JP2893667B2 - 回転扉 - Google Patents

回転扉

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JP2893667B2
JP2893667B2 JP6072491A JP7249194A JP2893667B2 JP 2893667 B2 JP2893667 B2 JP 2893667B2 JP 6072491 A JP6072491 A JP 6072491A JP 7249194 A JP7249194 A JP 7249194A JP 2893667 B2 JP2893667 B2 JP 2893667B2
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一路 平岡
善憲 浜田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転扉の改良に係り、開
き式扉の使用面積と略同程度の占有面積で小規模建物の
出入口部を構成することができる新規構造の回転扉に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より使用されている回転扉は、3ま
たは4枚の扉の一側を回転支持軸に対して放射状に枢着
し、何れかの扉を押すことにより全ての扉が回転支持軸
を中心として同時に回転し、通行が可能となる構造にな
っている。そしてこのとき、該出入口は回転する扉の少
なくとも二枚によって建物の内外を遮断する構造になっ
ているため、外部の空気は直接建物内に進入してこない
利点を有している。
【0003】また、この種の回転扉は、長尺材を通過さ
せる,一度に多人数の通行を可能にする,或は建物から
の緊急避難通路を確保する等の出入口を構成する目的か
ら、回転支持軸に取り付けられた少なくとも一部の扉が
隣設した扉に沿うような状態に折り畳むことができる構
造になっている。
【0004】このように、従来の回転扉は複雑な構造に
なっており、開扉時でも建物の内外が直接連通せず優れ
た風除効果を発揮するが、該回転扉を設置するための占
有面積が大きくなり、高価である。
【0005】然るに、小規模建物では出入口部に設ける
扉の占有面積を小さくすることが要求され、優れた風除
効果をもった回転扉は出入口部に占める割合が大きくな
りすぎると共に高価であることから実際には殆ど実施さ
れていないのが実状であり、一般には比較的安価である
ことなどの経済的な要因も相俟って、引き扉や開き扉が
使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの引き
扉や開き扉は、当然のことながら開扉時に建物の内外が
連通する構造になるため、外部の空気が直接建物内に進
入してしまい、制御していた建物内の空気環境が安定し
ないといった不都合がある。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、一般的に使用されている開き扉と同程度の占有面
積で設置することができ、而も従来の回転扉と同様な風
除効果を有する小型の回転扉を提供することを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る回転扉は、
建物の外壁の開口部に設けられ、比較的小さい内径から
なる円筒状体であり、建物の外側と内側に位置してそれ
ぞれ出入口を開口してなる固定壁と、上記固定壁の軸芯
位置を横断するように直径位置に内挿し、扉の両端縁を
前記固定壁の内面と近接した状体で軸芯位置を回動中心
として回動自在に枢設した扉本体と、上記扉本体の両端
縁に固設した、上記出入口を閉塞可能な正面形状をもつ
一対の風除パネルとからなり、固定壁内で一対の風除パ
ネルを固設した扉本体を、軸芯位置を回転中心として回
動し、出入口を開閉するようにした構造の回転扉であ
り、上記両風除パネルと扉本体間に、該扉本体の回動方
向背面側に位置して、一端を扉本体に、また他端を風除
パネルに固着して横架設した押し板を構成し、風除パネ
ルの取付角度を維持することを要旨とするものである。
【0009】また、上記扉本体の回転軸と軸受側部材間
に、上記固定壁に対して扉本体を両風除パネルが両出入
口から外れた位置で停止するように常時付勢した定位置
停止機構を構成したことを要旨とするものである。
【0010】
【作用】上記したように、出入口を開口した円筒状の固
定壁内を一枚の扉本体で直径方向に仕切り、該扉本体の
両端縁に出入口を塞ぐ風除パネルを取り付けると共に、
扉本体を中心軸を回転中心として回動する構造になって
いるため、停止位置では固定壁の出入口からのエントラ
ンス部が開放されており、該出入口を通過しようとする
利用者は該部に入り込むことができるが、建物の内外は
扉本体によって仕切られている。
【0011】一方の出入口から入った一人の使用者が、
エントランス部で扉本体を回転させながら他方の出入口
に向かっている扉回動作動中は、固定壁の両出入口が風
除パネルによって閉塞されるから次の使用者の進行を遮
断し、また風の侵入を阻止するように作動する。
【0012】
【実施例】以下、本発明係る回転扉の一実施例を図面に
従って説明する。図1乃至図4は第一の実施例を示すも
ので、図1は回転扉を設置したときの平断面図、図2は
一部切欠した正面図、図3は定位置停止機構の平面図で
ある。
【0013】符号1は建物の出入口を構成しようとする
外壁2の開口部に設けた、比較的小さい内径(D:約1
50〜200cm)からなる円筒状の固定壁であり、該
固定壁1の建物の外側と内側には、軸芯C位置を通る放
射方向に延びる外壁2と直交する対称位置に、それぞれ
一人用通路(W:約75cm以上)を確保する比較的狭
幅の出入口3,3が開口され、残った円弧状の固定壁
1,1が対向している。
【0014】符号4は上記軸心Cを横断するように固定
壁1の直径位置に内挿したアクリル樹脂またはガラス等
の透明材の板からなる扉本体である。該扉本体はサッシ
枠11によって縁どり補強されており、上下端の軸芯C
位置に軸着した回転軸5,5を、それぞれ天井部材6及
び床部材7に設けた軸受部材8,9に対して回転自在に
軸設してなり、該扉本体4は、扉の両端縁を固定壁1の
内面と近接した状態で回動する。
【0015】また符号10,10は、それぞれ固定壁1
の内壁に沿う円弧状平面形状をもった風除パネルであ
り、前記固定壁1の出入口3を閉塞可能な正面形状をも
ち、上記扉本体4の両端縁にサッシ枠11を介して直交
するように固設してなる。該両風除パネル10,10と
扉本体4,4の各間には、扉本体4の回動方向背面側の
使用者の押し高さに位置して、それぞれ押し板12が横
架設固着してある。該押し板12は、一端を扉本体4
に、また他端を風除パネル10に固着して横架設してお
、風除パネル10は該押し板12の介装によって扉本
体4との直角角度を維持する構造になっている。
【0016】符号13は上記天井部材6側の軸受部材8
に軸設した回転軸5と干渉する定位置停止機構であり、
該回転軸5の軸端に中央を固着した回転アーム14の両
端には、それぞれ摺接ローラ15,15が回動自在に軸
設してあり、両摺接ローラ15,15に対して側方から
揺動復帰装置16の揺動アーム17を押圧付勢(矢印
A)する構造になっている。
【0017】該揺動復帰装置16は、例えば公知のドア
クローザのような構造になっており、オイルを充填した
シリンダーに、一方向オリフィスを形成しコイルスプリ
ングによって弾性付勢したピストンを内挿し、該ピスト
ンの摺動復帰作動によって矢印Aと反対方向に揺動後退
した揺動アーム17を適宜復帰速度をもって矢印A方向
に復帰させると共に、両摺接ローラ15,15と当接し
た位置で扉本体4の風に伴う回転を阻止するための適宜
押圧力を残して弾性付勢した構造になる。
【0018】然るに、上記扉本体4に対する摺接ローラ
15,15を設けた回転アーム14の取付角度は、揺動
復帰装置16の揺動アーム17の弾性押圧により、該回
転アーム14が安定位置にあるとき、扉本体4の両端に
固設した風除パネル10,10が固定壁1の出入口3,
3から外れた位置にあるように構成してあり、定位置停
止機構13の作動により回転した扉本体4は、必ずこの
設定位置まで回転して停止するようになる。
【0019】上記構成の回転扉は、図4に示すように開
閉作動する。(a)は、閉扉状態の扉位置を示すもので
あり、固定壁1の出入口3,3からのエントランス部
B,Bは開放されているから、該出入口を通過しようと
する利用者は該部に入り込むことができる。このとき、
建物の内外は扉本体4によって仕切られている。(b)
は、扉回動作動中前半状態の扉位置を示すものであり、
一方の出入口3から入った一人の使用者が、エントラン
ス部Bにて扉本体4を回転させながら他方の出入口3に
向かっている。このとき、固定壁1の両出入口3,3は
風除パネル10,10によって閉塞されるから次の使用
者の進行を遮断することは勿論であるが、建物の内外も
また遮断され、風の侵入を阻止する。(c)は、扉回動
作動中後半状態の扉位置を示すものであり、一方の出入
口3から入った一人の使用者が、他方の出入口3から出
ようとしている。このとき、固定壁1の反対側の出入口
3からは風除パネル10が後退してエントランス部Bを
開放するようになり、建物の内外は扉本体4によって仕
切られる。
【0020】上記(a)(b)(c)の流れのように、
固定壁1の二つの出入口3,3と扉本体4、及び該扉本
体4に固設した二枚の風除パネル10,10が交互に建
物の内外を仕切る作動をするため、通行者が連続して該
出入口3,3を通過する場合でも、外部からの風の侵
入、内部からの空気の流出を略完全に遮断することがで
きる。
【0021】次に図5は、それぞれ扉本体4と風除パネ
ル10,10の他の実施例を示すものである。(a)
は、平面円弧形状の風除パネルを扉本体4に対して丁度
その中央位置を固設した構造にしたものである。(b)
は、風除パネル10,10を円弧状の平面形状から平板
状に変えた構造にしたものである。
【0022】このように、本発明は扉本体4の端縁に出
入口を閉鎖するための風除パネル10,10を設けるこ
とによって目的を達成することができるものであるか
ら、風除パネル10の取付位置やその形状を変えること
が可能であることはいうまでもない。また前記実施例の
説明では、軸心Cを回転中心として一枚の扉本体4を回
動する構造(回転軸5,5が貫通していない)について
説明したが、垂直架設した一本の回転軸5に対して、そ
の放射方向に二枚のパネルを直線状に固設し、これを扉
本体4とすることもできる。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る回転扉
は、出入口を開口した円筒状の固定壁内を一枚の扉本体
で直径方向に仕切り、該扉本体の両端縁に出入口を塞ぐ
風除パネルを取り付けると共に、扉本体を中心軸を回転
中心として回動する簡単な構造にしたことにより、安価
に提供することができるだけでなく構造全体の小型化を
達成することができ、一般的に使用されている開き扉と
同程度の占有面積で設置することが可能となる。而も従
来の回転扉と同様な風除効果を有する等の特徴を有する
ものであり、本発明実施後の効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明係る回転扉の第一の実施例を示す平断面
図である。
【図2】同一部切欠した正面図である。
【図3】同回転扉の定位置停止機構の平面図であり、
(a)は待機位置、(b)は回転位置を示すものであ
る。
【図4】回転扉の風除作動を示す説明図である。
【図5】(a)及び(b)は扉本体と風除パネルの他の
実施例を示す略平断面図である。
【符号の説明】
1 固定壁 2 外壁 3 出入口 4 扉本体 5 回転軸 6 天井部材 7 床部材 8,9 軸受部材 10 風除パネル 12 押し板 13 定位置停止機構 14 回転アーム 15 摺接ローラ 16 揺動復帰装置 17 揺動アーム

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の外壁の開口部に設けられ、比較的
    小さい内径からなる円筒状体であり、建物の外側と内側
    に位置してそれぞれ出入口を開口してなる固定壁と、 前記固定壁の軸芯位置を横断するように直径位置に内挿
    し、扉の両端縁を前記固定壁の内面と近接した状態軸芯
    位置を回動中心として回動自在に枢設した扉本体と、 前記扉本体の両端縁に固設した、前記出入口を閉塞可能
    な正面形状をもつ一対の風除パネルとからなり、 固定壁内で一対の風除パネルを固設した扉本体を、軸芯
    位置を回転中心として回動し、出入口を開閉する回転扉
    において、 前記両風除パネルと扉本体間に、該扉本体の回動方向背
    面側に位置して、一端を扉本体に、また他端を風除パネ
    ルに固着して横架設した押し板を構成し、風除パネルの
    取付角度を維持することを特徴とする回転扉。
  2. 【請求項2】 前記扉本体の回転軸と軸受側部材間に、
    前記固定壁に対して扉本体を両風除パネルが両出入口か
    ら外れた位置で停止するように常時付勢した定位置停止
    機構を構成したことを特徴とする請求項1記載の回転
    扉。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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