JP3176998U - 引き戸装置 - Google Patents

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幸康 眞田
信行 原
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Abstract

【課題】マンション等の出入口に設けられた開き戸や折れ戸を引き戸に容易にリフォームでき、特に車椅子の使用者に好適でかつ防火戸にもなる引き戸装置を提供する。
【解決手段】出入口を開閉自在に塞ぐ引き戸の左右方向の移動方向に沿って延びるように設けられたスライド用レールと揺れ防止用ガイドレールとが並列に配設されている、出入口の上部の壁面に固設されているレール取付板部と、レール取付板部の室外側にスライド用レールに移動自在に吊設された吊設滑動部と、吊設滑動部の室内側に吊設された吊り戸体である引き戸とからなる。引き戸出入駆動部の駆動により引き戸を前後方向に移動させる手段と、ガイド棒状体と貫通穴部とが引き戸が前後方向に移動するときのガイドの手段になるとともに引き戸を吊設する手段になる。
【選択図】図1

Description

本考案は、マンション等の各家の玄関や各部屋の出入口に設けられた開き戸や折れ戸を引き戸に容易にリフォームでき、特に車椅子の使用者に好適でかつ防火戸にもなる引き戸装置に関するものである。
車椅子の使用者に好適な引き戸に関しては、外扉と、外扉に収納される内扉と、外扉と内扉が収納される収納壁からなり、外扉の移行に連動して内扉が外扉の2倍の速度で移行する引き戸において、扉の取手を外扉の戸先側の表裏両側に設けた引き戸の技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2004−263487号公報
しかし、特許文献1に記載の発明は、マンション等の各家の玄関や各部屋の出入口に設けられた開き戸や折れ戸を、車椅子使用者に好適な特許文献1に記載の引き戸にリフォームするときには開き戸や折れ戸の周囲の既存の建物の玄関や出入口周囲の壁等の構造物を大改造しなければ設置できないという問題があった。
また、引き戸はマンション等の各家の玄関や各部屋の出入口に設けられた開き戸やシャッターのように開口部に嵌め込まれないので、リフォーム前は開き戸やシャッターが防火扉や防火シャッターとして防火構造であったものが、引き戸にリフォームすることによって防火構造でなくなるという問題があった。
したがって、本考案の目的は、マンション等の各家の玄関や各部屋の出入口に設けられた開き戸や折れ戸を引き戸に容易にリフォームでき、特に車椅子の使用者に好適でかつ防火戸にもなる引き戸装置を提供することである。
本考案において、「引き戸の左右方向」とは引き戸を引いて開閉する方向であって、壁面に対して平行に移動する方向を意味し、「引き戸の前後方向」とは壁面に対して直角方向に移動する方向を意味する。
「考案が解決しようとする課題」に記載した課題を解決するために、請求項1に記載の引き戸装置1は、出入口20を開閉自在に塞ぐ引き戸4の左右方向の移動方向に沿って延びるように設けられたスライド用レール5と揺れ防止用ガイドレール6とが並列に配設されている、出入口20の上部の壁面に固設されているレール取付板部2と、前記レール取付板部2の室外側に前記スライド用レール5に移動自在に吊設された吊設滑動部3と、前記吊設滑動部3の室内側に吊設された吊り戸体である引き戸4と、からなる引き戸装置1であって、前記吊設滑動部3の引き戸4の左右端部の上方に相当する位置にそれぞれ配設した滑車7と前記レール取付板部2に設けたスライド用レール5とが、滑車7がスライド用レール5上を回動しながら左右方向に移動するように連係し、前記吊設滑動部3の引き戸4の左右端部の上方に相当する位置にそれぞれ配設した揺れ防止用規制具8と前記レール取付板部2に設けた揺れ防止用ガイドレール6とが、揺れ防止用規制具8が揺れ防止用ガイドレール6に嵌入又は外嵌されて左右方向に移動するように連係し、前記吊設滑動部3の下部の中央部に配設した、引き戸4を前後方向で移動させる引き戸出入駆動部9と、前記引き戸4の上端部の中央部に配設した、前記引き戸出入駆動部9により従動する従動体10とが、引き戸出入駆動部9の駆動により引き戸4を前後方向に移動させる手段になり、前記吊設滑動部3の下部の左右端部にそれぞれ配設した、引き戸4出入時の前後方向のガイドとなるガイド棒状体11と、前記引き戸4の上端部の左右端部にそれぞれ配設した、前記ガイド棒状体11を挿入させる貫通穴部12とが、引き戸出入駆動部9の駆動により引き戸4が前後方向に移動するときのガイドの手段になるとともに、引き戸4を吊設する手段になることを特徴とする。
請求項2に記載の引き戸装置1は、請求項1において、前記引き戸出入駆動部9と前記従動体10とが、モーター31駆動又はシリンダー駆動によるラック32とピニオン33との組み合わせ、又はシリンダー駆動によるスライド従動体の組み合わせであることを特徴とする。
請求項3に記載の引き戸装置1は、請求項1又は2において、出入口20の戸尻側の壁面に引き戸4の左右方向の移動方向に沿って設けられた、断面四角形状で内部が中空で一面の一部に開放部を有する長尺物であるあおり防止用レール13に、前記引き戸4の下方の室内側で戸尻側に設けられた断面T字型状の突起物14を引き戸4を開くときに前記あおり防止用レール13に挿入させて、又は、出入口20の戸尻側の壁面に引き戸4の左右方向の移動方向に沿って設けられた断面T字型状の棒状体のあおり防止用レール13に、前記引き戸4の下方の室内側で戸尻側に設けられた、断面四角形状で内部が中空で一面の一部に開放部を有する突起物14を引き戸4を開くときに前記あおり防止用レール13に外嵌させて、引き戸4のあおり防止をすることを特徴とする。
請求項4に記載の引き戸装置1は、請求項1乃至3のいずれかにおいて、引き戸自閉式装置である引き戸クローザー15を吊設滑動部3の引き戸4の戸尻側の上方に相当する位置に配設し、前記引き戸クローザー15に引き戻されるワイヤー36の先端部取付部34を、出入口20上部の枠体又は出入口20上部のレール取付板部2に配設したことを特徴とする。
請求項1に記載の考案は、マンション等の各家の玄関や各部屋の出入口20に設けられた開き戸や折れ戸を、引き戸4にリフォームするときに開き戸や折れ戸の周囲の既存の建物の玄関や出入口20周囲の壁等の構造物をほぼそのままでの状態を保持したまま設置できるという効果を奏する。
また、車椅子使用者にとって開き戸や折れ戸は戸の開閉操作が不便であり、自閉式の開き戸であれば玄関や出入口20を通過するときに戸が閉じるのを手で止めながら通過しなければならなかったが、引き戸4のリフォームをすることによって、戸の開閉が容易になり玄関や出入口20の通過が容易になるという効果を奏する。
さらに、開き戸であればマンション等の各家の玄関や各部屋の出入口20の防火扉として防火構造ができていたものが、通常の引き戸4であれば玄関や出入口20の隙間が多く防火構造にすることができなかったが、本考案の引き戸出入駆動部9を設置したことによって引き戸4でありながら防火構造にすることができるという効果を奏する。
請求項2に記載の考案は、請求項1と同じ効果を奏する。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2と同じ効果を奏するとともに、引き戸4を左右方向に移動させて開閉するときに風で引き戸4があおられるのを防止するという効果を奏する。
請求項4に記載の考案は、請求項1乃至3のいずれかと同じ効果を奏するとともに、引き戸4を戸尻側に開いたときに引き戸クローザー15から繰り出されて伸長されたワイヤー36が、引き戸クローザー15内に巻き戻されることによって、引き戸4をゆっくりと自動で閉めることができるという効果を奏する。
本考案の引き戸装置のカバーを外した状態の正面概要説明図である。 本考案の引き戸装置のカバーを外した状態の右側面概要説明図である。 本考案の引き戸装置のカバーを装着した状態の正面概要説明図である。 本考案の引き戸装置のカバーを装着した状態の右側面概要説明図である。 レール取付板部と吊設滑動部との連係状態を示す右側面概要説明図である。 揺れ防止用規制具が揺れ防止用ガイドレールに外嵌されている状態を示す右側面概要説明図である。 引き戸出入駆動部と従動体との連係状態を示す右側面概要説明図である。 ガイド棒状体と貫通穴部との連係状態を示す右側面概要説明図である。 引き戸を開状態にしたときの引き戸装置のカバーを外した状態の正面概要説明図である。 図9における断面A−Aにおけるあおり防止用レールと突起物との連係状態を示す断面概要図である。
図1乃至図10で説明する。図1、図2及び図9については、本考案の構成要素を説明するためにカバー30を記載せず、図1及び図9については吊設滑動部3の平板状部を記載していない。本考案である引き戸装置1は、出入口20を開閉自在に塞ぐ引き戸4の左右方向の移動方向に沿って延びるように設けられたスライド用レール5と揺れ防止用ガイドレール6とが並列に配設されている、出入口20の上部の壁面に固設されているレール取付板部2と、前記レール取付板部2の室外側に前記スライド用レール5に移動自在に吊設された吊設滑動部3と、前記吊設滑動部3の室内側に吊設された吊り戸体である引き戸4と、からなる引き戸装置1であって、前記吊設滑動部3の引き戸4の左右端部の上方に相当する位置にそれぞれ配設した滑車7と前記レール取付板部2に設けたスライド用レール5とが、滑車7がスライド用レール5上を回動しながら左右方向に移動するように連係し、前記吊設滑動部3の引き戸4の左右端部の上方に相当する位置にそれぞれ配設した揺れ防止用規制具8と前記レール取付板部2に設けた揺れ防止用ガイドレール6とが、揺れ防止用規制具8が揺れ防止用ガイドレール6に嵌入又は外嵌されて左右方向に移動するように連係し、前記吊設滑動部3の下部の中央部に配設した、引き戸4を前後方向で移動させる引き戸出入駆動部9と、前記引き戸4の上端部の中央部に配設した、前記引き戸出入駆動部9により従動する従動体10とが、引き戸出入駆動部9の駆動により引き戸4を前後方向に移動させる手段になり、前記吊設滑動部3の下部の左右端部にそれぞれ配設した、引き戸4出入時の前後方向のガイドとなるガイド棒状体11と、前記引き戸4の上端部の左右端部にそれぞれ配設した、前記ガイド棒状体11を挿入させる貫通穴部12とが、引き戸出入駆動部9の駆動により引き戸4が前後方向に移動するときのガイドの手段になるとともに、引き戸4を吊設する手段になる引き戸装置1である。
以下に、本考案である引き戸装置1を構成する部品ごとに説明する。
まず、平板状のレール取付板部2は、玄関や出入口20の上部、言い換えると引き戸4の上部に位置する壁面であって、左右方向の取付位置が引き戸4の戸先側縦枠21と戸尻側縦枠22の範囲を超えるように配設される。そして、前記平板状のレール取付板部2には、スライド用レール5及び揺れ防止用ガイドレール6が水平方向に並行させた状態で固設されている。
前記スライド用レール5は、断面形状が円形、四角形、五角形、六角形又は八角形の棒状体であればよい。
揺れ防止用ガイドレール6は、断面が図5に示すような凹型形状、又は図6に示すような凸型形状をしている長尺物ガイドレールからなる。
次に、引き戸4は吊り戸の形態を有する。引き戸4の大きさは、玄関や出入口20の開口部の大きさと略同一であるので、引き戸出入駆動部9の作動によって前記開口部に開口部の枠体との隙を生じさせないように嵌入させることができるので、火災時に火炎の貫通を防止でき火災被害の防止ができるという防火戸として使用することができる。
引き戸4には、上端部の中央部に引き戸出入駆動部9により従動する従動体10と、上端部の左右端部にそれぞれ配設した前記吊設滑動部3に突設されたガイド棒状体11を挿入させる貫通穴部12が設けられている。前記従動体10と前記引き戸出入駆動部9との組み合わせによる作動によって、玄関や出入口20の開口部の枠体内に引き戸4を嵌入させたり、前記枠体内から引き戸4を引き出すことができる。また、前記貫通穴部12と前記ガイド棒状体11の組み合わせ手段が、引き戸4を吊設するとともに、引き戸4を玄関や出入口20の開口部の枠体内に嵌入させるときや前記枠体内から引き出すときの移動の軌跡を定めるガイドとなる。
引き戸4には、戸先側で車椅子使用者が座った状態で手が楽に届いて容易に操作できる位置に手で引き戸4を開けるときの取手40が設けられ、引き戸4は人手によって開けられる。引き戸4を閉じるのは、引き戸自閉式装置である引き戸クローザー15を吊設滑動部3の引き戸4の戸尻側の上方に相当する位置に配設し、前記引き戸クローザー15に引き戻されるワイヤー36の先端部取付部34を、出入口20上部の枠体又は出入口20上部のレール取付板部2に配設していることから、自閉式装置である引き戸クローザー15によってゆっくりと閉じられる。
また、引き戸4の材質は、木材やアルミニウムなどが考えられいずれでもよいが、引き戸4の外周面は厚さ1.6mm程度の鉄板を貼り付けていれば防火戸としての機能を果たさせることができる。
また、引き戸4には、図10に示すように、引き戸4の下方の室内側で戸尻側に断面T字型状の突起物14が設けられ、前記突起物14を出入口20の戸尻側の壁面に引き戸4の左右方向の移動方向に沿って設けられた、断面四角形状で内部が中空で一面の一部に開放部を有する長尺物であるあおり防止用レール13に挿入させて、又は、引き戸4の下方の室内側で戸尻側に断面四角形状で内部が中空で一面の一部に開放部を有する突起物14が設けられ、前記突起物14を出入口20の戸尻側の壁面に引き戸4の左右方向の移動方向に沿って設けられた断面T字型状のあおり防止用レール13に外嵌させて、引き戸4を左右方向に移動させるときに風で引き戸4があおられるのを防止することができる。あおり防止用レール13の戸先側を壁面からの距離を他の部位よりも狭くなるように斜めにすれば、前記突起物14があおり防止用レール13内に入りやすくなる。
次に、レール取付板部2に設けられたスライド用レール5及び揺れ防止用ガイドレール6と前記引き戸4とを連係させるように、前記レール取付板部2と前記引き戸4との間に設置された、上下方向の長さが前記レール取付板部2の略上端部から前記引き戸4の上部までの長さを有し、左右方向の長さが略引き戸4の左右方向の長さを有する吊設滑動部3について説明する。
吊設滑動部3には、前記レール取付板部2に設けられたスライド用レール5上を回動する滑車7を、前記吊設滑動部3の前記引き戸4の左右端部の上方に相当する位置にそれぞれ計2箇所配設し、前記レール取付板部2に設けられた揺れ防止用ガイドレール6に沿って滑動する揺れ防止用規制具8を、前記吊設滑動部3の前記引き戸4の左右端部の上方に相当する位置にそれぞれ計2箇所配設し、引き戸自閉式装置である引き戸クローザー15を前記吊設滑動部3の前記引き戸4の戸尻側の上方に相当する位置に配設し、及び前記引き戸4を前記玄関や出入口20の開口部の枠体内に出入させることができる引き戸出入駆動部9を前記吊設滑動部3の下部の中央部に配設している。
そして、使用者が前記引き戸4の戸先側に設けられた取手40で引き戸4を開けることができ、その開ける過程において、前記スライド用レール5上に前記滑車7を回動させることになり、前記吊設滑動部3を介して引き戸4を一定の左右方向に開閉させることができる。取手40は、引き戸4の表裏にそれぞれ設けられており、室内側の取手40は壁面との隙が小であるため彫り込み型でなければならないが、室外側の取手40は突設型でも彫り込み型でもよい。
次に、固設されているレール取付板部2に設けられた揺れ防止用ガイドレール6は、移動する吊設滑動部3に設けられた揺れ防止用規制具8とは、図5又は図6に示すように互いに凹凸形状の組み合わせになっている。この凹凸形状の組み合わせによって、引き戸4は吊設滑動部3を介してスライド方向に対する前後方向の横揺れ防止を図ることができる。
引き戸自閉式装置は引き戸クローザー15であり、引き戸クローザー15は、その内部にバネによる引き戻し作用が働いているワイヤー36が内蔵されており、前記ワイヤー36が伸長された後に引き戸4から手を放すと、バネの力によりワイヤー36がゆっくりと引き戸クローザー15内に引き戻される構造を有している。
前記吊設滑動部3の引き戸4の戸尻側の上方に相当する位置に引き戸クローザー15を配設し、その引き戸クローザー15から出ているワイヤー36の先端部取付部34を出入口20上部の枠体又は出入口20上部のレール取付板部2に配設する。そして、引き戸4を開くとワイヤー36の先端部取付部34は出入口20上部の枠体又は出入口20上部のレール取付板部2に固設されており、一方引き戸クローザー15は引き戸4に連結された吊設滑動部3に固設されているので、図9に示すように、引き戸4を開くに連れてワイヤー36が長く伸長されていき、その後引き戸4から手を放すとワイヤー36の引き戻しによって引き戸4がゆっくりと自動的に閉じられる。なお、自閉時の速度はワイヤー36の引き戻し力の設定を変えることによって調整することができる。
次に、吊設滑動部3の下部の中央部に配設する引き戸出入駆動部9について説明する。前記引き戸出入駆動部9は、モーター31駆動によりラック32を回転させ、又はシリンダー駆動によりシリンダー軸に延設された棒状体(図示なし)を直動させる。そして、前記ラック32と螺合するピニオン33を引き戸4の上端部の中央部に固設させて、又は、前記棒状体を引き戸4の上端部の中央部に固設させている。
前記モーター31を駆動させるスイッチ35又はシリンダーを駆動させるスイッチ(図示なし)は、引き戸4の戸先側で前記取手40の近傍であって引き戸4の表裏2箇所に配設する。そして、停電時においても一定時間電力を供給し続けることができるように無停電電源装置41を前記モーター31起動回路に接続させておく。これにより、停電になったときに即作動不能になることはなくなるので、停電時に引き戸4が開けられなくて室内に閉じこまれたり、室外から室内に入れなかったりすることの懸念は解消する。
モーター31を駆動させるための電源については、室内側の電源からの配線をレール取付板部2を経由させて、室外側の吊設滑動部3に設置した引き戸出入駆動部9のモーター31に配線させて確保する。このときに吊設滑動部3は左右に移動するので、配線はコイル状に巻かれた状態にし、吊設滑動部3が移動しても配線にこすれや切れを生じにくくしている。
次に、吊設滑動部3の下部の左右端部にそれぞれ配設した、引き戸4出入時の前後方向のガイドとなるガイド棒状体11について説明する。前記ガイド棒状体11は、例えば円筒形状を有しており、引き戸4の上端部の左右端部にそれぞれ配設した貫通穴部12にガイド棒状体11を挿入させる。ガイド棒状体11を引き戸出入駆動部9の駆動により前記貫通穴部12に挿入させると、引き戸4が前後方向に移動するときのガイドの働きを有するとともに、引き戸4を吊設する働きを有する。
レール取付板部2と吊設滑動部3とはカバー30により覆われて外観の美観を確保するようにされる。
次に、開き戸からの本考案の引き戸装置1へのリフォーム方法について説明する。開き戸を外した後は、出入口20周辺の壁面の改造工事をせずに、レール取付板部2と、吊設滑動部3と、引き戸4と、あおり防止用レール13を設置すればよい。したがって、容易に設置工事ができるという効果を有する。
次に、本考案の引き戸装置1の使用方法について説明する。当初は、引き戸4は出入口20の枠体内に嵌入されている状態とすると、室外にいる使用者はまず引き戸出入駆動部9のモータ―31を駆動させるために室外側のスイッチ35を入れる。これによって、引き戸4は出入口20の枠体内から前後方向で移動し前記枠体内から出される。次に、引き戸4が枠体内から完全に出されたことを確認して引き戸4の取手40を掴み引き戸4を戸尻側に移動させる。そして、使用者は出入口20の開口部から室内側に入る。この直後から引き戸4は引き戸クローザー15によって自動的に閉じられる。
引き戸4が閉じられたら、使用者は引き戸出入駆動部9のモーター31を駆動させるために室内側のスイッチ35を入れる。これによって、引き戸4は出入口20の枠体内に前後方向で移動して嵌入される。
1 引き戸装置
2 レール取付板部
3 吊設滑動部
4 引き戸
5 スライド用レール
6 揺れ防止用ガイドレール
7 滑車
8 揺れ防止用規制具
9 引き戸出入駆動部
10 従動体
11 ガイド棒状体
12 貫通穴部
13 あおり防止用レール
14 突起物
15 引き戸クローザー
20 出入口
21 戸先側縦枠
22 戸尻側縦枠
30 カバー
31 モーター
32 ラック
33 ピニオン
34 ワイヤーの先端部取付部
35 スイッチ
36 ワイヤー
40 取手
41 無停電電源装置

Claims (4)

  1. 出入口を開閉自在に塞ぐ引き戸の左右方向の移動方向に沿って延びるように設けられたスライド用レールと揺れ防止用ガイドレールとが並列に配設されている、出入口の上部の壁面に固設されているレール取付板部と、前記レール取付板部の室外側に前記スライド用レールに移動自在に吊設された吊設滑動部と、前記吊設滑動部の室内側に吊設された吊り戸体である引き戸と、からなる引き戸装置であって、前記吊設滑動部の引き戸の左右端部の上方に相当する位置にそれぞれ配設した滑車と前記レール取付板部に設けたスライド用レールとが、滑車がスライド用レール上を回動しながら左右方向に移動するように連係し、前記吊設滑動部の引き戸の左右端部の上方に相当する位置にそれぞれ配設した揺れ防止用規制具と前記レール取付板部に設けた揺れ防止用ガイドレールとが、揺れ防止用規制具が揺れ防止用ガイドレールに嵌入又は外嵌されて左右方向に移動するように連係し、前記吊設滑動部の下部の中央部に配設した、引き戸を前後方向で移動させる引き戸出入駆動部と、前記引き戸の上端部の中央部に配設した、前記引き戸出入駆動部により従動する従動体とが、引き戸出入駆動部の駆動により引き戸を前後方向に移動させる手段になり、前記吊設滑動部の下部の左右端部にそれぞれ配設した、引き戸出入時の前後方向のガイドとなるガイド棒状体と、前記引き戸の上端部の左右端部にそれぞれ配設した、前記ガイド棒状体を挿入させる貫通穴部とが、引き戸出入駆動部の駆動により引き戸が前後方向に移動するときのガイドの手段になるとともに、引き戸を吊設する手段になることを特徴とする引き戸装置。
  2. 前記引き戸出入駆動部と前記従動体とが、モーター駆動又はシリンダー駆動によるラックとピニオンとの組み合わせ、又はシリンダー駆動によるスライド従動体の組み合わせであることを特徴とする請求項1に記載の引き戸装置。
  3. 出入口の戸尻側の壁面に引き戸の左右方向の移動方向に沿って設けられた、断面四角形状で内部が中空で一面の一部に開放部を有する長尺物であるあおり防止用レールに、前記引き戸の下方の室内側で戸尻側に設けられた断面T字型状の突起物を引き戸を開くときに前記あおり防止用レールの壁面側に挿入させて、又は、出入口の戸尻側の壁面に引き戸の左右方向の移動方向に沿って設けられた断面T字型状の棒状体のあおり防止用レールに、前記引き戸の下方の室内側で戸尻側に設けられた、断面四角形状で内部が中空で一面の一部に開放部を有する突起物を引き戸を開くときに前記あおり防止用レールの壁面側に外嵌させて、引き戸のあおり防止をすることを特徴とする請求項1又は2に記載の引き戸装置。
  4. 引き戸自閉式装置である引き戸クローザーを吊設滑動部の引き戸の戸尻側の上方に相当する位置に配設し、前記引き戸クローザーに引き戻されるワイヤーの先端部取付部を、出入口上部の枠体又は出入口上部のレール取付板部に配設したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の引き戸装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107806315A (zh) * 2017-11-20 2018-03-16 嘉善信息技术工程学校 一种可逃生防盗窗
CN113538750A (zh) * 2021-07-28 2021-10-22 安徽晶鹏智能装备科技有限公司 一种可卷轴式门禁

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