JP2001174882A - 閃光装置及びこれを備えたカメラ - Google Patents

閃光装置及びこれを備えたカメラ

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JP2001174882A JP35499499A JP35499499A JP2001174882A JP 2001174882 A JP2001174882 A JP 2001174882A JP 35499499 A JP35499499 A JP 35499499A JP 35499499 A JP35499499 A JP 35499499A JP 2001174882 A JP2001174882 A JP 2001174882A
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voltage
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B41/00Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
    • H05B41/14Circuit arrangements
    • H05B41/30Circuit arrangements in which the lamp is fed by pulses, e.g. flash lamp
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  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 主コンデンサの充電についての電池エネルギ
ーの使用効率の向上を図る。 【解決手段】 主コンデンサ21と、フライバック式昇
圧回路4,6,15とフォワード式昇圧回路11,1
2,15とを有し、いずれかの昇圧回路により電池電圧
を昇圧して主コンデンサ21を充電するための充電回路
と、主コンデンサ21の充電電荷を放電して閃光する閃
光放電管20と、主コンデンサ21の充電状態を検出す
る検出手段18と、検出手段18の検出結果に基づい
て、フライバック式昇圧回路とフォワード式昇圧回路の
いずれか一方が作動するように制御する制御手段22と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、閃光装置及びこれ
を備えたカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラでは、装置の小型化の一環
として、電子閃光装置が組み込まれた所謂ストロボ内蔵
型のものが一般化してきた。また、カメラの本体側につ
いては、従来の固定焦点タイプから、ズームレンズを備
えるズームカメラが一般化してきた。
【0003】これにより、最近のカメラは、長焦点側で
あるテレ側では遠距離にある被写体を拡大して撮影する
ことが可能となり、便利になった。反面、高倍率化が進
みテレ側のレンズの明るさを示すFNo.が大きくな
り、いわゆる暗いレンズとなり、閃光装置のエネルギー
の大型化に拍車をかけている状況にある。
【0004】このため、カメラに内蔵された閃光装置で
は、一回のフラッシュ撮影に必要なストロボ充電及び主
コンデンサの放電エネルギーが大きくなっており、一方
では、カメラの小型化の要請から、使用する電源電池に
関してより小型のものが求められているため、電池の容
量自体が少なくなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来よ
り閃光装置では、充電スピードを速くすることが優先さ
れており、電池電圧を昇圧して主コンデンサを充電する
ための充電回路として、フォワードコンバータ方式と
し、トランスの巻線比を上げて電源電池から大きなエネ
ルギーを引出すような回路構成が組まれているのが一般
的だった。
【0006】このような充電回路を備えた従来の閃光装
置では、電池のエネルギーの使用効率が悪いため、上述
した電池の小型化、充放電エネルギーの増大化の状況下
に対して、主コンデンサの充電についての電池エネルギ
ーの使用効率をより向上させることが求められていた。
【0007】本発明の目的は、主コンデンサの充電につ
いての電池エネルギーの使用効率の向上が図られた閃光
装置及びこれを備えたカメラを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る閃光装置の
第1の構成は、主コンデンサと、相互に特性の異なるフ
ライバック式昇圧回路とフォワード式昇圧回路とを有
し、いずれかの昇圧回路により電池電圧を昇圧して主コ
ンデンサを充電するための充電回路と、主コンデンサの
充電電荷を放電して閃光する閃光放電管と、主コンデン
サの充電状態を検出する検出手段と、検出手段の検出結
果に基づいて、フライバック式昇圧回路とフォワード式
昇圧回路のいずれか一方が作動するように制御する制御
手段とを備える。
【0009】本発明に係る閃光装置の第2の構成は、第
1の構成において、制御手段は、主コンデンサの充電開
始時にはフライバック式昇圧回路が作動し、主コンデン
サの充電状態の変化に応じてフォワード式昇圧回路が作
動するように前記充電回路を切換制御する。
【0010】本発明に係る閃光装置の第3の構成は、第
2の構成において、検出手段は、主コンデンサの充電電
圧を検出し、制御手段は、検出手段の検出結果に基づ
き、主コンデンサの充電電圧が所定の閾値を越えた場合
に、フォワード式昇圧回路が作動するように充電回路を
切換制御することを特徴とする。
【0011】本発明に係る閃光装置の第4の構成は、第
2又は3の構成において、検出手段は、主コンデンサの
充電状態から電池の状態を検出し、電池の状態により設
定される主コンデンサの充電電圧に関係する所定時間を
算出し、制御手段は、主コンデンサの充電開始時から検
出手段の算出した所定時間が経過した場合に、フォワー
ド式昇圧回路が作動するように充電回路を切換制御す
る。
【0012】本発明に係る閃光装置の第5の構成は、第
1乃至第4のいずれかの構成において、フライバック式
昇圧回路とフォワード式昇圧回路とが、それぞれ別個の
発振トランスを有して構成されたことを特徴とする。
【0013】本発明に係る閃光装置の第6の構成は、第
1乃至第4のいずれかの構成において、充電回路は、フ
ライバック式昇圧回路とフォワード式昇圧回路とが、共
通の発振トランスを有して構成されたことを特徴とす
る。
【0014】本発明に係る閃光装置の第7の構成は、第
1乃至第4のいずれかの構成において、充電回路は、フ
ライバック式昇圧回路とフォワード式昇圧回路とが、一
次巻線に中間電極が設けられた一つの発振トランスを有
して構成され、発振トランスは、一次巻線の中間電極が
電池の一方の極に接続されるとともに、一次巻線の両端
側が電池の他方の極に接続され、フライバック式昇圧回
路による昇圧時には一次巻線の一端側を、フォワード式
昇圧回路の昇圧時には一次巻線の他端側を介して、電池
の電流を断続的に流すように制御手段によって制御され
ることを特徴とする。
【0015】本発明に係る閃光装置の第8の構成は、第
6の構成において、充電回路は、発振トランスの一次巻
線に流す電流の方向を、フライバック式昇圧回路による
昇圧時と前記フォワード式昇圧回路による昇圧時とで異
なる方向に流すことを特徴とする。
【0016】本発明に係る閃光装置の第9の構成は、第
1乃至第4のいずれかの構成において、充電回路は、フ
ライバック式昇圧回路とフォワード式昇圧回路とが、二
次巻線に中間電極が設けられた一つの発振トランスを有
して構成され、発振トランスは、二次巻線の中間電極が
主コンデンサの一端側に接続されるとともに、二次巻線
の両端側が主コンデンサの他端側に接続され、フライバ
ック式昇圧回路による昇圧時には二次巻線の一端側を、
フォワード式昇圧回路の昇圧時には二次巻線の他端側を
介して主コンデンサに充電電流を流すことを特徴とす
る。
【0017】本発明に係る閃光装置の第10の構成は、
第6の構成において、充電回路は、発振トランスの二次
巻線から流れる主コンデンサの充電電流の方向を、フラ
イバック式昇圧回路の昇圧時とフォワード式昇圧回路の
昇圧時とで異なる方向に流すことを特徴とする。
【0018】本発明に係る閃光装置の第11の構成は、
電池電圧に対しての昇圧動作として、フライバック式及
びフォワード式の昇圧動作を行う充電回路と、該充電回
路により充電されるコンデンサとを備えた閃光装置にお
いて、昇圧動作を充電開始時はフライバック式で行わせ
る制御手段を設けたことを特徴とする。
【0019】本発明に係る閃光装置の第12の構成は、
電池電圧に対しての昇圧動作として、フライバック式及
びフォワード式の昇圧動作を行う充電回路と、充電回路
により充電されるコンデンサとを備えた閃光装置におい
て、昇圧動作をコンデンサが充電された充電電圧状態に
応じていずれか一方にセットする制御手段を設けたこと
を特徴とする。
【0020】本発明に係る閃光装置の第13の構成は、
第11の構成において、制御手段は、充電開始から所定
時間経過後にフォワード式に切換えることを特徴とす
る。
【0021】本発明に係る閃光装置の第14の構成は、
第12の構成において、制御手段は、コンデンサの充電
電圧が所定値よりも低い状態ではフライバック式をセッ
トすることを特徴とする。
【0022】本発明に係る閃光装置の第15の構成は、
第14の構成において、コンデンサの充電電圧が前記所
定値を超えた状態ではフォワード式をセットすることを
特徴とする。
【0023】本発明に係る閃光装置の第16の構成は、
電池電圧に対しての昇圧動作として、フライバック式及
びフォワード式の昇圧動作を行う充電回路と、充電回路
により充電されるコンデンサとを備えた閃光装置におい
て、フライバック式での電池より出力されるエネルギー
とコンデンサに充電されるエネルギーの比に関与する効
率と前記フォワード式での電池より出力されるエネルギ
ーとコンデンサに充電されるエネルギーの比に関与する
効率とが一致又は略一致する状態となったときに昇圧動
作をフライバック式からフォワード式に切換える制御手
段を設けたことを特徴とする。
【0024】本発明に係る閃光装置の第17の構成は、
第11乃至第16のいずれかの構成において、充電回路
は、フライバック式の昇圧トランスとフォワード式の昇
圧トランスとを独立して有することを特徴とする。
【0025】本発明に係る閃光装置の第18の構成は、
第11乃至第16のいずれかの構成において、充電回路
は、フライバック式の昇圧トランスとフォワード式の昇
圧トランスとを共通とすることを特徴とする。
【0026】本発明に係る閃光装置の第19の構成は、
第18の構成において、トランスの一次巻線に流れる電
流の方向を異なる方向にするスイッチ素子が設けられ、
電流の方向を切換えることでフライバック式とフォワー
ド式との切り替えを行うことを特徴とする。
【0027】本発明に係る閃光装置の第20の構成は、
第19の構成において、トランスの二次巻線の一方の端
子にアノードが接続され、カソードをコンデンサの一方
の端子に接続するダイオードが設けられたことを特徴と
する。
【0028】本発明に係る閃光装置の第21の構成は、
第18の構成において、トランスの二次巻線の一方の端
子をコンデンサの一方の端子に接続し、二次巻線の他方
の端子をコンデンサの他方の端子に接続する第1の状態
と、二次巻線の一方の端子をコンデンサの他方の端子に
接続し、二次巻線の他方の端子をコンデンサの一方の端
子に接続する第2の状態との間で切換える切り替え回路
が設けられ、該接続状態を切換えることでフライバック
式とフォワード式の切り替えを行うことを特徴とする。
【0029】本発明に係る閃光装置の第22の構成は、
第21の構成において、第1の状態で、トランスの二次
巻線の一方の端子とコンデンサの一方の端子との間に巻
線からコンデンサの方向に電流を流す方向に接続される
第1のダイオードと、第2の状態で、二次巻線の他方の
端子と前記コンデンサの一方の端子との間に巻線からコ
ンデンサの方向に電流を流す方向に接続される第2のダ
イオードとが設けられたことを特徴とする。
【0030】本発明に係るカメラは、第1乃至第22の
いずれかの構成の閃光装置を備えたことを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照しながら詳細に説明する。なお、以下の各実施の形態
では、本発明を所謂ストロボ内蔵型カメラに適用した例
について説明する。
【0032】(第1の実施の形態)図1にストロボ内蔵
型カメラのストロボ回路の第1の実施の形態の回路図を
示す。図2には、各実施の形態におけるストロボ回路を
制御するCPU及びカメラ本体側のブロック図を示す。
【0033】まず、図1を用いてストロボ回路の第1の
実施の形態の回路構成を説明する。図1において、1は
電源であるところの電池、2はコンデンサ、3は抵抗で
ある。4は第1の発振トランジスタであり、コンデンサ
2と抵抗3の並列回路が第1の発振トランジスタ4のベ
ース・エミッタ間に接続されている。5は抵抗、6は第
1のスイッチ素子としてのFET、8は第1のスイッチ
素子6の制御端子のプルダウン抵抗である。
【0034】9はコンデンサ、10は抵抗、11は第2
の発振トランジスタで、コンデンサ9と抵抗10の並列
回路が第2の発振トランジスタ11のベース・エミッタ
間に接続されている。12は第2のスイッチ素子として
のFET、13は抵抗、14はダイオードであり、抵抗
13は第2のスイッチ素子12の制御電極のプルダウン
抵抗として接続される。また、ダイオード14は、アノ
ードが電池1の負極と、カソードが第2のスイッチ素子
12とそれぞれ接続される。
【0035】15は発振トランスであり、その一次巻線
Pには中間タップが設けられ、この中間タップに取り付
けられた中間電極が電池1の負極に接続されている。発
振トランス15における一次巻線Pの両端は、第1の発
振トランジスタ4のコレクタ及び第2の発振トランジス
タ11のコレクタに、それぞれ接続されている。発振ト
ランス15の2次巻線Sとフィードバック巻線Fの接続
点は、図1に示すように、第2のスイッチ素子12及び
ダイオード14のカソードに接続されている。
【0036】16は抵抗で、発振トランス15のフィー
ドバック巻線Fの電流制限用として接続されている。1
7は高圧整流用ダイオード、18は電圧検出回路、19
はトリガー回路、20は放電管、21は主コンデンサ
で、トリガー回路19からの出力端子が放電管20のト
リガー電極に接続されている。放電管20は主コンデン
サ21と並列に接続され、電圧検出回路18も主コンデ
ンサ21の電圧を検出するため、主コンデンサ21に並
列に接続されている。
【0037】次に、上述のストロボ回路を制御するカメ
ラ制御回路及びカメラ本体側の構成について説明する。
図1において、22はカメラ本体側の回路ブロック(以
下、カメラ本体ブロックという。)である。このカメラ
本体ブロック22は、図2に示すように、マイクロコン
ピュータ(以下マイコンと呼ぶ。)を備え、装置全体の
制御を行うCPU125と、このCPU125により制
御される後述する各種回路を有している。そして、上述
したストロボ回路は、接続ラインa〜eを介してCPU
125と接続され、CPU125により制御される。
【0038】ここで、接続ラインaは、図1に示すよう
に、ストロボ回路の第1のスイッチ素子6の制御電極に
接続され、接続ラインbが第2のスイッチ素子12の制
御電極に接続される。また、接続ラインcは電圧検出回
路18を駆動させるための電圧検出駆動信号ラインであ
り、一方、接続ラインdは、電圧検出回路18により検
出された主コンデンサ21の電圧値が出力されるライン
である。電圧検出回路18は、CPU125から接続ラ
インcを介して出力される電圧検出駆動信号を入力する
と、主コンデンサ21の電圧を検出し、検出した電圧を
分圧して接続ラインdを介してCPU125に供給す
る。
【0039】接続ラインeは、トリガー回路19の入力
端子に接続される。トリガー回路19は、接続ラインe
を介してCPU125からの発光起動の制御信号を入力
すると、出力端子からトリガー電圧を出力して放電管2
0を発光させるようになっている。
【0040】次に、CPU125に接続された図2に示
すカメラ本体側の各種回路について説明する。120は
定電圧回路で、VCCEN端子を介してCPU125に
より制御され、各回路ブロックに電源(VCC)を供給
する。
【0041】121はスイッチ検知回路であり、電池ま
たはVCC電源により作動して電源スイッチ、レリーズ
ボタンのレリーズスイッチ(SW1,SW2)等の各種
スイッチの状態や変化などをSWD端子を介してCPU
125に伝達する。122は温度検出回路、123はフ
ィルム感度及び駒数などの情報を得るフィルム感度検出
回路、126は被写体までの距離を測定する測距回路、
127は被写体の明るさを測定する測光回路であり、こ
れら各回路は、CPU125からの制御信号に基づき、
各端子を介して必要な情報をCPU125に伝える。
【0042】124はシャッターを駆動するためのシャ
ッター駆動回路、129はレンズを駆動するためのレン
ズ駆動回路、130はフィルムを給送するためのフィル
ム駆動回路で、これら各回路は、CPU125の制御信
号に基づき、シャッター駆動、レンズ駆動、フィルム給
送を行うための各種モータを駆動する。128は例えば
LCD等からなる表示回路であり、カメラ本体及びスト
ロボ回路についての状態や必要な情報を表示して、ユー
ザに知らせる。
【0043】次に、図2及び図3のフローチャートを参
照して、CPU125及び各部の基本動作について説明
する。ここでは、カメラ本体ブロック22側の電源はす
でに投入された状態であり、かつ、CPU125のマイ
コンが低消費モードとなっていて動作が停止している状
態にあるものとして説明を行う。
【0044】不図示の電源スイッチが投入されスイッチ
検知回路121がこれを検知してCPU125に検知信
号を出力すると、CPU125のマイコンが作動を開始
する。そして、CPU125は定電圧回路120にVC
CEN端子を介して信号を与え、定電圧回路120が各
回路ブロックに電源Vccを供給することにより、図3
のステップS1以下の処理が開始される。
【0045】CPU125は、ステップS1でマイコン
に必要な初期設定を行い、次のステップS2で、スイッ
チ検知回路121からの検知信号に基づき、撮影に必要
な情報を確認する。
【0046】CPU125は、次のステップS3では、
撮影準備を行うためのレリーズボタンの半押し状態であ
るSW1の第1ストローク信号がスイッチ検知回路12
1から出力されるのを待ち(ステップS3〜ステップS
2)、第1ストローク信号が出力されると、ステップS
3からステップS4に移行して所定のカウンタを初期状
態にリセットする。
【0047】さらに、CPU125は、続くステップS
5でバッテリーチェックを行って、ステップS6でカメ
ラの撮影に必要な電源状態にあるか無いかを判定し、充
分でない場合はステップS2に戻り、電源が充分と判断
されると、ステップS7に移行して、測距の制御を行
う。測距の制御では、AFEN端子から制御信号を出力
して測距回路126を作動させ、測距回路126からA
FD端子を介して入力される測距情報に基づいて、被写
体までの距離を測距する。
【0048】続いて、CPU125は、AEEN端子か
ら制御信号を出力して測光回路127を作動させ、測光
回路127から端子AEDを介して入力される測光情報
に基づいて、被写体の輝度を測定する(ステップS
8)。そして、この輝度情報に基づき、被写体輝度が所
定輝度より高いか低いかを判定し(ステップS9)、輝
度が低い場合には、ステップS10のフラッシュモード
に進む。
【0049】ここで、このステップS10のフラッシュ
モードの動作について、図4のフローチャートを参照し
て説明する。
【0050】フラッシュモードでは、CPU125は、
まずステップS20で、充電時間が長くなった場合に充
電を打ち切るためのタイマーである充電タイマー(例え
ば10〜15秒程度の時間であるタイマー)をセット
し、充電を開始するため、続くステップS21におい
て、図1に示す接続端子aを介して第1のスイッチ素子
6の制御電極に所定の発振信号を与える。ここで、所定
の発振信号とは、ハイレベル信号とロウレベル信号とが
所定の周期で繰り返し出力される他励発振用の信号を言
う。
【0051】ストロボ回路では、第1のスイッチ素子6
の制御電極にハイレベル信号が与えられると、第1のス
イッチ素子6がオンとなり、第1の発振トランジスタ4
のベース電流が電流制限用の抵抗5を介して流れる。そ
して、第1の発振トランジスタ4が導通することによ
り、電池1の正極〜第1の発振トランジスタ4のエミッ
タ・コレクタ〜発振トランス15の一次巻線Pの中間端
子〜電池1の負極、のループで、ベース電流のhfe倍の
コレクタ電流が流れる。
【0052】このため、発振トランス15の二次巻線S
には誘導起電力が発生するが、この誘導起電力は高圧整
流用ダイオード17によりブロックされる極性となるた
め、発振トランス15からは励起電流が流れず、エネル
ギーが発振トランス15に蓄積される。
【0053】次に、第1のスイッチ素子6の制御電極に
ロウレベル信号が与えられると、第1のスイッチ素子6
がオフとなり、第1の発振トランジスタ4のベース電流
が遮断されるため、第1の発振トランジスタ4が非導通
となり、発振トランス15の二次巻線Sには逆起電力が
発生する。この逆起電力により、発振トランス15内に
蓄積されたエネルギーが放出され、この際に高圧整流用
ダイオード17〜主コンデンサ21〜ダイオード14の
ループで電流が流れ、主コンデンサ21に電荷が蓄積さ
れる。
【0054】さらに、発振トランス15内のエネルギー
が放出された時点で第1のスイッチ素子6の制御電極に
再びハイレベル信号が与えられると、同様に再び第1の
スイッチ素子6及び第1の発振トランジスタ4が導通し
て発振トランス15にエネルギーを蓄積する。そして、
次に第1のスイッチ素子6の制御電極に与えられるロウ
レベル信号により、第1のスイッチ素子6及び第1の発
振トランジスタ4が非導通となり、発振トランス15の
蓄積エネルギーが放出され、電荷が主コンデンサ21に
充電される。ストロボ回路では、この動作を繰り返すこ
とで、主コンデンサ21の電位が上昇する。
【0055】CPU125は、このような動作の繰り返
しによる主コンデンサ21の充電を行いながら、接続ラ
インcを介して電圧検出回路18に電圧検出駆動信号を
与え、電圧検出回路18から出力される主コンデンサ2
1の分圧された電圧を接続ラインdを介して入力し、主
コンデンサ21の充電電圧を検出する(ステップS2
2)。この電圧検出は、CPU125における図2のA
/Dコンバータを介して行われる。
【0056】次に、CPU125は、ステップS23で
主コンデンサ21の充電電圧が所定電圧に達したか否か
について判定し、達していなければステップS22に戻
り、達するとステップS24に進む。
【0057】ステップS24では、CPU125は、充
電回路の切替えの処理を行う。具体的には、CPU12
5は、主コンデンサ21の充電電圧が所定電圧以下の場
合に接続ラインaを介して出力していた発振信号(ハイ
レベル/ロウレベル信号)を停止してロウレベル信号の
みを出力することとし、かつ、接続ラインbを介して第
2のスイッチ素子12の制御電極にハイレベル信号を出
力する。これにより、第1のスイッチ素子6はオフ(非
導通状態)を保ち、一方、第2のスイッチ素子12はオ
ンとなる。
【0058】ストロボ回路では、第2のスイッチ素子1
2がオンになると、電池1より第2の発振トランジスタ
11のベース・エミッタ、第2のスイッチ素子12、発
振トランス15のフィードバック巻線F、抵抗16を介
して、第2の発振トランジスタ11のベース電流が流れ
ることから、このベース電流のhfe倍のコレクタ電流
が、発振トランス15の一次巻線P、中間端子を介し
て、電池1の負極へと流れる。
【0059】このコレクタ電流により、発振トランス1
5の二次巻線Sには誘導起電力が発生し、これにより、
高圧整流用ダイオード17〜主コンデンサ21〜電池1
〜第2の発振トランジスタ11のベース・エミッタ〜第
2のスイッチ素子12〜発振トランス15の二次巻線S
〜高圧整流用ダイオード17、のループで主コンデンサ
21に充電されるが、この誘導起電力は同時に第2の発
振トランジスタ11のベース電流となるため、発振トラ
ンジスタ11のベース電流が増加して戻ることで正帰還
がかかり、第2の発振トランジスタ11のコレクタ・エ
ミッタ間電圧は瞬時にして飽和状態となる。
【0060】また、上述の電流が流れてしばらくする
と、発振トランス15のコア内の磁束が飽和し、発振ト
ランス15の二次巻線S及びフィードバック巻線Fには
逆起電力が発生する。そして、発振トランス15の二次
巻線Sに発生した逆起電力は、第2のスイッチ素子12
〜第2の発振トランジスタ11のベース・エミッタ間〜
電池1〜主コンデンサ21〜高圧整流用ダイオード17
の寄生容量〜発振トランス15の二次巻線S、のループ
で、第2の発振トランジスタ11にベース逆バイアスを
与える。これと共に、発振トランス15のフィードバッ
ク巻線Fに発生した逆起電力も、第2のスイッチ素子1
2〜第2の発振トランジスタ11のベース・エミッタ間
〜電池1〜抵抗16〜フィードバック巻線Fのループ
で、第2の発振トランジスタ11のベース逆バイアスを
与えるため、第2の発振トランジスタ11は急激に非導
通となる。
【0061】そして、発振トランス15のコア内の磁束
飽和が解消されると、再び第2の発振トランジスタ11
のベース電流が流れ、同様な動作で第2の発振トランジ
スタ11が導通/非導通を繰り返して主コンデンサ21
に充電を行う。
【0062】こうして主コンデンサ21の充電が行われ
る間、CPU125は、図4のステップS25で、接続
ラインcを介して電圧検出回路18に電圧検出駆動信号
を与え、電圧検出回路18から出力される主コンデンサ
21の分圧された電圧を接続ラインdを介して入力し、
主コンデンサ21の充電電圧を検出する。
【0063】そして、CPU125は、次のステップS
26で主コンデンサ21の充電電圧が充電完了の電圧に
達したか否かについて判定し、達していない場合にはス
テップS27で充電タイマーが所定時間をカウントして
カウントアップしたかどうかを判定する。そして、ステ
ップS25〜ステップS27のループで、充電タイマー
のカウントアップ以前に主コンデンサ21が充電完了の
電圧充電に達すると、ステップS26からステップS2
8に移行して、充電が完了したことを示すフラグを立て
て、ステップS30に進む。
【0064】一方、ステップS25〜ステップS27の
ループで、主コンデンサ21が充電完了の電圧充電に達
しないまま充電タイマーがカウントアップしてしまった
場合には、ステップS27からステップS29に移行し
て、充電が未完了であることを示す充電NGフラグを立
てて、ステップS30に進む。
【0065】CPU125は、ステップS30では、充
電を停止するために、接続ラインbをハイレベルからロ
ウレベルとして第2のスイッチ素子12をオフにする。
そして、CPU125は、次のステップS31で充電タ
イマーを停止した後、図3のメインルーチンに戻る。
【0066】フラッシュモードを抜けたステップS11
で、CPU125は、フラッシュモードのステップS2
8又はステップS29で立てたフラグを確認し、充電が
完了していないNGフラグの場合はステップS2に戻
り、充電OKのフラグであればステップS12へ進む。
【0067】次に、CPU125は、ステップS12及
びステップS13で、レリーズスイッチSW1及びSW
2の状態を検出し、レリーズボタンの第一ストロークの
状態を監視しながら、レリーズボタンの第二ストローク
(全押し操作)が入るのを待つ。ここで、CPU125
は、レリーズボタンの第一ストロークが離されるとステ
ップS12からステップS2に戻る。一方、第二ストロ
ークの入力があれば、ステップS13からステップS1
4に進み、ステップS7での測距データに基づいてレン
ズ駆動回路ブロック129を制御してレンズの焦点調整
を行い、ステップS15に進む。
【0068】ステップS15では、CPU125は、ス
テップS8で得られた被写体の輝度とフィルム感度デー
タからの条件により、シャッター駆動回路ブロック12
4を介してシャター開口を制御すると共に、被写体の輝
度が低く電子閃光(フラッシュ)が必要な場合には、測
距データとフィルム感度によりシャッター制御を行い、
適正な絞り値でストロボ回路の放電管20を発光させ
る。
【0069】放電管20の発光は、図1の接続ラインe
にハイレベル信号を与えて行う。ここで、接続ラインe
にハイレベル信号が与えられると、トリガー回路19の
出力端子から高圧のパルス電圧が発生して放電管20の
トリガー電極に出力され、放電管20が励起される。こ
の励起により、放電管20は、一気にインピーダンスが
低下し、主コンデンサ21の充電エネルギーを放電して
光エネルギーに変換して発光し、被写体を照明する。な
お、CPU125は、放電管20を発光させた場合に
は、ステップS15でフラッシュを使用したことを示す
フラッシュフラグFALを1にセットする。
【0070】シャター開口の制御によりシャッターが閉
成されると、CPU125は、焦点位置にあったレンズ
を初期位置に戻す(ステップS16)。そして、フィル
ム駆動回路ブロック130を制御して、撮影の終了した
フィルムを1駒分巻き上げる(ステップS17)。
【0071】次のステップS18で、CPU125は、
フラッシュを使用したことを示すフラッシュフラグに
“1”が立っているかを確認する。ここでフラグ“1”
が立っているときは、ステップS19のフラッシュモー
ドに移行し、ステップS10と同様の処理を行うことで
主コンデンサ21を充電して、一連のシーケンスを終了
する。なお、ステップS18で、フラッシュフラグに
“1”が立っていない場合には、主コンデンサ21の放
電が行われないで撮影がされたとしてステップS19の
主コンデンサ21のを充電処理を行うことなくステップ
S2に戻り、一連のシーケンスを終了する。
【0072】上述のように、この実施の形態では主コン
デンサ21の充電電圧が所定レベル以下の場合にはフラ
イバックコンバータ方式(以下、フライバック式とい
う。)の昇圧回路を使用して充電を行い、主コンデンサ
21の充電電圧が所定レベル以上になると、フォワード
コンバータ方式(以下、フォワード式という。)の昇圧
回路を使用して充電を行うこととしている。これら2種
の昇圧回路の特徴を図5に示す。図5では、横軸に主コ
ンデンサの充電電圧(VMC)を示し、縦軸に電池より出
力されるエネルギーと主コンデンサ21に充電されるエ
ネルギーの比としてのリアルタイムの効率(η)を示し
ている。ここで、Aがフライバック式のコンバータの効
率を、Bがフォワード式のコンバータの効率を示してい
る。
【0073】図5からも分かるように、フライバック式
のコンバータの特性は、各充電電圧時のリアルタイムの
効率につき、電池からの入力電流が初期より設定された
電流で変化せず、効率の変化も平坦で、主コンデンサの
充電電圧が高くなるにつれて徐々に効率が落ちていく。
【0074】これに対して、フォワード式のコンバータ
の特性は、図5に示されるように、フ主コンデンサの充
電電圧が低い場合には効率が著しく悪く、充電電圧が上
がるにつれて効率が急激に良くなる。すなわち、フォワ
ード式のコンバータでは、主コンデンサの充電電圧が低
いほど電流値が大きくなり、充電初期時には所謂ラッシ
ュ電流が流れてしまい、この時点での電池のエネルギー
の使用効率が著しく悪くなる。
【0075】従って、実施の形態のストロボ回路では、
図5に示す充電開始時の主コンデンサ21の充電電圧V
0から充電完了電圧Vstop間において、フライバック式
のコンバータの効率値とフォワード式のコンバータの効
率値とが交わる箇所における充電電圧値、すなわち、主
コンデンサ21の充電電圧が図5の破線で示した所定電
圧V1となったところでフライバック式のコンバータか
らフォワード式のコンバータに切替えることで、双方の
コンバータの効率の良い充電性能が得られ、電池1のエ
ネルギーの使用効率が向上する。なお、この切替えを電
圧V1の近傍となった所で行っても良い。
【0076】(第2の実施の形態)図6に第2の実施の
形態のストロボ回路を示す。この実施の形態のストロボ
回路は、2つのトランスを使用し、フライバック式とフ
ォワード式の2つの他励式コンバータで構成した例であ
る。なお、図6では前述の構成要素や接続ライン等、同
等の部分には同一の符号を付している。また、図3で説
明したメインルーチンの制御シーケンスは同様であるた
め、ここでは、ストロボ回路の構成及びフラッシュモー
ド(図3のステップS10,ステップS19)時の動作
についてのみ説明する。
【0077】図6において、1は電源であるところの電
池、30は第1の発振素子としてのFETである。第1
の発振素子30は、制御電極が、上述したカメラ本体ブ
ロック22におけるCPU125の接続ラインaに接続
され、接続ラインaを介してCPU125から出力され
る所定の発振信号により、オン(導通)/オフ(非導
通)の動作を行う。なお、31は第1の発振素子30の
プルダウン抵抗となる抵抗であり、第1の発振素子30
の制御電極と電池1の陰極間に接続されている。32は
第1の発振トランスであり、図6に示すように、一次巻
線Pの一端側が電池1の陽極に接続され、一次巻線Pの
他端側が第1の発振素子30を介して電池1の陰極に接
続されている。
【0078】同様に、33は第2の発振素子としてのF
ET、34は第2の発振素子33のプルダウン抵抗とな
る抵抗である。第2の発振素子33は、制御電極が、前
記CPU125の接続ラインbに接続され、接続ライン
bを介してCPU125から出力される所定の発振信号
により、オン(導通)/オフ(非導通)の動作を行う。
抵抗34は、第2の発振素子33の制御電極と電池1の
陰極間に接続されている。35は第2の発振トランスで
あり、図6に示すように、一次巻線Pの一端側が電池1
の陽極に接続され、一次巻線Pの他端側が第2の発振素
子33を介して電池1の陰極に接続されている。
【0079】36、37は高圧整流用ダイオードであ
り、それぞれ、アノードが発振トランス32,35の二
次巻線の一端側に接続され、カソードが主コンデンサ2
1の一端側に接続されている。なお、各発振トランス3
2,35の二次巻線の他端側は、主コンデンサ21の他
端側に接続される。
【0080】その他、カメラ本体ブロック22、電圧制
御回路18、トリガー回路19、放電管20、主コンデ
ンサ21の構成は、第1の実施の形態と同じである。
【0081】第2の実施の形態のストロボ回路では、第
1の発振トランス32がフライバック式のコンバータと
なり、第2の発振トランス35がフォワード式のコンバ
ータとなる。以下、図4のフローチャートを参照して、
このストロボ回路におけるフラッシュモード時の制御シ
ーケンスについて説明する。
【0082】フラッシュモードでは、CPU125は、
まずステップS20で、上述の充電タイマーをセット
し、充電を開始するため、続くステップS21におい
て、図6に示す接続端子aを介して第1の発振素子30
の制御電極に所定の発振信号を与える。所定の発振信号
とは、上述のように、ハイレベル信号とロウレベル信号
とが所定の周期で繰り返し出力される他励発振用の信号
を言う。
【0083】このストロボ回路では、第1の発振素子3
0の制御電極にハイレベル信号及びロウレベル信号が与
えられることで、第1の発振素子30は導通及び非導通
の状態となる。第1の発振素子30の制御電極にハイレ
ベル信号が与えられると、第1の発振素子30が導通状
態となり、電池1より第1の発振トランス32の一次巻
線P及び第1の発振素子30を介して電流が流れる。
【0084】このため、第1の発振トランス32の二次
巻線Sには誘導起電力が発生するが、この誘導起電力は
高圧整流用ダイオード36によりブロックされる極性と
なるため、第1の発振トランス32からは励起電流が流
れず、エネルギーが第1の発振トランス32に蓄積され
る。
【0085】次に、第1の発振素子30の制御電極にロ
ウレベル信号が与えられると、第1の発振素子30がオ
フ(非導通状態)となり、第1の発振トランス32の二
次巻線Sには逆起電力が発生する。この逆起電力によ
り、第1の発振トランス32内に蓄積されたエネルギー
が放出され、この際に高圧整流用ダイオード36〜主コ
ンデンサ21〜第1の発振トランス32の二次巻線Sの
ループで電流が流れ、主コンデンサ21に電荷が蓄積さ
れる。
【0086】さらに、発振トランス内のエネルギーが放
出された時点で第1の発振素子30の制御電極に再びハ
イレベル信号が与えられると、同様に再び第1の発振素
子30が導通して第1の発振トランス32にエネルギー
を蓄積する。そして、次に第1の発振素子30の制御電
極に与えられるロウレベル信号により、第1の発振素子
30が非導通となり、第1の発振トランス32の蓄積エ
ネルギーが放出され電荷が主コンデンサ21に充電され
る。第2の実施の形態のストロボ回路では、この動作を
繰り返すことで、主コンデンサ21の電位が上昇する。
【0087】CPU125は、このような動作の繰り返
しによる主コンデンサ21の充電を行いながら、接続ラ
インcを介して電圧検出回路18に電圧検出駆動信号を
与え、電圧検出回路18から出力される主コンデンサ2
1の分圧された電圧を接続ラインdを介して入力し、主
コンデンサ21の充電電圧を検出する(ステップS2
2)。この電圧検出は、CPU125における図2のA
/Dコンバータを介して行われる。
【0088】そして、CPU125は、続くステップS
23で主コンデンサ21の充電電圧が図5のV1で示さ
れる所定電圧に達したか否かについて判定し、達してい
なければステップS22に戻り、達するとステップS2
4に進む。
【0089】ステップS24では、CPU125は、充
電回路の切替えの処理を行う。具体的には、CPU12
5は、主コンデンサ21の充電電圧が所定電圧以下の場
合に接続ラインaを介して出力していた発振信号(ハイ
レベル/ロウレベル信号)を停止してロウレベル信号の
みを出力することとし、かつ、接続ラインbを介して第
2の発振素子33の制御電極に発振信号(ハイレベル/
ロウレベル信号)を出力する。これにより、第1の発振
素子30がオフ(非導通状態)を保ち、一方、第2の発
振素子33は、所定周期で導通・非導通を繰り返す状態
となる。
【0090】ここで、第2の発振素子33の制御電極に
ハイレベル信号が与えられると、第2の発振素子33が
導通状態となり、第2の発振トランス35の一次巻線P
及び第2の発振素子33を介して、電池1より電流が流
れる。
【0091】このため、第2の発振トランス35の二次
巻線Sには誘導起電力が発生し、図6に示すように、第
2の発振トランス35の一次/二次の巻線の向きが第1
の発振トランス32とは異なることから、この場合の誘
導起電力は高圧整流用ダイオード37によりブロックさ
れない極性となり、第2の発振トランス35から励起電
流が流れ、高圧整流用ダイオード37を介して主コンデ
ンサ21に電荷が蓄積される。
【0092】次に、このストロボ回路では、第2の発振
トランス35のコア内の磁束が飽和する前に、第2の発
振素子33の制御電極にロウレベル信号が与えられ、第
2の発振素子33をオフ(非導通状態)として磁束を消
滅させ、コア内の磁束が消滅するタイミングで再びハイ
レベル信号が与えられる。以下、同様の動作で第2の発
振素子33が導通/非導通を繰り返して、主コンデンサ
21に電荷が蓄積され。第2の実施の形態のストロボ回
路では、この動作を繰り返すことで、主コンデンサ21
の電位が上昇する。
【0093】こうして主コンデンサ21の充電が行われ
る間、CPU125は、図4のステップS25で、接続
ラインcを介して電圧検出回路18に電圧検出駆動信号
を与え、電圧検出回路18から出力される主コンデンサ
21の分圧された電圧を接続ラインdを介して入力し、
主コンデンサ21の充電電圧を検出し、上述したステッ
プS26〜ステップS29の処理を行う。
【0094】そして、CPU125は、主コンデンサ2
1の充電を停止するためのステップS30において、接
続ラインbをハイレベルからロウレベルとして第2の発
振素子33をオフ(非導通)とし、第1の実施の形態と
同様に、次のステップS31で充電タイマーを停止した
後、図3のメインルーチンに戻る。
【0095】(第3の実施の形態)図7に第3の実施の
形態のストロボ回路を示す。この実施の形態のストロボ
回路は、1つのトランスを使用し、その一次電流を切替
えることで、フライバック式コンバータによる充電とフ
ォワード式コンバータによる充電とを切替える構成とな
っている。なお、図7では前述の構成要素や接続ライン
等、同等の部分には同一の符号を付しており、その説明
を省略する。また、図3で説明したメインルーチンの制
御シーケンス及び図4で説明したフラッシュモード時の
制御シーケンスについては同様であり、ここでは、スト
ロボ回路の構成及び充電動作について説明する。
【0096】図7において、41はコンデンサ、42は
抵抗、43は発振トランジスタであり、コンデンサ41
と抵抗42の並列回路が発振トランジスタ43のベース
エミッタ間に接続されている。
【0097】44は限流抵抗、45はスイッチ素子、4
6はスイッチ素子45のプルダウン抵抗、47,49は
スイッチ素子、48,50はそれぞれスイッチ素子4
7,49のプルダウン抵抗として接続されている。
【0098】この実施の形態では、ストロボ回路とカメ
ラ本体ブロック22のCPU125とを接続する接続ラ
インとして、スイッチ素子47の制御電極に接続される
fのライン、及び、スイッチ素子49の制御電極に接続
されるgのラインが追加される。
【0099】以下、このストロボ回路におけるフラッシ
ュモード時の充電動作について説明する。まず、主コン
デンサ21が図5で示される所定の切替え電圧より低い
場合には、初期のラッシュ電流が流れないフライバック
式の昇圧回路で主コンデンサ21を充電する。
【0100】フライバック式昇圧回路動作は、接続ライ
ンa及びfを介してCPU125によるスイッチ素子6
及び47のオン・オフを制御することで行われる。すな
わち、フライバック式昇圧回路による主コンデンサ21
の充電を開始するために、CPU125は、接続ライン
fにハイレベル信号を出力してスイッチ素子47をオン
(導通)にし、次に、接続ラインaを介して、スイッチ
素子6の制御電極に所定の発振信号を与える。所定の発
振信号とは、上述のように、ハイレベル信号とロウレベ
ル信号とが所定の周期で繰り返し出力される信号を言
う。
【0101】スイッチ素子6が接続ラインaのハイレベ
ル信号により導通すると、電池1からの電流が、発振ト
ランジスタ4のベース・エミッタ、限流抵抗5及びスイ
ッチ素子6を介して、発振トランジスタ4のベース電流
として流れる。そして、このベース電流のhfe倍のコ
レクタ電流が、発振トランス51の一次巻線P及びスイ
ッチ素子47を介して、電池1より流れる。
【0102】このコレクタ電流により、発振トランス5
1の二次巻線Sには誘導起電力が発生するが、この誘導
起電力は高圧整流用ダイオード17によりブロックされ
る極性となるため、主コンデンサ21には充電電流は流
れず、エネルギーが発振トランス51に蓄積される。
【0103】次に、接続ラインaがロウレベルとなりス
イッチ素子6の制御電極にロウレベル信号が与えられる
と、スイッチ素子6がオフ(非導通)となり、発振トラ
ンジスタ4のベース電流が遮断されるため、発振トラン
ジスタ4が非導通となり、発振トランス51の二次巻線
Sの電位が反転して逆起電力が発生する。この逆起電力
により、発振トランス51内に蓄積されたエネルギーが
放出され、高圧整流用ダイオード17を介して主コンデ
ンサ21に充電電流が流れる。
【0104】さらに、発振トランス51内のエネルギー
が放出された時点で接続ラインaを介してスイッチ素子
6の制御電極に再びハイレベル信号が与えられると、同
様に再びスイッチ素子6及び発振トランジスタ4が導通
して発振トランス51にエネルギーを蓄積する。そし
て、次にスイッチ素子6の制御電極に与えられるロウレ
ベル信号により、スイッチ素子6及び発振トランジスタ
4が非導通となり、発振トランス51の蓄積エネルギー
が放出され、電荷が主コンデンサ21に充電される。ス
トロボ回路では、この動作を繰り返すことで、主コンデ
ンサ21の電位が上昇する。
【0105】ストロボ回路では、このような動作の繰り
返しによる主コンデンサ21の充電を行いながら、上述
のように、接続ラインcを介してCPU125から出力
される電圧検出駆動信号に基づき、電圧検出回路18が
主コンデンサ21の充電電圧を検出して、その分圧電圧
を接続ラインdを介してCPU125に供給する(ステ
ップS22)。
【0106】そして、CPU125における図2のA/
Dコンバータを介して行われた電圧検出の結果に基づ
き、主コンデンサ21の電圧が所定の切替え電圧V1に
達すると、昇圧回路がフライバック式からフォワード式
に切替えられる(ステップS23,ステップS24)。
【0107】ここで、昇圧回路の切替えは、CPU12
5より接続ラインa及びfからそれぞれロウレベル信号
を出力して、スイッチ素子6及び47を常に非導通状態
とし、かつ、接続ラインgからハイレベル信号を出力し
てスイッチ素子49を常にオン(導通状態)とし、さら
に、接続ラインbから上述した所定の発振信号を出力し
てスイッチ素子45をオン・オフの発振状態とさせるこ
とにより行われる。
【0108】ここで、接続ラインbを介してスイッチ素
子45にハイレベル信号が与えられると、スイッチ素子
45が導通状態となり、発振トランジスタ43のベース
・エミッタ、限流抵抗44及びスイッチ素子45を介し
て、電池1からの電流が発振トランジスタ43のベース
電流として流れる。そして、このベース電流のhfe倍
のコレクタ電流が、発振トランス51の一次巻線P及び
スイッチ素子49を介して、電池1より流れる。
【0109】このコレクタ電流により、発振トランス5
1の二次巻線Sには誘導起電力が発生し、今度はコレク
タ電流の向きが前と逆であるため、二次巻線Sの誘導起
電力は高圧整流用ダイオード17にブロックされること
なく、高圧整流用ダイオード17を介して主コンデンサ
21に充電電流として流れる。
【0110】次に、このストロボ回路では、発振トラン
ス51のコア内の磁束が飽和する前に、接続ラインbを
介してスイッチ素子45の制御電極にロウレベル信号が
与えられ、スイッチ素子45及び発振トランジスタ43
をオフ(非導通状態)として磁束を消滅させ、コア内の
磁束が消滅するタイミングで再びハイレベル信号が与え
られる。以下、同様の動作でスイッチ素子45及び発振
トランジスタ43がオン・オフを繰り返すことで、主コ
ンデンサ21の電位が上昇する。
【0111】なお、この後の動作については、図4のス
テップS25〜ステップS31について上述した通りで
あり、その説明を省略する。
【0112】(第4の実施の形態)図8に第4の実施の
形態のストロボ回路を示す。この実施の形態のストロボ
回路は、上述した実施の形態と同様に、フライバック式
とフォワード式を切替える他励式コンバータとして構成
されるものであるが、第4の実施の形態では、同一のト
ランスにおける二次巻線に中間電極を設け、二次電流を
切替える構成となっている。
【0113】なお、図8では前述の構成要素や接続ライ
ン等、同等の部分には同一の符号を付しており、その説
明を省略する。また、図3で説明したメインルーチンの
制御シーケンス及び図4で説明したフラッシュモード時
の制御シーケンスについては同様であり、ここでは、ス
トロボ回路の構成及び充電動作について説明する。
【0114】図8において、61は抵抗、62は発振素
子であり、抵抗61は発振素子62のプルダウン抵抗と
して接続されている。63は発振トランス、64は抵
抗、65は発光ダイオード、66は高圧整流用ダイオー
ド、67は光照射により導通する所謂光サイリスタであ
る。
【0115】発振トランス63は、一次巻線Pの一端側
が電池1の陽極に接続され、他端側が発振素子62を介
して電池1の陰極に接続されており、一方、二次巻線S
の一端側が高圧整流用ダイオード66を介して主コンデ
ンサ21の一端側に接続され、二次巻線Sの他端側が光
サイリスタ67のアノードに接続される。さらに、発振
トランス63の二次巻線Sは、図8に示すように、中間
電極が設けられてS1とS2とに分けられており、この
中間電極が主コンデンサ21の他端側と接続されてい
る。
【0116】この実施の形態では、ストロボ回路とカメ
ラ本体ブロック22のCPU125とを接続する接続ラ
インとして、上述した接続ラインbに変えて、発光ダイ
オード65の電源出力用の電源ラインhとされている。
【0117】以下、このストロボ回路におけるフラッシ
ュモード時の充電動作について説明する。まず、主コン
デンサ21の電圧が図5で示される所定の切替え電圧V
1より低い場合には、初期のラッシュ電流が流れないフ
ライバック式の昇圧回路で主コンデンサ21を充電す
る。
【0118】フライバック式昇圧回路動作は、CPU1
25により発振素子62の導通・非導通を制御すること
で行われる。この場合には、所定の周波数でハイレベル
・ロウレベルとなる他励発振用の信号が、接続ラインa
を介して発振素子62の制御電極に与えられる。
【0119】発振素子62が接続ラインaのハイレベル
信号により導通すると、発振トランス63の一次巻線P
及び発振素子62を介して電池1から電流が流れる。こ
れにより、発振トランス63の二次巻線S1には誘導起
電力が発生するが、この誘導起電力は高圧整流用ダイオ
ード66によりブロックされる極性となるため、主コン
デンサ21には充電電流は流れず、エネルギーが発振ト
ランス63に蓄積される。なお、二次巻線S2にも誘導
起電力が発生するが、光サイリスタ67がオフの状態で
あるため、やはり充電電流は流れない。
【0120】次に、接続ラインaがロウレベルとなり発
振素子62の制御電極にロウレベル信号が与えられる
と、発振素子62がオフ(非導通)となり、発振トラン
ス63に流れていた電流が断たれるため、発振トランス
63の二次巻線Sの電位が反転して逆起電力が発生す
る。この逆起電力により、発振トランス63内に蓄積さ
れたエネルギーが放出され、二次巻線S1〜高圧整流用
ダイオード66〜主コンデンサ21のループで主コンデ
ンサ21に充電電流が流れる。
【0121】さらに、発振トランス63内のエネルギー
が放出された時点で接続ラインaを介して発振素子62
の制御電極に再びハイレベル信号が与えられると、同様
に再び発振素子62が導通して発振トランス63にエネ
ルギーを蓄積する。そして、次に発振素子62の制御電
極に与えられるロウレベル信号により、発振素子62が
非導通となり、発振トランス63の蓄積エネルギーが放
出され、電荷が主コンデンサ21に充電される。ストロ
ボ回路では、この動作を繰り返すことで、主コンデンサ
21の電位が上昇する。
【0122】ストロボ回路では、このような動作の繰り
返しによる主コンデンサ21の充電を行いながら、上述
のように、接続ラインcを介してCPU125から出力
される電圧検出駆動信号に基づき、電圧検出回路18が
主コンデンサ21の充電電圧を検出して、その分圧電圧
を接続ラインdを介してCPU125に供給する(ステ
ップS22)。
【0123】そして、CPU125における図2のA/
Dコンバータを介して行われた電圧検出の結果に基づ
き、主コンデンサ21の電圧が所定の切替え電圧V1に
達すると、昇圧回路がフライバック式からフォワード式
に切替えられる(ステップS23,ステップS24)。
【0124】ここで、昇圧回路の切替えは、CPU12
5より接続ラインaにロウレベル信号を出力して発振素
子62を一旦非導通状態とし、かつ、電源出力用の電源
ラインhから電源を出力することにより行われる。
【0125】ここで、電源ラインhから出力された電源
は、抵抗64にて限流され、発光ダイオード65を介し
て流れ、発光ダイオード65を点灯させ、発光ダイオー
ド65からの光が光サイリスタ67に照射されることに
より、光サイリスタ67を導通状態とする。
【0126】この実施の形態では、主コンデンサ21が
充電完了電圧に達するまで発光ダイオード65の点灯及
び光サイリスタ67の導通状態を継続させる。そして、
この状態で、フォワード式の所定周期によるハイレベル
・ロウレベルの発振信号が、接続ラインaを介してCP
U125から発振素子62の制御電極に与えられる。
【0127】ここで、接続ラインaを介して発振素子6
2にハイレベル信号が与えられると、発振素子62が導
通状態となり、電池1より発振トランス63の一次巻線
Pに一次電流が流れる。この一次電流のため、発振トラ
ンス63の二次巻線S2に誘導起電力が発生し、今度は
光サイリスタ67が導通状態であるため、光サイリスタ
67のアノードからカソード、主コンデンサ21、発振
トランス63の中間電極を介して充電電流が流れる。
【0128】次に、このストロボ回路では、発振トラン
ス63のコア内の磁束が飽和する前に、接続ラインaを
介して発振素子62の制御電極にロウレベル信号が与え
られ、発振素子62をオフ(非導通状態)として発振ト
ランス63の一次電流が流れを停止し、コア内の磁束が
減少する。そして、コア内の磁束が消滅するタイミング
で、接続ラインaを介して再び発振素子62の制御電極
にハイレベル信号が与えられる。
【0129】以下、同様の動作で発振素子62がオン・
オフを繰り返すことで、主コンデンサ21の電位が上昇
する。この後の動作については、図4のステップS25
〜ステップS31について上述した通りであり、その説
明を省略する。
【0130】なお、このストロボ回路では、高圧整流用
ダイオード66で発振トランス63の二次巻線S1の干
渉を避けたが、高圧整流用ダイオード66の替わりに光
サイリスタ及び発光ダイオードを設ける構成でもよい。
【0131】(第5の実施の形態)図9に第5の実施の
形態のストロボ回路を示す。この実施の形態のストロボ
回路は、上述した実施の形態と同様に、フライバック式
とフォワード式を切替える他励式コンバータとして構成
されるものであるが、第5の実施の形態では、同一のト
ランスの二次電流をスイッチにより切替える構成となっ
ている。
【0132】なお、図9では前述の構成要素や接続ライ
ン等、同等の部分には同一の符号を付しており、その説
明を省略する。また、図3で説明したメインルーチンの
制御シーケンス及び図4で説明したフラッシュモード時
の制御シーケンスについては同様であり、ここでは、ス
トロボ回路の構成及び充電動作について説明する。
【0133】図9において、70は発振トランス、7
1,72は共に連動するスイッチ、73,74は高圧整
流用ダイオードである。
【0134】発振トランス70の一次巻線P側は、図8
の発振トランス63の場合と同様であり、その一端側が
電池1の陽極に接続され、他端側が発振素子62を介し
て電池1の陰極に接続されている。
【0135】これに対して、発振トランス70の二次巻
線S側は、図9に示す状態では、その一端側がスイッチ
71及び高圧整流用ダイオード73を介して主コンデン
サ21の一端側に接続され、二次巻線Sの他端側がスイ
ッチ72を介して主コンデンサ21の他端側に接続され
ている。ストロボ回路では、この状態からスイッチ7
1,72が連動して切り替えられることにより、発振ト
ランス70の二次巻線Sの一端側がスイッチ71を介し
て主コンデンサ21の他端側に接続され、二次巻線Sの
他端側がスイッチ72及び高圧整流用ダイオード74を
介して主コンデンサ21の一端側に接続される状態とな
る。
【0136】なお、高圧整流用ダイオード73,74
は、それぞれカソードが主コンデンサ21の一端側に接
続され、アノードが発振トランス70の二次巻線Sの一
端側、他端側に、スイッチ71,72の端子を介して接
続される。
【0137】以下、このストロボ回路におけるフラッシ
ュモード時の充電動作について説明する。まず、主コン
デンサ21の電圧が図5で示される所定の切替え電圧V
1より低い場合には、初期のラッシュ電流が流れないフ
ライバック式の昇圧回路で主コンデンサ21を充電す
る。
【0138】フライバック式昇圧回路動作は、スイッチ
71,72を図9に示す接続状態とし、かつ、所定の周
波数でハイレベル・ロウレベルとなる他励発振用の信号
が、接続ラインaを介してCPU125から発振素子6
2の制御電極に与えられることにより行われる。
【0139】発振素子62が接続ラインaのハイレベル
信号により導通すると、発振トランス70の一次巻線P
及び発振素子62を介して電池1から電流が流れる。こ
れにより、発振トランス70の二次巻線Sには誘導起電
力が発生するが、この誘導起電力は高圧整流用ダイオー
ド73によりブロックされる極性となるため、主コンデ
ンサ21には充電電流は流れず、エネルギーが発振トラ
ンス70に蓄積される。
【0140】次に、接続ラインaがロウレベルとなり発
振素子62の制御電極にロウレベル信号が与えられる
と、発振素子62がオフ(非導通)となり、発振トラン
ス70に流れていた電流が断たれるため、発振トランス
70の二次巻線Sの電位が反転して逆起電力が発生す
る。この逆起電力により、発振トランス70内に蓄積さ
れたエネルギーが放出され、二次巻線S〜スイッチ71
〜高圧整流用ダイオード73〜主コンデンサ21〜スイ
ッチ72のループで主コンデンサ21に充電電流が流れ
る。
【0141】さらに、発振トランス70内のエネルギー
が放出された時点で接続ラインaを介して発振素子62
の制御電極に再びハイレベル信号が与えられると、同様
に再び発振素子62が導通して発振トランス70にエネ
ルギーを蓄積する。そして、次に発振素子62の制御電
極に与えられるロウレベル信号により、発振素子62が
非導通となり、発振トランス70の蓄積エネルギーが放
出され、電荷が主コンデンサ21に充電される。ストロ
ボ回路では、この動作を繰り返すことで、主コンデンサ
21の電位が上昇する。
【0142】ストロボ回路では、このような動作の繰り
返しによる主コンデンサ21の充電を行いながら、上述
のように、接続ラインcを介してCPU125から出力
される電圧検出駆動信号に基づき、電圧検出回路18が
主コンデンサ21の充電電圧を検出して、その分圧電圧
を接続ラインdを介してCPU125に供給する(ステ
ップS22)。
【0143】そして、CPU125における図2のA/
Dコンバータを介して行われた電圧検出の結果に基づ
き、主コンデンサ21の電圧が所定の切替え電圧V1に
達すると、昇圧回路がフライバック式からフォワード式
に切替えられる(ステップS23,ステップS24)。
【0144】ここで、昇圧回路の切替えは、CPU12
5より接続ラインaにロウレベル信号を出力して発振素
子62を一旦非導通状態とし、かつ、スイッチ71,7
2を連動して他端の電極に切替え、その後、接続ライン
aに、フォワード式の所定周期でハイレベル・ロウレベ
ルの信号を出力して発振素子62をオン・オフの発振状
態とすることにより行う。
【0145】ここで、接続ラインaを介して発振素子6
2にハイレベル信号が与えられると、発振素子62が導
通状態となり、電池1より発振トランス63の一次巻線
Pに一次電流が流れる。この一次電流により、発振トラ
ンス70の二次巻線Sには誘導起電力が発生し、この誘
導起電力は高圧整流用ダイオード74によりブロックさ
れない極性であり、高圧整流用ダイオード74を介して
主コンデンサ21に充電電流が流れる。
【0146】次に、このストロボ回路では、発振トラン
ス70のコア内の磁束が飽和する前に、接続ラインaを
介して発振素子62の制御電極にロウレベル信号が与え
られ、発振素子62をオフ(非導通状態)として発振ト
ランス70の一次電流が流れを停止し、コア内の磁束が
減少する。そして、コア内の磁束が消滅するタイミング
で、接続ラインaを介して再び発振素子62の制御電極
にハイレベル信号が与えられる。
【0147】以下、同様の動作で発振素子62がオン・
オフを繰り返すことで、主コンデンサ21の電位が上昇
する。この後の動作については、図4のステップS25
〜ステップS31について上述した通りであり、その説
明を省略する。
【0148】ここで、スイッチ71及び72を切替える
手段としては、メカニカルスイッチであればプランジャ
ーやモーターを使用しても良く、また、スイッチ71及
び72について電気的なスイッチとしてもよい。
【0149】(第6の実施の形態)次に、図10のフロ
ーチャートを参照して、第6の実施の形態について説明
する。この第6の実施の形態では、フラッシュモード
(図3のステップS10,ステップS19)の制御シー
ケンスが上述した各実施の形態(図4に示すシーケン
ス)と異なっており、ストロボ回路の構成については上
述した第1乃至第5の実施の形態のいずれを用いても良
い。
【0150】すなわち、図4に示すフラッシュモードの
制御シーケンスでは、フライバック式昇圧回路とフォワ
ード式昇圧回路を切替えるにあたり、主コンデンサ21
の充電電圧が所定の切替え電圧レベルになったか否かを
基準としていたが、この第6の実施の形態では、フライ
バック式昇圧回路とフォワード式昇圧回路との切替えに
あたり、専用のタイマー(昇圧回路切替タイマー)を用
いて行うものである。
【0151】以下、図10のフローチャートに従って、
フラッシュモードにおけるストロボ回路の制御動作の説
明を行う。なお、図10中で、前述の図4のシーケンス
と同様の処理を行うステップには同一のステップ番号を
付しており、適宜その説明を省略する。
【0152】第6の実施の形態のフラッシュモードで
は、CPU125は、まずステップS20で、上述した
充電タイマーをセットし、次のステップS100で、フ
ライバック式昇圧回路からフォワード式昇圧回路に切替
えるための昇圧回路切替タイマーのタイマー時間を設定
する。
【0153】この昇圧回路切替タイマーのタイマー時間
の設定にあたっては、前述の電圧検出回路18からの検
出値に基づき、電池1の解放電圧、所定の電流を流した
電圧から電池1の内部抵抗を求め、電池1の状態により
決定される所定のタイマー時間を設定する。すなわち、
上述した各実施の形態では、電圧検出回路18が主コン
デンサ21自体の電圧を分圧し検出したが、この実施の
形態では、電圧検出回路18の検出値に基づいて、CP
U125が電池1の状態を確認することで充電状態を予
測し、効率良く昇圧するための切替え点(切換時間)を
昇圧回路切替タイマーのタイマー時間として設定する。
【0154】そして、次のステップS21で、CPU1
25は、接続ラインを介してフライバック式昇圧回路の
動作を行うための所定の発振信号を出力する。これによ
り、ストロボ回路では、フライバック式昇圧回路が作動
して主コンデンサ21に充電電流が流れ、主コンデンサ
21の電位が上昇する。
【0155】続くステップS101では、CPU125
は、昇圧回路をフライバック式からフォワード式に切替
えるための時間間隔を昇圧回路切替タイマーにて確認し
て、次のステップS102で切替時間となったか否かに
ついて判定する。ここで、切替時間となるまでは、ステ
ップS101及びステップS102の処理を繰り返し、
フライバック充電を継続する。
【0156】そして、切替え時間であると判定される
と、CPU125は、ステップS102からステップS
24に移行して、フォワード式昇圧回路の動作を行うた
めの発振信号を所定の接続ラインに出力することによ
り、主コンデンサ21の充電をフォワード式昇圧回路に
切替える。
【0157】なお、以下のステップS25乃至ステップ
S31の処理については、図4で説明した通りであり、
その説明を省略する。
【0158】上述の各実施の形態では、ストロボ内蔵式
カメラについての例を説明したが、本発明は、単体の電
子閃光装置にも適用できる。
【0159】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
主コンデンサを充電する充電回路としてフライバック式
昇圧回路とフォワード式昇圧回路を用い、主コンデンサ
の充電状態に応じていずれか一方が作動するように構成
したので、二つの昇圧回路の効率の良い部分を使用する
ことができ、電池容量の無駄を省くことが可能となっ
た。
【0160】従って、本発明によれば、主コンデンサの
充電についての電池エネルギーの使用効率の向上が図ら
れた閃光装置及びこれを備えたカメラを提供することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したストロボ内蔵型カメラのフラ
イバック式実施の形態の回路構成を示す図である。
【図2】各実施の形態におけるストロボ回路を制御する
CPU及びカメラ本体側のブロック図である。
【図3】CPU及び各部の基本動作について説明するフ
ローチャートである。
【図4】フラッシュモードの動作について説明するフロ
ーチャートである。
【図5】フライバック式コンバータとフォワード式コン
バータとの特性を比較して示す図である。
【図6】第2の実施の形態のストロボ回路を示す回路構
成図である。
【図7】第3の実施の形態のストロボ回路を示す回路構
成図である。
【図8】第4の実施の形態のストロボ回路を示す回路構
成図である。
【図9】第5の実施の形態のストロボ回路を示す回路構
成図である。
【図10】第6の実施の形態を説明する図であり、フラ
ッシュモードの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電池 2 コンデンサ 3 抵抗 4 第1の発振トランジスタ 5 抵抗 6 FET(第1のスイッチ素子) 8 抵抗 9 コンデンサ 10 抵抗 11 第2の発振トランジスタ 12 FET(第2のスイッチ素子) 13 抵抗 14 ダイオード 15 発振トランス 16 抵抗 17 高圧整流用ダイオード 18 電圧検出回路 19 トリガー回路 20 放電管 21 主コンデンサ 22 カメラ本体ブロック 30 FET(第1の発振素子) 31 抵抗 32 第1の発振トランス 33 FET(第2の発振素子) 34 抵抗 35 第2の発振トランス 36,37 高圧整流用ダイオード 41 コンデンサ 42 抵抗 43 発振トランジスタ 44 限流抵抗 45 スイッチ素子 46 プルダウン抵抗 47,49 スイッチ素子 48,50 プルダウン抵抗 51 発振トランス 61 抵抗 62 発振素子 63 発振トランス 64 抵抗 65 発光ダイオード 66 高圧整流用ダイオード 67 光サイリスタ 70 発振トランス 71,72 スイッチ 73,74 高圧整流用ダイオード 120 定電圧回路 121 スイッチ検知回路 122 温度検出回路 123 フィルム感度検知回路 124 シャッター駆動回路 125 CPU 126 測距回路 127 測光回路 128 表示回路 129 レンズ駆動回路 130 フィルム駆動回路

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主コンデンサと、 フライバック式昇圧回路とフォワード式昇圧回路とを有
    し、いずれかの昇圧回路により電池電圧を昇圧して前記
    主コンデンサを充電するための充電回路と、 前記主コンデンサの充電電荷を放電して閃光する閃光放
    電管と、 前記主コンデンサの充電状態を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に基づいて、前記フライバック
    式昇圧回路と前記フォワード式昇圧回路のいずれか一方
    が作動するように制御する制御手段とを備えたことを特
    徴とする閃光装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記主コンデンサの充
    電開始時には前記フライバック式昇圧回路が作動し、前
    記主コンデンサの充電状態の変化に応じて前記フォワー
    ド式昇圧回路が作動するように前記充電回路を切換制御
    することを特徴とする請求項1記載の閃光装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記主コンデンサの充
    電電圧を検出し、前記制御手段は、前記検出手段の検出
    結果に基づき、主コンデンサの充電電圧が所定の閾値を
    越えた場合に、前記フォワード式昇圧回路が作動するよ
    うに前記充電回路を切換制御することを特徴とする請求
    項2記載の閃光装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記主コンデンサの充
    電状態から前記電池の状態を検出し、電池の状態により
    設定される前記主コンデンサの充電電圧に関係する所定
    時間を算出し、前記制御手段は、前記主コンデンサの充
    電開始時から前記検出手段の算出した所定時間が経過し
    た場合に、前記フォワード式昇圧回路が作動するように
    前記充電回路を切換制御することを特徴とする請求項2
    又は3に記載の閃光装置。
  5. 【請求項5】 前記充電回路は、前記フライバック式昇
    圧回路と前記フォワード式昇圧回路とが、それぞれ別個
    の発振トランスを有して構成されたことを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれか1項に記載の閃光装置。
  6. 【請求項6】 前記充電回路は、前記フライバック式昇
    圧回路と前記フォワード式昇圧回路とが、共通の発振ト
    ランスを有して構成されたことを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれか1項に記載の閃光装置。
  7. 【請求項7】 前記充電回路は、前記フライバック式昇
    圧回路と前記フォワード式昇圧回路とが、一次巻線に中
    間電極が設けられた一つの発振トランスを有して構成さ
    れ、 前記発振トランスは、前記一次巻線の中間電極が前記電
    池の一方の極に接続されるとともに、前記一次巻線の両
    端側が前記電池の他方の極に接続され、前記フライバッ
    ク式昇圧回路による昇圧時には前記一次巻線の一端側
    を、前記フォワード式昇圧回路の昇圧時には前記一次巻
    線の他端側を介して、前記電池の電流を断続的に流すよ
    うに前記制御手段によって制御されることを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の閃光装置。
  8. 【請求項8】 前記充電回路は、前記発振トランスの一
    次巻線に流す電流の方向を、前記フライバック式昇圧回
    路による昇圧時と前記フォワード式昇圧回路による昇圧
    時とで異なる方向に流すことを特徴とする請求項6記載
    の閃光装置。
  9. 【請求項9】 前記充電回路は、前記フライバック式昇
    圧回路と前記フォワード式昇圧回路とが、二次巻線に中
    間電極が設けられた一つの発振トランスを有して構成さ
    れ、 前記発振トランスは、前記二次巻線の前記中間電極が前
    記主コンデンサの一端側に接続されるとともに、前記二
    次巻線の両端側が前記主コンデンサの他端側に接続さ
    れ、前記フライバック式昇圧回路による昇圧時には前記
    二次巻線の一端側を、フォワード式昇圧回路の昇圧時に
    は前記二次巻線の他端側を介して主コンデンサに充電電
    流を流すことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1
    項に記載の閃光装置。
  10. 【請求項10】 前記充電回路は、前記発振トランスの
    二次巻線から流れる主コンデンサの充電電流の方向を、
    フライバック式昇圧回路の昇圧時とフォワード式昇圧回
    路の昇圧時とで異なる方向に流すことを特徴とする請求
    項6記載の閃光装置。
  11. 【請求項11】 電池電圧に対しての昇圧動作として、
    フライバック式及びフォワード式の昇圧動作を行う充電
    回路と、該充電回路により充電されるコンデンサとを備
    えた閃光装置において、 前記昇圧動作を充電開始時はフライバック式で行わせる
    制御手段を設けたことを特徴とする閃光装置。
  12. 【請求項12】 電池電圧に対しての昇圧動作として、
    フライバック式及びフォワード式の昇圧動作を行う充電
    回路と、該充電回路により充電されるコンデンサとを備
    えた閃光装置において、 前記昇圧動作を前記コンデンサが充電された充電電圧状
    態に応じていずれか一方にセットする制御手段を設けた
    ことを特徴とする閃光装置。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は、充電開始から所定時
    間経過後にフォワード式に切換えることを特徴とする請
    求項11記載の閃光装置。
  14. 【請求項14】 前記制御手段は、前記コンデンサの充
    電電圧が所定値よりも低い状態ではフライバック式をセ
    ットすることを特徴とする請求項12記載の閃光装置。
  15. 【請求項15】 前記制御手段は、前記コンデンサの充
    電電圧が前記所定値を超えた状態ではフォワード式をセ
    ットすることを特徴とする請求項14記載の閃光装置。
  16. 【請求項16】 電池電圧に対しての昇圧動作として、
    フライバック式及びフォワード式の昇圧動作を行う充電
    回路と、該充電回路により充電されるコンデンサとを備
    えた閃光装置において、 前記フライバック式での電池より出力されるエネルギー
    と前記コンデンサに充電されるエネルギーの比に関与す
    る効率と前記フォワード式での電池より出力されるエネ
    ルギーとコンデンサに充電されるエネルギーの比に関与
    する効率とが一致又は略一致する状態となったときに昇
    圧動作をフライバック式からフォワード式に切換える制
    御手段を設けたことを特徴とする閃光装置。
  17. 【請求項17】 前記充電回路は、フライバック式の昇
    圧トランスとフォワード式の昇圧トランスとを独立して
    有することを特徴とする請求項11乃至16のいずれか
    1記載の閃光装置。
  18. 【請求項18】 前記充電回路は、フライバック式の昇
    圧トランスとフォワード式の昇圧トランスとを共通とす
    ることを特徴とする請求項11乃至16のいずれか1記
    載の閃光装置。
  19. 【請求項19】 前記トランスの一次巻線に流れる電流
    の方向を異なる方向にするスイッチ素子が設けられ、電
    流の方向を切換えることでフライバック式とフォワード
    式との切り替えを行うことを特徴とする請求項18記載
    の閃光装置。
  20. 【請求項20】 前記トランスの二次巻線の一方の端子
    にアノードが接続され、カソードを前記コンデンサの一
    方の端子に接続するダイオードが設けられたことを特徴
    とする請求項19記載の閃光装置。
  21. 【請求項21】 前記トランスの二次巻線の一方の端子
    をコンデンサの一方の端子に接続し、前記二次巻線の他
    方の端子を前記コンデンサの他方の端子に接続する第1
    の状態と、前記二次巻線の一方の端子をコンデンサの他
    方の端子に接続し、前記二次巻線の他方の端子を前記コ
    ンデンサの一方の端子に接続する第2の状態との間で切
    換える切り替え回路が設けられ、該接続状態を切換える
    ことでフライバック式とフォワード式の切り替えを行う
    ことを特徴とする請求項18記載の閃光装置。
  22. 【請求項22】 前記第1の状態で、前記トランスの前
    記二次巻線の一方の端子と前記コンデンサの一方の端子
    との間に巻線から前記コンデンサの方向に電流を流す方
    向に接続される第1のダイオードと、前記第2の状態
    で、前記二次巻線の他方の端子と前記コンデンサの一方
    の端子との間に前記巻線からコンデンサの方向に電流を
    流す方向に接続される第2のダイオードとが設けられた
    ことを特徴とする請求項21記載の閃光装置。
  23. 【請求項23】 請求項1乃至22のいずれか1記載の
    閃光装置を備えたことを特徴とするカメラ。
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