JP3196039B2 - Dc−dcコンバ−タ - Google Patents

Dc−dcコンバ−タ

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JP3196039B2
JP3196039B2 JP02746292A JP2746292A JP3196039B2 JP 3196039 B2 JP3196039 B2 JP 3196039B2 JP 02746292 A JP02746292 A JP 02746292A JP 2746292 A JP2746292 A JP 2746292A JP 3196039 B2 JP3196039 B2 JP 3196039B2
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精一 木嶋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンデンサ負荷を充
電するDC−DCコンバ−タに関し、例えば、写真撮影
用閃光放電発光器の電源回路として利用するところのD
C−DCコンバ−タに係る。
【0002】
【従来の技術】図6は写真撮影の照明器として使用され
る閃光放電発光器の回路例を示している。この発光器回
路では、昇圧トランス11が並列接続された2つの入力
コイル12a、12bと直列接続された2つの出力コイ
ル13a、13bとを備えている。
【0003】そして、この昇圧トランス11が、発振ト
ランジスタ14、15、時定回路を形成する抵抗16及
びコンデンサ17、ダイオ−ド18などと共にDC−D
Cコンバ−タを形成しており、入力側に接続された電池
電源19の直流電圧を昇圧し、その出力電圧によってメ
インコンデンサ20を充電する構成となっている。
【0004】その他、この回路において、21はメイン
コンデンサ20が所定の電圧まで充電されることによっ
て点灯するネオンランプ、22はトリガ−スイッチ23
を閉成させて動作させるトリガ−回路、24はキセノン
放電管、25、26は動作安定用のコンデンサ、27は
発振トランジスタ14、15を保護するダイオ−ド、2
8は電源スイッチである。
【0005】上記した発光器回路は、電源スイッチ28
の投入によって発振トランジスタ14、15がON、O
FFを繰返しDC−DCコンバ−タが発振する。この発
振によりメインコンデンサ20が充電され、その充電々
圧が所定値(例えば、300ボルト)に達したときにネ
オンランプ21が点灯して発光準備が整ったことを表示
する。
【0006】上記の充電状態でトリガ−スイッチ23を
閉成させると、トリガ−回路22が動作し、その高電圧
出力がキセノン放電管24の励起電極に印加される。こ
のため、メインコンデンサ20の充電々荷がキセノン放
電管24を通って一挙に放電し、このキセノン放電管2
4が発光する。なお、キセノン放電管24が発光した
後、DC−DCコンバ−タの発振により、メインコンデ
ンサ20が再度充電される。
【0007】上記した発光器回路を有する閃光放電発光
器はカメラ外付タイプのものであるが、カメラ内蔵の閃
光放電発光器の場合は、電池電源19がカメラ電源とし
て共用され、また、電源スイッチ28がカメラ機構と連
動してONする半導体スイッチとなっており、さらに、
ネオンランプ21が点灯したとき充電完了信号をカメラ
機構に送って閃光撮影モ−ドに切換える構成となってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した発光器回路
は、昇圧トランス11の入力コイル12aと出力コイル
13aとで一方のトランス部分を、入力コイル12bと
出力コイル13bとで他方のトランス部分を各々形成
し、さらに、入力コイル12a、12bとが並列接続と
なっている関係で、メインコンデンサ20の充電時間を
早めることができて有利である。
【0009】しかしながら、この発光器回路では、メイ
ンコンデンサ20の充電初期において昇圧トランス11
の入力コイル12a、12bに大きな電源電流が流れ
ために、電池電源19に大きな電圧変動が現われる。
【0010】つまり、メインコンデンサ20の充電初期
では、DC−DCコンバ−タが無負荷に近い状態で発振
するため、充電初期において入力電流が大きく、電源電
圧の変動が大きくなる。特に、この発光器回路のように
入力コイル12a、12bを並列接続させた昇圧トラン
ス11を備える場合にはその変動の影響が大きい。
【0011】上記のような電源電圧の変動は、電池電源
19をカメラ電源と共用させる構成の閃光放電発光器の
場合に特に問題となる。つまり、電池電源19の電圧変
動がカメラに組込まれているマイクロコンピュ−タに支
障を与えるためである。周知のように、この種のマイク
ロコンピュ−タはその給電々圧が一定電圧(例えば、3
ボルト)以下に降下することによって暴走することがあ
るため、給電々圧を正確に保持する必要がある。
【0012】一方、上記発光器回路の他の問題として
は、昇圧トランス11の入力コイル12a、12bが並
列接続されている関係で、DC−DCコンバ−タの入力
電流が大きく、昇圧トランス11や発振トランジスタ1
4、15の発熱が増すので、この発熱を抑制するトラン
ス構成とする必要がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明では、昇圧トランスを備え、このトランス
の入力側に接続した電池電源の直流電圧を昇圧して出力
側に接続したコンデンサ負荷を充電するDC−DCコン
バ−タにおいて、昇圧トランスには、2つの出力コイル
と検出コイルと設け、さらに、2つの出力コイルの間
にスイッチング部材を接続してこれら2つの出力コイル
を直列接続すると共に、上記コンデンサ負荷の充電電圧
が高くなるにしたがって上昇し、その充電電圧が予定電
圧となった時に上記検出コイルに発生する検出電圧信号
によって上記スイッチング部材を導通させる構成とし、
さらに、直列接続した2つの出力コイルを上記コンデン
サ負荷に接続するダイオ−ドと、2つの出力コイルのう
ち低電圧側となる一つの出力コイルを上記コンデンサ負
荷に接続するダイオ−ドとを設け、コンデンサ負荷が予
定電圧まで充電される前は上記スイッチング部材の非導
通下に一つの出力コイルの出力電圧で充電し、この後は
上記スイッチング部材の導通下に直列接続された2つの
出力コイルの出力電圧の加算電圧により充電する構成と
したことを特徴とするDC−DCコンバ−タを提案す
る。
【0014】
【作用】DC−DCコンバ−タを発振始動させたとき、
コンデンサ負荷が無充電となっておれば、スイッチング
部材が非導通を保ち、2つの出力コイルの回路接続を遮
断し、コンデンサ負荷が一つの出力コイルの出力電圧に
よって充電される。
【0015】コンデンサ負荷の充電々圧が予定値に達す
ると、検出コイルに発生した検出電圧によってスイッチ
ング部材が非導通から導通に切換わり、2つの出力コイ
を回路接続する。
【0016】これより、2つの出力コイルに発生した出
力電圧が加算され、コンデンサ負荷が加算された出力電
圧によって充電される。
【0017】
【実施例】次に、本発明のDC−DCコンバ−タを閃光
放電発光器の電源回路として利用した実施例について図
面に沿って説明する。図1は基本例であるDC−DCコ
ンバ−タの回路図で、このコンバ−タはカメラ内蔵用閃
光放電発光器の電源回路を構成している。
【0018】図示する如く、昇圧トランス31は、並列
接続した入力コイル32a、32bと直列接続した出力
コイル33a、33bとを備える他に、タップPを設け
て出力コイル33bと一連に巻線した帰還コイル34、
巻線比の切換時点を検出する検出コイル35、充電停止
後の発振動作を遅延させる遅延用コイル36を備えてい
る。
【0019】昇圧トランス31の入力コイル32a、3
2bに接続したトランジスタ37は発振トランジスタ
で、このトランジスタ37のベ−スとタップPとの間に
設けたトランジスタ38は発振制御用のトランジスタで
ある。また、発振トランジスタ37のエミッタと帰還コ
イル34との間には帰還回路を形成するコンデンサ39
と抵抗40とが接続してある。
【0020】電池電源41は6ボルトのリチュ−ム電池
で、これは閃光放電発光器とカメラの電源となってい
る。この電池電源41には、抵抗42、ツエナ・ダイオ
−ド43、トランジスタ44の直列回路体を並列に接続
し、また、この電池41の正極側に発振トランジスタ3
7のエミッタが接続してある。
【0021】上記した直列回路体は、トランジスタ44
のONによって発振制御用のトランジスタ38をONさ
せ発振を開始させる発振始動回路として働くが、ツエナ
・ダイオ−ド43によって電池電源41の電圧降下を監
視する監視回路ともなっている。
【0022】すなわち、入力端子45から送られるスタ
−ト信号がベ−ス入力してトランジスタ44がONする
が、このとき、電池電源41の電圧が3ボルト以上であ
れば、ツエナ・ダイオ−ド43が導通する。ツエナ・ダ
イオ−ド43の導通によって、発振制御用のトランジス
タ38がONするため、発振トランジスタ37がONし
て発振を開始する。電池電源41の電圧が3ボルト以下
に降下している場合には、ツエナ・ダイオ−ド43が非
導通となる。したがって、発振制御用のトランジスタ3
8がOFFのままとなり、発振が開始しない。
【0023】上記した直列回路体のトランジスタ44の
ベ−ス〜エミッタ間には発振停止用のトランジスタ46
が接続してある。このトランジスタ46はツエナ・ダイ
オ−ド47の導通信号を入力してONしてトランジスタ
44をONからOFFに切換え発振を停止させる。な
お、ツエナ・ダイオ−ド47はメインコンデンサ48が
所定電圧(例えば、330ボルト)まで充電されたとき
に導通する。
【0024】また、ツエナ・ダイオ−ド47が導通する
ことで、コンデンサ49が充電され、この充電々圧が充
電完了信号として出力端子50から出力される。なお、
発振停止用のトランジスタ46に作用する遅延用コイル
36とコンデンサ51の動作については後述する。
【0025】昇圧トランス31の出力コイル33aは、
その巻始端側が巻線比を切換えるスイッチング部材とし
て動作するSCR52と、整流用のダイオ−ド53とを
介してメインコンデンサ48に接続してある。そして、
メインコンデンサ48の充電過程においてその充電々圧
が第1の設定電圧に達した時、検出コイル35に発生す
る検出電圧がSCR52のゲ−トに入力し、このSCR
52が導通に転移するように構成してある。
【0026】昇圧トランス31の出力コイル33aと3
3bとの接続部Qは整流用のダイオ−ド54を介してメ
インコンデンサ48に接続し、上記SCR52が非導通
となっている間、出力コイル33bの出力電圧がこのダ
イオ−ド54を介してメインコンデンサ48に加わり、
このコンデンサ48を充電するようにしてある。
【0027】昇圧トランス31のタップPに接続したダ
イオ−ド55とコンデンサ56の並列回路はメインコン
デンサ48の充電路を形成すると共に、充電初期におい
て発振トランジスタ37の帰還作用を弱める働きをする
ものである。
【0028】その他、電池電源41に並列接続したコン
デンサ57は電源電圧を安定化させるもの、SCR52
に並列接続したコンデンサ58はバイアス電圧を発生さ
せるもの、SCR52のゲ−トに接続したコンデンサ5
9は雑音信号の吸収用のものである。
【0029】次に、上記したDC−DCコンバ−タの動
作について説明する。なお、メインコンデンサ48は無
充電状態にあり、また、電池電源41は3ボルト以上の
電源電圧となっているものとする。
【0030】図3(A)に示すようなスタ−ト信号が入
力端子45より入力してトランジスタ44がONする
と、電源電流がツエナ・ダイオ−ド43を流れ、このダ
イオ−ド43が導通する。これより、発振制御用のトラ
ンジスタ38がONし、続いて発振トランジスタ37が
ONすることにより発振を開始する。
【0031】発振トランジスタ37のONにより入力コ
イル32a、32bに電源電流が流れ、これら入力コイ
ル32a、32bには図示する向きの誘導電圧が発生す
ると共に、帰還コイル34にも図示する向きの電圧が発
生し、この電圧をベ−ス〜エミッタ間に受ける発振トラ
ンジスタ37が正帰還作用によって入力コイル電流をさ
らに増加させるように動作する。
【0032】上記の動作によって、出力コイル33a、
33b、検出コイル35、遅延用コイル36には図示す
る向きの誘導電圧が発生する。この動作段階でSCR5
2のアノ−ド〜カソ−ド間に出力コイル33aの誘導電
圧が順方向に加わるが、メインコンデンサ48が無充電
となっており、その充電電圧が零に近い状態にあるた
め、これら各コイルに発生する誘導電圧は低電圧とな
る。また、検出コイル35に発生した検出電圧がSCR
52のゲ−トに加わっても、この検出電圧はSCR52
を導通させるレベルにならないため、SCR52が非導
通のままとなっている。
【0033】したがって、メインコンデンサ48には、
出力コイル33aの出力電圧が印加されず、出力コイル
33bの出力電圧だけが印加され、このコンデンサ48
が充電される。この場合、出力コイル33b、ダイオ−
ド54、メインコンデンサ48、電池電源41、発振ト
ランジスタ37、発振制御用のトランジスタ38、出力
コイル33bからなる充電ル−プと、出力コイル33
b、ダイオ−ド54、メインコンデンサ48、ダイオ−
ド55、出力コイル33bからなる充電ル−プとが形成
されてメインコンデンサ48が充電される。
【0034】したがって、メインコンデンサ48が無充
電となっていても、タップPの位置電圧が極端に低くな
らないから、発振トランジスタ37の帰還作用が抑制さ
れる。つまり、発振トランジスタ37が大きな帰還作用
を受けることによって生ずる電源電圧の極端な電圧変動
が防止される。
【0035】発振トランジスタ37の電流増加は、昇圧
トランス31の磁気飽和やこのトランジスタの特性によ
って少なくなるため、このとき、入力コイル32a、3
2bには図示矢印とは逆向きの電圧が発生し、したがっ
て、出力コイル33a、33b、帰還コイル34、検出
コイル35、遅延用コイル36には図示矢印とは反対と
なる電圧が発生する。
【0036】図示矢印とは逆向きとなる出力電圧(逆起
電力電圧)によって流れようとする出力電流は、ダイオ
−ド53、54、SCR52によって阻止される。ま
た、帰還コイル34によって発生した逆向きの電圧が発
振トランジスタ37のエミッタと発振制御用のトランジ
スタ38のコレクタに加わり、これにより逆バイアスさ
れた発振トランジスタ37がONからOFFに切換わ
る。
【0037】電池電源41が3ボルト以上の電圧であれ
ば、ツエナ・ダイオ−ド43が導通したままとなってい
るから、発振トランジスタ37がOFFした後、再度O
Nに切換わり、上記同様に発振を繰返してメインコンデ
ンサ48を充電する。以後同様に発振を繰返すことによ
ってメインコンデンサ48の充電が進む。なお、遅延用
コイル36に発生する電圧は充電過程では何等作用しな
い。
【0038】メインコンデンサ48の充電が進み、その
充電々圧が第1の設定電圧(予定電圧)V1に達する
と、各コイルの誘導電圧が上昇し、このとき検出コイル
35に発生する検出電圧がSCR52を導通させるレベ
ルとなり、この検出電圧をゲ−ト入力したSCR52が
導通に転移する。このため、その後の発振動作で発生す
る出力コイル33a、33bの出力電圧が加算されてメ
インコンデンサ48に印加され、この加算出力電圧によ
って充電される。
【0039】メインコンデンサ48の充電がさらに進
み、その充電々圧が第2の設定電圧V2に達したとき、
ツエナ・ダイオ−ド47が導通する。この導通により、
発振停止用のトランジスタ46がONするため、トラン
ジスタ44のOFFに応じて発振制御用のトランジスタ
38がOFFとなり、したがって、発振トランジスタ3
7がOFFして発振が停止し、メインコンデンサ48の
充電動作が停止する。
【0040】第2の設定電圧V2に充電されたメインコ
ンデンサ48は自然放電によって電圧降下し、ツエナ・
ダイオ−ド47が非導通となるが、遅延用コイル36の
発生電圧によって充電されたコンデンサ51より発振停
止用のトランジスタ46にベ−ス電流が流れ込むため
に、直ちに発振を開始しない。
【0041】つまり、コンデンサ51の放電によりトラ
ンジスタ46がOFFした後でトランジスタ44がON
となって発振を開始することから、図2に示したよう
に、短時間tの間隔をおいて発振と発振停止を繰返すよ
うになる。なお、図2において、toはメインコンデン
サ48を第2の設定電圧V2まで充電するに要する時
間、Vbは出力コイル33bのみによる充電特性曲線、
Vabは出力コイル33a、33bによる充電特性曲線
を各々示す。
【0042】メインコンデンサ48が第2の設定電圧ま
で充電されたとき、図3(B)に示すような充電完了信
号が出力端子50より出力される。その後は、従来例同
様にカメラのシャッタ動作にしたがってトリガ−回路が
動作し、キセノン放電管がメインコンデンサ48の充電
々荷を放電させて発光する。
【0043】図4は本発明の実施例として示したDC−
DCコンバ−タの回路図である。この実施例では、出力
コイル33a、33bとをSCR60によって接続する
構成とし、また、このSCR60が出力コイル33aの
一部に形成した検出コイル61の検出電圧をゲ−ト入力
して導通するようになっている。すなわち、発振動作過
程で出力コイル33a、33bの黒点側が高い誘導電圧
となったとき、SCR60のアノ−ド〜カソ−ド間に順
方向電圧が加わる。 また、昇圧トランス31の各コイル
電圧はメインコンデンサ48の充電に対応して上昇する
ため、検出コイル61の誘導電圧も上昇し、この誘導電
圧がSCR60のゲ−トに加わるが、メインコンデンサ
48が第1の設定電圧V1に達するまでの間は、検出コ
イル61の誘導電圧がSCR60を導通させる電圧レベ
ルにならない。 メインコンデンサ48が第1の設定電圧
にまで充電されると、検出コイル61の誘導電圧もその
充電電圧に対応して上昇し、このとき検出コイル61に
発生する誘導電圧が検出信号としてゲ−トに加わり、S
CR60が導通する。メインコンデンサ48が第1の設
定電圧V1を越えて充電されるときは、検出コイル61
の誘導電圧がさらに上昇するため、SCR60の導通が
続く。
【0044】つまり、メインコンデンサ48が出力コイ
ル33bの出力電圧によって充電され、第1の設定電圧
V1に達したとき検出コイル61に発生する検出電圧を
ゲ−ト入力してSCR60が導通する。したがって、S
CR60が導通した後は、上記基本例同様に出力コイル
33a、33bの出力電圧が加算され、この加算出力電
圧によってメインコンデンサ48が充電される。なお、
62はバイアス用のコンデンサ、63は雑音信号吸収用
のコンデンサであり、その他の構成は上記基本例と同様
になっている
【0045】図5はカメラの取付タイプの閃光放電発光
器に実施するDC−DCコンバ−タの回路図である。こ
の実施例は、図4に示す上記実施例を変形したもので、
電源スイッチ64の投入によってトランジスタ44をO
Nさせて発振を開始させ、また、メインコンデンサ48
が第2の設定電圧V2に達した以後に、コンデンサ49
によってバイアスされてON、OFFを繰返すトランジ
スタ65と、このトランジスタ65を介して給電する充
電表示用の発光ダイオ−ド66とを設けた構成となって
いる。なお、上記した電源スイッチ64、トランジスタ
65、発光ダイオ−ド66は、図1に示したDC−DC
コンバ−タに設ければ、上記基本例についてもカメラ外
付タイプの閃光放電発光器として実施することができ
る。
【0046】
【発明の効果】上記した通り、本発明に係るDC−DC
コンバ−タは、コンデンサ負荷が所定の設定電圧にまで
充電される間は一つの出力コイルの出力電圧によって充
電されるため、無負荷状態となる充電初期においても入
力コイル電流があまり大きくならないから、電源電圧の
変動が少ない。
【0047】また、コンデンサ負荷が予定した設定電圧
に達した以後は、2つの出力コイルに発生した出力電圧
の加算電圧によって充電されるが、このときはコンデン
サ負荷が所定の電圧をもった負荷となっているため、入
力コイル電流があまり大きくならず、電源電圧の変動が
少ない。
【0048】このように、電源電圧の変動の少ないDC
−DCコンバ−タとなるから、特に、電池電源をカメラ
と共用する閃光放電発光器の電源回路として有利なDC
−DCコンバ−タとなる。また、このDC−DCコンバ
−タは充電初期においても入力コイル電流が抑制される
ので、昇圧トランスや回路部品の発熱が少なく、効率を
高める上に有利なコンバ−タとなる。さらに、本発明は
昇圧トランスに2つの出力コイルを設け、これら2つの
出力コイル間にスイッチング部材を接続したので、2つ
の出力コイル各々を個別に絶縁処理することができるか
ら、昇圧トランスは出力コイルの耐電圧を半減させて絶
縁処理することができて極めて有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本例を示したDC−DCコンバ−タ
の回路図である。
【図2】メインコンデンサの充電動作説明図である。
【図3】図3(A)はスタ−ト信号を示す図である。図
3(B)は充電完了信号を示す図である。
【図4】本発明の実施例を示したDC−DCコンバ−タ
の回路図である。
【図5】カメラ外付タイプの閃光放電発光器に実施する
ようにしたDC−DCコンバ−タの回路図である。
【図6】従来例として示した閃光放電発光器の回路図で
ある。
【符号の説明】
31 昇圧トランス 32a、32b 入力コイル 33a、33b 出力コイル 34 帰還コイル 35 検出コイル 37 発振トランジスタ 41 電池電源 43 ツエナ・ダイオ−ド 45 入力端子 46 発振停止用のトランジスタ 47 ツエナ・ダイオ−ド 48 メインコンデンサ 52、60 SCR61 検出コイル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇圧トランスを備え、このトランスの入
    力側に接続した電池電源の直流電圧を昇圧して出力側に
    接続したコンデンサ負荷を充電するDC−DCコンバ−
    タにおいて、昇圧トランスには、2つの出力コイルと検
    出コイルと設け、さらに、2つの出力コイルの間にス
    イッチング部材を接続してこれら2つの出力コイルを直
    列接続すると共に、上記コンデンサ負荷の充電電圧が高
    くなるにしたがって上昇し、その充電電圧が予定電圧と
    なった時に上記検出コイルに発生する検出電圧信号によ
    って上記スイッチング部材を導通させる構成とし、さら
    に、直列接続した2つの出力コイルを上記コンデンサ負
    荷に接続するダイオ−ドと、2つの出力コイルのうち低
    電圧側となる一つの出力コイルを上記コンデンサ負荷に
    接続するダイオ−ドとを設け、コンデンサ負荷が予定電
    圧まで充電される前は上記スイッチング部材の非導通下
    に一つの出力コイルの出力電圧で充電し、この後は上記
    スイッチング部材の導通下に直列接続された2つの出力
    コイルの出力電圧の加算電圧により充電する構成とした
    ことを特徴とするDC−DCコンバ−タ。
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