JP7359666B2 - 開閉体、及び開閉体の取り外し方法 - Google Patents

開閉体、及び開閉体の取り外し方法 Download PDF

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Description

本発明は、開閉体、及び開閉体の取り外し方法
に関する。
従来から、建物の壁等に設けられた開口部に設けられる折り戸であって、開閉体の開閉スペースを低減可能な折り戸が多く用いられている。このような折り戸は、開口部の周縁に設けられた枠体と、枠体の上枠材に取り付けられた戸車部を介してスライド移動可能な開閉体と、開閉体の上端部に設けられた側壁部であって、戸車部の見込方向の両側を覆う一対の側壁部とを備えている。
特開2016-138371号公報
ここで、折り戸の開閉体の近傍位置に障害物(例えば、人又は物)が存在することで、開閉体によって開口部を全閉した状態で開閉体の開放移動が制限されている状況において、当該状況に応じた措置(例えば、障害物の撤去等)を講じるために、開閉体を見込方向側に引き出して取り外す場合がある。しかしながら、上記従来の折り戸においては、一対の側壁部によって戸車部の見込方向の両側が覆われているので、開閉体を見込方向側に引き出す際に一対の側壁部のいずれか一方と戸車部とが当接することで当該引き出しが阻害されることから、開閉体を取り外すことが難しくなるおそれがあった。
本発明は、上記従来技術における課題を解決するためのものであって、開閉体の取り外しを容易に行うことが可能になる、開閉体、及び開閉体の取り外し方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の開閉体は、建物の開口部に設けられた開閉装置を構成する開閉体であり、前記開口部の周縁に設けられた枠体に取り付けられた戸車部を介してスライド移動可能な開閉体であって、開閉体本体と、前記開閉体本体と前記戸車部とを着脱自在に接続する接続手段と、前記開閉体本体の前記戸車部側の端部に設けられた第1の側壁部であって、前記戸車部及び前記接続手段における見込方向の一方側を覆う第1の側壁部と、前記開閉体本体の前記戸車部側の端部に設けられた第2の側壁部であって、前記戸車部及び前記接続手段における見込方向の他方側を覆う第2の側壁部と、前記第1の側壁部及び前記第2の側壁部の各々の見付面に設けられた切欠部であって、当該切欠部を介して前記接続手段を前記開閉体本体又は前記戸車部から取り外すことを可能にすると共に、当該開閉体を見込方向側に向けて引き出す際に、当該切欠部を介して前記戸車部と前記第1の側壁部又は前記第2の側壁部との当接を回避可能にする切欠部と、を備える。
請求項2に記載の開閉体は、請求項1に記載の開閉体において、前記第1の側壁部に対して着脱自在に設けられた第1のカバー手段であって、前記第1の側壁部に設けられた前記切欠部を覆うための第1のカバー手段、又は/及び、前記第2の側壁部に対して着脱自在に設けられた第2のカバー手段であって、前記第2の側壁部に設けられた前記切欠部を覆うための第2のカバー手段を備える。
請求項3に記載の開閉体は、請求項2に記載の開閉体において、前記第1のカバー手段を、前記第1の側壁部に対してスライド移動可能に構成し、又は/及び、前記第2のカバー手段を、前記第2の側壁部に対してスライド移動可能に構成した。
請求項4に記載の開閉体は、請求項1から3のいずれか一項に記載の開閉体において、当該開閉体によって前記開口部が全閉した全閉状態において、前記戸車部における当該開閉体の閉鎖方向への移動を制限する制限手段を備える。
請求項5に記載の開閉体の取り外し方法は、建物の開口部に設けられた開閉装置を構成する開閉体であり、前記開口部の周縁に設けられた枠体に取り付けられた戸車部を介してスライド移動可能である開閉体の取り外し方法であって、前記開閉体は、開閉体本体と、前記開閉体本体と前記戸車部とを着脱自在に接続する接続手段と、前記開閉体本体の前記戸車部側の端部に設けられた第1の側壁部であって、前記戸車部及び前記接続手段における見込方向の一方側を覆う第1の側壁部と、前記開閉体本体の前記戸車部側の端部に設けられた第2の側壁部であって、前記戸車部及び前記接続手段における見込方向の他方側を覆う第2の側壁部と、前記第1の側壁部及び前記第2の側壁部の各々の見付面に設けられた切欠部であって、当該切欠部を介して前記接続手段を前記開閉体本体又は前記戸車部から取り外すことを可能にすると共に、当該開閉体を見込方向側に向けて引き出す際に、当該切欠部を介して前記戸車部と前記第1の側壁部又は前記第2の側壁部との当接を回避可能にする切欠部と、を備え、前記切欠部を介して前記接続手段を前記開閉体本体又は前記戸車部から取り外す第1取り外し工程と、前記第1取り外し工程の後に、前記切欠部を介して前記戸車部と前記第1の側壁部又は前記第2の側壁部との当接を回避しながら、当該開閉体を見込方向のいずれか一方側に引き出すことで取り外す第2取り外し工程と、を含む。
請求項1に記載の開閉体、及び請求項5に記載の開閉体の取り外し方法によれば、開閉体本体の戸車部側の端部に設けられた第1の側壁部又は第2の側壁部であって、戸車部及び接続手段における見込方向の少なくともいずれか一方側を覆う第1の側壁部又は第2の側壁部と、第1の側壁部及び第2の側壁部の各々の見付面に設けられた切欠部であって、当該切欠部を介して接続手段を開閉体本体又は戸車部から取り外すことを可能にすると共に、当該開閉体を見込方向側に向けて引き出す際に、当該切欠部を介して戸車部と第1の側壁部又は第2の側壁部との当接を回避可能にする切欠部とを備えるので、例えば、後述する全閉状態又は半開状態において、開閉体の近傍に障害物(例えば、人、動物、物等)が存在することにより全開状態にできない状況である場合に、切欠部を介して接続手段を取り外した後に、切欠部を介して戸車部と第1の側壁部又は第2の側壁部との当接を回避しながら、開閉体を見込方向側に容易に引き出して取り外すことができる。よって、後述する全開状態にすることができ、上記状況に応じた措置(例えば、開閉体によって閉じ込められた人の救助作業、開放の障害の原因になった物の撤去作業等)を講じることができる。
請求項2に記載の開閉体によれば、第1の側壁部に対して着脱自在に設けられた第1のカバー手段、又は/及び、第2の側壁部に対して着脱自在に設けられた第2のカバー手段を備えるので、切欠部が外部に露出することを回避でき、開閉体の意匠性、防犯性、使用時の安全性を高めることができる。
請求項3に記載の開閉体によれば、第1のカバー手段を、第1の側壁部に対してスライド移動可能に構成し、又は/及び、第2のカバー手段を、第2の側壁部に対してスライド移動可能に構成したので、第1のカバー手段を第1の側壁部に対してスライド移動させ、又は/及び、第2のカバー手段を第2の側壁部に対してスライド移動させることにより、切欠部の状態を開放した状態又は閉鎖した状態に切り替えることができ、当該切り替える作業を効率的に行うことができる。
請求項4に記載の開閉体によれば、当該開閉体によって開口部が全閉した全閉状態において、戸車部における当該開閉体の閉鎖方向への移動を制限する制限手段を備えるので、全閉状態において戸車部における開閉体の閉鎖方向への移動を制限でき、全閉状態において開閉体を見込方向側に引き出す際に、戸車部と側壁部との当接を回避しやすくなる。
本発明の実施の形態に係る開閉装置を示す正面図である。 図1の開閉装置のA-A矢視断面図である(一部図示省略)。 図1の開閉装置のB-B矢視断面図である(一部図示省略)。 図1の戸車部周辺の拡大図である。 点検カバーを取り外した状態の開閉装置を示す背面図であって、戸車部周辺の拡大図である。 室外側カバー部を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は左側面図である。 室内側カバー部を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は左側面図である。 制限部を示す図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図である。 開閉体の取り外し方法のうち第1工程を示す図であって、図4に対応する領域を示す図である。 開閉体の取り外し方法のうち第2工程を示す図であって、図4に対応する領域を示す図である。 開閉体の取り外し方法のうち第3工程を示す図であって、図4に対応する領域を示す図である。 開閉体の取り外し方法のうち第4工程を示す図であって、図4に対応する領域を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る開閉体の実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念について説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕各実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、建物の開口部に設けられた開閉装置を構成する開閉体であり、開口部の周縁に設けられた枠体に取り付けられた戸車部を介してスライド移動可能な開閉体に関するものである。
ここで、「建物」の具体的な構造や種類は任意であるが、例えば、戸建て住宅、アパートやマンションの如き集合住宅、オフィスビル、商業施設、及び公共施設等を含む概念である。また、「建物の開口部」とは、建物の躯体(壁、天井、床)において窓や入り口を設置するために形成された開口部である。また、「開閉装置」とは、建物の躯体の開口部に設置される構造体であって、開口部の出入りを抑制又は制限するための構造体を意味し、例えば折り戸、引戸等を含む概念である。また、開閉装置の取り付け位置や用途は任意であるが、例えば玄関に設置される「玄関扉」、勝手口や通用口に設置される「勝手口扉」、建物内部に設置される「室内扉」等を含む。また、開閉装置の開閉構造は任意であり、例えば、片開式の開閉装置、両開式の開閉装置等が該当する。また、開閉装置の駆動方式は任意であり、例えば、「電動式の開閉装置」、「手動式の開閉装置」が該当する。また「開閉体の開閉状態」とは、「全閉状態」、「全開状態」、及び「半開状態」を含む概念である。このうち、「全閉状態」とは、開閉体によって開口部を全閉した状態であり、全閉状態における開閉体の位置を「全閉位置」と称する。また、「全開状態」とは、開閉体によって開口部を全開した状態であり、全開状態における開閉体の位置を「全開位置」と称する。また、「半開状態」とは、開閉体が全閉位置と全開位置との間に位置している状態である。以下、実施の形態では、開閉装置が、ビルの如き建物の通路に面する壁(例えば、扉が1つしかない空間(一例として、トイレ空間等)を仕切る壁等)の開口部に設けられた片開式且つ手動式の折り戸(具体的には、開閉体が見込方向のいずれに向けてもせり出すように折り畳みながら開く折り戸(いわゆる両方向開きの折り戸))である場合について説明する。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
最初に、実施の形態に係る開閉装置の構成について説明する。以下の説明では、図1のX方向を開閉装置の左右方向(-X方向を開閉装置の左方向、+X方向を開閉装置の右方向)、図2のY方向を開閉装置の前後方向(+Y方向を開閉装置の前方向(部屋の室外側の方向)、-Y方向を開閉装置の後方向(部屋の室内側の方向))、図1のZ方向を開閉装置の上下方向(+Z方向を開閉装置の上方向、-Z方向を開閉装置の下方向)と称する。
図1から図3に示すように、開閉装置1は、概略的に、枠体10、開閉体20、戸尻側ヒンジ部80、及び自閉部90を備えている。ただし、開閉装置1に関する特記しない構成については、従来と同様であるものとして説明を省略する。なお、開閉装置1を構成する各種部材同士の取付方法(又は接続方法)については任意であるが、例えば、取付側の部材又は取付相手側の部材に形成された取付孔(例えば、リベット孔、ネジ孔、ビス孔等)を介して、取付側の部材を取付相手側の部材に対して固定具(例えば、リベット、取付ネジ、ビス等)、溶接、接着剤、両面テープ等によって取り付ける(又は接続する)方法が採用されている。
(構成-枠体)
図1に戻り、枠体10は、躯体2(具体的には、建物の壁)に形成された開口部3の周縁に設置されるものである。この枠体10は、複数の鋼製(一例として、スチール、ステンレス等)の枠材を相互に組み合わせることによって構成されており、具体的には、図1に示すように、開口部3の戸先側に位置する戸先側縦枠材11、開口部3の戸尻側に位置する戸尻側縦枠材12、及び開口部3の上側に位置する上枠材13を備えている。そして、これら戸先側縦枠材11、戸尻側縦枠材12、及び上枠材13は、それぞれ開口部3の周縁における躯体2に対して固定部材14を介して固定具等によって固定されている。なお、実施の形態では、戸先側縦枠材11及び戸尻側縦枠材12の各々の下端部及びその近傍部分が建物の床面4よりも下方に位置するように、戸先側縦枠材11及び戸尻側縦枠材12は設置されている。
ここで、上枠材13は、開閉装置1の各部(例えば、後述する戸車部40の一部、自閉部90等)を収納するためのものである。この上枠材13は、左右方向に略沿って長尺な中空体であり、具体的には、折り曲げ成形された複数のスチール製の板状体を相互に接続して形成されている。
また、図2に示すように、この上枠材13には、点検口13a、点検カバー13b、上枠側支持部13c、ガイドレール13d、及び挿通口13eが設けられている。
このうち、点検口13aは、上枠材13の内部に収納されている開閉装置1の各部を点検するための開口であり、図2に示すように、上枠材13における部屋の室内側の側部に形成されている。
また、点検カバー13bは、点検口13aを覆うためのものであり、例えば鋼製の略板状体にて形成されており、上枠材13における部屋の室内側の側部において点検口13aを覆うように設けられており、上枠材13に対して開閉自在に取り付けられている。
また、上枠側支持部13cは、ガイドレール13dを支持する部材である。この上枠側支持部13cは、図2に示すように、Y-Z平面に沿った断面形状が略L字状である長尺状体にて形成され、上枠材13の内部において左右方向の略全長にわたって設けられており、上枠側支持部13cの垂直部分が上枠材13における部屋の室外側の側部に取り付けられた上枠側取付材13fに対して固定具等によって固定されている。
また、ガイドレール13dは、開閉体20を開口部3の開閉方向(具体的には、左右方向)に沿って移動するように案内するものである。このガイドレール13dは、長尺状体にて形成されており、図2に示すように、上枠側支持部13cにおけるL字状の水平部分の先端部の左右方向の略全長にわたって設けられており、具体的には、上枠側支持部13cと一体形成されている。
また、挿通口13eは、後述する戸車部40を挿通するための開口であり、上枠材13の下側側部において左右方向の略全長にわたって設けられている。
(構成-開閉体)
図1に戻り、開閉体20は、開閉方向(左右方向)に略沿って移動させることで、全開状態、全閉状態、又は半開状態とするものであり、図1から図3に示すように、第1開閉体本体20a、第2開閉体本体20b、連結部30、戸車部40、接続部50、側壁部60、及び補強部70を備えている。
(構成-開閉体-第1開閉体本体、第2開閉体本体)
第1開閉体本体20aは、開閉体20の基本構造体の一部であって、戸尻側ヒンジ部80によって軸支される開閉体本体である。第2開閉体本体20bは、開閉体20の基本構造体の他の一部であって、第1開閉体本体20aよりも戸先側に位置する開閉体本体である。これら第1開閉体本体20a及び第2開閉体本体20bの各々は、例えば公知の折り戸用の開閉体本体等を用いて構成されており、具体的には、図1から図3に示すように、開閉体フレーム21、室外側表面材22、室内側表面材23、芯材24、及び取手部25を備えている(ただし、第1開閉体本体20aにおいては、取手部25を省略する)。なお、実施の形態では、第2開閉体本体20bの左右方向の長さが第1開閉体本体20aの左右方向の長さよりも長くなるように、第1開閉体本体20a及び第2開閉体本体20bが構成されているものとする。
(構成-開閉体-第1開閉体本体、第2開閉体本体-開閉体フレーム)
開閉体フレーム21は、第1開閉体本体20a(又は第2開閉体本体20b)の剛性を主として担うものである。この開閉体フレーム21は、複数の鋼製の長尺な力骨を組み合わせることによって、正面形状が矩形環状となるように形成されており、具体的には、左右一対の縦力骨21a、21b及び上下一対の横力骨21c、21dから構成されている。このうち、左右一対の縦力骨は、長手方向の長さが相互に略同一となるように形成され、且つ上下方向に略沿うように配置されており、上下一対の横力骨は、長手方向の長さが相互に略同一となるように形成され、且つ左右方向に略沿うように配置されている。以下では、必要に応じて、縦力骨21a、21bのうち、戸尻側の縦力骨21aを「戸尻側縦力骨21a」と称し、戸先側の縦力骨21bを「戸先側縦力骨21b」と称する。また、横力骨21c、21dのうち、上側の横力骨21cを「上側横力骨21c」と称し、下側の横力骨21dを「下側横力骨21d」と称する。
(構成-開閉体-第1開閉体本体、第2開閉体本体-室外側表面材、室内側表面材)
室外側表面材22及び室内側表面材23は、開閉体フレーム21及び芯材24を覆うためのものである。これら室外側表面材22及び室内側表面材23は、例えば公知の表面材(一例として、鋼製の化粧板)等を用いて構成され、開閉体フレーム21及び芯材24を覆うように設けられており、具体的には、図2、図3に示すように、開閉体フレーム21及び芯材24を部屋の室内側及び部屋の室外側から挟むように配置され、開閉体フレーム21及び芯材24に対して接着剤等によって固定されている。
(構成-開閉体-第1開閉体本体、第2開閉体本体-芯材)
芯材24は、第1開閉体本体20a(又は第2開閉体本体20b)の内部に充填されるものであり、例えば公知の芯材等を用いて構成され、図2、図3に示すように、開閉体フレーム21、室外側表面材22、及び室内側表面材23にて囲繞された空間内に充填されている。
(構成-開閉体-第1開閉体本体、第2開閉体本体-取手部)
取手部25は、通行対象(具体的には、人)が開閉体20の開閉操作を行うためのものであり、例えば公知の折り戸用の取手を用いて構成されており、図1、図3に示すように、第2開閉体本体20bにおける部屋の室外側及び室内側にそれぞれ配置されている。
(構成-開閉体-連結部)
連結部30は、第1開閉体本体20aを第2開閉体本体20bに対して回動自在に軸支しながら連結する連結手段である。この連結部30は、例えば公知の折り戸用の連結材等を用いて構成されており、図1、図3に示すように、第1開閉体本体20aと第2開閉体本体20bとの相互間において上下方向の略全長にわたって設けられており、第1開閉体本体20a及び第2開閉体本体20bの各々に対して固定具等によって接続されている。
(構成-開閉体-戸車部)
戸車部40は、第1開閉体本体20a及び第2開閉体本体20bを上枠材13のガイドレール13d上をスライド移動させるためのものである。この戸車部40は、上枠材13と第2開閉体本体20bとの間に設けられており、例えば公知の折り戸用のガイドローラ等を用いて構成され、具体的には、図2、図4、図5に示すように、戸車側支持部41、戸車側ローラ部42、戸車側振れ止め部43、戸車側軸部44、及び戸車側取付部45を備えている。
このうち、戸車側支持部41は、戸車側ローラ部42、戸車側振れ止め部43、戸車側軸部44、及び戸車側取付部45を支持するためのものである。この戸車側支持部41は、例えばY-Z平面に沿った断面形状が略L字状である鋼製の板状体にて形成されており、図4、図5に示すように、ガイドレール13dの近傍に設けられている。
また、戸車側ローラ部42は、戸車部40をガイドレール13d上で走行させるためのものである。この戸車側ローラ部42は、例えば公知の回転子を用いて構成され、図2、図4、図5に示すように、ガイドレール13d上に設けられており、戸車側支持部41のL字状の垂直部分に対して回転可能に固定されている。
また、戸車側振れ止め部43は、戸車部40が見込方向へ揺れることを抑制するためのものである。この戸車側振れ止め部43は、例えば公知の揺れ止め材等を用いて構成され、図2に示すように、上枠側支持部13cの水平部分に設けられた溝部に嵌合されるように設けられており、戸車側支持部41の水平部分に対して回転可能に固定されている。
また、戸車側軸部44は、戸車側支持部41と戸車側取付部45とを連結するためのものである。この戸車側軸部44は、例えば公知の軸材を用いて構成され、図2、図4、図5に示すように、戸車側支持部41よりも下方位置において上枠材13の挿通口13eに挿通されるように設けられており、戸車側支持部41の水平部分に対して固定具等によって間接的に接続されている。
また、戸車側取付部45は、接続部50を戸車部40に取り付けるためのものである。この戸車側取付部45は、鋼製の略板状体にて形成され、図2、図4、図5に示すように、戸車側軸部44と第2開閉体本体20bとの相互間において、戸車側軸部44に対して接続されている。
(構成-開閉体-接続部)
接続部50は、第2開閉体本体20bと戸車部40とを着脱自在に接続する接続手段である。この接続部50は、例えば公知の接続部材(一例として、ボルト材)等を用いて構成され、図2、図4、図5に示すように、戸車側取付部45及び補強部70に設けられた挿通孔(図示省略)及び第2開閉体本体20bに設けられた取付孔(図示省略)を介して挿通されており、戸車側取付部45及び第2開閉体本体20bに対して取り付けられている(図4、図5では、2つ取り付けられている)。
(構成-開閉体-側壁部)
側壁部60は、戸車部40及び接続部50における見込方向のいずれか一方側を覆うためのものであり、図2、図4、図5に示すように、部屋の室外側に位置する室外側側壁部61と、部屋の室内側に位置する室内側側壁部62とを備えている。
室外側側壁部61及び室内側側壁部62は、例えばY-Z平面に沿った断面形状が略逆L字状である板状体(具体的には、略逆L字状の水平部分が前後方向の内側に向けて張り出されている板状体)にて形成され、図2、図4、図5に示すように、第2開閉体本体20bの上端部(具体的には、上側横力骨21cの上面)から上方に張り出すように設けられている。具体的には、上枠材13の下端部と間隔を隔てて設けられていると共に、第2開閉体本体20bの上端部における部屋の室外側の端部と部屋の室内側の端部とにそれぞれ設けられている。なお、以下では、側壁部60のうち、部屋の室外側に位置する側壁部61を「室外側側壁部61」と称し、部屋の室内側に位置する側壁部62を「室内側側壁部62」と称する。
また、室外側側壁部61及び室内側側壁部62の具体的な大きさについては任意であるが、実施の形態では、以下の通りに設定している。すなわち、室外側側壁部61及び室内側側壁部62の各々の左右方向の長さについては、第2開閉体本体20bの左右方向の長さと略同一に設定している。また、室外側側壁部61及び室内側側壁部62の各々の前後方向の長さについては、室外側側壁部61と室内側側壁部62との相互間において戸車部40(具体的には、戸車側軸部44及び戸車側取付部45)を挿通可能な長さに設定しており、より具体的には、第2開閉体本体20bの前後方向の長さよりも短く設定している。また、室外側側壁部61及び室内側側壁部62の各々の上下方向の長さについては、第2開閉体本体20bの上下方向の長さよりも短く設定しており、より具体的には、戸車側取付部45の上下方向の長さよりも長く、且つ戸車側軸部44の長さよりも短く設定している。
また、室外側側壁部61及び室内側側壁部62の形成方法については任意であるが、実施の形態では、室外側側壁部61については、第2開閉体本体20bの室外側表面材22と一体成形することにより形成し、室内側側壁部62については、第2開閉体本体20bの室内側表面材23と一体成形することにより形成している。これにより、室外側側壁部61と室外側表面材22とを別体に形成し、室内側側壁部62と室内側表面材23とを別体に形成する場合に比べて、側壁部60の取付作業を省略でき、開閉体20の製造性を高めることができる。ただし、これに限らず、例えば、室外側側壁部61を室外側表面材22とは別体に形成し、室内側側壁部62を室内側表面材23と別体に形成してもよい。
(構成-開閉体-補強部)
補強部70は、室外側側壁部61及び室内側側壁部62を補強するためのものである。この補強部70は、例えばY-Z平面に沿った断面形状が略U字状である板状体にて形成され、図2に示すように、部屋の室外側に位置する室外側補強片71と、部屋の室内側に位置する室内側補強片72と、室外側補強片71と室内側補強片72とを接続する接続補強片73とを備えて構成されている。また、この補強部70は、室外側側壁部61、室内側側壁部62、及び第2開閉体本体20bによって囲繞された空間内に設けられている。具体的には、室外側補強片71と室外側側壁部61とが当接し、室内側補強片72と室内側側壁部62とが当接し、且つ接続補強片73と第2開閉体本体20b(具体的には、上側横力骨21cの上面)とが当接するように配置されている。
また、補強部70の具体的な大きさについては任意であるが、実施の形態では、以下の通りに設定している。すなわち、補強部70の左右方向の長さについては、第2開閉体本体20bの左右方向の長さと略同一に設定している。また、補強部70の前後方向の長さについては、第2開閉体本体20bの前後方向の長さと略同一に設定している。また、補強部70の上下方向の長さについては、第2開閉体本体20bの上下方向の長さよりも短く設定しており、より具体的には、室外側側壁部61(又は室内側側壁部62)の上下方向の長さと略同一(又はそれよりも短く設定している)。
(構成-戸尻側ヒンジ部)
図1に戻り、戸尻側ヒンジ部80は、開閉体20を枠体10に対して回動自在(具体的には、開口部3から部屋の室外側又は室内側に至る範囲で回動自在)に軸支するためのヒンジ部である。この戸尻側ヒンジ部80は、例えば公知のヒンジ部材(一例として、ピボットヒンジ)等を用いて構成されており、図1に示すように、第1開閉体本体20aの戸尻側の上端側及び下端側にそれぞれ設けられており、第1開閉体本体20a(具体的には、開閉体フレーム21)及び戸尻側縦枠材12に対して固定具等によって固定されている。
(構成-自閉部)
自閉部90は、全開状態又は半開状態において第1開閉体本体20a及び第2開閉体本体20bを自動的に閉鎖移動させるための自閉手段である。この自閉部90は、例えば公知の折り戸用の自閉装置を用いて構成され、図1に示すように、上枠材13の内部に収容されて、上枠材13に対して固定具等によって固定されている。また、自閉部90と戸車部40との接続方法については任意であるが、実施の形態では、自閉部90における図示しない付勢部(例えば、ぜんまいバネ等)と戸車部40の戸車側支持部41とをワイヤー部91を介して接続している。このような接続方法により、全開状態又は半開状態において付勢部によってワイヤー部91が巻き取られることにより、第1開閉体本体20a及び第2開閉体本体20bを自動的に閉鎖移動させることができる。なお、例えば、全開状態において自閉部90によって第1開閉体本体20a及び第2開閉体本体20bが閉鎖移動することを回避するために、第1開閉体本体20a及び第2開閉体本体20bを仮保持するための保持部(図示省略)が上枠材13に設けられてもよい。
以上のような開閉装置1により、例えば、図3に示すように、開閉体20を全閉位置から全開位置に向けてスライド移動させた際に、図3の想像線で示す軌跡を描きながら開閉体20を折り畳む(具体的には、開閉体20が部屋の室外側に向けてせり出すように折り畳む)ことができると共に、図3の想像線で示す軌跡とは逆の軌跡を描きながら開閉体20を折り畳む(具体的には、開閉体20が部屋の室内側に向けてせり出すように折り畳む)ことができる。ただし、例えば、全閉状態において、開閉体20の近傍であって開口部3よりも部屋の室内側に障害物(例えば、人、動物、物等)が存在する場合に、図3の軌跡を描くように開放しようとすると、第2開閉体本体20bの戸先側部分が部屋の室内側に入りこむことで障害物と当接することから、当該開放が阻害される。また、図3の逆の軌跡を描くように開放しようとすると、連結部30が部屋の室内側に入りこむことで障害物と当接することから、当該開放が阻害される。
(構成-取り外し構造)
次に、開閉体20の取り外し構造について説明する。この開閉体20は、全開状態又は半開状態において当該開閉体20を見込方向側に引き出して取り外すための取り外し構造を備えている。この取り外し構造の特徴については、実施の形態では、以下に示す通りとなる。
(構成-取り外し構造-第1の特徴)
まず、取り外し構造の第1の特徴については、図1、図4、図5に示すように、室外側側壁部61及び補強部70の室外側補強片71と、室内側側壁部62及び補強部70の室内側補強片72とに、切欠部100がそれぞれ設けられている。なお、以下では、切欠部100のうち、室外側側壁部61及び室外側補強片71に設けられている切欠部101を「室外側切欠部101」と称し、室内側側壁部62及び室内側補強片72に設けられている切欠部102を「室内側切欠部102」と称する。
(構成-取り外し構造-第1の特徴-室外側切欠部)
室外側切欠部101は、当該室外側切欠部101を介して接続部50を第2開閉体本体20b又は戸車部40から取り外すことを可能にすると共に、開閉体20を見込方向側に向けて引き出す際に、当該室外側切欠部101を介して戸車部40と室外側側壁部61との当接を回避可能にするものである。この室外側切欠部101は、図4に示すように、室外側側壁部61及び室外側補強片71において戸車部40と対応する部分及びその近傍に形成されている。具体的には、室外側側壁部61については、室外側側壁部61の上端部から室外側側壁部61の下端部の近傍に至る部分に形成されており、室外側補強片71については、室外側補強片71の上端部から室外側補強片71の下端部の近傍に至る部分に形成されている。
また、室外側切欠部101の具体的な形状及び大きさについては、全閉状態又は半開状態において、室外側切欠部101を介して接続部50を取り外すことができると共に、室外側切欠部101を介して戸車部40と室外側側壁部61との当接を回避しながら、開閉体20を見込方向側に容易に引き出して取り外すことができる限り任意に設定することができるが、実施の形態では以下の通りに設定している。すなわち、図4に示すように、室外側切欠部101の形状については、略矩形状に設定している。ただし、これに限らず、例えば楕円形状に設定してもよい。また、室外側切欠部101の左右方向の長さについては、戸車部40(戸車側取付部45)の左右方向の長さよりも長く設定している。また、室外側切欠部101の上下方向の長さについては、戸車部40の上下方向の長さよりも短く設定しており、より具体的には、戸車側取付部45の上下方向の長さよりも長く、且つ戸車側軸部44の上下方向の長さよりも短く設定している。
(構成-取り外し構造-第1の特徴-室内側切欠部)
室内側切欠部102は、当該室内側切欠部102を介して接続部50を第2開閉体本体20b又は戸車部40から取り外すことを可能にすると共に、開閉体20を見込方向側に向けて引き出す際に、当該室内側切欠部102を介して戸車部40と室内側側壁部62との当接を回避可能にするものである。この室内側切欠部102は、図5に示すように、室内側側壁部62及び室内側補強片72において戸車部40と対応する部分及びその近傍に形成されている。具体的には、室内側側壁部62については、室内側側壁部62の上端部から室内側側壁部62の下端部の近傍に至る部分に形成されており、室内側補強片72については、室内側補強片72の上端部から室内側補強片72の下端部の近傍に至る部分に形成されている。
また、室内側切欠部102の具体的な形状及び大きさについては、全閉状態又は半開状態において、室内側切欠部102を介して接続部50を取り外すことができると共に、室内側切欠部102を介して戸車部40と室内側側壁部62との当接を回避しながら、開閉体20を見込方向側に容易に引き出して取り外すことができる限り任意に設定することができるが、実施の形態では、図5に示すように、室外側切欠部101の具体的な形状及び大きさと略同一に設定している。
このような第1の特徴により、例えば、全閉状態又は半開状態において、開閉体20の近傍に障害物が存在することにより全開状態にできない状況である場合に、室外側切欠部101及び室内側切欠部102を介して接続部50を取り外した後に、室外側切欠部101及び室内側切欠部102を介して戸車部40と室外側側壁部61又は室内側側壁部62との当接を回避しながら、開閉体20を見込方向側に容易に引き出して取り外すことができる。よって、全開状態にすることができ、上記状況に応じた措置(例えば、開閉体20によって閉じ込められた人の救助作業、開放の障害の原因になった物の撤去作業等)を講じることができる。
(構成-取り外し構造-第2の特徴)
図1に戻り、次に、取り外し構造の第2の特徴については、図1、図2、図4、図5に示すように、室外側側壁部61及び室内側側壁部62の各々にカバー部110が設けられている。なお、以下では、カバー部110のうち、室外側側壁部61に設けられているカバー部111を「室外側カバー部111」と称し、室内側側壁部62に設けられているカバー部112を「室内側カバー部112」と称する。
(構成-取り外し構造-第2の特徴-室外側カバー部)
室外側カバー部111は、室外側切欠部101を覆うためのカバー手段である。この室外側カバー部111は、例えばY-Z平面に沿った断面形状が略逆L字状である略鋼製の板状体にて形成されており、具体的には、図2、図4、図6に示すように、略水平に配置された第1室外側カバー片111aと、第1室外側カバー片111aにおける部屋の室外側の端部から下方に張り出された第2室外側カバー片111bとを備えて構成されている。また、この室外側カバー部111は、室外側側壁部61に対して着脱自在に設けられている。具体的には、第2室外側カバー片111bによって室外側切欠部101が覆われ、且つ室外側カバー部111と室外側側壁部61とが当接するように配置され、第2室外側カバー片111b、室外側側壁部61、及び室外側補強片71に形成された室外側挿通孔111cと室外側補強片71に取り付けられた固定プレート74に形成された取付孔(図示書略)に挿通される室外側固定具111d(図2では、室外側固定具111dのヘッド部がネジ部よりも部屋の室外側に位置するように挿通される)によって固定プレート74に対して固定されている。
また、室外側カバー部111の具体的な大きさについては、室外側切欠部101全体を覆うことができる限り任意に設定することができるが、実施の形態では、以下の通りに設定している。すなわち、図4に示すように、室外側カバー部111の左右方向の長さについては、室外側切欠部101の左右方向の長さよりも長く設定している。また、室外側カバー部111の前後方向の長さについては、第2開閉体本体20bの前後方向の長さよりも短く設定しており、より具体的には、室外側側壁部61の前後方向の長さと略同一に設定している。また、室外側カバー部111の上下方向の長さについては、室外側切欠部101の上下方向の長さよりも長く設定している。
(構成-取り外し構造-第2の特徴-室内側カバー部)
室内側カバー部112は、室内側切欠部102を覆うためのカバー手段である。この室内側カバー部112は、例えばY-Z平面に沿った断面形状が略逆J字状である略鋼製の板状体にて形成されており、具体的には、図2、図5、図7に示すように、略水平に配置された第1室内側カバー片112aと、第1室内側カバー片112aにおける部屋の室内側の端部から下方に張り出された第2室内側カバー片112bと、第1室内側カバー片112aにおける部屋の室外側の端部から下方に張り出され、且つ第2室内側カバー片112bよりも張り出し長さが短い第3室内側カバー片112c(ただし、実施の形態では、第3室内側カバー片112cの左右方向の端部及びその近傍以外の部分については切り欠かれているものとする)とを備えて構成されている。また、この室内側カバー部112は、室内側側壁部62に対して着脱自在に設けられている。具体的には、第2室内側カバー片112bによって室内側切欠部102が覆われ、且つ室内側カバー部112と室内側側壁部62とが当接するように配置され、第3室内側カバー片112cに形成された図示しない取付孔(例えばネジ孔)に挿通された室内側固定具112e(図2では、室内側固定具112eのヘッド部がネジ部よりも部屋の室外側に位置するように挿通されている)が室内側補強片72に対して押し付けられることで固定されている。
また、室内側カバー部112の具体的な大きさについては、室内側切欠部102全体を覆うことができる限り任意に設定することができるが、実施の形態では、以下の通りに設定している。すなわち、図5に示すように、室内側カバー部112の左右方向の長さについては、室内側切欠部102の左右方向の長さよりも長く設定している。また、室内側カバー部112の前後方向の長さについては、第2開閉体本体20bの前後方向の長さよりも短く設定しており、より具体的には、室内側側壁部62の前後方向の長さと略同一に設定している。また、室内側カバー部112の上下方向の長さについては、室内側切欠部102の上下方向の長さよりも長く設定している。
また、室内側カバー部112の具体的な構成については任意であるが、実施の形態では、室内側側壁部62に対してスライド移動可能に構成されている。具体的には、室内側カバー部112のY-Z平面に沿った断面形状については、室内側カバー部112が室内側固定具112eによって固定されていない状態において、室内側カバー部112が室内側側壁部62から脱落することを回避しながら、室内側側壁部62の上端部をスライド可能な形状に設定されている。より具体的には、図2、図7に示すように、室内側側壁部62に対して係合可能な略逆J字状に設定されている(すなわち、上述したように、第1室内側カバー片112a、第2室内側カバー片112b、及び第3室内側カバー片112cを備えて構成されている)。これにより、室内側カバー部112を室内側側壁部62に対してスライド移動させることにより、室内側切欠部102の状態を開放した状態又は閉鎖した状態に切り替えることができ、当該切り替える作業を効率的に行うことができる。
このような第2の特徴により、室外側切欠部101及び室内側切欠部102が外部に露出することを回避でき、開閉体20の意匠性、防犯性、使用時の安全性を高めることができる。
(構成-取り外し構造-第3の特徴)
図1に戻り、次に、取り外し構造の第3の特徴については、図1、図4、図5に示すように、上枠材13に制限部120が設けられている。
(構成-取り外し構造-第3の特徴-制限部)
制限部120は、全閉状態において、戸車部40における開閉体20の閉鎖方向への移動を制限する制限手段である。この制限部120は、図4、図5、図8に示すように、上枠材13の内部に収容されており、制限部本体121及び緩衝部122を備えている。
制限部本体121は、制限部120の基本構造体である。この制限部本体121は、略鋼製の板状体にて形成されており、具体的には、図4、図5、図8に示すように、戸尻側に位置する第1制限片121aと、第1制限片121aの上端部から戸先側に向けて張り出された第2制限片121bと、第2制限片121bの室外側の端部から上方に張り出された第3制限片121cとを備えて構成されている。また、この制限部本体121は、全閉状態において戸車部40よりも戸先側に位置するように設けられ、第3制限片121cに形成された制限挿通孔123に挿通された固定具によって上枠側取付材13fに対して固定されている。
また、緩衝部122は、制限部120と戸車部40との相互間で生じる衝撃を緩和するためのものである。この緩衝部122は、例えば公知の緩衝材(例えば、ゴム製の緩衝材)を用いて構成されており、図4、図5、図8に示すように、第1制限片121aと戸車部40との相互間に設けられ、第1制限片121aに対して固定具等によって固定されている。
また、制限部120の設置方法については任意であるが、実施の形態では、全閉状態において戸車部40における開閉体20の閉鎖方向への移動を制限可能な位置に設置しており、具体的には、図4、図5に示すように、全閉状態において緩衝部122と戸車部40とが近接する位置に設置している。これにより、例えば、全閉状態において接続部50が取り外されることで戸車部40が閉鎖方向に移動しようとしても、緩衝部122と戸車部40とが当接することで当該移動を確実に制限できる。
このような第3の特徴により、全閉状態において戸車部40における開閉体20の閉鎖方向への移動を制限でき、全閉状態において開閉体20を見込方向側に引き出す際に、戸車部40と室外側側壁部61又は室内側側壁部62との当接を回避しやすくなる。
(開閉体の取り外し方法)
続いて、開閉体20の取り外し方法について説明する。
開閉体20の取り外し方法は、全閉状態(又は半開状態)において、開閉体20の近傍位置であり、且つ開閉体20よりも部屋の室内側に障害物が存在することで全開状態にできない状況である場合に、開閉体20よりも部屋の室外側にいる作業者が開閉体20を部屋の室外側に引き出して取り外すための方法である。この開閉体20の取り外し方法は、第1工程、第2工程、第3工程、及び第4工程を含んでいる。なお、以下では、全閉状態において制限部120の緩衝部122と戸車部40とが当接していない状態で、開閉体20を部屋の室外側に引き出して取り外すものとして説明する。
(開閉体の取り外し方法-第1工程)
まず、第1工程について説明する。第1工程は、室外側切欠部101を室外側カバー部111によって覆われていない状態(以下、「非カバー状態」と称する)にする工程である。
具体的には、図9に示すように、公知の工具(例えば、ドライバ)を用いて、室外側固定具111dを取り外した後に、室外側カバー部111を部屋の室外側から引き出すことにより、非カバー状態にする。
(開閉体の取り外し方法-第2工程)
次に、第2工程について説明する。第2工程は、第1工程の後に、室内側切欠部102を室内側カバー部112によって覆われていない非カバー状態にする工程である。
具体的には、図10に示すように、公知の工具(例えば、ドライバ)を用いて、室外側切欠部101を介して室内側固定具112eを取り外した後に、室内側カバー部112を室内側切欠部102よりも左右方向のいずれかに向けてスライド移動させることにより、非カバー状態にする。
(開閉体の取り外し方法-第3工程)
次いで、第3工程について説明する。第3工程は、第2工程の後に、室外側切欠部101を介して接続部50を第2開閉体本体20b又は戸車部40から取り外す工程(第1取り外し工程)である。
具体的には、図11に示すように、公知の工具(例えば、スパナ)を用いて、室外側切欠部101を介して接続部50を第2開閉体本体20b又は戸車部40から取り外した後、室外側切欠部101を介して当該接続部50を部屋の室外側に引き出す。ここで、接続部50を取り外したタイミングで、自閉部90の作用によって戸車部40が閉鎖方向へ移動しようとするものの、制限部120の緩衝部122と戸車部40(具体的には、戸車側支持部41)とが当接することで、当該移動が制限される。よって、接続部50を取り外した後において、見込方向から見て、戸車部40の戸車側軸部44及び戸車側取付部45を室外側側壁部61及び室内側側壁部62と重複しないように外部に露出させることができる。
(開閉体の取り外し方法-第4工程)
続いて、第4工程について説明する。第4工程は、第3工程の後に、開閉体20(具体的には、第1開閉体本体20a、第2開閉体本体20b、連結部30、側壁部60、及び補強部70)を取り外す工程(第2取り外し工程)である。
具体的には、図12に示すように、室内側切欠部102を介して戸車部40と室内側側壁部62との当接を回避しながら、開閉体20を部屋の室外側に引き出すことにより、取り外す。これにて、開閉体20の取り外し方法を終了する。
このような開閉体20の取り外し方法により、開閉体20を部屋の室外側に容易に引き出して取り外すことができる。よって、全開状態にすることができ、上記状況に応じた措置(例えば、開閉体20によって閉じ込められた人の救助作業、開放の障害の原因になった物の撤去作業等)を講じることができる。
(実施の形態の効果)
このように実施の形態によれば、第2開閉体本体20bの戸車部40側の端部に設けられた側壁部60であって、戸車部40及び接続部50における見込方向の少なくともいずれか一方側を覆う側壁部60と、側壁部60に設けられた切欠部100であって、当該切欠部100を介して接続部50を第2開閉体本体20b又は戸車部40から取り外すことを可能にすると共に、開閉体20を見込方向側に向けて引き出す際に、当該切欠部100を介して戸車部40と側壁部60との当接を回避可能にする切欠部100とを備えるので、例えば、全閉状態又は半開状態において、開閉体20の近傍に障害物(例えば、人、動物、物等)が存在することにより全開状態にできない状況である場合に、切欠部100を介して接続部50を取り外した後に、切欠部100を介して戸車部40と側壁部60との当接を回避しながら、開閉体20を見込方向側に容易に引き出して取り外すことができる。よって、全開状態にすることができ、上記状況に応じた措置(例えば、開閉体20によって閉じ込められた人の救助作業、開放の障害の原因になった物の撤去作業等)を講じることができる。
また、側壁部60に対して着脱自在に設けられたカバー部110であって、切欠部100を覆うためのカバー部110を備えるので、切欠部100が外部に露出することを回避でき、開閉体20の意匠性、防犯性、使用時の安全性を高めることができる。
また、カバー部110を、側壁部60に対してスライド移動可能に構成したので、カバー部110を側壁部60に対してスライド移動させることにより、切欠部100の状態を開放した状態又は閉鎖した状態に切り替えることができ、当該切り替える作業を効率的に行うことができる。
また、全閉状態において、戸車部40における当該開閉体20の閉鎖方向への移動を制限する制限部120を備えるので、全閉状態において戸車部40における開閉体20の閉鎖方向への移動を制限でき、全閉状態において開閉体20を見込方向側に引き出す際に、戸車部40と側壁部60との当接を回避しやすくなる。
〔III〕各実施の形態に対する変形例
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び部は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(形状、数値、構造、時系列について)
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
(開閉装置について)
上記実施の形態では、開閉装置1が、両方向開きの折り戸であると説明したが、これに限らず、例えば、片方向開きの折り戸(具体的には、開閉体が見込方向のいずれか一方のみに向けてせり出すように折り畳みながら開く折り戸)であってもよい。
また、上記実施の形態では、開閉装置1が、自閉部90を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、自閉部90を省略してもよい。
(開閉体について)
上記実施の形態では、開閉体20が、室外側側壁部61及び室内側側壁部62を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、室外側側壁部61又は室内側側壁部62の少なくともいずれか一方を省略してもよい。ここで、室外側側壁部61及び室内側側壁部62が省略される場合には、補強部70の室外側補強片71又は室内側補強片72を側壁部60として機能させてもよい。
また、上記実施の形態では、開閉体20が、補強部70を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、補強部70を省略してもよい。
また、上記実施の形態では、接続部50が、ボルト材であると説明したが、これに限らず、例えば、ネジ材、あるいは、係合式又は嵌合式の取付具等であってもよい。
また、上記実施の形態では、開閉体20が、2つの開閉体本体(第1開閉体本体20a、第2開閉体本体20b)を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、3つ以上の開閉体本体を備えてもよい。
(取り外し構造について)
上記実施の形態では、取り外し構造が、室外側カバー部111、室内側カバー部112、及び制限部120を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、室外側カバー部111、室内側カバー部112、又は制限部120の少なくともいずれか1つを省略してもよい。なお、室外側カバー部111及び室内側カバー部112が省略される場合には、開閉体20を部屋の室外側又は室内側のいずれにも引き出すことにより取り外すことができると共に、開閉体20の取り外し方法の第1工程及び第2工程を省略できる。
また、上記実施の形態では、室内側カバー部112が、室内側側壁部62に対してスライド移動可能に構成されていると説明したが、これに限らない。例えば、室内側側壁部62に対してスライド移動不能に構成されてもよい。あるいは、室外側カバー部111が、室外側側壁部61に対してスライド移動可能に構成されてもよい。
また、上記実施の形態では、制限部120が、緩衝部122を備えていると説明したが、これに限らず、緩衝部122を省略してもよい。また、上記実施の形態では、全閉状態において緩衝部122と戸車部40(戸車側支持部41)とが当接していないと説明したが、これに限らず、例えば、全閉状態において緩衝部122と戸車部40(戸車側支持部41)とが当接していてもよい。
また、上記実施の形態では、開閉体20が部屋の室外側から取り外すことができる構造(すなわち、室外側固定具111d及び室内側固定具112eの各々のヘッド部がネジ部よりも部屋の室外側に位置する構造)であると説明したが、これに限らない。例えば、部屋の室内側から取り外すことができる構造(すなわち、室外側固定具111d及び室内側固定具112eの各々のヘッド部がネジ部よりも部屋の室内側に位置する構造)であってもよい。
(付記)
付記1の開閉体は、建物の開口部に設けられた開閉装置を構成する開閉体であり、前記開口部の周縁に設けられた枠体に取り付けられた戸車部を介してスライド移動可能な開閉体であって、開閉体本体と、前記開閉体本体と前記戸車部とを着脱自在に接続する接続手段と、前記開閉体本体の前記戸車部側の端部に設けられた側壁部であって、前記戸車部及び前記接続手段における見込方向の少なくともいずれか一方側を覆う側壁部と、前記側壁部に設けられた切欠部であって、当該切欠部を介して前記接続手段を前記開閉体本体又は前記戸車部から取り外すことを可能にすると共に、当該開閉体を見込方向側に向けて引き出す際に、当該切欠部を介して前記戸車部と前記側壁部との当接を回避可能にする切欠部と、を備える。
付記2の開閉体は、付記1に記載の開閉体において、前記側壁部に対して着脱自在に設けられたカバー手段であって、前記切欠部を覆うためのカバー手段を備える。
付記3の開閉体は、付記2に記載の開閉体において、前記カバー手段を、前記側壁部に対してスライド移動可能に構成した。
付記4の開閉体は、付記1から3のいずれか一項に記載の開閉体において、当該開閉体によって前記開口部が全閉した全閉状態において、前記戸車部における当該開閉体の閉鎖方向への移動を制限する制限手段を備える。
付記5の開閉体の取り外し方法であって、建物の開口部に設けられた開閉装置を構成する開閉体であり、前記開口部の周縁に設けられた枠体に取り付けられた戸車部を介してスライド移動可能である開閉体の取り外し方法であって、前記開閉体は、開閉体本体と、前記開閉体本体と前記戸車部とを着脱自在に接続する接続手段と、前記開閉体本体の前記戸車部側の端部に設けられた側壁部であって、前記戸車部及び前記接続手段における見込方向の少なくともいずれか一方側を覆う側壁部と、前記側壁部に設けられた切欠部であって、当該切欠部を介して前記接続手段を前記開閉体本体又は前記戸車部から取り外すことを可能にすると共に、当該開閉体を見込方向側に向けて引き出す際に、当該切欠部を介して前記戸車部と前記側壁部との当接を回避可能にする切欠部と、を備え、前記切欠部を介して前記接続手段を前記開閉体本体又は前記戸車部から取り外す第1取り外し工程と、前記第1取り外し工程の後に、前記切欠部を介して前記戸車部と前記側壁部との当接を回避しながら、当該開閉体を見込方向のいずれか一方側に引き出すことで取り外す第2取り外し工程と、を含む。
(付記の効果)
付記1に記載の開閉体、及び付記5に記載の開閉体の取り外し方法によれば、開閉体本体の戸車部側の端部に設けられた側壁部であって、戸車部及び接続手段における見込方向の少なくともいずれか一方側を覆う側壁部と、側壁部に設けられた切欠部であって、当該切欠部を介して接続手段を開閉体本体又は戸車部から取り外すことを可能にすると共に、当該開閉体を見込方向側に向けて引き出す際に、当該切欠部を介して戸車部と側壁部との当接を回避可能にする切欠部とを備えるので、例えば、全閉状態又は半開状態において、開閉体の近傍に障害物(例えば、人、動物、物等)が存在することにより全開状態にできない状況である場合に、切欠部を介して接続手段を取り外した後に、切欠部を介して戸車部と側壁部との当接を回避しながら、開閉体を見込方向側に容易に引き出して取り外すことができる。よって、全開状態にすることができ、上記状況に応じた措置(例えば、開閉体によって閉じ込められた人の救助作業、開放の障害の原因になった物の撤去作業等)を講じることができる。
付記2に記載の開閉体によれば、側壁部に対して着脱自在に設けられたカバー手段であって、切欠部を覆うためのカバー手段を備えるので、切欠部が外部に露出することを回避でき、開閉体の意匠性、防犯性、使用時の安全性を高めることができる。
付記3に記載の開閉体によれば、カバー手段を、側壁部に対してスライド移動可能に構成したので、カバー手段を側壁部に対してスライド移動させることにより、切欠部の状態を開放した状態又は閉鎖した状態に切り替えることができ、当該切り替える作業を効率的に行うことができる。
付記4に記載の開閉体によれば、当該開閉体によって開口部が全閉した全閉状態において、戸車部における当該開閉体の閉鎖方向への移動を制限する制限手段を備えるので、全閉状態において戸車部における開閉体の閉鎖方向への移動を制限でき、全閉状態において開閉体を見込方向側に引き出す際に、戸車部と側壁部との当接を回避しやすくなる。
1 開閉装置
2 躯体
3 開口部
4 床面
10 枠体
11 戸先側縦枠材
12 戸尻側縦枠材
13 上枠材
13a 点検口
13b 点検カバー
13c 上枠側支持部
13d ガイドレール
13e 挿通口
13f 上枠側取付材
14 固定部材
20 開閉体
20a 第1開閉体本体
20b 第2開閉体本体
21 開閉体フレーム
21a 戸尻側縦力骨
21b 戸先側縦力骨
21c 上側横力骨
21d 下側横力骨
22 室外側表面材
23 室内側表面材
24 芯材
25 取手部
30 連結部
40 戸車部
41 戸車側支持部
42 戸車側ローラ部
43 戸車側振れ止め部
44 戸車側軸部
45 戸車側取付部
50 接続部
60 側壁部
61 室外側側壁部
62 室内側側壁部
70 補強部
71 室外側補強片
72 室内側補強片
73 接続補強片
74 固定プレート
80 戸尻側ヒンジ部
90 自閉部
91 ワイヤー部
100 切欠部
101 室外側切欠部
102 室内側切欠部
110 カバー部
111 室外側カバー部
111a 第1室外側カバー片
111b 第2室外側カバー片
111c 室外側挿通孔
111d 室外側固定具
112 室内側カバー部
112a 第1室内側カバー片
112b 第2室内側カバー片
112c 第3室内側カバー片
112d 室内側挿通孔
112e 室内側固定具
120 制限部
121 制限部本体
121a 第1制限片
121b 第2制限片
121c 第3制限片
122 緩衝部
123 制限挿通孔

Claims (5)

  1. 建物の開口部に設けられた開閉装置を構成する開閉体であり、前記開口部の周縁に設けられた枠体に取り付けられた戸車部を介してスライド移動可能な開閉体であって、
    開閉体本体と、
    前記開閉体本体と前記戸車部とを着脱自在に接続する接続手段と、
    前記開閉体本体の前記戸車部側の端部に設けられた第1の側壁部であって、前記戸車部及び前記接続手段における見込方向の一方側を覆う第1の側壁部と、
    前記開閉体本体の前記戸車部側の端部に設けられた第2の側壁部であって、前記戸車部及び前記接続手段における見込方向の他方側を覆う第2の側壁部と、
    前記第1の側壁部及び前記第2の側壁部の各々の見付面に設けられた切欠部であって、当該切欠部を介して前記接続手段を前記開閉体本体又は前記戸車部から取り外すことを可能にすると共に、当該開閉体を見込方向側に向けて引き出す際に、当該切欠部を介して前記戸車部と前記第1の側壁部又は前記第2の側壁部との当接を回避可能にする切欠部と、
    を備える開閉体。
  2. 前記第1の側壁部に対して着脱自在に設けられた第1のカバー手段であって、前記第1の側壁部に設けられた前記切欠部を覆うための第1のカバー手段、又は/及び、前記第2の側壁部に対して着脱自在に設けられた第2のカバー手段であって、前記第2の側壁部に設けられた前記切欠部を覆うための第2のカバー手段を備える、
    請求項1に記載の開閉体。
  3. 前記第1のカバー手段を、前記第1の側壁部に対してスライド移動可能に構成し、又は/及び、前記第2のカバー手段を、前記第2の側壁部に対してスライド移動可能に構成した、
    請求項2に記載の開閉体。
  4. 当該開閉体によって前記開口部が全閉した全閉状態において、前記戸車部における当該開閉体の閉鎖方向への移動を制限する制限手段を備える、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の開閉体。
  5. 建物の開口部に設けられた開閉装置を構成する開閉体であり、前記開口部の周縁に設けられた枠体に取り付けられた戸車部を介してスライド移動可能である開閉体の取り外し方法であって、
    前記開閉体は、
    開閉体本体と、
    前記開閉体本体と前記戸車部とを着脱自在に接続する接続手段と、
    前記開閉体本体の前記戸車部側の端部に設けられた第1の側壁部であって、前記戸車部及び前記接続手段における見込方向の一方側を覆う第1の側壁部と、
    前記開閉体本体の前記戸車部側の端部に設けられた第2の側壁部であって、前記戸車部及び前記接続手段における見込方向の他方側を覆う第2の側壁部と、
    前記第1の側壁部及び前記第2の側壁部の各々の見付面に設けられた切欠部であって、当該切欠部を介して前記接続手段を前記開閉体本体又は前記戸車部から取り外すことを可能にすると共に、当該開閉体を見込方向側に向けて引き出す際に、当該切欠部を介して前記戸車部と前記第1の側壁部又は前記第2の側壁部との当接を回避可能にする切欠部と、を備え、
    前記切欠部を介して前記接続手段を前記開閉体本体又は前記戸車部から取り外す第1取り外し工程と、
    前記第1取り外し工程の後に、前記切欠部を介して前記戸車部と前記第1の側壁部又は前記第2の側壁部との当接を回避しながら、当該開閉体を見込方向のいずれか一方側に引き出すことで取り外す第2取り外し工程と、
    を含む開閉体の取り外し方法。
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