JP2658725B2 - 電動シャッターのブレーキ解除装置 - Google Patents
電動シャッターのブレーキ解除装置Info
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- JP2658725B2 JP2658725B2 JP10433492A JP10433492A JP2658725B2 JP 2658725 B2 JP2658725 B2 JP 2658725B2 JP 10433492 A JP10433492 A JP 10433492A JP 10433492 A JP10433492 A JP 10433492A JP 2658725 B2 JP2658725 B2 JP 2658725B2
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- Japan
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- shutter
- clutch plate
- release device
- brake release
- brake
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動シャッターのブレ
ーキ状態を解除し、シャッターを手動で開閉可能とさせ
る電動シャッターのブレーキ解除装置に関するものであ
る。
ーキ状態を解除し、シャッターを手動で開閉可能とさせ
る電動シャッターのブレーキ解除装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】家屋などの建造物の窓部分に設けられる
電動シャッターは、開動作,閉動作を行っている途中な
どでシャッターの移動を停止する場合や、シャッターの
全閉状態,全開状態では、その停止位置でシャッターが
昇降移動しないようにブレーキが自動に掛かるように構
成されている。すなわち、この種の電動シャッターは、
シャッターの停止状態にて常にブレーキが効く状態とな
るように構成されている。
電動シャッターは、開動作,閉動作を行っている途中な
どでシャッターの移動を停止する場合や、シャッターの
全閉状態,全開状態では、その停止位置でシャッターが
昇降移動しないようにブレーキが自動に掛かるように構
成されている。すなわち、この種の電動シャッターは、
シャッターの停止状態にて常にブレーキが効く状態とな
るように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の電動シャッターでは、停電が発生した場合、シ
ャッターの開閉が行えないばかりでなく、ブレーキが効
いた状態で停止しているので、電力が復旧するまでこの
シャッターを開放若しくは閉鎖させることが不可能とな
るという問題がある。また、火災などでシャッターへの
電力が遮断されるなど、非常事態での停電時にシャッタ
ーが開放不能または閉鎖不能となった場合、二次的な災
害の発生が免れないという問題がある。
た従来の電動シャッターでは、停電が発生した場合、シ
ャッターの開閉が行えないばかりでなく、ブレーキが効
いた状態で停止しているので、電力が復旧するまでこの
シャッターを開放若しくは閉鎖させることが不可能とな
るという問題がある。また、火災などでシャッターへの
電力が遮断されるなど、非常事態での停電時にシャッタ
ーが開放不能または閉鎖不能となった場合、二次的な災
害の発生が免れないという問題がある。
【0004】そこで本発明は、上記問題点を解消するた
めに、非常事態時における停電時にシャッターを手動で
開閉させることができる電動シャッターのブレーキ解除
装置を提供することを目的としている。
めに、非常事態時における停電時にシャッターを手動で
開閉させることができる電動シャッターのブレーキ解除
装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】次に、上記の目的を達成
するための手段を、実施例に対応する図1乃至図4を参
照して説明する。この発明の電動シャッターのブレーキ
解除装置1は、シャッターカーテン2を収納するシャッ
ターケース3内に配設され、該シャッターケース3内に
て上下方向に移動自在な中心軸11と、前記中心軸11
に対し回動自在に設けられ前記シャッターカーテン2を
巻き取る巻取ホイル12の少なくとも一端に固設され、
該巻取ホイル12とともに前記中心軸11を中心として
回動自在に設けられるクラッチ板13と、前記クラッチ
板13の盤面に噛み合い、該クラッチ板13を回動駆動
させるとともに、前記中心軸11の上下動に伴い、該中
心軸11の軸方向にスライド移動し、前記クラッチ板1
3との噛合を解除する駆動スプロケット14と、を具備
したことを特徴としている。
するための手段を、実施例に対応する図1乃至図4を参
照して説明する。この発明の電動シャッターのブレーキ
解除装置1は、シャッターカーテン2を収納するシャッ
ターケース3内に配設され、該シャッターケース3内に
て上下方向に移動自在な中心軸11と、前記中心軸11
に対し回動自在に設けられ前記シャッターカーテン2を
巻き取る巻取ホイル12の少なくとも一端に固設され、
該巻取ホイル12とともに前記中心軸11を中心として
回動自在に設けられるクラッチ板13と、前記クラッチ
板13の盤面に噛み合い、該クラッチ板13を回動駆動
させるとともに、前記中心軸11の上下動に伴い、該中
心軸11の軸方向にスライド移動し、前記クラッチ板1
3との噛合を解除する駆動スプロケット14と、を具備
したことを特徴としている。
【0006】
【作用】停電などでシャッターへの電力の供給が断た
れ、シャッターの開閉が不可能となった際、シャッター
を持ち上げ、または押し下げると中心軸が上下動し、こ
の移動に伴ってシャッターカーテン2を巻き取る巻取ホ
イル12に噛み合った駆動スプロケット14がスライド
移動して、この巻取ホイル12に固設されたクラッチ板
13と、駆動スプロケット14の噛合が解除され、巻取
ホイル12側の停止状態(ブレーキ状態)を解く。これ
により、シャッターは手動で開閉が行える。
れ、シャッターの開閉が不可能となった際、シャッター
を持ち上げ、または押し下げると中心軸が上下動し、こ
の移動に伴ってシャッターカーテン2を巻き取る巻取ホ
イル12に噛み合った駆動スプロケット14がスライド
移動して、この巻取ホイル12に固設されたクラッチ板
13と、駆動スプロケット14の噛合が解除され、巻取
ホイル12側の停止状態(ブレーキ状態)を解く。これ
により、シャッターは手動で開閉が行える。
【0007】
【実施例】本実施例の電動シャッターのブレーキ解除装
置1は、図1に示すように、建造物の窓などの開口の上
方に配設されるシャッターカーテン2を収納するシャッ
ターケース3内に設けられている。
置1は、図1に示すように、建造物の窓などの開口の上
方に配設されるシャッターカーテン2を収納するシャッ
ターケース3内に設けられている。
【0008】このシャッターケース3の内部には、図1
に示すように、両端にブラケット4が設けられている。
各ブラケット4の対向する内壁面には、図2に示すよう
に、垂直で互いに平行な一対の板部材で構成されるガイ
ド軸受5がそれぞれ設けられている。
に示すように、両端にブラケット4が設けられている。
各ブラケット4の対向する内壁面には、図2に示すよう
に、垂直で互いに平行な一対の板部材で構成されるガイ
ド軸受5がそれぞれ設けられている。
【0009】これらガイド軸受5には、垂直方向に真直
なガイドスリット6がそれぞれ設けられている。また、
後述するモータ21が配設される側の一方のガイド軸受
5には、このガイドスリット6が設けられているととも
に、図2に示すように、このガイドスリット6に並列し
て三日月状に形成された湾曲ガイドスリット7がそれぞ
れ設けられている。なお、この湾曲ガイドスリット7
は、図に示すように、両端が前記ガイドスリット6に近
接し、湾曲した中途部はこのガイドスリット6から遠ざ
かった位置となるように設定されている。
なガイドスリット6がそれぞれ設けられている。また、
後述するモータ21が配設される側の一方のガイド軸受
5には、このガイドスリット6が設けられているととも
に、図2に示すように、このガイドスリット6に並列し
て三日月状に形成された湾曲ガイドスリット7がそれぞ
れ設けられている。なお、この湾曲ガイドスリット7
は、図に示すように、両端が前記ガイドスリット6に近
接し、湾曲した中途部はこのガイドスリット6から遠ざ
かった位置となるように設定されている。
【0010】次に、これらガイド軸受5には、それぞれ
ベースブロック8が配設されている。各ベースブロック
8は、両側面にローラ9が突出して設けられ、前記ガイ
ド軸受5に設けられている真直なガイドスリット6に係
合するようになっており、上下方向に案内されて摺動可
能になっている。また、これらベースブロック8には、
それぞれ底面にコイルバネ10の一端が設けられてい
る。
ベースブロック8が配設されている。各ベースブロック
8は、両側面にローラ9が突出して設けられ、前記ガイ
ド軸受5に設けられている真直なガイドスリット6に係
合するようになっており、上下方向に案内されて摺動可
能になっている。また、これらベースブロック8には、
それぞれ底面にコイルバネ10の一端が設けられてい
る。
【0011】これらコイルバネ10は、他端が前記ブラ
ケット4の底部に固定され、後述するシャッターカーテ
ン2およびこのカーテン2を巻き取るための動力源であ
る駆動モータ21などの全重量を支持するとともに、こ
の重量を支持した状態で伸縮しない中立状態を保つよう
に設定されている。
ケット4の底部に固定され、後述するシャッターカーテ
ン2およびこのカーテン2を巻き取るための動力源であ
る駆動モータ21などの全重量を支持するとともに、こ
の重量を支持した状態で伸縮しない中立状態を保つよう
に設定されている。
【0012】次に、各ベースブロック8には中心軸11
の各端部が固定され、シャッターケース3内にてこの中
心軸11が水平に掛け渡されるようになっている。この
中心軸11には、両端近傍に巻取ホイル12がそれぞれ
回動自在に設けられ、各巻取ホイル12には、中心軸1
1と平行に補助パイプが渡設され、一体に構成されてい
る。巻取ホイル12はシャッターカーテン2を構成する
スラット2aの上端が固定され、このスラット2aを巻
き取るようになっている。
の各端部が固定され、シャッターケース3内にてこの中
心軸11が水平に掛け渡されるようになっている。この
中心軸11には、両端近傍に巻取ホイル12がそれぞれ
回動自在に設けられ、各巻取ホイル12には、中心軸1
1と平行に補助パイプが渡設され、一体に構成されてい
る。巻取ホイル12はシャッターカーテン2を構成する
スラット2aの上端が固定され、このスラット2aを巻
き取るようになっている。
【0013】また、これら巻取ホイル12の一方の巻取
ホイル12には、クラッチ板13が固設されている。こ
のクラッチ板13は略円板上に形成されているととも
に、板面の中央に貫通孔13aが形成され、前記中心軸
11が挿通され、巻取ホイル12とともに回動自在とな
っている。
ホイル12には、クラッチ板13が固設されている。こ
のクラッチ板13は略円板上に形成されているととも
に、板面の中央に貫通孔13aが形成され、前記中心軸
11が挿通され、巻取ホイル12とともに回動自在とな
っている。
【0014】次に、駆動スプロケット14は、一方の面
に前記クラッチ板13と噛み合うクラッチ面14aが形
成され、このクラッチ板13の盤面と噛み合うようにな
っている。この駆動スプロケット14もクラッチ板13
と同様に中心軸11に回動自在に設けられている。ま
た、この駆動スプロケット14の他方の面にはフランジ
部14bが形成されており、スライドブラケット15に
回動自在に保持されている。
に前記クラッチ板13と噛み合うクラッチ面14aが形
成され、このクラッチ板13の盤面と噛み合うようにな
っている。この駆動スプロケット14もクラッチ板13
と同様に中心軸11に回動自在に設けられている。ま
た、この駆動スプロケット14の他方の面にはフランジ
部14bが形成されており、スライドブラケット15に
回動自在に保持されている。
【0015】スライドブラケット15は、板状に形成さ
れている本体16の中央に貫通孔16aが設けられ、そ
の一方の面側に保持部17が設けられている。この保持
部17は、ベアリングで構成され、前記駆動スプロケッ
ト14が回動自在に保持されている。また、他方の面の
中央には貫通孔を有したガイドブロック18が突設さ
れ、その両側面にローラ19がそれぞれ突設されてい
る。これらローラ19は、前述したガイド軸受5の湾曲
ガイドスリット7に係合するようになっている。
れている本体16の中央に貫通孔16aが設けられ、そ
の一方の面側に保持部17が設けられている。この保持
部17は、ベアリングで構成され、前記駆動スプロケッ
ト14が回動自在に保持されている。また、他方の面の
中央には貫通孔を有したガイドブロック18が突設さ
れ、その両側面にローラ19がそれぞれ突設されてい
る。これらローラ19は、前述したガイド軸受5の湾曲
ガイドスリット7に係合するようになっている。
【0016】また、このスライドブラケット本体16の
下部には、支持部20が延出して設けられ、モータ21
が設けられている。このモータ21は電磁ブレーキが内
蔵された電動モータで、その出力軸21aに設けられた
スプロケット22は、前記駆動スプロケット14とチェ
ーン23等を介して連動連結されている。
下部には、支持部20が延出して設けられ、モータ21
が設けられている。このモータ21は電磁ブレーキが内
蔵された電動モータで、その出力軸21aに設けられた
スプロケット22は、前記駆動スプロケット14とチェ
ーン23等を介して連動連結されている。
【0017】次に、以上のように構成された電動シャッ
ターのブレーキ解除装置1の動作について説明する。ま
ず、停電が発生していない状態では、図2に示すよう
に、中心軸11の軸端に固定されている各ベースブロッ
ク8のローラ9がガイドスリット6の中間に位置し、ス
ライドブラケット15のガイドブロック18に設けられ
ているローラ19が同じく中間に位置している。すなわ
ち、各ローラ9,19が離れた位置となっており、駆動
スプロケット14がクラッチ板13と噛み合っている。
この状態では、図1に示すような操作スイッチSの操作
によってシャッターカーテン2の開閉が任意に行える。
ターのブレーキ解除装置1の動作について説明する。ま
ず、停電が発生していない状態では、図2に示すよう
に、中心軸11の軸端に固定されている各ベースブロッ
ク8のローラ9がガイドスリット6の中間に位置し、ス
ライドブラケット15のガイドブロック18に設けられ
ているローラ19が同じく中間に位置している。すなわ
ち、各ローラ9,19が離れた位置となっており、駆動
スプロケット14がクラッチ板13と噛み合っている。
この状態では、図1に示すような操作スイッチSの操作
によってシャッターカーテン2の開閉が任意に行える。
【0018】さて、停電などが発生し、シャッターの開
閉のための電力の供給が断たれると、シャッターの開閉
を駆動するモータ21が電磁ブレーキを掛け、シャッタ
ーの動作を停止させる。
閉のための電力の供給が断たれると、シャッターの開閉
を駆動するモータ21が電磁ブレーキを掛け、シャッタ
ーの動作を停止させる。
【0019】この状態でも、図2に示すように巻取ホイ
ル12に固設されたクラッチ板13と、駆動スプロケッ
ト14は噛み合った状態であり、シャッタースラット2
aは下降せず、停止状態を保ったままである。
ル12に固設されたクラッチ板13と、駆動スプロケッ
ト14は噛み合った状態であり、シャッタースラット2
aは下降せず、停止状態を保ったままである。
【0020】この停止状態から、まず、シャッターを開
放させるには、シャッターカーテン2の各スラット2a
の最下部に連結されている幅木(水切)2bを上方へ持
ち上げる。すると、幅木2bとともに各シャッタースラ
ット2aも持ち上げられ(図3中矢線A)、これにより
中心軸11の両端に配設されているコイルバネ10の均
衡が解かれ、このコイルバネ10の伸長作用とともに、
同時にこのシャッタースラット2aを巻き取る巻取ホイ
ル12やモータ21,中心軸11もガイドスリット6に
案内され、上方へ持ち上げられる(図3中矢線B)。
放させるには、シャッターカーテン2の各スラット2a
の最下部に連結されている幅木(水切)2bを上方へ持
ち上げる。すると、幅木2bとともに各シャッタースラ
ット2aも持ち上げられ(図3中矢線A)、これにより
中心軸11の両端に配設されているコイルバネ10の均
衡が解かれ、このコイルバネ10の伸長作用とともに、
同時にこのシャッタースラット2aを巻き取る巻取ホイ
ル12やモータ21,中心軸11もガイドスリット6に
案内され、上方へ持ち上げられる(図3中矢線B)。
【0021】そして、図3に示すように、中心軸11が
上昇すると、スライドブラケット15のガイドブロック
18に設けられているローラ19が湾曲ガイドスリット
7に案内されて移動し、駆動スプロケット14を中心軸
11の軸方向、すなわち軸端部の方向にスライド移動さ
せる(図3中矢線C)。
上昇すると、スライドブラケット15のガイドブロック
18に設けられているローラ19が湾曲ガイドスリット
7に案内されて移動し、駆動スプロケット14を中心軸
11の軸方向、すなわち軸端部の方向にスライド移動さ
せる(図3中矢線C)。
【0022】駆動スプロケット14がスライド移動する
と、クラッチ板13との噛合状態は解除され、これによ
りモータ21の電磁ブレーキが巻取ホイル12側に伝達
されず、この巻取ホイル12は回動が可能なフリーな状
態となり、シャッターカーテン2を手動で巻取ホイル1
2に巻き取らせることが可能となる。
と、クラッチ板13との噛合状態は解除され、これによ
りモータ21の電磁ブレーキが巻取ホイル12側に伝達
されず、この巻取ホイル12は回動が可能なフリーな状
態となり、シャッターカーテン2を手動で巻取ホイル1
2に巻き取らせることが可能となる。
【0023】一方、シャッターを閉鎖させるには、シャ
ッターカーテン2の最下部の幅木2bを押し下げる(図
4中矢線D)。すると、この幅木2bとともに、シャッ
タースラット2aが押し下げられ、これにより中心軸1
1も下降して(図4中矢線E)、この中心軸11の両端
に配設されているコイルバネ10を縮退させる。
ッターカーテン2の最下部の幅木2bを押し下げる(図
4中矢線D)。すると、この幅木2bとともに、シャッ
タースラット2aが押し下げられ、これにより中心軸1
1も下降して(図4中矢線E)、この中心軸11の両端
に配設されているコイルバネ10を縮退させる。
【0024】そして、図2に示すような、中立状態か
ら、図4に示すようにスライドブラケット15のガイド
ブロック18に設けられているローラ19が湾曲ガイド
スリット7に案内されて移動し、駆動スプロケット14
を中心軸11の軸方向にスライド移動させる(図4中矢
線C)。
ら、図4に示すようにスライドブラケット15のガイド
ブロック18に設けられているローラ19が湾曲ガイド
スリット7に案内されて移動し、駆動スプロケット14
を中心軸11の軸方向にスライド移動させる(図4中矢
線C)。
【0025】駆動スプロケット14がスライド移動する
と、上記開放時と同様にクラッチ板13との噛合状態は
解除され、これによりモータ21の電磁ブレーキが巻取
ホイル12側に伝達されず、この巻取ホイル12は回動
が可能なフリーな状態となり、シャッターカーテン2を
手動で下降させることが可能となる。
と、上記開放時と同様にクラッチ板13との噛合状態は
解除され、これによりモータ21の電磁ブレーキが巻取
ホイル12側に伝達されず、この巻取ホイル12は回動
が可能なフリーな状態となり、シャッターカーテン2を
手動で下降させることが可能となる。
【0026】従ってこのように構成された電動シャッタ
ーのブレーキ解除装置1では、停止状態にてブレーキが
掛かっているシャッターを持ち上げ、または押し下げる
と、そのシャッターカーテン2が巻き取られる巻取ホイ
ル12に固設されたクラッチ板13に噛み合った駆動ス
プロケット14がスライド移動し、このクラッチ板13
と、駆動スプロケット14の噛合が解除され、巻取ホイ
ル12側の停止状態(ブレーキ状態)を解く。これによ
り停電などで電力の供給が断たれ、停止状態となり開閉
が不可能となっているシャッターを非常事態時に手動で
開放若しくは閉鎖を行うことができる。
ーのブレーキ解除装置1では、停止状態にてブレーキが
掛かっているシャッターを持ち上げ、または押し下げる
と、そのシャッターカーテン2が巻き取られる巻取ホイ
ル12に固設されたクラッチ板13に噛み合った駆動ス
プロケット14がスライド移動し、このクラッチ板13
と、駆動スプロケット14の噛合が解除され、巻取ホイ
ル12側の停止状態(ブレーキ状態)を解く。これによ
り停電などで電力の供給が断たれ、停止状態となり開閉
が不可能となっているシャッターを非常事態時に手動で
開放若しくは閉鎖を行うことができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明による電動シ
ャッターのブレーキ解除装置は、停止状態にてブレーキ
が掛かり、開閉動作が不能になっているシャッターを、
そのシャッターカーテンを持ち上げ、または押し下げる
ことにより、そのシャッターカーテンが巻き取られる巻
取ホイルに固設されたクラッチ板に噛み合った駆動スプ
ロケットが、その動作によって移動する中心軸の上下動
に伴ってスライド移動し、このクラッチ板と、駆動スプ
ロケットの噛合が解除され、巻取ホイル側の停止状態
(ブレーキ状態)を解くように構成されているので、停
電などで電力の供給が断たれ、停止状態となり開閉が不
可能となっているシャッターを手動で開放若しくは閉鎖
を容易に行うことができるという効果がある。。すなわ
ち、シャッターの開閉不能な状態における非常事態の発
生に対し、このシャッターを手動で開閉自在とすること
ができるので、二次的な災害の発生を防ぐことができる
という効果がある。
ャッターのブレーキ解除装置は、停止状態にてブレーキ
が掛かり、開閉動作が不能になっているシャッターを、
そのシャッターカーテンを持ち上げ、または押し下げる
ことにより、そのシャッターカーテンが巻き取られる巻
取ホイルに固設されたクラッチ板に噛み合った駆動スプ
ロケットが、その動作によって移動する中心軸の上下動
に伴ってスライド移動し、このクラッチ板と、駆動スプ
ロケットの噛合が解除され、巻取ホイル側の停止状態
(ブレーキ状態)を解くように構成されているので、停
電などで電力の供給が断たれ、停止状態となり開閉が不
可能となっているシャッターを手動で開放若しくは閉鎖
を容易に行うことができるという効果がある。。すなわ
ち、シャッターの開閉不能な状態における非常事態の発
生に対し、このシャッターを手動で開閉自在とすること
ができるので、二次的な災害の発生を防ぐことができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるブレーキ解除装置が配設される電
動シャッターの概略正面図
動シャッターの概略正面図
【図2】同実施例によるブレーキ解除装置の一部裁断正
面図
面図
【図3】同実施例によるブレーキ解除装置の動作を表す
一部裁断正面図
一部裁断正面図
【図4】同実施例によるブレーキ解除装置の動作を表す
一部裁断正面図
一部裁断正面図
1…ブレーキ解除装置 2…シャッターカーテ
ン 3…シャッターケース 11…中心軸 12…巻取ホイル 13…クラッチ板 14…駆動スプロケット
ン 3…シャッターケース 11…中心軸 12…巻取ホイル 13…クラッチ板 14…駆動スプロケット
Claims (1)
- 【請求項1】 シャッターカーテンを収納するシャッタ
ーケース内に配設され、該シャッターケース内にて上下
方向に移動自在な中心軸と、 前記中心軸に対し回動自在に設けられ前記シャッターカ
ーテンを巻き取る巻取ホイルの少なくとも一端に固設さ
れ、該巻取ホイルとともに前記中心軸を中心として回動
自在に設けられるクラッチ板と、 前記クラッチ板の盤面に噛み合い、該クラッチ板を回動
駆動させるとともに、前記中心軸の上下動に伴い、該中
心軸の軸方向にスライド移動し、前記クラッチ板との噛
合を解除する駆動スプロケットと、 を具備したことを特徴とする電動シャッターのブレーキ
解除装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10433492A JP2658725B2 (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 電動シャッターのブレーキ解除装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10433492A JP2658725B2 (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 電動シャッターのブレーキ解除装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05295974A JPH05295974A (ja) | 1993-11-09 |
JP2658725B2 true JP2658725B2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=14378042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10433492A Expired - Fee Related JP2658725B2 (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 電動シャッターのブレーキ解除装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2658725B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040032424A (ko) * | 2002-10-09 | 2004-04-17 | 주식회사 주생각 | 전동 브라인드 장치 |
EP2681392B1 (en) * | 2011-03-04 | 2018-02-14 | Draper, Inc. | Roller clutch |
CN106032743B (zh) * | 2015-03-18 | 2018-04-20 | 陈金福 | 无拉绳窗帘的帘体制动机构 |
-
1992
- 1992-04-23 JP JP10433492A patent/JP2658725B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05295974A (ja) | 1993-11-09 |
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