JP2773450B2 - 磁気記録再生方法 - Google Patents
磁気記録再生方法Info
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- JP2773450B2 JP2773450B2 JP3078864A JP7886491A JP2773450B2 JP 2773450 B2 JP2773450 B2 JP 2773450B2 JP 3078864 A JP3078864 A JP 3078864A JP 7886491 A JP7886491 A JP 7886491A JP 2773450 B2 JP2773450 B2 JP 2773450B2
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- Japan
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- signal
- recording
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- track
- head
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像、音声、データ等を
テープに記録再生する磁気記録再生方法に関するもので
ある。
テープに記録再生する磁気記録再生方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダ(以後、VTRと
略す)など磁気テープを媒体とした磁気記録再生装置が
実用化され普及している。また、より一層の高密度記録
による装置の小型化、ディジタル化の開発が各社でなさ
れている。この様に記録密度を上げ、互換性能を確保す
るためには、ヘッドとトラックの正確なトラッキングを
行うことが重要であり、記録時に情報信号にパイロット
信号を多重し、再生時にこのパイロット信号を用いてト
ラッキングをとるATF方式と呼ばれるトラッキング制
御法を採用したVTRが実用化されている。以下に図面
を参照しながら、上記した従来の磁気記録再生方法の一
例について説明する。
略す)など磁気テープを媒体とした磁気記録再生装置が
実用化され普及している。また、より一層の高密度記録
による装置の小型化、ディジタル化の開発が各社でなさ
れている。この様に記録密度を上げ、互換性能を確保す
るためには、ヘッドとトラックの正確なトラッキングを
行うことが重要であり、記録時に情報信号にパイロット
信号を多重し、再生時にこのパイロット信号を用いてト
ラッキングをとるATF方式と呼ばれるトラッキング制
御法を採用したVTRが実用化されている。以下に図面
を参照しながら、上記した従来の磁気記録再生方法の一
例について説明する。
【0003】(図5)は従来の磁気記録再生方法のトラ
ッキング制御の原理を示すものである。(図5)におい
て、1は回転シリンダ(図示せず)に取り付けられたヘ
ッド、2a,2b,2cはそれぞれテープ8上に形成さ
れたトラックである。3a,3bは帯域通過フィルタ、
4a,4bはAM検波回路、5は差分回路、6はキャプ
スタン制御回路でありキャプスタンモータ7を制御す
る。9はテープ8を巻き取るリールである。
ッキング制御の原理を示すものである。(図5)におい
て、1は回転シリンダ(図示せず)に取り付けられたヘ
ッド、2a,2b,2cはそれぞれテープ8上に形成さ
れたトラックである。3a,3bは帯域通過フィルタ、
4a,4bはAM検波回路、5は差分回路、6はキャプ
スタン制御回路でありキャプスタンモータ7を制御す
る。9はテープ8を巻き取るリールである。
【0004】まず、記録時には回転シリンダに取り付け
られたヘッド1によってテープ8上に斜めの記録トラッ
クが順次形成される。このとき、ヘッド1には記録され
る情報信号の他にトラッキング用のパイロット信号が周
波数多重されている。この場合は、異なる周波数f1,
f2で記録された2種類のパイロット信号P1,P2が
トラック1本おきに交互に記録される例を示している。
このパイロット信号は一般に、情報信号と干渉しない低
周波の1〜4種類の周波数が選ばれ、順次切り替えられ
て記録される。
られたヘッド1によってテープ8上に斜めの記録トラッ
クが順次形成される。このとき、ヘッド1には記録され
る情報信号の他にトラッキング用のパイロット信号が周
波数多重されている。この場合は、異なる周波数f1,
f2で記録された2種類のパイロット信号P1,P2が
トラック1本おきに交互に記録される例を示している。
このパイロット信号は一般に、情報信号と干渉しない低
周波の1〜4種類の周波数が選ばれ、順次切り替えられ
て記録される。
【0005】このように形成されたトラックを再生時に
如何にしてトラッキングをとるかを以下に示す。今、再
生しようとするトラック2a上をヘッド1が通過する
時、ヘッド1には情報信号の他に、隣接するトラック2
b,2cからのパイロット成分f1,f2が誘起される
ので、それらの量を比較することによってヘッドと希望
するトラックとの相対位置関係を知ることができる。す
なわち、帯域通過フィルタ3a,3bにより検出された
f1,f2成分はそれぞれ、AM検波回路4a,4bに
よってそのレベルに応じた直流成分に変換され、差分回
路5によって比較される。差分回路5の出力はヘッド1
と再生しようとしているトラック2aとの相対位置誤
差、すなわちトラッキング誤差となっている。このトラ
ッキング誤差はキャプスタン制御回路6に加えられ、キ
ャプスタンモータ7を動かして、ヘッド1がトラック2
aの真ん中にくるように、テープの送りを制御する。9
はテープ8を適当なテンション力でもって巻きとるリー
ルである(例えば、特開平2ー59538号公報)。
如何にしてトラッキングをとるかを以下に示す。今、再
生しようとするトラック2a上をヘッド1が通過する
時、ヘッド1には情報信号の他に、隣接するトラック2
b,2cからのパイロット成分f1,f2が誘起される
ので、それらの量を比較することによってヘッドと希望
するトラックとの相対位置関係を知ることができる。す
なわち、帯域通過フィルタ3a,3bにより検出された
f1,f2成分はそれぞれ、AM検波回路4a,4bに
よってそのレベルに応じた直流成分に変換され、差分回
路5によって比較される。差分回路5の出力はヘッド1
と再生しようとしているトラック2aとの相対位置誤
差、すなわちトラッキング誤差となっている。このトラ
ッキング誤差はキャプスタン制御回路6に加えられ、キ
ャプスタンモータ7を動かして、ヘッド1がトラック2
aの真ん中にくるように、テープの送りを制御する。9
はテープ8を適当なテンション力でもって巻きとるリー
ルである(例えば、特開平2ー59538号公報)。
【0006】記録済みテープの情報信号を別の情報信号
に書き換える時の動作(以下、インサート編集時と略
す)については、書き換える時点でモードを再生から記
録に切り替えて重ね書きを行い、記録済みの情報信号を
消去すると同時に新たな情報信号を記録していく。この
時、回転シリンダに取り付けられた回転位置検出センサ
の出力でタイミングをとりながら1トラックずつ、テー
プ上に順次書き込んでいく。
に書き換える時の動作(以下、インサート編集時と略
す)については、書き換える時点でモードを再生から記
録に切り替えて重ね書きを行い、記録済みの情報信号を
消去すると同時に新たな情報信号を記録していく。この
時、回転シリンダに取り付けられた回転位置検出センサ
の出力でタイミングをとりながら1トラックずつ、テー
プ上に順次書き込んでいく。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな方法では、インサート編集時に回転シリンダの回転
位置センサの出力のみでトラックの記録開始ポイントを
決めているので、メカのばらつき、調整誤差などで前に
記録されたトラックを完全に消すことができず、その消
し残りによりシステムの誤動作を招く場合があった。ま
た、トラックの内、一部を書き換えるときには、逆に消
してはならないところまで消してしまう危険があった。
特に、異なるデッキで編集を行うとこの傾向は顕著でシ
ステムの安定性を著しく阻害するものである。また、上
記のように情報信号にパイロット信号を多重して、トラ
ッキングをとるシステムではインサート編集時にトラッ
キング情報を得るすべがないため、編集終了時点で前に
書かれたトラックとの間で時間の整合がとれない、一緒
に多重してあるトラッキング情報のシーケンスが乱れ
る、不完全な幅のトラックが残る、などの不具合が生じ
ていた。
うな方法では、インサート編集時に回転シリンダの回転
位置センサの出力のみでトラックの記録開始ポイントを
決めているので、メカのばらつき、調整誤差などで前に
記録されたトラックを完全に消すことができず、その消
し残りによりシステムの誤動作を招く場合があった。ま
た、トラックの内、一部を書き換えるときには、逆に消
してはならないところまで消してしまう危険があった。
特に、異なるデッキで編集を行うとこの傾向は顕著でシ
ステムの安定性を著しく阻害するものである。また、上
記のように情報信号にパイロット信号を多重して、トラ
ッキングをとるシステムではインサート編集時にトラッ
キング情報を得るすべがないため、編集終了時点で前に
書かれたトラックとの間で時間の整合がとれない、一緒
に多重してあるトラッキング情報のシーケンスが乱れ
る、不完全な幅のトラックが残る、などの不具合が生じ
ていた。
【0008】本発明は上記問題点に鑑み、編集精度の優
れた磁気記録再生方法を提供することを目的とする。
れた磁気記録再生方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の磁気記録再生方法は、磁気ヘッドによっ
て、テープ上に形成されるトラック上に第1の領域と第
2の領域とに分別して信号を記録再生する方法であっ
て、複数の磁気ヘッド群により略同時に書かれる複数本
のトラックのヘッド走査方向からみて先頭に形成された
前記第1の領域にトラッキング用パイロット信号と共
に、同期信号と前記同期信号の識別信号との対が複数個
から構成される位置決め信号を記録し、前記第2の領域
に記録される情報信号の書き換えの際に、前記位置決め
信号を再生することによって情報信号が記録される第2
の領域の記録位置を指示するタイミング信号を生成し、
前記タイミング信号に基づいて前記第2の領域に情報信
号を記録することを特徴とするものである。
めに本発明の磁気記録再生方法は、磁気ヘッドによっ
て、テープ上に形成されるトラック上に第1の領域と第
2の領域とに分別して信号を記録再生する方法であっ
て、複数の磁気ヘッド群により略同時に書かれる複数本
のトラックのヘッド走査方向からみて先頭に形成された
前記第1の領域にトラッキング用パイロット信号と共
に、同期信号と前記同期信号の識別信号との対が複数個
から構成される位置決め信号を記録し、前記第2の領域
に記録される情報信号の書き換えの際に、前記位置決め
信号を再生することによって情報信号が記録される第2
の領域の記録位置を指示するタイミング信号を生成し、
前記タイミング信号に基づいて前記第2の領域に情報信
号を記録することを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、編集時のトラックの記録開始
タイミングを自らの信号をもとに決定するので、テープ
上で前に記録されたトラックとの位置関係を正確に保つ
ことができる。またインサート編集時においても、第1
の領域からトラッキング情報を得ることができるので、
編集終了時においても、前のトラックと位置の整合をと
ることができ、編集精度を格段に向上することができ
る。
タイミングを自らの信号をもとに決定するので、テープ
上で前に記録されたトラックとの位置関係を正確に保つ
ことができる。またインサート編集時においても、第1
の領域からトラッキング情報を得ることができるので、
編集終了時においても、前のトラックと位置の整合をと
ることができ、編集精度を格段に向上することができ
る。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例の磁気記録再生方法に
ついて、図面を参照しながら説明する。
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0012】(図1)は本発明の実施例における磁気記
録再生方法のインサート編集時の動作原理を示す構成図
である。(図4)はシリンダ上のヘッド1a、1bの配
置図であり、この場合2chほぼ同時に記録再生される
例である。(図1)において、11は検出手段、12は
タイミング生成回路、13は切り替えスイッチ、20
a,20bは編集しようとするトラックの対、20c,
20dはトラック20a、20bに隣接するトラックの
対である。ここで従来例と同じものは同一の符号を付し
ており、詳細な説明は省略する。
録再生方法のインサート編集時の動作原理を示す構成図
である。(図4)はシリンダ上のヘッド1a、1bの配
置図であり、この場合2chほぼ同時に記録再生される
例である。(図1)において、11は検出手段、12は
タイミング生成回路、13は切り替えスイッチ、20
a,20bは編集しようとするトラックの対、20c,
20dはトラック20a、20bに隣接するトラックの
対である。ここで従来例と同じものは同一の符号を付し
ており、詳細な説明は省略する。
【0013】(図2)は(図1)に示した各トラックの
構成を示す図であり、トラック先頭より、通常プリアン
ブルと呼ばれる領域の先頭に第1の領域21が形成さ
れ、2本のトラック対のうちの1本のトラックの第1の
領域21の一部または全部に位置決め信号23が記録さ
れている。また、この領域21にはトラッキング用のパ
イロット信号が順次、周波数多重されており、このパイ
ロット信号は本実施例においては上述した従来例と同
様、1トラックおきに、異なる2種類の周波数f1,f
2で交互に記録されている。また、第1の領域21に続
く第2の領域22には情報信号が記録されている。
構成を示す図であり、トラック先頭より、通常プリアン
ブルと呼ばれる領域の先頭に第1の領域21が形成さ
れ、2本のトラック対のうちの1本のトラックの第1の
領域21の一部または全部に位置決め信号23が記録さ
れている。また、この領域21にはトラッキング用のパ
イロット信号が順次、周波数多重されており、このパイ
ロット信号は本実施例においては上述した従来例と同
様、1トラックおきに、異なる2種類の周波数f1,f
2で交互に記録されている。また、第1の領域21に続
く第2の領域22には情報信号が記録されている。
【0014】(図3)は第1の領域21上の位置決め信
号23が記録されている部位における記録スペクトラム
を示している。(図3)に示すように、異なる2種類の
パイロット信号の周波数f1,f2はヘッドのアジマス
ロスの影響の受けにくい比較的低い周波数が、また位置
決め信号は隣のトラックの影響を受けにくい比較的高い
周波数が選ばれる。このように形成されたトラックにお
いて情報信号を上から記録し直すインサート編集時に
は、(図1)において、トラック20a,20bの先頭
の第1の領域21ではまず、スイッチ13は端子13b
に接続され、ヘッド1aからの信号を受ける再生状態に
される。このとき、ヘッド1からの出力には、トラック
20aの隣の左右のトラックに記録されている、異なる
パイロット信号成分f1,f2のもれ成分が含まれてい
るので、従来例と同様、トラッキング制御手段10によ
って、ヘッド1aと再生しようとするトラック20aと
のトラッキングを制御することができる。またヘッド1
bはヘッド1aとごく近傍に配置され、正確にヘッド1
aとの相対位置関係を確保することができる為、ヘッド
1bとトラック20bとのトラッキングも同時に達成す
ることが可能である。
号23が記録されている部位における記録スペクトラム
を示している。(図3)に示すように、異なる2種類の
パイロット信号の周波数f1,f2はヘッドのアジマス
ロスの影響の受けにくい比較的低い周波数が、また位置
決め信号は隣のトラックの影響を受けにくい比較的高い
周波数が選ばれる。このように形成されたトラックにお
いて情報信号を上から記録し直すインサート編集時に
は、(図1)において、トラック20a,20bの先頭
の第1の領域21ではまず、スイッチ13は端子13b
に接続され、ヘッド1aからの信号を受ける再生状態に
される。このとき、ヘッド1からの出力には、トラック
20aの隣の左右のトラックに記録されている、異なる
パイロット信号成分f1,f2のもれ成分が含まれてい
るので、従来例と同様、トラッキング制御手段10によ
って、ヘッド1aと再生しようとするトラック20aと
のトラッキングを制御することができる。またヘッド1
bはヘッド1aとごく近傍に配置され、正確にヘッド1
aとの相対位置関係を確保することができる為、ヘッド
1bとトラック20bとのトラッキングも同時に達成す
ることが可能である。
【0015】また、ヘッド1aからの信号はさらに検出
手段11に入力されて、第1の領域21内に記録されて
いる位置決め信号23が検出される。位置決め信号23
は単に一定周波数の信号でもかまわない。この場合には
その周波数に同調したフィルタを通して検出すれば良
い。この検出された位置決め信号はタイミング生成回路
12に入力され、このタイミング生成回路12にて第2
の領域22の位置を示すタイミング信号が生成される。
第2の領域22の開始位置も終了位置も、検出位置決め
信号をトリガーとする単安定マルチバイブレータでタイ
ミングをとることが可能である。しかし、さらに精度、
信頼性を上げる為には、位置決め信号として特定のパタ
ーンの同期信号と同期信号の種別、順番などを記録した
識別信号を複数回記録してやれば、読み出すことができ
た同期信号とその識別信号の対から正確なタイミング信
号を生成することが可能である。
手段11に入力されて、第1の領域21内に記録されて
いる位置決め信号23が検出される。位置決め信号23
は単に一定周波数の信号でもかまわない。この場合には
その周波数に同調したフィルタを通して検出すれば良
い。この検出された位置決め信号はタイミング生成回路
12に入力され、このタイミング生成回路12にて第2
の領域22の位置を示すタイミング信号が生成される。
第2の領域22の開始位置も終了位置も、検出位置決め
信号をトリガーとする単安定マルチバイブレータでタイ
ミングをとることが可能である。しかし、さらに精度、
信頼性を上げる為には、位置決め信号として特定のパタ
ーンの同期信号と同期信号の種別、順番などを記録した
識別信号を複数回記録してやれば、読み出すことができ
た同期信号とその識別信号の対から正確なタイミング信
号を生成することが可能である。
【0016】このようにしてつくられたタイミング信号
によって、スイッチ13は端子13bから端子13aに
切り替えられ、新たな情報信号がヘッド1aに加えられ
ると同時にヘッド1bにも切り替えスイッチ(図示せ
ず)により新たな別の情報信号が加えられる為、第2の
領域22に記録されている情報信号は新規の情報信号に
書き換えられる。予め、第1の領域21のみが記録され
ていて、第2の領域22を新たに記録する場合でも動作
は同一である。第2の領域22を記録している間は従来
と同様にトラッキング情報が得られないが、第1の領域
21におけるトラッキング情報は得られる為、この期間
をサンプリングして制御をかけることができる。
によって、スイッチ13は端子13bから端子13aに
切り替えられ、新たな情報信号がヘッド1aに加えられ
ると同時にヘッド1bにも切り替えスイッチ(図示せ
ず)により新たな別の情報信号が加えられる為、第2の
領域22に記録されている情報信号は新規の情報信号に
書き換えられる。予め、第1の領域21のみが記録され
ていて、第2の領域22を新たに記録する場合でも動作
は同一である。第2の領域22を記録している間は従来
と同様にトラッキング情報が得られないが、第1の領域
21におけるトラッキング情報は得られる為、この期間
をサンプリングして制御をかけることができる。
【0017】以上のように本実施例によれば、第1の領
域の一部に、第2の領域の書き換え、または新たに記録
する際の記録タイミングをとる位置決め信号を記録し、
またさらには、第1の領域にさらにトラッキング用パイ
ロット信号を多重することにより、編集時のトラックの
記録開始タイミングを自らの信号に基づいて決定できる
ので、テープ上で前に記録されたトラックとの位置関係
を正確に保つことができる。また、第1の領域からトラ
ッキング情報を得ることができるので、編集終了時にお
いても、前のトラックと位置の整合をとることができ、
編集精度を格段に向上することができる。
域の一部に、第2の領域の書き換え、または新たに記録
する際の記録タイミングをとる位置決め信号を記録し、
またさらには、第1の領域にさらにトラッキング用パイ
ロット信号を多重することにより、編集時のトラックの
記録開始タイミングを自らの信号に基づいて決定できる
ので、テープ上で前に記録されたトラックとの位置関係
を正確に保つことができる。また、第1の領域からトラ
ッキング情報を得ることができるので、編集終了時にお
いても、前のトラックと位置の整合をとることができ、
編集精度を格段に向上することができる。
【0018】なお、本実施例においてはトラッキング用
パイロット信号は2種類の場合を示したが、8mmビデ
オで用いられているような4種類の周波数のパイロット
信号を用いてもよく、さらにはディジタルオーディオテ
ープレコーダ(DAT)のようにパイロット信号の記録
場所を変えて1種類のパイロット信号を記録する方式で
もかまわず、パイロット信号の入れ方には限定されな
い。また位置決め信号においてもその入れ方は本実施例
に限定されず、ディジタルパターンの一致を検出するよ
うにしてもかまわない。また第2の領域の一部のみを書
き換える場合でも同様に適用できる。
パイロット信号は2種類の場合を示したが、8mmビデ
オで用いられているような4種類の周波数のパイロット
信号を用いてもよく、さらにはディジタルオーディオテ
ープレコーダ(DAT)のようにパイロット信号の記録
場所を変えて1種類のパイロット信号を記録する方式で
もかまわず、パイロット信号の入れ方には限定されな
い。また位置決め信号においてもその入れ方は本実施例
に限定されず、ディジタルパターンの一致を検出するよ
うにしてもかまわない。また第2の領域の一部のみを書
き換える場合でも同様に適用できる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、磁気ヘッドによ
って、テープ上に形成されるトラック上に第1の領域と
第2の領域とに分別して信号を記録再生する方法であっ
て、複数の磁気ヘッド群により略同時に書かれる複数本
のトラックのヘッド走査方向からみて先頭に形成された
前記第1の領域にトラッキング用パイロット信号と共
に、同期信号と前記同期信号の識別信号との対が複数個
から構成される位置決め信号を記録し、前記第2の領域
に記録される情報信号の書き換えの際に、前記位置決め
信号を再生することによって情報信号が記録される第2
の領域の記録位置を指示するタイミング信号を生成し、
前記タイミング信号に基づいて前記第2の領域に情報信
号を記録することを特徴とするものである。 これによ
り、インサート編集する場合、トラックの記録開始のタ
イミングを正確に決定することが可能となり、テープ上
で前に記録されたトラックと編集時のヘッドの位置関係
を正確に保つことができるため、編集精度を格段に向上
することができる。
って、テープ上に形成されるトラック上に第1の領域と
第2の領域とに分別して信号を記録再生する方法であっ
て、複数の磁気ヘッド群により略同時に書かれる複数本
のトラックのヘッド走査方向からみて先頭に形成された
前記第1の領域にトラッキング用パイロット信号と共
に、同期信号と前記同期信号の識別信号との対が複数個
から構成される位置決め信号を記録し、前記第2の領域
に記録される情報信号の書き換えの際に、前記位置決め
信号を再生することによって情報信号が記録される第2
の領域の記録位置を指示するタイミング信号を生成し、
前記タイミング信号に基づいて前記第2の領域に情報信
号を記録することを特徴とするものである。 これによ
り、インサート編集する場合、トラックの記録開始のタ
イミングを正確に決定することが可能となり、テープ上
で前に記録されたトラックと編集時のヘッドの位置関係
を正確に保つことができるため、編集精度を格段に向上
することができる。
【図1】本発明の一実施例における磁気記録再生方法の
インサート編集時の動作原理を示す図である。
インサート編集時の動作原理を示す図である。
【図2】本発明の一実施例におけるトラックの構成図で
ある。
ある。
【図3】本発明の実施例において記録トラックに記録さ
れるパイロット信号と位置決め信号の記録スペクトラム
である。
れるパイロット信号と位置決め信号の記録スペクトラム
である。
【図4】本発明の実施例におけるシリンダ上のヘッド配
置図である。
置図である。
【図5】従来の磁気記録再生方法のトラッキング制御の
原理図である。
原理図である。
1a,1b ヘッド 20a,20b トラック 10 トラッキング手段 11 検出手段 12 タイミング生成回路 21 第1の領域 22 第2の領域 23 位置決め信号
フロントページの続き (72)発明者 後藤 誠 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−98176(JP,A) 特開 平1−171182(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 15/467
Claims (2)
- 【請求項1】磁気ヘッドによって、テープ上に形成され
るトラック上に第1の領域と第2の領域とに分別して信
号を記録再生する方法であって、 複数の磁気ヘッド群 により略同時に書かれる複数本のト
ラックのヘッド走査方向からみて先頭に形成された前記
第1の領域にトラッキング用パイロット信号と共に、同
期信号と前記同期信号の識別信号との対が複数個から構
成される位置決め信号を記録し、 前記第2の領域に記録される情報信号の書き換えの際
に、前記位置決め信号を再生することによって 情報信号
が記録される第2の領域の記録位置を指示するタイミン
グ信号を生成し、前記タイミング信号に基づいて前記第
2の領域に情報信号を記録することを特徴とする磁気記
録再生方法。 - 【請求項2】位置決め信号は、特定パターンの同期信号
と、前記同期信号の種別、順番などを記録した識別信号
との対で構成されることを特徴とする請求項1記載の磁
気記録再生方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3078864A JP2773450B2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | 磁気記録再生方法 |
DE69220408T DE69220408T2 (de) | 1991-04-11 | 1992-04-09 | Editiergerät für bandförmigen Aufzeichnungsträger |
EP92303165A EP0508779B1 (en) | 1991-04-11 | 1992-04-09 | Tape-form recording medium editing apparatus |
US07/865,584 US5313338A (en) | 1991-04-11 | 1992-04-09 | Editing device which selectively edits a section of a helical track |
KR1019920006032A KR960008730B1 (ko) | 1991-04-11 | 1992-04-11 | 테이프기록매체편집용의 편집장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3078864A JP2773450B2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | 磁気記録再生方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04311851A JPH04311851A (ja) | 1992-11-04 |
JP2773450B2 true JP2773450B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=13673693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3078864A Expired - Fee Related JP2773450B2 (ja) | 1991-04-11 | 1991-04-11 | 磁気記録再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2773450B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0198176A (ja) * | 1987-10-09 | 1989-04-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録再生装置 |
JPH01171182A (ja) * | 1987-12-25 | 1989-07-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録再生装置 |
-
1991
- 1991-04-11 JP JP3078864A patent/JP2773450B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH04311851A (ja) | 1992-11-04 |
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