JP2007244077A - キャパシタ充電装置およびその制御回路、制御方法、ならびにそれらを用いた発光装置および電子機器 - Google Patents

キャパシタ充電装置およびその制御回路、制御方法、ならびにそれらを用いた発光装置および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】キャパシタ充電装置の充電電流を変化させる場合において、スイッチングトランジスタを最適な状態で駆動する。
【解決手段】1次電流検出回路30は、トランス10の1次コイル12に流れる1次電流Ic1を検出する。スイッチング制御部40は、1次電流Ic1をモニタし、1次電流Ic1が、所定のピーク電流値Ipeakに達するまでの間、スイッチングトランジスタTr1にオンを指示し、その後、あるオフ時間の間、オフを指示するスイッチング信号を、スイッチングトランジスタTr1のベースに出力する。スイッチング制御部40は、スイッチングトランジスタTr1のベースに供給するベース電流Ibの電流値を、ピーク電流値Ipeakに応じて調節する。
【選択図】図2

Description

本発明は、スイッチング電源に関し、特に、キャパシタを充電して高電圧を生成するキャパシタ充電装置に関する。
さまざまな電子機器において、入力電圧よりも高い電圧を生成して負荷に供給するため、昇圧型のスイッチング電源が用いられている。こうした昇圧型のスイッチング電源は、スイッチング素子と、トランスを備えており、スイッチング素子を時分割的にオンオフさせることによりトランスに逆起電力を発生させ、トランスの2次コイルに流れる電流によって出力キャパシタを充電することにより、入力電圧を昇圧して出力する。
トランスの1次コイルの一端には、入力電圧が印加され、その他端には、スイッチング素子が接続される。トランスの2次コイルの一端の電圧は固定され、その他端には、整流用のダイオードを介して、出力キャパシタが接続される。
こうしたスイッチング電源では、スイッチング素子として設けられたスイッチングトランジスタがオンすると、トランスの1次側に電流が流れ、トランスにエネルギが蓄えられる。続いてスイッチングトランジスタがオフすると、トランスの2次側においてトランスに蓄えられたエネルギが、整流用ダイオードを介し、充電電流として出力キャパシタに転送され、充電される。スイッチングトランジスタのオンオフを繰り返すことにより、出力キャパシタが充電されていき、出力電圧が上昇する。
たとえば、特許文献1〜3参照には、トランスの1次側あるいは2次側の状態をモニタし、これらの状態に応じて、スイッチングトランジスタのオンオフを制御する自励式のキャパシタ充電装置の制御回路が開示されている。
特開2003−79147号公報 米国特許6518733号 米国特許6636021号
本出願人は、出力キャパシタに対する充電電流の大きさを調節可能としたキャパシタ充電装置について検討した結果、以下の課題を想到するに至った。
キャパシタ充電装置において充電電流を変化させると、トランスの1次コイルおよびトランスの1次電流をオンオフするために設けられるスイッチング素子に流れる電流も変化する。
たとえば、スイッチング素子としてバイポーラトランジスタを用いた場合、バイポーラトランジスタをオンオフさせるためには、そのベースに対してスイッチング信号としてベース電流を間欠的に供給する必要がある。この場合に、ベース電流の振幅を、充電電流(すなわちバイポーラトランジスタのコレクタ電流)によらずに一定とした場合、無駄な消費電流が発生するか、あるいは、十分な充電電流が得られない場合が想定される。バイポーラトランジスタのコレクタ電流は、ベース電流に影響を受けるものであるが、必要な充電電流(コレクタ電流)に対して、必要以上に大きなベース電流を供給した場合、過剰なベース電流が、無駄な電力消費に結びつく。逆に、必要な充電電流に対して、小さなベース電流しか供給されない場合には、十分なコレクタ電流が生成されず、充電動作に支障をきたす。
スイッチング素子としてMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)を用いた場合においても同様の問題が発生する。すなわち、充電電流に対応するMOSFETのドレイン電流は、そのゲート電圧に影響を受けるものであるが、もし、ゲート電圧の振幅、あるいはゲート容量に対する駆動電流を、充電電流(ドレイン電流)によらない一定値とした場合、無駄な消費電流が発生するか、あるいは、十分な充電電流が得られない場合が想定される。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、充電電流が調節可能なキャパシタ充電装置において、スイッチングトランジスタを最適な状態で駆動可能な制御回路の提供にある。
本発明のある態様は、トランスおよびトランスの2次コイルに流れる電流によって充電される出力キャパシタを含み、トランスの1次コイルの経路上に設けられたスイッチングトランジスタをスイッチング制御することにより、出力キャパシタを充電するキャパシタ充電装置の制御回路に関する。この制御回路は、トランスの1次コイルに流れる1次電流を検出する1次電流検出回路と、少なくとも1次電流検出回路により検出された1次電流をモニタし、当該1次電流が、所定のピーク電流値に達するまでの間、スイッチングトランジスタにオンを指示し、その後、あるオフ時間の間、スイッチングトランジスタにオフを指示するスイッチング信号を、スイッチングトランジスタの制御端子に出力するスイッチング制御部と、を備える。スイッチング制御部は、所定のピーク電流値に応じて、スイッチングトランジスタの制御端子に出力するスイッチング信号を調節する。
この態様においては、所定のピーク電流値によって充電電流が規定される。かかる構成において、所定のピーク電流値に応じて、スイッチングトランジスタの制御端子に供給するスイッチング信号を調節することにより、スイッチングトランジスタのオンオフに最適なスイッチング信号を供給することができる。
スイッチングトランジスタはバイポーラトランジスタであって、スイッチング制御部は、バイポーラトランジスタのベースに対してスイッチング信号として出力するベース電流の電流値を、所定のピーク電流値に応じて調節してもよい。スイッチング制御部は、所定のピーク電流値が大きいほど、ベース電流の電流値を大きく設定してもよい。さらに、スイッチング制御部は、ベース電流の電流値を所定のピーク電流値に比例するように設定してもよい。
この場合、所定のピーク電流値によって規定される充電電流に応じて、スイッチングトランジスタのベース電流を規定するため、スイッチングトランジスタのコレクタ電流に応じた最適なベース電流を供給することができ、回路の高効率化を図ることができる。
スイッチング制御部は、所定のピーク電流値を指示する電流調節信号を受け、当該電流調節信号に応じた電流を生成する電流生成部を含み、スイッチングトランジスタがオンすべき期間に、電流生成部により生成された電流を、スイッチングトランジスタのベースにスイッチング信号として供給してもよい。
電流調節信号は、本制御回路に設けられた充電電流制御端子に、外部から入力されてもよい。かかる構成によれば、充電電流を外部から制御することができるとともに、外部から設定された充電電流に応じて、スイッチングトランジスタの制御信号を調節することができる。
スイッチング制御部は、出力キャパシタに現れる出力電圧をモニタし、当該出力電圧に応じて、オフ時間を調節してもよい。出力電圧のモニタは、直接的あるいは間接的のいずれであるかを問わない。この場合、充電開始直後の出力電圧が低いときには、トランスに蓄えられたエネルギを効率よく使用するとともに、出力電圧が高くなるに従い、充電速度を高めることができ、効率と充電速度のバランスを図ることが可能となる。
本発明の別の態様も、トランスおよびトランスの2次コイルに流れる電流によって充電される出力キャパシタを含み、トランスの1次コイルの経路上に設けられたスイッチングトランジスタをスイッチング制御することにより、出力キャパシタを充電するキャパシタ充電装置の制御回路に関する。この制御回路は、出力キャパシタに対する充電電流の大きさに応じた電流を生成する電流生成部と、スイッチングトランジスタがオンすべき期間に、電流生成部により生成された電流を、スイッチングトランジスタであるバイポーラトランジスタのベース電流として供給するドライバ回路と、を備える。電流生成部は、充電電流のピーク値に応じて、ベース電流の電流値を設定してもよい。
キャパシタ充電装置の制御回路は、1つの半導体基板上に一体集積化されてもよい。「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。制御回路を1つのLSIとして集積化することにより、回路面積を削減することができる。
本発明の別の態様は、キャパシタ充電装置である。この装置は、1次コイルおよび2次コイルを含み、1次コイルの一端に入力電圧が印加され、他端にスイッチングトランジスタが接続されたトランスと、一端が接地された出力キャパシタと、アノードがトランスの2次コイル側に接続され、カソードが出力キャパシタの他端側に接続されたダイオードと、スイッチングトランジスタのオンオフを制御する上述の制御回路と、を備える。
この態様によると、キャパシタに対する充電電流を好適に制御できるとともに、充電電流に応じて、スイッチングトランジスタの駆動状態を最適化することができ、消費電流を低減することができる。
本発明のさらに別の態様は、発光装置である。この装置は、上述のキャパシタ充電装置と、キャパシタ充電装置の出力キャパシタに現れる出力電圧により駆動される発光素子と、を備える。この態様によると、発光素子の駆動に必要な高電圧を高効率に生成することができる。
本発明のさらに別の態様は、電子機器である。この電子機器は、上述の発光装置と、発光装置の発光状態を制御する制御部と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係るキャパシタ充電装置およびその制御回路によれば、調節可能な充電電流に応じて、スイッチングトランジスタを最適な状態で駆動することができる。
図1は、実施の形態に係る発光装置200を搭載した電子機器300の構成を示すブロック図である。電子機器300は、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ、あるいは撮像機能を備えた携帯電話端末であり、電池310、DSP(Digital Signal Processor)314、撮像部316、発光装置200を備える。
電池310は、たとえばリチウムイオン電池であり、電池電圧Vbatとして3〜4V程度の電圧を出力する。DSP314は、電子機器300全体を統括的に制御するブロックであり撮像部316、発光装置200と接続されている。撮像部316は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOSセンサなどの撮像装置である。発光装置200は、撮像部316による撮像の際に、フラッシュとして用いられる光源である。
発光装置200は、キャパシタ充電装置210、発光素子212、トリガ回路214を備える。発光素子212としてはキセノンチューブなどが好適に用いられる。キャパシタ充電装置210は、その出力に設けられた出力キャパシタを充電することにより、電池310から供給される電池電圧Vbatを昇圧し、発光素子212に300V程度の駆動電圧を供給する。トリガ回路214は、発光装置200の発光のタイミングを制御する回路である。発光素子212は、撮像部316の撮像と同期して発光する。
図2は、発光装置200の構成を示す回路図である。発光装置200は、キャパシタ充電装置210、発光素子212、IGBT214aを含む。図2に示す制御回路100、スイッチングトランジスタTr1、トランス10、整流用ダイオードD1、出力キャパシタC1は、図1のキャパシタ充電装置210に対応する。また、図1のトリガ回路214は、図2のIGBT214a、発光制御部214bに対応する。
キャパシタ充電装置210は、出力キャパシタC1に充電電流を供給して、発光素子212の発光に必要な駆動電圧(以下、出力電圧Voutともいう)を生成する。キャパシタ充電装置210は、出力回路20と、制御回路100を含んで構成される。
出力回路20は、トランス10、整流用ダイオードD1、出力キャパシタC1を含む。トランス10は、1次コイル12および2次コイル14を備える。1次コイル12の一端は、キャパシタ充電装置210の入力端子202となっており、図1の電池310から出力される電池電圧Vbatが印加される。1次コイル12の他端は、制御回路100のスイッチング端子102と接続される。
トランス10の2次コイル14の一端は、接地されて電位が固定されており、その他端は、整流用ダイオードD1のアノードと接続される。出力キャパシタC1の一端は、接地されており、その他端は、整流用ダイオードD1のカソードと接続されている。出力キャパシタC1の端子は、本キャパシタ充電装置210の出力端子204とされ、出力キャパシタC1に充電された電圧が出力電圧Voutとして出力される。
制御回路100は、スイッチングトランジスタTr1のオンオフをスイッチング制御することにより、トランス10にエネルギを蓄え、出力キャパシタC1に対する充電電流を生成して、電池電圧Vbatを昇圧するものである。以下、1次コイル12に流れる電流を1次電流Ic1、2次コイル14に流れる電流を2次電流Ic2という。
制御回路100は、スイッチングトランジスタTr1に加えて、検出抵抗R1、コンパレータ32、オフ時間設定回路34、ドライバ回路36、発光制御部214bを備える。制御回路100は、1つの半導体基板上に機能ICとして一体集積化される。
制御回路100は、スイッチングトランジスタTr1の制御端子に与える電圧あるいは電流を制御してオンオフを制御する。本実施の形態において、スイッチングトランジスタTr1はバイポーラトランジスタである。スイッチングトランジスタTr1のコレクタは、スイッチング端子102を介してトランス10の1次コイル12と接続される。ドライバ回路36は、スイッチングトランジスタTr1のベース電流Ibをスイッチング制御する。
検出抵抗R1は、トランス10の1次コイル12に流れる1次電流Ic1を検出する1次電流検出回路30として機能する。検出抵抗R1は、1次電流Ic1が流れる1次コイル12およびスイッチングトランジスタTr1と同一経路上に設けられており、一端が接地され、他端が、スイッチングトランジスタTr1のエミッタに接続される。検出抵抗R1には、1次電流Ic1に比例した電圧降下Vdet=Ic1×R1が発生する。検出抵抗R1は、1次電流Ic1に応じた検出電圧Vdetを出力する。
制御回路100の充電電流制御端子104には、外部から、出力キャパシタC1の充電電流を指示するための電流調節信号Vadjが入力される。コンパレータ32は、1次電流検出回路30から出力される検出電圧Vdetを、電流調節信号Vadjと比較する。コンパレータ32は、検出電圧Vdetが、電流調節信号Vadjを上回ると、すなわち、1次電流Ic1が、電流調節信号Vadjに応じて定まる所定のピーク電流値(以下、ピーク電流値Ipeakという)に達したことを検出すると、ハイレベルを出力する。コンパレータ32から出力される比較信号Vcmpは、オフ時間設定回路34に入力される。後述するように、電流調節信号Vadjは、充電電流のピーク値Ipeakを規定する信号である。ピーク電流値Ipeakと、電流調節信号Vadjの関係は、Ipeak=Vadj/R1で与えられる。
オフ時間設定回路34は、比較信号Vcmpがハイレベルとなってから、あるオフ時間Toffが経過するまでの間、第1レベル(たとえばローレベル)となる駆動信号Vdrvを生成する。ドライバ回路36は、駆動信号Vdrvが第1レベルの間、スイッチングトランジスタTr1へのベース電流の供給を停止し、スイッチングトランジスタTr1をオフする。オフ時間Toffが経過して、駆動信号Vdrvが第2レベル(たとえばハイレベル)に戻ると、ドライバ回路36はスイッチングトランジスタTr1にベース電流を供給して、再度、スイッチングトランジスタTr1をオンする。
すなわち、本実施の形態において、コンパレータ32、オフ時間設定回路34、ドライバ回路36は、少なくとも1次電流検出回路30により検出された1次電流Ic1をモニタして、スイッチングトランジスタTr1のオンオフを制御するスイッチング制御部40として機能する。このスイッチング制御部40は、1次電流Ic1が、所定のピーク電流値Ipeakに達するまでの間、スイッチングトランジスタTr1にオンを指示し、その後、あるオフ時間Toffの間、スイッチングトランジスタTr1にオフを指示するスイッチング信号Vswを、スイッチングトランジスタTr1のベースに出力する。
なお、オフ時間Toffは、予め設定された時間であってもよいし、出力電圧Voutに応じて設定されてもよいし、あるいは、トランス10の1次側、あるいは2次側の状態に応じて設定される時間であってもよい。
スイッチング制御部40のドライバ回路36には、充電電流を指示する電流調節信号Vadjが入力されている。ドライバ回路36は、電流調節信号Vadjに応じて、スイッチングトランジスタTr1のベースに出力するスイッチング信号を調節する。具体的には、スイッチング制御部40は、スイッチングトランジスタTr1のベースに対してスイッチング信号として出力するベース電流Ibの電流値を、電流調節信号Vadjに応じて調節する。
図3は、図2のドライバ回路36の構成を示す回路図である。ドライバ回路36は、電流生成部38を含む。電流生成部38は、たとえば、VI変換回路38a、電流増幅回路38bを含む。VI変換回路38aは、所定の電流値を指示する電流調節信号Vadjを受け、電流調節信号Vadjの電圧値に応じた電流Idrv1を生成する。VI変換回路38aは、電流調節信号Vadjが大きいほど、大きな駆動電流Idrv1を生成する。好ましくは、駆動電流Idrv1は、電流調節信号Vadjの電圧値に比例してもよい。
電流生成部38によって生成された電流Idrv1は、カレントミラー回路などで構成される電流増幅回路38bによって増幅される。スイッチ回路39は、オフ時間設定回路34から出力される駆動信号Vdrvが第2レベルの期間、駆動電流Idrv2を、スイッチングトランジスタTr1のベース電流Ibとして出力し、駆動信号Vdrvが第1レベルの期間、駆動電流Idrv2の出力を停止する。
図2に戻る。充電完了検出回路50は、出力キャパシタC1に現れる出力電圧Voutを直接的、あるいは間接的にモニタする。直接的とは、出力端子204の電位を抵抗分圧してモニタする場合などをいい、間接的とは、トランス10の1次コイル12あるいは2次コイル14に印加される電圧をモニタする場合などをいう。
充電完了検出回路50は、コンパレータであって、出力電圧Voutに応じた電圧Vout’を、所定のしきい値電圧Vthと比較して、充電完了を検出する。しきい値電圧Vthは、発光素子212の発光に十分な電圧、たとえば300V程度に設定される。充電完了検出回路50は、充電完了を検出すると、充電完了を示すフラグFULLを立てる。充電完了検出回路50によって、充電完了が検出されると、スイッチング制御部40は、スイッチングトランジスタTr1のスイッチングを停止する。
発光制御部214bは、発光制御信号Vcntを生成し、IGBT214aのベース電圧を制御する。出力キャパシタC1の充電が完了し、十分な駆動電圧Voutが生成された状態で、発光制御信号Vcntがハイレベルとなると、IGBT214aがオンし、発光素子212が発光する。
以上のように構成された発光装置200の動作について説明する。図4は、実施の形態に係るキャパシタ充電装置210の動作を示すタイムチャートである。図4の縦軸および横軸は、理解を容易とするために適宜拡大、縮小したものであり、また示される各波形も、理解の容易のために簡略化されている。
時刻t0に、スイッチング信号Vswがハイレベルとなり、すなわち、スイッチングトランジスタTr1にベース電流Ibが供給されて、スイッチングトランジスタTr1がオンとなる。スイッチングトランジスタTr1がオンすることにより、トランス10の1次コイルに流れる1次電流Ic1が時間とともに徐々に上昇し、時刻t1にVdet>Vadjとなる。
Vdet>Vadjとなると、コンパレータ32から出力される比較信号Vcmpは、ローレベルからハイレベルに切り替わる。オフ時間設定回路34は、比較信号Vcmpがハイレベルとなってからオフ時間Toffの間、駆動信号Vdrvを第1レベル(ローレベル)に設定する。ドライバ回路36は、駆動信号Vdrvがローレベルの期間、スイッチングトランジスタTr1へのベース電流Ibの供給を停止し、スイッチングトランジスタTr1をオフする。スイッチングトランジスタTr1がオフすると、トランス10の2次コイル14に流れる2次電流Ic2によって、出力キャパシタC1が充電される。
時刻t1からオフ時間Toff経過後の時刻t2に、駆動信号Vdrvがハイレベルに切り替わる。ドライバ回路36は、駆動信号Vdrvがハイレベルとなると、スイッチングトランジスタTr1にベース電流Ibを供給する。制御回路100は、時刻t0〜t2の動作を1周期として、これを繰り返すことにより、出力キャパシタC1を充電し、出力電圧Voutを上昇させる。
時刻t3に、出力電圧Voutが、しきい値電圧Vthに達すると、充電完了を示すフラグFULLが立てられ、発光素子212の発光が許可される。出力電圧Voutが所望の電圧値まで上昇すると、発光制御部214bは、図1の撮像部316による撮像と同期して発光制御信号Vcntをハイレベルに切り替える。その結果、IGBT214aがオンし、発光素子212であるキセノンランプがフラッシュとして発光する。
図5(a)〜(c)は、スイッチングトランジスタTr1に供給されるベース電流Ibと、1次電流Ic1を示すタイムチャートである。図5(a)は、電流調節信号Vadjが小さく、したがって充電電流が小さく設定される場合を、図5(c)は、電流調節信号Vadjが最大値に設定され、したがって充電電流も最大の場合を示す。図5(b)は、その中間の充電電流の場合を示す。ドライバ回路36は、電流調節信号Vadjに応じて、すなわち、1次電流Ic1のピーク値Ipeakに応じて、ベース電流Ibの大きさを設定する。したがって、図5(b)の場合のベース電流Ibは、図5(a)の場合のベース電流Ibよりも大きくなる。
本実施の形態に係るキャパシタ充電装置210において、充電電流は、1次電流Ic1のピーク電流Ipeakに応じて設定される。バイポーラトランジスタを安定に駆動するためには、コレクタ電流(すなわち1次電流Ic1)に応じたベース電流を供給する必要がある。したがって、ベース電流Ibの大きさを一定値に固定する場合、想定されるピーク電流Ipeakの最大値Imaxに対応付けたベース電流を設定しておく必要があった。図5(a)〜(c)には、このベース電流が破線で示される。この場合に、最大値Imaxよりも低い充電電流が設定されると、本来必要なベース電流よりも大きなベース電流がスイッチングトランジスタTr1のベースに供給され、無駄な電力を消費することになる。
これに対して本実施の形態に係るキャパシタ充電装置210は、充電電流に応じて、すなわちスイッチングトランジスタTr1にコレクタ電流として流れる1次電流Ic1に応じて、ベース電流Ibを調節する。したがって、1次電流Ic1が小さい場合には、ベース電流Ibも小さく設定され、無駄な電流が消費されるのを防止することができる。
上記実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態では、スイッチングトランジスタTr1としてバイポーラトランジスタを用いる場合について説明したが、MOSFETを用いてもよい。この場合においても、充電電流に応じて、スイッチング信号としてゲートに供給されるゲート電圧を調節することにより、バイポーラトランジスタの場合と同様に好適な駆動が実現できる。すなわち、充電電流が大きい場合には、ゲートドライブ電流を増加させてもよいし、あるいはゲート電圧の振幅を大きく設定してもよい。
実施の形態において、キャパシタ充電装置210は、発光素子212を駆動する場合について説明したが、これには限定されず、その他の高電圧を必要とするさまざまな負荷回路を駆動することができる。
また、本実施の形態において、ハイレベル、ローレベルの論理値の設定は一例であって、インバータなどによって適宜反転させることにより自由に変更することが可能である。
実施の形態に係る発光装置を搭載した電子機器の構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る発光装置の構成を示す回路図である。 図2のドライバ回路の構成を示す回路図である。 図2のキャパシタ充電装置の動作を示すタイムチャートである。 図5(a)〜(c)は、スイッチングトランジスタに供給されるベース電流と、1次電流を示すタイムチャートである。
符号の説明
10 トランス、 12 1次コイル、 14 2次コイル、 Tr1 スイッチングトランジスタ、 D1 整流用ダイオード、 C1 出力キャパシタ、 30 1次電流検出回路、 R1 検出抵抗、 32 コンパレータ、 34 オフ時間設定回路、 36 ドライバ回路、 38 電流生成部、 39 スイッチ回路、 40 スイッチング制御部、 100 制御回路、 104 充電電流制御端子、 200 発光装置、 210 キャパシタ充電装置、 212 発光素子、 300 電子機器、 Ic1 1次電流、 Ic2 2次電流、 Vadj 電流調節信号。

Claims (13)

  1. トランスおよび前記トランスの2次コイルに流れる電流によって充電される出力キャパシタを含み、前記トランスの1次コイルの経路上に設けられたスイッチングトランジスタをスイッチング制御することにより、前記出力キャパシタを充電するキャパシタ充電装置の制御回路であって、
    前記トランスの1次コイルに流れる1次電流を検出する1次電流検出回路と、
    少なくとも前記1次電流検出回路により検出された前記1次電流をモニタし、当該1次電流が、所定のピーク電流値に達するまでの間、前記スイッチングトランジスタにオンを指示し、その後、あるオフ時間の間、前記スイッチングトランジスタにオフを指示するスイッチング信号を、前記スイッチングトランジスタの制御端子に出力するスイッチング制御部と、
    を備え、
    前記スイッチング制御部は、前記所定のピーク電流値に応じて、前記スイッチングトランジスタの制御端子に出力する前記スイッチング信号を調節することを特徴とする制御回路。
  2. 前記スイッチングトランジスタはバイポーラトランジスタであって、
    前記スイッチング制御部は、前記バイポーラトランジスタのベースに対して前記スイッチング信号として出力するベース電流の電流値を、前記所定のピーク電流値に応じて調節することを特徴とする請求項1に記載の制御回路。
  3. 前記スイッチング制御部は、前記所定のピーク電流値が大きいほど、前記ベース電流の電流値を大きく設定することを特徴とする請求項2に記載の制御回路。
  4. 前記スイッチング制御部は、前記ベース電流の電流値を前記所定のピーク電流値に比例するように設定することを特徴とする請求項3に記載の制御回路。
  5. 前記スイッチング制御部は、
    前記所定のピーク電流値を指示する電流調節信号を受け、当該電流調節信号に応じた電流を生成する電流生成部を含み、
    前記スイッチングトランジスタがオンすべき期間に、前記電流生成部により生成された電流を、前記スイッチングトランジスタのベースにスイッチング信号として供給することを特徴とする請求項2に記載の制御回路。
  6. 前記電流調節信号は、本制御回路に設けられた充電電流制御端子に、外部から入力されることを特徴とする請求項5に記載の制御回路。
  7. トランスおよび前記トランスの2次コイルに流れる電流によって充電される出力キャパシタを含み、前記トランスの1次コイルの経路上に設けられたスイッチングトランジスタをスイッチング制御することにより、前記出力キャパシタを充電するキャパシタ充電装置の制御回路であって、
    前記出力キャパシタに対する充電電流の大きさに応じた電流を生成する電流生成部と、
    前記スイッチングトランジスタがオンすべき期間に、前記電流生成部により生成された電流を、前記スイッチングトランジスタであるバイポーラトランジスタのベース電流として供給するドライバ回路と、
    を備えることを特徴とする制御回路。
  8. 前記電流生成部は、前記充電電流のピーク値に応じて、前記ベース電流の電流値を設定することを特徴とする請求項7に記載の制御回路。
  9. 1つの半導体基板上に一体集積化されたことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の制御回路。
  10. 1次コイルおよび2次コイルを含み、1次コイルの一端に入力電圧が印加され、他端にスイッチングトランジスタが接続されたトランスと、
    一端が接地された出力キャパシタと、
    アノードが前記トランスの2次コイル側に接続され、カソードが前記出力キャパシタの他端側に接続されたダイオードと、
    前記スイッチングトランジスタのオンオフを制御する請求項1から9のいずれかに記載の制御回路と、
    を備えることを特徴とするキャパシタ充電装置。
  11. 請求項10に記載のキャパシタ充電装置と、
    前記キャパシタ充電装置の出力キャパシタに現れる出力電圧により駆動される発光素子と、
    を備えることを特徴とする発光装置。
  12. 請求項11に記載の発光装置と、
    前記発光装置の発光状態を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  13. トランスおよび前記トランスの2次コイルに流れる電流によって充電される出力キャパシタを含み、前記トランスの1次コイルの経路上に設けられたスイッチングトランジスタをスイッチング制御することにより前記出力キャパシタを充電するキャパシタ充電装置の制御方法であって、
    前記トランスの1次コイルに流れる1次電流を検出するステップと、
    検出された前記1次電流にもとづき、当該1次電流が、所定のピーク電流値に達するまでの間、前記スイッチングトランジスタにオンを指示し、その後、あるオフ時間の間、前記スイッチングトランジスタにオフを指示するスイッチング信号を、前記スイッチングトランジスタの制御端子に出力するステップと、
    前記所定のピーク電流値に応じて、前記スイッチングトランジスタの制御端子に出力する前記スイッチング信号を調節するステップと、
    を備えることを特徴とする制御方法。
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