JP3771527B2 - ドア装置 - Google Patents

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    • E05Y2900/13Application of doors, windows, wings or fittings thereof for buildings or parts thereof characterised by the type of wing
    • E05Y2900/132Doors

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の出入口に設置される風除効果を備えたドア装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、建物内部の冷暖房効果を高める目的や建物のドラフト(煙突)効果を防止する目的でオフィスビルや公共の建物等の出入口に引戸式の自動ドアを設置することがある。
【0003】
この種の自動ドアは、例えばエントランス部分に箱形に仕切られた区画ブースを設け、その区画ブースにおいて対向する位置に出入口を配置し、各出入口に引戸式の自動ドアを設けている。各自動ドアは個別に制御されるようになっており、通行人が区画ブースを通行する際に開かれるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の自動ドアでは、区画ブースが設けられていることによってある程度の風除効果を期待することができるものの、区画ブース内に入ろうとする通行者とすでに区画ブース内を通行している通行者が同じタイミングで各自動ドアに踏み入れた場合、或いは通行頻度が高い場合には屋内側と屋外側の自動ドアがともに開いてしまうことがあり、完全な風除効果を実現することができなかった。
【0005】
しかも、各自動ドアは個別に開閉制御されるため駆動源も2台必要となり、製品コストが高く、また設置後のランニングコストも高いという問題もある。
【0006】
なお、複数枚の回転扉を一方向に回転させる回転ドアでは仕切られた小室が備えられているため引戸式の自動ドアに比べより確実な風除効果が得られる。しかし、装置の規模が大きくなり、さらに、回転扉に対しスリップリングを介して信号を送受しなければならず、さらにコスト高となってしまう。
【0007】
本発明は以上のような従来のドア装置における課題を考慮してなされたものであり、低コストで確実な風除効果を得ることができるドア装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、仕切られた部屋を構成しており対向する位置に第一および第二出入口が設けられている区画ブースと、この区画ブースに収容され両出入口の同時開放を阻止するように動作する開閉手段とを備え、この開閉手段が、180°以下で回動することにより一方のパネル面を第一出入口側に向ける位置と、反転して他方のパネル面を第一出入口側に向ける位置とに交互に切り換わる反転パネル部と、この反転パネル部の両端に設けられ区画ブースとの接触を維持しつつ両出入口を同時に開きまたは閉じる一対の扉部と、反転パネル部を反転動作させる駆動装置とから構成されているドア装置である。
【0009】
本発明に従えば、反転パネル部が一方の回転限界まで振れたとき、または予めその回転限界に振れているときに、各出入口が開かれて通行者の進入を受け入れる。このとき、反転パネル部は区画ブースを屋内外で遮断する。
【0010】
次いで、反転パネル部が他方の回転限界に向けて回転するとき、第一出入口(例えば屋外側の出入口)が閉じられ反転パネル部は各出入口を結ぶ方向に沿うことになり、遮断されていた区画ブースが連通する。それにより、通行者は区画ブース内を第二出入口(例えば屋内側出入口)に向けて移動することができる。
【0011】
さらに、反転パネル部が他方の回転限界まで振れると、第二出入口(屋内側出入口)が開かれて通行者を送り出すことができる。このとき、反転パネル部は区画ブースを屋内外で遮断する。
【0012】
このように反転パネル部が回転することによって、区画ブースの遮断状態と連通状態が交互に切り換わり、その際、出入口が開くタイミングで通行者は区画ブースに進入することができる。
【0013】
本発明において、上記扉部を円弧状のパネルで構成すると、区画ブース内のエリアを通行方向に拡張することができる。
【0014】
本発明において、上記区画ブースを平面から見て断面四角形に構成し、その各コーナー部にデッドスペースを埋めるためのスペーサを付設すれば、区画ブースの四隅に生じるデッドスペース内に通行者が誤って入り込むことを防止して通行者を安全に通行させることができる。
【0015】
本発明において、上記区画ブースを、平面から見た断面が通路方向に長い長方形に構成し、上記扉部を、出入口が開かれたときに区画ブースの長辺側内壁に沿って折り畳まれるように構成すれば、区画ブースの幅を縮小することが可能になりドア装置のコンパクト化が図れる。
【0016】
本発明において、扉部を円弧状のパネルで且つ開閉方向に拡縮できる複層構造とし、出入口を開いている場合は縮小し、出入口を閉じる際に拡張するように構成すれば、反転パネルの回転角を小さくして区画ブース内のデッドスペースを小さくすることができる。
【0017】
本発明において、上記反転パネル部に、開閉自在なドアを備えれば、非常時等の避難脱出通路を確保することができる。
【0018】
また、本発明において、上記反転パネル部によって仕切られる上記区画ブースの少なくとも一方側に、通行者の移動する通行エリアと通じて通行者が滞留することのできる滞留エリアを設けると、反転パネル部が反転するタイミングに合わせて通行ができない場合は滞留部に退避することができるため、自分の都合に合わせて安全にドア装置を通行することが可能になり、通行が滞ることを解消することができる。
【0019】
本発明において、上記出入口の横幅を、例えば一人の通行者が車椅子で通過できる幅に制限し、扉部の幅もその横幅に対応して短く形成すれば、扉部は区画ブース内に大きく進入することがなく区画ブース内のデッドスペースを少なくすることができる。
【0020】
本発明において、上記扉部を円弧状のパネルで構成するとともに開閉方向に拡縮できる複層構造とし、出入口を開いている場合は縮小動作させ、出入口を閉じる際に拡張動作させるように構成すれば、反転パネルの回転角を小さくすることができ、それにより、区画ブースの出入口について最大の開口幅を確保することと区画ブース内のデッドスペースを少なくすることを両立させることができる。
【0021】
本発明において、反転パネル部によって仕切られる区画ブースの少なくとも一方側に、通行者の移動する通行エリアと通じて通行者が滞留することのできる滞留エリアを設け、扉部を開閉方向に拡縮できる円弧状パネルからなる複層構造で構成するとともに、その扉部を出入口の開口範囲内で開閉動作するように構成すれば、円弧状扉が区画ブース内に進入することがないため、通行者の通行をよりスムーズにすることができる。
【0022】
本発明において、上記円弧状扉部の曲率を大きくすることにより円弧状扉部を区画ブースの出入口から外向きに膨出させると、反転パネルを小さい半径で回転させることができるようになり、通行エリアを広くすることができる。
【0023】
本発明において、上記区画ブースに非常時通行用のドアを設ければ、非常時等の避難脱出通路を確保することができる。
【0024】
本発明において、上記区画ブースを通路方向と直交する左右方向に長い長方形に構成し、この長方形区画ブース内に複数の出入口を対向して配置し、対向する出入口毎にその出入口の同時開放を阻止するように動作する複数の上記開閉手段を配設し、この開閉手段を、複数の上記反転パネル部が左右対称に揺動するように構成すれば、風除効果を確保したまま通行量を増加させることができるようになる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
【0026】
図1は、本発明に係るドア装置の区画ブースおよび開閉手段の構成を示したものである。
【0027】
同図において、ドア装置1は、可動パネル2と、その可動パネル2を収納する区画ブース3とを備えている。
【0028】
可動パネル2は、回転軸R.Aを中心として所定の回転角度θ(180°以下)の範囲内で時計回りに、或いは反時計回りに交互に回転し、揺動するようになっている。なお、上記可動パネル2と後述する駆動装置は開閉手段を構成する。
【0029】
上記可動パネル2の上部には、円弧状に形成された一対の上側外周フレーム2aと、これらの上側外周フレーム2a,2aの中央部を互いに接続する上側接続フレーム2bとが備えられ、全体としてH状に組まれている。
【0030】
可動パネル2の下部には、同じく円弧状に形成された一対の下側外周フレーム2cと、これらの下側外周フレーム2c,2cの中央部を互いに接続する下側接続フレーム2dとが備えられ、H状に組まれている。
【0031】
上側接続フレーム2bおよび下側接続フレーム2dには、回転軸R.A上に上側ピン2b′および下側ピン2d′がそれぞれ反対向きに突設されている。
【0032】
上側および下側外周フレーム2a,2cは、その両側に配置された2本の柱フレーム2eによって窓枠状に接続されており、その窓枠内に、円弧状に成形されたガラスパネル4が嵌め込まれている。
【0033】
このガラスパネル4およびそれを囲んでいるフレームを総称して扉パネル部(扉部)4aと呼ぶ。
【0034】
また、上側および下側接続フレーム2b,2bに挟まれた状態で平板からなるガラスパネル5が嵌め込まれている。
【0035】
このガラスパネル5およびそれを囲んでいるフレームを総称して反転パネル部5aと呼ぶ。
【0036】
なお、柱フレーム2eの回転方向各縁部には、戸挟み防止のための帯状のゴムスイッチ6が貼着されている。
【0037】
一方、区画ブース3は上記可動パネル2を収容することができる箱構造に構成されており、対向する位置に屋外出入口(第一出入口)7,屋内出入口(第二出入口)8がそれぞれ設けられている。この屋外出入口7,屋外出入口8の開口形状は、上記扉パネル部4aの形状と対応して形成されている。
【0038】
この区画ブース3は、平面から見てコ字状に対向する一対のガラスパネル9,9を有している。各ガラスパネル9,9の上縁は、略四角形に形成された天蓋3aに接続されており、下縁はコ字状に形成された下框3b,3bに固定されている。なお、3c,3dは天蓋3aと下框3bとを縦方向に接続している方立であり、方立3c,3cはガラスパネル9の開口側縁部に設けられ、方立3d,3dはガラスパネル9,9の通行方向略中間部分を支持している。
【0039】
また、方立3cの開口側縁部には、戸挟み防止のための帯状のゴムスイッチ10が貼着されている。なお、11は建物の外壁を示している。
【0040】
図2は図1のA部を拡大して示した平面図である。
【0041】
同図において、可動パネル2が停止しているとき、区画ブース3の方立3cと可動パネル2の柱フレーム2eとが略対向するようになっている。
【0042】
方立3cの内壁には縦方向(Z方向)に凹溝3c′が形成されており、この凹溝3c′に沿って帯状のブラシ12が固定されている。このブラシ12は出入口部分の各方立3cにそれぞれ設けられており、可動パネル2の外壁と常に接触して隙間Sを通過しようとする空気の流れを遮断するようになっている。
【0043】
図3は、上記可動パネル2を揺動動作させる駆動装置を示したものである。
【0044】
同図において、20は区画ブース3上方の天蓋3a内に組まれた架台であり、この架台20は、四角状に組まれた枠部20aと、その枠部20aの中心を横断する主梁部20bと、枠部20aと主梁部20bとを接続する複数の補強梁部20cとから構成されている。
【0045】
主梁部20bの中心には可動パネル2の上側ピン2b′を支持するための軸受20dが設けられている。なお、下側ピン2d′についてはフロアに埋設した軸受(図示しない)によって支持するものとする。
【0046】
21は補強梁部20cに半円状に固定されたガイドプレートであり、このガイドプレート21から内側に向けてブラケット21aが多数突設されており、各部ブラケット21aの先端にガイドローラ21bが備えられている。
【0047】
これらのガイドローラ21bはエンドレスの歯付きベルト22を半円状にガイドするためのものであり、その歯付きベルト22の一方はモータ23の駆動プーリ23aを周回しており、他方はモータ23と反対側のフレームに固定された従動プーリ24を周回するようになっている。
【0048】
また、歯付きベルト22の略中央部分にはクランプ25が取り付けられ、このクランプ25は、可動パネル2の上側外周フレーム2aを補強している補強パイプ2fと接続されている。
【0049】
したがって、モータ23を一定量正逆回転させると、歯付きベルト22が矢印B方向または矢印C方向に移動し、この歯付きベルト22に対しクランプ25を介して固定されている可動パネル2は、出入口の中心E.Cを基準として左側または右側に交互に回転する。このようにして可動パネル2が揺動することによって出入口7,8が開閉される。
【0050】
なお、図中L1およびL2はそれぞれセンサ26および27の検知領域を示しており、このドア装置1の出入口7(または8)に接近した通行者を検知したときにコントーラ28に対して検知信号を与え、この検知信号を受けたコントローラ28は上記モータ23を制御して可動パネル2を揺動動作させるようになっている。
【0051】
次に、上記構成を有するドア装置の動作について図4を参照しながら説明する。なお、説明に際しては図面左側から右側に通行者が移動する場合を例に取り、出入口7を入口、出入口8を出口と呼ぶ。
【0052】
まず、図4(a)において、通行者がドア装置1に接近すると、図3に示した入口側センサ26によって検知される。このとき、反転パネル部5aの一方のパネル面が出入口(第一出入口)7側に向けられている。
【0053】
検知信号を受けたコントローラ28は、モータ23を正転させて歯付きベルト22を矢印B方向に移動させ、扉パネル部4aを図に示す一方の揺動限界まで回転させる。なお、可動パネル2の揺動範囲は予めコントローラ28の内部メモリに記憶されているものとし、例えば回転角に応じたパルス信号をモータ23に与えることによって、または回転角に応じてモータ23の駆動をタイマ制御することによって揺動限界まで回転させるものとする。
【0054】
入口7が開かれると、通行者Pは区画ブース3内に入ることができる。このとき、仕切パネル5aは区画ブース3を屋内外で遮断している(図4(a)参照)。
【0055】
次に、区画ブース3内を通行者Pが進んで入口側センサ26からの検知信号が停止すると、コントローラ28はモータ23を逆転させ、可動パネル2を反転、すなわち、矢印C方向に回転させる。
【0056】
このとき、入口7が徐々に閉じられるのに反して遮断されていた区画ブース3が連通し始める(図4(b)参照)。そして仕切パネル5aが通行方向と略平行になることによって通行者Pは区画ブース3内を出口側に向けて移動することができる(図中4(c)参照)。
【0057】
可動パネル2がさらに回転すると、出口8が徐々に開かれる(図4(d)参照)。
【0058】
回転する可動パネル2が他方の揺動限界に達すると、出口8が完全に開かれ、通行者Pは区画ブース3を通り抜けることができる(図4(e)参照)。このとき、他方のパネル面が出入口7側に向けられている。
【0059】
また、この状態で次の通行者は入口7から区画ブース3内に入ることができ、上記と同様の手順で区画ブース3を通過することができる。ただし、次の通行者については区画ブース3における図面下側を通り抜けることになる。
【0060】
すなわち、可動パネル2が揺動するのに合わせて通行者Pは区画ブース3における図面上側と下側とに振れ分けられながら、区画ブース3を通り抜けることになる。
【0061】
なお、扉パネル部4aは通行者Pを検知していないときに出入口7,8を閉鎖していることが好ましいが、例えば通行量が多い場合には、予め一方の揺動限界まで回転させておき、出入口を開いた状態で通行者を待つように制御することもできる。
【0062】
図5は、本発明に係るドア装置の第二の実施形態およびその動作を示したものである。なお、以下の説明において図4と同じ構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
【0063】
図5に示す構成では、回転する扉パネル部4aによって描かれる外周円に沿って区画ブース3の各四隅に三角柱状のスペーサ31を取り付けたものである。この構成によれば、区画ブース3内にデッドスペースが発生しないため、可動パネル2が揺動するときにデッドスペース内に通行者Pが誤って入り込むことを防止することができる。
【0064】
図5(b)〜(e)は、可動パネル2が回転するときの可動パネル部2とデッドスペースとの位置関係を示したものであるが、可動パネル2が揺動動作して出入口7,8を開閉する基本動作については図4に示したものと同様である。
【0065】
図6は、本発明に係るドア装置の第三の実施形態およびその動作を示したものである。
【0066】
同図に示す構成では、扉パネル部4aが折畳まれるように構成されている。
詳しくは、同図(a)に示すように、扉パネル4aは、その扉パネル部4aと接続パネル部5aとの交差部分を支点として内側に折り曲げ可能に構成されており、可動パネル2が回転して扉パネル部4aが区画ブース3の内壁に接触すると、その内壁にガイドされながら折り畳まれ、揺動限界まで移動する。
【0067】
このように構成すると、区画ブース3の横幅WをW′に縮小することができ、スペースが限られているような据え付け場所に対しても本実施形態のドア装置を設置することが可能になる。
【0068】
図6(b)から(e)は可動パネル2の揺動時における扉パネル部4aの折畳み動作を示したものであるが、可動パネル2が揺動動作して出入口7,8を開閉する基本動作については図4に示したものと同様である。
【0069】
図7は本発明に係るドア装置の第四の実施形態およびその動作を示したものである。
【0070】
同図に示す構成では、出入口7,8を挟んで対向する区画ブース32がそれぞれ円弧状に構成されている。
【0071】
このように構成すれば、区画ブース32内にデッドスペースが発生しないため、図5に示したようなスペーサブロック31を取り付ける必要がなく、しかも区画ブース32のコンパクト化が図れる。
【0072】
図7(b)から(e)は可動パネル2の揺動時における扉パネル部4aと区画ブース32との配置を示したものであるが、可動パネル2が揺動動作して出入口7,8を開閉する基本動作については図4に示したものと同様である。
【0073】
また、図7に示した扉パネル部4aは、直線に限らず、区画ブース32と同様に円弧に構成することもできる。
【0074】
図8は本発明に係るドア装置の第五の実施形態を示したものである。
【0075】
同図に示すドア装置では、反転パネル部5aの中央に、手動で開閉することができるドアパネル33が設けられている。
【0076】
反転パネル部5aには2本の縦材5b,5cが平行して設けられており、その縦材5b,5cの間に開口が設けられている。
【0077】
この開口に備えられるドアパネル33は、上側接続フレーム2bと下側接続フレーム2dとに設けられたヒンジ33a,33b(上側ヒンジ33aのみ図示)を支点して矢印D方向に開閉するように構成されており、非常時に避難脱出通路として機能するだけでなく、長尺物を搬入するときに開ければ、その運搬が容易に行える。
【0078】
なお、このドアパネル33は、もちろん、図1、図4、図5、図6に示した各ドア装置にも適用することができる。
【0079】
また、反転パネル5aにおける各パネル面に、例えば、進行方向を案内する矢印を付ければ、一方向に回転する回転ドアとは異なり揺動動作することを通行者に知らせ、区画ブースの通過をよりスムーズにすることができるようになる。
【0080】
図9は本発明に係るドア装置の第六の実施形態を示したものである。
【0081】
同図に示すドア装置では、先に図1に示した可動パネル2と同様に、反転パネル部5aの両端に円弧状の扉パネル部4aが備えられており、この可動パネル2は、区画ブース40内で回転軸R.Aを中心として時計回り、反時計回りに交互に回転し揺動動作するように構成されている。
【0082】
区画ブース40は、長方形(平面から見て)の仕切られた部屋で構成されており、その各長辺に屋外側出入口41と屋内側出入口42が対向して設けられている。
【0083】
図中、Eは区画ブース40内で可動パネル2が揺動する範囲を示しており、主に通行者がドア装置を通過する際の通行エリアになっている。また、この範囲E内で揺動することにより、区画ブース40と扉パネル部4aとの接触が確保されて風除効果が得られるようになっている。
【0084】
1およびF2は、その通行エリアと通じて区画ブース40内に設けられた滞留エリアであり、通行者がドア装置内に滞留することができるようになっている。
【0085】
例えばドア装置を屋内から屋外(矢印G方向)に通り抜ける際に屋外側出入口41を通過するタイミングを失った通行者は、上記滞留エリアF1に一旦、退避することができ、また、屋外から屋内に通り抜ける際に屋内側出入口42を通過するタイミングを失った通行者は上記F2に退避することができ、いずれの場合であっても次に出入口41(または42)が開くのを待って自分のペースで通過することができるようになっている。
【0086】
また、各滞留エリアF1,F2は、可動パネル2が回転することにおいて何ら影響を受けないため、例えばこのドア装置をマンション等のエントランスに配置した場合、一方の滞留エリアF2にメールボックス43を設置することも可能になる。
【0087】
すなわち、屋外からドア装置に入った通行者は、通行エリアEを出て滞留エリアF2に入ることによって可動パネル2の回転を意識することなく、メールボックス43からメールを取り出すことができ、その後、通行エリアEに戻り、扉パネル部4aが開くのを待って、屋内側出入口42から屋内に入ることができる。
【0088】
次に、このドア装置の動作を、屋外から屋内に通過する場合を例に取り説明する。
【0089】
図9(a)において、可動パネル2が矢印H方向に回転し、屋外側出入口41の扉パネル部4aが開いた時点で通行者Pはドア装置内に入ることができる。
【0090】
同図(b)において、可動パネル2が反転し矢印I方向に回転するとき、通行者は屋内側出入口42側に向けて移動する。
【0091】
同図(c)において、可動パネル2が反転する途中で一旦、屋外側出入口41および屋内側出入口42が閉じられる。風除効果は継続して維持されている。この状態で通行者はさらに出入口42側に移動する。
【0092】
同図(d)において、可動パネル2がさらに矢印I方向に回転すると屋内側出入口42が開かれる。
【0093】
同図(e)において、完全に開かれた屋内側出入口42を通して通行者Pは屋内に入ることができる。
【0094】
なお、同図(a)においてメールボックス43に用事のある通行者P′は、他の通行者Pの通行に関係なく滞留エリアF2に移動し、必要な期間だけその滞留エリアF2に残ることができる。
【0095】
なお、同図(e)において、40a,40bは区画ブース40の一方側に設けられた非常ドアであり、40c,40dは同じく他方側に設けられた非常ドアであり、それぞれ非常時または長尺物を搬送する場合には内側から操作して開放することができるようになっている。
【0096】
図10は、図9に示したドア装置の変形例を示したものである。なお、以下の説明において図9と同じ構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
【0097】
図9では区画ブースの左右両側に滞留エリアF1,F2を設けたが、図10に示す構成では一方側にのみ滞留エリアF2を設けている。
【0098】
屋内から屋外(矢印G方向)には通行量の集中することが少なく、その逆方向に通行量が多いような環境では、区画ブース40′の一方に滞留エリアF2を設ければよく、それにより、区画ブースのサイズをコンパクト化することができる。
【0099】
また、メールボックス43も一方の滞留エリアF2に設けることができる。
【0100】
このように構成すれば、図10の(a)〜(e)に示すように、屋外から屋内(矢印G方向と逆方向)に通過する通行者は図9と同様に円滑に通り抜けることができ、屋内から屋外に通過する通行者は滞留エリアF2が設けられていない側を通過することができる。
【0101】
また、メールボックス43に用事のある通行者P′は、他の通行者Pの通行に関係なく滞留エリアF2に移動し、必要な期間だけその滞留エリアF2に残ることができる。
【0102】
図11は、本発明に係るドア装置の第七の実施形態を示したものである。
【0103】
上述した第六の実施形態とこの第七の実施形態の違いは、扉パネル部44の構成にある。
【0104】
この扉パネル部44は、その幅方向に拡縮できる2層構造からなり、同図(a)に示すように、屋外側出入口41および屋内側出入口42を開いている場合は縮小し、同図(c)に示すように、屋内側出入口41および屋内側出入口42を閉じる際に拡張するように構成されている。
【0105】
すなわち、この扉パネル部44は、図11(a)において区画ブース40内に移動しているときは最小に縮小されているが、回転軸R.Aを回転中心として矢印I方向に回転するにつれて徐々に拡張され(図11(b)参照)、各出入口41,42を閉じた時点で最大に拡張され(図11(c)参照)、各出入口41,42を開くにつれて再び縮小し始め(図11(d)参照)、各出入口41,42を最大に開いて区画ブース40内に移動した時点で最小に縮小される(図11(e)参照)。
【0106】
このように構成すれば、反転パネル部5aの回転角を小さくすることができ、それにより、区画ブース40の各出入口41,42について最大の開口幅を確保することと区画ブース40内のデッドスペースを少なくすることを両立させることができる。
【0107】
図12は、本発明に係るドア装置の第八の実施形態を示したものである。
【0108】
この実施形態では、反転パネル部50の両端に円弧状の扉パネル部51を備えており、区画ブース52内で回転軸R.Aを中心として時計回り、反時計回りに交互に回転し揺動するように構成されているが、扉パネル部51がその揺動時において区画ブース52内に入り込まないように構成されている。
【0109】
詳しくは、区画ブース52は、長方形(平面から見て)に仕切られた部屋で構成されており、その各長辺に屋外側出入口53と屋内側出入口54が対向して設けられている。屋外側出入口53の開口幅となる区画ブース52の開口縁52aおよび52bは幅広に設定されており、それらの開口縁52a,52bを扉パネル部51の揺動限界としている。
【0110】
また、扉パネル部51を区画ブース52の前面52′よりも大きく膨出することによって(図12(c)参照)反転パネル部50の回転半径を小さくするとともに、扉パネル部51を拡縮できる構造(後述する)としている。
【0111】
なお、図中、52e〜52hは非常ドアである。
【0112】
次に、本実施形態の動作を屋外から屋内に通行する場合を例に取り説明する。
【0113】
運転を開始すると、まず図12(a)に示すように反転パネル部50が矢印H方向に回転し、開口縁52aを回転限界として停止する。このとき、扉パネル部51が幅方向に縮小されて出入口53が開き、通行者Pはその出入口53からドア装置内に入ることができる。
【0114】
次に、同図(b)に示すように反転パネル部50が反転、すなわち矢印I方向に回転すると、縮小されていた扉パネル51が徐々に拡張し、出入口53が閉じられる。
【0115】
同図(c)は屋外側出入口53と屋内側出入口54が扉パネル部51,51によって完全に閉じられた状態を示している。このとき、通行者Pは屋内側出入口54に向けて移動する。
【0116】
同図(d)に示すように、反転パネル部50がさらに矢印I方向に回転すると、扉パネル部51が縮小していき屋内側出入口54が徐々に開かれる。
【0117】
同図(e)に示すように、反転パネル部50が他方側の開口縁52bまで回転すると、扉パネル部51が縮小し、通行者Pは屋内側出入口54を通過して屋内に入ることができる。
【0118】
このように構成すれば、区画ブース40の各出入口53,54について最大の開口幅を確保しつつ、扉パネル部50が区画ブース52内に入り込むことがないため、区画ブース52内にデッドスペースは発生させずにスムーズな通行が可能になる。
【0119】
また、扉パネル部50の曲率を大きくしていることにより、区画ブース52内の通行エリアを広くすることができるという利点がある。
【0120】
図13は、本発明に係るドア装置の第九の実施形態を示したものであり、図12に示した可動パネル2を区画ブース52に複数(本実施形態では2基)配置したものである。
【0121】
そのため、区画ブース52は通路方向と直交する左右方向に長く長方形に構成されており、両可動パネル2の間には区画ブースを延長させるための平行壁52gが設けられている。
【0122】
この区画ブース52に並列に設置された可動パネル2,2は、左右対称に開閉動作するようになっている。
【0123】
例えば図13(a)に示すように、左側の可動パネル2が矢印J方向に回転するとき、右側の可動パネル2はこれと反対に矢印K方向に回転する。それにより、扉パネル部51が開閉しても出入口53と出入口54が連通することはなく風除効果が確保される。
【0124】
また、本実施形態の区画ブース52ではその両端にメールボックス43を配置することができ、通行量の増加に対応できるだけでなく、十分な退避スペースを確保することができ、さらに、マンション等のエントランスに設置した場合であっても居住者分のメールボックスを確保することができる。
【0125】
同図(b)は可動パネル2,2が反転を開始し扉パネル部51を拡張している状態を示し、同図(c)は扉パネル部51が完全に拡張され各出入口53,54が閉じられた状態を示し、同図(d)はさらに反転が続けられ扉パネル部51が縮小を開始している状態を示し、同図(e)は反対側に反転して扉パネル部51が完全に縮小し出入口53,54を開放している状態を示している。
【0126】
図14は、上記した扉パネル部51の構成を示す平面図、図15はその正面図である。
【0127】
図14において、反転パネル部50の両端には扉パネル部51,51が設けられ、出入口を開閉するようになっている。
【0128】
一方の扉パネル部51(図において上側)を代表してその構成を説明すると、扉パネル部51は円弧状の外側扉パネル51aと同じく円弧状の内側扉パネル51bとによって複層に構成されている。
【0129】
外側扉パネル51aの図において左縁部にはワイヤー60が接続され、このワイヤー60には図の左側に配置された巻取装置61によって巻き取られ、常に引張方向のテンションが与えられている。一方、内側扉パネル51bの右縁部にも同様にワイヤー62が接続され、図の右側に配置された巻取装置63によって引張方向のテンションが与えられている。
【0130】
反転パネル部50は、図中二点鎖線で示す50′の位置から50″の位置の間(角度θ°の範囲)で揺動するようになっており、駆動モータ64が駆動すると、駆動プーリ64aと従動プーリ64bとの間に円弧状に架設されたエンドレスベルト65が周回(上下に)し、そのエンドレスベルト65にクランプ66を介して固定されている反転パネル部50がR.Aを回転中心として回転するようになっている。なお、67はエンドレスベルト65をガイドするためのガイドローラである。
【0131】
反転パネル部50′が矢印M方向に回転するとき、反転パネル部50と内側扉パネル51bは連結状態にあり、内側パネル51bが外側パネル51aから引き出される。
【0132】
反転パネル部50が12時の位置に到達すると、扉パネル部51が完全に拡張された状態となる。このとき、内側扉パネル51bとの連結が解除され、今度は外側扉パネル51aと連結される。
【0133】
反転パネル部50がさらに矢印M方向に回転すると、外側扉パネル51aが内側扉パネル51bと重なり合うようにして格納され、扉パネル部51が縮小する。
【0134】
一方、駆動モータ64が逆転すると反転パネル部50″は矢印N方向に回転し、このように反転パネル部50を左右に揺動させることにより、出入口が開閉される。
【0135】
また、図15において、外側扉パネル51aはハンガー68を介し天井フレーム69から延設されたレール70上を移動するようになっており、内側扉パネル51bは同じくハンガー71を介し天井フレーム69から延設されたレール72上を移動するようになっている。なお、73,74はV字状に配置された一対のローラであり、扉パネル51a,51bをそれぞれレール70,72上に位置決めしながら転動するようになっている。
【0136】
また、各扉パネル51a,51bの下部は、反転パネル部50の下部プレート75に配置されたローラ76a,76bにガイドされるようになっている。また、75は気密性を高めるためのブラシであり、その一部を示している。
【0137】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、請求項1の本発明によれば、180°以下で回動する反転パネル部が一方の回転限界まで振れたとき、または予めその回転限界に振れているときに、各出入口が開かれて反転パネル部が区画ブースを屋内外で遮断し、反転パネル部が回転して屋外側の出入口が扉部によって閉じられたときに遮断していた区画ブースが連通されるように構成したため、風除効果を確保した状態で通行者を通過させることができる。しかも、各出入口を開閉する扉部は反転パネル部と接続されて一体化されているため、反転パネル部を一つの駆動装置で回動させれば、開閉手段を開閉動作させることが可能になる。
【0138】
請求項2の本発明によれば、上記扉部を円弧状のパネルで構成したため、区画ブース内のエリアを通行方向に拡張することができる。
【0139】
請求項3の本発明によれば、上記区画ブースを平面から見て断面四角形に構成し、その各コーナー部にデッドスペースを埋めるためのスペーサを付設したため、区画ブースの四隅に生じるデッドスペース内に通行者が誤って入り込むことを防止して通行者を安全に通行させることができる。
【0140】
請求項4の本発明によれば、上記区画ブースを、平面から見た断面が通路方向に長い長方形に構成し、扉部が、出入口を開いたときに区画ブースの長辺側内壁に沿って折り畳まれるように構成したため、区画ブースの幅を縮小することが可能になりドア装置のコンパクト化が図れる。
【0141】
請求項5の本発明によれば、上記扉部を幅方向に拡縮できる複層構造としたため、広幅の出入口を開閉することが可能になる。
【0142】
請求項6の本発明によれば、上記反転パネル部に、開閉自在なドアを備えたため、非常時等の避難脱出通路を確保することができる。また、長尺物を搬入するときに開ければ、その運搬が容易に行える。
【0143】
請求項7の本発明によれば、区画ブース内に、通行者が移動する通行エリアと通じており通行者が滞留することのできる滞留部が設けたため、反転パネル部が反転するタイミングに合わせて通行ができない場合は滞留部に退避することができるため、自分の都合に合わせて安全にドア装置を通行することが可能になり、通行が滞ることを解消することができる。
【0144】
請求項8の本発明によれば、上記出入口の横幅を、例えば一人の通行者が車椅子で通過できる幅に制限し、円弧状扉部の幅もその横幅に対応して短く形成したため、円弧状扉は区画ブース内に大きく進入することがなく区画ブース内のデッドスペースを少なくすることができる。
【0145】
請求項9の本発明によれば、上記円弧状扉部を開閉方向に拡縮できる複層構造とし、出入口を開いている場合は縮小動作させ、出入口を閉じる際に拡張動作させるように構成したため、反転パネルの回転角を小さくすることができ、それにより、区画ブースの出入口について最大の開口幅を確保することと区画ブース内のデッドスペースを少なくすることを両立させることができる。
【0146】
請求項10の本発明によれば、上記区画ブースにおける出入口の開口範囲内で円弧状扉部を開閉動作させるように構成したため、円弧状扉が区画ブース内に進入することがなく、通行者の通行をよりスムーズにすることができる。
【0147】
請求項11の本発明によれば、上記円弧状扉部の曲率を大きくすることにより円弧状扉部を区画ブースの出入口から外向きに膨出させたため、反転パネルを小さい半径で回転させることができるようになり、通行エリアを広くすることができる。
【0148】
請求項12の本発明によれば、上記区画ブースに非常時通行用のドアを設けたため、非常時等の避難脱出通路を確保することができる。
【0149】
請求項13の本発明によれば、上記区画ブースを通路方向と直交する左右方向に長く長方形に構成し、この区画ブース内に開閉手段を並列に配設するとともに、左右対称に各開閉手段を開閉動作させるようにしたため、風除効果を確保したまま通行量を増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドア装置の構成を示す斜視図である。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】図1に示す可動パネルを揺動させる駆動装置を示した平面図である。
【図4】図1に示すドア装置の動作を示す説明図である。
【図5】本発明の第二の実施形態を示す説明図である。
【図6】本発明の第三の実施形態を示す図5相当図である。
【図7】本発明の第四の実施形態を示す図5相当図である。
【図8】本発明の第五の実施形態を示す平面図である。
【図9】本発明の第六の実施形態を示す平面図である。
【図10】図9の変形例を示す図9相当図である。
【図11】本発明の第七の実施形態を示す平面図である。
【図12】本発明の第八の実施形態を示す平面図である。
【図13】本発明の第九の実施形態を示す平面図である。
【図14】図12に示す扉パネル部の構成を示す平面図である。
【図15】図14の正面図である。
【符号の説明】
1 ドア装置
2 可動パネル
3 区画ブース
4 ガラスパネル
4a 扉パネル部
5 ガラスパネル
5a 反転パネル部
6 ゴムスイッチ
7 屋外出入口
8 屋内出入口
9 ガラスパネル
10 ゴムスイッチ
11 外壁
20 架台
21 ガイドプレート
21b ガイドローラ
22 歯付きベルト
23 モータ
23a 駆動プーリ
24 従動プーリ
25 クランプ
26,27 センサ
28 コントローラ

Claims (13)

  1. 仕切られた部屋を構成しており対向する位置に第一および第二出入口が設けられている区画ブースと、この区画ブースに収容され両出入口の同時開放を阻止するように動作する開閉手段とを備え、
    この開閉手段が、180°以下で回動することにより一方のパネル面を第一出入口側に向ける位置と、反転して他方のパネル面を第一出入口側に向ける位置とに交互に切り換わる反転パネル部と、この反転パネル部の両端に設けられ上記区画ブースとの接触を維持しつつ上記両出入口を同時に開きまたは閉じる一対の扉部と、上記反転パネル部を反転動作させる駆動装置とから構成されていることを特徴とするドア装置。
  2. 上記扉部が円弧状のパネルで構成されている請求項1記載のドア装置。
  3. 上記区画ブースが平面から見て断面四角形に構成され、その各コーナー部にデッドスペースを埋めるためのスペーサが付設されている請求項1または2記載のドア装置。
  4. 上記区画ブースは平面から見た断面が通路方向に長い長方形に構成され、上記扉部は上記出入口を開くときに、上記区画ブースの長辺側内壁に沿って折り畳まれるように構成されている請求項1または2記載のドア装置。
  5. 上記扉部が開閉方向に拡縮できる複層構造からなり、上記出入口を開いている場合は縮小し、出入口を閉じる際に拡張するように構成されている請求項2〜4のいずれかに記載のドア装置。
  6. 上記反転パネル部に、開閉自在なドアが備えられている請求項1〜5のいずれかに記載のドア装置。
  7. 上記反転パネル部によって仕切られる上記区画ブースの少なくとも一方側に、通行者の移動する通行エリアと通じて通行者が滞留することのできる滞留エリアが設けられている請求項1または2記載のドア装置。
  8. 上記出入口の横幅に対応して上記扉部が形成され、区画ブース内へのその扉部の進入量を抑制すべく上記出入口の開口幅が所定長さに制限されている請求項7記載のドア装置。
  9. 上記扉部が円弧状のパネルで構成されるとともに開閉方向に拡縮できる複層構造からなり、上記出入口を開いている場合は縮小動作し、出入口を閉じる際に拡張動作するように構成されている請求項7または8記載のドア装置。
  10. 上記反転パネル部によって仕切られる上記区画ブースの少なくとも一方側に、通行者の移動する通行エリアと通じて通行者が滞留することのできる滞留エリアが設けられ、上記扉部が開閉方向に拡縮できる円弧状パネルからなる複層構造で構成されているとともに、上記出入口の開口範囲内で開閉動作するように構成されている請求項1記載のドア装置。
  11. 上記扉部が上記区画ブースの出入口から外向きに膨出する構成である請求項10記載のドア装置。
  12. 上記区画ブースに非常時通行用のドアが設けられている請求項1,7,10のいずれかに記載のドア装置。
  13. 上記区画ブースが通路方向と直交する左右方向に長い長方形に構成され、この長方形区画ブース内に複数の出入口が対向して配置され、対向する出入口毎にその出入口の同時開放を阻止するように動作する複数の上記開閉手段が配設され、この開閉手段は、複数の上記反転パネル部が左右対称に揺動するように構成されている請求項7または10記載のドア装置。
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