JP2992614B2 - 自動回転スライドドア装置 - Google Patents

自動回転スライドドア装置

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JP2992614B2
JP2992614B2 JP9215715A JP21571597A JP2992614B2 JP 2992614 B2 JP2992614 B2 JP 2992614B2 JP 9215715 A JP9215715 A JP 9215715A JP 21571597 A JP21571597 A JP 21571597A JP 2992614 B2 JP2992614 B2 JP 2992614B2
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善憲 浜田
一路 平岡
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TAJIMAJUNZO SEISAKUSHO KK
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BUUN TAJIMA KK
TAJIMAJUNZO SEISAKUSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の出入口に設
置される自動回転ドアの改良に係り、殊に車椅子の通
行、長物の搬入搬出、及び緊急時における一度に多数の
人の通行を可能にした扉の折り畳み機能を備えてなる自
動回転スライドドア装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物の出入口に設置されている従来の風
除室は、標準サイズ(ドア幅:3000mm以下)の回
転ドアと比較するとあまり風除効果が得られず、従来の
大型回転ドアは風除効果が優れ、車椅子の通行、長物の
搬入搬出、及び直進通行等が可能であるが、構造上の占
有面積が大きくなるといった問題を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題に鑑
みてなされたものであり、建物の出入口に設置されてい
る従来の風除室と同等または、それ以下の占有面積で風
除効果に優れると共に、車椅子の通行及び長物の搬入搬
出を可能にし、扉の釈放に煩雑な操作等を必要としない
機構で、避難誘導口として認められる自動回転スライド
ドア装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の自動回転スライ
ドドア装置は、建物の出入口開口部の床面上方に設けら
れ、基端部が水平方向旋回自在に軸設され、アームの回
動角度に関係なく揺動端の向きが常時一方向を向くよう
に構成してなる三または四本の平行リンクアームと、建
物の出入口開口部の床面上方を周回するように架設支承
され、モータにより回転駆動可能に回動連結すると共に
前記各平行リンクアームの揺動端と連繋し、該平行リン
クアームを旋回駆動する無端チェーンと、前記各平行リ
ンクアームの揺動端にそれぞれ固定され、床面の上方空
間に垂設支承してなる扉支持フレームと、前記各扉支持
フレームに吊設された三または四枚の扉とからなり、前
記三または四枚の扉が、建物の出入口の通路軌跡に沿っ
て前記各扉支持フレームと一体的に、常時通路を閉止す
る方向に向いて平行移動しながら通路軌跡に沿って周回
移動する構造にしたことを要旨とするものである。
【0005】また、前記各扉支持フレームと扉間に該扉
の固定釈放機構を構成し、各扉が必要に応じて開閉可能
になる構造とすることもできる。更に本発明は、前記平
行リンクアーム、扉支持フレーム、及び扉をそれぞれ四
個にすることによって四枚扉の自動回転スライドドア装
置を構成することができる。
【0006】上記構成の自動回転スライドドア装置は、
平行リンクアームに固定された扉が平行移動しながら回
動する構造になり、入口付近をスライドしながら扉が通
過するため出入口付近の占有面積が少なく、従来の標準
サイズ(3000mm以下)の回転ドアの風除室等と同
等の占有面積で実施することができる。
【0007】また、従来の標準サイズの回転ドアと同等
の占有面積でありながら直進歩行が可能なため、車椅子
の通行、多数の人の通行、長物等の搬入搬出が容易にな
り、従来の回転ドアと同等の風除効果が得られると共
に、該風除室により優れた風除効果が可能となる。
【0008】更に、停電や非常時等の場合には各扉と扉
支持フレームの間に扉の固定釈放機構を構成しているた
め、屋内側に設けたレバーを操作することにより、容易
に釈放制御が可能になる。このため、避難通路を確保し
て緊急脱出時の避難口とすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動回転スラ
イドドアの好ましい実施の形態を示す図1乃至図6に従
って説明する。符号1は、建物の外壁2に開口した出入
口3に対向立設した通路側壁であり、自動回転スライド
ドアの鉛直方向に延びる中心軸CLを中心にして対称位
置に対設するように、支柱4によって鉛直に立設した構
造になっている。
【0010】上記各支柱4(本実施例では六本で構成し
ている)は、上端間にフレーム5を横架設し、該フレー
ム5と床面10間にセンターコア6を鉛直固設して自動
回転スライドドア装置の支持構造を構成してなる。該フ
レーム5の下方には、各支柱4とセンターコアの内側に
楕円状の扉ガイドレール7,7が固設してある。
【0011】符号8,8,8は、水平な床面10と平行
になるように横架した三本の平行リンクアームであり、
各平行リンクアーム8はフレーム5下端とセンターコア
6上端の空間に支承軸設した中心軸9と基端を水平方向
旋回自在に軸設すると共に、揺動側端部に扉フレーム1
1を回動自在に回動連結し、且つ吊設支承してなる。該
各平行リンクアーム8は、中心軸9を旋回中心として該
平行リンクアーム8の旋回角度位置に関係なく揺動端の
向きが常時一方向を向くような公知構造の平行リンク機
構を構成してなり、懸吊した扉フレーム11が通路側壁
1とセンターコア6によって形成された出入口3の通路
を横断する向きに維持してなる。
【0012】扉フレーム軸11には台車12が回転自在
に軸設され、該台車12に複数個のローラ13を枢設す
ると共に該ローラ13を上記内外の扉ガイドレール7,
7間に転動自在に嵌合し、前記扉フレーム18を扉ガイ
ドレール7,7に沿って規制移動する扉フレーム18の
移動軌跡をもって支承する構造とする。
【0013】符号14はフレーム5の下部空間に摺動自
在に支承された無端チェーンであり、複数個のガイドス
プロケット15,15…に掛架されてセンターコア6の
回りを周回する略長方形の周回軌跡を有すると共に、該
無端チェーン14を駆動制御ユニット17により一方向
に送り駆動する。また符号16は上記無端チェーン14
と扉フレーム軸11に軸設した台車12を連結したチェ
ーンアームであり、該チェーンアーム16を介して扉フ
レーム軸11を扉ガイドレール7,7に沿って周回駆動
してなる。
【0014】上記扉フレーム18は扉フレーム軸11の
下端に固設してあり、該扉フレーム18の両端の上部ヒ
ンジ20と下部ヒンジ21を介して扉19を吊設支承し
てなる。また、該扉19を懸吊している扉フレーム18
は、上記無端チェーン14に対してこれを三当配した長
さ位置に、扉フレーム軸11、台車12及びチェーンア
ーム16を介して連繋接続されており、ガイドレール
7,7による周回軌跡に規制されながら移動する。この
とき扉フレーム18は、平行リンクアーム8によって扉
フレーム18の面の向きが、常時出入口3の通路を横断
する向きに保持され平行移動するようになり、出入口の
端部においても、図2に破線で示すような出入口3の方
向に潰れた円弧状の平行移動を継持した移動軌跡を形成
する。
【0015】上記扉フレーム18に懸吊された扉19
は、通常は上部ヒンジ20と下部ヒンジ21によって固
定されている。非常時または停電時には、扉フレーム1
8の屋内側の両端に位置する釈放レバー22を釈放操作
することにより、操作した側の上部ヒンジ20と下部ヒ
ンジ21が外れ、扉19は屋外側に開放可能となる(図
6参照)。
【0016】尚、図中の符号23はゴムの変形によって
戸挟み事故を検知するようになる戸挟み事故防止用ラバ
ーセンサー付端部カバー、符号24は検知機能を持たな
い端部カバーであり、上記構成の自動回転スライドドア
装置は通常矢印B方向に長方形に近い移動軌跡を持った
周回運動(図2参照)を行う。
【0017】また符号25は、上記通路側壁1に嵌め込
んだ硝子壁板であり、符号26は、天井板上方の構造を
隠蔽するための幕板である。更に符号27は、各扉フレ
ーム18の外周部に固設支承したエアータイト用の刷毛
部材であり、硝子壁板25、センターコア6と該刷毛部
材27により空気の理由通を阻止する構造になる。
【0018】
【実施例】図7は本発明に係る自動回転スライドドア装
置の他の実施例を示すものであり、前記構成と同一また
は同等の作用をなす構造部には同一符号を付して説明を
省略する。
【0019】本実施例は、四枚の扉19,19,19,
19をもった自動回転スライドドアを示すものであり、
無端チェーン14を四等配した長さ位置に扉フレーム軸
11を配置し、各扉フレーム軸11に扉フレーム18を
支承する構造とするもので、一基の自動回転スライドド
アに四枚の扉19が設けられ、通路側壁1とセンターコ
ア6間の通路を矢印B方向に周回移動しながら仕切ると
共に、必要に応じて各扉19を建物の屋外方向に開く構
造になっている。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る自動回転
スライドドア装置は、建物の出入口開口部の通路に沿っ
て周回移動する三枚または四枚の扉をそれぞれ扉フレー
ムに懸吊し、該各扉フレームを一端を一本の中心軸に連
結した平行リンクアームの揺動端に回動連結した構造に
なるため、全扉は常時初期向きの姿勢を保った状態で通
路に沿って周回移動する。
【0021】従って通路を塞ぐ方向(通路側壁と直角)
になるように配置すると通路の出口と入口では通行者の
進行方向と直交する方向に移動(従来の回転ドアでは通
行者の進行方向に対して扉は旋回している)し、引き戸
状に変位するから該部風除室の占有面積を小さくするこ
とができる。
【0022】また上記扉が扉フレームに対して必要に応
じて開閉可能になるヒンジを介して懸吊されており、扉
フレームの室内側に設けられた釈放レバーの操作により
該扉を開放することができるようになっているため、容
易に通路を開放状態に維持することができ、避難通路を
確保して緊急脱出時の避難口とすることができる。
【0023】更に、本発明の構造では、上述のように扉
が出入口で引き戸状にスライドしながら通過して風除室
の占有面積を従来の標準サイズの回転ドアより小さくな
るにく拘らず、直進通行が可能となるため、車椅子の通
行、多人数の通行、及び長物等の搬入搬出が容易にな
り、従来の回転ドアの風除室より優れた種々の機能を発
揮する特徴を有するものであり、本発明実施後の効果は
極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動回転スライドドアの好ましい
実施の形態を示す正面図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】同要部縦断面図である。
【図4】同支持機構頂部の平断面図である。
【図5】同扉フレームを室内側から見た正面図である。
【図6】同扉を開放操作した状態の平面図である。
【図7】本発明に係る自動回転スライドドアの他の実施
例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 通路側壁 2 外壁 3 出入口 4 支柱 5 フレーム 6 センターコア 7 扉ガイドレール 8 平行リンクアーム 9 中心軸 10 床面 11 扉フレーム軸 12 台車 13 ローラ 14 無端チェーン 15 ガイドスプロケット 16 チェーンアーム 17 駆動制御ユニット 18 扉フレーム 19 扉 20 上部ヒンジ 21 下部ヒンジ 22 釈放レバー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−78952(JP,A) 実開 昭63−27677(JP,U) 実開 昭57−110288(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E05D 15/02 - 15/04 E05D 15/28 - 15/30 E06B 3/90

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の出入口開口部の床面上方に設けら
    れ、基端部が水平方向旋回自在に軸設され、アームの回
    動角度に関係なく揺動端の向きが常時一方向を向くよう
    に構成してなる三または四本の平行リンクアームと、 建物の出入口開口部の床面上方を周回するように架設支
    承され、モータにより回転駆動可能に回動連結すると共
    に前記各平行リンクアームの揺動端と連繋し、該平行リ
    ンクアームを旋回駆動する無端チェーンと、 前記各平行リンクアームの揺動端にそれぞれ固定され、
    床面の上方空間に垂設支承してなる扉支持フレームと、 前記各扉支持フレームに吊設された三または四枚の扉と
    からなり、 前記三または四枚の扉が、建物の出入口の通路軌跡に沿
    って前記各扉支持フレームと一体的に、常時通路を閉止
    する方向に向いて平行移動しながら通路軌跡に沿って周
    回移動する構造になることを特徴とする自動回転スライ
    ドドア装置。
  2. 【請求項2】 前記各扉支持フレームと扉間に該扉の固
    定釈放機構を構成してなり、各扉が必要に応じて開閉可
    能になることを特徴とする請求項1記載の自動回転スラ
    イドドア装置。
  3. 【請求項3】 前記扉の固定釈放機構が各扉と支持フレ
    ーム間に設けてなる固定釈放機能を具備したヒンジ構造
    であり、各扉が該固定釈放機構により、通過方向と平行
    に開放可能になることを特徴とする請求項2記載の自動
    スライドドア装置。
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CN112082320B (zh) * 2020-10-10 2024-04-26 珠海格力电器股份有限公司 制冷设备及其门体控制方法、控制器

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