JP2002196402A - 発光装置およびカメラ - Google Patents

発光装置およびカメラ

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JP2002196402A
JP2002196402A JP2000396210A JP2000396210A JP2002196402A JP 2002196402 A JP2002196402 A JP 2002196402A JP 2000396210 A JP2000396210 A JP 2000396210A JP 2000396210 A JP2000396210 A JP 2000396210A JP 2002196402 A JP2002196402 A JP 2002196402A
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voltage
circuit
switch element
capacitor
light emitting
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Yukio Otaka
幸夫 尾高
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光装置の充電回路におけるスイッチ素子の
ブレイクダウンを防止するために設けられた過電圧吸収
回路の作動によりエネルギーロスが生ずる。 【解決手段】 発光のための電荷を蓄える主コンデンサ
17を有し、スイッチ素子11の導通状態から非導通状
態への動作に応じて電源電圧を発振トランス10により
昇圧し、フライバック方式により主コンデンサを充電す
る発光装置において、発振トランスに対してスイッチ素
子と並列に接続された電圧吸収コンデンサ5を含むスナ
バ回路等の過電圧吸収回路を有している場合に、非導通
状態にあるスイッチ素子に、このスイッチ素子の耐電圧
以下の所定値を超える電圧が印加されたときには過電圧
吸収回路を作動させ、上記所定値以下の電圧が印加され
たときには過電圧吸収回路を不作動とする選択回路6,
7,8,9を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ等に備えら
れる発光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のカメラでは、電子閃光装置等の発
光装置が組み込まれているものが一般化している。ま
た、発光装置における主コンデンサの充電に使用される
DC/DCコンバータも、フォワード方式のコンバータ
以外に、フライバック方式のコンバータも増えている。
これはカメラの小型化に伴い、容量の小さな電池を採用
することで、フォワード方式より効率良く主コンデンサ
の充電を行うことができるフライバック方式が注目され
ていることによるものである。
【0003】ここで、図9を用いて従来のフライバック
方式のコンバータ回路を説明する。201は電源電池、
202は電源コンデンサ、203は抵抗である。205
は電圧吸収コンデンサ、210は発振トランス、211
はスイッチ素子である。このスイッチ素子211に対し
ては、抵抗203および電圧吸収コンデンサ205の直
列回路が並列に接続されており、スイッチ素子211は
発振トランス210の一次巻線Pに接続されている。
【0004】212は抵抗であり、スイッチ素子211
の制御端子のプルダウン抵抗として接続されている。
【0005】213は高圧整流用ダイオード、214電
圧検出回路、215はトリガー回路、216は放電管、
217は主コンデンサである。高圧整流ダイオード21
3は発振トランス210のニ次巻線Sと主コンデンサ2
17のプラス電極との間に接続され、電圧検出回路21
4、トリガ回路215および放電管216は主コンデン
サ217と並列に挿入されている。
【0006】a〜dはカメラ制御回路218との接続ラ
インであり、ラインaはスイッチ素子211の制御端子
に接続されている。ラインbは電圧検出回路14の電圧
検出駆動信号ラインであり、電圧検出回路214の出力
信号はラインcを介してカメラ制御回路218に入力さ
れ、カメラ制御回路218に主コンデンサ217の充電
電圧を検出させる。また、ラインdは放電管216を発
光させるためのトリガー回路215を作動させる起動信
号を与えるラインである。
【0007】このように構成される回路において、カメ
ラ制御回路218からラインaを介してスイッチ素子2
11の制御端子に所定周波数の発振信号が与えられる。
また、ラインbにHighレベルの信号が与えられる
と、カメラ制御回路218は、電圧検出回路214を通
じて主コンデンサ217の充電電圧をラインcを介して
検出可能となる。
【0008】スイッチ素子211はラインaを介してH
ighレベル信号が与えられると導通状態となり、これ
により電池201から発振トランス210の一次巻線P
を介して電流が流れると同時に電圧吸収コンデンサ20
5の充電電荷も抵抗203およびスイッチ素子211を
介して放電される。
【0009】この抵抗203とコンデンサ205は、ス
イッチ素子211に急激な電圧性ノイズが印加されるこ
とを防止するためのスナバ回路を構成している。
【0010】そして、ラインaがLowレベルとなる
と、スイッチ素子211は導通状態(オン)から非導通
状態(オフ)となり、発振トランス210の一次巻線に
流れていた電流が急激に減少し、発振トランス210の
二次巻線Sに生じた電流が整流ダイオード213を介し
て主コンデンサ217に供給され、充電が行われる。
【0011】このとき、スイッチ素子211には、発振
トランス210の洩れ磁束などの影響により、図5の5
−4および図6の6−1に示すような減衰振動状のスパ
イクノイズが発生し、これによってスイッチ素子211
に最大定格を超える電圧(耐電圧)が印加されるとスイ
ッチ素子211がブレイクダウンする場合がある。
【0012】このような現象を防止するために、スパイ
クノイズを図6の6−2に示すように抵抗203および
電圧吸収コンデンサ205からなるスナバ回路によって
吸収し、スイッチ素子211に過電圧が印加されないよ
うにしている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このス
ナバ回路では、スイッチ素子211に印加される電圧を
抵抗203を介して電圧吸収コンデンサ205に印加し
てこれを充電させ、スイッチ素子211がオンすると、
抵抗203を介してスイッチ素子211に電圧吸収コン
デンサ205の充電電荷を放電する構成になっている。
このため、このような電圧吸収コンデンサ205の充電
電荷の放電がスイッチ素子211のオンからオフへの切
り換わりごとに行われることになり、電圧吸収コンデン
サ205の充放電される電荷分がすべてエネルギーロス
となってしまう欠点がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解消するた
めに、本発明では、発光のための電荷を蓄える主コンデ
ンサを有し、スイッチ素子の導通状態から非導通状態へ
の動作に応じて電源電圧を発振トランスにより昇圧し、
フライバック方式により前記主コンデンサを充電する発
光装置において、発振トランスに対してスイッチ素子と
並列に接続された電圧吸収コンデンサを含むスナバ回路
等の過電圧吸収回路を有している場合に、非導通状態に
あるスイッチ素子に、このスイッチ素子の耐電圧以下の
所定値を超える電圧が印加されたときには過電圧吸収回
路を作動させ、上記所定値以下の電圧が印加されたとき
には過電圧吸収回路を不作動とする選択回路を設けてい
る。
【0015】具体的には、例えば、上記選択回路とし
て、非導通状態にあるスイッチ素子に上記所定値を超え
る電圧が印加されたときに発振トランス側から過電圧吸
収回路に電荷を供給し、非導通状態にあるスイッチ素子
に上記所定値以下の電圧が印加されたときに発振トラン
ス側から過電圧吸収回路への電荷供給を停止させる半導
体素子を有する回路を用いている。
【0016】すなわち、過電圧吸収回路の作動(電圧吸
収コンデンサの充電および電荷放電を、スイッチ素子に
その耐電圧以下の所定値を超える電圧が印加されるまで
は行わないようにすることで、スイッチ素子が非導通状
態となるごとに過電圧吸収回路が作動することを回避
し、過電圧吸収回路が作動することによるエネルギーロ
スを低減させるようにしている。
【0017】なお、スイッチ素子の導通・非導通動作を
制御するスイッチ制御部を含む制御回路と、この制御回
路に電源を供給する給電回路とを有する場合に、電圧吸
収コンデンサに蓄えられた電荷を放電により上記給電回
路に供給される構成として、従来無駄になっていた電圧
吸収コンデンサの放電電荷をバックアップ電源として有
効利用し、発光装置の発光動作中等の高負荷時でも安定
的に制御回路への給電を行うことができるようにしても
よい。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1には、本発
明の第1実施形態である電子閃光装置(発光装置)の回
路構成を示している。この電子閃光装置は、不図示のフ
ィルムカメラに内蔵又は外付けされるものである。ま
た、図2には、上記電子閃光装置を制御するカメラ制御
回路の構成を示している。
【0019】まず、図1を用いて電子閃光装置の回路構
成を説明する。1は電源電池、2は電源コンデンサ、3
は抵抗である。4は抵抗、5は電圧吸収コンデンサであ
り、抵抗3および抵抗4の直列回路の中点から抵抗4に
並列に接続されている。また、電圧吸収コンデンサ5
は、後述する発振トランス10に対してスイッチ素子1
1と並列に接続されている。なお、抵抗3と電圧吸収コ
ンデンサ5とにより請求の範囲にいう過電圧吸収回路が
構成される。
【0020】6は抵抗であり、7は定電圧素子である。
8はトランジスタ(半導体素子)であり、9は抵抗であ
る。抵抗3,4の直列回路はトランジスタ8のコレクタ
に接続され、抵抗9はトランジスタ8のベース=エミッ
タ間に接続されている。なお、これら抵抗6、定電圧素
子7、トランジスタ8および抵抗9により、請求の範囲
にいう選択回路が構成される。
【0021】10は発振トランス、11はスイッチ素
子、12は抵抗である。この抵抗12は、スイッチ素子
11の制御端子のプルダウン抵抗として接続されてい
る。
【0022】13は高圧整流用ダイオード、14は電圧
検出回路、15はトリガー回路、16は放電管、17は
主コンデンサである。高圧整流ダイオード13は発振ト
ランスのニ次巻線Sと主コンデンサ17のプラス電極と
の間に接続されており、電圧検出回路14、トリガ回路
15および放電管16は主コンデンサ17と並列に挿入
されている。
【0023】a〜dはカメラ制御回路18との接続ライ
ンであり、ラインaはスイッチ素子11の制御端子に接
続されている。ラインbは電圧検出回路14の電圧検出
駆動信号ラインであり、電圧検出回路14の出力信号は
ラインcを介してカメラ制御回路18に入力され、カメ
ラ制御回路18に主コンデンサの充電電圧を検出させ
る。また、ラインdは放電管16を発光させるためのト
リガー回路15を作動させる起動信号を与えるラインで
ある。
【0024】このように構成される回路において、カメ
ラ制御回路18からラインaを介してスイッチ素子11
の制御端子に所定周波数の発振信号が与えられる。ま
た、ラインbにHighレベルの信号が与えられると、
カメラ制御回路18は、電圧検出回路14を通じて主コ
ンデンサ17の充電電圧をラインcを介して検出可能と
なる。
【0025】カメラ制御回路18の構成について図2を
用いて説明する。140は図1の電子閃光装置であり、
図中の破線の枠で囲んだブロック125は、マイクロコ
ンピュータ(以下、マイコンという)からなるカメラ制
御ブロックである。
【0026】120は定電圧回路ブロックである。この
定電圧回路ブロック120は、カメラ制御ブロック12
5によりVCCEN端子を介して制御され、各回路ブロ
ックに電源であるVCCを供給する。
【0027】121はスイッチ検知回路ブロックであ
り、電池1又はVcc電源により作動して各スイッチの状
態や変化などをSWDラインを介してカメラ制御ブロッ
ク125へ伝達する。
【0028】122は温度検出回路ブロックであり、T
HENラインをイネーブルし、温度データをTHDライ
ンを介してカメラ制御ブロック125へ与える。
【0029】123はフィルム感度および駒数などの情
報を得るフィルム感度検出ブロックであり、FIMEN
ラインをイネーブルし、フィルム情報をFIMDライン
を介してカメラ制御ブロック125へ与える。
【0030】124はバッテリーチェック回路であり、
カメラ制御ブロック125からBATCKラインを介し
て供給される信号により起動し、電池1の残容量が撮影
のために充分か否かをチェックするために、BATDラ
インを通じて必要なデータをカメラ制御ブロック125
へ与える。
【0031】126はシャッター駆動回路であり、SH
DRVラインを通じてシャッターを駆動制御する。
【0032】127は測距回路ブロックであり、カメラ
制御ブロック125からAFENラインを介して与えら
れたイネーブル信号に応じて、被写体までの距離データ
をAFDラインを介してカメラ制御ブロック125に与
える。
【0033】128は測光回路ブロックであり、カメラ
制御ブロック125からAEENラインを介して与えら
れたイネーブル信号により被写体の輝度を測定し、この
輝度信号をAEDラインを介してカメラ制御ブロック1
25に与える。
【0034】129は表示ブロックであり、例えばLC
Dに、撮影条件その他の必要な情報を表示させる。
【0035】130は撮影レンズを駆動するためのレン
ズ駆動回路であり、LNZDRVラインを制御して撮影
レンズを駆動する。131はフィルムを給送するための
フィルム駆動回路であり、カメラ制御ブロック125か
らFILMDRVラインを通じて与えられた信号に応じ
て作動し、フィルムの給送駆動を制御する。
【0036】次に、図3のフローチャートを用いて、カ
メラ制御回路18および電子発光装置等の動作を説明す
る。なお、ここでは、カメラ制御回路18側の電源はす
でに投入された状態であり、この状態ではカメラ制御ブ
ロック125のマイコンは低消費モードとなっていて動
作が停止しているものとして説明を行う。
【0037】スイッチ検知回路ブロック121内の電源
スイッチが投入されると、マイコンのカメラ制御ブロッ
ク125が作動を開始する。制御ブロック125は低電
圧回路ブロック120にVCCENラインを介して信号
を与え、これにより低電圧ブロック120は、例えば電
源電池を昇圧または降圧した定電圧の電源であるVcc
を各回路ブロックに供給する。
【0038】ここで、カメラ制御ブロック125は、マ
イコンに必要な初期設定を行う(S1)。
【0039】次に、カメラ制御ブロック125(マイコ
ン)は、スイッチ検知回路ブロック121の情報により
撮影に必要な情報を確認する。ここで、撮影準備を行う
ための不図示のレリーズボタンの半押し操作(SW1が
ON)により発生する第1ストローク信号を待ち(S
3)、第1ストローク信号が発生すると、所定のカウン
タを初期状態にセットし(S4)、さらに図2のバッテ
リーチェック回路ブロック124を駆動させ(S5)、
カメラの撮影に必要な電源状態にあるか無いかを判断す
る(S6)。電源状態が充分で無い場合はS2に戻り、
電源が充分と判断するとAFENラインに信号を与え、
測距回路ブロック127を作動させて被写体までの距離
を測定する(S7)。なお、この測距情報はAFDライ
ンを介してカメラ制御ブロック125に与えられる。ま
た、ここでの処理は、被写体距離を直接測定するのでは
なく、撮影レンズを通して得られる被写体像のデフォー
カス量を求め、撮影レンズの合焦駆動に必要な情報を演
算するようにしてもよい。
【0040】続いて、カメラ制御ブロック125は、A
EENラインを介して測光回路128に信号を送ること
で被写体の輝度を測定させる。この情報は、AEDライ
ンを介してカメラ制御ブロック125に与えられる(S
8)。
【0041】そして、カメラ制御ブロック125は、こ
の輝度データから被写体輝度が所定輝度より高いか低い
かを判定し(S9)、輝度が低い場合には、S10のフ
ラッシュモードに進む。
【0042】ここで、S10のフラッシュモードの動作
について、図4に示すフローチャートを用いて説明す
る。まず、カメラ制御ブロック125は、充電時間が長
くなった場合に充電を打ち切るためのタイマーである充
電タイマーとして、例えば10〜15秒程度の時間であ
るタイマーをセットする(S101)。そして、充電を
開始するため、カメラ制御ブロック125は、ラインa
を介してスイッチ素子11の制御電極に所定の周波数の
発振信号を与え、ラインbをHighレベルとして電圧
検出回路14を作動させる。これにより、カメラ制御ブ
ロック125は主コンデンサ17の充電電圧をラインc
を介して検出する。
【0043】スイッチ素子11は、図5に5−1で示さ
れるように、ラインaを通じてHighレベルの信号が
与えられることにより導通状態となる。これにより、電
池1から発振トランス10の一次巻線Pに、図5の5−
2に示すような一次電流が流れる。
【0044】ラインaがLowレベルになると、スイッ
チ素子11は導通状態から非導通状態となる。このた
め、発振トランス10の一次巻線Pに流ていた電流が急
激に減少し、これにより発振トランス10の二次巻線S
から整流ダイオード13を介し図5の5−3に示す二次
電流が主コンデンサ17に供給され、主コンデンサ17
が充電される(S102)。
【0045】このとき、図5の5−4に示すようなスパ
イクノイズが発生してスイッチ素子11に最大定格(耐
電圧)を超える過電圧が印加され、スイッチ素子11が
ブレイクダウンするのを防止するため、本実施形態で
は、スイッチ素子11に印加される電圧が定電圧素子7
とトランジスタ8のベース=エミッタ間の動作電圧(約
0.7V)との和の電圧Vonに達すると、トランジス
タ8のベース電流が抵抗6を介して流れ、同時にトラン
ジスタ8のコレクタとエミッタおよび抵抗3を介して電
圧吸収コンデンサ5が充電されるようになっている。
【0046】電圧吸収コンデンサ5に充電された電荷
は、スイッチ素子11に印加される電圧がVon以下と
なった時に抵抗4を介して放電される。ここで、Von
電圧をスイッチ素子11の耐電圧以下に抑えることで、
図6の6−3に示すようにVonの電圧以下では電圧吸
収コンデンサ5による電荷の吸収(充電)がなく、Vo
nの電圧を超えるときにはスナバ回路として電圧ノイズ
が吸収され、スイッチ素子11に過電圧が印加されな
い。
【0047】このようにして主コンデンサ17の充電が
行われ、主コンデンサ17の電圧が所定の充電完了電圧
に達しているか否かを判別し(S103)、達していな
ければS104に進み、充電が完了すればS105に進
む。
【0048】S104では、充電タイマーのカウントア
ップ前であればS103に戻り、カウントアップしてい
ればS108に進む。充電タイマーのカウントアップ以
前に充電が完了すると、充電が完了したこと示す充完フ
ラグを立てて(S105)、S106に進む。
【0049】S106では、充電を停止するために、ラ
インaおよびラインbをLowレベルとし、充電タイマ
ーを停止させる(S107)。また、S104で充電が
完了する以前に充電タイマーがカウントアップすると、
充電が完了しないことを示すNGフラグを立てて(S1
08)、S106へ進み、ラインaおよびラインbをL
owレベルとして充電を停止させ、充電タイマーを停止
させて(S107)、メインのルーチンである図3の
に戻る。
【0050】こうしてフラッシュモードシーケンスを抜
けると、フラッシュモードシーケンスのS105,S1
08でのフラグを確認し、NGフラグを確認した場合は
S2に戻り、充完フラグを確認した場合はS12へ進む
(S11)。
【0051】次に、不図示のレリーズスイッチの第1ス
トローク操作状態から、レリーズスイッチの第2ストロ
ーク操作(全押し操作;SW2 ON)による信号が入
力されるのを待つ(S12,S13)。
【0052】ここで第1ストロ−ク操作が解除されると
S2に戻り(S12)、また、第2ストローク操作信号
の入力があれば、S7での測距データに基づきレンズ駆
動回路ブロック130を制御して撮影レンズの合焦のた
めの焦点調整を行う(S14)。
【0053】さらに、カメラ制御ブロック125は、S
8で得られた被写体輝度とフィルム感度データ等の条件
に応じて、シャッター開口をシャッター駆動回路ブロッ
ク126を介して制御するとともに、輝度が低く電子閃
光装置が必要な場合には測距データとフィルム感度によ
り適正絞り値のもとでシャッター制御を行い、電子閃光
装置を発光させる(S15)。
【0054】電子閃光装置の発光は、図1のラインdに
Highレベル信号を与えて行う。ラインdにHigh
レベル信号が与えられると、トリガー回路ブロック15
の出力に高圧のパルス電圧が発生し、この電圧が放電管
16のトリガー電極に与えられる。これにより、放電管
16が励起され、放電管16りインピーダンスが一気に
低下し、主コンデンサ17の充電エネルギーが放電され
て光エネルギーに変換され、被写体を照明する。なお、
電子閃光装置を使用した場合、フラッシュフラグFAL
に1がセットされる。
【0055】シャッター駆動回路ブロック126により
シャッターが閉成されると、レンズ駆動回路ブロック1
30を制御し焦点位置にあったレンズを初期位置に戻す
(S16)。そして、撮影の終了したフィルムをフィル
ム駆動回路ブロック130を制御して1駒分巻き上げる
(S17)。
【0056】次に、電子閃光装置を使用したことを示す
フラッシュフラグFALに“1”が立っているか否かを
確認する(S18)。ここでフラグ“1”が立っている
ときはフラッシュモードに入り、S10での動作と同様
に動作して主コンデンサ17の充電を行ない、その後一
連のシーケンスを終了する。なお、電子閃光装置を使用
しない場合にはS2に戻り、一連のシーケンスを終了す
る。
【0057】ここで、主コンデンサ17の昇圧時にスイ
ッチ素子11に印加されるサージ電圧について図6を用
いて説明する。図6において、6−1はサージ電圧を吸
収する回路が無い場合の波形であり、充電回路中のイン
ダクタンスや発振トランスのリーケージインダクタンス
等の影響によりピーク電圧の高い減衰振動波形が加わっ
ている。
【0058】また、6−2は従来のスナバ回路を有する
場合でのサージ電圧の吸収波形を示しており、さらに6
−3は本実施形態でのサージ電圧の吸収波形を示すもの
である。
【0059】6−1の波形(電圧Vs)は、発振トラン
ス10の一次に対する二次の巻線比をnとし、主コンデ
ンサ電圧をVcmとしたときに、 Vs=Vcm/n で示される電圧に、前述の減衰振動波形が重畳した波形
となっている。
【0060】スイッチ素子11には、Vsと電池1の電
圧の和が印加される。ここで、一次電流がほぼ一定の電
流値で遮断されるため、減衰振動波形の大きさはほぼ一
定であるが、主コンデンサ17の充電によりVs電圧が
上昇するため、スイッチ素子11に印加されるピーク電
圧は増加することとなる。
【0061】この電圧をスイッチ素子の耐電圧以下に小
さくするためには、発振トランスの巻線比を上げてVs
を減少させることも考えられるが、これでは二次のイン
ダクタンスが増加して二次電流の放出時間も増加するた
め、主コンデンサ17の充電時間が延びてしまう欠点が
ある。
【0062】また、従来のように単にスナバ回路を使用
しただけでは、スイッチ素子の耐圧以下の電圧も吸収し
て放電を繰り返すため、充電ロスが大きくなる。
【0063】このため、本実施形態では、スイッチ素子
11に、このスイッチ素子11の耐電圧以下の所定電圧
Vonを超える電圧が発生したときに限りサージ電圧吸
収を行なうため、単なるスナバ回路を用いた場合のよう
な充電を行う(スイッチ素子11がオフする)ごとに発
生する充電ロスを防止でき、効率良く主コンデンサ17
の充電を行うことができる。
【0064】(第2実施形態)図7には、本発明の第2
実施形態である電子閃光装置の回路構成を示している。
なお、この回路において第1実施形態と共通する構成要
素や接続ライン等には第1実施形態と同符号を付して説
明に代える。
【0065】図7において、19,20は整流用ダイオ
ード、21はコンデンサ、22は給電回路である定電圧
レギュレータ回路である。この定電圧レギュレータ回路
22の出力はカメラ制御回路18への定電圧電源の一部
に使用される。
【0066】第1実施形態では、抵抗4が電圧吸収コン
デンサ5に並列に接続されていたのに対して、本実施形
態では、抵抗4は整流用ダイオード19を介してコンデ
ンサ21に接続されている。
【0067】さらに、コンデンサ21には、電池1が整
流用ダイオード20を介して接続されている。このコン
デンサ21は、定電圧レギュレータ回路22の入力電源
として接続されている。
【0068】つまり、電圧吸収コンデンサ5から抵抗4
を通じて放電された電荷は、コンデンサ21を介して定
電圧レギュレータ回路22に入力され、定電圧電源の一
部としてカメラ制御回路18内の各回路ブロックに供給
される。
【0069】本実施形態の電子閃光装置を備えたカメラ
の動作のうちフラッシュモードシーケンスは第1実施形
態(図4)と同様である。以下、図4を参照しながら本
実施形態のカメラ動作を説明する。
【0070】まず、カメラ制御回路18(図2でのカメ
ラ制御ブロック125)は、充電時間が長くなった場合
に充電を打ち切るためのタイマーである充電タイマーを
セットし(S101)、充電を開始するためにラインa
を介してスイッチ素子11の制御電極に所定周波数の発
振信号を与え、ラインbをHighレベルとして電圧検
出回路14を作動させ、主コンデンサ17の充電電圧を
ラインcを介して検出する。
【0071】スイッチ素子11は、図5の5−1で示さ
れるように、ラインaを介してHighレベルの信号が
与えられることにより導通状態となり、これにより電池
1から発振トランス10の一次巻線Pに、図5の5−2
に示すように一次電流が流れる。
【0072】ラインaがLowレベルとなると、スイッ
チ素子11は導通状態から非導通状態となる。このため
発振トランス10の一次巻線に流ていた電流が急激に減
少しし、発振トランス10の二次巻線Sから整流ダイオ
ード13を介して、図5の5−3に示す二次電流が主コ
ンデンサ17に供給され、主コンデンサ17が充電され
る(S102)。
【0073】ここで、スイッチ素子11に印加される電
圧が、定電圧素子7とトランジスタ8のベース=エミッ
タ間の動作電圧(約0.7V)との和の電圧Vonに達
すると、トランジスタ8のベース電流が抵抗6を介して
流れる。また、同時にトランジスタ8のコレクタとエミ
ッタおよび抵抗3を介して電圧吸収コンデンサ5の充電
(電荷吸収)が行われる。
【0074】このとき、スイッチ素子11には、図6の
6−3に示すような波形が印加されるが、Vonが耐電
圧以下であるため不都合はない。
【0075】電圧吸収コンデンサ5に充電された電荷
は、抵抗4およびダイオード19を介してコンデンサ2
1に放電される。なお、電池1からはダイドード20を
介して同様にコンデンサ21に電荷が与えられる。
【0076】コンデンサ21はレギュレータ回路22の
入力電源となっており、レギュレータ回路22によって
定電圧化された出力電圧が、図2の各回路ブロックの電
源として与えられる。
【0077】ここで、Von電圧をスイッチ素子11の
耐電圧以下に抑えることで、図6の6−3に示すよう
に、Vonの電圧以下では電荷の吸収がなく、Vonの
電圧を超えるときにはスナバ回路として電圧ノイズは吸
収されてスイッチ素子11に過電圧が印加されない。ス
イッチ素子11の導通・非導通が行われ主コンデンサ1
7の充電が行われる(S102)。
【0078】このように主コンデンサ17の充電が行わ
れ、主コンデンサ17の充電電圧が所定の充電完了電圧
に達していなければS104に進み、充電が完了すれば
S105に進む(S103)。
【0079】S104では、充電タイマーのカウントア
ップ前であればS103に戻り、カウントアップしてい
ればS108に進む。
【0080】充電タイマーのカウントアップ以前に充電
が完了すると、充電が完了したことを示す充完フラグを
立てて(S105)、S106に進む。
【0081】S106では、充電を停止させるために、
ラインaおよびラインbをLowレベルとし、充電タイ
マーを停止させる(S107)。
【0082】また、S104で、充電完了前に充電タイ
マーがカウントアップすると、充電が完了しないことを
示すNGフラグを立てて(S108)、S106へ進
み、ラインaおよびラインbをLowレベルとして充電
を停止させ、充電タイマーを停止させて(S107)、
メインのルーチンである図3のに戻り、フラッシュモ
ードシーケンスを終了する。
【0083】本実施形態では、スイッチ素子11に、そ
の耐電圧以下の所定電圧Vonを超える電圧が印加され
たときに限りその吸収を行なうため、単なるスナバ回路
のように低い印加電圧時から充電を行う(スイッチ素子
11がオフする)ごとの充電ロスを防止することがで
き、効率良く主コンデンサ17の充電を行うことができ
る。しかも、電圧吸収コンデンサ5からの放電電流は、
定電圧レギュレータ回路22への入力電源であるコンデ
ンサ21にバックアップ電流として与えられるため、電
子閃光装置の作動中でも定電圧出力を安定的に得ること
ができる。
【0084】(第3実施形態)図8には、本発明の第3
実施形態である電子閃光装置の回路構成を示している。
なお、この回路において第1および第2実施形態と共通
する構成要素や接続ライン等にはこれら実施形態と同符
号を付して説明に代える。
【0085】上記第2実施形態では、給電回路としてレ
ギュレータ回路22を用いたのに対し、本実施形態で
は、昇圧回路を含むDC/DCコンバータ23を給電回
路として用い、このDC/DCコンバータ23の出力が
カメラ制御回路18への電源の一部に使用されるように
構成されている。また、コンデンサ21は、DC/DC
コンバータ23の入力電源として接続されている。
【0086】つまり、電圧吸収コンデンサ5から抵抗4
を通じて放電された電荷は、コンデンサ21を介してD
C/DCコンバータ23に入力され、定電圧電源の一部
としてカメラ制御回路18内の各回路ブロックに供給さ
れる。
【0087】本実施形態の電子閃光装置を備えたカメラ
の動作のうちフラッシュモードシーケンスは第1実施形
態(図4)と同様である。以下、図4を参照しながら本
実施形態のカメラ動作を説明する。
【0088】まず、カメラ制御回路18(図2でのカメ
ラ制御ブロック125)は、充電時間が長くなった場合
に充電を打ち切るためのタイマーである充電タイマーを
セットし(S101)、充電を開始するためにラインa
を介してスイッチ素子11の制御電極に所定周波数の発
振信号を与え、ラインbをHighレベルとして電圧検
出回路14を作動させ、主コンデンサ17の充電電圧を
ラインcを介して検出する。
【0089】スイッチ素子11は、図5の5−1で示さ
れるように、ラインaを介してHighレベルの信号が
与えられることにより導通状態となり、これにより電池
1から発振トランス10の一次巻線Pに、図5の5−2
に示すように一次電流が流れる。
【0090】ラインaがLowレベルとなると、スイッ
チ素子11は導通状態から非導通状態となる。このため
発振トランス10の一次巻線に流ていた電流が急激に減
少しし、発振トランス10の二次巻線Sから整流ダイオ
ード13を介して、図5の5−3に示す二次電流が主コ
ンデンサ17に供給され、主コンデンサ17が充電され
る(S102)。
【0091】ここで、スイッチ素子11に印加される電
圧が、定電圧素子7とトランジスタ8のベース=エミッ
タ間の動作電圧(約0.7V)との和の電圧Vonに達
すると、トランジスタ8のベース電流が抵抗6を介して
流れる。また、同時にトランジスタ8のコレクタとエミ
ッタおよび抵抗3を介して電圧吸収コンデンサ5の充電
(電荷吸収)が行われる。
【0092】このとき、スイッチ素子11には、図6の
6−3に示すような波形が印加されるが、Vonが耐電
圧以下であるため不都合はない。
【0093】電圧吸収コンデンサ5に充電された電荷
は、抵抗4およびダイオード19を介してコンデンサ2
1に放電される。なお、電池1からはダイドード20を
介して同様にコンデンサ21に電荷が与えられる。
【0094】コンデンサ21は定電圧回路を含むDC/
DCコンバータ23の入力電源となっており、DC/D
Cコンバータ23によって昇圧され、定電圧化された出
力電圧が、図2の各回路ブロックの電源として与えられ
る。
【0095】ここで、Von電圧をスイッチ素子11の
耐電圧以下に抑えることで、図6の6−3に示すよう
に、Vonの電圧以下では電荷の吸収がなく、Vonの
電圧を超えるときにはスナバ回路として電圧ノイズは吸
収されてスイッチ素子11に過電圧が印加されない。ス
イッチ素子11の導通・非導通が行われ主コンデンサ1
7の充電が行われる(S102)。
【0096】このように主コンデンサ17の充電が行わ
れ、主コンデンサ17の充電電圧が所定の充電完了電圧
に達していなければS104に進み、充電が完了すれば
S105に進む(S103)。
【0097】S104では、充電タイマーのカウントア
ップ前であればS103に戻り、カウントアップしてい
ればS108に進む。
【0098】充電タイマーのカウントアップ以前に充電
が完了すると、充電が完了したことを示す充完フラグを
立てて(S105)、S106に進む。
【0099】S106では、充電を停止させるために、
ラインaおよびラインbをLowレベルとし、充電タイ
マーを停止させる(S107)。
【0100】また、S104で、充電完了前に充電タイ
マーがカウントアップすると、充電が完了しないことを
示すNGフラグを立てて(S108)、S106へ進
み、ラインaおよびラインbをLowレベルとして充電
を停止させ、充電タイマーを停止させて(S107)、
メインのルーチンである図3のに戻り、フラッシュモ
ードシーケンスを終了する。
【0101】本実施形態では、スイッチ素子11に、そ
の耐電圧以下の所定電圧Vonを超える電圧が印加され
たときに限りその吸収を行なうため、単なるスナバ回路
のように低い印加電圧時から充電を行う(スイッチ素子
11がオフする)ごとの充電ロスを防止することがで
き、効率良く主コンデンサ17の充電を行うことができ
る。しかも、電圧吸収コンデンサ5からの放電電流は、
DC/DCコンバータ23への入力電源であるコンデン
サ21にバックアップ電流として与えられるため、電子
閃光装置の作動中でも定電圧出力を安定的に得ることが
できる。
【0102】なお、上記各実施形態では、フィルムカメ
ラに備えられる電子閃光装置(発光装置)について説明
したが、本発明の発光装置は、フィルムカメラ以外のカ
メラ(例えば、デジタルカメラ)の照明装置としても用
いることができる。
【0103】上記各実施形態では、電子閃光装置をカメ
ラ撮影のための照明装置として用いた場合について説明
したが、本発明の発光装置は他の用途、例えば光による
通信装置としても用いることが可能である。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
過電圧吸収回路の作動(電圧吸収コンデンサの充電およ
び電荷放電)を、スイッチ素子にその耐電圧以下の所定
値を超える電圧が印加されるまでは行わないようにして
いるので、スイッチ素子への印加電圧にかかわらずスイ
ッチ素子が非導通状態になるごとに過電圧吸収回路が作
動していた従来のものに比べて、過電圧吸収回路の作動
によるエネルギーロスを低減させることができる。
【0105】また、スイッチ素子の導通・非導通動作を
制御するスイッチ制御部を含む制御回路に電源を供給す
る給電回路を有し、電圧吸収コンデンサに蓄えられた電
荷を放電により上記給電回路に供給される構成とすれ
ば、従来無駄になっていた電圧吸収コンデンサの放電電
荷をバックアップ電源として有効利用し、発光装置の発
光動作中等の高負荷時でも安定的に制御回路への給電を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である電子閃光装置の回
路図である。
【図2】上記電子閃光装置を備えたカメラのブロック図
である。
【図3】上記カメラの動作を示すメインフローチャート
である。
【図4】上記カメラにおけるフラッシュモードシーケン
スの動作を示すフローチャートである。
【図5】電子閃光装置におけるスイッチ素子への制御端
子電圧、発振トランスの一次側電圧、主コンデンサへ供
給電圧およびスイッチ素子に印加されるスパイクノイズ
を示す波形図である。
【図6】スナバ回路がない場合、従来のスナバ回路があ
る場合および上記実施形態の回路構成を採用した場合の
スイッチ素子へ印加電圧の波形図である。
【図7】本発明の第2実施形態である電子閃光装置の回
路図である。
【図8】本発明の第3実施形態である電子閃光装置の回
路図である。
【図9】従来の電子閃光装置の回路図である。
【符号の説明】
1 電源電池 2 電源コンデンサ 3 抵抗 4 抵抗 5 電圧吸収コンデンサ 6 抵抗 8 トランジスタ 10 発振トランス 11 スイッチ素子 14 電圧検出回路 16 放電管 17 主コンデンサ 18 カメラ制御回路 21 コンデンサ 22 定電圧レギュレータ回路 23 DC/DCコンバータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光エネルギとしての電荷を蓄える主コ
    ンデンサを有し、スイッチ素子の導通状態から非導通状
    態への動作に応じて電源電圧を発振トランスにより昇圧
    し、フライバック方式により前記主コンデンサを充電す
    る発光装置であって、 前記発振トランスに対して前記スイッチ素子と並列に接
    続された電圧吸収コンデンサを含む過電圧吸収回路を有
    しており、 非導通状態にある前記スイッチ素子に、このスイッチ素
    子の耐電圧以下の所定値を超える電圧が印加されたとき
    には前記過電圧吸収回路を作動させ、前記所定値以下の
    電圧が印加されたときには前記過電圧吸収回路を不作動
    とする選択回路を有することを特徴とする発光装置。
  2. 【請求項2】 前記過電圧吸収回路は、前記電圧吸収コ
    ンデンサと、このコンデンサに直列接続された抵抗とに
    より構成されたスナバ回路であることを特徴とする請求
    項1に記載の発光装置。
  3. 【請求項3】 前記選択回路は、非導通状態にある前記
    スイッチ素子に前記所定値を超える電圧が印加されたと
    きに前記発振トランス側から前記過電圧吸収回路に電荷
    を供給し、非導通状態にある前記スイッチ素子に前記所
    定値以下の電圧が印加されたときに前記発振トランス側
    から前記過電圧吸収回路への電荷供給を停止させる半導
    体素子を有して構成されていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の発光装置。
  4. 【請求項4】 前記電圧吸収コンデンサに蓄えられた電
    荷が、抵抗により放電されることを特徴とする請求項1
    から3のいずれかに記載の発光装置。
  5. 【請求項5】 前記スイッチ素子の導通・非導通動作を
    制御するスイッチ制御部を含む制御回路と、この制御回
    路に電源を供給する給電回路とを有しており、 前記電圧吸収コンデンサに蓄えられた電荷が放電により
    前記給電回路に供給されることを特徴とする請求項1か
    ら4のいずれかに記載の発光装置。
  6. 【請求項6】 前記給電回路が、定電圧出力回路である
    ことを特徴とする請求項5に記載の発光装置。
  7. 【請求項7】 前記給電回路が、昇圧回路を有する定電
    圧出力回路であることを特徴とする請求項6に記載の発
    光装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれかに記載の発光
    装置を備えたことを特徴とするカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (3)

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