JP6799959B2 - 非常時閉鎖装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、病院あるいは老人ホーム等で使用される場合は、建物内の各部屋の様子に極力目が行き届くように、開放状態(全開、半開等を含む。)を維持しておく必要があった。 このため、扉が開放された状態で、一時的に開放することが可能な機能が設けられている。
また、前記のように、極力目が行き届くように、開放状態を維持しておく必要あることから、あらかじめ扉の自閉手段を用いずに手動で閉止させる引き戸が用いられることもある。この場合においても、開放された状態の扉を自動で閉鎖することができない。
図1は、本発明を具備した自動式の引き戸ユニットの正面概略図を示し、符号1は引き戸枠を示している。
引き戸枠1は、図4に示す如く、建物側の鉄骨11・・・にブラケット12・・・を介して固定された戸尻側縦枠13および戸先側縦枠14と、戸尻側縦枠13と戸先側縦枠14との上端間に配設され、図2に示す如く建物側鉄骨11にブラケット12を介して固定された上横枠15より門形に形成されている。
支持部材2は、戸尻側縦枠13の上部と戸先側縦枠14の上部間に水平に配設され、室内側に引き戸レール5が連結され、上面に非常時閉鎖装置200のぜんまいバネ装置300が取り付けられる。
符号6は、吊り金具70を介して引き戸レール5に吊り下げられた引き戸を示し、符号8は、引き戸扉6と支持部材2間に配設されたリニアモーターを示し、符号16、16は、戸尻側縦枠13と戸先側縦枠14間で、上端が上横枠15の室内側と廊下側の両面に固定され、下端部が床面に埋め込まれて配設された中枠を示している。
以下、戸尻側縦枠13と中枠16、16間側を引き込み部側、戸先側縦枠14と中枠16、16間側を出入り口側と云う。
ガイド部材17は、引き戸扉6の下端面に形成された案内溝61に嵌合するガイドローラー171を有している。
符号18、18は、引き込み部側の室内側及び廊下側の両面に配設された下地パネルを示し、符号19は、支持部材2の廊下側の表面に取り付けられるランマ下地パネルを示し、符号960は支持部材2の室内側の出入り口側に着脱自在に取り付けられた点検パネルを示している。
そして、内装仕上げが終了した後、引き戸扉6が出入り口側から支持部材2に取り付けられた引き戸レール5に吊り込まれ、リニアモーター8が配設され、非常時閉鎖装置300が支持部材2に取り付けられ、所定の電気的接続を済ませ、最後に点検パネル960が取り付けられる。
スライド装置51は、アウターメンバー55に、インナーメンバー56がボール、ボール保持部材にて取り付けられて、インナーメンバー55が摺動移動するものである。
吊り金具70は、図1、図2に示すように、インナーメンバー56と開閉方向にほぼ同幅で、インナーメンバー56の室内側に固着される取付壁701と、取付壁701の下端部をスライド装置51の下方でランマ下地パネル19方向にU字形に形成した吊り下げ部703より構成されている。
符号700は、吊り金具70の戸先側端部に取り付けられ、上方に突出し、非常時閉鎖装置200と連係する係合部材を示している。
自閉機構3は、ワイヤー30を常に巻き取るよう付勢するゼンマイバネ(図示せず。)と、ワイヤー30の巻き取り、引き出しと共に回転し、一部が外方に露出する自閉用歯車32等を内蔵した巻き取り部材33と、ワイヤー30の端部に連結されるスライダー34の移動方向と同じ方向にワイヤー30を導く上下滑車35、36より構成されている。
巻き取り部材33は、垂直基板312と所定の間隔を有して水平基板311の所定位置にネジ止めされ、上下滑車35、36は、垂直基板312の戸先側端部に取り付けられる滑車取付座350の戸先側端部の上下端部に回転自在に設けられており、上滑車35は巻き取り部材33のワイヤー30の取り出し口(図示せず。)と前後方向でほぼ同位置に設けられ、下滑車36は、上滑車35より垂直基板312側よりで案内枠33の延長上に位置して取り付けられている。
符号98は煙感知器等のケーブルが接続される端子台を示し、符号99は端子台とソレノイド95間に配線されたケーブルを示している。
符号964は一端がリセット部材96に連結され、他端が引き戸扉6の移動等の邪魔あるいは出入口に垂れ下がらないよう所定位置に固定されたリセット用ワイヤーを示している。
そして、上面に凹部341が設けられ、該凹部341にマグネット34aがネジにて取り付けられ、スライダー34の戸先側で、ぜんまいバネ装置300のワイヤー30の一端と連結されている。
で結ばれた、ガイド枠37の断面は、略正方形であって、スライダー34の正方形を成す断面より若干大きい面積に設定されることにより、スライダー34が内包可能とされ、該スライダー34が内包し滑動する部分が、スライダー34のガイド部37aとされる。
そして、滑動部374bの前後長さが、スライダー34のマグネット34aの上方側に届かない位置になるように設定(前述の水平基材374の1/3程度の前後長さ)されており、マグネット34aの上面とレール取付部22の上面部の下面側に、滑動部374bの厚み相当のエアギャップが生まれるため、マグネット34aの吸着力は弱まる。
そのため、スライダー34の引き戸の開閉方向への移動時の滑動抵抗を少なくすることが可能である。そして、この状態が、スライダー34の滑動状態の姿勢となる。
こうすることにより、滑動状態の姿勢でスライダー34は、マグネット34aの磁力で、滑動部374bとの接触部を基点に上方(図11における反時計回り)に回転するため、スライダー34の前方下端付近がガイド枠37の脱落防止部373に接触すると、前記回転ができなくなり、エアギャップを大きく取ることができ、スライダー34の引き戸の開閉方向への移動時の滑動抵抗をより少なくすることが可能となる。
当然ながら、レール取付部22の上面部の下面側を吸着部22aとせず、他の磁性体で吸着部を構成しても良いが、レール取付部22を利用する方が、部品点数が少なくコストを下げることができる。
また、スライダー34の滑動中は、マグネット34aの吸着力が発揮された方がスライダー34の滑動抵抗を少なくすることができるから、吸着部22aは、少なくともスライダー34の移動範囲である滑動軌道面全てに対向して設けることが望ましい。
したがって、滑動部374bと保持部374aは連接し、滑動部374bの前端面と保持部374aの前端面のつながり部は、図12に示すように出入り口側から引き込み部側に向かって後退するように傾斜させたほうが、スライダー34の滑動状態から保持状態の姿勢変化がスムーズに行える。
また、この保持位置は、後述する引き戸扉6の全開状態の位置と合わされ、前述の保持部374aの戸先側までの長さは、スライダー34が保持された状態でスライダー34の戸先側端の近傍に合わせられる。これは、スライダー34が戸先側に移動を始めると、直ぐにマグネット34aの吸着力を弱める方が、スライダー34がスムーズに移動可能であるからである。
また、ガイド枠37の脱落防止部373により、スライダー34が滑動中であっても、スライダー34が脱落防止部373に引っかかりガイド枠37から脱落することがない。
そして、引き戸扉6が全開した位置で、スライダー34がガイド枠37の保持部374aに吸着する。
しかしながら、回転規制歯車91は、反時計廻りの方向には回転可能であるから、自閉用制御歯車922を介して、自閉用歯車32を反時計廻りの方向に回転させる事は可能となっている。すなわち、ワイヤー30はスライダー34と共に巻き取り部材33から常に引き出し可能な状態となっており、スライダー34はガイド枠37の戸尻側端部に保持させておくことが出来る。
その為、スライダー34が保持部374aにある時は、ワイヤー30が引っ張られた状態であることが望ましく、その為に、スライダー34は保持部374aで確実に保持されている必要があるので、スライダー34は、保持部374aに吸着される必要がある。
すると、巻き取り部材33の自閉用歯車32は、常にワイヤー30を巻き取る方向に付勢するゼンマイバネ(図示せず。)によって、常に時計廻りの方向に回転するよう付勢されているので、自閉用歯車32と噛合った自閉制御歯車92は自閉用歯車32の回転力によって上方に押しやられ回転規制歯車91との噛合いが外れ、自閉制御歯車92は回転自在となるので、巻き取り部材33のゼンマイバネによって、ワイヤー30は巻き取り部材33に巻きとられ、スライダー34は、保持状態からガイド枠37内を戸先側に移動し、吊り金具70の戸先側端部に取り付けられ上方に突出する係合部材700の戸尻側端面に当接し、係合部材700を押しながら滑動状態に移行し、引き戸扉6を閉鎖方向に移動させながら戸先側に移動し、引き戸扉6の戸先側端面が戸先側縦枠14の出入口側面に当接したところで、引き戸扉6は閉鎖状態となる。(図8に示す状態。)
この状態で、室内から人が脱出する時は手動で引き戸扉6を開放すると、係合部材700によってスライダー34はワイヤー30を巻き取り部材33から引出しながら戸尻側に移動し、開放動作が終了すると、自閉制御歯車92は回転規制歯車91と噛合っていないから、巻き取り部材33によって、ワイヤー30は巻き取られ、スライダー34と係合部材700によって引き戸は閉鎖する。すなわち、引き戸扉6は開放のみ手動で、閉鎖は自動の半自動引き戸として機能する。
次に、閉鎖された引き戸扉6を開放させると、自閉制御歯車92は回転規制歯車91と噛合っているが、回転規制歯車91は反時計廻りには回転可能であるから、係合部材700によってスライダー34はワイヤー30を巻き取り部材33から引出しながら戸尻側に移動し、開放動作が終了すると、回転規制歯車91は時計廻りには回転しないので、自閉制御歯車92、自閉用歯車32はワイヤー30の巻き取り方向には回転せず、スライダー34は所定の位置に保持される。(図6に示す状態)
そして、吸着部22aはレール取付部22の垂直面で設定され、滑動部374b(滑動面374)も水平部371の後端から鉛直方向に突出した形状となる。そして、滑動部374bの引き込み部側に滑動部374bに連接して、滑動部374b上端から上方に膨出するように保持部374aが設けられる。
尚、脱落防止部373の引き込み部側に、脱落防止部373の上端から上方に膨出するように保持部374aが設けられる。保持部374aは、マグネット34aが直接作用するようにマグネット34aの前方に設けられる。
13 戸尻側縦枠
14 戸先側縦枠
15 上横枠
100 化粧ボード
2 支持部材
22a 吸着部
200 非常時閉鎖装置
3 自閉機構
30 ワイヤー
300 ぜんまいバネ装置
34 スライダー
34a マグネット
37 ガイド枠
37a ガイド部
374 滑動面
374a 滑動部
374b 保持部
Claims (2)
- 非常信号等に連動して作動するぜんまいバネ装置と、ぜんまいバネ装置と連結し、ぜんまいバネによって巻き取られるワイヤーと、ぜんまいバネ装置の反対側で該ワイヤーと連結するマグネットが組み込まれるスライダーと、スライダーが滑動するガイド枠を有した、開放状態の扉を閉止させる非常時閉鎖装置において、ガイド枠は、スライダーのマグネットの磁力が直接的に作用せずにスライダーが滑動するガイド部と、スライダーの保持状態にはマグネットの磁力が直接的に作用する保持部を備えたことを特徴とする非常時閉鎖装置。
- スライダーのマグネットの吸着面に対向するとともに、スライダーの滑動軌道面に対応して吸着部が設けられ、ガイド枠には、滑動面が設けられ、滑動面は保持部と滑動部を有し、滑動部はガイド部に設けられるもので、滑動部は、吸着部とスライダーのマグネットの吸着面側の間に形成されるとともに、マグネットの吸着面に届かずマグネットの磁力が滑動部に直接的に作用しない大きさとされ、吸着面とマグネットの吸着部の間は、滑動部によって、一定の間隔が空けられることを特徴とする請求項1に記載の非常時閉鎖装置。
Priority Applications (1)
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JP2016144000A JP6799959B2 (ja) | 2016-07-22 | 2016-07-22 | 非常時閉鎖装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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