JP2748823B2 - 磁気記録再生方法 - Google Patents

磁気記録再生方法

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JP2748823B2 JP5167961A JP16796193A JP2748823B2 JP 2748823 B2 JP2748823 B2 JP 2748823B2 JP 5167961 A JP5167961 A JP 5167961A JP 16796193 A JP16796193 A JP 16796193A JP 2748823 B2 JP2748823 B2 JP 2748823B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像、音声、データ等を
テープに記録再生する磁気記録再生方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダ(以後、VTRと
略す)など磁気テープを媒体とした磁気記録再生装置が
実用化され普及している。また、より一層の高密度記録
による装置の小型化、ディジタル化の開発が各社でなさ
れている。この様に記録密度を上げ、互換性能を確保す
るためには、ヘッドとトラックの正確なトラッキングを
行うことが重要であり、記録時に情報信号にパイロット
信号を多重し、再生時にこのパイロット信号を用いてト
ラッキングをとるATF方式と呼ばれるトラッキング制
御法を採用したVTRが実用化されている。以下に図面
を参照しながら、上記した従来の磁気記録再生方法の一
例について説明する。
【0003】(図6)は従来の磁気記録再生方法のトラ
ッキング制御の原理を示すものである。(図6)におい
て、1は回転シリンダ(図示せず)に取り付けられたヘ
ッド、2a,2b,2cはそれぞれテープ8上に形成さ
れたトラックである。3a,3bは帯域通過フィルタ、
4a,4bはAM検波回路、5は差分回路、6はキャプ
スタン制御回路でありキャプスタンモータ7を制御す
る。9はテープ8を巻き取るリールである。
【0004】テープ8上には斜めの記録トラックが順次
形成されており、各トラックには記録される情報信号の
他にトラッキング用のパイロット信号が周波数多重され
ている。この場合は、異なる周波数f1,f2で記録さ
れた2種類のパイロット信号がトラック1本おきに交互
に記録される例である。このパイロット信号は一般に、
情報信号と干渉しない低周波の1〜4種類の周波数が選
ばれ、順次切り替えられて記録されている。
【0005】このように形成されたトラックを再生時に
如何にしてトラッキングをとるかを以下に示す。今、再
生しようとするトラック2a上をヘッド1が通過する
時、ヘッド1には情報信号の他に、隣接するトラック2
b,2cからのパイロット成分f1,f2が誘起される
ので、それらの量を比較することによってヘッドと希望
するトラックとの相対位置関係を知ることができる。す
なわち、帯域通過フィルタ3a,3bにより検出された
f1,f2成分はそれぞれ、AM検波回路4a,4bに
よってそのレベルに応じた直流成分に変換され、差分回
路5によって比較される。差分回路5の出力はヘッド1
と再生しようとしているトラック2aとの相対位置誤
差、すなわちトラッキング誤差となっている。このトラ
ッキング誤差はキャプスタン制御回路6に加えられ、キ
ャプスタンモータ7を動かして、ヘッド1がトラック2
aの真ん中にくるように、テープの送りを制御する。9
はテープ8を適当なテンション力でもって巻きとるリー
ルである(例えば、特開平2−59538号公報)。
【0006】記録済みテープの情報信号を別の情報信号
に書き換える時の動作(以下、インサート編集時と略
す)については、書き換える時点でモードを再生から記
録に切り替えて重ね書きを行い、記録済みの情報信号を
消去すると同時に新たな情報信号を記録していく。この
時、回転シリンダに取り付けられた回転位置検出センサ
の出力でタイミングをとりながら、1トラックずつテー
プ上に順次書き込んでいく。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように情報信号にパイロット信号を多重してトラッキン
グをとるシステムでは、インサート編集時にはトラッキ
ング情報を検出できないため、編集終了時点で前に書か
れたトラックとの間で時間の整合がとれない、一緒に多
重してあるトラッキング情報のシーケンスが乱れる、不
完全な幅のトラックが残る、などの不具合が生じてい
た。
【0008】また上記のような方法では、インサート編
集時に回転シリンダの回転位置センサの出力のみでトラ
ックの記録開始ポイントを決めているので、メカのばら
つき、調整誤差などで前に記録されたトラックを完全に
消すことができず、その消し残りによりシステムの誤動
作を招く場合があった。また、トラック内の一部を書き
換えるときには、逆に消してはならないところまで消し
てしまう危険があった。特に、異なるデッキで編集を行
うと、この傾向は顕著でありシステムの安定性を著しく
阻害するものである。
【0009】本発明は上記問題点に鑑み、編集精度の優
れた磁気記録再生方法を提供することを目的とするもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の磁気記録再生方法は、同一の記録トラック
に複数個の情報領域と前記複数個の情報領域を分別する
複数個のギャップが形成され、前記複数個の情報領域
うちヘッド走査方向から見て先頭の第1の情報領域には
トラッキング用パイロット信号と識別情報の記録された
複数個の同期ブロックが多重記録され、前記識別情報に
は記録トラック上の情報信号の記録モードを示す記録モ
ード情報が含まれ、前記第1の情報領域を走査中に前記
パイロット信号に基づいてトラッキング制御を行ない、
前記複数個の情報領域の第2番目以降の情報領域に情報
信号を再記録する磁気記録再生方法であって、前記再記
録中に前記第1の情報領域を走査中に再生される記録モ
ード情報と再記録しようとしている情報信号の記録モー
ドを比較してこれらが異なった場合には再記録動作を中
止することを特徴とするものである。
【0011】同期ブロックの識別情報には同期信号と前
記同期信号に対応して所定の順で順序づけられた同期信
号番号が含まれ、前記同期信号と前記同期信号番号に基
づいてパイロット信号を再生する際のサンプル位置を指
示するパイロットサンプル信号と、情報信号が記録され
る複数個の情報領域の第2番目以降の情報領域における
記録位置を指示する編集タイミング信号とを生成し、前
記パイロットサンプル信号によりサンプルされた隣接ト
ラックからもれ込むパイロット信号に基づいてトラッキ
ング制御を行ない、かつ、前記編集タイミング信号によ
り前記第2番目以降の情報領域に情報信号を再記録する
ことを特徴とする
【0012】
【0013】
【作用】本発明によれば、第1の領域に同期ブロックと
共にパイロット信号を記録してあるので、インサート編
集時においても先頭情報領域からのトラッキング情報に
よるトラッキング制御を行うことができるので、編集終
了時に前のトラックと位置の整合をとることができ、編
集精度を格段に向上することができる。
【0014】また、同期ブロックに識別情報として、テ
ープ上のトラックの記録モード情報やトラックを区別す
るトラック番号を記録するようにすれば、編集時にこの
記録モード情報やトラック番号を監視することで、記録
モードの異なるトラックに入ったときやトラック番号の
並びが狂った場合は速やかに編集動作を終了し、編集し
てはならないトラックのダメージを最小にすることがで
きる。
【0015】また、同期ブロックの識別情報として同期
信号と前記同期信号に対応して所定の順に順序づけられ
た同期信号番号を記録しておけば、編集時のトラック内
の記録開始タイミングを同期信号と同期信号番号をもと
に決定することができるので、テープ上で前に記録され
たトラック内の情報領域との位置関係を正確に保つこと
ができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の磁気記録再生方法の実施例
を、図面を参照しながら説明する。
【0017】本発明の磁気記録再生方法では、複数の記
録モードのテープの再生に対応できるが、まずその記録
モードの設定について説明する。ここではNTSC信号
の記録時として、SP,LPの2つのモードを設定し
た。各々のモードにおける諸元を(表1)に示す。
【0018】
【表1】
【0019】SPモードとはいわゆる標準モードであ
り、これに対しLPモードはトラックピッチおよびテー
プスピードをSPモードの半分にして記録時間を2倍に
したものである。SPモードとLPモードでは再生ヘッ
ドの切り換えも行い、(表1)に示すように各々のトラ
ックピッチに適したヘッド幅の再生ヘッドを用いる。通
常再生時は、トラック先頭領域に記録された記録モード
情報を読んで記録トラックの記録モードを判別し、判別
結果に応じて必要な再生ヘッド、再生テープスピードを
選択する。
【0020】(図1)は、本発明の磁気記録再生方法の
一実施例を用いたインサート編集時の動作原理を説明す
るための、上記方法を適用しうる磁気記録再生装置の構
成図である。(図1)において、1a、1bは2chヘ
ッド、11aは同期検出回路、11bは識別情報デコー
ダ、12はタイミング生成回路、13は切り替えスイッ
チ、14はサンプラー、20aは編集しようとするトラ
ック、20b,20cはトラック20aにそれぞれ隣接
するトラックである。ここで従来例と同じものは同一の
符号を付しており、その詳細な説明は省略する。本実施
例は2chヘッド1a,1bによって2本のトラックを
ほぼ同時に記録再生する例である。(図2)は(図1)
に示した装置の回転シリンダ(図示せず)上のヘッド配
置図を示す。ヘッド1a、1bはSPモード再生用の1
2μ幅ヘッド、ヘッド1c、1dはLPモード再生用の
9μ幅ヘッドである。
【0021】(図3)は、(図1)に示した各トラック
の先頭の第1の領域21の拡大図(4トラック分を示
す)である。この第1の領域21には識別情報として、
同期信号と、同期信号に対応して同一トラック内で所定
の順で順序づけられた(本実施例においては番号が順次
増加する)同期信号番号と、記録トラックの記録モード
を示す記録モード情報を含む複数個の同期ブロックとが
記録されている。
【0022】この例はSPモード部分の再生を行ってい
るので、記録モード情報コードとして(表1)に基づい
て”01”と記録されている。また、この第1の情報領
域21にはトラッキング用のパイロット信号が順次周波
数多重されており、このパイロット信号は本実施例にお
いては、1トラックおきに、異なる2種類の周波数f
1,f2で交互に記録されている。このパイロット信号
は従来例と同様にアナログ的に情報信号に重畳すること
もできるが、特にディジタル記録を行う場合ではデジタ
ル変調の技術を用いてパイロット信号を生成することも
可能である。
【0023】第1の情報領域21に続く第2番目以降の
情報領域22a〜22cには各種情報信号が記録されて
おり、各情報領域の間には情報領域を分別するためのギ
ャップ22dが形成されている。例えば、デジタル記録
を行うVTRでは、情報領域22aにテープ位置等を示
すインデックス情報信号を、情報領域22bには映像信
号を、そして情報領域22cには音声信号を記録すると
いう構成が考えられる。
【0024】このように形成されたトラックにおいて、
情報信号を上から記録し直すインサート編集時の動作に
ついて(図1)および(図4)を参照しながら説明す
る。
【0025】まず(図1)において、トラック20aの
先頭の第1の情報領域21ではまず、スイッチ13は端
子13bに接続され、ヘッド1aからの信号を受ける再
生状態にされる。このとき、ヘッド1aからの出力には
トラック20aの隣のトラック20b,20cに記録さ
れている異なるパイロット信号成分f1,f2のもれ成
分が含まれているので、それらの量を比較することによ
ってヘッドと希望するトラックとの相対位置関係を知る
ことができる。すなわち、帯域通過フィルタ3a,3b
により検出されたf1,f2成分はそれぞれ、AM検波
回路4a,4bによってそのレベルに応じた直流成分に
変換され、差分回路5によって比較される。差分回路5
の出力はヘッド1aと再生しようとしているトラック2
0aとの相対位置誤差、すなわちトラッキング誤差信号
となっている。
【0026】一方、ヘッド1aからの信号は同期検出回
路11aにも入力されて、第1の情報領域21内に記録
されている同期ブロック中の同期信号の検出を行い、同
期信号を検出した時点で(図4(b))に示す同期検出
タイミングを得る。この例では先頭から3番目の同期ブ
ロックで同期検出が成功している。ある同期ブロックの
同期信号が検出されると、続いてすぐ後の同期信号番号
と記録モード情報が識別情報デコーダ11bによって読
み取られる。識別情報デコーダ11bは、検出の確度を
上げるため同期信号番号のカウントを行ない、最後の同
期ブロックの同期信号番号”5”までカウントする。こ
の同期信号番号は、その同期信号番号の含まれる同期ブ
ロックの第1の情報領域内での先頭からの相対位置を意
味する。識別情報デコーダ11bは、同期信号番号を”
5”までカウントした時点で、その相対位置情報((図
4(a))に示すtd )をタイミング生成回路12へ送
る。
【0027】一方、同時に得られる記録モード情報は先
にキャプスタン制御回路6に送られ、そこでキャプスタ
ンが記録モード情報で規定される回転速度になっている
かを判定し、もし別のモードの状態になっているときは
編集してはいけないトラックであることを示しているの
で、その時点で速やかに編集動作を終了する。識別情報
デコーダ11bからの相対位置情報信号を受けたタイミ
ング生成回路12は、直ちに(図4(c))に示すよう
なトラッキング誤差信号をサンプルするタイミングを示
すパイロットサンプル信号を生成し、このパイロットサ
ンプル信号に基づいてサンプラー14でサンプルされた
トラッキング誤差信号はキャプスタン制御回路6に入力
され、キャプスタンモータ7を動かして、ヘッド1aが
トラック20aの真ん中にくるように、テープの送りを
制御する。サンプラー14でサンプリングされた値が、
f1成分の方がf2成分より大きかったことを示す値で
あれば、キャプスタン制御回路6はテープ速度を速める
ようキャプスタンモータを制御し、これにより再生ヘッ
ド1aに対する走査トラック20aの位置が真ん中にく
るようにする。また同様に、サンプラー14でサンプリ
ングされた値が、f2成分の方がf1成分より大きかっ
たことを示す値であれば、キャプスタン制御回路6はテ
ープ速度を遅めるようキャプスタンモータを制御し、こ
れにより再生ヘッド1aに対する走査トラック20aの
位置が真ん中にくるようにする。
【0028】タイミング生成回路12では識別情報デコ
ーダ11bからの相対位置情報tdを用いて、(図4
(d))に示すような第2番目以降の情報領域22a〜
22cの記録位置を示すタイミング信号が生成される。
この図の例は情報領域22bを書き換えるためのタイミ
ング信号である。このタイミング信号によって、スイッ
チ13は端子13bから端子13aに切り替えられ、新
たな情報信号がヘッド1aに加えられて、情報領域22
bに記録されている情報信号は新規の情報信号に書き換
えられる。また、タイミング生成回路12によって作ら
れたタイミング信号によって、スイッチ13が端子13
bから端子13aに切り換えられ、新たな情報信号がヘ
ッド1aに加えられると同時にヘッド1bにも切り替え
スイッチ(図示せず)により新たな別の情報信号が加え
られる為、情報領域22bに記録されている情報信号は
新規の情報信号に書き換えられ、すなわち連続したトラ
ック2本がほぼ同時に書き換えられる。また、ヘッド1
bはヘッド1aとごく近傍に配置されており、正確にヘ
ッド1aとの相対位置関係を確保することができるた
め、ヘッド1aとトラック20aのトラッキングを行う
ことによりヘッド1bとトラック20bとのトラッキン
グも同時に達成することが可能である。そのため2本づ
つ記録されるトラックのうち、ヘッド1bの走査するト
ラックには同期ブロックを必ずしも記録する必要がな
い。
【0029】以上の動作は、予め第1の情報領域21の
みが記録されていて、第2番目以降の情報領域22a〜
22cを新たに記録する場合でもその動作は同一であ
る。
【0030】(図5)は、本発明の他の実施例における
記録トラックの第1の領域の拡大図である。(図5
(a))は、同期ブロックに識別情報として同期信号と
同期信号番号と、トラックを区別するトラック番号とを
記録したものであり、このトラック番号はインサート編
集時に利用される。本例のように記録トラックを構成
し、編集時にトラック番号の並びを監視しておき、規定
に従わない場合が検出されると編集動作を中止するよう
にする。また(図5(b))は、先頭から4つまでの同
期ブロックには同期信号と同期信号番号を記録し、最後
の1つの同期ブロックには同期信号と記録モード情報信
号を記録する複合型の構成である。
【0031】以上のように本実施例によれば、第1の領
域に同期ブロックと共にパイロット信号を多重記録し、
インサート編集時においても先頭情報領域からのトラッ
キング情報によるトラッキング制御を行うので、編集終
了時に前のトラックと位置の整合をとることができ、編
集精度を格段に向上することができる。また、同期ブロ
ックには識別情報としてテープ上のトラックの記録モー
ド情報を記録してあるので、編集時にこの記録モードを
監視することで記録モードの異なるトラックに入ったと
きには速やかに編集動作を終了し、編集してはならない
トラックのダメージを最小にすることができる。さら
に、編集時のトラック内の記録開始タイミングを、トラ
ック上の先頭の第1の領域に記録した複数個の同期ブロ
ックをもとに決定するので、テープ上で前に記録された
トラック内の情報領域との位置関係を正確に保つことが
できる。位置決め情報信号として複数の位置決め同期ブ
ロックを使用しているため、単一の位置決め情報信号を
使用する方法に対してさらに編集精度を上げることがで
きる。またテープ上の位置決め情報信号に基づいてパイ
ロット信号を正確にサンプルできるので、パイロットを
記録する領域を必要最小限に抑えることができ、テープ
の利用効率を上げることができる。
【0032】なお、本実施例においては2ch同時記録
の場合の例を示したが、ヘッドの組み合わせ、配置は本
実施例に限定されず他の場合においても同様に応用でき
る。
【0033】また、本実施例においてはトラッキング用
パイロット信号は2種類の場合を示したが、8mmビデ
オで用いられているような4種類の周波数のパイロット
信号を用いてもよく、さらにはディジタルオーディオテ
ープレコーダ(DAT)のようにパイロット信号の記録
場所を変えて1種類のパイロット信号を記録する方式で
もかまわず、パイロット信号の入れ方には限定されな
い。
【0034】また、本実施例では同期ブロックの数はト
ラック1本につき5個の場合を示したが、同期ブロック
の数はこれに限定されず任意に設定できることは言うま
でもない。
【0035】また、本実施例の説明では識別情報デコー
ダ11bは、第1の領域の最後の同期ブロックに含まれ
る同期信号番号に基づく、相対位置情報をタイミング生
成回路12へ送る構成をとったが、検出が成功した同期
ブロック以降の同期ブロックの同期検出番号であれば、
どれを使っても良い。その場合、タイミング生成回路1
2は、本実施例で説明したように識別情報デコーダ11
bからの相対位置情報を受けて直ちにパイロットサンプ
ル信号を発生するのではなく、規定の遅延時間をもたせ
た後パイロットサンプル信号を発生する構成にすること
もできる。
【0036】また、本実施例では同期ブロックの記録モ
ードはNTSC信号のSP,LPモードについてのみ説
明したが、これはあくまでも一例であり、他にハイビジ
ョン信号などについても記録モード情報コードを別に設
定し、ヘッド配置を適当に構成し、またシリンダの回転
速度も切り換えるようにすれば同様に対応することがで
きる。
【0037】また、本実施例での同期ブロックに含ませ
る情報は本実施例で説明したものにとどまらず、任意に
設定することができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明は、記録トラックの
第1の領域に同期ブロックと共にパイロット信号を多重
記録し、インサート編集時においても先頭情報領域から
のトラッキング情報によるトラッキング制御を行うの
で、編集終了時に前のトラックと位置の整合をとること
ができ、編集精度を格段に向上することができる。ま
た、同期ブロックには識別情報としてテープ上のトラッ
クの記録モード情報を記録してあるので、編集時にこの
記録モード情報を監視することで記録モードの異なるト
ラックに入ったときには速やかに編集動作を終了し、編
集してはならないトラックのダメージを最小にすること
ができる。
【0039】さらに、編集時のトラック内の記録開始タ
イミングを、トラック上の先頭の第1の領域に記録した
複数個の同期ブロックをもとに決定するので、テープ上
で前に記録されたトラック内の情報領域との位置関係を
正確に保つことができる。また位置決め情報信号として
複数の位置決め同期ブロックを使用しているため、単一
の位置決め情報信号を使用する方法に対してさらに編集
精度を上げることができる。またテープ上の位置決め情
報信号に基づいてパイロット信号を正確にサンプルでき
るので、パイロットを記録する領域を必要最小限に抑え
ることができ、テープの利用効率を上げることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気記録再生方法の一実施例を用いた
インサート編集時の動作原理を説明するための、上記方
法を適用しうる磁気記録再生装置の構成図
【図2】(図1)に示した装置の回転シリンダ上のヘッ
ド配置図
【図3】本発明の一実施例における記録トラックの第1
の領域の拡大図
【図4】本発明の一実施例における各種信号のタイミン
グチャート図
【図5】本発明の他の実施例における記録トラックの第
1の領域の拡大図
【図6】従来の磁気記録再生方法のトラッキング制御の
原理図
【符号の説明】
1a,1b ヘッド 20a、20b、20c トラック 10 トラッキング手段 11a 同期検出回路 11b 識別情報デコーダ 12 タイミング生成回路 13 切り換えスイッチ 14 サンプラー 21 第1の情報領域 22a、22b、22c 第2番目以降の情報領域 22d ギャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榊原 祥雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−258472(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一の記録トラックに複数個の情報領域と
    前記複数個の情報領域を分別する複数個のギャップが形
    成され、前記複数個の情報領域のうちヘッド走査方向か
    ら見て先頭の第1の情報領域にはトラッキング用パイロ
    ット信号と識別情報の記録された複数個の同期ブロック
    が多重記録され、前記識別情報には記録トラック上の情報信号の記録モー
    ドを示す記録モード情報が含まれ、 前記第1の領域を走
    査中に前記パイロット信号に基づいてトラッキング制御
    を行ない、前記複数個の情報領域の第2番目以降の情報
    領域に情報信号を再記録する磁気記録再生方法であっ
    て、 前記再記録中に前記第1の情報領域を走査中に再生され
    る記録モード情報と再記録しようとしている情報信号の
    記録モードを比較してこれらが異なった場合には再記録
    動作を中止する ことを特徴とする磁気記録再生方法。
  2. 【請求項2】同期ブロックの識別情報には同期信号と前
    記同期信号に対応して所定の順で順序づけられた同期信
    号番号が含まれ、前記同期信号と前記同期信号番号に基
    づいてパイロット信号を再生する際のサンプル位置を指
    示するパイロットサンプル信号と、情報信号が記録され
    る複数個の情報領域の第2番目以降の情報領域における
    記録位置を指示する編集タイミング信号とを生成し、前
    記パイロットサンプル信号によりサンプルされた隣接ト
    ラックからもれ込むパイロット信号に基づいてトラッキ
    ング制御を行ない、かつ、前記編集タイミング信号によ
    り前記第2番目以降の情報領域に情報信号を再記録する
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気記録再生方法。
  3. 【請求項3】同一の記録トラックに複数個の情報領域と
    前記複数個の情報領域を分別する複数個のギャップを形
    成し、前記複数個の情報領域のうちヘッド走査方向から
    見て先頭の第1の情報領域にはトラッキング用パイロッ
    ト信号と前記記録トラック上の情報信号の記録モードを
    示す記録モード情報を含む識別情報の記録された複数個
    の同期ブロックを多重記録する記録手段と、テープ上に
    記録された情報信号を再生する再生手段とを有し、 前記第1の情報領域を走査中に前記パイロット信号に基
    づいてトラッキング制御を行ない、前記複数個の情報領
    域の第2番目以降の情報領域に情報信号を再記 録する磁
    気記録再生装置であって、 前記再記録中に前記第1の情報領域を走査中に再生され
    る記録モード情報と再記録しようとしている情報信号の
    記録モードを比較してこれらが異なった場合には再記録
    動作を中止するインサート編集中止手段を有する ことを
    特徴とする磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】記録手段は、同期ブロックの識別情報とし
    て同期信号と前記同期信号に対応して所定の順で順序づ
    けられた同期信号番号を記録し、前記同期信号と前記同
    期信号番号に基づいてパイロット信号を再生する際のサ
    ンプル位置を指示するパイロットサンプル信号と、情報
    信号が記録される複数個の情報領域の第2番目以降の情
    報領域における記録位置を指示する編集タイミング信号
    とを生成し、 前記パイロットサンプル信号によりサンプルされた隣接
    トラックからもれ込むパイロット信号に基づいてトラッ
    キング制御を行ない、かつ、前記編集タイミング信号に
    より前記第2番目以降の情報領域に情報信号を再記録す
    ることを特徴とする請求項3記載の磁気記録再生装置。
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