JP2001002352A - エレベーター装置 - Google Patents
エレベーター装置Info
- Publication number
- JP2001002352A JP2001002352A JP11178140A JP17814099A JP2001002352A JP 2001002352 A JP2001002352 A JP 2001002352A JP 11178140 A JP11178140 A JP 11178140A JP 17814099 A JP17814099 A JP 17814099A JP 2001002352 A JP2001002352 A JP 2001002352A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elevator
- control device
- elevator control
- storage section
- door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Elevator Door Apparatuses (AREA)
- Elevator Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 機械室レスエレベーターにおいて、エレベー
ター制御装置の収納のため建屋のスペースを有効に活用
すると同時にいたずら防止を図ること。 【解決手段】 特定階のエレベーター乗り場の出入口１
０の幕板部分に、エレベーター乗り場側前面に開閉扉１
４を有するエレベーター制御装置収納部１２を形成し、
そのエレベーター制御装置収納部１２内にエレベーター
制御装置１３を収納した。
ター制御装置の収納のため建屋のスペースを有効に活用
すると同時にいたずら防止を図ること。 【解決手段】 特定階のエレベーター乗り場の出入口１
０の幕板部分に、エレベーター乗り場側前面に開閉扉１
４を有するエレベーター制御装置収納部１２を形成し、
そのエレベーター制御装置収納部１２内にエレベーター
制御装置１３を収納した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベーター装置
に係り、特にエレベーター制御装置等を設ける機械室を
設けないエレベーター装置に関する。
に係り、特にエレベーター制御装置等を設ける機械室を
設けないエレベーター装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、エレベーター装置においては、
昇降路の最上部に昇降路とは区画された機械室を設け、
その機械室内に巻上機及びそれを制御する制御装置等を
配設し、上記巻上機に巻装された吊りロープの両端で乗
りかご及びつり合い重りを支持し、これらがバランスを
保つようにしてあり、上記巻上機の駆動により乗りかご
等が昇降されるように構成されている。
昇降路の最上部に昇降路とは区画された機械室を設け、
その機械室内に巻上機及びそれを制御する制御装置等を
配設し、上記巻上機に巻装された吊りロープの両端で乗
りかご及びつり合い重りを支持し、これらがバランスを
保つようにしてあり、上記巻上機の駆動により乗りかご
等が昇降されるように構成されている。
【０００３】ところが、上記機械室は一般に建物の屋上
に設けられているため、外観を損うとともに、場合によ
っては日照権等の問題が生ずることもある。そこで、上
述の如き機械室を設けずに昇降路内に巻上機を配設する
とともに、エレベーター制御装置は特定階のエレベータ
ー乗り場等に設けるようにしたエレベーター装置が提案
されている。
に設けられているため、外観を損うとともに、場合によ
っては日照権等の問題が生ずることもある。そこで、上
述の如き機械室を設けずに昇降路内に巻上機を配設する
とともに、エレベーター制御装置は特定階のエレベータ
ー乗り場等に設けるようにしたエレベーター装置が提案
されている。
【０００４】図５は、上述のようにエレベーター制御措
置を特定階のエレベーター乗り場に設けたエレベーター
装置を示す図であって、エレベーター装置の乗りかごへ
の出入口１の一側にエレベーター制御装置収納スペース
２が設けられている。上記エレベーター制御装置収納ス
ペース２のエレベーター乗り場側前面には主ドア３が開
閉自在に設けられており、その主ドア３の裏面にエレベ
ーター制御装置４が取り付けられている。また、上記主
ドア３にはその裏面に取り付けられているエレベーター
制御装置４と対応する位置に副ドア５が開閉自在に設け
られており、エレベーター制御装置４の保守点検時に
は、上記副ドア５を開けることによってエレベーター乗
り場においてその保守点検を行うことができるととも
に、昇降路内のモータ等を保守点検するときは、エレベ
ーター制御装置４ごと主ドア３を開けることによって昇
降路内に入ることができるようにしてある。
置を特定階のエレベーター乗り場に設けたエレベーター
装置を示す図であって、エレベーター装置の乗りかごへ
の出入口１の一側にエレベーター制御装置収納スペース
２が設けられている。上記エレベーター制御装置収納ス
ペース２のエレベーター乗り場側前面には主ドア３が開
閉自在に設けられており、その主ドア３の裏面にエレベ
ーター制御装置４が取り付けられている。また、上記主
ドア３にはその裏面に取り付けられているエレベーター
制御装置４と対応する位置に副ドア５が開閉自在に設け
られており、エレベーター制御装置４の保守点検時に
は、上記副ドア５を開けることによってエレベーター乗
り場においてその保守点検を行うことができるととも
に、昇降路内のモータ等を保守点検するときは、エレベ
ーター制御装置４ごと主ドア３を開けることによって昇
降路内に入ることができるようにしてある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ものにおいては、エレベーター制御装置の収納スペース
が特定階の乗り場壁の前面に突出して設けられているた
め建屋のスペースに対して突出部分が犠牲となる等の問
題がある。また、上記エレベーター制御装置の収納スペ
ースが床面と同一平面上にあると、収納扉が不用意に開
けられる可能性もある等の問題がある。
ものにおいては、エレベーター制御装置の収納スペース
が特定階の乗り場壁の前面に突出して設けられているた
め建屋のスペースに対して突出部分が犠牲となる等の問
題がある。また、上記エレベーター制御装置の収納スペ
ースが床面と同一平面上にあると、収納扉が不用意に開
けられる可能性もある等の問題がある。
【０００６】本発明は、このような点に鑑み、機械室の
ないいわゆる機械室レスエレベーターにおいてエレベー
ター制御装置の収納のため建屋のスペースを有効に活用
すると同時にいたずら防止をも図ることができるように
したエレベーター装置を得ることを目的とする。
ないいわゆる機械室レスエレベーターにおいてエレベー
ター制御装置の収納のため建屋のスペースを有効に活用
すると同時にいたずら防止をも図ることができるように
したエレベーター装置を得ることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
特定階のエレベーター乗り場の出入口の幕板部分に、上
記エレベーター乗り場側前面に開閉扉を有するエレベー
ター制御装置収納部を形成し、そのエレベータ制御装置
収納部内にエレベーター制御装置を収納したことを特徴
とする。
特定階のエレベーター乗り場の出入口の幕板部分に、上
記エレベーター乗り場側前面に開閉扉を有するエレベー
ター制御装置収納部を形成し、そのエレベータ制御装置
収納部内にエレベーター制御装置を収納したことを特徴
とする。
【０００８】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明において、エレベーター制御装置収納部に設けられた
開閉扉の前面部に、エレベーターの階床表示装置が組み
込まれていることを特徴とする。
明において、エレベーター制御装置収納部に設けられた
開閉扉の前面部に、エレベーターの階床表示装置が組み
込まれていることを特徴とする。
【０００９】請求項３記載の発明は、請求項１または２
記載の発明において、エレベーター制御装置は、エレベ
ーター乗り場側に引出し可能にエレベーター制御装置収
納部内に収納されていることを特徴とする。
記載の発明において、エレベーター制御装置は、エレベ
ーター乗り場側に引出し可能にエレベーター制御装置収
納部内に収納されていることを特徴とする。
【００１０】請求項４記載の発明は、請求項３記載の発
明において、エレベーター制御装置収納部に設けられた
案内部材に可動支持盤をエレベーター乗り場側に引出し
可能に装着するとともに、その可動支持盤にエレベータ
ー制御装置を固設し、上記エレベーター制御装置収納部
内上部と可動支持盤の前部とを折曲可能な支持杆によっ
て連結したことを特徴とする。
明において、エレベーター制御装置収納部に設けられた
案内部材に可動支持盤をエレベーター乗り場側に引出し
可能に装着するとともに、その可動支持盤にエレベータ
ー制御装置を固設し、上記エレベーター制御装置収納部
内上部と可動支持盤の前部とを折曲可能な支持杆によっ
て連結したことを特徴とする。
【００１１】請求項５記載の発明は、請求項３記載の発
明において、エレベーター制御装置収納部の上部に前後
方向に延びる案内部材を設けるとともに、開閉扉の内面
に、その開閉扉の上方への開放時に上記案内部材に接続
される扉側案内部材を設け、上記両案内部材に沿ってエ
レベーター乗り場側に移動可能な可動支持体に、吊りロ
ープを介してエレベーター制御装置を上下動可能に連結
したことを特徴とする。
明において、エレベーター制御装置収納部の上部に前後
方向に延びる案内部材を設けるとともに、開閉扉の内面
に、その開閉扉の上方への開放時に上記案内部材に接続
される扉側案内部材を設け、上記両案内部材に沿ってエ
レベーター乗り場側に移動可能な可動支持体に、吊りロ
ープを介してエレベーター制御装置を上下動可能に連結
したことを特徴とする。
【００１２】請求項６記載の発明は、請求項３記載の発
明において、エレベータ制御装置は、パンタグラフ状の
伸縮可能なリンク機構を介してエレベーター制御装置収
納部の内壁部に連結されていることを特徴とする。
明において、エレベータ制御装置は、パンタグラフ状の
伸縮可能なリンク機構を介してエレベーター制御装置収
納部の内壁部に連結されていることを特徴とする。
【００１３】請求項７記載の発明は、請求項３乃至６記
載の発明において、エレベーター制御装置と昇降路内に
設けられているケーブル継ぎ箱との間を結線するケーブ
ルを巻き取るケーブル巻取機を有することを特徴とす
る。
載の発明において、エレベーター制御装置と昇降路内に
設けられているケーブル継ぎ箱との間を結線するケーブ
ルを巻き取るケーブル巻取機を有することを特徴とす
る。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、図１乃至図４を参照して本
発明の実施の形態について説明する。図１（ａ）は特定
階のエレベーター乗り場の正面図であり、図１（ｂ）は
そのエレベーター乗り場の縦断側面図であり、エレベー
ター乗りかごへの出入口１０の上方の幕板部には、その
出入口を形成する天井枠１１の下面に横方行に延びる箱
枠状のエレベーター制御装置収納部１２が配設されてい
る。そして、上記エレベーター制御装置収納部１２内に
エレベーター制御装置１３が収納されている。上記エレ
ベーター制御装置収納部１２のエレベーター乗り場側前
面には、蝶番によって上下方向に揺動して開閉する開閉
扉１４が装着されており、その開閉扉１４の前面部には
エレベーターの階床表示装置１５等が設けられている。
発明の実施の形態について説明する。図１（ａ）は特定
階のエレベーター乗り場の正面図であり、図１（ｂ）は
そのエレベーター乗り場の縦断側面図であり、エレベー
ター乗りかごへの出入口１０の上方の幕板部には、その
出入口を形成する天井枠１１の下面に横方行に延びる箱
枠状のエレベーター制御装置収納部１２が配設されてい
る。そして、上記エレベーター制御装置収納部１２内に
エレベーター制御装置１３が収納されている。上記エレ
ベーター制御装置収納部１２のエレベーター乗り場側前
面には、蝶番によって上下方向に揺動して開閉する開閉
扉１４が装着されており、その開閉扉１４の前面部には
エレベーターの階床表示装置１５等が設けられている。
【００１５】一方、上記エレベーター制御装置収納部１
２の昇降路側の奥行き面には開口部１６が形成され、エ
レベーター制御装置１３と昇降路内に配設された各種機
器とを結ぶケーブル（図示せず）がその開口部１６に挿
通されている。
２の昇降路側の奥行き面には開口部１６が形成され、エ
レベーター制御装置１３と昇降路内に配設された各種機
器とを結ぶケーブル（図示せず）がその開口部１６に挿
通されている。
【００１６】しかして、通常はエレベーター利用客は開
閉扉１４の前面部に設けられているエレベーターのかご
位置を表示する階床表示装置１５によりエレベーターの
運行状態を確認して利用する。一方、据え付け調整時或
は保守点検時には、図１（ｂ）に２点鎖線で示すよう
に、制御装置収納扉１４を開放して調整作業或は保守点
検作業を行う。
閉扉１４の前面部に設けられているエレベーターのかご
位置を表示する階床表示装置１５によりエレベーターの
運行状態を確認して利用する。一方、据え付け調整時或
は保守点検時には、図１（ｂ）に２点鎖線で示すよう
に、制御装置収納扉１４を開放して調整作業或は保守点
検作業を行う。
【００１７】したがって、この実施の形態においては、
エレベーター制御装置のために建屋側に余分な場所を必
要とせず、デザイン上からもスッキリしたものとするこ
とができる。しかも、開閉扉１４に階床表示１５を設け
ることにより、階床表示装置１５を取り外すことなく、
据え付け時或は保守点検時にエレベーターの動作状態を
容易に確認することができる。
エレベーター制御装置のために建屋側に余分な場所を必
要とせず、デザイン上からもスッキリしたものとするこ
とができる。しかも、開閉扉１４に階床表示１５を設け
ることにより、階床表示装置１５を取り外すことなく、
据え付け時或は保守点検時にエレベーターの動作状態を
容易に確認することができる。
【００１８】図２は本発明の他の実施の形態を示す図で
あり、エレベーター制御装置収納部１２の底壁上には左
右に一対の案内部材１７が固設してある。上記左右一対
の案内部材１７には板状の可動支持盤１８が水平方向に
摺動可能に係合装着してあり、その可動支持盤１８上に
エレベーター制御装置１３が載置固定してある。また、
上記可動支持盤１８の前側部とエレベーター制御装置収
納部１２内の上部とは折曲可能な支持杆１９によって連
結されている。
あり、エレベーター制御装置収納部１２の底壁上には左
右に一対の案内部材１７が固設してある。上記左右一対
の案内部材１７には板状の可動支持盤１８が水平方向に
摺動可能に係合装着してあり、その可動支持盤１８上に
エレベーター制御装置１３が載置固定してある。また、
上記可動支持盤１８の前側部とエレベーター制御装置収
納部１２内の上部とは折曲可能な支持杆１９によって連
結されている。
【００１９】しかして、この場合、通常時にはエレベー
ター制御装置１３は点線で示すようにエレベーター制御
装置収納部１２内に収納され、開閉扉１４が閉鎖されて
いる。一方、エレベーター制御装置１３を保守点検する
場合には、開閉扉１４を乗り場側に９０度以上回動して
開放する。そして、可動支持盤１８を案内部材１７に沿
ってエレベーター乗り場側に引き出すことによって、エ
レベーター制御装置１３をエレベーター制御装置収納部
１２内から乗り場側に引き出し、その状態でエレベータ
ー乗り場側でエレベーター制御装置１３の保守作業を行
う。なお、この場合折曲可能な支持杆１９が点線で示す
折曲された状態から実線で示すように直線状に延びるこ
とによって、可動支持盤１８が確実に支持され、水平状
態に保持されるとともに、可動支持盤１８が過渡に引き
出されることが防止され、しかも、エレベーター制御装
置１３がエレベーター制御装置収納部１２内から引き出
されるので、保守作業を容易に行うことができる。
ター制御装置１３は点線で示すようにエレベーター制御
装置収納部１２内に収納され、開閉扉１４が閉鎖されて
いる。一方、エレベーター制御装置１３を保守点検する
場合には、開閉扉１４を乗り場側に９０度以上回動して
開放する。そして、可動支持盤１８を案内部材１７に沿
ってエレベーター乗り場側に引き出すことによって、エ
レベーター制御装置１３をエレベーター制御装置収納部
１２内から乗り場側に引き出し、その状態でエレベータ
ー乗り場側でエレベーター制御装置１３の保守作業を行
う。なお、この場合折曲可能な支持杆１９が点線で示す
折曲された状態から実線で示すように直線状に延びるこ
とによって、可動支持盤１８が確実に支持され、水平状
態に保持されるとともに、可動支持盤１８が過渡に引き
出されることが防止され、しかも、エレベーター制御装
置１３がエレベーター制御装置収納部１２内から引き出
されるので、保守作業を容易に行うことができる。
【００２０】また、上記実施の形態においては、エレベ
ーター制御装置１３を載置固定した可動支持盤１８を引
き出し得るようにしたものを示したが、エレベーター制
御装置１３を平行リンクによってエレベーター制御装置
収納部１２に連結することによって、エレベーター制御
装置１３を出し入れすることができるようにすることも
できる。
ーター制御装置１３を載置固定した可動支持盤１８を引
き出し得るようにしたものを示したが、エレベーター制
御装置１３を平行リンクによってエレベーター制御装置
収納部１２に連結することによって、エレベーター制御
装置１３を出し入れすることができるようにすることも
できる。
【００２１】図３は本発明のさらに他の実施の形態を示
す図であり、エレベーター制御装置収納部１２の頂壁部
下面に前後方向に延びる案内部材２０が設けられてい
る。この案内部材２０には可動部材２１がその案内部材
２０に沿って前後に摺動可能に係合装着されており、そ
の可動部材２１にエレベーター制御装置１３に設けられ
たロープ巻取機２２に巻装された吊りロープ２３の一端
が連結されている。
す図であり、エレベーター制御装置収納部１２の頂壁部
下面に前後方向に延びる案内部材２０が設けられてい
る。この案内部材２０には可動部材２１がその案内部材
２０に沿って前後に摺動可能に係合装着されており、そ
の可動部材２１にエレベーター制御装置１３に設けられ
たロープ巻取機２２に巻装された吊りロープ２３の一端
が連結されている。
【００２２】また、開閉扉１４の内面側には、その開閉
扉１４を９０度上方に摺動して開放状態としたとき、前
記案内部材２０と同一軸線上に位置する案内部材２４が
設けられている。
扉１４を９０度上方に摺動して開放状態としたとき、前
記案内部材２０と同一軸線上に位置する案内部材２４が
設けられている。
【００２３】しかして、エレベーター制御装置１３の保
守点検時には、開閉扉１４を９０度上方に揺動して開放
状態とし、図示しない適宜支持装置によってその開放位
置に開閉扉１４を保持固定する。その後、ロープ巻取機
２２により吊りロープ２３を若干巻取ることによってエ
レベーター制御装置１３を可動部材２１に吊り下げた状
態とし、上記可動部材２１を案内部材２０，２４に沿っ
てエレベーター乗り場側に引き出すことによって、エレ
ベーター制御装置１３をエレベーター制御装置収納部１
２内からエレベーター乗り場側に引き出す。そしてロー
プ巻取機２２によって吊りロープ２３を巻き戻すことに
よってエレベーター制御装置１３を下方の適宜高さ位置
まで引き降ろし、その状態でエレベーター制御装置の保
守点検を行う。
守点検時には、開閉扉１４を９０度上方に揺動して開放
状態とし、図示しない適宜支持装置によってその開放位
置に開閉扉１４を保持固定する。その後、ロープ巻取機
２２により吊りロープ２３を若干巻取ることによってエ
レベーター制御装置１３を可動部材２１に吊り下げた状
態とし、上記可動部材２１を案内部材２０，２４に沿っ
てエレベーター乗り場側に引き出すことによって、エレ
ベーター制御装置１３をエレベーター制御装置収納部１
２内からエレベーター乗り場側に引き出す。そしてロー
プ巻取機２２によって吊りロープ２３を巻き戻すことに
よってエレベーター制御装置１３を下方の適宜高さ位置
まで引き降ろし、その状態でエレベーター制御装置の保
守点検を行う。
【００２４】このように、この実施の形態においては、
吊りロープ２３によってエレベーター制御装置１３を吊
り下げた状態で引き出しかつ下方に降下させるようにし
たので、保守点検作業をきわめて容易に行うことがで
き、エレベーター制御装置１３の移動中に途中で落とし
たりすることもない。
吊りロープ２３によってエレベーター制御装置１３を吊
り下げた状態で引き出しかつ下方に降下させるようにし
たので、保守点検作業をきわめて容易に行うことがで
き、エレベーター制御装置１３の移動中に途中で落とし
たりすることもない。
【００２５】また、保守点検の終了後には前述と逆の動
作を行うことによって、エレベーター制御装置１３をエ
レベーター制御装置収納部１２の所定位置に容易に収納
することができる。
作を行うことによって、エレベーター制御装置１３をエ
レベーター制御装置収納部１２の所定位置に容易に収納
することができる。
【００２６】図４は本発明の他の実施の状態を示す図で
あり、エレベーター制御装置１３が、パンタグラフ状の
伸縮可能なリンク機構２４によってエレベーター制御装
置収納部１２の内壁部に連結されている。したがって、
この場合も上記エレベーター制御装置１３をエレベータ
ー制御装置収納部１２から引き出す場合、上記リンク機
構２４がエレベーター制御装置１３を支持しながら伸張
し、そのエレベーター制御装置１３を容易に出し入れす
ることができ、その保守点検を容易に行うことができ
る。
あり、エレベーター制御装置１３が、パンタグラフ状の
伸縮可能なリンク機構２４によってエレベーター制御装
置収納部１２の内壁部に連結されている。したがって、
この場合も上記エレベーター制御装置１３をエレベータ
ー制御装置収納部１２から引き出す場合、上記リンク機
構２４がエレベーター制御装置１３を支持しながら伸張
し、そのエレベーター制御装置１３を容易に出し入れす
ることができ、その保守点検を容易に行うことができ
る。
【００２７】また、エレベーター制御装置１３と昇降路
に配設する各種機器とを結ぶケーブルは、昇降路の側壁
に設けられた継ぎ箱２５によって結線されるが、上記エ
レベーター制御装置１３と継ぎ箱２５間のケーブル２６
を巻き取る巻取機２７がエレベーター制御装置収納部１
２に設けられている。したがって、前述のようにエレベ
ーター制御装置１３を引き出す場合には、ケーブル２６
が巻取機２７から巻き戻され、エレベーター制御装置１
３の移動に追従して伸張し、一方エレベーター制御装置
１３の収納時にはケーブル２６が自動的に巻取機２７に
巻き取られ、ケーブル２６によってエレベーター制御装
置１３の移動が阻害されることがない。
に配設する各種機器とを結ぶケーブルは、昇降路の側壁
に設けられた継ぎ箱２５によって結線されるが、上記エ
レベーター制御装置１３と継ぎ箱２５間のケーブル２６
を巻き取る巻取機２７がエレベーター制御装置収納部１
２に設けられている。したがって、前述のようにエレベ
ーター制御装置１３を引き出す場合には、ケーブル２６
が巻取機２７から巻き戻され、エレベーター制御装置１
３の移動に追従して伸張し、一方エレベーター制御装置
１３の収納時にはケーブル２６が自動的に巻取機２７に
巻き取られ、ケーブル２６によってエレベーター制御装
置１３の移動が阻害されることがない。
【００２８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、特定階
のエレベーター乗り場の出入口の幕板部分に開閉扉を有
するエレベーター制御装置収納部を形成し、その内部に
エレベーター制御装置を収納するようにしたので、エレ
ベーター制御装置のために特に建屋のスペースを狭める
ことがなく、収納スペースも十分取ることができ、また
上記開閉扉部を壁面と同一面仕上げもできるため意匠的
にもすっきりしたものとすることができる。さらに、保
守点検時においても作業員が昇降路内に入る必要がな
く、安全性を確保することができ、しかも幕板部という
高い位置にエレベーター制御装置を収納するので、不用
意に第三者がアクセスすることもなく、安全性を確保す
ることができる。
のエレベーター乗り場の出入口の幕板部分に開閉扉を有
するエレベーター制御装置収納部を形成し、その内部に
エレベーター制御装置を収納するようにしたので、エレ
ベーター制御装置のために特に建屋のスペースを狭める
ことがなく、収納スペースも十分取ることができ、また
上記開閉扉部を壁面と同一面仕上げもできるため意匠的
にもすっきりしたものとすることができる。さらに、保
守点検時においても作業員が昇降路内に入る必要がな
く、安全性を確保することができ、しかも幕板部という
高い位置にエレベーター制御装置を収納するので、不用
意に第三者がアクセスすることもなく、安全性を確保す
ることができる。
【図１】（ａ），（ｂ）は本発明のエレベーター装置の
エレベーター乗り場の出入口部の正面図及び縦断側面
図。
エレベーター乗り場の出入口部の正面図及び縦断側面
図。
【図２】本発明の他の実施の形態を示す縦断側面図。
【図３】本発明のさらに他の実施の形態を示す縦断側面
図。
図。
【図４】本発明の他の実施の形態を示す縦断側面図。
【図５】従来のエレベーター装置の制御装置の配設状態
を示す図。
を示す図。
１０ 出入口 １２ エレベーター制御装置収納部 １３ エレベーター制御装置 １４ 開閉扉 １５ 階床表示装置 １７，２０，２４ 案内部材 １８ 可動支持盤 １９ 折曲可能な支持杆 ２１ 可動部材 ２２ ロープ巻取機 ２３ 吊りロープ ２５ 継ぎ箱 ２６ ケーブル ２７ 巻取機
Claims (7)
- 【請求項１】特定階のエレベーター乗り場の出入口の幕
板部分に、上記エレベーター乗り場側前面に開閉扉を有
するエレベーター制御装置収納部を形成し、そのエレベ
ータ制御装置収納部内にエレベーター制御装置を収納し
たことを特徴とする、エレベーター装置。 - 【請求項２】エレベーター制御装置収納部に設けられた
開閉扉の前面部に、エレベーターの階床表示装置が組み
込まれていることを特徴とする、請求項１記載のエレベ
ーター装置。 - 【請求項３】エレベーター制御装置は、エレベーター乗
り場側に引出し可能にエレベーター制御装置収納部内に
収納されていることを特徴とする、請求項１または２記
載のエレベーター装置。 - 【請求項４】エレベーター制御装置収納部に設けられた
案内部材に可動支持盤をエレベーター乗り場側に引出し
可能に装着するとともに、その可動支持盤にエレベータ
ー制御装置を固設し、上記エレベーター制御装置収納部
内上部と可動支持盤の前部とを折曲可能な支持杆によっ
て連結したことを特徴とする、請求項３記載のエレベー
ター装置。 - 【請求項５】エレベーター制御装置収納部の上部に前後
方向に延びる案内部材を設けるとともに、開閉扉の内面
に、その開閉扉の上方への開放時に上記案内部材に接続
される扉側案内部材を設け、上記両案内部材に沿ってエ
レベーター乗り場側に移動可能な可動支持体に、吊りロ
ープを介してエレベーター制御装置を上下動可能に連結
したことを特徴とする、請求項３記載のエレベーター装
置。 - 【請求項６】エレベータ制御装置は、パンタグラフ状の
伸縮可能なリンク機構を介してエレベーター制御装置収
納部の内壁部に連結されていることを特徴とする、請求
項３記載のエレベーター装置。 - 【請求項７】エレベーター制御装置と昇降路内に設けら
れているケーブル継ぎ箱との間を結線するケーブルを巻
き取るケーブル巻取機を有することを特徴とする、請求
項３乃至６のいずれかに記載のエレベーター装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11178140A JP2001002352A (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | エレベーター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11178140A JP2001002352A (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | エレベーター装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001002352A true JP2001002352A (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=16043352
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11178140A Withdrawn JP2001002352A (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | エレベーター装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001002352A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003104634A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータ |
| WO2004005175A1 (ja) * | 2002-07-09 | 2004-01-15 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | エレベータ装置 |
| CN107857176A (zh) * | 2017-11-17 | 2018-03-30 | 江南嘉捷电梯股份有限公司 | 一种电梯用双面层显 |
| JP2020175974A (ja) * | 2019-04-17 | 2020-10-29 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | エレベーター乗場釦装置 |
-
1999
- 1999-06-24 JP JP11178140A patent/JP2001002352A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003104634A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータ |
| WO2004005175A1 (ja) * | 2002-07-09 | 2004-01-15 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | エレベータ装置 |
| CN107857176A (zh) * | 2017-11-17 | 2018-03-30 | 江南嘉捷电梯股份有限公司 | 一种电梯用双面层显 |
| JP2020175974A (ja) * | 2019-04-17 | 2020-10-29 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | エレベーター乗場釦装置 |
| JP7229082B2 (ja) | 2019-04-17 | 2023-02-27 | 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 | エレベーター乗場釦装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6230845B1 (en) | Moveable control panel for elevators | |
| WO2004020322A1 (ja) | エレベータ装置 | |
| JP2001002352A (ja) | エレベーター装置 | |
| JP2001072352A (ja) | エレベータ昇降路内に配置された駆動ユニットを有するエレベータ装置 | |
| JP4454765B2 (ja) | エレベータ | |
| TW490433B (en) | Elevator | |
| JP2003020171A (ja) | エレベータ装置 | |
| JP4262340B2 (ja) | エレベータの制御装置 | |
| JP4253394B2 (ja) | 巻胴式エレベーター | |
| JP2000318948A (ja) | エレベーター装置 | |
| JP2001002353A (ja) | エレベーター装置 | |
| JPH0530065Y2 (ja) | ||
| JP2006298620A (ja) | エレベータ装置 | |
| JP2007076854A (ja) | マンコンベア用制御装置の持ち出し装置 | |
| JP2019123610A (ja) | エレベーター装置 | |
| WO2002022487A1 (en) | Elevator device | |
| IT9085005A1 (it) | Mezzi per il prolungamento del braccio di un ponteggio per il sollevamento di carichi | |
| JP4091218B2 (ja) | エレベータ | |
| JPH04191276A (ja) | エレベータ装置 | |
| JPH0336184A (ja) | ホームエレベータ | |
| JP2727890B2 (ja) | 小形エレベーター装置 | |
| JP4115823B2 (ja) | エレベーター装置 | |
| JP2614326B2 (ja) | エレベータの乗場装置 | |
| JPS6328315Y2 (ja) | ||
| JPS6356170U (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060905 |