JP2671702B2 - 磁気記録再生方法および磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生方法および磁気記録再生装置

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JP2671702B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像、音声、データ等を
テープに記録再生する磁気記録再生方法および磁気記録
再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダ(以後、VTRと
略す)など磁気テープを媒体とした磁気記録再生装置が
実用化され普及している。また、より一層の高密度記録
による装置の小型化、ディジタル化の開発が各社でなさ
れている。この様に記録密度を上げ、互換性能を確保す
るためには、ヘッドとトラックの正確なトラッキングを
行うことが重要であり、記録時に情報信号にパイロット
信号を多重し、再生時にこのパイロット信号を用いてト
ラッキングをとるATF方式と呼ばれるトラッキング制
御法を採用したVTRが実用化されている。以下に図面
を参照しながら、上記した従来の磁気記録再生方法の一
例について説明する。
【0003】(図5)は従来の磁気記録再生方法のトラ
ッキング制御の原理を示すものである。(図5)におい
て、1は回転シリンダ(図示せず)に取り付けられたヘ
ッド、2a,2b,2cはそれぞれテープ8上に形成さ
れたトラックである。3a,3bは帯域通過フィルタ、
4a,4bはAM検波回路、5は差分回路、6はキャプ
スタン制御回路でありキャプスタンモータ7を制御す
る。9はテープ8を巻き取るリールである。
【0004】まず、記録時には回転シリンダに取り付け
られたヘッド1によってテープ8上に斜めの記録トラッ
クが順次形成される。このとき、ヘッド1には記録され
る情報信号の他にトラッキング用のパイロット信号が周
波数多重されている。この場合は、異なる周波数f1,
f2で記録された2種類のパイロット信号P1,P2が
トラック1本おきに交互に記録される例を示している。
このパイロット信号は一般に、情報信号と干渉しない低
周波の1〜4種類の周波数が選ばれ、順次切り替えられ
て記録される。
【0005】このように形成されたトラックを再生時に
如何にしてトラッキングをとるかを以下に示す。今、再
生しようとするトラック2a上をヘッド1が通過する
時、ヘッド1には情報信号の他に、隣接するトラック2
b,2cからのパイロット成分f1,f2が誘起される
ので、それらの量を比較することによってヘッドと希望
するトラックとの相対位置関係を知ることができる。す
なわち、帯域通過フィルタ3a,3bにより検出された
f1,f2成分はそれぞれ、AM検波回路4a,4bに
よってそのレベルに応じた直流成分に変換され、差分回
路5によって比較される。差分回路5の出力はヘッド1
と再生しようとしているトラック2aとの相対位置誤
差、すなわちトラッキング誤差となっている。このトラ
ッキング誤差はキャプスタン制御回路6に加えられ、キ
ャプスタンモータ7を動かして、ヘッド1がトラック2
aの真ん中にくるように、テープの送りを制御する。9
はテープ8を適当なテンション力でもって巻きとるリー
ルである(例えば、特開平2ー59538号公報参
照)。
【0006】記録済みテープの情報信号を別の情報信号
に書き換える時の動作(以下、インサート編集時と略
す)については、書き換える時点でモードを再生から記
録に切り替えて重ね書きを行い、記録済みの情報信号を
消去すると同時に新たな情報信号を記録していく。この
時、回転シリンダに取り付けられた回転位置検出センサ
の出力でタイミングをとりながら1トラックずつ、テー
プ上に順次書き込んでいく。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな方法では、インサート編集時に回転シリンダの回転
位置センサの出力のみでトラックの記録開始ポイントを
決めているので、メカのばらつき、調整誤差などで前に
記録されたトラックを完全に消すことができず、その消
し残りによりシステムの誤動作を招く場合があった。ま
た、トラックの内、一部を書き換えるときには、逆に消
してはならないところまで消してしまう危険があった。
特に、異なるデッキで編集を行うとこの傾向は顕著でシ
ステムの安定性を著しく阻害するものである。また、上
記のように情報信号にパイロット信号を多重して、トラ
ッキングをとるシステムではインサート編集時にトラッ
キング情報を得るすべがないため、編集終了時点で前に
書かれたトラックとの間で時間の整合がとれない、一緒
に多重してあるトラッキング情報のシーケンスが乱れ
る、不完全な幅のトラックが残る、などの不具合が生じ
ていた。
【0008】本発明は上記問題点に鑑み、編集精度の優
れた磁気記録再生方法および磁気記録再生装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の磁気記録再生方法は、テープ上に形成され
る傾斜トラックの同一トラック内に情報信号を記録する
複数個の情報領域が形成され、前記情報領域の各々はギ
ャップ領域によって分別されている磁気記録再生方法で
あって、前記ギャップ領域は前記傾斜トラックのヘッド
走査方向の先頭から離れた位置にあるものほどその領域
長が長くなるように形成され、前記複数個の情報領域
うちヘッド走査方向から見て先頭の第1の情報領域には
位置決め情報信号が記録され、前記位置決め情報信号に
基づいて前記複数個の情報領域の第2番目以降の情報領
域における情報信号の記録位置を指示するタイミング信
号を生成し、前記タイミング信号に基づいて前記第2番
目以降の情報領域に情報信号を記録もしくは再記録する
ことを特徴とするものである。
【0010】また、第1の情報領域には位置決め情報信
号と選択的にトラッキング用パイロット信号が多重記録
され、前記位置決め情報信号に基づいて前記パイロット
信号を再生する際のサンプリング位置を指示するパイロ
ットサンプル信号と複数個の情報領域の第2番目以降の
情報領域における情報信号の記録位置を指示するタイミ
ング信号とを生成し、前記パイロットサンプル信号によ
りサンプリングされた隣接トラックからもれ込む前記パ
イロット信号に基づいてトラッキング制御を行った後、
前記タイミング信号により前記第2番目以降の情報領域
に情報信号を記録もしくは再記録する。
【0011】また、複数のヘッド群により略同時に書か
れる複数本のトラックの先頭に形成された第1の情報領
域の少なくとも一つに位置決め情報信号を記録する。
た、本発明の磁気記録再生装置は、テープ上に形成され
る傾斜トラックの同一トラック内に複数個の情報領域が
形成され、前記情報領域の各々をギャップ領域によって
分別しながら前記情報領域に情報信号を記録する記録手
段と、テープ上に記録された情報信号を再生する再生手
段とを有し、前記記録手段は前記ギャップ領域を前記傾
斜トラックのヘッド走査方向の先頭から離れた位置にあ
るものほどその領域長が長くなるように形成しながら、
前記複数個の情報領域のうちヘッド走査方向から見て先
頭の第1の情報領域に位置決め情報信号を記録し、前記
再生手段は再生された前記位置決め情報信号に基づいて
前記複数個の情報領域の第2番目以降の情報領域におけ
る情報信号の記録位置を指示するタイミング信号を生成
し、前記タイミング信号に基づいて前記記録手段は前記
第2番目以降の情報領域に情報信号を記録もしくは再記
録することを特徴とするものである。 また、記録手段は
第1の情報領域に位置決め情報信号と選択的にトラッキ
ング用パイロット信号を多重記録し、再生手段は再生さ
れた前記位置決め情報信号に基づいて前記パイロット信
号を再生する際のサンプリング位置を指示するパイロッ
トサンプル信号と複数個の情報領域の第2番目以降の情
報領域における情報信号の記録位置を指示するタイミン
グ信号とを生成し、前記パイロットサンプル信号により
サンプリングされた隣接トラックからもれ込む前記パイ
ロット信号に基づいてトラッキング制御を行った後、前
記タイミング信号により前記第2番目以降の情報領域に
情報信号を記録もしくは再記録する。 また、記録手段は
複数のヘッド群により略同時に形成される傾斜トラック
のヘッド走査方向から見て先頭の第1の情報領域の少な
くとも一つに位置決め情報信号を記録する。
【0012】
【作用】本発明によれば、編集時のトラックの記録開始
タイミングを自らの信号をもとに決定するので、テープ
上で前に記録されたトラックとの位置関係を正確に保つ
ことができる。またインサート編集時においても、先頭
情報領域からトラッキング情報を得ることができるの
で、編集終了時においても、前のトラックと位置の整合
をとることができ、編集精度を格段に向上することがで
きる。
【0013】また、情報領域間を分別するギャップを
ッド走査方向からみてトラックの先頭から離れるものほ
ど広くしてあるので、テープの伸縮等による編集精度の
劣化にも強い。
【0014】
【実施例】以下本発明の磁気記録再生方法の実施例につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0015】(図1)は本発明の第1の実施例における
磁気記録再生方法のインサート編集時の動作原理を示す
構成図である。(図1)において、1a,1bは2ch
ヘッド、11は検出手段、12はタイミング生成回路、
13は切り替えスイッチ、14はサンプラー、20aは
編集しようとするトラック、20b,20cはトラック
20aにそれぞれ隣接するトラックである。ここで従来
例と同じものは同一の符号を付しており、詳細な説明は
省略する。本実施例は2chヘッド1a,1bによって
2本のトラックをほぼ同時に記録再生する例である。
(図2)に本発明の実施例におけるシリンダ上のヘッド
配置図を示す。
【0016】(図3)は(図1)に示した各トラックの
構成を示す図であり、トラック先頭に形成された第1の
情報領域21の一部または全部に位置決め情報信号23
が記録されている。また、この第1の情報領域21には
トラッキング用のパイロット信号が順次、周波数多重さ
れており、このパイロット信号は本実施例においては上
述した従来例と同様、1トラックおきに、異なる2種類
の周波数f1,f2で交互に記録されている。また、第
1の情報領域21に続く第2番目以降の情報領域22
a,22bには各種情報信号が記録されており、各情報
領域の間には情報領域を分別するためのギャップ22d
が形成されている。このギャップ22dは(図3)に示
すようにトラック先頭から離れた位置にあるものほどそ
の領域を広くしてある。また情報領域22a〜22cは
狭い情報領域から広い情報領域の順にトラック先頭から
並べられている。例えば、デジタル記録を行うVTRで
は情報領域22aにテープ位置等を示すインデックス情
報信号を、情報領域22bには音声信号を、そして情報
領域22cには映像信号を記録するという構成が考えら
れる。
【0017】(図4)は第1の情報領域21上の位置決
め情報信号23が記録されている部位における記録スペ
クトラムを示している。(図4)に示すように、異なる
2種類のパイロット信号の周波数f1,f2はヘッドの
アジマスロスの影響の受けにくい比較的低い周波数が、
また位置決め情報信号は隣のトラックの影響を受けにく
い比較的高い周波数が選ばれる。
【0018】このように形成されたトラックにおいて情
報信号を上から記録し直すインサート編集時には、(図
1)において、トラック20aの先頭の第1の情報領域
21ではまず、スイッチ13は端子13bに接続され、
ヘッド1aからの信号を受ける再生状態にされる。この
とき、ヘッド1aからの出力にはトラック20aの隣の
トラック20b,20cに記録されている異なるパイロ
ット信号成分f1,f2のもれ成分が含まれているの
で、これらをバンドパスフィルタ3a,3bにより検出
し、従来例と同様に差分回路5によってトラッキング誤
差信号が出力される。一方、ヘッド1aからの信号は別
に検出手段11に入力されて、第1の情報領域21内に
記録されている位置決め情報信号23が検出される。こ
の検出された位置決め情報信号はタイミング生成回路1
2に入力され、このタイミング生成回路12にてトラッ
キング誤差信号をサンプリングするタイミングを示すパ
イロットサンプル信号が生成され、このパイロットサン
プル信号に基づいてサンプラー14でサンプリングされ
たトラッキング誤差信号はキャプスタン制御回路6に入
力され、従来例と同様にヘッド1と再生しようとするト
ラック20aとのトラッキング制御を行う。
【0019】またタイミング生成回路12では第2番目
以降の情報領域22a〜22cでの記録位置を示すタイ
ミング信号も生成される。この際第2番目以降の情報領
域での記録の開始位置も終了位置も、前記検出位置決め
情報信号をトリガーとする単安定マルチバイブレータで
タイミングをとることで指示可能である。このタイミン
グ信号によって、スイッチ13は端子13bから端子1
3aに切り替えられ、新たな情報信号がヘッド1に加え
られて、第2番目以降の情報領域22a〜22cの任意
の情報領域・位置に記録されている情報信号は新規の情
報信号に書き換えられる。また、タイミング生成回路1
2によって作られたタイミング信号によって、スイッチ
13が端子13bから端子13aに切り換えられ、新た
な情報信号がヘッド1aに加えられると同時にヘッド1
bにも切り替えスイッチ(図示せず)により新たな別の
情報信号が加えられる為、第2番目以降の情報領域22
a〜22cに記録されている情報信号は新規の情報信号
にトラック2本がほぼ同時に書き換えられる。またヘッ
ド1bはヘッド1aとごく近傍に配置され、正確にヘッ
ド1aとの相対位置関係を確保することができる為、ヘ
ッド1aとトラック20aのトラッキングを行う事によ
りヘッド1bとトラック20bとのトラッキングも同時
に達成することが可能である。そのため2本づつ記録さ
れるトラックのうちヘッド1bの走査するトラックには
位置決め情報信号を必ずしも記録する必要がない。
【0020】以上の動作は、予め第1の情報領域21の
みが記録されていて、第2番目以降の情報領域22a〜
22cを新たに記録する場合でもその動作は同一であ
る。
【0021】以上のように本実施例によれば、第1の情
報領域に第2番目以降の情報領域の書き換え、または新
たに記録する際の記録タイミングをとる位置決め情報信
号を記録し、またさらには第1の情報領域にトラッキン
グ用パイロット信号を多重することにより、編集時のト
ラックの記録開始タイミングを自らの信号に基づいて決
定できるので、テープ上で前に記録されたトラックとの
位置関係を正確に保つことができる。また、第1の情報
領域からトラッキング情報を得ることができるので、編
集終了時においても、前のトラックと位置の整合をとる
ことができ、編集精度を格段に向上することができる。
【0022】また、テープ上の位置決め情報信号に基づ
いてパイロット信号を正確にサンプリングできるので、
パイロット信号を記録する領域を必要最小限に抑える事
が可能でテープの利用効率を上げる事が出来る。
【0023】また温度湿度の変化、シリンダのワウフラ
ッタ、テープのテンション力の変動などでテープの伸縮
が発生した場合、トラック先頭から離れた位置にある情
報領域ほど編集する際の精度が落ちるが、本実施例では
各情報領域を分別する複数個のギャップを設けさらにそ
のギャップをトラック先頭から離れた位置のものほど広
くなるように形成してあるのでテープの伸縮に対する余
裕があり編集精度を維持することが出来る。
【0024】また、情報信号を記録する各情報領域をそ
の領域の狭いものから並べているため、各ギャップをト
ラック先頭に近い方に集めることになり不必要に広いギ
ャップを作らないのでギャップ全体の占める領域を最小
に出来、テープの利用効率を最大にすることが出来る。
【0025】また、位置決め情報信号としては同期信号
とその識別情報を繰り返しディジタル記録しておくと、
さらに正確な位置の検出が可能となる。
【0026】なお、本実施例においては2ch同時記録
の場合の例を示したが、ヘッドの組み合わせ、配置は本
実施例に限定されず他の場合においても同様に応用でき
る。
【0027】また、本実施例においてはトラッキング用
パイロット信号は2種類の場合を示したが、8mmビデ
オで用いられているような4種類の周波数のパイロット
信号を用いてもよく、さらにはディジタルオーディオテ
ープレコーダ(DAT)のようにパイロット信号の記録
場所を変えて1種類のパイロット信号を記録する方式で
もかまわず、パイロット信号の入れ方には限定されな
い。また位置決め情報信号においてもその入れ方は本実
施例に限定されず、ディジタルパターンの一致を検出す
るようにしてもかまわない。
【0028】また、本実施例ではトラック先頭の第1の
情報領域に多重記録したパイロット信号を用いてトラッ
キング制御を行う場合を示したが、第1の情報領域には
編集時の位置決め情報信号のみを記録し、トラッキング
制御に関しては従来のVHS方式のVTRで行われてい
るようなテープ端部のリニアトラックを用いたコントロ
ール制御を行っても良い。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明は、トラックのヘッ
ド走査方向からみて先頭に形成された第1の情報領域に
記録された位置決め情報信号に基づいて、第1の情報領
域に多重記録されたトラッキング用パイロット信号を再
生する際のサンプリング位置を指示するパイロットサン
プル信号と、情報信号が記録される第2番目以降の情報
領域の記録位置を指示するタイミング信号を生成し、こ
のパイロットサンプル信号に基づいて隣接トラックから
のパイロット信号を再生して、このパイロット信号に基
づいてトラッキング制御を行なった後、タイミング信号
に基づいて第2番目以降の情報領域に情報信号を記録す
るようにしているので、編集時のトラックの記録開始タ
イミングを自らの信号をもとに決めることができ、テー
プ上で前に記録されたトラックとの位置関係を正確に保
つことができるので、編集精度を格段に向上することが
できる。
【0030】また、情報領域間を分別するギャップをト
ラック先頭から離れるものほど広くしてあるので、テー
プの伸縮等による編集精度の劣化にも強い。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における磁気記録再生方法の
インサート編集時の動作原理を示す図
【図2】本発明の一実施例におけるシリンダ上のヘッド
配置図
【図3】本発明の一実施例における記録トラックの構成
【図4】本発明の実施例において記録トラックに記録さ
れるパイロット信号と位置決め情報信号の記録スペクト
ラム
【図5】従来の磁気記録再生方法のトラッキング制御の
原理図
【符号の説明】
1 ヘッド 20a、20b、20c トラック 10 トラッキング手段 11 検出手段 12 タイミング生成回路 13 切り換えスイッチ 14 サンプラー 21 第1の情報領域 22a、22b、22c 第2番目以降の情報領域 22d ギャップ 23 位置決め情報信号

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ上に形成される傾斜トラックの同
    一トラック内に情報信号を記録する複数個の情報領域が
    形成され、前記情報領域の各々はギャップ領域によって
    分別されている磁気記録再生方法であって、 前記ギャップ領域は前記傾斜トラックのヘッド走査方向
    の先頭から離れた位置にあるものほどその領域長が長く
    なるように形成され、 前記複数個の情報領域のうちヘッ
    ド走査方向から見て先頭の第1の情報領域には位置決め
    情報信号が記録され、前記位置決め情報信号に基づいて
    前記複数個の情報領域の第2番目以降の情報領域におけ
    情報信号の記録位置を指示するタイミング信号を生成
    し、前記タイミング信号に基づいて前記第2番目以降の
    情報領域に情報信号を記録もしくは再記録することを特
    徴とする磁気記録再生方法。
  2. 【請求項2】 第1の情報領域には位置決め情報信号と
    選択的にトラッキング用パイロット信号が多重記録さ
    れ、前記位置決め情報信号に基づいて前記パイロット信
    号を再生する際のサンプリング位置を指示するパイロッ
    トサンプル信号と複数個の情報領域の第2番目以降の情
    報領域における情報信号の記録位置を指示するタイミン
    グ信号とを生成し、前記パイロットサンプル信号により
    サンプリングされた隣接トラックからもれ込む前記パイ
    ロット信号に基づいてトラッキング制御を行った後、前
    記タイミング信号により前記第2番目以降の情報領域に
    情報信号を記録もしくは再記録することを特徴とする請
    求項1記載の磁気記録再生方法。
  3. 【請求項3】 複数のヘッド群により略同時に形成され
    る傾斜トラックのヘッド走査方向から見て先頭の第1の
    情報領域の少なくとも一つに位置決め情報信号を記録す
    ることを特徴とする請求項1記載の磁気記録再生方法。
  4. 【請求項4】 テープ上に形成される傾斜トラックの同
    一トラック内に複数個の情報領域が形成され、前記情報
    領域の各々をギャップ領域によって分別しながら前記情
    報領域に情報信号を記録する記録手段と、テープ上に記
    録された情報信号を再生する再生手段とを有し、 前記記録手段は前記ギャップ領域を前記傾斜トラックの
    ヘッド走査方向の先頭から離れた位置にあるものほどそ
    の領域長が長くなるように形成しながら、前記 複数個の
    情報領域のうちヘッド走査方向から見て先頭の第1の情
    報領域に位置決め情報信号を記録し、 前記再生手段は再生された前記位置決め情報信号に基づ
    いて前記複数個の情報領域の第2番目以降の情報領域に
    おける情報信号の記録位置を指示するタイミング信号を
    生成し、 前記タイミング信号に基づいて前記記録手段は前記第2
    番目以降の情報領域に情報信号を記録もしくは再記録す
    ることを特徴とする磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 記録手段は第1の情報領域に位置決め情
    報信号と選択的にトラッキング用パイロット信号を多重
    記録し、 再生手段は再生された前記位置決め情報信号に基づいて
    前記パイロット信号を再生する際のサンプリング位置を
    指示するパイロットサンプル信号と複数個の情報領域の
    第2番目以降の情報領域における情報信号の記録位置を
    指示するタイミング信号とを生成し、 前記パイロットサンプル信号によりサンプリングされた
    隣接トラックからもれ込む前記パイロット信号に基づい
    てトラッキング制御を行った後、前記タイミング信号に
    より前記第2番目以降の情報領域に情報信号を記録もし
    くは再記録することを特徴とする請求項4記載の磁気記
    録再生装置。
  6. 【請求項6】 記録手段は複数のヘッド群により略同時
    に形成される傾斜トラックのヘッド走査方向から見て先
    頭の第1の情報領域の少なくとも一つに位置決め情報信
    号を記録することを特徴とする請求項4記載の磁気記録
    再生装置。
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