JP2003344912A - 電子閃光装置 - Google Patents

電子閃光装置

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JP2003344912A
JP2003344912A JP2002149107A JP2002149107A JP2003344912A JP 2003344912 A JP2003344912 A JP 2003344912A JP 2002149107 A JP2002149107 A JP 2002149107A JP 2002149107 A JP2002149107 A JP 2002149107A JP 2003344912 A JP2003344912 A JP 2003344912A
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transistor
capacitor
voltage
transformer
charging
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JP2002149107A
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Yukio Otaka
幸夫 尾高
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メインコンデンサの過電圧防止。 【解決手段】 発振動作により発振スイッチ素子の制御
電源を作りながら作動するフライバックコンバータでメ
インコンデンサの過電圧を検知し発振を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに内蔵され
る電子閃光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のカメラでは電子閃光装置が組み込
まれているものが一般化している。また、カメラとして
は携帯機器として小型化は必須で、小型カメラであって
も高倍率化が進みそのためレンズのFNo.が大きくな
り電子閃光装置のエネルギーの大型化に拍車をかけてい
る状況にある。
【0003】小型化は、電池も例外でなく小型化される
一方で、このため撮影回数を増すために電子閃光装置も
フォワードコンバータからより効率の良いフライバック
コンバータを使用する傾向にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フライ
バックコンバータはフォワードコンバータがトランスの
1次巻線及び2次巻線比で決まる電圧以上に上昇しない
のに対して非常に高い電圧が発生する特徴がある。特に
電圧検出回路等のトラブルでメインコンデンサに過電圧
が印加される場合は非常に高い電圧にメインコンデンサ
が昇圧し不都合が生じる可能性も否定できない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、トランスの2
次巻線に流れる電流を検出し、検出出力からスイッチ素
子を駆動させコンデンサを充電し、充電された電荷を電
源としてフライバックコンバータのメインスイッチ素子
であるFETやトランジスタを駆動する、あるいは、ト
ランスの2次巻線に流れる電流の一部をコンデンサに充
電させ、この電荷を電源としてフライバックコンバータ
のメインスイッチ素子であるFETやトランジスタを駆
動する電子閃光装置で前述の過電圧による不都合に対し
て昇圧動作が停止し未然に防止可能な安全なコンバータ
を提供することを目的としている。
【0006】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1に本発明
の実施形態の回路ブロック図を示す。
【0007】電子閃光装置及びカメラ制御部との構成を
説明すれば、1は電源であるところの電池、2は電池1
と並列に接続された電源コンデンサ、3は定電圧ダイオ
ード、4はダイオード、5はコンデンサ、6、7は抵
抗、8は発振スイッチ素子であるトランジスタ、9はト
ランジスタ、抵抗7はトランジスタ9のベース=エミッ
タ間に接続されている、トランジスタ9のコレクタはト
ランジスタ8のベースに接続されている。10は抵抗、
11はトランスで1次巻線Pの一方がトランジスタ8の
コレクタに接続されている。トランジスタ8のコレクタ
=エミッタ間には定電圧ダイオード3とダイオード4と
抵抗6及び抵抗7の直列回路が接続され、ダイオード4
のカソードと抵抗6の接続点よりトランジスタ8のエミ
ッタにコンデンサ5が挿入されている。12は抵抗、1
3は高圧整流ダイオード、14はコンデンサ、15はコ
ンデンサ、16は抵抗、17は定電圧ダイオードで、高
圧整流用ダイオード13のカソードがトランス11の2
次巻線Sの一方と接続されており、アノードが抵抗16
定電圧ダイオード17のアノードへそれぞれの他方が電
池の負極に接続されている。抵抗16と定電圧ダイオー
ドの並列回路にはコンデンサ14とダイオード15の直
列回路が並列に挿入されコンデンサ14とダイオード1
5のカソードの接続点から抵抗12がトランジスタ8の
ベースへ接続されている。18は電圧検出回路ブロック
で後述するメインコンデンサの電圧を検出する。19は
トリガ回路ブロック、20は放電管、21はメインコン
デンサで放電管20、トリガ回路ブロック19、放電管
21がメインコンデンサ21に並列に接続され、トリガ
回路ブロック19の出力は放電管20の透明電極に接続
されている。22はカメラ回路部でa〜dは後述するカ
メラ回路部22内の後述するカメラ制御ブロックとの接
続ラインでラインaが抵抗10を介してトランジスタ8
のベース電極に、ラインbは電圧検出回路ブロック18
に電圧検出開始信号を与えラインcからカメラ制御ブロ
ックに電圧検出信号出力が与えられる。ラインdはトリ
ガ−回路ブロック19の起動端子としてそれぞれ接続さ
れている。カメラ回路部22内のブロック構成を説明す
れば、120は定電圧ブロックで、125のマイクロコ
ンピュ−タ(以下マイコンと呼ぶ)及びメモリEEPR
OM、A/D、D/Aコンバータ等からなるカメラ制御
ブロックからVCCEN端子を介して制御され各回路ブ
ロックに定電圧電源であるVccを供給する。
【0008】121はスイッチ回路ブロックで電池また
はVcc電源により作動して各スイッチの状態や変化な
どの情報をラインSWDを介してカメラ制御ブロック1
25へ伝達する。122は温度検出回路ブロックでTH
ENラインからのイネーブル信号にて温度データをTH
Dラインを介してカメラ制御ブロック125へ伝達す
る。123はフィルム感度及び駒数などの情報を得るフ
ィルム感度検出ブロックでFIMENラインからのイネ
ーブル信号にてフィルムのデータをFIMDラインを介
してカメラ制御ブロック125へ伝達する、124はバ
ッテリーの情報を得るバッテリーチェック回路ブロック
で電池のデータをBATCKラインからのイネーブル信
号にてBATDラインを介してカメラ制御ブロック12
5へ伝達する、126はシャッター駆動回路ブロックで
SHDRVラインの出力信号にてシャッター駆動の制御
を行う。127は測距回路ブロックでAFENラインか
らのイネーブル信号にて測距データをAFDラインを介
してカメラ制御ブロック125へ伝達する、128は測
光回路ブロックでありAEENラインからのイネーブル
信号にて測光データをAEDラインを介してカメラ制御
ブロック125へ伝達する。129は表示ブロックであ
り、例えばラインDSPEN及びDISPを介してLC
D等に必要な情報を表示するものである。130はレン
ズを駆動するためのレンズ駆動回路でありLNSDRV
ラインからの信号にてレンズの制御を行う。131はフ
ィルムを給送するためのフィルム駆動回路でありFIL
MDRVラインからの信号にてフィルムの駆動を制御す
る。
【0009】以上の様な構成に於いて、図2のフローチ
ャートに従い動作の説明を行う。ここでは、カメラ制御
回路部22側の電源はすでに投入された状態であり、こ
の状態ではカメラ制御ブロック125のマイコンは低消
費モードとなっていて動作が停止しているものとして説
明を行う。
【0010】スイッチ検知回路ブロック121内の電源
スイッチが投入されると、マイコンで構成されるカメラ
制御ブロック125が作動を開始する。制御ブロック1
25は低電圧回路ブロック120にVCCEN端子を介
して信号を与え定電圧ブロック120は各回路ブロック
に電源Vccを供給する。
【0011】ここで図2のフローチャートに従えば、カ
メラ制御ブロック125のマイコンに必要な初期設定を
行う(S1)。次に、撮影準備を行う為のレリーズボタ
ン(不図示)の半押し状態である第一ストローク信号が
スイッチ検知回路ブロック121から出力されるのを待
ち、スイッチ信号が発生すると分岐し(S3)、所定の
カウンタを初期状態にセットし(S4)、更にバッテリ
ーチェックを行って(S5)、カメラの撮影に必要な電
源状態にあるか無いかを判断し(S6)、充分で無い場
合はS2に戻り、電源が充分と判断されると端子AFE
Nに信号を与え測距回路ブロック126を作動させて被
写体までの距離を測距し測距信号をAFDラインを介し
て得る(S7)。続いてラインAEENに信号を送るこ
とで被写体の輝度を測定し、この情報をラインAEDを
介してカメラ制御ブロック125に与える(S8)。そ
して、この輝度データから被写体輝度が所定輝度より明
るいか暗いかを判定し(S9)、輝度が低い場合にはフ
ラッシュモードに進む(S10)。
【0012】ここでフラッシュモードの動作についての
説明を図3のフローチャートに従い行う。
【0013】ここでは先ず、充電時間が非常に長くなっ
た場合に充電を打ち切るためのタイマーである充電タイ
マー例えば10〜15秒程度の時間であるタイマーをセ
ット(S101)し、充電を開始する為、図1に示すカ
メラ制御ブロック125から接続ラインaに初期ハイイ
ンピーダンスの状態からハイレベルの信号を所定期間与
え所定期間後ハイインピーダンス状態を保つ信号をトラ
ンジスタ8のベース電極に抵抗10を介して与える、こ
れと共に接続ラインbにハイレベルの信号を与え電圧検
出回路ブロック18を作動させ接続ラインcからカメラ
制御ブロック125内のA/Dコンバータ回路にメイン
コンデンサの充電電圧情報を入力する(S102)。こ
の信号によりトランジスタ8のベース電極に前記した所
定期間およそ10μsec〜20μsecのハイレベル
信号を与えトランジスタ8をこの所定期間導通させる。
このトランジスタ8の導通で電池1及び電源コンデンサ
2よりトランス11の1次巻線Pを介して電流が流れ
る。トランス11の2次巻線Sに発生する励起電圧は高
圧ダイオード13に阻止されコアにエネルギーが蓄積さ
れる。所定期間のハイレベルの信号が終了しロウレベル
となるとトランジスタ8は非導通状態となりトランス1
1のコアに蓄積されたエネルギーは放出されメインコン
デンサ21、定電圧ダイオード17、高圧整流ダイオー
ド13を介してトランス11の2次電流が流れる。これ
によりコンデンサ14にはダイオード15を介して2次
電流の1部が充電されほぼ定電圧ダイオード17の電位
となる。トランス11の2次巻線Sのエネルギー放出が
終了し2次電流が流れなくなるとコンデンサ14に充電
されていた電荷が抵抗12トランジスタ8のベース=エ
ミッタ抵抗16のループで抵抗12,16、コンデンサ
14で決定する時定数でトランジスタ8を導通させる。
トランジスタ8の導通によりトランス11の1次巻線P
には電池1及び電源コンデンサ2より前記時定数で決定
する所定の期間1次電流が流れる。トランジスタ8が前
記所定期間の後、非導通となるとトランスの1次巻線P
に流れていたコアのエネルギー(1/2*L*Ip*I
p L;トランス11の1次インダクタンス Ip;ト
ランス11の1次電流)が放出し再びメインコンデンサ
21、定電圧ダイオード17、高圧整流ダイオード13
を介してトランス11の2次電流が流れる。このため再
び定電圧ダイオード17の電圧にコンデンサ14はダイ
オード15を介して充電される。トランジスタ8のベー
ス=エミッタ間にはダイオード15の動作電圧が抵抗1
2を介して逆バイアスされるためトランス11の2次電
流の放出期間にトランジスタ8は非導通となっている。
再びトランス11の2次電流の放出が終わるとコンデン
サ14は抵抗12、16を開始放電しトランジスタ8を
非導通状態から導通状態とさせ、この動作を繰り返えす
ことでメインコンデンサ21の昇圧が行われる。メイン
コンデンサ21の充電電圧は電圧検出回路ブロック18
の接続ラインcを介してカメラ制御回路ブロック125
内のA/Dコンバータ回路に与えられている。こうして
メインコンデンサ21へ充電が行われる間、図3のシー
ケンスでメインコンデンサ21の充電電圧が所定の電圧
に達したか否かをチェック(S103)し、電圧が低い
場合には、充電タイマーが所定時間をカウントしたかど
うかを判定(S104)し、このループで充電タイマー
のカウントアップ以前に充電が完了すると、充電が完了
した事を示すフラグをたてて(S105)、S106に
進む。ここでは充電を停止する為に、接続ラインaをハ
イインピーダンス状態から所定期間例えば数十μsec
から数百μsec程度の期間ロウレベルとしトランジス
タ8を非導通としトランス11のコアのエネルギーを放
出させると共にコンデンサ14の充電電荷を放出させ以
後の発振動作を停止させて,更に接続ラインbをハイレ
ベルからロウレベルとしてメインコンデンサの充電電圧
検出ブロック18の作動も停止させ充電を終了させる
(S106)。尚,S104で充電が完了以前に充電タ
イマーがカウントアップすると、充電が完了しないNG
フラグをたてて(S108)、前記S106で説明した
よう充電を停止する為に、接続ラインaをハイインピー
ダンス状態から所定期間例えば数十μsecから数百μ
sec程度の期間ロウレベルとしFET12を非導通と
しトランス11のコアのエネルギーを放出させると共に
コンデンサ14の充電電荷を放出させ以後の発振動作を
停止させ,更に接続ラインbをハイレベルからロウレベ
ルとしてメインコンデンサの充電電圧検出ブロックの作
動も停止させ充電を終了させる。
【0014】次に、充電タイマーをリセット(S10
7)して充電タイマーを停止させフラッシュモードを終
了し図2のシーケンスにもどる。
【0015】フラッシュモードを抜けると、フラッシュ
モード図3でS105、S108シーケンスでのフラグ
を確認し、充電が完了していないNGの場合はS2に戻
り、OKで有ればS12へ進む(S11)。次にスイッ
チ(不図示)の第二ストローク(全押し操作)が入ると
(S13)。S7での測距データに基づきレンズ駆動回
路ブロック130をラインLNZDRVを介し制御して
焦点調整を行う(S14)。さらに、S7で得られた被
写体の輝度とフィルム感度データからの条件によりシャ
ター開口をシャッター駆動回路ブロック126をライン
SHDRVを介して制御すると共に、主被写体の輝度が
低く電子閃光装置が必要な場合には測距データとフィル
ム感度により適正な絞り値で電子閃光装置を発光させる
(S15)。
【0016】電子閃光装置の発光は図1の端子dにハイ
レベル信号を与えて行う。端子dにハイレベル信号が与
えられると、トリガー回路ブロック19の出力に高圧の
パルス電圧が発生し放電管20のトリガー電極に与えら
れ、放電管20が励起される。この励起により放電管2
0は一気にインピーダンスが低下し、メインコンデンサ
21の充電エネルギーを放電し光エネルギーに変換し被
写体を照明する。尚、電子閃光装置を使用した場合フラ
ッシュフラグFALを1にセットする。
【0017】シャッターが閉成されると、焦点位置にあ
ったレンズをラインLNSDRVを介して制御し初期位
置に戻す(S16)。そして、撮影の終了したフィルム
をフィルム駆動回路ブロック131をラインFILMD
RVを介して制御して1駒分巻き上げる(S17)。
【0018】次に、電子閃光装置を使用した事を示すS
15でのフラッシュフラグに“1”が立っているかを確
認する(S18)。ここでフラグ“1”が立っていると
きはフラッシュモードにして前記S10と同様にメイン
コンデンサの充電を行なって一連のシーケンスを終了す
る(S19)。尚、閃光装置を使用しない場合にはS1
9を通過しS2に戻り一連のシーケンスを終了する。
【0019】以上一般動作の説明を行ったが、メインコ
ンデンサ21の電位検出が正常に行われなかった場合例
えば電圧検出回路ブロック18のラインcの電圧信号異
常でメインコンデンサ21の充電電圧が過電圧状態とな
るとトランジスタ8のコレクタにはトランジスタ8の非
導通期間の下記の電圧が印加される。 Vc=Vmc*(トランスの1次巻線数/トランスの2
次巻線数)+Vbat Vc;トランジスタオフ時のコレクタ電位 Vmc;メインコンデンサの充電電圧 Vbat;電池電圧 フライバックコンバータの一般的な1次、2次の巻線比
(トランスの2次巻線数/トランスの2次巻線数)は1
6〜25程度でありここでは仮に20とすれば正常時に
電池電圧3Vでコンデンサが310Vに充電されるとし
て VC=310V/20+3V=18.5V 異常時に電池電圧3Vでコンデンサが過電圧360Vに
充電されるとして VC=360V/20+3V=21V とすれば定電圧ダイオード3の電圧Vzは抵抗6、7の
抵抗値をそれぞれR6、R7(簡単のためR6=R7)
としてトランジスタのベースドライブ電圧Vbe,ダイ
オードの動作電圧Vfとすれば、Vbe=Vf=0.7
として Vz=21−Vbe*(R6+R7)/R7―Vf=2
1−2.1=18.9 従って、約19V程度の定電圧ダイオードを使用するこ
とで360Vを超える過電圧に対して対応が可能であ
る。ここではトランジスタ8のコレクタ電位が上昇した
場合コンデンサ5に電荷を蓄えトランジスタ9に抵抗6
を介してベース電流を与えトランジスタ9を導通させて
いる。トランジスタ9の導通でトランジスタ8のベース
電流はバイパスされコンデンサ5と抵抗6の時定数で所
定期間トランジスタ8は非導通を維持する。この期間に
コンデンサ14の放電が行われトランジスタ9が非導通
状態となってもトランジスタ8のベース電流が与えられ
ないことからトランジスタ8は非導通を維持する。以後
のトランス11の2次電流の発生が無いことで発振は確
実に停止することが可能となる。
【0020】本実施形態では、トランス11の2次巻線
Sに流れる電流の1部をコンデンサ14に充電させこの
電荷を電源としてトランジスタ8のベース電流を制御し
ているため、メインコンデンサ21の過電圧を検出しト
ランジスタ8を停止させた場合以後のトランジスタ8の
駆動電源が無くなり、カメラ制御ブロック125の制御
とは無関係に昇圧動作が停止できメインコンデンサに設
定以上の過電圧を与えることなく安全な回路が提供でき
る。また、カメラ制御回路125内のマイコンの制御も
簡単な信号で駆動ができは比較的安い低機能の物を使用
しても安全な昇圧動作が可能となった。
【0021】尚,トランジスタ8のコレクタには漏れイ
ンダクタンスの影響で振動減衰波形ノイズが加わるため
コンデンサ5、抵抗6,7及びVzの設定はそのノイズ
レベルに合わせ設定されることは言うまでもない。
【0022】(第2の実施形態)図4に第2の実施形態
を示す。この構成は図1の構成とほぼ同等であり図1の
トランジスタ8が図4では41のFETと置き換えたも
のである。従って、トランジスタ8ではベース電流で与
えられた制御信号が、FET41ではゲート電圧に変わ
るもので動作シーケンスともに同一であるため異常時の
動作説明を行う。
【0023】メインコンデンサ21の電位検出が正常に
行われなかった場合例えば電圧検出回路ブロック18の
ラインcの電圧信号異常でメインコンデンサ21の充電
電圧が過電圧状態となるとFET41のドレインには第
1の実施形態と同様FET41の非導通期間の下記の電
圧が印加される。 VD=Vmc*(トランスの1次巻線数/トランスの2
次巻線数)+Vbat VD;FET41オフ時のドレイン電位 Vmc;メイ
ンコンデンサの充電電圧 Vbat;電池電圧 フライバックコンバータの巻線比を仮に20とすれば、 正常時に電池電圧3Vでコンデンサが310Vに充電さ
れるとして VC=310V/20+3V=18.5V 異常時に電池電圧3Vでコンデンサが過電圧360Vに
充電されるとして VC=360V/20+3V=21V その他第1の実施形態と同一とすれば定電圧ダイオード
3の電圧Vzは約19V程度の定電圧ダイオードを使用
することで360Vを超える過電圧に対して対応が可能
である。ここではコンデンサ5にトランジスタ8のコレ
クタ電位が上昇した場合コンデンサ5に電荷を蓄えトラ
ンジスタ9に抵抗6を介してベース電流を与えトランジ
スタ9を導通させている。トランジスタ9の導通でFE
T41のゲート電位はロウレベルとなりコンデンサ5と
抵抗6の時定数で所定期間FET41は非導通を維持す
る。この期間にコンデンサ14の放電が行われトランジ
スタ9が非導通状態となってもFET41のゲート電位
が与えられないことからFET41は非導通を維持す
る。以後のトランス11の2次電流の発生が無いことで
発振は確実に停止することが可能となる。本実施形態で
は、トランス11の2次巻線Sに流れる電流の1部をコ
ンデンサ14に充電させこの電荷を電源としてFET4
1のゲート電位を制御しているため、メインコンデンサ
21の過電圧を検出しFET41を停止させた場合以後
のFET41の駆動電源が無くなりカメラ制御ブロック
125の制御とは無関係に昇圧動作が停止できメインコ
ンデンサに設定以上の過電圧を与えることなく安全な回
路が提供できる。
【0024】以上の様にトランジスタ8をFET41に
置き換えても動作が可能である。
【0025】尚,FET41のドレインにも漏れインダ
クタンスの影響で振動減衰波形ノイズが加わるためコン
デンサ5、抵抗6,7及びVzの設定はそのノイズレベ
ルに合わせ設定されることは言うまでもない。
【0026】(第3の実施形態)図5に第三の実施形態
を示す。カメラ回路ブロック23内は図1で示した構成
と同様であるためここでも省略し図示した。この電子閃
光装置の構成を説明すれば、1は電源であるところの電
池、2は電池1と並列に接続された電源コンデンサ、5
はコンデンサ、6、7は抵抗、8は発振スイッチ素子で
あるトランジスタ、9はトランジスタ、抵抗7はトラン
ジスタ9のベース=エミッタ間に接続されている、トラ
ンジスタ9のコレクタはトランジスタ8のベースに接続
されている。10は抵抗、11はトランスで1次巻線P
の一方がトランジスタ8のコレクタに接続されている。
51はダイオード、52は抵抗、53は定電圧ダイオー
ド、54は抵抗、55はトランジスタでダイオード5
1、抵抗52、定電圧ダイオード53及びトランジスタ
55の直列回路がトランス11の1次巻線に並列に接続
されトランジスタ55のコレクタはコンデンサ5に接続
されており、トランジスタ55のエミッタはトランス1
1とトランジスタ8の接続点に接続されている。コンデ
ンサ5は抵抗6及び抵抗7の直列回路と並列に挿入され
ている。12は抵抗、13は高圧整流ダイオード、14
はコンデンサ、15はコンデンサ、16は抵抗、17は
定電圧ダイオードで、高圧整流用ダイオード13のカソ
ードがトランス11の2次巻線Sの一方と接続されてお
り、アノードが抵抗16、定電圧ダイオード17のアノ
ードへそれぞれの他方が電池の負極に接続されている。
抵抗16と定電圧ダイオードの並列回路にはコンデンサ
14とダイオード15の直列回路が並列に挿入されコン
デンサ14とダイオード15のカソードの接続点から抵
抗12がトランジスタ8のベースへ接続されている。1
8は電圧検出回路ブロックで後述するメインコンデンサ
の電圧を検出する。19はトリガ回路ブロック、20は
放電管、21はメインコンデンサで放電管20、トリガ
回路ブロック19、放電管21がメインコンデンサ21
に並列に接続され、トリガ回路ブロック19の出力は放
電管20の透明電極に接続されている。22はカメラ回
路部でa〜dは後述するカメラ回路部22内の後述する
カメラ制御ブロックとの接続ラインでラインaが抵抗1
0を介してトランジスタ8のベース電極に、ラインbは
電圧検出回路ブロック18に電圧検出開始信号を与えラ
インcからカメラ制御ブロックに電圧検出信号出力が与
えられる。ラインdはトリガ−回路ブロック19の起動
端子としてそれぞれ接続されている。以上の構成により
安全に係わる異常の動作についての説明を行う。
【0027】メインコンデンサ21の電位検出が正常に
行われなかった場合例えば電圧検出回路ブロック18の
ラインcの電圧信号異常でメインコンデンサ21の充電
電圧が検出出来ず過電圧状態となるとトランス11の1
次巻線Pには下記の逆起電圧が生じる。 VTF=Vmc*(トランスの1次巻線数/トランスの
2次巻線数) VTF;トランス11の逆起電力 Vmc;メインコンデンサの充電電圧 フライバックコンバータの巻線比を仮に20とすれば正
常時に電池電圧3Vでコンデンサが310Vにて充電が
完了されるとして逆起電圧VTFは VTF=310V/20=15.5V 異常時に電池電圧3Vでコンデンサが過電圧360Vに
充電されるとして VC=360V/20=18V これらの電圧がトランジスタ55のベース=エミッタ
間、定電圧ダイオード53、抵抗52、ダイオード51
の直列回路に印加される。ここで定電圧ダイオードの定
格電圧をVzとすればトランジスタ55のVbe、ダイ
オード51の動作電圧Vf Vbe=Vf=0.7Vと
して抵抗52の抵抗値は小さく無視できるとして Vz=18−Vbe−Vf=16.6V 16〜17V程度の定電圧ダイオードを使用すれば36
0Vを超えるメインコンデンサの過電圧状態でトランジ
スタ55が導通し過電圧状態を検出可能となる。
【0028】ここでは過電圧が検出時にトランジスタ5
5が導通することによりコンデンサ5にトランジスタ8
のコレクタ電位から電荷を蓄え、この電位でトランジス
タ9に抵抗6を介してベース電流を与えトランジスタ9
を導通させている。トランジスタ9の導通でトランジス
タ8のベース電流はバイパスされる。この期間はコンデ
ンサ5と抵抗6の時定数で決まる所定期間トランジスタ
8は非導通を維持する。この期間にコンデンサ14の放
電が行われトランジスタ9が非導通状態となってもトラ
ンジスタ8のベース電流が与えられないことからトラン
ジスタ8は非導通を維持する。以後のトランス11の2
次電流の発生が無いことで発振は確実に停止することが
可能となる。
【0029】本実施形態では、トランス11の2次巻線
Sに流れる電流の1部をコンデンサ14に充電させこの
電荷を電源としてトランジスタ8のベース電流を制御し
ているため、メインコンデンサ21の過電圧を検出しト
ランジスタ8を停止させた場合以後のトランジスタ8の
駆動電源が無くなりカメラ制御ブロック125の制御と
は無関係に昇圧動作が停止できメインコンデンサに設定
以上の過電圧を与えることなく安全な回路が提供でき
る。
【0030】またトランジスタ8を第2の実施形態のよ
うにFETに置き換えても動作が可能であることは言う
までも無い。
【0031】尚,他の実施形態同様トランス11の漏れ
インダクタンスの影響で振動減衰波形ノイズが加わるた
めコンデンサ5、抵抗6,7及びVzの設定はそのノイ
ズレベルに合わせ設定されることは言うまでもない。
【0032】また、他の実施形態と同様に安全な昇圧が
可能となり、カメラ制御回路からの制御とは無関係に安
全回路が作動するため、カメラ制御回路125は簡単な
信号処理で制御が可能でありマイコンを比較的安い低機
能の物を使用しても安全な昇圧動作が出来る様になっ
た。
【0033】(第4の実施形態)図6に電子閃光装置の
第4の実施形態を示す。この電子閃光装置の構成を説明
する。1は電源であるところの電池、2は電池1と並列
に接続された電源コンデンサ、61,63はコンデン
サ、62は抵抗、64はトランジスタ、65はトランジ
スタ64のベース=エミッタ間に接続される抵抗、66
は抵抗、67はトランジスタ、68は抵抗、11はトラ
ンス、8は発振スイッチ素子であるところのトランジス
タでトランス11の一次巻線Pの一方と接続されてい
る。69は抵抗、70、71はダイオード、72はトラ
ンジスタ、73は抵抗、13は高圧整流用ダイオードで
トランス11の二次巻線Sに接続されている。抵抗73
は高圧整流用ダイオード13を介してトランスの二次巻
線Sに接続されている。抵抗73は前記トランジスタ7
1のベース=エミッタ抵抗として接続され、トランジス
タ71のコレクタはダイオード70及び71のカソード
及び抵抗69に接続され抵抗69の一方はトランジスタ
64のベース電極に接続されている。トランジスタ64
のコレクタは抵抗66を介してトランジスタ67のコレ
クタに接続されコンデンサ63がトランジスタ67のベ
ース=エミッタに接続されている、トランジスタ67の
コレクタはトランジスタ8のベース電極及びダイオード
70のアノードに接続されている。抵抗68はトランジ
スタ8のベース電極とエミッタ電極間にプルダウン抵抗
として挿入されている。ダイオード71のアノードはコ
ンデンサ63およびトランジスタ67のベースに接続さ
れている。18は電圧検出回路ブロックで後述するメイ
ンコンデンサの電圧を検出する。19はトリガ回路ブロ
ック、20は放電管、21はメインコンデンサで放電管
20、トリガ回路ブロック19、放電管20がメインコ
ンデンサ21に並列に接続され、トリガ回路ブロック1
9の出力は放電管20の透明電極に接続されている。2
2はカメラ回路部でa〜dはカメラ回路部との接続ライ
ンでラインaがトランジスタ8のベース電極にラインb
により電圧検出回路18に電圧検出開始信号を与えライ
ンcからカメラ制御回路に電圧検出信号出力が与えられ
る。ラインdはトリガ−回路ブロックの起動端子として
それぞれ接続されている。
【0034】ここでフラッシュモードの動作についての
説明を図3のフローチャートに従い行う。
【0035】ここでは先ず、充電時間が非常に長くなっ
た場合に充電を打ち切るためのタイマーである充電タイ
マー例えば10〜15秒程度の時間であるタイマーをセ
ット(S101)し、充電を開始する為、図1に示すカ
メラ制御ブロック125から接続ラインaに初期ハイイ
ンピーダンスの状態からハイレベルの信号を所定期間与
え所定期間後ハイインピーダンス状態を保つ、これと共
に接続ラインbにハイレベルの信号を与え電圧検出回路
ブロック19を作動させ接続ラインcからカメラ制御ブ
ロック125内のA/Dコンバータ回路にメインコンデ
ンサの充電電圧情報を入力する(S102)。この信号
によりトランジスタ8のベース電極に所定期間およそ1
0μsec〜20μsecの期間ハイレベル信号が与え
られることからトランジスタ8はこの所定期間導通す
る。このトランジスタ8の導通で電池1及び電源コンデ
ンサ2よりトランス11の1次巻線Pを介して電流が流
れる。トランス11の2次巻線Sに発生する励起電圧は
高圧ダイオード13にブロックされコアに1次巻線Pに
流れる電流によりエネルギーが蓄積される。所定期間の
ハイレベルの信号が終了しロウレベルとなるとトランジ
スタ8は非導通状態となりトランス11のコアに蓄積さ
れたエネルギーは放出されメインコンデンサ21、抵抗
73及びトランジスタ71のベースから高圧整流ダイオ
ード13を介してトランス11の2次電流が流れる。こ
の電流によりトランジスタ71は導通し抵抗69を介し
てトランジスタ64のベース電流を流す。トランジスタ
64はこのため導通しVcc電源よりコンデンサ61に
電荷が蓄積される。これと同時にトランジスタ71の導
通によってコンデンサ63の電荷がダイオード71を介
して放電されトランジスタ67のベース電流がバイパス
され無くなることからトランジスタ67は非導通状態と
なる。更に、トランジスタ71はダイオード70を介し
てトランジスタ8のベース電流をバイパスしトランジス
タ8はトランス11の2次電流が流れている期間非導通
状態となる。トランス11の2次巻線Sのエネルギー放
出が終了し2次電流が流れなくなるとトランジスタ71
は導通から非導通状態となり、抵抗69を介して流れて
いたトランジスタ64のベース電流が停止することから
トランジスタ64は非導通となりコンデンサ61への電
流供給は停止する。また、ダイオード70を介して行わ
れていたトランジスタ8のベース電流のバイパスも停止
し、更にダイオード71を介して放電されていたコンデ
ンサ63の放電も停止する。このためコンデンサ63は
Vccから抵抗62を介して充電されるが、コンデンサ
63の充電電圧が低くトランジスタ67のオンレベルで
ある0.7V程度のベース電位に達するまでの期間トラ
ンジスタ67は非導通状態となり、コンデンサ61から
の放電電荷がトランジスタ67の導通時には抵抗66を
介してバイパスされていたトランジスタ8のベース電流
が与えられる。コンデンサ63の充電電位がトランジス
タ67の導通レベルに達すると、トランジスタ67は再
び導通しトランジスタ8のベース=エミッタ間を短絡す
ることでトランジスタ8が非導通となる。トランジスタ
8が非導通となるとトランスの1次巻線Pに流れていた
コアのエネルギー(1/2*L*Ip*Ip L;トラ
ンス11の1次インダクタンスIp;トランス11の1
次電流)が再びメインコンデンサ21、抵抗73及びト
ランジスタ71のベースから高圧整流ダイオード13を
介してトランス11の2次電流が流れる。このためトラ
ンジスタ71も再び非導通状態から導通状態となり、こ
の動作を繰り返しメインコンデンサ21の昇圧が行われ
る。メインコンデンサ21の充電電圧は電圧検出回路ブ
ロック18の接続ラインcを介してカメラ制御回路ブロ
ック125内のA/Dコンバータ回路に与えられる。こ
うしてメインコンデンサ21へ充電が行われる間、図3
のシーケンスでメインコンデンサ21の充電電圧が所定
の電圧に達したか否かをチェック(S103)し、電圧
が低い場合には、充電タイマーが所定時間をカウントし
たかどうかを判定(S104)し、このループで充電タ
イマーのカウントアップ以前に充電が完了すると、充電
が完了した事を示すフラグをたてて(S105)、S1
06に進む。ここでは充電を停止する為に、接続ライン
aをハイインピーダンス状態から所定期間例えば数十μ
secから数百μsec程度の期間ロウレベルとしトラ
ンジスタ8を非導通としトランス11のコアのエネルギ
ーを放出させると共にコンデンサ61の充電電荷を放出
させ以後の発振動作を停止させ,更に接続ラインbをハ
イレベルからロウレベルとしてメインコンデンサの充電
電圧検出ブロック18の作動も停止させ充電を終了させ
る(S106)。尚,S104で充電が完了以前に充電
タイマーがカウントアップすると、充電が完了しないN
Gフラグをたてて(S108)、前記S106で説明し
たよう充電を停止する為に、接続ラインaをハイインピ
ーダンス状態から所定期間例えば数十μsecから数百
μsec程度の期間ロウレベルとしトランジスタ8を非
導通としトランス11のコアのエネルギーを放出させる
と共にコンデンサ61の充電電荷を放出させ以後の発振
動作を停止させ,更に接続ラインbをハイレベルからロ
ウレベルとしてメインコンデンサの充電電圧検出ブロッ
クの作動も停止させ充電を終了させる。
【0036】次に、充電タイマーをリセット(S10
7)して充電タイマーを停止させフラッシュモードを終
了する。
【0037】以上一般動作の説明を行ったが、メインコ
ンデンサ21の電位検出が正常に行われなかった場合例
えば電圧検出回路ブロック18のラインcの電圧信号異
常でメインコンデンサ21の充電電圧が過電圧状態とな
る場合の動作に関して説明を行う。
【0038】メインコンデンサ21の充電電圧にてトラ
ンジスタ8のコレクタにはトランジスタ8の非導通期間
に第1の実施形態と同様下記の電圧が印加される。 Vc=Vmc*(トランスの1次巻線数/トランスの2
次巻線数)+Vbat Vc;トランジスタオフ時のコレクタ電位 Vmc;メインコンデンサの充電電圧 Vbat;電池電圧 フライバックコンバータの1次、2次の巻線比(トラン
スの2次巻線数/トランスの2次巻線数)を仮に20と
すれば正常時に電池電圧3Vでコンデンサが310Vに
充電されるとして VC=310V/20+3V=18.5V 異常時に電池電圧3Vでコンデンサが過電圧360Vに
充電されるとして VC=360V/20+3V=21V とすれば定電圧ダイオード3の電圧Vzは抵抗6、7の
抵抗値をそれぞれR6、R7(簡単のためR6=R7)
としてトランジスタのベースドライブ電圧Vbe,ダイ
オードの動作電圧Vfとすれば、Vbe=Vf=0.7
として Vz=21−Vbe*(R6+R7)/R7―Vf=2
1−2.1=18.9 従って、約19V程度の定電圧ダイオードを使用するこ
とで360Vを超える過電圧に対して対応が可能であ
る。ここではトランジスタ8のコレクタ電位が上昇した
場合コンデンサ5に電荷を蓄えトランジスタ9に抵抗6
を介してベース電流を与えトランジスタ9を導通させて
いる。トランジスタ9の導通でトランジスタ8のベース
電流はバイパスされコンデンサ5と抵抗6の時定数で所
定期間トランジスタ8は非導通を維持する。この期間に
コンデンサ14の放電が行われトランジスタ9が非導通
状態となってもトランジスタ8のベース電流が与えられ
ないことからトランジスタ8は非導通を維持する。以後
のトランス11の2次電流の発生が無いことで発振は確
実に停止することが可能となる。本実施形態では、トラ
ンス11の2次巻線Sに流れる電流のによりスイッチン
グ素子を動作させVccよりコンデンサ61に充電させ
この電荷を電源としてトランジスタ8のベース電流を制
御しているため、メインコンデンサ21の過電圧を検出
しトランジスタ8を停止させた場合以後のトランジスタ
8の駆動電源が無くなり、カメラ制御ブロック125の
制御とは無関係に昇圧動作が停止でき、メインコンデン
サに設定以上の過電圧を与えることなく安全な回路が提
供できる。また、カメラ制御回路125内のマイコンの
制御も簡単な信号で駆動ができは比較的安い低機能の物
を使用しても安全な昇圧動作が可能となった。
【0039】尚,トランジスタ8のコレクタには漏れイ
ンダクタンスの影響で他の実施形態と同様に振動減衰波
形ノイズが加わるためコンデンサ5、抵抗6,7及びV
zの設定はそのノイズレベルに合わせ設定されることは
言うまでもない。
【0040】この実施形態と同様に、図1のトランジス
タ8と図4のFET41でトランジスタ及びFETで構
成することも可能であったように他の実施形態を含めト
ランジスタ或いはFETに置き換えることは容易であ
る。
【0041】また、これらの実施形態でラインaからの
開始信号は単発のハイレベル信号で示したが、複数のハ
イレベル信号を所定回数与えることで発振可能なことは
言うまでも無い。
【0042】
【発明の効果】以上説明した様に、トランスの2次巻線
に流れる電流を検出し、検出出力からスイッチ素子を駆
動させコンデンサを充電し、充電された電荷を電源とし
てフライバックコンバータのメインスイッチ素子である
FETやトランジスタを駆動する、或いは、トランスの
2次巻線Sに流れる電流の一部をコンデンサに充電さ
せ、この電荷を電源としてフライバックコンバータのメ
インスイッチ素子であるFETやトランジスタを駆動す
る電子閃光装置で、メインコンデンサに過電圧が印加さ
れる場合にはカメラ制御部の制御とは無関係に昇圧動作
が停止するため安全な昇圧が可能となった。さらには、
昇圧の駆動開始も単純な信号で済むことからマイコンな
ども高機能を有するもので無く、比較的安い低機能の物
を使用出来メリットもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す。
【図2】本発明を説明するためのフローチャートを示す
図である。
【図3】本発明のフラッシュシーケンスのフローチャー
トを示す。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す。
【図5】本発明の第3の実施形態を示す。
【図6】本発明の第4の実施形態を示す。
【符号の説明】
1 電源電池 2 電源コンデンサ 11 トランス 20 放電管 21 メインコンデンサ 22 カメラ回路部 125 カメラの制御ブロック

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次、2次巻線を有す4端子のトランス
    を用いたフライバックコンバータに於て、2次電流を検
    出する検出回路からの検出信号により作動するスイッチ
    素子を介してコンデンサを充電し、この充電電荷により
    フライバックの発振スイッチ素子を制御する電子閃光装
    置に於て、過電圧検出回路の検出信号の発生により発振
    を停止させることを特徴とする電子閃光装置。
  2. 【請求項2】 1次、2次巻線を有す4端子のトランス
    を用いたフライバックコンバータに於て、2次電流の一
    部をコンデンサに充電させ、この充電電荷によりフライ
    バックの発振スイッチ素子を制御する電子閃光装置に於
    て過電圧検出回路の検出信号の発生により発振を停止さ
    せることを特徴とするフライバックの自励発振装置。
  3. 【請求項3】 請求項1及び2でコンバータの発振開始
    はフライバックコンバータの発振スイッチ素子の制御電
    極に単数または複数回のパルスを印加することを特徴と
    する。
  4. 【請求項4】 請求項1及び2で、コンデンサに充電さ
    れた電荷はフライバックコンバータの1次電流を通電す
    るための計時回路電源として供給されることを特徴とす
    る。
  5. 【請求項5】 請求項1及び2で、発振スイッチ素子は
    FET或いはトランジスタのいずれかであることを特徴
    とする。
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