JP2784643B2 - 定電圧自動充電ストロボ回路 - Google Patents

定電圧自動充電ストロボ回路

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    • H05B41/14Circuit arrangements
    • H05B41/30Circuit arrangements in which the lamp is fed by pulses, e.g. flash lamp
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  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡易カメラやレン
ズ付フィルム等の発光装置に用いられる定電圧自動充電
ストロボ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、写真撮影用のカメラとして、簡易
カメラやレンズ付フィルムの普及が著しい。これら簡易
カメラやレンズ付フィルムは、重くて操作も面倒な高機
能カメラを持ち歩く煩わしさがなくしかも出先等でも簡
単に入手できることを最大の利点として利用されるとい
う性格上、小型かつ低廉であることが特に望まれる。
【0003】図2は、この種の従来機器に用いられる発
光装置の一般的な構成を示す回路図である。この発光装
置は、大きく分けると、発振充電回路1とトリガ発光回
路2により構成される。
【0004】発振充電回路1は、直流高電圧を発生する
DC/DCコンバータによって成る電源昇圧回路10、
該電源昇圧回路10の出力により充電されるコンデンサ
C4、ツェナーダイオードZD1 及びトランジスタQ2
から成る発振停止回路、コンデンサC2 と抵抗R5 から
成る再充電回路を具備して構成される。
【0005】トリガ発光回路2は、コンデンサC4 が規
定電位に達したことをネオンランプNEを用いて表示す
る点灯表示部と、コンデンサC3 の充電電位をトリガト
ランスT2 により昇圧して閃光発光素子を発光させるト
リガ部により構成される。この例では、上記閃光発光素
子としてキセノンランプXeが用いられている。
【0006】図2に示す回路図からも分かるように、こ
の種の従来機器の発振充電回路1では、発振起動用スイ
ッチSW1 が電池BTの正極(+)に直接接続されてお
り、該スイッチSW1 を閉成することにより、発振制御
用スイッチング素子としてのトランジスタQ1 に直流的
電流が加わるようになっていた。このため、抵抗R1と
しては、異常突入電流を制限するための抵抗値の高いも
のを用いざるを得ず、結果的に、トランジスタQ1 のス
イッチング特性が悪くなり、コンデンサC4 に対する起
動時の充電立上がりを良くするには限界があった。
【0007】また、同発振充電回路1の構成によれば、
スイッチSW1 押下後の発振動作によりコンデンサC4
を充電し、トリガ発光回路2によりキセノンランプXe
を発光させた後、上記発振動作を停止させる発振停止回
路が不可欠であった。従来、この種の回路としては、ツ
ェナーダイオードZD1 とPNPトランジスタQ2 を用
いてトランジスタQ1 をオフにする構成のものが採用さ
れていた。
【0008】この回路構成によれば、発振停止回路専用
の回路素子(ツェナーダイオードZD1 やPNPトラン
ジスタQ2 )の必要性からコストが高騰し、極力安価な
構成が要望される簡易カメラ等にあっては、その要望と
相反する回路構成とならざるを得なかった。
【0009】また、従来機器の再充電回路は、昇圧トラ
ンスT1 の二次側回路において、コイルL2 と並列にコ
ンデンサC2 及び抵抗R4 の直列回路を配する構成によ
り実現されていた。この再充電回路は、キセノンランプ
Xeの放電(発光)時にコンデンサC4 がパルス変動す
るのに合わせ、その変動パルスをコンデンサC2 を通じ
て取り出し、更に抵抗R4 の電圧降下を利用してトラン
ジスタQ1(B) に“High”パルスを印加して再発振させ
るように動作する。
【0010】この再充電回路の構成においても、同再充
電回路専用の回路素子として、コンデンサC2 の他、ト
ランジスタQ1 に対する入力電流制限用の抵抗R4 が必
要であり、発振停止回路等と同様、回路部品の増大が避
けられなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
の発光装置では、特に、発振充電回路,トリガ発光回
路,再充電回路において多くの回路部品を必要とする構
成であったため、当該発光装置を搭載する簡易カメラや
レンズ付フィルム等のコスト増を免れないという問題点
があった。
【0012】本発明は上記問題点を除去し、発振充電回
路、トリガ発光回路、再充電回路の各回路部を部品点数
の少ない回路構成により実現し、簡易カメラやレンズ付
フィルム等の低コスト化に寄与できる定電圧自動充電ス
トロボ回路を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、昇圧トランス
の一次側回路に設けたスイッチング素子を起動し、該昇
圧トランスの一次側コイルから二次側コイルに対して誘
導起電力を生じせしめることにより電池の電圧を昇圧す
る電源昇圧回路と、該電源昇圧回路の出力により充電さ
れるメインコンデンサと、前記電源昇圧回路の出力によ
り充電されるとともに、前記メインコンデンサに並列に
接続される閃光発光素子の発光動作を開始させるトリガ
コンデンサを有するトリガ発光回路と、前記電池の一端
子と前記スイッチング素子の起動端子間に、前記昇圧ト
ランスの一次側コイルを介して発振起動用スイッチを接
続して成る発振起動手段と、前記トリガコンデンサへの
充電と、該トリガコンデンサから当該トリガコンデンサ
と並列に接続される表示用素子への放電の繰り返しによ
り定電圧動作して前記表示用素子の表示制御を行うとと
もに、前記定電圧動作により前記スイッチング素子方向
への充電電流を分流して当該スイッチング素子をオフに
制御する発振停止手段と、前記電源昇圧回路の出力側か
ら前記発振起動手段を構成する抵抗素子への帰還経路に
コンデンサを介装して成り、前記閃光発光素子発光時に
おける前記メインコンデンサからの放電電流の変動パル
ス成分に感応して前記スイッチング素子を再起動する再
充電手段とを具備することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の
一実施の形態に係わる定電圧自動充電ストロボ回路の構
成を示す回路図である。この回路は、簡易カメラやレン
ズ付フィルム等の発光装置として用いられ、同図に示す
如く、電池BTの電圧を直流高電圧に昇圧させるDC/
DCコンバータによって成る電源昇圧回路10、電源昇
圧回路10の出力により充電されるメインコンデンサC
4 、メインコンデンサC4 と上記電源昇圧回路10間に
接続され、メインコンデンサC4 からの放電タイミング
を制御して閃光発光素子の発光動作を開始させるトリガ
発光回路2を具備して構成される。
【0015】電源昇圧回路10は、電池BT、昇圧トラ
ンスT1 、整流用ダイオードD1 、発振起動用スイッチ
SW1 、抵抗R1 、トランジスタQ1 及びコンデンサC
1 を具備して構成される。昇圧トランスT1 は、一つの
コアに対して一次側コイルL1 、二次側コイルL2 及び
負帰還コイルL3 の三つのコイルを有する。一次側コイ
ルL1 の正端子(・印の付いている端子)は、トランジ
スタQ1 のコレクタCに接続されるとともに、スイッチ
SW1 ,抵抗R1 を介して負帰還コイルL3 の正端子に
接続されている。一次側コイルL1 の負端子(・印の付
いていない端子)は、電池BTの正極に接続される。電
池BTの負極及びトランジスタQ1 のエミッタEは相互
に接続される。他方、二次側コイルL2 の正端子には、
ダイオードD1 の負端子が接続されている。二次側コイ
ルL2 の負端子はトランジスタQ1 のベースB及びコン
デンサC1 の一端に接続されている。
【0016】ダイオードD1 の正端子及コンデンサC1
の他端は、上記メインコンデンサC4 の両端にそれぞれ
接続される。これら電源昇圧回路10とコンデンサC4
とは、従来の技術の欄で述べた発振充電回路を構成して
いる。特に、本発明の発振充電回路には、ダイオードD
1 の正端子とトランスT1 の一次側回路の抵抗R1 間に
コンデンサC2 を接続して成る再充電回路が設けられて
いる。
【0017】トリガ発光回路2は、昇圧トランスT1 の
負帰還コイルL3 の負端子に接続された抵抗R2 、この
抵抗R2 の一端とダイオードD1 の正端子間に昇圧トラ
ンスT1 と並列に接続された抵抗R3 ,ネオンランプN
Eの直列回路、同じく昇圧トランスT1 に並列に接続さ
れたトリガコンデンサC3 、同じく昇圧トランスT1に
並列に接続されたトリガトランスT2 ,トリガスイッチ
SW2 の直列回路と、コンデンサC4 に並列に接続され
かつトリガ電極をトリガトランスT2 に接続して成る閃
光発光素子(この例では、キセノンランプXeを用いて
いる)により構成される。トリガトランスT2 は、一次
側コイルL4 と二次側コイルL5 を有する。トリガスイ
ッチSW2 は、上記発振起動用スイッチSW1 と同様、
押している時にのみその位置にあり、その力を除去すれ
ば元の開成状態に自動復帰するノンロック型のものが用
いられる。閃光発光素子としては、上述したキセノンラ
ンプXe以外のものも使用できることは言うまでもな
い。
【0018】以下、この回路の動作について説明する。
この回路では、発振起動用スイッチSW1 を押すことに
より発振充電動作を開始する。すなわち、スイッチSW
1 が押されると、電池BT( +) →コイルL1 →スイッ
チSW1 →抵抗R1 →コイルL3 →トランジスタQ1
(B) →電池BT( −) の経路で起動電流が流れ、トラ
ンジスタQ1 はオン状態になる。この時、コイルL1 よ
りコイルL2 に対して若干の誘導起電力が発生し、この
誘導起電力により生じた電流がコイルL2 からトランジ
スタQ1(B) への入力電流に重畳され、該トランジスタ
Q1 の起動性を良くするように作用する。
【0019】このように、本発明では、スイッチSW1
を昇圧トランスT1 の一次側コイルL1 を介して電池B
TとトランジスタQ1 との間に介装する構成としたた
め、スイッチSW1 を閉成した際のトランジスタQ1 に
対する直流的電流の入力を低減できる。このため、トラ
ンジスタQ1(B) に対する異常突入電流制限用抵抗R1
は低抵抗値のもので良く、トランジスタQ1 の起動時に
おけるスイッチング動作の安定化に貢献する。
【0020】なお、電源昇圧回路10内のトランジスタ
Q1 のベース( B) ・エミッタ( E) 間に接続されるコ
ンデンサC1 は、該トランジスタQ1 の動作タイミング
を制御するためのものである。このコンデンサC1 の容
量を大きくすると、トランジスタQ1 のスイッチング動
作が悪くなり、早い段階で発振を停止するようになり、
このコンデンサC1 を省くと発振停止しない状態を引き
起こすことになる。
【0021】トランジスタQ1 がオン状態になると、電
池BT( +) →コイルL1 →トランジスタQ1(C) →ト
ランジスタQ1(E) →電池BT( −) の経路で電流が流
れ、この時に発生するコイルL1 のコイルL2 に対する
鎖交磁束により該コイルL2には高電圧が誘起される。
【0022】このコイルL2 に誘起された高電圧によ
り、コイルL2 →トランジスタQ1(B) →トランジスタ
Q1(E) →コンデンサC4(+) →コンデンサC4(−) →
ダイオードD1(アノード) →ダイオードD1(カソード)
→コイルL2 の経路で電流が流れる。その際、ダイオー
ドD1 により直流に変換された半波整流電流が充電電流
としてコンデンサC4 に充電される。
【0023】コンデンサC4 に対する充電が進み、その
両端電圧が徐々に上昇していくと、コンデンサC4(−)
側から見たトランジスタQ1(B) の電圧(図1のP1 点
の電位)も上記コンデンサC4 の両端電圧の上昇に追従
して上昇する。これに伴って、コンデンサC4 に対する
インピーダンスも高くなり、コイルL2 →P1 点→トラ
ンジスタQ1(B) →トランジスタQ1(E) →コンデンサ
C4(+) →コンデンサC4(−) →ダイオードD1(アノー
ド) →ダイオードD1(カソード) →コイルL2の経路で
流れる充電電流も減少して行く。
【0024】上述したコンデンサC4 の充電と同時に、
トリガコンデンサC3 に対しても、コイルL2 →P1 点
→抵抗R2 →P2 点→コンデンサC3(+) →コンデンサ
C3(−) →ダイオードD1(アノード) →ダイオードD1
(カソード) →コイルL2 の経路で流れる電流による充
電が行われる。このトリガコンデンサC3 の充電によっ
て、P2 点の電位が、ネオンランプNEのブレークダウ
ン電圧に達すると、トリガコンデンサC3 の電荷の一部
は、コンデンサC3(+) →P2 点→抵抗R3 →ネオンラ
ンプNE( +) →ネオンランプNE( −) →コンデンサ
C3(−) のルートでリーク電流となって流れ、これによ
りネオンランプNEは点灯する。
【0025】この点灯によって、ネオンランプNEは導
通状態となり、コンデンサC3 からの放電電流は減少し
ていく。このネオンランプNEの点灯動作に伴って、図
1のP2 点の電位がネオンランプNEの消滅電圧まで降
下すると、ネオンランプNE自体はOFFとなり、トリ
ガコンデンサC3 は再充電を起こすようになる。当該回
路部分における上記充電及び放電動作の繰り返しによ
り、上記ネオンランプNEは見かけ上点滅動作を行うこ
とになる。
【0026】ここで、ネオンランプNEのブレークダウ
ン電圧は、メインコンデンサC4 におけるキセノンラン
プXeの発光に足る充電電位に設定されている。従っ
て、ユーザは、上記ネオンランプNEの点滅によって、
コンデンサC4 の充電電位が発光可能なレベルまで達
し、いつでも発光操作が行える状態に達したことを知る
ことができる。
【0027】上記トリガコンデンサC3 の充電/放電の
繰り返し動作からも分かるように、トリガ発光回路2に
おけるトリガコンデンサC3 ,抵抗R3 ,ネオンランプ
NEから成る回路部分はネオンランプNEを点滅動作さ
せるための定電流回路を構成している。
【0028】この定電流回路の介在によって、上述した
コンデンサC4 に対する充電回路〔L2 →Q1(B) →Q
1(E) →C4(+) →C4(−) →D1(アノード) →D1(カ
ソード) →L2 の充電ルート〕中のP1 点において、コ
イルL2 →P1 点→トランジスタQ1(B) 方向の電流に
対し、P1 点→抵抗R2 →P2 点方向へ一定電流の分流
が生じることになる。
【0029】つまり、本実施の形態に係わる回路では、
上述した“コンデンサC4 の両端電電圧の上昇に伴って
該コンデンサC4 に対する充電電流も減少して行く”と
いう動作に合わせ、P1 点を境として、コイルL2 →抵
抗R2 →P2 点方向へ一定の電流が分流され、コイルL
2 →P1 点→トランジスタQ1(B) 方向に流れる電流の
減少を加速するように作用する。
【0030】この作用により、コンデンサC4 の充電電
圧が更に上昇してコイルL2 →P1点→トランジスタQ1
(B) →トランジスタQ1(E) の経路で流れる電流が減
少していく途中で、その電流の値が、P1 点→抵抗R2
→P2 点の経路で流れる電流の値よりも少なくなると、
トランジスタQ1(B) は“Low”レベルになり、該ト
ランジスタQ1 がオフ状態となって発振が停止される。
【0031】この回路動作からも分かるように、本実施
の形態に係わるトリガ発光回路2は、従来、点灯表示の
みに用いられていたネオンランプNEの定電圧発光制御
を、トランジスタQ1 をON/OFF制御して発振を停
止させる発振停止制御にも兼用する構成により実現され
ている。
【0032】この回路構成によれば、従来一般的であっ
た、例えば、ツェナーダイオードとPNPトランジスタ
を用いてスイッチング素子( Q1)をOFFにするような
発振停止回路が不要となり、回路構成の簡略化が図れ
る。
【0033】上記トランジスタQ1 のオフにより発振停
止状態となった後、トリガスイッチSW2 が押される
と、トリガコンデンサC3 からの放電により、コンデン
サC3(+) →トランスT2(L4)→スイッチSW2 →コン
デンサC3(−) という経路で電流が流れる。これによ
り、トランスT2 の一次側コイルL4 から二次側コイル
L5 に高電圧が誘起され、この高電圧がキセノンランプ
Xeのトリガ電極に印加される。そして、この印加電圧
がキセノンランプXeのブレークダウン電圧まで上昇し
た時に当該キセノンランプXeが発光する。
【0034】このキセノンランプXeの発光に伴い、上
記コンデンサC4 からの放電電流はパルス変動を伴って
減少して行く。この時、昇圧トランスT1 の一次側回路
内のコンデンサC2 は、上記変動パルスに感応し、抵抗
R1 、コイルL3 を通じてトランジスタQ1(B) に“H
igh”パルスを入力する。この“High”パルスを
印加されることによって、トランジスタQ1 は再びオン
状態となって発振を開始し、コンデンサC4 の再充電が
行われる。
【0035】上記回路動作からも分かるように、本実施
の形態に係わる再充電回路は、昇圧トランスT1 の一次
側回路内の既存の抵抗R1 を援用して構成されるため、
従来回路でのトランジスタQ1(B) に対する電流制限用
抵抗R5 のような再充電回路専用の回路部品を省くこと
ができ、その分だけコスト削減ができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発振充電回路において、発振起動用スイッチを昇圧トラ
ンスの一次側コイルを介して電池とスイッチング素子間
に介装する構成としたため、上記発振起動用スイッチを
閉成した際、スイッチング素子に対する直流的電流の入
力が抑えられる結果、スイッチング素子に対する異常突
入電流制限用抵抗は低抵抗値のもので足り、装置の低コ
スト化に寄与できる。併せて、同構成によれば、発振起
動用スイッチが閉成された際、昇圧トランスの1次側コ
イルに流れる電流により2次側コイルに発生する誘導起
電力に伴う電流がスイッチング素子に印加されることに
より、該スイッチング素子の起動性を向上させることが
できる。
【0037】また、本発明では、トリガ発光回路におい
て、表示用素子の定電圧発光制御と、スイッチング素子
をオフにして発振を停止させる発振停止制御を兼用し得
る回路構成としたため、ツェナーダイオードやPNPト
ランジスタ等を用いてスイッチング素子をオフにする回
路構成に比べて部品点数が著しく少なくて済み、大幅な
低コスト化が期待できる。
【0038】更に、本発明では、閃光発光素子の発光動
作に起因するパルス変動を捕らえてスイッチング素子の
再発振に必要な電圧を印加するための再充電回路を、昇
圧トランスの一次側回路の既存の抵抗素子を援用した回
路構成により実現したため、上記抵抗素子を独立に設け
る場合に比べて回路部品が少なくて済み、この点でも低
コスト化に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係わる定電圧自動充電
ストロボ回路の回路図。
【図2】この種の従来回路の構成を示す回路図。
【符号の説明】
1 発振充電回路 2 トリガ発光回路 10 電源昇圧回路 Q1 発振制御用トランジスタ SW1 発振起動用スイッチ SW2 トリガスイッチ T1 昇圧トランス L1 一次側コイル L2 二次側コイル L3 負帰還コイル T2 トリガトランス L4 一次側コイル L5 二次側コイル C3 トリガコンデンサ C4 メインコンデンサ D1 整流用ダイオード Xe キセノンランプ NE ネオンランプ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇圧トランスの一次側回路に設けたスイ
    ッチング素子を起動し、該昇圧トランスの一次側コイル
    から二次側コイルに対して誘導起電力を生じせしめるこ
    とにより電池の電圧を昇圧する電源昇圧回路と、 該電源昇圧回路の出力により充電されるメインコンデン
    サと、 前記電源昇圧回路の出力により充電されるとともに、前
    記メインコンデンサに並列に接続される閃光発光素子の
    発光動作を開始させるトリガコンデンサを有するトリガ
    発光回路と、 前記電池の一端子と前記スイッチング素子の起動端子間
    に、前記昇圧トランスの一次側コイルを介して発振起動
    用スイッチを接続して成る発振起動手段と、 前記トリガコンデンサへの充電と、該トリガコンデンサ
    から当該トリガコンデンサと並列に接続される表示用素
    子への放電の繰り返しにより定電圧動作して前記表示用
    素子の表示制御を行うとともに、前記定電圧動作により
    前記スイッチング素子方向への充電電流を分流して当該
    スイッチング素子をオフに制御する発振停止手段と、 前記電源昇圧回路の出力側から前記発振起動手段を構成
    する抵抗素子への帰還経路にコンデンサを介装して成
    り、前記閃光発光素子発光時における前記メインコンデ
    ンサからの放電電流の変動パルス成分に感応して前記ス
    イッチング素子を再起動する再充電手段とを具備するこ
    とを特徴とする定電圧自動充電ストロボ回路。
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