JP2002242517A - 折 戸 - Google Patents

折 戸

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JP2002242517A JP2001044979A JP2001044979A JP2002242517A JP 2002242517 A JP2002242517 A JP 2002242517A JP 2001044979 A JP2001044979 A JP 2001044979A JP 2001044979 A JP2001044979 A JP 2001044979A JP 2002242517 A JP2002242517 A JP 2002242517A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガイドレールからの戸車の脱輪を確実に防止
できる折戸の提供。 【解決手段】 折戸の召合せ框40の下部側に、戸車4
2と、ガイドレール15の室内外面15A,15Bに接
触可能なガイドローラ82A,82Bとを備えた戸車装
置80を設けた。このため、召合せ框40に連結された
大重量の障子を勢いよく折り畳んだ場合など、召合せ框
に大きな回転力が加わっても、この回転力に対しては、
ガイドローラ82がガイドレール15に接触することで
確実に対抗できる。従って、戸車42は専ら鉛直荷重を
支持するだけでよく、戸車42がそのような回転力でガ
イドレール15から脱輪するのを有効に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折戸に係り、例え
ば、室内外を連通させるための大きな開口部に設けられ
る折戸に関する。
【0002】
【背景技術】近年、建物の室外にテラスやバルコニ(デ
ッキ)などを備えた外部空間を設け、この外部空間を利
用してガーデニング等を楽しむことが盛んである。この
外部空間は建物内のリビングルームなどの居室空間と連
通させることが多く、このために建物には大きな開口部
が設けられ、開口部にはガラス障子を有するサッシ窓が
取り付けられる。
【0003】サッシ窓としては、複数の障子を備えた引
違い窓の場合の他、開口部の略全域を開放できるように
した大型の折戸を採用することもある。折戸は通常、回
動自在に連結された一対の障子を有しているが、上述の
ような大きな開口部用として、これらの障子を複数組
(例えば2組)備えているものもある。
【0004】そのような大きな開口部用の折戸は、例え
ば、折り畳まれる一対の障子を2組備えたものでいえ
ば、各組の障子同士が連結框を介して左右に連結されて
おり、また、各組の障子においては、一方(吊り元側)
の障子が窓枠の縦枠にヒンジ等を介して連結され、他方
(吊り先側)の障子が窓枠の上下枠間に支持された召合
せ框等の框材にヒンジ等を介して連結され、この框材が
窓枠内を見付け方向に移動可能に設けられている。この
ため、一対の障子が折り畳まれた時には、前記框材が窓
枠の縦枠側に寄せられるとともに、折られた各障子およ
び連結框が室外側に突出する(外折れ式)。
【0005】また、窓枠の上下枠間に支持される框材と
しては、上枠に吊られることで当該上枠で荷重支持さ
れ、下枠に対しては、大きながたつきが生じない程度に
支持されるタイプもあるが、反対に、がたつきが生じな
い程度に上枠に支持され、下枠のガイドレールに戸車を
介して荷重支持されるタイプもある。このように、下枠
のガイドレールで荷重支持するタイプは、上枠で荷重支
持するタイプに比して上枠が歪みにくいため、まぐさと
の間に隙間が生じる心配がないうえ、荷重支持の観点か
らも有利な構造といえる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、大型の折戸の
場合、そのような框材にかかる荷重がガイドレールで支
持されるタイプでは、框材に連結された障子の重量が大
きいために、障子を室外側等に向けて勢いよく折り畳ん
だ時など、その時の重心移動によって框材に回転力(戸
車とガイドレールとの接触部分を通る鉛直な軸線回りで
の回転力)が加わり、戸車がガイドレールから外れるお
それがある。
【0007】本発明の目的は、ガイドレールからの戸車
の脱輪を確実に防止できる折戸を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の折戸は、窓枠内
に配置されて折り畳み可能に連結された少なくとも一対
の障子と、これらの障子の一方に連結されかつ前記窓枠
の上下枠間に支持されて見付け方向に移動可能とされた
框材と、この框材の下部側に取り付けられて前記窓枠の
下枠に設けられたガイドレールに沿って移動する戸車装
置とを備えた折戸であって、前記戸車装置には、前記ガ
イドレール上を転動する戸車と、前記ガイドレールの室
内側面に接触可能な室内側ガイド部と、前記ガイドレー
ルの室外側面に接触可能な室外側ガイド部とが設けられ
ていることを特徴とする。なお、前記「接触」とは、少
なくとも戸車装置の移動中に接触することを意味し、戸
車装置の停止中には必ずしも、各ガイド部がガイドレー
ルに接触している必要はない。
【0009】このような本発明においては、戸車装置が
取り付けられる框材に回転力が加わっても、室内外の各
ガイド部がガイドレールの室内外面に適宜接触するの
で、框材の下部側では回転力に確実に抗することが可能
である。このため、戸車は専ら鉛直荷重を支持するだけ
てよく、ガイドレールからの戸車の脱輪が避けられる。
よって、本発明の目的が達成される。
【0010】この際、本発明の折戸では、前記室外側ガ
イド部および室内側ガイド部を、前記戸車装置の移動方
向に沿ってそれぞれ一対設けることが望ましい。このよ
うな構成によれば、折戸の開閉時には、それぞれ一対ず
つ設けられた合計四つのガイド部のうち、いずれか二つ
のガイド部が室内側面または室外側面に接触するので、
框材に加わる回転力に対しての抗力が増し、戸車がさら
に外れにくくなる。なお、いずれのガイド部がガイドレ
ールの室内外面に接触するかは、框材に対する障子の連
結位置や、框材と戸車装置との位置関係、さらには、戸
車と各ガイド部との位置関係等により異なる。すなわ
ち、それらの位置関係によっては、それぞれ一対ずつ設
けられた室内側ガイド部および室外側ガイド部のうち、
室内側ガイド部のみがガイドレールに接触したり、また
は、室外側ガイド部のみがガイドレールに接触したり、
さらには、ガイドレールを挟んで対角線上の位置にある
一つの室内側ガイド部および一つの室外側ガイド部が室
内外面に接触する場合もあり得る。
【0011】さらに、本発明の折戸では、前記一対ずつ
設けられた室内側ガイド部および室外側ガイド部を、そ
れぞれ前記戸車に対して前記移動方向の両側に配置して
もよい。このような構成によれば、戸車の周囲に四つの
ガイド部が配置されることになるから、戸車装置全体が
コンパクトになる。
【0012】また、本発明の折戸では、前記室内側ガイ
ド部および室外側ガイド部を、前記ガイドレールの室内
側面および室外側面に接触して回転するローラを含んで
構成することが望ましい。このような構成では、各ガイ
ド部がローラを含んで構成されるため、各ガイド部と室
内外面との接触を伴う移動が良好に行え、折戸の開閉が
スムーズになって無理なく行えるようになる。
【0013】一方、本発明の別の折戸は、窓枠内に配置
された少なくとも一対の障子と、これらの障子の一方に
連結されて前記窓枠の上下枠間に支持される框材と、こ
の框材の下部側に取り付けられて前記窓枠の下枠に設け
られたガイドレールに沿って移動する戸車装置とを備え
た折戸であって、前記窓枠の下枠には、前記ガイドレー
ルが平行に複数設けられ、前記戸車装置には、前記複数
のガイドレール上をそれぞれ転動する複数の戸車が設け
られていることを特徴とする。
【0014】このような本発明によれば、複数のガイド
レール上をそれぞれ転動する複数の戸車を設けること
で、框材での鉛直荷重が複数箇所で支持されるから、框
材の下部側では、回転力に対して各支持部分(戸車とガ
イドレールとの接触部分)で抗することができる。この
ため、各支持部分にある個々の戸車での負担分が軽減さ
れ、戸車がガイドレールから外れにくくなる。従って、
このような場合でも、本発明の目的が達成される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る折戸1
を示す内観図、図2は、折戸1を示す縦断面図、図3
は、折戸1が閉じられた状態を示す横断面図であって、
図5(A)での右端側を示す図、図4は、折戸1が開け
られた状態を示す横断面図であって、図5(B)での右
端側を示す図、図5(A)、(B)は、折戸1が閉じた
状態および一部開いた状態を模式的に示す平面図であ
る。
【0016】折戸1は、建物の開口部に固定される窓枠
10と、この窓枠10内に配置される4枚の障子20
と、障子20の室内側に配置された網戸50とを備えて
おり、これらの障子20のうちの隣接し合う障子20
A,20Bが連結框30で連結され、中央の2枚の障子
20Bの対向部分には本発明に係る框材としての召合せ
框40が設けられている。そして、折戸1は障子20
A,20Bが室外側に突出するように折り畳まる外折れ
式である。ただし、本発明では、連結框30は必須の構
成ではなく、例えば、障子20A,20B同士をヒンジ
のみを介して互いに連結させることにより、連結框30
を省いてもよい。
【0017】窓枠10は、上枠11と、下枠12と、左
右の縦枠13とを四周枠組みして構成されている。上枠
11には、召合せ框40の上部に取り付けられた摺動部
材41と嵌合する凹溝14が設けられ、下枠12には、
召合せ框40の下部に取り付けられた戸車42が転動す
るガイドレール15が設けられ、この戸車42によって
召合せ框40は荷重支持されているとともに、窓枠10
内で見付け方向に移動することが可能になっている。
【0018】障子20は、上框21と、下框22と、左
右の竪框23とを四周枠組みした内部に複層のガラス面
材24を配置して構成されている。両側の障子20Aで
は、一方の竪框23がヒンジ60を介して縦枠13に回
動自在に取り付けられ、他方の竪框23がヒンジ60を
介して連結框30に回動自在に取り付けられている。中
央の障子20Bでは、一方の竪框23がヒンジ60を介
して召合せ框40に回動自在に取り付けられ、他方の竪
框23がヒンジ60を介して連結框30に回動自在に取
り付けられている。ヒンジ60のうち、連結框30と竪
框23とを連結するヒンジ60は、竪框23側に固定さ
れる回動片のみを備えたタイプであり、連結框30側に
は当該ヒンジ60の軸材が挿通される円筒部が押出成形
時に一体に形成されている。
【0019】以上のような構成によれば、折戸1を開け
るにあたって障子20A,20Bが折り畳まれる時に
は、障子20A,20Bは縦枠13、召合せ框40、お
よび連結框30に対して同時に回動しながら室外側に突
出するとともに、障子20Bが召合せ框40と共に障子
20A側に寄せられ、この結果、連結框30が窓枠10
から室外側に離間する。
【0020】ここで、窓枠10の上枠11、下枠12、
縦枠13、障子20の上框21、下框22、竪框23
は、図2で示す上枠11を代表して説明すれば、アルミ
の押出形材からなる室内部材111と、同様にアルミの
押出形材からなる室外部材112と、これらの室内外部
材111,112を連結する樹脂製の断熱部材113と
で構成された断熱アルミ形材製である。ただし、本発明
の折戸は、このような断熱アルミ形材からなる枠や框を
有する断熱サッシである必要はなく、一般的なアルミの
押出形材のみからなる枠や框を使用したもの、さらに
は、樹脂製や木製の枠および框を使用したものであって
もよい。
【0021】なお、連結框30は通常のアルミの押出形
材であるが、図3に示すように、折戸1が閉められた状
態では、この連結框30は両側の障子20の竪框23や
これに取り付けられたシール部材23A同士の密着によ
って外気から遮断されており、連結框30に結露が生じ
にくくなっている。また、連結框30の室内側に設けら
れた二条の係止片31には、上下に連続したアルミの押
出形材からなるカバー32がワンタッチ式で嵌め込まれ
ており、このカバー32で連結框30およびヒンジ60
の室内側が覆われている。
【0022】このような折戸1において、連結框30の
室内側に設けられた取付部33にはハンドル70が取り
付けられている。ハンドル70は、図1、図4に拡大し
て示すように、連結框30の長手方向に沿った棒状であ
る。このハンドル70は、図示しない駆動機構を介して
連結框30内のグレモン錠に連結されており、グレモン
錠の施解錠時に回動させることが可能に構成されてい
る。また、ハンドル70は、折戸1が閉じられている状
態でいえば、先端が下方に向いた状態とされ、グレモン
錠を解錠して開ける際には、図1に二点鎖線で示すよう
に、先端を持ち上げるようにして、ほぼ水平に近い角度
まで回動される。
【0023】以下には、本実施形態での最も特徴的な構
成を説明する。窓枠10内を見付け方向に移動する召合
せ框40の下部側には戸車42が設けられているが、こ
の戸車42は、図6、図7、図8に示す戸車装置80の
一構成部品になっている。この戸車装置80は、前記戸
車42と、この戸車42を保持するハウジング81と、
ハウジング81の下面に回転自在に軸支された四つのガ
イドローラ82とを備えている。
【0024】ハウジング81は、戸車42を軸支する軸
部83を有する凸状の本体84と、本体84の上面に固
定されたコ字形状の固定部材85と、本体84の室内外
側の各フランジ86の下面にそれぞれ設けられた補助プ
レート87とで概ね構成されている。このようなハウジ
ング81は、本体84が召合せ框40の下部側に設けら
れた切欠部43に下方から嵌め込まれ、召合せ框40の
中空部分に挿入された固定部材85にビス88を螺合す
ることにより、当該召合せ框40の鉛直面に固定される
ようになっている。また、ハウジング81の補助プレー
ト87は、径の小さいガイドローラ82をガイドレール
15に近接させるための部材であり、ガイドローラ82
用の回転軸89(図6)が下方に突出して設けられてい
る。なお、図6、図8中の符号84Aは、本体84補強
用の補強部材である。
【0025】ガイドローラ82のうち、室内側に配置さ
れた二個のガイドローラ82Aは、本発明に係る室内側
ガイド部であり、ガイドレール15の室内側面15Aと
接触して回転する。また、室外側の二個のガイドローラ
82Bは、本発明に係る室外側ガイド部であり、ガイド
レール15の室外側面15Bと接触して回転する。それ
ぞれ一対ずつ設けられたガイドローラ82Aおよびガイ
ドローラ82Bは、戸車42に対してその移動方向の両
側に配置され、よって戸車42は四つのガイドローラ8
2A,82Bで囲まれるようになっている。なお、ガイ
ドローラ82A,82Bは、戸車装置80が停止してい
る状態では、ガイドレール15から極わずかな隙間(本
実施形態では、約0.2mm程度)を介して対峙してお
り、常時接触しているわけではない。
【0026】このような戸車装置80を用いた場合、図
7に実線の矢印Aで示すように、障子20A,20Bを
折り畳んで折戸1を開けると、戸車42がガイドレール
15を転動することにより、召合せ框40および戸車装
置80が一体となって白抜き矢印Bの方向に移動する。
【0027】この際、障子20A,20Bを勢いよく折
り畳んだ場合などには、大重量の障子20A,20Bが
大きな力で回動して室外側に押し出され、室外側に向け
て瞬時に重心移動が行われるため、その障子20Bにヒ
ンジ60(図3、図4)を介して連結された召合せ框4
0には、ハッチ入りの矢印Cで示すような回転力が加わ
り、召合せ框40はガイドレール15と戸車42との接
触部分Dを中心として回転しようとする。
【0028】しかし、戸車装置80の室内側では、一方
(移動方向の前方側)のガイドローラ82Aがガイドレ
ール15の室内側面15Aに接触し、また、室外側で
は、前記ガイドローラ82Aに対して対角線上に配置さ
れたガイドローラ82Bがガイドレール15の室外側面
15Bに接触するため、前述の回転力に確実に対抗する
ことが可能である。
【0029】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。 (1)折戸1の召合せ框40は、戸車42を介してガイド
レール15で支持されているが、召合せ框40の下部側
には、その戸車42と、ガイドレール15の室内外面1
5A,15Bに接触可能なガイドローラ82A,82B
とを備えた戸車装置80が設けられているので、召合せ
框40に連結された大重量の障子20A,20Bを勢い
よく折り畳んだ場合など、召合せ框40に大きな回転力
が加わっても、この回転力に対しては、ガイドローラ8
2がガイドレール15に接触することで確実に対抗でき
る。従って、戸車42は専ら鉛直荷重を支持するだけで
よく、戸車42がそのような回転力でガイドレール15
から脱輪するのを有効に防止できる。
【0030】(2)戸車装置80では、召合せ框40に回
転力が生じると、四つのガイドローラ82A,82Bの
うち、互いに対角線上にある二つのガイドローラ82
A,82Bがガイドレール15に接触するので、回転力
に対して一層強力に対抗でき、戸車42をさらに外れに
くくできる。
【0031】(3)戸車装置80では、戸車42を囲むよ
うに全てのガイドローラ82A,82Bが配置されてい
るので、戸車装置80をコンパクトにでき、さほど断面
の大きくない召合せ框40でも、その下部側に戸車装置
80を良好に収容できる。
【0032】(4)ガイドローラ82A,82Bは、ガイ
ドレール15と接触して回転するので、折戸1の開閉時
に互いが接触していても、戸車装置80の動きをスムー
ズにでき、開閉操作を無理なく行える。また、ガイドロ
ーラ82A,82Bが回転することで、自身の摩耗を押
さえることができ、長期使用に有利である。
【0033】(5)ガイドローラ82A,82Bは、補助
プレート87を介して本体84の各フランジ86に固定
されているため、フランジ86がガイドレール15から
大きく離間している本実施形態でも、フランジ86に対
して補助プレート87をガイドレール15側に寄せて取
り付けることにより、小さな径のガイドローラ82A,
82Bをガイドレール15に確実に接触させることがで
きる。また、小さな径のガイドローラ82A,82Bを
採用することにより、戸車装置80の見込み寸法を小さ
くできるなど、さらにコンパクトにできる。
【0034】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではない。例えば、前記実施形態の戸車装置80
では、戸車42の周囲に四つのガイドローラ82A,8
2Bが配置されていたが、全てのガイドローラ82A,
82Bを戸車42の一方側に片寄せて配置してもよい。
また、ガイドローラ82Aおよびガイドローラ82Bは
それぞれ一対ずつ設けられていたが、室内外側にそれぞ
れ一つずつ設けられた場合や、三つ以上設けられた場
合、あるいは、室内側のガイドローラ82Aの数と室外
側のガイドローラ82Bの数とが異なっている場合でも
本発明に含まれる。要するに、ガイドレール15を挟む
ようにしてガイドローラ82A,82Bが少なくとも一
つあればよい。
【0035】さらに、本発明の室内外のガイド部材とし
ては、前記実施形態のようなガイドローラ82A,82
Bに限定されるものではなく、例えば、回転しない樹脂
製のブロック部材等であってもよく、任意である。しか
し、各ガイド部を回転可能にすることで、摩耗を少なく
できるうえ、折戸の開閉をスムーズにできるという効果
があるので、そうすることが望ましい。
【0036】また、本発明の折戸としては、前期実施形
態のような戸車装置80を用いた構成のほか、図9に示
すような構成の折戸2であってもよい。図9の折戸2に
おいて、窓枠を構成する下枠12には、平行な二条のガ
イドレール15が設けられ、これらのガイドレール15
に沿って戸車装置90が移動可能になっている。従っ
て、この戸車装置90では、一体とされた一対のハウジ
ング91のそれぞれに戸車42が設けられ、これら二つ
の戸車42を介して大重量の障子等が連結された召合せ
框40がガイドレール15で支持されている。
【0037】このような構成では、一対のガイドレール
15上をそれぞれ転動する二つの戸車42が設けられて
いるので、召合せ框40での鉛直荷重を二箇所(戸車4
2とガイドレール15との接触部分)で支持できる。こ
のため、召合せ框40の下部側では、回転力に対して二
箇所の支持部分で抗することができ、個々の戸車42で
の負担分を軽減してガイドレールから外れにくくでき
る。また、戸車装置90は、室内外に戸車42を一対設
けた構成であるから、見付け側の寸法を小さくでき、コ
ンパクト化を図ることができる。
【0038】なお、ガイドレール15の数や、これに応
じた戸車42の数は任意である。そして、複数設けられ
たガイドレール15のうち、同一のガイドレール15に
複数の戸車42を対応させた場合でも、本発明に含まれ
る。
【0039】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の折戸によ
れば、ガイドレールからの戸車の脱輪を確実に防止でき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る折戸を示す内観図で
ある。
【図2】前記実施形態の折戸を示す縦断面図である。
【図3】前記実施形態の折戸を示す横断面図である。
【図4】前記実施形態の折戸が開けられた状態を示す横
断面図である。
【図5】前記実施形態の折戸の開閉状態を模式的に示す
平面図である。
【図6】前記実施形態の要部を拡大して示す縦断面図で
ある。
【図7】前記実施形態の要部を拡大して示す横断面図で
ある。
【図8】前記実施形態の要部を構成する戸車装置を示す
斜視図である。
【図9】本発明の変形例を示す縦断面図である。
【符号の説明】 1,2…折戸、10…窓枠、11…上枠、12…下枠、
15…ガイドレール、15A…室内側面、15B…室外
面、20,20A,20B…障子、40…框材である召
合せ框、42…戸車、80,90…戸車装置、82A…
室内側ガイド部であるガイドローラ、82B…室外側ガ
イド部であるガイドローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本元 清 富山県滑川市栗山3870−5 (72)発明者 渡辺 悟史 富山県黒部市天神新115 (72)発明者 小野寺 訓 富山県黒部市三日市4018 Fターム(参考) 2E034 AA05 BA02 BA04 BC01 BD01 BD02 BE00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓枠内に配置されて折り畳み可能に連結
    された少なくとも一対の障子と、これらの障子の一方に
    連結されかつ前記窓枠の上下枠間に支持されて見付け方
    向に移動可能とされた框材と、この框材の下部側に取り
    付けられて前記窓枠の下枠に設けられたガイドレールに
    沿って移動する戸車装置とを備えた折戸であって、 前記戸車装置には、前記ガイドレール上を転動する戸車
    と、前記ガイドレールの室内側面に接触可能な室内側ガ
    イド部と、前記ガイドレールの室外側面に接触可能な室
    外側ガイド部とが設けられている折戸。
  2. 【請求項2】 前記室外側ガイド部および室内側ガイド
    部は、前記戸車装置の移動方向に沿ってそれぞれ一対設
    けられている請求項1に記載の折戸。
  3. 【請求項3】 前記一対ずつ設けられた室内側ガイド部
    および室外側ガイド部は、それぞれ前記戸車に対して前
    記移動方向の両側に配置されている請求項2記載の折
    戸。
  4. 【請求項4】 前記室内側ガイド部および室外側ガイド
    部は、前記ガイドレールの室内側面および室外側面に接
    触して回転するローラを含んで構成されている請求項1
    ないし請求項3のいずれかに記載の折戸。
  5. 【請求項5】 窓枠内に配置された少なくとも一対の障
    子と、これらの障子の一方に連結されて前記窓枠の上下
    枠間に支持される框材と、この框材の下部側に取り付け
    られて前記窓枠の下枠に設けられたガイドレールに沿っ
    て移動する戸車装置とを備えた折戸であって、 前記窓枠の下枠には、前記ガイドレールが平行に複数設
    けられ、前記戸車装置には、前記複数のガイドレール上
    をそれぞれ転動する複数の戸車が設けられている折戸。
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