JP4877771B2 - キャパシタ充電装置およびそれを用いた発光装置および電子機器 - Google Patents
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Description
出力キャパシタに現れる出力電圧が低い場合、トランスの1次コイルの両端の電圧は小さくなり、ノイズの影響によって、第1オン信号が誤って生成されるおそれがある。そこで、出力電圧が低い場合には、第2オン信号に応じてスイッチングトランジスタをオンすることにより、スイッチングトランジスタを適切にオフに保つことができる。
このキャパシタ充電装置によれば、トランスが3端子として構成されるため、回路面積を縮小することができる。
トランスの2次コイルに設けたタップには、出力キャパシタに現れる出力電圧にターン数に応じた比率を乗じた電圧が現れるため、出力電圧に応じたスイッチング制御が実現できる。
タップに現れる電圧は、入力電圧に応じて変動するが、この場合、その変動を補正することができる。
この態様によれば、入力電圧が変動した場合でも、充電完了時のキャパシタ充電装置の出力電圧を一定値に保つことができる。
図1は、第1の実施の形態に係る発光装置200を搭載した電子機器300の構成を示すブロック図である。電子機器300は、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ、あるいは撮像機能を備えた携帯電話端末であり、電池310、DSP(Digital Signal Processor)314、撮像部316、発光装置200を備える。
図5は、第2の実施の形態に係るキャパシタ充電装置210のスイッチング制御部60aの構成を示す回路図である。第1の実施の形態では、第1オン信号Son1、第2オン信号Son2のうち、スイッチSW1により選択されたいずれか一方に応じて、スイッチングトランジスタTr1のオンのタイミングを決定する場合について説明した。これに対して、第2の実施の形態では、第1オン信号Son1、第2オン信号Son2のうち、先にハイレベルとなったオン信号に応じて、スイッチングトランジスタTr1をオンする。
第1、第2の実施の形態においては、第2オン信号生成部50は、出力キャパシタC1に現れる出力電圧Voutを、抵抗R2、R3によって分圧した電圧を監視電圧Vout’として、オフ時間Toffの設定や、充電完了の検出を行う場合について説明した。出力電圧Voutが数百Vの高電圧まで上昇する場合、抵抗R2、R3として、高耐圧の素子が必要とされるため、部品点数の上昇につながるという課題がある。以下で説明する第3の実施の形態では、より簡易な構成で出力電圧Voutをモニタし、スイッチングトランジスタTr1のスイッチング動作に反映させる技術である。
第4の実施の形態では、キャパシタ充電装置の小型化に関する技術について説明する。図2や図7に記載されるキャパシタ充電装置に使用されるトランス10は、それぞれ4端子、5端子で構成される。端子の数が多いことは、トランス10の部品サイズを小型化する上での障害となる。特に、デジタルカメラや携帯電話端末などに搭載する場合、ユーザからの小型化に対する要求は非常に強い。以下で説明する第4の実施の形態に係るキャパシタ充電装置は、トランス10の端子を削減し、装置を小型化するものである。
トランス10aの1次コイル12aおよび2次コイル14aの一端同士が共通に接続された第1端子P1は、入力端子202に接続され、入力電圧として電池電圧Vbatが印加される。
Vout=Vbat+Vf×NF …(1)
Vf=Vtap−Vbat …(2)
式(1)、(2)をVtapについて整理すると、
Vtap=Vout/NF+Vbat×α …(3)
となり、出力電圧Voutに応じた電圧となる。ここでα=(NF−1)/NFである。もし、VbatがVoutに比べて十分に小さい場合には、
Vtap≒Vout/NF …(4)
と近似することが可能である。すなわち、図9の制御回路100bは、タップ電圧Vtapを図6のキャパシタ充電装置210に示される監視電圧Vout’’に対応づけて、スイッチングトランジスタTr1を制御することができる。たとえば、図9の制御回路100bは、図7の制御回路100のように構成してもよい。すなわち、タップ電圧Vtapに応じて、オフ時間Toffを設定してもよい。また、タップ電圧Vtapに応じて、充電完了を検出してもよい。また、タップ電圧Vtapに応じて、第1オン信号Son1を無効化してもよい。
Vx=(Vbat’−Vtap)×R12/R11 …(5)
で与えられ、端子72a、72bの電位差に比例した電圧となる。なお、差電圧生成回路としては、演算増幅器を用いて構成した減算器を利用してもよいし、その他の回路を利用してもよい。
Vx=(α・Vbat−Vtap)×R12/R11 …(6)
が成り立つ。式(6)および式(3)において、Vx=Vth4とおいて変形すると、充電完了時において、
Vth4=Vout/NF×R12/R11 …(7)
が成り立つことになる。すなわち、充電完了時の出力電圧(以下、VFULLと記す)は、
VFULL=NF×R11/R12×Vth4 …(8)
となる。このように、図10の充電完了検出回路70aによれば、充電完了時の出力電圧Voutを、バッテリの消耗度合いによらずに、一定値VFULLに安定化することができる。
Claims (6)
- 1次コイルおよび2次コイルを含み、前記1次コイルの一端と前記2次コイルの一端が共通に接続され、この接続点に入力電圧が印加されたトランスと、
前記1次コイルの他端側に接続されたスイッチングトランジスタと、
アノードが前記2次コイルの他端に接続されたダイオードと、
前記ダイオードのカソードと接地間に設けられた出力キャパシタと、
前記スイッチングトランジスタのオン、オフを制御する制御回路と、
を備え、
前記トランスの2次コイルにタップを設け、
前記制御回路は、前記タップに現れる電圧に応じた電圧を、所定のしきい値電圧と比較することにより、前記出力キャパシタの充電完了を検出し、
前記所定のしきい値電圧を、前記入力電圧に応じて変化せしめることを特徴とするキャパシタ充電装置。 - 1次コイルおよび2次コイルを含み、前記1次コイルの一端と前記2次コイルの一端が共通に接続され、この接続点に入力電圧が印加されたトランスと、
前記1次コイルの他端側に接続されたスイッチングトランジスタと、
アノードが前記2次コイルの他端に接続されたダイオードと、
前記ダイオードのカソードと接地間に設けられた出力キャパシタと、
前記スイッチングトランジスタのオン、オフを制御する制御回路と、
を備え、
前記トランスの2次コイルにタップを設け、
前記制御回路は、
前記タップに現れる電圧と、前記入力電圧に所定の定数を乗じた電圧の差電圧に応じた電圧を生成する差電圧生成回路と、
前記差電圧生成回路の出力電圧を、所定のしきい値電圧と比較するコンパレータと、
を含み、前記差電圧生成回路の出力電圧が、前記しきい値電圧を上回ったとき、充電完了を検出することを特徴とするキャパシタ充電装置。 - 前記制御回路は、
前記トランスの1次コイルに流れる電流をモニタし、当該電流が所定のピーク電流まで増加すると、所定レベルのオフ信号を出力するオフ信号生成部と、
前記トランスの1次コイルの両端の電圧をモニタし、当該1次コイルの両端の電圧が所定の第1しきい値電圧まで低下すると、所定レベルの第1オン信号を出力する第1オン信号生成部と、
前記出力キャパシタに現れる出力電圧に応じた監視電圧をモニタし、当該監視電圧にもとづきオフ時間を設定し、前記オフ信号生成部から所定レベルのオフ信号が出力されてから、前記オフ時間が経過した後に、所定レベルとなる第2オン信号を出力する第2オン信号生成部と、
前記オフ信号生成部から出力されるオフ信号および前記第1、第2オン信号生成部から出力される前記第1、第2オン信号を受け、前記オフ信号に応じて前記スイッチングトランジスタをオフし、前記第1、第2オン信号に応じて前記スイッチングトランジスタをオンするスイッチング制御部と、
を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のキャパシタ充電装置。 - 第2オン信号生成部は、前記タップに現れる電圧に応じた電圧を、前記監視電圧としてモニタすることを特徴とする請求項3に記載のキャパシタ充電装置。
- 請求項1から4のいずれかに記載のキャパシタ充電装置と、
前記キャパシタ充電装置の出力キャパシタに現れる出力電圧により駆動される発光素子と、
を備えることを特徴とする発光装置。 - 請求項5に記載の発光装置と、
前記発光装置の発光状態を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする電子機器。
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