JP2782048B2 - 防火壁 - Google Patents

防火壁

Info

Publication number
JP2782048B2
JP2782048B2 JP7095540A JP9554095A JP2782048B2 JP 2782048 B2 JP2782048 B2 JP 2782048B2 JP 7095540 A JP7095540 A JP 7095540A JP 9554095 A JP9554095 A JP 9554095A JP 2782048 B2 JP2782048 B2 JP 2782048B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shielding plate
wall
notch
frame
care device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7095540A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08280831A (ja
Inventor
久雄 加藤
Original Assignee
有限会社メディカル加藤
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社メディカル加藤 filed Critical 有限会社メディカル加藤
Priority to JP7095540A priority Critical patent/JP2782048B2/ja
Publication of JPH08280831A publication Critical patent/JPH08280831A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2782048B2 publication Critical patent/JP2782048B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、病人・身体障害者・寝
たきり老人・虚弱人等の病弱者を吊り下げつつ移動する
介護装置が通過できる防火壁に関する。
【0002】
【従来の技術】病弱者を吊り下げる介護装置は天井に配
設されたレールに沿って部屋間を移動するから、部屋間
を間仕切る鴨居を通過するために天井より垂下する壁面
に、介護装置が通過可能な欠切部を設け、その欠切部の
左右縁に扉を回動可能に設けた扉を、介護装置が押圧し
て通過していくものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、大型建物の天
井には、延焼を食止め又は煙の拡散を防ぐ防火壁を備え
ることが義務付けられており、前記扉にも耐火性及び壁
面との一体性が求められる。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明に係る防火
壁の第1の手段は、天井より垂下する壁面に、その天井
に配設されたレールに沿って病弱者を吊り下げつつ移動
する介護装置が通過可能な欠切部を設け、その欠切部を
閉塞可能な金属製の遮蔽板を前記壁面に対して平行移動
可能に設けた防火壁において、前記欠切部内を通って壁
面の前後を前記介護装置が走行するレールに、前記遮蔽
板が横断可能なスリットを形成するとともに、前記欠切
部の左右縁と上縁及び下端開口部とに、欠切部を囲むよ
うに枠体を組み付け、その枠体の上方に、遮蔽板を枠体
の上縁から、枠体の左右縁に形成された案内レールに沿
って昇降移動自在に設け、枠体の下縁に、介護装置の吊
下げ部材が通過可能なスリットを形成する一方、枠体の
上部において上下に配置されたスプロケット間に掛け渡
されたチェーンに遮蔽板を固定し、一方のスプロケット
にモータの回転軸を連結することにより、介護装置に病
弱者を吊り下げて通過した前記欠切部を、前記遮蔽板を
降して閉塞できることにある。また、第2の手段は、
第1の手段の遮蔽板の一端に駆動部材の回動軸と連設さ
れた支持軸を設け、前記遮蔽板を上方へ回動させて壁面
に対し平行移動に設けた防火壁である。
【0005】
【作用】第1の手段に係る防火壁は、天井より垂下する
壁面に、その天井に配設されたレールに沿って病弱者を
吊り下げ移動する介護装置が通過可能な欠切部を設け、
その欠切部を閉塞可能な金属製の遮蔽板を前記壁面に対
して平行移動可能に設けているから、金属製の遮蔽板に
より欠切部は閉塞され防火壁と一体になる上、前記欠切
部内を通って壁面の前後を前記介護装置が走行するレー
ルに形成したスリットを、前記遮蔽板が横断するから、
連続するレールを挿通するための余分な孔がなく防火能
力が高い。加えて、欠切部を囲むように枠体を組み付け
る枠体の上方に、遮蔽板を枠体の上縁から、枠体の左右
縁に形成された案内レールに沿って昇降移動自在に設け
ているので、介護装置が通過する時だけ上昇させそれ以
外は遮蔽扉の自重で降下して欠切部を閉塞することがで
きる。また、枠体の上部において上下に配置されたスプ
ロケット間に掛け渡されたチェーンを、一方のスプロケ
ットに連結したモータで回動させることにより、固定さ
れている遮蔽板を上下動させることができる。
【0006】
【実施例】本発明に係る病弱者を搬送する介護装置が通
過できる防火壁を図面に基いて説明する。図1は防火壁
の説明図であって、一点鎖線で示す10は部屋の天井、
12は天井10より垂下する防火壁、14は病弱者を吊
り下げつつ移動する介護装置、16は天井10を介して
上方の梁又はコンクリート柱に固定されたレールであっ
て介護装置14が懸架されている。20は、防火壁12
の壁面に介護装置14が通過可能な大きさに設けた欠切
部である。その欠切部20の左右縁、上縁、中央及び下
端開口部とには、欠切部20を囲むように取付板21a
と連結板21b,21c,21dとからなる枠体22が
組み付けられ、前記下端連結板21dに、介護装置14
の吊下げ部材15が通過可能なスリット24を形成し、
また前記左右縁の取付板21aには案内レール26が上
下方向に延設されている。28は、その枠体22の上縁
から案内レール26に沿って防火壁12の壁面に対して
平行に昇降移動自在に設けられた金属製の遮蔽板であっ
て、下降した状態では欠切部20を閉塞することができ
る。枠体22の上部において上端連結板21b及び中央
連結板21cにそれぞれ配置された上スプロケット30
及び下スプロケット31に掛け渡されたチェーン32に
遮蔽板28の一端を取付部材29を介して固定し、一方
の上スプロケット30にモータの回転軸34aを連結し
ている。そのモータは、案内レール26の上下位置に設
けたリミットスイッチ36,37により停止位置が制御
され、ケーブル38により昇降動スイッチ及び途中停止
スイッチを備えた操作盤39が垂下されている。
【0007】図2は図1の平面図である。モータ34
は、コ字状の両端を左右縁の取付板21aに固定された
上部連結板21bに固着され、その回転軸34aを軸受
34b及び変速器34cを介して上スプロケット30に
固着している。また、水平方向に展開する天井10及び
レール16には、防火壁12の欠切部20内を通って降
下する遮蔽板28が横断可能なスリット11,17が形
成され、特にスリット17では、防火壁12により仕切
られる壁面の前後を介護装置14が走行できるような間
隔でレール16端部同士とが対向している。
【0008】次に、上記防火壁の使用方法を説明する。
介護装置14が防火壁12を通過する場合には、図1の
ように遮蔽板28は上昇しており、介護装置14はレー
ル16のスリット17を乗り越えて、欠切部20から隣
の部屋に移動する。その後、操作盤39から指令しチェ
ーン32を図1では反時計方向に回動すると遮蔽板28
がスリット11,17を通過して案内レール26に沿っ
て降下していく。そして、図3に示すように遮蔽板28
の下端が下端連結板21dに達するところでリミットス
イッチ37により停止され、遮蔽板28により防火壁2
8の欠切部20が閉塞される。また、介護装置14が防
火壁12に接近したときには、操作盤39から指令しチ
ェーン32を図3では時計方向に回動すると遮蔽板28
が案内レール26に沿ってスリット11,17から上昇
していく。
【0009】なお、上記実施例では、遮蔽板が上下方向
に壁面に対して平行移動するが、欠切部を閉塞可能な金
属製の遮蔽板を防火壁の壁面に対して平行移動可能に設
ければよいので、図4のように遮蔽板28の一端に駆動
部材の回動軸34aと連設された支持軸35を設け、一
点鎖線で示す遮蔽板28を上方へ回動させて壁面に対し
平行移動させる場合や、案内レールを防火壁の長手方向
と平行に設置し、遮蔽板が左右方向に平行移動する場合
であってもよい。また、遮蔽板の昇降動を操作盤で手動
制御しているが、操作盤及び介護装置に、赤外線などの
無線送受信装置を取り付け、介護装置が防火壁に接近し
たときに自動で遮蔽板を昇降動させることもできる。
【0010】
【発明の効果】本発明に係る病弱者搬送車通過用防火壁
によれば、第1の手段に係る防火壁では、金属製の遮蔽
板により欠切部は閉塞され防火壁と一体になる上、前記
欠切部内を通って壁面の前後を前記介護装置が走行する
レールに形成したスリットを、前記遮蔽板が横断するか
ら、連続するレールを挿通するための余分な孔がなく、
従来のようにそのレール挿通孔から類焼をするようなこ
とが無くなり防火能力が高い。加えて、欠切部を囲むよ
うに枠体を組み付ける枠体の上方に、遮蔽板を枠体の上
縁から、枠体の左右縁に形成された案内レールに沿って
昇降移動自在に設けているから、介護装置が通過する時
だけ上昇させそれ以外は遮蔽扉の自重で降下して欠切部
を閉塞することができる。また、枠体の上部において上
下に配置されたスプロケット間に掛け渡されたチェーン
を、一方のスプロケットに連結したモータで回動させる
ことにより、固定されている遮蔽板を上下動させること
ができるので、下降させるとき遮蔽板の自重を利用しモ
ーターの負荷を小さくでき、天井より室内に突出する部
材が少ないので見映えが良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る病弱者搬送車通過用防火壁の説明
図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の遮蔽板が上昇した場合の説明図である。
【図4】遮蔽板が回動する他の実施例の説明図である。
【符号の説明】
10・・天井、11・・スリット、12・・防火壁、1
4・・介護装置、15・・吊下げ部材、16・・レー
ル、17・・スリット、20・・欠切部、21a・・取
付板、21b・・上端連結板、21c・・中央連結板、
21d・・下端連結板、22・・枠体、24・・スリッ
ト、26・・案内レール、28・・遮蔽板、29・・取
付部材、30・・上スプロケット、31・・下スプロケ
ット、32・・チェーン、34・・モータ、34a・・
回転軸、36,37・・リミットスイッチ、38・・ケ
ーブル、39・・操作盤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A62C 2/06 505 - 509 A61G 7/08 A61G 7/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井より垂下する壁面に、その天井に配
    設されたレールに沿って病弱者を吊り下げつつ移動する
    介護装置が通過可能な欠切部を設け、その欠切部を閉塞
    可能な金属製の遮蔽板を前記壁面に対して平行移動可能
    に設けた防火壁において、 前記欠切部内を通って壁面の前後を前記介護装置が走行
    するレールに、前記遮蔽板が横断可能なスリットを形成
    するとともに、 前記欠切部の左右縁と上縁及び下端開口部とに、欠切部
    を囲むように枠体を組み付け、その枠体の上方に、遮蔽
    板を枠体の上縁から、枠体の左右縁に形成された案内レ
    ールに沿って昇降移動自在に設け、枠体の下縁に、介護
    装置の吊下げ部材が通過可能なスリットを形成する
    方、 枠体の上部において上下に配置されたスプロケット間に
    掛け渡されたチェーンに遮蔽板を固定し、一方のスプロ
    ケットにモータの回転軸を連結することにより、 介護装置に病弱者を吊り下げて通過した前記欠切部を、
    前記遮蔽板を下降して閉塞できることを特徴とする防火
    壁。
  2. 【請求項2】 天井より垂下する壁面に、その天井に配
    設されたレールに沿って病弱者を吊り下げつつ移動する
    介護装置が通過可能な欠切部を設け、その欠切部を閉塞
    可能な金属製の遮蔽板を前記壁面に対して平行移動可能
    に設けた防火壁において、 前記遮蔽板の一端に駆動部材の回動軸と連設された支持
    軸を設け、前記遮蔽板を上方へ回動させて壁面に対し平
    行移動させるとともに、 前記欠切部内を通って壁面の前後を前記介護装置が走行
    するレールに、前記遮蔽板が横断可能なスリットを形成
    したことにより、介護装置に病弱者を吊り下げて通過し
    た前記欠切部を、前記遮蔽板を下降して閉塞できること
    を特徴とする防火壁。
JP7095540A 1995-04-20 1995-04-20 防火壁 Expired - Lifetime JP2782048B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7095540A JP2782048B2 (ja) 1995-04-20 1995-04-20 防火壁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7095540A JP2782048B2 (ja) 1995-04-20 1995-04-20 防火壁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08280831A JPH08280831A (ja) 1996-10-29
JP2782048B2 true JP2782048B2 (ja) 1998-07-30

Family

ID=14140406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7095540A Expired - Lifetime JP2782048B2 (ja) 1995-04-20 1995-04-20 防火壁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2782048B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57148945A (en) * 1981-03-10 1982-09-14 Meidensha Electric Mfg Co Ltd Care apparatus
JPS63160857U (ja) * 1987-04-08 1988-10-20
JPH01238861A (ja) * 1988-03-18 1989-09-25 Motoda Kea Kk 介助装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08280831A (ja) 1996-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2790620B2 (ja) ハッチ安全柵
JP2782048B2 (ja) 防火壁
JP3899906B2 (ja) ブラインド装置
JP3706986B2 (ja) 防災型病院
JP3240509B2 (ja) 建築物の出入口用の吊戸装置
JP2002095534A (ja) 扉付き昇降キャビネット
JP3911657B2 (ja) 防煙たれ壁連動防火扉
KR20200133408A (ko) 풀오픈형 비상탈출용 자동문
JPH0733805Y2 (ja) 上部隠蔽式の防煙用遮蔽材の垂下装置
JP4020605B2 (ja) エレベーター装置
JP3550323B2 (ja) 引き戸
JP2000005331A (ja) 防火装置
JPH08119025A (ja) サブハウス内蔵コンテナ車
JP2992614B2 (ja) 自動回転スライドドア装置
JP2573465Y2 (ja) 防煙垂れ幕のガイド装置
JP2543565Y2 (ja) 雨戸枠
JPH0627742Y2 (ja) ル−バ−窓の電動開閉装置
JPH0325185A (ja) 窓用遮へい装置
JP3405975B2 (ja) 片開き門扉及び門扉
JPH0743435Y2 (ja) シャッターにおける可動中柱の係止機構
JP2000054758A (ja) 防火・防煙シャッター
JPS6132660Y2 (ja)
JPH0451814Y2 (ja)
JP2561400Y2 (ja) 天井収納型シャッターのロック機構
JPH09256735A (ja) 自動引き戸