。
作用 マイクロフィルムに記録された多数件分の画像駒群の
うち、検索すべき目的の画像駒群の位置情報が入力され
ると、フィルムを前進することによってこれに記録され
た件マークをもとにしてセンサーにより目的の件マーク
の通過が検出される。この目的の件マークをセンサーが
検出してから次の件マークを検出するまでは、目的の画
像駒群を構成する各々の駒マーク相互間の距離の値が記
憶手段に格納される。前記センサーの位置と画像投影部
との位置がずれているこから、このずれを補正すべく、
目的の画像駒群の最後尾の画像駒を投影光路部に位置決
めした後に、この最後尾の画像駒から先頭駒まで1駒分
ずつフィルムを後進搬送しながら各々の画像駒を複写す
る。この後進搬送に際しては、記憶された前記距離の値
にもとづいてフィルムの搬送がなされる。このように、
複写操作のために各々の画像を投影光路部に位置決め搬
送する場合には、駒マークに依存することなく、記憶さ
れた画像相互の距離の値にもとづいてフィルムを搬送す
るようにしたので、画像駒相互がずれた状態で記憶され
ていても投影光路部に正確に所定の画像を位置決めする
ことができる。
複写が終了すると、目的とする1つの画像駒群の第1
頁目が最上段に位置した状態で各々の複写紙が重ねられ
る。各々の画像情報を複数枚複写する場合には、投影さ
れている画像駒ごとに複数枚ずつ複写して全画像駒群分
複写する方法と、1つの画像駒群を一連に1部複写した
後に2部目を複写して複数部複写していく方法とがある
が、後者において1部の複写が完了した後に、再度マイ
クロフィルムを搬送して、2部目以降の複写操作がなさ
れるが、2部目以降の各々の複写操作に際して、画像駒
相互の距離を更新して記憶した後に複写操作を行なうよ
うにすれば、フィルムを繰返して搬送する時の移動誤差
をなくして、高精度での画像駒の位置決めを行なうこと
ができる。
実施例 以下、図示する本発明の実施例に基いて本発明を詳細
に説明する。
第1図は本発明の画像情報検索複写装置を適用したリ
ーダプリンタを示す図であり、リーダプリンタ本体10の
正面にはスクリーン(受像体)11が設けられ、マイクロ
フィルムに記録された画像がこのスクリーン11に投影さ
れるようになっている。マイクロフィルムはスクリーン
11の下側に設けられたキャリアー部12内に装填されるよ
うになっており、マイクロフィルムの画像をスクリーン
11に投影させて閲読して検索し、検索された所定の画像
を複写するために、リーダプリンタ本体11内には、図示
しない公知の電子写真プリンタ部が組込まれている。こ
の複写機は受像体としての感光ドラムを有している。こ
のリーダプリンタを操作するために、主としてマイクロ
フィルムの送りを行なう際に操作する検索ボード13がリ
ーダプリンタ本体11に接続され、所定の画像が検索され
た後に、その画像を複写する際に操作される複写ボード
14がリーダプリンタ本体11の前面に設けられている。
第1図に示されたキャリアー部12の内部構造を示すと
第2図の通りである。図示するようにマイクロフィルム
Fは供給リール20にロール状に巻付けられており、この
供給リール20はカートリッジ21に着脱自在に支持されて
回転自在となっている。このカートリッジ21はキャリア
ー部12の左端部に設けられた図示しない開口部から挿入
し得るようになっており、このカートリッジ21内の供給
リール20から繰り出されたマイクロフィルムFは、キャ
リアー部12内に設けられた巻き取りリール22に巻き取ら
れるようになっている。
供給リール20は供給リール駆動用モータMRにより駆
動される駆動軸23によって、フィルムFを繰り出す方向
と巻き取る方向とに正逆回転可能となっており、この駆
動軸23はカートリッジ21が前記挿入口からキャリアー部
12内に装填されると、そのカートリッジ21により作動す
る図示しないスイッチによってソレノイドが作動して供
給リール20の中心部に設けられたコア部に向けて前進す
るようになっている。また、前記巻き取りリール22は巻
き取りリール駆動用モータMFに連結された駆動軸24に
よって、回転するようになっている。
キャリアー部12内には更に、カートリッジ21から繰り
出されたマイクロフィルムFの先端部を、巻き取りリー
ル22に向けて搬送するために、図示しないモータによっ
て駆動される送出しローラ25と、ここから送り出された
フィルムを案内するガイドローラ26とを有し、更にマイ
クロフィルムFの前進及び後進両方向の搬送距離をカウ
ントするためのエンコーダ27と、これに圧接する補助ロ
ーラ28とを有している。また、キャリアー部12内には、
エンコーダ27と同一のレベルの位置となったガイドロー
ラ29が設けられている。カートリッジ21内の供給リール
20から繰り出されたマイクロフィルムFを巻き取りリー
ル22にまで案内するために、これらの間には、複数のガ
イド30が設けられており、これらのガイド30によってフ
ィルム搬送路31が形成されている。
第2図に示すように、ランプ35等の光源からの光は、
反射ミラー36を介してコンデンサーレンズ群37により集
光された後に、上下の圧着ガラス38、39の間に位置する
マイクロフィルムFを照射し、これによりマイクロフィ
ルムFに記録された画像は投影レンズ40により拡大され
て、スクリーン11に投影される。したがって、圧着ガラ
ス38、39の部分は、光源35からの光によって画像情報を
スクリーン11つまり受像体に投影させるための投影光路
部Sとなっている。画像情報を複写する場合には、この
投影光路部Sを通過した光は、図示しない感光ドラムつ
まり受像体に照射される。このスクリーン11に投影され
る画像を検索する際には、オペレータが検索ボード13の
キーを操作することになり、画像が投影されるときに
は、下方の圧着板39はマイクロフィルムFを介して上方
の圧着ガラス38に圧着するように、下方の圧着ガラス39
は上下動自在となっている。
前記ガラス38、39に対してマイクロフィルムFの上流
側には、フィルムFに記録された画像に対応して記録さ
れた検索情報を読み取るための、LED等の発光素子41と
フォトセンサー等の受光素子42とが相互に対向して設け
られ、これらが検索用マークを検出するセンサー43とな
っている。
第3図は第1図に示された検索ボード13を示す図であ
り、“REW"と標記されたキー45はマイクロフィルムを供
給リール20に巻戻す際に操作されるキーである。“SET"
と標記されたキー46は、アドレスをセット或いは微調整
する際に操作されるキーであり、矢印が標記されたキー
47、48は、フィルムをそれぞれの方向に微調整移動する
際に操作されるキーである。“MEM"と標記されたキー49
は、検索するためのアドレスデータを一時バッファーに
入れておく際に操作されるキーであり、“MEMR"と標記
されたキー50は、バッファに入れておいたデータを読み
出す際に操作されるキーである。“CLR/STP"と標記され
たキー51は、キーによる入力を消去する際、及び動作の
緊急停止を行なう際に操作されるキーである。
上述したそれぞれのキーの隣りには、数字0〜9が標
記されたテンキー52が設けられ、“SERCH"と標記された
キー53は、検索を開始する際に操作されるキーである。
更に、“BLOCK"と標記されたキー54は、マイクロフィル
ムに記録された大分類のマークに基いて画像の検索を行
なう際に使用されるキーであり、“BATCH"と標記された
キー55は、マイクロフィルムに記録された中分類のマー
クに基いて画像の検索を行なう際に使用されるキーであ
る。“BRO"と標記されたキー56は、画像を拾い読みして
検索する際に使用されるキーであり、“MLT"と標記され
たキー57は、画像をプリントする際に、その複写枚数を
入力するためのキーである。“+”と標記されたキー58
と“−”と標記されたキー59は、それぞれフィルムの画
像駒を送る際に操作されるキーであり、キー58はフィル
ムを前進させる際に使用され、キー59はフィルムを後進
させる際に使用される。“PRINT"と標記されたキー60
は、複写を開始する際に使用されるキーであり、アドレ
ス入力を伴なった場合には、検索とプリントとを指令す
る指令キーとなる。
第4図は第1図に示された複写ボード14を拡大して示
す図であり、露光ボリューム61を操作することによっ
て、光源35の照度が変化する。複写すべき枚数は表示部
62に2桁で表示される。“+”と標記されたセットボタ
ン63は、複写枚数を増加させる場合に使用され、“−”
と標記されたセットボタン64は、複写枚数を減少する場
合に使用される。これらのセットボタン63、64によって
セットされた複写枚数は、表示部62に表示される。複写
枚数をリセットする際には、リセットボタン65が操作さ
れる。また、複写を開始する際には、プリンタボタン66
が操作される。更に、複数枚数のプリント途中でプリン
ト動作をストップさせたいときもリセットボタン65が操
作される。
第5図は本発明の画像情報検索複写装置の作動を制御
する制御回路を示すブロック図であり、マイクロコンピ
ュータCPU70には、ROM71、RAM72、及び不揮発性RAM73等
の記憶媒体が接続され、更に、リーダプリンタ本体10内
に組込まれた電子写真プリンタの現像モータ等の構成部
材やフィルムフィードのクラッチ等の制御部材に入出力
ポート75aを介して制御信号が送られるようになってい
る。第2図に示した巻き取りリール駆動用モータMFに
は、入出力ポート75c、モータコントローラ76、FORモー
タドライバー77aを介してCPU70から制御信号が送られる
ようになっており、このモータMFの回転をフィードバ
ック制御するために、このモータMFに直結されたエン
コーダ78aからのパルス信号がFVコンバータ79aを介して
FORモータドライバー77aに送られるようになっている。
同様に供給リール駆動モータMRにもREVモータドライバ
ー77bから制御信号が送られるようになっており、この
モータに直結されたエンコーダ78bからのパルス信号がF
Vコンバータ79bを経てモータドライバー77bにフィード
バックされる。
前述した検索ボード13と複写ボード14に設けられたデ
ィスプレイ部80には、CPU70から入出力ポート75c、表示
ドライバー81を介して信号が送られるようになってい
る。また、これらのボード13、14に設けられたキーから
の入力信号は、入出力ポート75bを介してCPU70に送られ
るようになっている。このCPU70には、ホストコンピュ
ータとの通信等を行なうために、シリアルインターフェ
ース82としてのRS232Cが接続され、このRS232Cのボーレ
ート設定や、検索条件を設定するためのDIPスイッチ83
が入出力ポート75bを介してCPU70に接続されている。
本発明のリーダプリンタに装填されるマイクロフィル
ムFの一例が第6図に示されており、第2図に示された
センサー43は、第6図に示すように、マイクロフィルム
Fの一方側に記録された検索用のマークを検出するため
のAチャンネル用の第1センサー43aと、マイクロフィ
ルムFの他方側に記録された検索用のマークを検出する
ためのBチャンネル用の第2センサー43bとからなる。
これらは、投影光路部SからマイクロフィルムFの前進
方向の上流側に所定の距離離れた位置に備えられてい
る。ただし、第6図はフィルムFの他方側には検索用の
マークが記録されていないものを示している。
上述したそれぞれのセンサー43a、43bからの信号は、
第5図に示すように、CPU70に送られるようになってお
り、それぞれのセンサー43a、43bからの検出信号に同期
して、第2図に示されたエンコーダ27からの信号によ
り、前記検索マークの幅を求めるために、Aチャンネル
用のマーク幅カウンタ84aと、Bチャンネル用のマーク
幅カウンタ84bとが、それぞれ入出力ポート75dを介して
CPU70に接続されている。
本発明のリーダプリンタに用いられるマイクロフィル
ムFについて、その一例を示す第6図を参照して説明す
る。
マイクロフィルムFには、例えば多数の特許明細書等
の書類や図面等の各頁が所定の間隔毎に記録されてお
り、各頁が1つの画像駒となっている。このようにして
記録された多数の画像駒のうち、例えば1件の特許明細
書に相当する全ての画像駒が1件の情報群を構成してお
り、図示するマイクロフィルムFの先端部には、4つの
画像駒つまり90(1)〜90(4)で1件の情報群つまり
画像駒群となった画像が記録されているものとする。そ
して、この1件目の画像駒群の第1頁目つまり先端の画
像駒90(1)に対応して、件マークD1が検索用のマーク
としてフィルムFに記録されている。同様に、2件目の
画像駒群の先端つまり第1頁目の画像駒に対して、件マ
ークD2が記録されており、符号D200は200件目の画像駒
群の先端の画像駒を示し、符号D201は201件目の画像駒
群の先端の画像駒を示す。
1件分の画像駒群のうち、2頁以降の画像駒に対応さ
せて、フィルムFには駒マークeが検索用のマークとし
て記録されている。第6図において符号e2は1件目の画
像駒群の第2頁目に相当する駒マークを示し、符号e4は
第1件目の画像駒群の最終頁である4頁目の画像駒に対
応する駒マークを示す。
これらのマークは、件マークも駒マークも何れも、前
記投影光路部Sの中心からマイクロフィルムFの前進方
向の上流側に、距離Wだけずれた位置に設けられた前記
2組のセンサーのうち、第1センサー43aによって検出
されるようになっている。それぞれの画像駒に対応して
付されたマークが件マークであるか、或いは駒マークで
あるかは、件マークと駒マークではフィルムFの搬送方
向の寸法が相違していることから、第5図に示したマー
クカウンタ84aからの信号によって識別される。したが
って、1つの画像駒群の先端の画像駒に対応する件マー
ク、例えば件マークD1は、これに対応した画像駒を示す
駒マークとしても機能することになる。ただし、件マー
クのみを第2センサー43bに対応する位置に付するよう
にしたフィルムを用いても良く、或いはフィルムに2列
に画像駒を記録するようにしたデュオタイプのフィルム
を用いても良い。このデュオタイプのフィルムを用いた
場合には、一方の列の画像駒に対応したマークは第1セ
ンサー43aにより検出され、他方の列の画像駒に対応し
たマークは、第2センサー43bにより検出されることに
なる。
本発明においては、1件の画像駒群を構成する複数の
画像駒のうち、最後尾の画像駒から、順次先頭の画像駒
の画像を複写するようにしており、このような複写操作
を行なう際のフィルムの搬送形態の基本を第7図を参照
して説明する。
例えば、マイクロフィルムFに記録された多数の画像
駒群のうち、最初の画像駒群から200番目の画像駒群の
各画像駒を複写すると仮定すると、巻き取りリール駆動
用モータMFの駆動によって、供給リール20に巻付けら
れたフィルムFをその先端部側から巻き取りリール22で
巻取りながら前進させる。第7図(A)はこのようにフ
ィルムFを前進させることによって、目的とする200番
目の画像駒群の先頭駒91(1)に付された目的の件マー
クD200がセンサー43aに近ずいた状態を示す。この目的
件マークD200がセンサー43aを通過して、その後端側エ
ッジが検出されると、モータMFに停止信号が送られて
フィルムの搬送が停止される。
この状態までのフィルムの搬送は、検索操作の迅速化
のために高速でなされており、モータMFを急に停止し
ても直にフィルムをその位置で停止させることはでき
ず、フィルムはある長さだけオーバーランすることにな
る。第7図(B)はモータMFの停止からオーバーラン
した後に、実際にフィルムが停止した状態を示し、この
停止までの時間は実験的に求められて、その値が予め前
記ROM71等の記録媒体に格納されている。このオーバー
ランの距離は、エンコーダ27からのパルス数をカウント
することによって算出される。
次に、第7図(C)に示すように、中速で後進させ
て、目的件マークD200が通過したら再度フィルムを停止
させた後に、フィルムを低速或いは中速で前進させる。
これにより、目的の件マークD200が再度センサーを通過
することになるが、第7図(D)で示すように、通過し
た時点で距離カウンターをオンさせて、エンコーダ27か
らのパルスをカウントしながら、先頭の画像駒の駒マー
クともなっている件マークD200のエッジと2頁目の画像
駒91(2)に対応した駒マークe2のエッジとの間の距離
をRAM等の記憶手段に格納する。これを順次、画像駒91
(2)に対応した駒マークe2のエッジと画像駒91(3)
に対応した駒マークe3のエッジとの距離をカウントして
記憶し、次の件マークD201がセンサーを通過するまでフ
ィルムを中速で前進させながら行なう。第7図(E)は
次の件マークD201がセンサー43aを通過した状態を示
し、目的の件マークD200から次の件マークD201を検出す
るまでの駒マーク相互間の距離が記憶されることにな
る。この駒マーク相互間の距離は、画像駒のセンサー相
互間の距離に相当している。
第7図(E)に示すように、センサー43aが次の件マ
ークD201を検出した位置では、目的とする画像駒群の最
後尾つまりn番目の画像駒91(n)の位置が、投影光路
部Sの位置からずれているので、この最後尾の画像駒91
(n)を投影光路部Sに一致させるべく、引続きフィル
ムを前進させるが、この間の前進搬送は低速でなされ
る。
このようにして、第6図に示すように、目的とする画
像駒群の最後尾の画像駒91(n)が投影光路部Sの位置
に位置決めされることになる。この状態から、まずこの
最後尾の画像駒91(n)の画像情報を複写機74により複
写した後に、フィルムを低速で後進させて最後尾の画像
駒91(n)の隣りの画像駒91(n−1)の画像駒の情報
を複写する。このように、複写操作とフィルムの低速後
進操作とを繰り返すことにより、目的とする画像駒群の
先頭駒90(1)の画像駒までを複写する。
上述のように、本発明にあっては、目的とする画像駒
群が、その先頭駒に位置する件マークを検出することに
よって検索された状態から、次の画像駒群の先頭駒に位
置する件マークを検出するまでフィルムを前進させなが
ら、目的とする画像駒群を構成する各画像駒に対応して
付された駒マーク相互間の距離を記憶する。そして、セ
ンサーと投影光路部との位置がずれていることから、そ
のずれ位置を補正して最後尾の画像駒を投影光路部の位
置に位置決め、つまりセンタリングした後に、フィルム
を後進させながら、最後尾の画像駒から順次先頭の画像
駒を複写するようにする。この後進移動時における後進
送りのピッチは、駒マークを直接基準とすることなく、
記憶された駒マーク相互間の距離カウント値に基いてな
されるので、画像駒相互間のピッチがそれぞれ相違して
いたり、間に画像駒が抜けていたとしても、正確に画像
駒の中心が投影光路部中心に位置決めされることにな
る。
目的とする1つの画像駒群の情報を各々複数枚ずつ複
写する場合には、1つの画像駒を設定された枚数だけ連
続して複写することなく、最後尾の画像から先頭の画像
を複写した後に、再度最後尾の画像から先頭の画像まで
の複写を、設定された複数回繰り返して複写操作がなさ
れる。これは、複写終了後にオペレータが複写紙を容易
に揃えることができるように、1部毎に複写紙が積み重
ねられるようにするためである。1度記憶された駒マー
ク相互間の距離の値を再度読み出してフィルムの後進搬
送の距離を設定するようにしても良い。ただし、何回も
同じ距離のデータで繰り返してフィルムを搬送すると、
フィルムの搬送距離を求めるためのエンコーダローラ27
とフィルムFとにずれが生じる可能性がある。
1部の複写操作が完了した後に、再度目的の件マーク
から次の件マークまでにおける各駒マーク間の距離の値
を更新するようにすれば、複数枚の複写を行なう場合で
も、各画像駒を投影光路部の所定の位置に正確に位置決
めしてずれのない画像を複写することができる。
マイクロフィルムに記録された多数の画像のうち任意
のものを検索するには、テンキー52とキー55を押した後
に、キー55を押せば、その画像駒群の先頭駒が検索され
ることになり、その画像がスクリーン11に投影される。
また、投影された画像を複写する場合には、通常は複写
ボード14のボタン66を押すことになる。ただし、所定の
画像駒群を検索すると共に、その画像駒群を構成する各
々の画像を複写する場合には、位置情報を入力した後
に、検索ボード13のキー60を押せば、検索と共に複写操
作が行なわれる。
次に、本発明のフィルム搬送形態の詳細を、第8図
(A)〜(C)に示すフローチャートを参照しつつ説明
する。
本発明のリーダプリンタにあっては、マイクロフィル
ムFに記録された画像を、スクリーン11に投影して任意
の画像を閲読して検索する等の通常の使用態様も勿論可
能であり、本発明にあっては、通常複数個で1つの画像
駒群となった画像情報を、最終頁から順次先頭頁に向け
て複写操作を行なうことが可能である。
1つのマイクロフィルムに何百件分もの画像駒群が記
録されていたとし、その任意の件番号(中分類番号)つ
まり位置情報が第3図に示した検索ボードのキー55とテ
ンキー52を操作することによって入力され、この入力後
に、キー60を操作すれば、設定された件番号の画像駒の
先頭が頭出しされ、その件の画像駒群を構成する各々の
画像駒が連続的に複写される。例えば、マイクロフィル
ムFの先頭の駒群から200番目の駒群を検索すると仮定
すると、その数値が入力されることになる。このキー入
力の値は、第8図(A)に示すステップ100で読み取ら
れ、巻き取りリール22を回転することによって、ステッ
プ101に示すように高速で前進方向にフィルムが搬送さ
れる。この搬送過程でステップ102で示すように、セン
サー43aが件マークを検出する毎に、設定された目的件
マークまでの差の数Bxから1をステップ103で減算す
る。
ステップ104でBx=0、つまり目的の件マークD200が
検出されたと判断されたら、ステップ105でモータMFを
直ちに停止すると共に、ステップ106でタイマーをオン
させる。このタイマーはCPU70内に設けられており、モ
ータMFを停止させてから、実際にフィルムFが停止す
るまでの実験で求められた時間をカウントし始める。実
験では、この値は0.3〜0.5秒であった。
そして、ステップ107から113で示すオーバーラン処理
ルーチンが実行される。まず、モータMFの停止から実
際にフィルムが停止するまでに、駒マークの通過がステ
ップ107で判断されると、ステップ109でタイムアップす
るまで、ステップ108で通過駒数1を加算する。第7図
(B)は、2つの駒マークをカウントした後にフィルム
Fが停止した状態を示している。次に、モータMRを駆
動して、ステップ110でフィルムを中速で後進させ、カ
ウントした駒数mがステップ113で零となれば、オーバ
ーランした分の距離が戻されたことになる。第7図
(C)はこのようにして戻された状態を示す。
引続いてフィルムFが後進すると、第8図(B)に示
すステップ114で目的の件マーク、つまり前述した例で
は件マークD200の通過がセンサー43aにより検出される
と、第7図(C)の状態となり、ステップ115でモータ
MRを停止した後に、モータMFを駆動させて、ステップ
116でフィルムFを低速或いは中速で前進搬送する。す
ると、まずステップ117で目的件マークD200が検出され
ることになる。この状態は第7図(D)に相当する。
この状態から、ステップ118で距離カウンターをオン
させる。この距離カウンターはエンコーダ27からのパル
ス数をカウントし、フィルムFの搬送距離を求めるもの
であり、ステップ119で次の件マーク、つまり目的件マ
ークD200の次の件マークD201がセンサー43aで検出され
るまで、ステップ120からステップ123を経て、目的の画
像駒群の各駒マークの通過数と、各駒マーク間の距離が
カウントされ、記憶されることになる。
つまり、ステップ120で駒マークが検知されると、ス
テップ121で駒マーク数nとして1が加えられ、ステッ
プ122で前の駒マークと次の駒マークとの間の距離の値C
nが、これを記憶するレジスタLCNに記憶され、ステッ
プ123で距離カウンターがリセットされる。例えば、第
6図に示すように、先頭の画像駒91(1)に対応したマ
ークD200のエッジから次の画像駒91(2)に対応した駒
マークe2までの距離C1を記憶し、順次C2、C3を記憶す
る。そして、図中Cnの距離は、目的画像駒群の最終頁に
相当する最後尾の画像駒90(n)に対応した駒マークen
とその手前の画像駒マークen-1との距離を示し、次の画
像駒群の先頭の頁に対応して付された件マークD201と、
前記マークenとの距離はCn+1となる。
ステップ119で次の件マークD201が検出されたことが
判断されたときは、第7図(E)に相当し、ステップ12
4でフィルムFをこれまでの中速前進から低速前進に切
換える。この速度でのフィルムの前進によって、前記次
の件マークD201を検出してからの距離カウント値Cmが算
出され、この値と前記距離値Cn+1との合計がmとなっ
たとステップ126で判断されたならば、ステップ126でモ
ータMFを停止する。前記mの値は、センサー43aの投影
光路部Sに対するずれ寸法であり、ステップ126でモー
タMFが停止すれば、低速での搬送のため、直にフィル
ムFが停止し、目的画像駒群のうち最後尾の画像駒91
(n)が、第6図に示すように、投影光路部Sに位置決
め、つまりセンタリングされることになる。この状態で
は、最後尾の画像駒91(n)の画像情報が、スクリーン
11に投影される。
ステップ127では、上述するようにして求められたCm
とCn+1との合計値がリセットされ、ステップ128のプ
リントサブルーチンが実行される。このステップ128で
は、投影光路部Sの画像がスクリーン11ではなく、複写
機74内の図示しない感光ドラムに照射され、その画像の
複写がなされる。1枚の複写が完了すると、他に複写す
べき画像が存在するか否かがステップ129で判断され
る。例えば、1つの画像駒群が1頁分の画像のみで構成
されている場合には、ステップ128で複写操作が完了す
れば、ステップ129でYESと判断され、通常のように1つ
の画像駒群が複数頁分の複数の画像駒で構成されていれ
ば、最後尾の画像駒の複写が完了すると、NOと判断さ
れ、ステップ130が実行される。
このステップ130は、既に記憶された駒マーク相互間
の距離カウンターの値を読み出してスタートさせるステ
ップであり、その値の距離だけ、ステップ131でフィル
ムFを低速で後進させる。記憶された距離だけ後進させ
たことが、ステップ132で判断されたならば、ステップ1
33で駒の数を1つの減算し、前記ステップ126に戻る。
これにより、既に複写された画像の隣りの画像が複写さ
れる。つまり、既に画像駒91(n)が複写されていたな
らば、今度は画像駒91(n−1)が複写される。ステッ
プ126からステップ133を繰り返すことにより、先頭の画
像駒91(1)までの全ての複写が行なわれる。全ての複
写が完了すると、ステップ134に進む。
目的とする画像駒群の各々の画像駒について、複数枚
複写すべく、設定される場合がある。複数枚の複写が設
定されたとしても、複写操作は本発明では、最後尾の画
像駒から先頭の画像駒までを1枚ずつ複写してから再
度、最後尾から複写するようにしている。これは、1つ
の画像駒について、設定された複写枚数を連続して複写
するようにすると、複写終了後に1部ずつに作業者が揃
え直す作業を行なう必要があるからである。
そこで、ステップ134では設定された複写枚数、つま
りマルチ回数Mから、1部の複写が完了した後に、1を
減算する。更に複写する回数が残っていると、ステップ
135でNOと判断され、この場合には、ステップ136の2部
目以降と複写準備サブルーチン、つまり複数回複写のた
めの準備のサブルーチンが実行される。
このサブルーチンの詳細を示すと第8図(C)の通り
である。まず、ステップ137は、前の複写操作の終了時
に、先頭の画像駒91(1)が投影光路部Sに位置してい
るので、この位置に最後尾の画像駒91(n)をフィルム
の前進送りで再度設定するために必要な距離を算出する
ステップである。この距離は第6図に示されるように、
前記C1からCnまでの値を合計した値LCT1である。
ステップ137でこの値LCT1を算出した後に、距離カウ
ンターをステップ138でオンし、ステップ139でこの値LC
T1がXよりも大きいか否かを判断する。このXは例えば
1〜2個の画像駒の数に相当する距離の値に設定されて
おり、最後尾の画像駒までの距離がこの値Xよりも大き
ければ、中速でフィルムを搬送して搬送時間の短縮化が
図られる。したがって、ステップ139でYESと判断されれ
ば、フィルムFをステップ140で中速前進する。ステッ
プ141ではエンコーダでカウントされたフィルムFの搬
送距離の値LCRを、前記値LCT1から減算した結果が前記
Xとなったか否かが判断され、Xとなったと判断された
ならば、前記ステップ139でNOと判断された場合と同様
に、ステップ142が実行されて、フィルムFは低速前進
となる。そして、前記値LCT1から前記値LCRを減算した
結果が零、つまり、最後尾の画像駒91(n)が投影光路
部Sとなると、ステップ143でYESと判断され、ステップ
144でフィルムの搬送が停止される。
このステップ144が実行された後には、前述したステ
ップ127に戻されて、2部目以後の複写が行なわれる。
上述した方式で2部目以降の複写を行なう場合は、前記
ステップ120からステップ123で記憶された各駒マーク相
互間の値を、設定された複写枚数分だけ繰り返して使用
することになる。ただし、何回もその値を繰り返して使
用すると、エンコーダローラ27とフィルムFとのずれが
発生する虞れがあるので、1部の複写が完了する毎に次
の分の複写のために、駒マーク相互間の距離の値を測定
し直してその値を更新するようにすると、画像情報の投
影光路部Sに対する位置をより正確に設定することが可
能となる。
第9図は上述のような方式を具体化した本発明の他の
具体例に係るフローチャートを示す図であり、このフロ
ーチャートは前記実施例における第8図(C)の2部目
以降の複写準備のサブルーチンに相当する。
第8図(B)示されたステップ135が終了した時点で
は、1つの画像駒群の先頭駒の複写が完了した状態であ
り、その先頭駒つまり前述した例では、画像駒91(1)
が投影光路部Sに位置していることになる。そこで、ま
ずステップ145でフィルムを低速で後進させ、センサー4
3aの位置まで先頭駒91(1)に対応した目的件マークD2
00を戻す。その位置まで戻されると、ステップ146でYES
と判断され、ステップ147でモータMRが停止され、ステ
ップ148でフィルムは低速或いは中速での前進に切り返
えられる。これにより、ステップ149で検出された目的
件マークD200が今度はフィルムの前進状態のときに検出
されて、第8図(B)示されたステップ118が実行され
る。これ以降は前述した場合と同様であり、複写終了毎
にステップ119から123が実行されて駒マーク間の距離が
新に記憶される。
装填されるフィルムの種類等によって、第6図に示さ
れたセンサー43aと画像投影部Sとの距離mが変化する
ことがある。例えば、図示したように、各画像駒の先端
側のエッジに一致させて前述したマークが付されたフィ
ルムではなく、画像駒の例えば中心にマークが付された
フィルムが装填された場合には、前記距離mの値が変化
することになる。その場合には検索された画像位置が画
像投影部Sの位置に対してずれることになる。本発明に
あっては、前記ずれ距離に相当する距離カウンタのデー
タ、つまりエンコーダのパルスカウント値mを更新する
ことが可能である。その操作手順について、第10図に示
すフローチャートを参照しつつ説明する。
画像投影部Sの位置に設定され、その位置でスクリー
ン11に投影されている画像が、第6図において左側にず
れていれば、オペレータは第3図に示すように前進方向
の矢印が付されたキー47を操作してフィルムを前進さ
せ、逆に右側にずれていれば、後進方向の矢印が付され
たキー48を操作してフィルムを後進させることになる。
オペレータが前記キー47を押したことをステップ150
で判断したら、予め微調フラグが立っているか否かをス
テップ151で判断する。この微調フラグはキー47、48の
操作で立てられるフラグであり、ステップ151でNOと判
断されたら、ステップ152で記憶されている距離mのデ
ータをXとし、ステップ153で微調フラグを立てる。こ
の場合にはキー47が押された場合であるので、ステップ
154でモータMFを駆動してフィルムを低速で前進させ
る。この前進移動に伴なって、ステップ155、156でエン
コーダからのパルス数をカウントする。距離データmの
値には最大値が設定されており、その最大値mmaxを越
えたフィルムの搬送は、ステップ157、158で規制されて
いる。
前記キー58が操作された場合には、ステップ159から
ステップ167が実行されることになり、ステップ163では
モータMRによりフィルムは低速で後進され、ステップ1
66では距離データmの最小値mmin以下となることが規
制されている。
キー47、48を離せば、ステップ168でモータが停止さ
れることになるが、再度これらのうち何れかのキーが操
作されず、予めこれらのキーが操作されていれば、ステ
ップ169でYESと判断され、第3図に示されたセットキー
46が操作されたことをステップ170で判断した後に、ス
テップ171で新なデータmを格納する。この場合にはス
テップ172で微調フラグをオフするこになる。セットキ
ー46が操作されることなく、このキー以外の他のキーが
操作されれば、これがステップ173で判断され、ステッ
プ174と175で微調フラグがオフされて、距離データは変
更された値となる。
更に他の搬送形態としては、本発明の基本概念の中で
も以下のような方式を挙げることが可能である。
前記それぞれの実施例では、目的件マークから次の目
的件マークまでにおける各駒マーク相互間の距離を求め
る際には、ステップ116から123で示したように、中速で
フィルムを前進させて画像駒の数をも同時にカウントし
ている。そこで、目的件マークを検出してから次の件マ
ークを検出するまでは、高速でフィルムを搬送すること
によって、駒マークの数のみをカウントするようにし、
それから先頭駒の位置までフィルムを戻して、カウント
された駒数に応じて搬送速度を制御しながら、駒マーク
間の距離を求めるようにしても良い。この場合には、距
離をカウントすべき画像駒の残りが少なくなった時点で
フィルムを低速で搬送することができる。複写時の動作
等のフィルムの搬送は上述した場合と同様である。
尚、前記実施例では、センサー43を投影光路部Sに対
してフィルムFの前進時における上流側に設けた場合を
示すが、下流側に設けるようにしても良い。また、前記
駒マークと件マークともに、それぞれのエッジを各々の
画像駒のフィルム先端側のエッジに一致させているが、
それぞれのマークのフィルム搬送方向の中心部を各々の
画像駒の中心に位置させるようにしても良い。更に、マ
イクロフィルムFのタイプとしては、前記駒マークと件
マーク以外に、複数の画像駒群を1つのユニットないし
グループとして示すために、件マークよりも大きいサイ
ズの大分類を示すマークをも有するフィルムを用いるこ
とが可能である。
発明の効果 以上のように本発明によれば、マイクロフィルムに付
された件マークや駒マーク等の検索用のマークを検出す
るためのセンサーが投影光路部からずれた位置に設けら
れているので、投影倍率によってセンサーの感度が変化
することがなくなり、センサーの感度を調整する操作が
不要となるのみならず、センサーの誤動作を防止して検
出精度を向上させることが可能となる。また、投影光路
部に前記センサーを位置させる必要がなくなるので、特
別にセンサーの影が受像体に投影されることがないよう
な構成をとる必要がない。
また、件コピーつまり1件の情報群を構成する画像駒
群の各画像駒を複写する場合には、最少頁の部分つまり
最後尾の画像駒から、順次先頭駒の画像に向けて複写が
なされるので、複写終了後には第1頁の部分が最上段と
なるように積み重なって複写が完了することになる。そ
して、このような件コピーを行なうために、まず、各画
像駒間の距離が、駒マーク相互間の距離をカウントする
ことによって記憶され、その記憶された距離データに基
づいて1つの画像駒毎にフィルムを搬送するようにした
ので、各画像駒を投影光路部に位置決めすることがで
き、スクリーンの所定の位置に画像を投影させることが
できるだけでなく、複写紙の所定の位置に正確に画像を
形成することができる。
更に、各画像駒について複数枚の複写操作を行なう場
合に、前記駒マーク相互間の距離のデータを1部の複写
が終了する毎に、更新するようにすれば、全ての複写操
作が完了するまでに渡って、画像駒の位置決めを高精度
で行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の画像情報検索複写装置を具体化したリ
ーダプリンタの外観を示す斜視図、第2図は第1図のリ
ーダプリンタ内に組込まれたフィルムキャリア部を示す
概略正面図、第3図は第1図に示された検索ボードの要
部を示す平面図、第4図は第1図に示された複写ボード
を示す正面図、第5図は本発明のリーダプリンタにおけ
る制御回路を示すブロック図、第6図は最後尾の画像駒
が投影光路部に位置決めされた状態におけるマイクロフ
ィルムの一例を示す一部省略平面図、第7図(A)〜第
7図(E)は本発明におけるマイクロフィルムの搬送手
順を示す一部省略平面図、第8図(A)〜第8図(C)
は本発明の件コピー操作がなされる場合における装置の
作動工程を示すフローチャート、第9図は本発明の他の
実施例に係る作動工程を示すフローチャート、第10図は
微調整モードのサブルーチンを示すフローチャートであ
る。 10……リーダプリンタ本体、11……スクリーン(受像
体)、13……検索ボード(入力手段)、14……複写ボー
ド(枚数入力手段)、14……複写ボード、20……供給リ
ール、22……巻き取りリール、27……エンコーダ、31…
…フィルム搬送路、43……センサー、70……CPU(制御
手段、更新手段)、72……RAM(記憶手段)、F……マ
イクロフィルム、MF……巻き取りリール駆動用モータ
(前進手段)、MR……供給リール駆動用モータ(後進
手段)。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−149038(JP,A) 特開 昭58−7138(JP,A) 特開 昭62−83738(JP,A) 特開 昭62−198263(JP,A) 特開 昭64−35543(JP,A) 特開 平1−260429(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 27/32 G03B 27/42 - 27/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の画像駒と、1件の情報群を構成する
    画像駒群の先端に対応する件マークと、それぞれの前記
    画像駒に対応する駒マークとが形成されたマイクロフィ
    ルムにおける前記画像駒の情報を、光源からの光で受像
    体に照射するようにした画像情報検索複写装置であっ
    て、前記光源から前記受像体に至る投影光路部を横切っ
    て前記マイクロフィルムを案内するフィルム搬送部と、
    前記投影光路部から前記搬送方向にずれた位置に設けら
    れた前記それぞれのマークを検出するセンサーと、前記
    投影光路部に位置する前記画像駒の情報を複写する複写
    手段と、前記マイクロフィルムを前記搬送路に沿って前
    進させる前進手段と、前記マイクロフィルムを前記搬送
    路に沿って後進させる後進手段と、検索すべき目的の画
    像駒の位置情報を入力する入力手段と、前記マイクロフ
    ィルムの前進によって前記センサーが目的の件マークを
    検出してから次の件マークを検出するまでの前記目的の
    画像駒群内の各駒マーク相互間の距離を記憶する記憶手
    段と、前記駒マーク相互間の距離を記憶した後に、前記
    目的の画像駒群の最後尾の画像駒を前記投影光路部の中
    心に位置決め移動し、当該最後尾の画像駒から前記目的
    の画像群の先頭駒までの画像情報を、前記後進手段によ
    る前記マイクロフィルムの後進と前記複写手段による複
    写操作を繰り返すことにより、最後尾の画像駒から先頭
    の画像駒までの画像情報を順次複写する制御手段とを有
    する画像情報検索複写装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1に記載の画像情報検索複写装
    置において、前記目的の画像駒群を構成する各々の画像
    駒に対する複写枚数を入力する枚数入力手段と、1部の
    複写が終了して前記投影光路部に位置する先頭の画像駒
    を、前記センサーの位置までずらし搬送した後に、前記
    マイクロフィルムを前進することによって前記センサー
    が目的の件マークを検出してから次の件マークを検出す
    るまでの前記目的の画像駒群内の各駒マーク相互間の距
    離の値を更新して前記記憶手段に記憶させる更新手段と
    を有する画像情報検索複写装置。
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