JP2627350B2 - マイクロフィルムリーダの検索装置 - Google Patents
マイクロフィルムリーダの検索装置Info
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Description
クロフィルムリーダの検索装置に関するものである。
像のフィルム内におけるアドレスを表示可能としたもの
が従来よりある。このアドレスは、通常ブリップ(ドキ
ュメントマーク)により示され、例えば大中小の3種の
グループに階層分けして記録される。
図であり、このフィルム2の各コマ4の上下には検索用
のブリップ6(6a、6b)が写し込まれている。これらの
ブリップ6はその上下位置と幅との変化により大中小の
3階層の識別を行うものであり、これらはそれぞれ、本
一冊分あるいは一巻分を示すブロックと、このブロック
内における章を示すファイルと、このファイル内の順番
を示すページとを示す。従来の装置はフィルム2を第5
図で右から左へ順方向に送ってブリップ6を読取り、ブ
リップ6の数を各階層ごとに別々にカウンタで積算し
て、ブロック番号、ファイル番号、ページ番号を求め、
これをアドレスとして表示するものであった。
ク、2ファイル、2ページとなるから、(1、2、2)
とアドレス付けするものである。
ロックを示し、下側のブリップ6aがその幅の相違によっ
てファイルおよびページを示すように設定される。すな
わち下側のブリップ6bはその幅が検出され、例えば幅の
広いブリップはファイルを、幅の狭いブリップはページ
を示すものと判別される。
コマを検索する場合には、フィルムを走らせながらこの
アドレスを検出し、目標コマに一致するコマを探し出す
ものである。ここに目標コマがあってフィルムを停止さ
せても、回転部分の慣性により、フィルムは相当距離走
行してから停止する。このため慣性による走行分を巻き
戻さなければならない。しかしこの時には、ブリップは
逆方向に読取られるため、各階層の最後のアドレスが既
知でないとアドレスを決めることができない。このため
逆送時にはアドレスを表示できなかったり、各階層の最
初のコマまで戻ってから再度アドレス付けする必要があ
るという問題があった。
目標コマを検出してフィルムを停止し、さらにフィルム
を逆送する際に、フィルムのアドレスを表示できるよう
にしたマイクロフィルムリーダの検索装置を提供するこ
とを目的とする。
ップの数を各階層ごとに積算し、各階層の積算値の組合
せからなるアドレスに基づいて所定の目標コマを検索す
るマイクロフィルムリーダにおいて、 マイクロフィルムの先頭からの走行量を検出する走行
量検出手段と、 フィルムの順送時に前記ブリップを各階層ごとに積算
しフィルムの逆送時には減算してそれぞれアドレスを求
めるアドレス検出手段と、 フィルム走行中に前記アドレス検出手段が求めたアド
レスを表示する表示手段と、 フィルムの走行中に順次読出した走行量とブリップの
最下階層グループの最後のコマのアドレスとを記憶する
メモリ手段と、 前記アドレス検出手段で求めたアドレスが目標コマの
アドレスに一致するとフィルム送りを停止させる一致・
不一致判別手段と、 フィルム停止位置から前記アドレス検出手段が求めた
アドレスの最下階層の積算値を減算しながらフィルムを
逆送させ最下階層のグループが変わる際に前記メモリ手
段に記憶した新しいグループの最後のアドレスを読出し
てアドレス検出手段が求めるアドレスとする送り制御手
段と、 を備えることを特徴とするマイクロフィルムリーダの
検索装置、 により達成される。
量とブリップ情報とはそれぞれ走行量検出手段とブリッ
プ検出手段において、例えばカウンタに積算される。ま
たこの間に、ブリップの最下階層のグループが変化する
と、その直前のグループの最後のコマのアドレスがメモ
リ手段にメモリされる。このように適宜数の最下階層グ
ループのアドレスがメモリされる。ブリップ検出手段が
ブリップ検出手段のカウンタの内容に基づいて目標コマ
を検出すると、直ちにその時の走行量をメモリ手段にメ
モリし、このメモリされた情報を用いて目標コマにフィ
ルムが逆送される。この逆送中には、最下階層のグルー
プが変わる度にメモリ手段から新たに入るグループの最
後のアドレスを読出し、このアドレスをフィルム走行中
減算することによりアドレスを求め表示手段に表示す
る。
の一部の斜視図、第3図はその制御信号の系統図、第4
図は要部のみを示す概念図である。
ートリッジ8(第1〜3図)に収納されてリーダプリン
タ装置10に装填される。
れている。すなわちケース12の前面(第1図右側面)に
透過型のスクリーン14が配置され、ここにカートリッジ
8のコマ4の画像が拡大投影される。カートリッジ8は
スクリーン14の下方に位置する装填部16に装填される。
このカートリッジ8内の供給側リール18に巻取られてい
るフィルム2の先端は、ローディング機構によって引出
され、巻取側リール20に巻付けられる。両リール18、20
間の下方には光源22が配置されている。この光源22を出
た光は、フィルム2を通り、投影レンズ24、像回転プリ
ズム26、複数の反射ミラー28、30、32などからなる光学
系を介してスクリーン14に導かれる。この結果フィルム
2の1つのコマ4に記録された画像情報が拡大投影され
るものである。
34が設けられ、プリント時には画像投影光をこのミラー
34によってその下方に位置するプリンタ装置36に導く。
なおこのプリンタ装置36は例えばPPC方式のもので、感
光ドラム36a(第3図参照)に露光することにより画像
の静電潜像を形成し、この潜像にトナーを吸着させて可
視像化し、これをプリント用紙上に転写し定着するもの
である。またこのプリンタ装置36は、投影光の入射を遮
断するマスキング装置38が設けられ、特にネガフィルム
の場合に画像に黒枠部分を作る入射光を遮光する。
ッジ8がその装填部16に装填されると、マイクロスイッ
チ40がこれを検出し、後記CPU102はローディング機構を
起動させる。すなわちカートリッジ8の底に設けた開口
8aからローラ(図示せず)をリール18に転接させてフィ
ルム2の先端を引出し、ガイドローラ42、44を介し巻取
リール20に巻付ける。ガイドローラ42、44の近傍には、
フィルム2の有無を検出するセンサ46、48が配設されて
いる。巻取リール20には無端ベルト50が押圧され、ここ
に巻取られるフィルム2に密着する。この無端ベルト50
はガイドローラ52、54、56および駆動ローラ58に巻掛け
られている。駆動ローラ58はモータ60により駆動され、
ベルト50を矢印A方向すなわち巻取方向に走行させる。
この結果フィルム2はこのベルト50とリール20との間に
挟まれつつリール20に巻取られる。なお供給リール18に
はカートリッジ8の装填時にモータ62の回転軸が自動的
に接続される。そしてフィルム2の巻戻しはこのモータ
62によりリール18を矢印B方向に駆動することにより行
われる。この時にもベルト50はフィルム2と共に走行す
る。
押圧され、ベルト50に適度な張力を付与している。この
テンションローラ64の回転数はエンコーダ66によって検
出される。このエンコーダ66の出力パルス信号に基づ
き、無端ベルト50の走行量すなわちフィルム2の走行量
が後記CPU102が有する走行量検出手段126により求めら
れる。
軸Cによりも供給リール18側に一定距離lだけ離れて位
置する2組の発光素子68(68a、68b)および受光素子70
(70a、70b)によって検出される。ここに発光素子68の
射出光のうちブリップ6を通る光のみがスリット72で選
択されて受光素子70に導かれる。
により検出され、ファイルおよびページを示す下側の部
6bは受光素子70bにより検出される。受光素子70bの出力
は予め入力されたブリップ幅の許容範囲を用いてファイ
ルおよびページのブリップに識別される。
6の種類および通過数を積算することにより受光素子70
の下を通過したコマ4を識別する。検出したブリップ6
の位置と光軸Cとの距離は一定lであるから、エンコー
ダ66で検出したフィルム走行量を監視することにより、
投影中のコマ4を識別することができる。すなわち目標
とするコマ4のブリップ6を検出したら、フィルム2を
そこからさらに距離lだけ巻取リール20側へ送れば、こ
の目標コマ4が光軸C内に入ることになる。
情報は、スクリーン14に投影される。ここに投影レンズ
24の倍率はモータ74により可変であり、また、像回転プ
リズム26はモータ76により回転角度が可変となっている
(第3図)。
板80に保持され、この可動板80がガイドレール82、84上
で左右へ移動可能となっている。この可動板80には、第
2図に示すように一対のプーリ86、88に巻掛けられたワ
イヤ90の両端が固定されている。プーリ88はモータ92に
よって回転され、これと共に走行するワイヤ90が可動板
80を左右に移動する。
装置100はデジタル演算装置(以下CPU)102と、入・出
力インターフェース(I/F)104、106と、作動プログラ
ム等を記憶するROM108と、RAM110等とを有する。RAM110
はラインセンサ78で読取った画像の信号や走行量Lやブ
リップ情報など種々のデータ等を記憶する。このCPU102
には入力I/Fを介して種々の信号が入力される。例えば
ラインセンサ78が読取った画像信号a、マイクロスイッ
チ40、センサ46、48、受光素子70、エンコーダ66等の出
力信号が入力される。またキーボード112からは、目標
コマの識別コード、あるいはプリントすべき画像の識別
コード等も入力される。
向と送り速度とを入力するものである。
の画像のアドレスを表示する。
インセンサ78で読取った画像をプリントさせたり、或は
CPU102に他のリーダプリンタ装置を接続して他の装置か
ら送られる画像を出力する。
ち、ブリップ6の種類ごとにその数をカウントするもの
である。すなわち、フィルム2の走行時にブロックを示
すブリップ6aが受光素子70aで読取られ、その数がブロ
ックカウント手段122に積算される。ファイルおよびペ
ージを示すブリップ6bは受光素子70bで読取られ、その
ブリップ幅がブリップ判別手段124において判別され
る。すなわちフィルム2の走行量Lが、エンコーダ66の
出力パルスを積算する走行量検出手段126において監視
され、ブリップ判別手段124は、受光素子70bがブリップ
6bを検出している間の走行量Lを検出することによりブ
リップ幅を求め、ファイルを示すブリップとページを示
すブリップとを識別するものである。
素子70a、70bがブリップ6a、6bを読むと、ブリップ6aの
数をブロックカウンタ手段122に積算する。またブリッ
プ判別手段124が受光素子70bが読取ったブリップ6bの種
類を判別すると、ここで判別されたファイルのブリップ
はファイルカウンタ手段126で積算され、またページの
ブリップはページカウンタ手段128で積算される。
タ手段122、126、128の積算値とは常に書き換えられ、
この積算値によってRAM110のメモリ手段は常に書き換え
られている。ここに積算値の各桁を示す2進信号は一括
して同時にメモリ手段に入力され、その書き換えは極め
て速やかに行われる。
変わる度にこのグループの最後のコマのアドレスがメモ
リされ、このアドレスは表示中のコマの適宜数前のグル
ープのものまでがメモリされる。例えばフィルム途中の
アドレスが次の表のようになっている場合には、メモリ
手段110には、(n、1、2)、(n、2、4)、(n
+1、1、3)、(n+1、2、2)…等とメモリされ
る。このメモリされるアドレスは読出し中のコマに対し
て、フィルムの慣性走行分にほぼ相当する適宜数さかの
ぼった数までで十分であり、この数を過ぎたアドレスは
順次消去する。
の画像のアドレスを示すものであり、このアドレスは一
致・不一致判別手段130においてキーボード112などから
入力されたアドレスと比較される。そしてこのアドレス
が一致すると、送り制御手段132はモータ60、62を停止
させる。しかし回転部分の慣性によりフィルム2は走行
を続ける。フィルム2の停止位置での走行量L′は送り
制御手段132に送られ、ここで巻戻し量(L′−L)が
演算され逆送される。そして目標コマ付近にフィルム2
を戻し、さらに必要に応じて、フィルム2を順・逆方向
に送り目標コマを検出する。この逆送時に、ブリップの
最下階層(ページ)のグループが変わる時には、メモリ
手段110から新しく入るグループの最後のコマのアドレ
スを読出し、このアドレスの各階層のカウント値を減算
することにより表示中のコマのアドレスを常に求め、表
示手段118に表示することができる。
コーダ66により検出しているが、これに代えてまたはこ
れと併用してフィルム先頭からのコマの順番(絶対アド
レス)を用いることも可能である。
6、128のカウント値だけでなく、ブリップの位置や幅な
ども含めてもよい。この場合には逆送時に目標コマの検
索精度を一層向上させることができる。
リップから、最下階層のグループの最後のコマのアドレ
スをメモリしておくから、目標コマを検出してフィルム
を逆送する際には、最下階層のグループが変わる時にこ
のメモリしたアドレスを読出してこれを減算することに
より逆送中にもアドレスを求めて表示することができ
る。このためコマの検索がし易くなる。
一部の斜視図、第3図はその制御信号の系統図、第4図
は要部のみを示す概念図、第5図はマイクロフィルムを
示す図である。 2……マイクロフィルム、6……ブリップ、10……リー
ダプリンタ装置、110……メモリ手段としてのRAM、118
……表示手段、126……走行量検出手段、130……一致・
不一致判別手段、132……送り制御手段、A……アドレ
ス検出手段
Claims (1)
- 【請求項1】マイクロフィルムに付した複数に階層分け
されたブリップの数を各階層ごとに積算し、各階層の積
算値の組合せからなるアドレスに基づいて所定の目標コ
マを検索するマイクロフィルムリーダにおいて、 マイクロフィルムの先頭からの走行量を検出する走行量
検出手段と、 フィルムの順送時に前記ブリップを各階層ごとに積算し
フィルムの逆送時には減算してそれぞれアドレスを求め
るアドレス検出手段と、 フィルム走行中に前記アドレス検出手段が求めたアドレ
スを表示する表示手段と、 フィルムの走行中に順次読出した走行量とブリップの最
下階層グループの最後のコマのアドレスとを記憶するメ
モリ手段と、 前記アドレス検出手段で求めたアドレスが目標コマのア
ドレスに一致するとフィルム送りを停止させる一致・不
一致判別手段と、 フィルム停止位置から前記アドレス検出手段が求めたア
ドレスの最下階層の積算値を減算しながらフィルムを逆
送させ最下階層のグループが変わる際に前記メモリ手段
に記憶した新しいグループの最後のアドレスを読出して
アドレス検出手段が求めるアドレスとする送り制御手段
と、 を備えることを特徴とするマイクロフィルムリーダの検
索装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2104822A JP2627350B2 (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | マイクロフィルムリーダの検索装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2104822A JP2627350B2 (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | マイクロフィルムリーダの検索装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH043256A JPH043256A (ja) | 1992-01-08 |
JP2627350B2 true JP2627350B2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=14391094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2104822A Expired - Fee Related JP2627350B2 (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | マイクロフィルムリーダの検索装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2627350B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5354542A (en) * | 1991-04-22 | 1994-10-11 | Asahi Engineering Co., Ltd. | Movable tank type multi-purpose batch production system |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5868181A (ja) * | 1981-10-19 | 1983-04-22 | Ricoh Co Ltd | 情報検索装置における情報駒群計数方法 |
JPS5870374A (ja) * | 1981-10-21 | 1983-04-26 | Ricoh Co Ltd | 情報検索装置における情報駒群計数方法 |
JPS59211169A (ja) * | 1983-05-17 | 1984-11-29 | Canon Inc | 情報検索方法 |
-
1990
- 1990-04-20 JP JP2104822A patent/JP2627350B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH043256A (ja) | 1992-01-08 |
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