JPH0451814Y2 - - Google Patents

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JPH0451814Y2
JPH0451814Y2 JP1984035976U JP3597684U JPH0451814Y2 JP H0451814 Y2 JPH0451814 Y2 JP H0451814Y2 JP 1984035976 U JP1984035976 U JP 1984035976U JP 3597684 U JP3597684 U JP 3597684U JP H0451814 Y2 JPH0451814 Y2 JP H0451814Y2
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JP
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guide rail
ceiling
smoke
locking device
winding shaft
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JP1984035976U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は巻取型防煙止垂れ壁のガイド装置に
関するものであつて、特に天井より下降する防煙
垂れ壁のガイドレールの一端を垂直方向に回動す
るヒンジにより天井部に支持し、他端を解放自在
の錠止装置により支持してガイドレール全体を水
平に支持し、防煙垂れ壁の下降時に錠止装置を解
放して、ガイドレールを所定位置に正確に回動保
持させ得るようにした装置に係るものである。
[従来技術] 近年、劇場、大型店舗、工場等各種建造物に
は、その天井に火災時に生ずる煙の拡散を防ぐた
め、一定区画ごとに防煙垂れ壁を設けることが多
い。従来、このような垂れ壁の一つとして巻取型
の防煙垂れ壁が存在する。この巻取型防煙垂れ壁
の構造は、一般に天井内にロール状に巻取られた
遮煙シートを配設し、平常時においてはこの遮煙
シートを巻取軸に巻取つた状態で天井内に取付け
たケース内に格納しておき、火災により煙が発生
したときは煙センサー等からの信号により巻取軸
が回転して、この遮煙シートを引き出し、天井面
から500〜800mm垂れ下がるようになつている。
ところで、このような防煙垂れ壁においては、
遮煙シートが彎曲または屈曲せずに垂直状に下降
し、また遮煙シートと壁との間に〓間を生じない
ようにするため、垂れ壁の左右両側にガイドレー
ルを固定し、このガイドレールに沿つて遮煙シー
トが円滑に下降するようになつているが、複数基
の防煙垂れ壁を直角状に連設させるような場合に
は、連設する遮煙シートの召合せ部にガイドレー
ルを設けなければならない。
しかしながら、その召合せ部が左右の壁の中間
部にくる場合、その中間部にガイドレールを常時
天井面から垂れ下げておくことは美観を損うだけ
でなく、売場等に於いてはデイスプレイの妨げと
なり、また照明灯の照明効果を阻害する等の実用
的な面からも好ましいものではない。
本考案者は、この欠点を除去すべく、遮煙シー
トを案内するガイドレールを天井の一部に回動自
在に設けて常時はガイドレールを天井内に水平状
態に支持し、火災により煙が発生したときはこの
レールを垂下状態にするようにした装置を開発し
た。
従来においても、可動ガイドレールをマグサ部
内に水平に保持し、煙の発生時にこのレールを開
放して垂直状態に回動させるように構成させた装
置も例えば、実開昭58−177147号公報で知られて
いる。しかしながら、上記のような可動ガイドレ
ールは、煙発生後一定の時期に的確に下方に回動
させなければならず、しかも降下後、必ず垂直位
置に停止保持され、勝手にフラフラ動くことがな
いようにしなければならない。そのうえ、ガイド
レールが開放された際に、これが急激に落下する
ことなく緩やかに回動し、かつ垂直位置で停止す
る際の衝撃を小さくおさえなければならないもの
である。しかし従来型は、このような条件を満足
するものではなかつた。
[考案の目的] 本考案は、上記のような従来の問題点を改善す
るものであり、天井に水平状態に支持した可動ガ
イドレールを一定の時期に的確に開放してこれを
垂直方向に回動させるとともにそのガイドレール
を急激に落下させることなく緩やかに回動させ、
かつ垂直位置で必ず停止保持され、勝手にフラフ
ラ動くことのない巻取型防煙垂れ壁のガイド装置
を提供することを目的としている。
また本考案の別の目的は、緊急時にガイドレー
ルが故障等で正常に降下しない場合、タイマの働
きで、一定時間経過後には巻取軸を駆動して遮煙
シートを強制的に所定の高さまで降下させること
ができる巻取型防煙垂れ壁のガイド装置を提供す
ることを目的としている。
[課題解決の手段] 上記の目的を達成するために本考案は、天井内
の巻取軸に巻取られた遮煙シートのガイドレール
の一端を、天井部に取付けたヒンジを介して垂直
方向に回動自在に支承し、また他端を開放自在の
錠止装置により支持してガイドレール全体を天井
部内に水平に格納すると共に、発煙時に前記錠止
装置を開放させる装置を天井部に設けたものに於
いて、上記天井部とガイドレールとの間に回動並
びに停止位置規制装置を設けると共に、前記錠止
装置に錠止装置の錠開放信号が入力すると一定の
時間後に遮煙シートの巻取軸を駆動するタイマを
設けて遮煙シートを降下させるように構成したも
のである。
[実施例] 以下、本考案の構成を実施例によつて具体的に
説明する。第1図に於いて符号1は建物における
コンクリート製スラブ、2は壁、3は天井板、4
はスラブ1と天井板3との間に配設した遮煙シー
トの格納ケースである。このケース4内には遮煙
シートの巻取軸5が軸架され、この巻取軸に不燃
材料からなる遮煙シート6が巻きつけられてお
り、図示を省略した駆動装置により巻取軸5を回
転させて遮煙シート6をケース4から垂直状態に
引き出して天井面の下面に壁状に垂れ下げるよう
になつている。7はケース下面に形成した遮煙シ
ートの昇降口、8は遮煙シートの下部に取付けた
座板、9は例えば第3〜4図に示すように、遮煙
シート6,6の召合せ部に配設したガイドレール
である。
ガイドレール9はその一端が垂直方向に回動す
るヒンジ10によりケース3の昇降口7の側端部
に支持し、他端はマグサ部11内に設けた解放自
在の錠止装置12により支持して、ガイドレール
全体を天井面の内側にほぼ水平に格納させるよう
になつている。なお、このガイドレール9は、遮
煙シート6の降下時に錠止装置12を解放して下
方に回動し、第1図に実線で示すように垂直位置
に垂れ下げて保持させるようになつている。
上記錠止装置12は、第2図にも示す如く一例
としてソレノイドにより左右に開閉動作する錠止
爪13がガイドレール9側に設けた係止金具14
に係合する構造となつている。天井面には火災時
に発生する煙のセンサ(図略)を設けるもので、
これにより或いは防災センタ等からの信号で上記
ソレノイドを動作させて錠止爪13を開き、ガイ
ドレール9を開放するのである。ガイドレール9
は、開放されると自重によりヒンジ10を中心と
して垂直に回動する。因みに、錠止装置12には
錠止爪の手動開放用のケーブル15を設けること
を可とする。このケーブル15はガイドを介して
その端部を天井面から下方に吊り下げ、その先端
に操作用ハンドル16を取付ける。
符号17はガイドレールの開放時の衝撃を緩衝
するためのガススプリングである。このガススプ
リングの一端は、マグサ部11の天面に設けたブ
ラケツト18に枢着され、他端はガイドレール9
のヒンジ10側に設けたブラケツト19に枢着さ
れている。このガススプリングは平常時に於いて
は水平状態に折畳まれたガイドレール9の上方
に、ピストンロツドを縮少した状態で収納されて
いるが、ガイドレールが下方に回動するに従いガ
ススプリングのピストンロツドが伸長する。その
際、ガススプリングのシリンダ内に封入されたガ
スの作用でピストンロツドは緩やかに伸長するか
ら、ガイドレール9が急激に落下することなく緩
やかに回動して、垂直位置に停止する際の衝撃を
おさえる緩衝作用をもたらすものである。なお、
ガイドレール9は停止後はガススプリングのピス
トンロツドによつてその位置が規制されるから、
勝手にフラフラ動くことはない。
第2図に示す如く、マグサ部11内のガイドレ
ール上方には、ガイドレールが垂直位置に降下す
ると該レールの上端位置を検出するセンサ20を
設ける。このセンサ20は一例としてマグネツト
スイツチより形成し、のスイツチがガイドレール
の全降下時にONとなり、後述のリレーを作動さ
せる。すなわちこのリレーは前述の駆動装置に電
源を投入して巻取軸5を回転させて、遮煙シート
6を垂直状に降下させた後、巻取軸の回転を停止
する。
ところで、上記錠止装置12には別にタイマ
(図略)を取付ける。このタイマは、錠止装置に
開放用作動信号が煙センサ或いは防災センタから
送られてくると作動し始め、かつ一定作動時間
(例えば10〜15秒)を経過すると、ガイドレール
が正常に降下しない場合、したがつてマグネツト
スイツチ20がONとならずリレーが作動しない
場合にあつても、巻取軸の駆動装置に電源が投入
され、遮煙シート6が下降するように構成されて
いる。なお、符号21は固定ガイドレールであ
る。
上述のとおり本考案の装置は、遮煙シートのガ
イドレールの一端を垂直方向に回動するヒンジに
より天井の一部に支持し、他端を天井部内に設け
た錠止装置により支持してガイドレール全体を天
井部内に水平に収納させ、遮煙シートの下降時に
錠止装置を解放してガイドレールを垂直に回動さ
せるものであるから、平常時においては天井部分
の美観を損なつたり、デイスプレイの妨げとなつ
たり、照明効果を阻害することがない。また、こ
のガイドレールは発煙時に錠止装置が外れて自動
的に垂直方向に回動させることができるとともに
手動によつてもこれを垂直方向に回動させること
ができる。しかもまたこの装置においては、天井
部とその内部に水平に折畳まれているガイドレー
ルとの間をガススプリングにより連結するように
しているから、錠止装置の開放時、ガイドレール
は急激に落下することなく、緩やかに回動して垂
直位置に停止するものであり、停止の際に衝撃が
なく、停止後において勝手にフラフラ動くことも
ない。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案は、天井内の巻取
軸に巻取られた遮煙シートのガイドレールの一端
を、天井部に取付けたヒンジを介して垂直方向に
回動自在に支承し、また他端を開放自在の錠止装
置により支持してガイドレール全体を天井部内に
水平に格納すると共に、発煙時に前記錠止装置を
開放させる装置を天井部に設けたものに於いて、
上記天井部とガイドレールとの間に回動並びに停
止位置規制装置を設けただけでなく、特に、前記
錠止装置に錠止装置の錠開放信号が入力すると一
定の時間後に遮煙シートの巻取軸を自動的に駆動
するタイマを設けて遮煙シートを強制的に降下さ
せるように構成されているから、緊急時ガイドレ
ールが故障等で正常に降下しない場合、ガイドレ
ールとは無関係に、前記タイマの働きで、一定時
間経過後には巻取軸が駆動して遮煙シートを強制
的に所定の高さまで降下させるようにしているの
で、これにより煙の拡散を遅らせることができ
る、という従来型に見られない効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2
図は同じく要部の拡大正面図、第3図および第4
図は、本考案のガイドレールと垂れ壁の関係を示
す平面図である。 1……スラブ、2……壁、3……天井板、4…
…格納ケース、5……巻取軸、6……遮煙シー
ト、7……昇降口、8……座板、9……ガイドレ
ール、10……ヒンジ、11……マグサ部、12
……錠止装置、13……錠止爪、14……係止金
具、15……ケーブル、16……ハンドル、17
……ガススプリング、18,19……ブラケツ
ト、20……センサ、21……固定ガイドレー
ル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 天井内の巻取軸に巻取られた遮煙シートのガイ
    ドレールの一端を、天井部に取付けたヒンジを介
    して垂直方向に回動自在に支承し、また他端を開
    放自在の錠止装置により支持してガイドレール全
    体を天井部内に水平に格納すると共に、発煙時に
    前記錠止装置を開放させる装置を天井部に設けた
    ものに於いて、上記天井部とガイドレールとの間
    に回動並びに停止位置規制装置を設けると共に、
    前記錠止装置に錠止装置の錠開放信号が入力する
    と一定の時間後に遮煙シートの巻取軸を駆動させ
    るタイマを設けて遮煙シートを降下させることを
    特徴とする巻取型防煙垂れ壁のガイドレール装
    置。
JP3597684U 1984-03-15 1984-03-15 巻取型防煙垂れ壁のガイド装置 Granted JPS60149648U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3597684U JPS60149648U (ja) 1984-03-15 1984-03-15 巻取型防煙垂れ壁のガイド装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP3597684U JPS60149648U (ja) 1984-03-15 1984-03-15 巻取型防煙垂れ壁のガイド装置

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Publication Number Publication Date
JPS60149648U JPS60149648U (ja) 1985-10-04
JPH0451814Y2 true JPH0451814Y2 (ja) 1992-12-07

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JP3597684U Granted JPS60149648U (ja) 1984-03-15 1984-03-15 巻取型防煙垂れ壁のガイド装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5757709U (ja) * 1980-09-24 1982-04-05

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49104916U (ja) * 1972-11-09 1974-09-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5757709U (ja) * 1980-09-24 1982-04-05

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JPS60149648U (ja) 1985-10-04

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