JP6799959B2 - 非常時閉鎖装置 - Google Patents

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Description

本発明は、火災等の非常時に、煙感知器等に連動して強制的に扉を閉鎖すると共に、その後、扉の開放は手動で行い、開放された扉は自閉する非常時閉鎖装置に関するものである。
従来、引き戸は、通常、人の出入りを終えると、電気式や自重方式やぜんまい方式などで扉が自動的に閉鎖するように自閉手段が設けられている。
しかしながら、病院あるいは老人ホーム等で使用される場合は、建物内の各部屋の様子に極力目が行き届くように、開放状態(全開、半開等を含む。)を維持しておく必要があった。 このため、扉が開放された状態で、一時的に開放することが可能な機能が設けられている。
一方、開放された状態で、火災等が発生すると、有毒ガスや煙等の浸入、あるいは延焼を防止するため開放された状態の扉を一斉に自動で閉鎖する必要があった。
しかしながら、電気式に自動で閉鎖する引き戸の場合、電気を切ることにより自動閉鎖機能を止め、引き戸扉を開放状態としているため、開放された状態の引き戸扉を自動で閉鎖することができない。
また、前記のように、極力目が行き届くように、開放状態を維持しておく必要あることから、あらかじめ扉の自閉手段を用いずに手動で閉止させる引き戸が用いられることもある。この場合においても、開放された状態の扉を自動で閉鎖することができない。
そこで、開放された状態の引き戸扉を自動で閉鎖させる装置として、非常信号に連動して作動するぜんまいバネ装置と、ぜんまいバネ装置と連結し、ぜんまいバネによって巻き取られるワイヤーと、ぜんまいバネ装置と反対側でワイヤーと連結するスライダーとの組み合わせにより、強制的に開放状態の引き戸扉を引き込む非常時閉鎖装置が提供されている。(例えば、特許文献1参照。)
このような装置の場合、スライダーを引き戸扉の開放した状態の位置に一時的に固定し、非常信号に連動してぜんまいバネ装置が作動しワイヤーが巻き取られ、ワイヤーによって、スライダーが戸先側に移動し、この時スライダーによって、引き戸扉を閉止側に引っ張り、引き戸扉を閉止させる。この時、スライダーは、引き戸扉の開閉方向に延伸するガイド枠上を滑りながら移動するが、スライダーはマグネットの吸着力によって、引き戸扉の開放した状態の位置に一時的に固定され、そしてガイド枠から脱落しないようにされている。
そして、ガイド枠上でスライダーは、マグネットによってガイド枠に吸着した状態で滑りながら移動するので、スライダー滑動抵抗が高くなりスライダーの移動が妨げられ、引き戸扉が閉止しないといった問題がある。
特許第4376744号公報
本発明は、従来の問題点に鑑みて、引き戸の開放された状態の引き戸扉を自動で閉鎖する非常時閉鎖装置において、安定した作動が可能な非常時閉鎖装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決する為、本発明が第1の手段として構成したところは、非常信号等に連動して作動するぜんまいバネ装置と、ぜんまいバネ装置と連結し、ぜんまいバネによって巻き取られるワイヤーと、ぜんまいバネ装置の反対側で該ワイヤーと連結するマグネットが組み込まれるスライダーと、スライダーが滑動するガイド枠を有した、開放状態の扉を閉止させる非常時閉鎖装置において、ガイド枠は、スライダーのマグネットの磁力が直接的に作用せずにスライダーが滑動するガイド部と、スライダーの保持状態にはマグネットの磁力が直接的に作用する保持部を備えるものである。
上記課題を解決する為、本発明が第2の手段として構成したところは、第1の手段に加え、スライダーのマグネットの吸着面に対向するとともに、スライダーの滑動軌道面に対応して吸着部が設けられ、ガイド枠には、滑動面が設けられ、滑動面は保持部と滑動部を有し、滑動部はガイド部に設けられるもので、滑動部は、吸着部とスライダーのマグネットの吸着面側の間に形成されるとともに、マグネットの吸着面に届かずマグネットの磁力が滑動部に直接的に作用しない大きさとされ、吸着面とマグネットの吸着部の間は、滑動部によって、一定の間隔が空けられるものである。
請求項1に記載の発明によると、スライダーの保持時には、マグネットの磁力が滑動面に直接作用するのでスライダーの保持力が増し、保持状態を安定して維持することが可能である。そして、スライダーがガイド枠を滑りながら移動する滑動時には、スライダーに設置されたマグネットの磁力が滑動面に直接作用しないので、スライダーの抵抗が保持状態より磁力分減り、スライダーがスムーズに移動することが可能である。
請求項2に記載の発明によると、滑動部によって吸着面との間に一定の間隔が空けられるので、マグネットと吸着部間にエアギャップができ、磁力が弱まりスライダーの滑動を阻害しないようにできる。また、該エアギャップできた状態で、かつ、吸着部にスライダーのマグネットが吸着しようとする力が作用することにより、スライダーがマグネット側面に引っ張られ、スライダーのマグネット側面以外の面のスライダーの摺動面積が減少し、スライダーの滑動抵抗が減少するためスライダーの滑動を阻害しないようにできる。
本発明を具備した自動引き戸の点検パネルを外した状態の概略正面図 図1のA−A線要部拡大断面図 図1のB−B線要部拡大断面図 図1のC−C線要部拡大断面図 図3のD部拡大図 非常時閉鎖装置の正面図 非常時閉鎖装置の平面図 非常時の非常時閉鎖装置の作動状態を示す正面図 非常時の非常時閉鎖装置のリセット部材を示す略正面図 リセット時の非常時閉鎖装置のリセット部材を示す略正面図 スライダーの保持時と滑動時を示す要部断面図 ガイドの斜視図 吸着部を有する他の実施例を示す要部断面図 吸着部を有しない実施例を示す要部断面図
非常信号等に連動して作動するぜんまいバネ装置と、ぜんまいバネ装置と連結し、ぜんまいバネによって巻き取られるワイヤーと、ぜんまいバネ装置の反対側で該ワイヤーと連結するマグネットが組み込まれるスライダーと、スライダーが滑動するガイド枠を有した、開放状態の引き戸扉を閉止させる引き戸の非常時閉鎖装置において、スライダーのマグネットの吸着面に対向するとともに、スライダーの滑動軌道面に対応する吸着部を設け、ガイド枠にスライダーのマグネットの磁力が直接的に作用せずにスライダーが滑動するガイド部と、スライダーの保持状態時にはマグネットの磁力が直接的に作用する保持部を設け、ガイド部のスライダーのマグネットの吸着面側にマグネットの磁力が直接的に作用しない大きさの滑動部を設け、滑動部で吸着面と吸着部の間に一定の間隔を空ける。
以下実施例1を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を具備した自動式の引き戸ユニットの正面概略図を示し、符号1は引き戸枠を示している。
引き戸枠1は、図4に示す如く、建物側の鉄骨11・・・にブラケット12・・・を介して固定された戸尻側縦枠13および戸先側縦枠14と、戸尻側縦枠13と戸先側縦枠14との上端間に配設され、図2に示す如く建物側鉄骨11にブラケット12を介して固定された上横枠15より門形に形成されている。
符号2は、支持部材を示している。
支持部材2は、戸尻側縦枠13の上部と戸先側縦枠14の上部間に水平に配設され、室内側に引き戸レール5が連結され、上面に非常時閉鎖装置200のぜんまいバネ装置300が取り付けられる。
符号6は、吊り金具70を介して引き戸レール5に吊り下げられた引き戸を示し、符号8は、引き戸扉6と支持部材2間に配設されたリニアモーターを示し、符号16、16は、戸尻側縦枠13と戸先側縦枠14間で、上端が上横枠15の室内側と廊下側の両面に固定され、下端部が床面に埋め込まれて配設された中枠を示している。
以下、戸尻側縦枠13と中枠16、16間側を引き込み部側、戸先側縦枠14と中枠16、16間側を出入り口側と云う。
そして、引き込み部側には床面全幅に渡って上向きコ字形のベース材が設けられ、ベース材の出入口側端部に近接する出入口側の床面にガイド部材17が固定されている。
ガイド部材17は、引き戸扉6の下端面に形成された案内溝61に嵌合するガイドローラー171を有している。
符号18、18は、引き込み部側の室内側及び廊下側の両面に配設された下地パネルを示し、符号19は、支持部材2の廊下側の表面に取り付けられるランマ下地パネルを示し、符号960は支持部材2の室内側の出入り口側に着脱自在に取り付けられた点検パネルを示している。
そして、上記引き戸枠1、引き戸レール5を取付けた支持部材2、リニアモーター8の一部、中枠16、16、ベース材、ガイド部材17、下地パネル18、ランマ下地パネル19が、内装仕上げが行われるまで(化粧ボード100・・が貼り付けられるまで)に施工される。
そして、内装仕上げが終了した後、引き戸扉6が出入り口側から支持部材2に取り付けられた引き戸レール5に吊り込まれ、リニアモーター8が配設され、非常時閉鎖装置300が支持部材2に取り付けられ、所定の電気的接続を済ませ、最後に点検パネル960が取り付けられる。
支持部材2は、図2、図3、図5に示す如く、固定部材21と、固定部材21の室内側に一体に形成されたレール取付部22よりなり、戸尻側縦枠13、戸先側縦枠14の上端部内面に設けられた支持部材固定座(図示せず。)に、戸尻側縦枠13側の端部と戸先側縦枠14側の端部が固定用ボルト(図示せず)で水平状態に連結され、レール取付部22の室内側に引き戸レール5が取り付けられている。
引き戸レール5は、図5に示す如く、スライド装置51と、アルミ材からなる押出補強材50と、補強材52が連結して構成され、その開閉方向の長さは、引き戸扉6の移動距離よりやや長めに形成され、支持部材2の室内側に、ネジ止め等にて取り付けられる。
スライド装置51は、アウターメンバー55に、インナーメンバー56がボール、ボール保持部材にて取り付けられて、インナーメンバー55が摺動移動するものである。
符号70はインナーメンバー56の室内側に固着された吊り金具を示している。
吊り金具70は、図1、図2に示すように、インナーメンバー56と開閉方向にほぼ同幅で、インナーメンバー56の室内側に固着される取付壁701と、取付壁701の下端部をスライド装置51の下方でランマ下地パネル19方向にU字形に形成した吊り下げ部703より構成されている。
符号700は、吊り金具70の戸先側端部に取り付けられ、上方に突出し、非常時閉鎖装置200と連係する係合部材を示している。
リニアモーター8は、コイル可動形のリニアモーターであって、引き戸扉6を自動的に開閉させるものであり、レール取付部22の点検パネル960側に取り付けられている固定子81と、固定子81に対応して、可動子取付金具803を介して、引き戸扉6の上部に取り付けられ、固定子81に対して一定の間隔を空け、固定子81と非接触とされる可動子82と、支持部材2の上方に固定されているコントローラー90とよりなる。
リニアモーター8は、固定子81に設けられた複数個の電磁石を、コントローラー90の制御によって切り替え、複数個の永久磁石を有した可動子82を磁力により誘導し引き戸扉6を開閉させる非接触型のエンジンユニットである。
このようなリニアモーターによるエンジンユニットは、停電やスイッチを切った場合などの電気が供給されなくなると、電磁石が働かない。そして、この時、固定子81と可動子82は非接触で、電磁石による磁力も発生していないから、引き戸扉6は手動で開閉させることが可能である。
非常時閉鎖装置200は、非常信号等に連動して作動するぜんまいバネ装置300と、ぜんまいバネ装置300と連結し、ぜんまいバネによって巻き取られるワイヤー30と、ぜんまいバネ装置300の反対側で該ワイヤー30と連結するマグネットが組み込まれるスライダー34と、スライダー34が滑動するガイド枠37より構成される。
そして、ぜんまいバネ装置300は、支持部材2の戸先側縦枠13寄りの上面のユニット取付基板に着脱自在に取り付けられており、ユニット基板31に取り付けられた自閉機構3と自閉機構を制御する制御機構9より構成されている。
自閉機構3は、ワイヤー30を常に巻き取るよう付勢するゼンマイバネ(図示せず。)と、ワイヤー30の巻き取り、引き出しと共に回転し、一部が外方に露出する自閉用歯車32等を内蔵した巻き取り部材33と、ワイヤー30の端部に連結されるスライダー34の移動方向と同じ方向にワイヤー30を導く上下滑車35、36より構成されている。
そして、ユニット基板31は、水平基板311と垂直基板312より断面L字形に形成され、自閉機構3、制御機構9等が取付けられた状態で、支持部材2の上面に取り付けられたユニット取付基板313に、ネジ止め等にて着脱自在に取り付けられる。
巻き取り部材33は、垂直基板312と所定の間隔を有して水平基板311の所定位置にネジ止めされ、上下滑車35、36は、垂直基板312の戸先側端部に取り付けられる滑車取付座350の戸先側端部の上下端部に回転自在に設けられており、上滑車35は巻き取り部材33のワイヤー30の取り出し口(図示せず。)と前後方向でほぼ同位置に設けられ、下滑車36は、上滑車35より垂直基板312側よりで案内枠33の延長上に位置して取り付けられている。
制御機構9は、ユニット基板31の水平基板311に下面がネジ止めされるL字形の回転規制歯車取付座911に一方向にのみ回転可能(図6では、反時計回りの方向にのみ回転可能)に取り付けられる回転規制歯車91と、自閉用歯車32と噛合いながら回転規制歯車91と、噛合いあるいは離脱可能な自閉制御歯車92と、自閉制御歯車92と回転規制歯車91の噛合い、あるいは離脱を促す作動板93と、作動板93の自閉制御歯車92の反対側の端部に位置し、作動板93の動きを制御する制御部材94と、煙感知器の信号によって、自閉制御歯車92を回転規制歯車91から離脱させる方向に、制御部材94、作動坂93を介して作動させるソレノイド95と、自閉制御歯車92が回転規制歯車91に噛合うよう作動板93を初期状態に復帰させるリセット部材96より構成されている。
符号98は煙感知器等のケーブルが接続される端子台を示し、符号99は端子台とソレノイド95間に配線されたケーブルを示している。
作動板93は、巻き取り部材33と垂直基板312間に位置し、回動可能に垂直基板312に連結される連結部931と、連結部931の戸先側端部が巻き取り部材33と所定間隔を有する位置で、水平基板311の突出方向に突出する戸先側作動部932と、戸先側作動部932の端部で開放方向に突出し、回転規制歯車91に噛合う自閉制御歯車92が回転自在に内側に突出した状態に保持された制御歯車取付座921がネジ止めされる歯車取付部933と、連結部931の戸尻側端部が巻き取り部材33の戸尻側で、水平基板311の突出方向に突出する戸尻側作動部934と、戸尻側作動部934の端部で開放方向に突出する連設部935と、連設部935の戸尻側端部で垂直基板312方向に突出するストッパー部936より形成されている。
制御部材94は、下端部が絶縁用基板900を貫通する枢軸によって、垂直基板312に回動自在に連結される回動連結部941と回動連結部の上端で閉鎖方向に突出し、閉鎖側端部が二股状となしたソレノイド連結部942より、略逆L字形に合成樹脂材より一体に形成され、回動連結部941の表面側に前記作動板93のストッパー部936に対応して、水平基板311の突出方向に突出するストッパー受け部943が形成され、ソレノイド連結部942の二股状となした個所に、ソレノイド95のプランジャ951の先端に取り付けられたプランジャピン952を受けるプランジャ受け用凹部945が形成され、回動中心部に巻きバネ946が配設され、制御部材94が図6で常に時計周りの方向に回動するよう付勢されている。
リセット部材96は、巻き取り部材33の戸先側と作動板93の戸先側作動部932間に位置し、下端部が垂直基板312に回動自在に連結され、上端部にローラー961が戸先側作動部932の巻き取り部材33側に位置して回転自在に設けられ、戸先側作動部932の逃し用切欠き962の戸先側端部に、戸先側作動部932の戸先側に位置して上方に突出するストッパー突起963が形成されている。
符号964は一端がリセット部材96に連結され、他端が引き戸扉6の移動等の邪魔あるいは出入口に垂れ下がらないよう所定位置に固定されたリセット用ワイヤーを示している。
スライダー34は、合成樹脂製であって、図5〜7に示すように、断面において、略正方形に形成され、引き戸扉6開閉方向に長い直方体に形成されている。
そして、上面に凹部341が設けられ、該凹部341にマグネット34aがネジにて取り付けられ、スライダー34の戸先側で、ぜんまいバネ装置300のワイヤー30の一端と連結されている。
ガイド枠37は、鋼製で引き戸扉6の開閉方向に長尺なものであって、図5〜7、12に示すように、断面において、引き戸ユニットの出入り方向を前後方向とし、点検パネル960側を前側として、前後方向に水平に伸びる水平基材371と、水平基材371の後端で垂直に立設する取付基材372と、水平基材371の前端で垂直に立設する脱落防止部373と、取付基材372の上端より前方に水平に伸びる滑動面374よりなり、脱落防止基材373は、取付基材372の1/3程度の高さに設定され、脱落防止部373の上端より上部が開口部37bとなる略コ字状に形成される。
ガイド枠37の水平基材371、取付基材372、脱落防止基材373、滑動面374
で結ばれた、ガイド枠37の断面は、略正方形であって、スライダー34の正方形を成す断面より若干大きい面積に設定されることにより、スライダー34が内包可能とされ、該スライダー34が内包し滑動する部分が、スライダー34のガイド部37aとされる。
滑動面374は、水平基材371と略同じ前後長さに設定された保持部374aと水平基材374の1/3程度の前後長さに設定された滑動部374bからなり、保持部374aは、ガイド枠37の戸袋側端から後述する所定の長さ戸先側まで形成され、保持部374aの戸先側端から、ガイド枠37の戸先側端までが滑動部374bとして形成される。
開口部37bは、吊り金具70に取り付けられた係合部材700の先端の通り道となるものであって、滑動部374bの前端と脱落防止部373の上端の間で形成され、開口部37aからは、スライダー34が抜け出すことがない大きさに設定され、スライダー34がガイド枠37から脱落しないようになっている。
このように形成されたガイド枠37は、ガイド枠37の戸先側端からガイド部37aに、スライダー34のマグネット面が上面となるようにスライダー34を滑り入れ、スライダー34が、ガイド枠37に内包された状態で、適宜、両面テープ、ねじなどで支持枠2のレール取付部22の上端内面隅部に接着、あるいは、ネジ止めされる。
この状態で、スライダー34は、上面のマグネット34aの磁力によって、滑動部374bを挟み、鋼板製の磁性体である上面のレール取付部22の上面部の下面側に吸着しようとし、スライダー34には上方に持ち上げられる力が働き、スライダー34の下面とガイド枠34の水平基材374の接触抵抗が小さくなる。(図11に示す状態。)
そして、滑動部374bの前後長さが、スライダー34のマグネット34aの上方側に届かない位置になるように設定(前述の水平基材374の1/3程度の前後長さ)されており、マグネット34aの上面とレール取付部22の上面部の下面側に、滑動部374bの厚み相当のエアギャップが生まれるため、マグネット34aの吸着力は弱まる。
そのため、スライダー34の引き戸の開閉方向への移動時の滑動抵抗を少なくすることが可能である。そして、この状態が、スライダー34の滑動状態の姿勢となる。
尚、スライダー34の滑動状態の姿勢で、スライダー34の前方下端付近が、ガイド枠37の脱落防止部373に接触する程度にガイド枠37の断面を設定する方が望ましい。
こうすることにより、滑動状態の姿勢でスライダー34は、マグネット34aの磁力で、滑動部374bとの接触部を基点に上方(図11における反時計回り)に回転するため、スライダー34の前方下端付近がガイド枠37の脱落防止部373に接触すると、前記回転ができなくなり、エアギャップを大きく取ることができ、スライダー34の引き戸の開閉方向への移動時の滑動抵抗をより少なくすることが可能となる。
このように、レール取付部22の上面部の下面側が、スライダー34のマグネット34aの吸着部22aとして機能するとともに、滑動部374bは、マグネット34aの上方側、すなわち、吸着面の上方側には無いので、マグネット34aの磁力が直接滑動部374bに作用することがなくマグネット34aの吸着力を弱めることが可能である。
当然ながら、レール取付部22の上面部の下面側を吸着部22aとせず、他の磁性体で吸着部を構成しても良いが、レール取付部22を利用する方が、部品点数が少なくコストを下げることができる。
また、スライダー34の滑動中は、マグネット34aの吸着力が発揮された方がスライダー34の滑動抵抗を少なくすることができるから、吸着部22aは、少なくともスライダー34の移動範囲である滑動軌道面全てに対向して設けることが望ましい。
次に、スライダー34を、引き戸扉6の開放方向(引き込み部側)に移動させると、スライダー34は、ガイド枠34内を滑動しながら、鋼製の磁性体である保持部374aに到達する。そして、さらに、引き戸扉6の開放方向(引き込み部側)に移動させると、スライダー34の引き込み側端の滑動部374bとの当接部が基点となって、該基点からスライダー34の斜め前方側が少しずつ保持部374aに乗り上げ姿勢が変化し、スライダー34のマグネット34aの被吸着部が、レール取付部22の上面部の下面側の吸着部22aから保持部374aに変わりスライダー34が保持状態となる。
したがって、滑動部374bと保持部374aは連接し、滑動部374bの前端面と保持部374aの前端面のつながり部は、図12に示すように出入り口側から引き込み部側に向かって後退するように傾斜させたほうが、スライダー34の滑動状態から保持状態の姿勢変化がスムーズに行える。
該スライダー34の保持状態において、保持部374aは、スライダー34のマグネット34aの上面に面しているため、マグネット34a上部のエアギャップは無くなり、マグネット34aの磁力が直接保持部374aに作用するので、磁力による吸着力が最大に発揮される。
また、この保持位置は、後述する引き戸扉6の全開状態の位置と合わされ、前述の保持部374aの戸先側までの長さは、スライダー34が保持された状態でスライダー34の戸先側端の近傍に合わせられる。これは、スライダー34が戸先側に移動を始めると、直ぐにマグネット34aの吸着力を弱める方が、スライダー34がスムーズに移動可能であるからである。
このように、滑動部374bは、エアギャップを設けるだけでなく、滑動するスライダー34をレール取付部22の上面部の下面側(吸着部22a)に吸着させることなく、保持部374aに誘導させる機能もある。
また、ガイド枠37の脱落防止部373により、スライダー34が滑動中であっても、スライダー34が脱落防止部373に引っかかりガイド枠37から脱落することがない。
尚、スライダー34の上面に対して、マグネット34aの上面は、若干下げられてマグネット34a取り付けられて、スライダー34の保持状態において若干のエアギャップが生じているが、このエアギャップ分の吸着力の低下分も考慮して、マグネット34aの磁力が設定されているのは言うまでもない。
非常時閉鎖装置300は上記の如く構成され、通常使用状態(図6に示す状態)、すなわち、引き戸扉6の開放姿勢が維持された状態で、制御部材94は、巻きバネ946の付勢力による時計廻りの方向の回動力でソレノイド95のプランジャ951を、プランジャ受け用凹部945および952を介して、引き上げた状態に維持している。一方、回転規制歯車91と自閉用歯車32に噛合った自閉制御歯車92を保持する作動板93の戸尻側端部のストッパー部936の下端面が、前記制御部材94のストッパー受け部943に当接しているので、作動板93は回動せず、自閉制御歯車92を所定の位置に保持する。
この時の引き戸扉6の開放に合わせて、係合部材700の先端部によって、スライダー34が、引き戸扉6の開放側に係合部材700の先端部で押され、かつ、ワイヤー30を巻き取り部材33から引き出しながら移動する。
そして、引き戸扉6が全開した位置で、スライダー34がガイド37の保持部374aに吸着する。
この時、巻き取り部材33の自閉用歯車32は、常にワイヤー30を巻き取る方向に付勢するゼンマイバネ(図示せず。)によって、常に時計廻りの方向に回転するよう付勢されているので、自閉用歯車32と噛合った自閉制御歯車92は反時計廻りの方向に回転力が付与されているが、自閉用制御歯車922と噛合った回転規制歯車91は、時計廻りの方向には回転しない(反時計廻りの方向にのみ回転可能)から、自閉制御歯車92も自閉用歯車32も回転せず、ワイヤーを巻き込むことは出来ない。
しかしながら、回転規制歯車91は、反時計廻りの方向には回転可能であるから、自閉用制御歯車922を介して、自閉用歯車32を反時計廻りの方向に回転させる事は可能となっている。すなわち、ワイヤー30はスライダー34と共に巻き取り部材33から常に引き出し可能な状態となっており、スライダー34はガイド枠37の戸尻側端部に保持させておくことが出来る。
したがって、スライダー34は、ガイド37の保持部374aに吸着しなくとも、大きく移動することはない。しかしながら、スライダー34を保持部374aで吸着保持しておかないと、引き戸扉6の開閉に伴う振動などで、スライダー34が動くことがある。その場合、スライダー34が戸先側に動くと、ワイヤー30が弛み、非常時にワイヤー30が上手く巻き取られない恐れがある。
その為、スライダー34が保持部374aにある時は、ワイヤー30が引っ張られた状態であることが望ましく、その為に、スライダー34は保持部374aで確実に保持されている必要があるので、スライダー34は、保持部374aに吸着される必要がある。
そして、引き戸扉6が開放状態で、煙感知機能が作動すると、その信号がソレノイド95につたえられ、プランジャ951が電磁石の作用により引き込まれると、プランジャピン952によって、制御部材94は巻きバネ946の付勢に抗して、図6で反時計回りの方向に回動し、作動板93のストッパー部936の下端面を支持していたストッパー受け部943が回動しながら前方に移動する。
すると、巻き取り部材33の自閉用歯車32は、常にワイヤー30を巻き取る方向に付勢するゼンマイバネ(図示せず。)によって、常に時計廻りの方向に回転するよう付勢されているので、自閉用歯車32と噛合った自閉制御歯車92は自閉用歯車32の回転力によって上方に押しやられ回転規制歯車91との噛合いが外れ、自閉制御歯車92は回転自在となるので、巻き取り部材33のゼンマイバネによって、ワイヤー30は巻き取り部材33に巻きとられ、スライダー34は、保持状態からガイド枠37内を戸先側に移動し、吊り金具70の戸先側端部に取り付けられ上方に突出する係合部材700の戸尻側端面に当接し、係合部材700を押しながら滑動状態に移行し、引き戸扉6を閉鎖方向に移動させながら戸先側に移動し、引き戸扉6の戸先側端面が戸先側縦枠14の出入口側面に当接したところで、引き戸扉6は閉鎖状態となる。(図8に示す状態。)
リセット部材96は、ストッパー突起933が、作動板93の戸先側作動部932の戸先側面に接触し、所定の状態を維持している。(図9に示す状態。)
この状態で、室内から人が脱出する時は手動で引き戸扉6を開放すると、係合部材700によってスライダー34はワイヤー30を巻き取り部材33から引出しながら戸尻側に移動し、開放動作が終了すると、自閉制御歯車92は回転規制歯車91と噛合っていないから、巻き取り部材33によって、ワイヤー30は巻き取られ、スライダー34と係合部材700によって引き戸は閉鎖する。すなわち、引き戸扉6は開放のみ手動で、閉鎖は自動の半自動引き戸として機能する。
次に、通常状態に復帰させる場合は、リセット用ワイヤー964を戸先側に引っ張ると、ローラー961が作動板93の戸先側作動部932の巻き取り部材33側の面に接触し、さらに引き続けるとローラー961によって、戸先側作動部932が下方に下がり、作動板93は戸尻側端部が上方に移動するよう回動し、ストッパー部936は上方に移動する。すると、ストッパー部936の戸先側面にストッパー受け部943が当接することで、時計廻りへの回動が阻止されていた制御部材94がプランジャ951を引き上げながら回動し、ストッパー受け部943がストッパー部936の下面に位置し、作動板93が時計廻りに回動するのを阻止すると共に、作動板93に取り付けた自閉制御歯車92が、自閉用歯車32および回転規制歯車91と噛合った状態を維持する。
そして、リセット用ワイヤー964を離すとリセット部材96は自重によって時計回りにやや回動し初期状態に戻る。(図10の2点鎖線に示す状態。)
次に、閉鎖された引き戸扉6を開放させると、自閉制御歯車92は回転規制歯車91と噛合っているが、回転規制歯車91は反時計廻りには回転可能であるから、係合部材700によってスライダー34はワイヤー30を巻き取り部材33から引出しながら戸尻側に移動し、開放動作が終了すると、回転規制歯車91は時計廻りには回転しないので、自閉制御歯車92、自閉用歯車32はワイヤー30の巻き取り方向には回転せず、スライダー34は所定の位置に保持される。(図6に示す状態)
図13は、吸着部を有する他の実施例を示すものである。スライダー34のマグネット34aは、スライダー34の後面に取り付けられている。
そして、吸着部22aはレール取付部22の垂直面で設定され、滑動部374b(滑動面374)も水平部371の後端から鉛直方向に突出した形状となる。そして、滑動部374bの引き込み部側に滑動部374bに連接して、滑動部374b上端から上方に膨出するように保持部374aが設けられる。
図14は、吸着部を有しない場合の実施例を示すものである。スライダー34のマグネット34aは、スライダー34の前面に取り付けられ、吸着部22aは設定されない。そして、ガイド37の脱落防止部373の高さが、マグネット34aの下端より低い位置までとされているため、スライダー34は、マグネット34aの磁力が直接作用せずにガイド部37a内を滑動する。
尚、脱落防止部373の引き込み部側に、脱落防止部373の上端から上方に膨出するように保持部374aが設けられる。保持部374aは、マグネット34aが直接作用するようにマグネット34aの前方に設けられる。
このような引き戸の非常時閉鎖装置は、電気を利用した自動開閉式の引き戸だけではなく、手動で開閉を行う引き戸にも使用でき、引き戸に対して幅広く利用することが可能である。また、このような非常時閉鎖装置は、扉の開閉時に摺動移動ものに対して有効であるから、引き戸だけではなく、折れ戸の摺動移動部分と組み合わせると、折れ戸の非常時閉鎖装置としても利用することができる。
1 吊り戸枠
13 戸尻側縦枠
14 戸先側縦枠
15 上横枠
100 化粧ボード
2 支持部材
22a 吸着部
200 非常時閉鎖装置
3 自閉機構
30 ワイヤー
300 ぜんまいバネ装置
34 スライダー
34a マグネット
37 ガイド
37a ガイド部
374 滑動面
374a 滑動部
374b 保持部

Claims (2)

  1. 非常信号等に連動して作動するぜんまいバネ装置と、ぜんまいバネ装置と連結し、ぜんまいバネによって巻き取られるワイヤーと、ぜんまいバネ装置の反対側で該ワイヤーと連結するマグネットが組み込まれるスライダーと、スライダーが滑動するガイド枠を有した、開放状態の扉を閉止させる非常時閉鎖装置において、ガイド枠は、スライダーのマグネットの磁力が直接的に作用せずにスライダーが滑動するガイド部と、スライダーの保持状態にはマグネットの磁力が直接的に作用する保持部を備えたことを特徴とする非常時閉鎖装置。
  2. スライダーのマグネットの吸着面に対向するとともに、スライダーの滑動軌道面に対応して吸着部が設けられ、ガイド枠には、滑動面が設けられ、滑動面は保持部と滑動部を有し、滑動部はガイド部に設けられるもので、滑動部は、吸着部とスライダーのマグネットの吸着面側の間に形成されるとともに、マグネットの吸着面に届かずマグネットの磁力が滑動部に直接的に作用しない大きさとされ、吸着面とマグネットの吸着部の間は、滑動部によって、一定の間隔が空けられることを特徴とする請求項1に記載の非常時閉鎖装置。
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