JP2005143224A - コンデンサの充電装置、ストロボ装置およびストロボ内蔵カメラ - Google Patents

コンデンサの充電装置、ストロボ装置およびストロボ内蔵カメラ Download PDF

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Abstract

【課題】大きくかつ高コストの高圧部品を採用することなくコンデンサの充電電圧を検出することができ、小型化、低コスト化、更には携帯性の良好な装置を提供する。
【解決手段】トランス13とスイッチ素子12を具備し、電源を昇圧してコンデンサ15を充電するためのフライバックコンバータと、スイッチ素子のオフ期間に、トランスの一次巻線に発生する電圧に基づいてコンデンサの充電電圧を検出する充電電圧検出手段と、該充電電圧検出手段の出力をもとに前記スイッチ素子を制御して前記コンデンサの充電を制御する制御手段125とを有し、前記充電電圧検出手段は、トランスの一次巻線の両端に第1の抵抗3を介して接続されるカレントミラー回路4,5と、該カレントミラー回路の出力電流をコンデンサの充電電圧に相応する電圧に変換するための第2の抵抗7とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、フライバックコンバータを有するコンデンサの充電装置、ストロボ装置およびストロボ内蔵カメラに関するものである。
最近の銀塩カメラやデジタルカメラなどではストロボ装置が組み込まれているものが一般化している。また、電池も小型になり、このため撮影回数を増すためにストロボ装置もフォワードコンバータからより効率の良いフライバックコンバータを使用する傾向にある。フォワードコンバータでは、発振用トランスの出力電圧は電源電圧にこのトランスの一次巻線と二次巻線の巻線比を掛けた電圧以上には上昇しないため、電源電圧に応じた巻線比を設定すれば最終充電電圧を検出しなくとも主コンデンサに対する過電圧印加を防止することが可能である。一方、フライバックコンバータで昇圧する場合には、巻線比などの電圧制限が出来ず、主コンデンサの充電電圧を検出することが必要となる。また、フォワードコンバータでも充電時間を短縮するために巻線比をあげ、主コンデンサの電圧を検出するものが一般的になってきている。このため、主コンデンサ電圧を検出するために主コンデンサの電圧を分圧抵抗などで分圧して検出するものや、高圧の定電圧ダイオードにより検出するものが一般的であった(例えば、特許文献1)。
特開2000−305140号公報
しかしながら、ストロボ装置では主コンデンサに充電する電圧が約300Vの高圧のため、高圧部品の使用が多くなる。高圧回路を基板に実装する場合には実装パターン間のパターン間隔も広く取らなければならず、また部品自体も大きいため、デジタルカメラや銀塩カメラなど携帯性を要求される物にあっては実装上集積効率が悪く、携帯性の良い小型化に対しての問題があった。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、トランスとスイッチ素子を具備し、電源を昇圧してコンデンサを充電するためのフライバックコンバータと、前記スイッチ素子のオフ期間に、前記トランスの一次巻線に発生する電圧に基づいて前記コンデンサの充電電圧を検出する充電電圧検出手段と、該充電電圧検出手段の出力をもとに前記スイッチ素子を制御して前記コンデンサの充電を制御する制御手段とを有し、前記充電電圧検出手段は、前記トランスの一次巻線の両端に第1の抵抗を介して接続されるカレントミラー回路と、該カレントミラー回路の出力電流を前記コンデンサの充電電圧に相応する電圧に変換するための第2の抵抗とを有するコンデンサの充電装置とするものである。
上記構成においては、前記トランスの一次側で前記コンデンサの充電電圧に相応する電圧を検出することができれば、前記充電電圧検出手段を高圧部品を使用せずに低圧回路化できることに着目し、該充電電圧検出手段を、トランスの一次巻線の両端に第1の抵抗を介してカレントミラー回路を接続し、該カレントミラー回路の出力電流側に接続される第2の抵抗に発生する電圧を、前記コンデンサの充電電圧に相応する電圧として検出する構成にしている。
このような構成にした場合、前記第1の抵抗に対して直列にダイオード接続したり、前記カレントミラー回路に対して直列にダイオードを接続することで、前記カレントミラー回路を構成するトランジスタのベース耐圧より電源が高い場合にも、安全に充電電圧に相応する電圧を検出可能となる。また、前記カレントミラー回路に対して直列に定電圧ダイオードを接続することにより、該カレントミラー回路を集積化する場合も、耐電圧を下げることが可能となる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のコンデンサの充電装置と、該コンデンサの充電装置により充電される前記コンデンサと、該コンデンサの充電エネルギーにより発光する放電管とを有するストロボ装置とするものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のストロボ装置を搭載するストロボ内蔵カメラとするものである。
本発明によれば、大きくかつ高コストの高圧部品を採用することなくコンデンサの充電電圧を検出することができ、小型化、低コスト化、更には携帯性の良好なコンデンサの充電装置、ストロボ装置およびストロボ内蔵カメラを提供できるものである。
以下の実施例1ないし実施例5に示す通りである。
図1は本発明の実施例1に係わるカメラシステムの回路構成を示すブロック図である。
まず、ストロボ装置内の回路構成について説明する。1は電源であるところの電池、2は電池1と並列に接続された電源コンデンサ、3は抵抗である。4及び5はカレントミラー回路を構成するPNPトランジスタであり、エミッタ及びベースが各々接続されており、更にベースがトランジスタ5のコレクタに接続されている。トランジスタ5のコレクタは抵抗3を介して後述するトランスの一端に接続され、エミッタはトランスの他端に接続されている。6及び7は直列に接続される抵抗であり、トランジスタ4のコレクタ側に挿入されている。8は平滑用コンデンサ、9は所定の基準電圧源である。10はコンパレータであり、マイナス入力端子は基準電圧源9に接続され、プラス入力端子はコンデンサ8と抵抗6及び7の中点に接続されている。11は抵抗、12はスイッチ素子であり、抵抗11はスイッチ素子12の制御端子にプルダウン抵抗として接続されている。
13はトランスであり、一次巻線の一端が電池1に接続され、他端がスイッチ素子12に接続されている。14は高圧整流ダイオード、15は主コンデンサ、16はコンデンサ、17,18は抵抗、19はサイリスタ、20はトリガーコンデンサ、21はトリガートランスである。コンデンサ16及び抵抗17はサイリスタ19のゲートとカソード間に並列に接続されている。トリガーコンデンサ20は抵抗18及びトリガートランス21の一次巻線を介して主コンデンサ15と同電位に充電されるよう構成されている。トリガートランス21の二次巻線は放電管22の透明なトリガー電極に接続されている。放電管22は主コンデンサ15と並列に接続されている。
次に、カメラ側の回路構成について説明する。23は接続ラインa〜cを介して上記のストロボ装置と信号の授受を行うカメラ制御部であり、以下の各回路を有している。120は定電圧を発生する電源回路である。125はマイクロコンピュータ(以下マイコンと呼ぶ)であり、EEPROM、A/D、D/Aコンバータ等からなる。電源回路120はマイコン125とVCCEN端子を介して接続されている。121はスイッチ検出回路であり、電池またはVDD電源により作動して各スイッチの状態や変化などの情報をラインSWDを介してマイコン125へ伝達するように構成される。122は温度検出回路であり、THENラインからのイネーブル信号にて温度データをTHDラインを介してマイコン125へ伝達する。123はフィルム感度及び駒数などの情報を得るフィルム感度検出回路であり、FLMENラインからの信号にてフィルムのデータをFLMDラインを介してマイコン125へ伝達する。124はバッテリーの情報を得るバッテリーチェック回路であり、BATCKラインからの信号によりBATDラインを介してマイコン125へ電池1の情報を伝達する。126はシャッタ駆動回路であり、SHDRVラインの出力信号にてシャッタ駆動の制御を行う。
127は測距回路であり、AFENラインからのイネーブル信号にて測距データをAFDラインを介してマイコン125へ伝達する。128は測光回路であり、AEENラインからのイネーブル信号にて測光データをAEDラインを介してマイコン125へ伝達する。129は表示回路であり、例えばラインDISPを介してLCD等に必要な情報を表示するものである。130はレンズを駆動するためのレンズ駆動回路であり、LNSDRVラインからの信号にてレンズの制御を行う。131はフィルムを給送するためのフィルム駆動回路であり、FILMDRVラインからの信号にてフィルムの駆動を制御する。
以上の様な構成において、図2のフローチャートにしたがい、動作の説明を行う。ここでは、カメラ制御部23側の電源はすでに投入された状態であり、マイコン125は低消費モードとなっていて動作が停止しているものとして説明を行う。
スイッチ検知回路121内の図示しない電源スイッチが投入されると、マイコン125が低消費モードから復帰し作動を開始する。マイコン125が定電圧を発生する電源回路120にVCCEN端子を介して信号を与えると、電源回路120は電池1の電荷を昇圧させ、定電圧化した電源であるVccを各回路に供給する。
ここで、図2のフローチャートに従えば、撮影準備を行う為のレリーズボタン(不図示)の半押し状態である第1ストロークスイッチSW1が押されるのを待ち(S1)、スイッチ信号が発生すると分岐し、所定のカウンタをリセットし(S2)、更にバッテリーチェック回路124へBATCKラインを介して信号を与え、BATDラインから電池情報を得る(S3)。この電池情報によりカメラの撮影に必要な電源状態にあるか無いかを判定し(S4)、充分で無い場合はステップS1に戻り、電源が充分と判定すると端子AFENに信号を与え、測距回路127を作動させて被写体までの距離を測定(測距)し、ラインAFDを介してこの情報を得る(S5)。続いてラインAEENに信号を送ることで測光回路128を作動させて被写体の輝度を測定し、この情報をラインAEDを介してマイコン125に与える(S6)。そして、この輝度データとフィルム感度検出回路123から得られたフィルムの感度情報を加味して、被写体輝度が所定輝度より明るいか暗いかを判定し(S7)、輝度が低い場合にはフラッシュモードに進む(S8)。このフラッシュモードではストロボの充電を行う。
ここで、フラッシュモードの動作についての説明を、図3のフローチャートにしたがって行う。
ここでは先ず、充電時間が非常に長くなった場合に充電を打ち切るためのタイマである充電タイマ、例えば10〜15秒程度の時間であるタイマをセット(S101)し、次に充電を開始するため、図1に示すカメラ制御部23から接続ラインbに所定のハイレベル・ローレベルの起動信号を与える(S102)。
上記の接続ラインbを介してハイレベル信号がスイッチ素子12の制御電極に与えられると、該スイッチ素子12は導通して電池1よりトランス13の一次巻線を介して電流が流れる。トランス13の一次電流が流れている期間、二次巻線に電圧が発生するが、高圧整流ダイオード14によって二次電流が流れることは阻止される。所定時間後に接続ラインbを介してローレベル信号がスイッチ素子12の制御電極に与えられると、トランス13の二次巻線に発生していた電圧極性が反転して二次電流が放出される。この時、一次巻線に流れていた電流をIp、一次インダクタンスをLとすれば、トランス13のコアに蓄積されていた(1/2)LIp のエネルギーが二次巻線より放出される。この二次巻線の電流は高圧整流ダイオード14を介して主コンデンサ15に蓄積される。スイッチ素子12の制御電極にハイレベル信号とローレベル信号を交互に与えてこの動作を繰り返すことで主コンデンサ15の電位は上昇する。
ここで、主コンデンサ15の充電電圧をVcm、トランス13の一次巻線数に対する二次巻線数の比をn{n=(二次巻線数)/(一次巻線数)}とし、トランス13の巻線の抵抗が小さいとして無視すれば、トランス13の一次巻線に発生する電圧VLは、
VL=Vcm/n
と演算される。この電圧は電池1に接続された一次巻線の一端に対してトランジスタ4及び5とスイッチ素子12の接続点にある他端がプラスとなる極性で発生する。トランス13の一次巻線にはトランジスタ4及び5で構成されるカレントミラー回路の入力が抵抗3を介して接続されており、電流は一次巻線からトランジスタ5のエミッタ、コレクタを介して抵抗3へと流れる。トランジスタ4,5のベースとエミッタ間の電圧をVbeとすれば、抵抗3に流れる電流IR3は
IR3=(Vcm/n−Vbe)/R3
となり、カレントミラー回路の出力側のトランジスタ4のコレクタ電流にもIR3と同じ電流が流れるため、抵抗7に発生する電圧VR7は
VR7=IR3*R7
=(Vcm/n−Vbe)*R7/R3
となる。例えばn=20、Vbe=0.7V、R3=50kΩ、R7=6.8kΩ、コンパレータの基準電圧9がVTH=2Vであるとすると、主コンデンサ15の充電電圧Vcmは
Vcm=(VTH*R3/R7+Vbe)*n
=(2*50k/6.8k+0.7)*20
=308V
となる。
ここで、コンパレータ10は、主コンデンサ15が所定の電圧である約310Vとなるとローレベルからハイレベルへと変化するよう設計されている。
なお、抵抗6及びコンデンサ8はスイッチング素子12のオフ時に発生するノイズを吸収するために挿入されている。
図4の波形Aはトランス13の一次電流、波形Bはトランス13の二次電流、波形Cはトランス13の一次巻線電圧、波形Dはコンパレータ10のプラス入力端子レベルすなわち抵抗7に発生する電圧、波形Eはコンパレータ10の出力電圧を示している。なお、図4は主コンデンサ15の電位が低く、波形D(抵抗7に発生する電圧)がコンパレータ10の検出レベルである基準電圧源9のVTHに達していないため、波形Eがローレベルのままである状態を示している。
図5は図4と異なり、主コンデンサ15の電位が所定レベルに達し、波形Dが基準電圧源9のVTHを超えており、コンパレータ10がハイレベルの出力信号をカメラ制御部23内のマイコン125に与えている状態を示している。ここでは簡略化するため、コンパレータ10のプルアップ抵抗は省略している。
このように、本実施例の構成によれば、昇圧動作によって主コンデンサ15の充電電圧が所定電圧に達したかを、コンパレータ10の出力電圧にて検出することが出来る。
図3のフローチャートに戻り、主コンデンサ15が所定電圧以下であればステップS103からステップS104へ移行し、充電タイマを確認し、この充電タイマがカウントアップ以前であれば再びステップS103に戻る。その後、所定の電圧に達すると、充電完了のフラグを立て(S105)、充電を終了する(S106)。一方、主コンデンサ15の充電電圧が所定電圧になる前に充電タイマがカウントアップすると、充電NGフラグを立てて(S108)、スイッチ素子12の駆動信号を停止し充電を終了する(S106)。そして、充電タイマをリセットして(S107)、もとの図2のルーチンに戻る。
図2に戻り、ステップS8のフラッシュモードを抜けると、図3で立てたステップS105,S108でのフラグを確認し(S9)、充電が完了していないNGの場合はステップS1に戻り、OKで有ればステップS10へ進む。
次に、不図示のレリーズボタンの第2ストロークスイッチが操作されると(S10)、上記ステップS5での測距データに基づきレンズ駆動回路130をラインLNSDRVを介し制御して焦点調整を行う(S11)。さらに、上記ステップS6で得られた被写体の輝度とフィルム感度データからの条件によりシャッタ開口を行うため、シャッタ駆動回路126をラインSHDRVを介して制御する。この時、主被写体の輝度が低く、ストロボ装置が必要な場合には測距データとフィルム感度により適正な絞り値でストロボ装置を発光させる(S12)。
ストロボ装置の発光は図1の接続ラインcにハイレベル信号を与えて行う。接続ラインcにハイレベル信号が与えられると、サイリスタ19のゲート電流が流れ、サイリスタ19が導通する。このため、トリガーコンデンサ20の電荷がトリガーコイル21の一次巻線を介して流れ、二次巻線出力に高圧のパルス電圧が発生する。この高圧パルスは放電管22のトリガー電極に与えられ、放電管22は励起される。このため一気に放電管22のインピーダンスは低下し、主コンデンサ15の充電エネルギーを放電して光エネルギーに変換することで被写体を照明する。尚、ストロボ装置を使用した場合、フラッシュのフラグをリセットする。
シャッタが閉成されると、焦点位置にあったレンズをラインLZSDRVを介して制御し初期位置に戻す(S13)。そして、フィルム駆動回路131をラインFILMDRVを介して制御し、撮影の終了したフィルムを1駒分巻き上げる(S14)。次に、ストロボ装置を使用した事を示す上記ステップS15でのフラッシュフラグのリセットを確認し(S15)、ここでリセットされている時はフラッシュモードにして前記ステップS8と同様に、主コンデンサ15の充電を行なって(S16)ステップS1に戻り、一連のシーケンスを終了する(S16)。尚、ストロボ装置を使用しない場合にはステップS16を通過してステップS1に戻り、一連のシーケンスを終了する。
本実施例1では、カレントミラー回路として構成されるPNPのトランジスタ4,5によりトランス13の一次巻線に発生する電位を電流に変換して検出するようにしている。よって、主コンデンサ15の充電電圧を、高圧部品を使用することなく、低圧回路のみで検出可能となった。つまり、主コンデンサ15の電圧検出を行う回路(トランジスタ4,5、抵抗7、コンパレータ10)を、高圧部品を使用しない低圧回路化することを可能となり、デジタルカメラ(システム)等の小型化を達成でき、その携帯性を損なうこともない。
図6は本発明の実施例2に係わるカメラシステムの回路構成を示す図である。カメラ制御部23内は図1で示した構成と同様であるため、ここでは簡略化して図示している。また、ストロボ装置側においては、前述の実施例1と同様な機能を有するものは同一の符号にて示している。
ここではストロボ装置の構成と動作に関して説明する。
まず、図1と異なる構成を説明する。31は演算増幅器(以下アンプという)、32はダイオード、33は記憶用コンデンサである。抵抗7はアンプ31の非反転入力端子に接続され、アンプ出力はダイオード32を介して反転入力端子に接続されるとともに記憶用コンデンサ33に接続され、これらでピークホールド回路を構成している。記憶コンデンサ33はラインaを介してカメラ制御部23のマイコン125内の図示しないA/Dコンバータに接続されている。
上記のような構成におけるストロボ装置の動作について説明する。この動作の説明は図3に示すフラッシュシーケンスにしたがって説明する。
ここでは先ず、充電時間が非常に長くなった場合に充電を打ち切るためのタイマをセットし(S101)、充電を開始するため、図6に示すカメラ制御部23から接続ラインbに所定のハイレベル・ローレベルの起動信号を与える(S102)。
上記の接続ラインbを介してハイレベル信号がスイッチ素子12の制御電極に与えられると、該スイッチ素子12は導通し、電池1よりトランス13の一次巻線を介して電流が流れる。トランス13の一次電流が流れている期間、二次巻線に電圧が発生するが、高圧整流ダイオード14によって二次電流が流れることは阻止される。所定時間後に接続ラインbを介してローレベル信号がスイッチ素子12の制御電極に与えられると、二次巻線に発生していた電圧極性が反転し二次電流が放出される。この二次巻線の電流は高圧整流ダイオード14を介して主コンデンサ15に蓄積される。スイッチ素子12の制御電極にハイレベル信号とローレベル信号を交互に与えてこの動作を繰り返すことで主コンデンサ15の電位は上昇する。
ここで、トランスの一次巻線に発生する電圧VLは、トランス13の巻線の抵抗が小さいとして無視すれば、実施例1と同様に、
VL=Vcm/n
と演算される。この電圧は電池1に接続された一次巻線の一端に対してトランジスタ4及び5とスイッチ素子12の接続点にある他端がプラスとなる極性で発生することは同様である。トランス13の一次巻線にはトランジスタ4及び5で構成されるカレントミラー回路の入力が抵抗3を介して接続されており、電流は一次巻線からトランジスタ5のエミッタ、コレクタを介して抵抗3へと流れる。従って、実施例1と同様に、抵抗3の電流IR3は
IR3=(Vcm/n−Vbe)/R3
となり、抵抗7に発生する電圧VR7は
VR7=IR3*R7
=(Vcm/n−Vbe)*R7/R3
となる。アンプ31の非反転入力端子はこの抵抗7に発生する電位を受け、ダイオード32を介して記憶用コンデンサ33に記憶される。そして、この電位は接続ラインaを介してカメラ制御部23のマイコン125内の図示しないA/Dコンバータに接続されており、主コンデンサ15が所定電圧に達するレベルを検出する。
上記の実施例1では、抵抗7の電位をコンパレータ10にて検出したが、一次電流が流れている間はローレベルとなり、抵抗7に発生する電圧は結果パルスで出力される(図5の波形D参照)ため、A/D検出の場合には誤測定の可能性があった。この実施例2では、アンプ31と記憶用コンデンサ33により直流電圧としてマイコン125内の不図示のA/Dコンバータに入力して、充電電圧を検出すようにしている。
図3のフローチャートに戻り、A/Dコンバータの検出により主コンデンサ15が所定電圧に達していない場合はステップS103からステップS104へ移行し、充電タイマを確認して該充電タイマがカウントアップ以前であれば再びステップS103に戻る。A/Dコンバータの検出で主コンデンサ15が所定の電圧に達していると判定するとステップS105に移行し、充電完了のフラグを立てる。主コンデンサ15の充電電圧が所定電圧になる前に充電タイマがカウントアップすると充電NGフラグを立てて(S108)、スイッチ素子12の駆動信号を停止し充電を終了する(S106)。そして、充電タイマをリセットして(S107)、もとの図2のルーチンに戻る。
本実施例2では、ピークホールド回路の出力をA/Dコンバータへ入力することにより充電電圧の検出を行うようにしているので、より詳細な充電電圧レベルを検出することが可能となる。
図7は本発明の実施例3に係わるカメラシステムの回路構成を示す図である。前述までの実施例1,2と同様な機能を有するものは同一の符号にて示している。ここではストロボ装置の構成と動作に関して説明を行う。
図1と異なる構成は、カレントミラー回路を構成するトランジスタ5のコレクタ側に、ダイオード34を挿入した点である。
この構成による動作を説明すれば、昇圧動作時、スイッチ素子12は接続ラインbの出力信号に応じて導通・非導通を繰り返し行う。カレントミラー回路よりの抵抗7への出力はスイッチ素子12が非導通時に発生する。スイッチ素子12が導通時には、カレントミラー回路を構成するトランジスタ5のコレクタ及びベースには電源1の電圧が印加され、エミッタ側はグランドレベルとなる。従って、トランジスタ4及び5のベースとエミッタ間には逆バイアスが印加されるが、ダイオード34によりこの電位の印加が防止される。
スイッチ素子12の非導通時にトランス13の一次巻線に発生する電位によって、抵抗3に流れる電流IR3は、ダイオード34の動作電圧をVFとすれば
IR3=(Vcm/n−Vbe−VF)/R3
となり、抵抗7に発生する電圧VR7は
VR7=IR3*R7
=(Vcm/n−Vbe−VF)*R7/R3
となる。
本実施例3のように、カレントミラー回路を構成するトランジスタ5のコレクタ側にダイオード34を挿入することにより、カレントミラー回路を構成するトランジスタのベース耐圧より電源1の電圧が高い場合であっても安全に充電電圧の検出を行うことができることとなる。
図8は本発明の実施例4に係わるカメラシステムの回路構成を示す図である。前述までの実施例1〜3と同様な機能を有するものは同一の符号にて示している。ここではストロボ装置の構成と動作に関して説明を行う。
図1と異なる構成は、カレントミラー回路を構成するトランジスタ5及び4のエミッタとスイッチ素子12の間に、ダイオード35を挿入した点である。
この構成による動作を説明すれば、昇圧動作時、スイッチ素子12はラインbの出力信号に応じて導通・非導通を繰り返し行う。カレントミラー回路よりの抵抗7への出力はスイッチ素子12が非導通時に発生する。スイッチ素子12が導通時にはカレントミラー回路を構成するトランジスタ4及び5のベースには抵抗3を介して電源1の電圧が印加されるが、ダイオード35のエミッタ側の電位をスイッチ素子12の導通時にグランドレベルとなることを阻止することより、電源1によるトランジスタ4及び5のベースとエミッタ間に印加される逆電位のバイアスの電位印加が防止できる。
スイッチ素子12の非導通時にトランス13の一次巻線に発生する電位によって、抵抗3に流れる電流IR3はダイオード35の動作電圧をVFとすれば
IR3=(Vcm/n−Vbe−VF)/R3
となり、抵抗7に発生する電圧VR7は
VR7=IR3*R7
=(Vcm/n−Vbe−VF)*R7/R3
となる。
この実施例4により、上記の実施例3と同様に、カレントミラー回路を構成するトランジスタのベース耐圧より電源1の電圧が高い場合にも、安全に充電電圧の検出を可能としている。
図9は本発明の実施例5に係わるカメラシステムの回路構成を示す図である。前述までの実施例1〜4と同様な機能を有するものは同一の符号にて示している。ここではストロボ装置の構成と動作に関して説明を行う。
図1と異なる構成は、ミラー回路を構成するトランジスタ5及び4のエミッタとスイッチ素子12の間に、定電圧ダイオード36を挿入した点である。
この構成による動作を説明すれば、昇圧動作時、スイッチ素子12は接続ラインbの出力信号に応じて導通・非導通を繰り返し行う。スイッチ素子12が非導通時には主コンデンサ15の電圧Vcmとトランス13の一次巻線比n{n=(二次巻線数)/(一次巻線数)}として該トランス13の巻線抵抗が小さいとして無視すれば、一次巻線の電圧VLは
VL=Vcm/n
の電位が発生する。一般的に巻線比nは10〜30程度であり、20としても主コンデンサ15の充電完了電圧が310V程度とすれば約16Vの高い電圧となり、更に電池1の電圧が印加されることとなる。従って、スイッチ素子12の非導通時の電圧Vswは電池1の電圧をVbatとして
Vsw=Vcm/n+Vbat
が印加される。
従って、カレントミラー回路を他の集積回路の一部に取り込む場合には、該集積回路の耐電圧を高くしなければならない。しかしこの定電圧ダイオード36はカレントミラー回路の耐圧を軽減するものであるため、その必要が無くなる。
抵抗3に流れる電流IR3は、定電圧ダイオード36の動作電圧をVzとすれば
IR3=(Vcm/n−Vbe−Vz)/R3
となり、抵抗7に発生する電圧VR7は
VR7=IR3*R7
=(Vcm/n−Vbe−Vz)*R7/R3
となる。カレントミラー回路側に印加される電圧Vは
V=Vcm/n+Vbat−Vz
として定電圧ダイオード36により軽減される。
この実施例5により、カレントミラー回路を集積回路化する場合に、耐電圧を下げることが可能となる。
以上の各実施例によれば、以下のような効果を有するものとなる。
トランス13とスイッチ素子12を有するフライバックコンバータにより主コンデンサ15を充電するものにおいて、トランス13の一次巻線の両端に抵抗3を介してカレントミラー回路(トランジスタ4,5)を、このカレントミラー回路の出力端に抵抗7を、それぞれ接続し、スイッチ素子12のオフ期間に、トランス13の一次巻線に発生する電位を検出するようにしている。詳しくは、カレントミラー回路の出力電流を抵抗7にて電圧(充電電圧に相応する電圧)に変換するという簡単な構成で、主コンデンサ15の充電電圧の検出を可能にしている。
つまり、上記構成は主コンデンサ15の充電電圧をトランス13の一次側で検出していることになり、よって、高圧部品等の大きな部品や高圧部品でコストの高いものを採用することなく、充電電圧を検出する為の手段を低圧部品で構成でき、カメラシステム(ストロボ内蔵カメラ)の小型化やコストの削減、更にはその携帯性を良好なものにすることができる。
また、抵抗3に対して直列にダイオード34を挿入したり、カレントミラー回路に対して直列にダイドード34を挿入することで、電源電圧の高い装置にも使用を可能としている。更には、カレントミラー回路に対して直列に定電圧ダイオード36を挿入することで、カレントミラー回路等を高耐圧化することなく集積回路に取り込み易いといメリットもある。
本発明は、大きくかつ高コストの高い高圧部品を採用することなくコンデンサの充電電圧を検出することができ、小型化、低コスト化、更には携帯性の良好な装置とすることができるという効果を有し、装置としては、コンデンサの充電装置や、ストロボ装置、さらにはストロボ内蔵カメラ等に有用である。
本発明の実施例1に係わるカメラシステムの回路構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係わる主要部分の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例1においてフラッシュシーケンス動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例1を説明するための各部波形を示す図である。 本発明の実施例1を説明するための各部波形を示す図である。 本発明の実施例2に係わるカメラシステムの構成を示す回路図である。 本発明の実施例3に係わるカメラシステムの構成を示す回路図である。 本発明の実施例4に係わるカメラシステムの構成を示す回路図である。 本発明の実施例5に係わるカメラシステムの構成を示す回路図である。
符号の説明
1 電源
2 電源コンデンサ
3 抵抗
4 トランジスタ
5 トランジスタ
7 抵抗
12 スイッチ素子
13 トランス
15 主コンデンサ
22 放電管
23 カメラ制御部
34,35 ダイオード
36 定電圧ダイオード
125 マイコン

Claims (4)

  1. トランスとスイッチ素子を具備し、電源を昇圧してコンデンサを充電するためのフライバックコンバータと、前記スイッチ素子のオフ期間に、前記トランスの一次巻線に発生する電圧に基づいて前記コンデンサの充電電圧を検出する充電電圧検出手段と、該充電電圧検出手段の出力をもとに前記スイッチ素子を制御して前記コンデンサの充電を制御する制御手段とを有し、
    前記充電電圧検出手段は、前記トランスの一次巻線の両端に第1の抵抗を介して接続されるカレントミラー回路と、該カレントミラー回路の出力電流を前記コンデンサの充電電圧に相応する電圧に変換するための第2の抵抗とを有することを特徴とするコンデンサの充電装置。
  2. 前記カレントミラー回路は、2個のPNPトランジスタで構成されており、電流入力側の一端が前記第1の抵抗を介して電源に、他端が前記トランスと前記スイッチ素子の接続点に、それぞれ接続され、電流出力端が前記第2の抵抗を介して電源の負極間に接続されることを特徴とする請求項1に記載のコンデンサの充電装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のコンデンサの充電装置と、該コンデンサの充電装置により充電される前記コンデンサと、該コンデンサの充電エネルギーにより発光する放電管とを有するストロボ装置。
  4. 請求項3に記載のストロボ装置を搭載することを特徴とするストロボ内蔵カメラ。
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