JP2003066514A - 閃光撮影装置 - Google Patents

閃光撮影装置

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JP2003066514A
JP2003066514A JP2001252868A JP2001252868A JP2003066514A JP 2003066514 A JP2003066514 A JP 2003066514A JP 2001252868 A JP2001252868 A JP 2001252868A JP 2001252868 A JP2001252868 A JP 2001252868A JP 2003066514 A JP2003066514 A JP 2003066514A
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Toshiyuki Kumakura
敏之 熊倉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリーチェック用の負荷や、該負荷を駆
動を制御する為の専用の半導体スイッチ、該半導体スイ
ッチを制御する為の専用の出力端子を省き、小型で安価
にする。 【解決手段】 電池電圧を昇圧するフライバック型DC
/DCコンバータと、該DC/DCコンバータにより充
電される主コンデンサと、前記DC/DCコンバータの
駆動を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、第
1の駆動モード時には、前記主コンデンサへの充電を行
うために前記DC/DCコンバータを駆動し、第2の駆
動モード時には、前記電池の電圧状態を検出するための
バッテリーチェック用の疑似負荷として前記DC/DC
コンバータを駆動する(#201)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、閃光撮影装置、特
に電池電圧を昇圧するフライバック型DC/DCコンバ
ータを有する閃光撮影装置の改良に関するものである
【0002】
【従来の技術】従来の閃光撮影装置の昇圧回路は、フォ
ワード方式のコンバータが主に用いられてきた。このフ
ォワード方式の昇圧回路は、回路構成が簡単であり、ト
ランスのバラツキによる影響も少なく一般的に広く使用
されてきた。これに対して、最近ではカメラの小型化に
伴い電池も容量の少ないものが一般化され、またガイド
ナンバ−は逆に高光量化されてきている。この為、フォ
ワード方式に比較して効率の良いフライバック方式のコ
ンバータが使用され始めてきた。このフライバックコン
バ−タで主コンデンサを充電する場合に少ない電流で充
電を行うことで、より効率化が図れるようになる。ま
た、閃光撮影装置に用いられる電池の状態を判別するた
めに、一度所定の擬似的な負荷抵抗等を該電池に接続し
て、その状態にて電池電圧をモニターして電池電圧の状
態を判別することは一般的に行われている
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、電池電圧状態判別用の擬似的な負荷が
必要となるという欠点を有していた。一般的に、電池電
圧状態判別用の負荷抵抗にはかなり大きな電流を流す必
要があることから抵抗の耐電力が大きいものが必要であ
り、大きさとしても大型化する。また、上記抵抗を所定
のときのみ制御する必要があり、かなり電流の流せる大
型の半導体スイッチ素子等が必要であった。
【0004】また、この半導体スイッチ素子を制御する
ために、例えば、マイコン等を用いる制御方式では、マ
イコンの出力端子を使用してしまい、該マイコンの出力
端子数が増大するという欠点を有していた。
【0005】(発明の目的)本発明の目的は、バッテリ
ーチェック用の負荷や、該負荷を駆動を制御する為の専
用の半導体スイッチ、さらには半導体スイッチを制御す
る為の専用の出力端子を省き、小型で安価な閃光撮影装
置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電池電圧を昇圧するフライバック型DC
/DCコンバータと、該DC/DCコンバータにより充
電される主コンデンサと、前記DC/DCコンバータの
駆動を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、第
1の駆動モード時には、前記主コンデンサへの充電を行
うために前記DC/DCコンバータを駆動し、第2の駆
動モード時には、前記電池の電圧状態を検出するための
バッテリーチェック用の疑似負荷として前記DC/DC
コンバータを駆動する閃光撮影装置とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0008】図1は本発明の実施の一形態に係る閃光撮
影装置の回路構成を示すブロック図であり、同図におい
て、1は電源であるところの電池、2は電源コンデン
サ、3はスイッチ素子、4及び5は抵抗である。6はコ
ンパレータであり、スイッチ素子3と直列に接続される
抵抗5の電位が測定出来るように検出端子が図1のよう
に接続されている。前記抵抗4はスイッチ素子3の制御
端子のためのプルダウン抵抗であり、制御端子と電池1
の負極に接続されている。
【0009】7は後述する定電圧回路からの電源Vccよ
りコンパレータ6の出力をプルアップする為の抵抗、8
は発振トランス、9は高圧整流用ダイオード、10は電
圧検出回路、11はトリガー回路、12は放電管であ
る。13は主コンデンサであり、高圧整流ダイオード9
がトランス8の二次巻線Sと主コンデンサ13の+電極
間に、電圧検出回路10、トリガ回路11及び放電管1
2が主コンデンサ13と並列に挿入されている。
【0010】なお、電源コンデンサ2、スイッチ素子
3、抵抗4,5,発振トランス8が、フライバック型の
DC/DCコンバータに相当する。
【0011】a〜fは後述するカメラ制御回路125と
の接続ラインであり、aはスイッチ素子3の接続ライン
に接続され、bはコンパレータ6の+電極に接続されて
おり、後述するカメラ制御回路125のD/Aコンバー
タと接続されている。cはコンパレータ6の出力に接続
されている。dは電圧検出を行うための駆動信号ライン
であり、電圧検出回路10の出力信号が接続ラインeを
介して後述するカメラ制御回路125へ入力され、主コ
ンデンサ13の充電電圧を検出する。端子fは放電管1
2を発光させるためのトリガー回路11を作動させるた
めの起動信号を与えるものである。
【0012】25は、A/DコンバータD/Aコンバー
タ、インターフェイス回路等を含むカメラ制御回路であ
り、マイクロコンピュータより成る。120は定電圧回
路であり、カメラ制御回路125からVCCEN端子を
介して制御され、各回路に電源であるVccを供給する。
121はスイッチ検知回路であり、電池またはVcc電源
により作動して各スイッチの状態や変化などをSWDラ
インを介しカメラ制御回路125へ伝達する。122は
温度検出回路であり、THENラインをイネーブルし、
温度データをTHDラインを介してカメラ制御回路12
5へ与える。
【0013】123はフィルム感度及び駒数などの情報
を得るフィルム感度検出回路であり、FIMENライン
をイネーブルし、フィルム情報をFIMDラインを介し
てカメラ制御回路125へ与える。126はシャッタ駆
動回路であり、SHDRVラインを制御しシャッタを駆
動する。127は測距回路であり、AFENのイネーブ
ル信号により被写体までの距離データをAFDラインを
介してカメラ制御回路125に情報を与える。129は
表示回路であり、例えばLCD等に必要な情報を表示す
るものである。
【0014】130はレンズを駆動するためのレンズ駆
動回路であり、LNZDRYラインを制御して撮影レン
ズを駆動する。131はフィルムを給送するためのフィ
ルム駆動回路であり、カメラ制御回路125からFIL
MDRラインを制御してフィルムの給送を行う。
【0015】次に、上記カメラの制御回路125の動作
について説明する。
【0016】ここでは、カメラ制御回路125側の電源
は既に投入された状態であり、この状態では該カメラ制
御回路125のマイコンは低消費モードとなっていて動
作が停止しているものとして説明を進める。
【0017】スイッチ検知回路121内の電源スイッチ
が投入されると、マイコンであるカメラ制御回路125
が作動を開始する。カメラ制御回路125は定電圧回路
120にVCCENラインを介して信号を与え、定電圧
回路120は例えば電源電池を昇圧または降圧した定電
圧の電源であるVccを各回路に供給する。
【0018】さてここで、図2のフローチャートに従え
ば、マイコンであるカメラ制御回路125に必要な初期
設定を行う(#1)。次にスイッチ検知回路121の情
報により撮影に必要な情報を確認する(#2)。
【0019】ここで、撮影準備を行う為の不図示である
がレリーズボタンの半押し状態(SW1の0N)である
第1ストローク信号の発生を待ち、スイッチ信号が発生
すると分岐し(#3のYES)、所定のカウンタを初期
状態にセットし(#4)、次にバッテリーチェック動作
を行う(#5)。このバッテリーチェック動作に関して
はサブルーチンUB1として後述する。さらに、得られ
たバッテリー状態データ(VbatAD)によりカメラ
の撮影に必要な電源状態にあるか無いかを判定し(#
6)、充分で無い場合はステップ#2に戻り、電源が充
分と判定されると、AFENラインに信号を与え、測距
回路127を作動させて被写体までの距離を測距する
(#7)。なお、この測距情報はAFDラインよりカメ
ラ制御回路125に与えられる。
【0020】続いて、AEENラインに信号を与え、測
光回路128を作動させて被写体の輝度を測定し、この
情報を端子AEDを介してカメラ制御回路125に与え
る(#8)。すると、カメラ制御回路125はこの輝度
データから被写体輝度が所定輝度より高いか低いかを判
定し(#9)、輝度が低い場合には(#9のYES)の
フラッシュモードに進む(#10)。
【0021】ここで バッテリーチェックとしてのサブ
ルーチンSUB1について、図3により説明する。
【0022】バッテリーチェックするときの負荷とし
て、フライバック型のDC/DCコンバータを用い、そ
の構成要素である発振トランス一次側に電流を流すこと
により、負荷として扱う。
【0023】図3にて、まずステップ#200にて、i
=0とする。このiはバッテリーチェックとしてサンプ
リングする回数を示している。次のステップ#201で
は、図1に示すカメラ制御回路125から接続端子aを
介してスイッチ素子3の制御電極にT1時間、ハイレベ
ルの信号を与える。スイッチ素子3はハイレベルの信号
が与えられる事により導通し、電池1より発振トランス
8の一次巻線P及び検出抵抗5を介して一次電流が流れ
る。このときの様子を図4に示す。「I−trans 」がこ
ときの一次電流の上昇の様子を示している。
【0024】次に、ステップ#202にて、カメラ制御
回路125はT1の駆動開始から所定のタイミングであ
るT3の時間後にVbat端子の出力をA/D変換し、
その値をADiとして格納する。このT3の時間として
は、バッテリーチェックの負荷として十二分な電流が流
せる時間に設定する(基本的には、T3<T1であ
る)。次に、ステップ#203にて、a端子をT2時
間、オフ駆動する。つまり、接続ラインaに与えられて
いたハイレベルの制御信号をロウベルとしてスイッチ素
子3を非導通とさせ、発振トランス8の一次電流を遮断
する。発振トランス8の一次電流が遮断されると該発振
トランス8に蓄積されていたエネルギーが二次巻線Sよ
りダイオード9、主コンデンサ13を介して放出され
る。主コンデンサ13はこのエネルギーにより充電され
ることにはなるが、バッテリーチェックとしての回数が
少ないので、この上昇はわずかであるが上昇はする。こ
のT2時間としては、電流放出が完全に行われるように
十二分に長い時間に設定する。
【0025】次に、ステップ#204にて、iを+1
し、続くステップ#205にて、iの値を判定する。i
の値が8を超えていないならば、先のステップ#201
のシーケンスに戻る。以降、このVbatのADを8回
分繰り返し、ステップ#205にて、iが8となったと
きにステップ#206へ進む。
【0026】ステップ#206へ進むと、平均化処理を
行い、得られたADi の8回の平均を取り、VbatA
Dとする。バッテリーチェックは このVbatADの
値を判定することにより行われることになる。
【0027】ここで、上記ステップ#9にて低輝度であ
るとしてステップ#10へ進み、ここで行われるフラッ
シュモードの動作について、図5に示すフローチャート
により説明する。
【0028】まず、バッテリーチェック動作を行う(#
99)。これは上述のSUB1として記載される図3の
サブルーチンにて行われ、電池電圧の状態を確認する。
次に、ステップ#100にて、Ip演算として、発振ト
ランス8の一次側の駆動電流の最適値を決定する。Ip
とは一次側電流のことであり、図1において、スイッチ
素子3がオン時に流れる電流を抵抗5にて検出し、それ
をコンパレータ6にて判定しているので、この判定レベ
ル(Eref )が電流値(Ip)に相当する。このEref
を図6に見られるごとく、VbatADとEref の関数
として求めるE1の線図がこれに相当し、VbatAD
の値に応じてE1の線図より、相当するEref を求め
る。
【0029】以上のようにIpを定め、閾値(Eref )
を決定する。
【0030】次に、充電時間が長くなった場合に充電を
打ち切るための充電タイマ、例えば10〜15秒程度の時間
であるタイマをセットし(#101)、充電を開始する
為、図1に示すカメラ制御回路125から接続端子aを
介してスイッチ素子3の制御電極にハイレベルの信号を
与え、また、接続端子dをハイレベルとして主コンデン
サ13の電圧を検出する電圧検出回路10を作動させて
充電電圧を接続ラインeを介してカメラ制御回路125
は取り込み、内部のA/Dコンバータを介して検出可能
とする。スイッチ素子3はハイレベルの信号が与えられ
る事により導通し、電池1より発振トランス8の一次巻
線P及び検出抵抗5を介して一次電流が流れる。一次電
流により抵抗5に発生する電位がコンパレータ6の非反
転入力端子に与えられた閾値Eref に達すると、コンパ
レータ6の出力はハイレベルからロウベルとなり、接続
ラインcを介してカメラ制御回路125にその信号が与
えられ、カメラ制御回路125はこの信号により接続ラ
インaに与えられていたハイレベルの制御信号をロウベ
ルとしてスイッチ素子3を非導通とさせ、発振トランス
8の一次電流を遮断する。
【0031】上記発振トランス8の一次電流が遮断され
ると、該発振トランス8に蓄積されていたエネルギーが
二次巻線Sよりダイオード9、主コンデンサ13を介し
て放出され、該主コンデンサ13はこのエネルギーによ
り充電される。二次電流が放出される所定時間後にカメ
ラ制御回路125は接続ラインaを介して再びハイレベ
ル信号をスイッチ素子3に与えてスイッチ素子3を導通
させ、一次電流を流す。二次電流の放出時間は、主コン
デンサ13のそのときの充電電圧から相対的に算出でき
る。例えば、主コンデンサ13の電圧が小さいときは、
放出時間が長くなり、高いときは短くなる。以降、この
動作を繰り返し行うことで主コンデンサ13の充電が行
われる(#102)。
【0032】この様に充電が行われ、ステップ#103
にて、主コンデンサ13の電圧が充電完了電圧に達して
いないと判定するとステップ#104に進み、充電が完
了したことを判定するとステップ#105に進む。ステ
ップ#104へ進むと、ここでは充電タイマのカウント
アップ前であればステップ#103に戻り、カウントア
ップしていればステップ#108に進む。充電タイマの
カウントアップ以前に充電が完了すると、充電が完了し
た事を示すフラグをたてて充電OKとする (#105)
。次に、ステップ#106へ進み、ここでは充電を停
止する為に、接続ラインa及びbをロウベルとし、充電
タイマを停止する(#107)。
【0033】また、ステップ#104で充電が完了以前
に充電タイマがカウントアップすると、充電が完了しな
いNGフラグをたてて(#108)、ステップ#106
へ進み、接続端子a及びbをロウベルとして充電を停止
させて、充電タイマを停止して(#107)、メインの
ルーチン図2のに戻る。
【0034】フラッシュモードを抜けると、図2のステ
ップ#11にて、図3のフラッシュモードのステップ#
105,#108でのフラグを確認し、充電が完了して
いないNGの場合はステップ#2に戻り、OKで有れば
ステップ#12へ進む(#11)。
【0035】次に不図示のレリーズスイッチの第1スト
ローク状態から、レリーズスイッチの第2ストローク
(全押し操作;SW2の0N)が入るのを待つ(#1
2,#13)。
【0036】ここで第1ストロークが離されるとステッ
プ#2に戻り(#12)、また、第2ストロークの入力
があれば、上記ステップ#7での測距データに基づきレ
ンズ駆動回路130を制御して焦点調整を行う(#1
4)。さらに、上記ステップ#8で得られた被写体の輝
度とフィルム感度データからの条件によりシャタ開口を
シャッタ駆動回路26を介して制御すると共に、輝度が
低く電子閃光装置が必要な場合には測距データとフィル
ム感度によりシャッタ制御を行い、適正な絞り値で電子
閃光装置を発光させる(#15)。
【0037】電子閃光装置の発光は、図1の接続ライン
fにハイレベル信号を与えて行う。接続ラインfにハイ
レベル信号が与えられると、トリガー回路11の出力に
高圧のパルス電圧が発生し、放電管12のトリガー電極
に与えられ、放電管12は励起される。この励起により
放電管12は一気にインピーダンスが低下し、主コンデ
ンサ13の充電エネルギーを放電し、光エネルギーとし
て変換され、被写体を照明する。尚、電子閃光装置を使
用した場合、フラッシュフラグFALに1がセットされ
る。
【0038】シャッタ駆動回路126でシャッタが閉成
されると、レンズ駆動回路130を制御し、焦点位置に
あったレンズを初期位置に戻す(#16)。そして、撮
影の終了したフィルムをフィルム駆動回路131を制御
して1駒分巻き上げる(#17)。
【0039】次に、電子閃光装置を使用した事を示すフ
ラッシュフラグ(FAL)に“1”が立っているかを確
認する(#18)。ここで、フラグ“1”が立っている
ときはフラッシュモードにして前記ステップ#10と同
様に、主コンデンサ13の充電を行なって一連のシーケ
ンスを終了する。尚、電子閃光装置を使用しない場合に
はステップ#2に戻り、一連のシーケンスを終了する。
【0040】上記の説明で、二次電流の放出時間を本発
明では所定の時間としたが、二次電流をモニターして二
次電流がゼロとなった時点で一次電流を流すことでも良
い。
【0041】(実施の第2の形態)図7は本発明の実施
の第2の形態に係る閃光撮影装置の回路構成を示すブロ
ック図であり、回路構成に関しては図1と同様である。
【0042】相違点は、バッテリーチェックするときの
発振トランス一次電流の決定方法が違うものである。バ
ッテリーチェックするときのルーチンとして、上記実施
の第1の形態では、図3にSUB1を用いていたもの
を、図7のSUB2に置き換えたものである。
【0043】図7において、ステップ#300にて、バ
ッテリーチェックとしての負荷電流として最適な電流を
設定するために、Eref を設定する。そして、次のステ
ップ#301にて、i=0とする。このiはバッテリー
チェックとしてサンプリングする回数を示している。次
のステップ#302では、図1に示すカメラ制御回路1
25から接続端子aを介してスイッチ素子3の制御電極
にハイレベルの信号を与える。スイッチ素子3はハイレ
ベルの信号が与えられる事により導通し、電池1より発
振トランス8の一次巻線P及び検出抵抗5を介して一次
電流が流れる。
【0044】次に、ステップ#303にて、一次電流に
より抵抗5に発生する電位がコンパレータ6の非反転入
力端子に与えられ、バッテリーチェック電流の閾値Ere
f に達したか否かの判定が行われる。Eref に達する
と、コンパレータ6の出力はハイレベルからロウベルと
なり、接続ラインcを介してカメラ制御回路125に与
えられ、このステップ#303にて、Y(YESを意味
する)と判定され、次のステップ#304に進む。
【0045】ステップ#304へ進むと、カメラ制御回
路125はここではVbat端子の出力をA/D変換
し、その値をADiとして格納する。そして、次のステ
ップ#305にて、a端子をT2時間、オフ駆動する。
つまり、接続ラインaに与えられていたハイレベルの制
御信号をロウベルとしてスイッチ素子3を非導通とさ
せ、発振トランス8の一次電流を遮断する。発振トラン
ス8の一次電流が遮断されると該発振トランス8に蓄積
されていたエネルギーが二次巻線Sよりダイオード9、
主コンデンサ13を介して放出される。主コンデンサ1
3はこのエネルギーにより充電されることにはなるが、
バッテリーチェックとしての回数が少ないので、この上
昇はわずかであるが上昇はする。このT2時間として
は、電流放出が完全に行われるように十二分に長い時間
に設定する。
【0046】次のステップ#306では、iを+1し
て、次のステップ#307にてiの値を判定する。iの
値が8を超えていないならば、先のステップ#302の
シーケンスに戻る。以降、このVbatのADを8回分
繰り返し、ステップ#307にてiが8となったとき
に、ステップ#308へ進む。ステップ#308では、
平均化処理を行い、得られたADi の8回の平均を取
り、VbatADとする。バッテリーチェックは、この
VbatADの値を判定することにより行われることに
なる。
【0047】このように、バッテリーチェック時の負荷
電流値を一定電流化することにより、より、精度の高い
電池状態の判別が可能となる。
【0048】また、この実施の形態における図5のステ
ップ#100でのIp演算としては、図6の線図のE2
の線図を採用する。これは、電池電圧状態によらず、一
定電流となるので、電池状態が低いときには、上記実施
の第1の形態よりもより低めの電圧状態が測定されるの
で相対的には同一VbatADに対しては高めのEref
を設定する。
【0049】(実施の第3の形態)図8は本発明の実施
の第3の形態に係る閃光撮影装置の回路構成を示すブロ
ック図であり、回路構成に関しては図1と同様である。
【0050】この実施の第3の形態においては、先の実
施の各形態ではバッテリーチェック時の発振トランス8
の一次側電流をあるレベルまで流して、その後、二次側
より主コンデンサ13へ放出していたものを、主コンデ
ンサ13へ放出することなく、別の放出経路を持たせた
ものである。
【0051】図8にて新規に追加したものを示す。
【0052】ダイオード21、半導体スイッチ22が、
発振トランス8の一次巻線に接続されている。また、新
規に半導体スイッチ22の制御端子とカメラ制御回路1
25間にk端子が追加されている。
【0053】この動作について説明する。
【0054】まず、バッテリーチェックのシーケンスと
しては、先の実施の第1の形態である図3や、実施の第
2の形態である図7のフローと同様に行われる。
【0055】まず、バッテリーチェックシーケンスに入
ると、k端子にて半導体スイッチ22がオン状態となる
ようにする。その後、先の実施の第1,2の形態のごと
く一次側電流が所定時間もしくは、所定電流にて制御さ
れ、VbatのA/D変換動作が行われ、その後、スイ
ッチ素子3はオフ制御される。このとき、一次側電流
は、スイッチ素子3のオフ後、半導体スイッチ22、ダ
イオード21、発振トランス8の一次側巻線、というよ
うに還流され、徐々に電流放出が進み、所定時間後、完
全に放出電流が零となる。このルートでの放出が行われ
ることにより、放出時間がより安定し、主コンデンサ1
3の充電電圧の影響を受けることがないことになる。
【0056】(実施の第4の形態)また、同様に、この
一次側電流の放出経路として二次側を利用したものが、
本発明の実施の第4の形態であり、図9に本発明の実施
の第4の形態に係る閃光撮影装置の回路構成を示すブロ
ック図を示す。なお、回路構成に関しては図1と同様で
ある。
【0057】図9において、23は高圧ダイオード、2
4は半導体スイッチである。やはり、半導体スイッチ2
4の制御端子とカメラ制御回路125はk端子にて接続
される。このk端子の制御は、先の実施の第3の形態と
同じく、バッテリーチェックのシーケンス時のみオンと
なる。先と同様に、バッテリーチェックの負荷電流が発
振トランス8の一次側に流れて所定値に達し、スイッチ
素子3がオフすると、二次側のダイオード23、半導体
スイッチ24、発振トランス8の二次巻線を経由して電
流放出が行われる。この放出経路にても先と同様に、放
出時間がより安定し、主コンデンサ13の充電電圧の影
響を受けることがないことになる。
【0058】以上の実施の各形態によれば、バッテリー
チェックのための負荷として、電子閃光装置のフライバ
ック式のDC/DCコンバータを兼用駆動させることに
より、従来、バッテリーチェック時に必要とされた、負
荷および該負荷の駆動を制御する半導体スイッチ等が不
要になり、部品点数の削減、ひいては、安価な構成がと
れることになる。
【0059】また、マイコン(本実施の各形態ではカメ
ラ制御回路125に相当)からの出力端子も、本来のフ
ライバック動作時の出力端子(本実施の各形態では接続
ラインa)を兼用できるので、マイコンの端子数を削減
でき、小型で安価な構成とすることができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フライバック型DC/DCコンバータをバッテリーチェ
ック用の疑似負荷として用いるようにしているので、バ
ッテリーチェック用の負荷や、該負荷を駆動を制御する
為の専用の半導体スイッチ、さらには半導体スイッチを
制御する為の専用の出力端子を省き、小型で安価な閃光
撮影装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係る閃光撮影装置
の回路を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の第1の形態に係る全体動作を説
明するフローチャートである。
【図3】本発明の実施の第1の形態に係る全体動作のう
ち、フラッシュの動作を説明するフローチャートであ
る。
【図4】本発明の実施の第1の形態に係るバッテリーチ
ェック時のタイミングチャートである。
【図5】本発明の実施の第1の形態に係るバッテリーチ
ェック動作を説明するフローチャートである。
【図6】本発明の実施の第1の形態に係るIp演算を説
明する図である。
【図7】本発明の実施の第2の形態に係るバッテリーチ
ェック動作を説明するフローチャートである。
【図8】本発明の実施の第3の形態に係る閃光撮影装置
の回路を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施の第4の形態に係る閃光撮影装置
の回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 電源であるところの電池 2 電源コンデンサ 3 スイッチ素子 4,5 抵抗 6 コンパレータ 8 発振トランス 10 電圧検出回路 13 主コンデンサ 21 ダイオード 22 半導体スイッチ 23 ダイオード 24 半導体スイッチ 125 カメラ制御回路 a 接続ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02M 3/28 H02M 3/28 G

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池電圧を昇圧するフライバック型DC
    /DCコンバータと、該DC/DCコンバータにより充
    電される主コンデンサと、前記DC/DCコンバータの
    駆動を制御する制御手段とを有し、 前記制御手段は、第1の駆動モード時には、前記主コン
    デンサへの充電を行うために前記DC/DCコンバータ
    を駆動し、第2の駆動モード時には、前記電池の電圧状
    態を検出するためのバッテリーチェック用の疑似負荷と
    して前記DC/DCコンバータを駆動することを特徴と
    する閃光撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の駆動モード時には、略一定の
    パルス幅の信号を出力することにより、前記DC/DC
    コンバータの構成要素であるトランスの一次側の電流の
    制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の閃光撮影
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の駆動モード時には、前記電池
    電圧の状態によらず、前記DC/DCコンバータの構成
    要素であるトランスの一次側の電流が所定値になるよう
    に制御することを特徴とする請求項1に記載の閃光撮影
    装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の駆動モード時、該駆動中の所
    定タイミングにて電池電圧を取得することを特徴とする
    請求項1に記載の閃光撮影装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の駆動モード時には、前記主コ
    ンデンサへの充電を禁止する充電禁止手段を有すること
    を特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の閃光撮影装
    置。
  6. 【請求項6】 前記充電禁止手段は、前記DC/DCコ
    ンバータの構成要素であるトランスの一次側に設けられ
    たことを特徴とする請求項5に記載の閃光撮影装置。
  7. 【請求項7】 前記充電禁止手段は、前記DC/DCコ
    ンバータの構成要素であるトランスの二次側に設けられ
    たことを特徴とする請求項5に記載の閃光撮影装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005295753A (ja) * 2004-04-05 2005-10-20 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 端子保護回路および同期整流型のスイッチング電源
JP2014068486A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Panasonic Corp 駆動制御回路及び電動工具
CN107453460A (zh) * 2017-08-31 2017-12-08 苏州惠华电子科技有限公司 一种充放电专用线束的智能控制系统
CN107508349A (zh) * 2017-08-31 2017-12-22 苏州惠华电子科技有限公司 一种充放电专用线束的状态检测及控制系统

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