JP2768013B2 - 分周器 - Google Patents

分周器

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JP2768013B2
JP2768013B2 JP133991A JP133991A JP2768013B2 JP 2768013 B2 JP2768013 B2 JP 2768013B2 JP 133991 A JP133991 A JP 133991A JP 133991 A JP133991 A JP 133991A JP 2768013 B2 JP2768013 B2 JP 2768013B2
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利明 小田
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は分周器に関し、特に、直
流電圧値により回路電流が制御される回路構成の分周器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の分周器においては、図9のシステ
ム・ブロック図に示されるように、端子62より供給さ
れる一定のバイアス電圧VB により、分周回路32には
一定の回路電流が流れ、端子61より入力される被分周
信号111は、分周回路32において分周されて、分周
信号112として、端子63を介して出力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の分周器
においては、分周回路に流れる回路電流は、供給される
バイアス電圧により一義的に決定されてしまい、被分周
信号の周波数に応じて、この回路電流を必要最小限の電
流値に止めて、低消費電力化を図ることが困難であると
いう欠点があり、また、動作可能な被分周信号の周波数
範囲が、分周回路の特性により限定されるという欠点が
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の分周器は、被分
周信号を入力し、所定のバイアス電圧を介して分周信号
を出力する分周回路と、前記分周信号を入力して、当該
分周信号の周波数に対応する周波数のクロック信号を生
成して出力するクロック発生回路と、前記クロック信号
を入力して、当該クロック信号により、所定の直流電圧
をスイッチングし積分することにより前記バイアス電圧
を生成し、前記分周回路に出力するスイッチド・キャパ
シタ積分回路と、を備えて構成される。
【0005】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0006】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
である。図1に示されるように、本実施例は、端子5
1、52および53に対応して、分周回路1と、スイッ
チド・キャパシタ積分回路2と、クロック発生回路3と
を備えて構成される。また、上記の分周回路1、スイッ
チド・キャパシタ積分回路2およびクロック発生回路3
を示すブロック図が、それぞれ図2、図3および図4に
示される。
【0007】図1において、端子51から入力される被
分周信号101および被分周信号101の反転信号10
2は、分周回路1において分周され、分周信号103と
して端子53を介して出力されるが、この分周信号10
3は、クロック発生回路3にも入力されており、クロッ
ク発生回路3においては、分周信号103の周波数に対
応する周波数のクロック信号104,105,106お
よび107が出力されて、スイッチド・キャパシタ積分
回路2に入力される。スイッチド・キャパシタ積分回路
2においては、端子52より入力される所定の直流電圧
R が、クロック信号104,105,106および1
07によりスイッチングされ、分周回路1に対するバイ
アス電圧VB が出力されて、分周回路1に供給される。
分周回路1においては、このバアス電圧VB の入力を介
して上述の分周作用が行われる。
【0008】図4はクロック発生回路3の構成例であ
り、図4に示されるように、端子60に対応して、イン
バータ17および20〜29と、コンデンサ30および
31とを備えて構成されており、端子60より入力され
る分周信号103に対して、インバータ25、26,2
7および28よりは、それぞれ前述のクロック信号10
4,105,106および107が出力される。ここ
で、クロック信号105および107は、それぞれクロ
ック信号104および106の反転クロック信号であ
る。図5(a),(b),(c),(d)および(e)
に示されるのは、それぞれ、これらのクロック信号10
4,105,106および107と、分周信号103と
のタイミング図を示している。
【0009】図3は、スイッチド・キャパシタ積分回路
2の構成例であり、図3に示されるように、端子58お
よび59に対応して、アナログ・スイッチ9〜12と、
コンデンサ13および16と、演算増幅器14と、抵抗
15とを備えて構成される。図3において、端子58よ
りは所定の直流電圧VR が供給されており、アナログ・
スイッチ9,10には、それぞれクロック信号104お
よび反転クロック信号105が入力され、また、アナロ
グ・スイッチ11,12には、それぞれクロック信号1
06および反転クロック信号107が入力される。従っ
て、クロック信号104および106の双方を含むクロ
ック信号によってコンデンサ13がスイッチングされて
おり、アナログ・スイッチ9,10,11および12
と、コンデンサ13を含む回路は、等価的に抵抗素子と
して見なすことができる。この等価抵抗値RE は、コン
デンサ13の容量値をC、分周周波数をfO とすると、
次式にて示される。
【0010】 RE =1/(fO ・C)…………………………(1) 従って、スイッチド・キャパシタ積分回路2の直流利得
Gは、抵抗15の抵抗値をRとすると、 G=R/RE ……………………………………(2) となり、分周回路1に対する出力電圧となるバイアス電
圧VB は、 VB =fO ・R・C・VR ………………………(3)とな
る。
【0011】図2は分周回路1の構成例であり、図2に
示されるように、端子54,55,56および57に対
応して、入力バイアス回路4と、バンドギャップ・リォ
ァレンス回路5と、データ・フリップフロップ6,7お
よび8とを備えて構成される。図2において、端子56
より入力される前記バイアス電圧VBに対応して、バン
ドギャップ・リファレンス回路5により、各データ・フ
リップフロップ6,7および8の電流源トランジスタに
対するバイアス点が与えられ、分周回路1の回路電流I
CCが決められる。本実施例においては、バンドギャップ
・リファレンス回路5に対する電源電圧としては、バイ
アス電圧VB により与えられているが、この場合におけ
るバイアス電圧VB と回路電流ICCとの関係は、一例と
して図6のようになる。
【0012】なお、(3) 式より明らかなように、電圧V
R が一定電圧値であればバイアス電圧VB はfO に比例
しており、fO とICCとの関係は、図6の場合と同様な
関係となるが、また、被分周信号の周波数fINは当然f
O に比例しているため、このfO とICCとの関係も、図
6の場合と同様な関係となる。図7にfINとICCとの関
係が示される(図7における実線)。
【0013】また、本実施例における分周回路1の最高
動作周波数fmaxと回路電流ICCとの関係が、図7の一
点鎖線にて示されるような場合には、図8において、f
INの関係を示す実線が、fmax の関係を示す一点鎖線よ
りも上側となる周波数領域、即ちf1 〜f2 の周波数範
囲において、分周器としての動作が可能となる。一方回
路電流ICCについて見ると、従来の分周器においては、
1 〜f2 の周波数範囲で動作させる場合においても、
最大周波数fmax で動作させるために必要な電流値ICC
を常時流しているが、本発明の分周器においては、図7
に示されるように、被分周信号の周波数fINの値に対応
して、回路電流が変わり、f2 より低い入力周波数で使
用する場合には、ICC2 より小さい回路電流値で済むた
め、消費電力を低減することが可能となり、換言すれ
ば、入力周波数fINに対応して、自動的に回路電流ICC
が必要最小限度に抑制される。
【0014】更に、分周回路1において、回路電流ICC
として一定電流値を流す場合には、その動作可能の被分
周信号の周波数範囲が所定範囲に限定される。ここで、
図8に示されるように、回路電流としてICC2 を流すも
のとした場合、その動作可能な周波数範囲が図8におけ
るAの範囲(f3 〜f2 )であるものとすると、従来の
分周器の場合には、回路電流ICCが一定値であるが故
に、使用可能な周波数範囲は、Aの周波数範囲に限定さ
れる。しかし、本発明の分周器においては、被分周信号
の周波数fINに応じて回路電流が変化するものの、これ
に伴なって動作周波数範囲も変化する。
【0015】今、被分周信号の周波数fINの低下によっ
て回路電流がICC3 になったものとすると、動作周波数
範囲はB(f5 〜f4 )のようになることが予想され
る。そして、更に 被分周信号の周波数fINて低下によ
って回路電流がICC4 になったものとすると、動作周波
数範囲はC(f1 〜f6 )のようになり、これ以下の入
力周波数fINにおいては、動作周波数範囲の下限はf1
に限定される。結局、動作周波数範囲を広げられるとい
う効果が期待される。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、スイッ
チド・キャパシタ積分器を分周信号を介してスイッチン
グし、分周周波数に応じたバイアス電圧を生成して分周
回路の電流を制御することにより、分周器における回路
電流を、被分周信号に対する分周可能な必要最小限の電
流値に抑制することができるという効果とともに、動作
可能な被分周信号の周波数範囲を拡大することができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本実施例に含まれる分周回路の一例を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明に含まれるスイッチド・キャパシタ積分
回路の一例を示すブロック図である。
【図4】本発明に含まれるクロック発生回路の一例を示
すブロック図である。
【図5】クロック発生回路から出力されるクロック信号
および被分周信号のタイミング図である。
【図6】バイアス電圧VB と分周器の回路電流ICCとの
関係を示す図である。
【図7】入力周波数fINおよびfmax と、分周器の回路
電流ICCとの関係を示す図である。
【図8】入力周波数fINおよびfmax と、分周器の回路
電流ICCとの関係を示す図である。
【図9】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,32 分周回路 2 スイッチド・キャパシタ積分回路 3 クロック発生回路 4 入力バイアス回路 5 バンドギャップ・リファレンス回路 6〜8 データ・フリップフロップ 9〜12 アナログ・スイッチ 13,16,30,31 コンデンサ 14 演算増幅器 15 抵抗 17,20〜29 インバータ 18,19 NOR回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−124322(JP,A) 特開 昭61−61520(JP,A) 特開 昭61−199344(JP,A) 特開 昭62−182679(JP,A) 特開 昭63−18721(JP,A) 特開 昭54−142052(JP,A) 特開 昭62−163404(JP,A) 特開 平2−141025(JP,A) 特開 昭64−69111(JP,A) 実開 平1−137629(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03K 23/00 H03K 3/00 H03K 5/00 H03K 21/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被分周信号を入力し、所定のバイアス電
    圧を介して分周信号を出力する分周回路と、前記分周信
    号を入力して、当該分周信号の周波数に対応する周波数
    のクロック信号を生成して出力するクロック発生回路
    と、前記クロック信号を入力して、当該クロック信号に
    より、所定の直流電圧をスイッチングし積分することに
    より前記バイアス電圧を生成し、前記分周回路に出力す
    るスイッチド・キャパシタ積分回路と、を備えることを
    特徴とする分周器。
JP133991A 1991-01-10 1991-01-10 分周器 Expired - Lifetime JP2768013B2 (ja)

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