JP2767363B2 - 駆動機械のデータ収集装置 - Google Patents

駆動機械のデータ収集装置

Info

Publication number
JP2767363B2
JP2767363B2 JP5169235A JP16923593A JP2767363B2 JP 2767363 B2 JP2767363 B2 JP 2767363B2 JP 5169235 A JP5169235 A JP 5169235A JP 16923593 A JP16923593 A JP 16923593A JP 2767363 B2 JP2767363 B2 JP 2767363B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
controller
diagnosis
failure
controllers
polling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5169235A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0730977A (ja
Inventor
弘 曽根原
昭 鳥羽
秀樹 悪七
芳之 下屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP5169235A priority Critical patent/JP2767363B2/ja
Priority to US08/271,490 priority patent/US5555171A/en
Publication of JPH0730977A publication Critical patent/JPH0730977A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2767363B2 publication Critical patent/JP2767363B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C5/00Registering or indicating the working of vehicles
    • G07C5/08Registering or indicating performance data other than driving, working, idle, or waiting time, with or without registering driving, working, idle or waiting time
    • G07C5/0808Diagnosing performance data
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/03Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for supply of electrical power to vehicle subsystems or for
    • B60R16/0315Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for supply of electrical power to vehicle subsystems or for using multiplexing techniques

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設機械などの駆動機
械内に配設された複数のコントローラで取得されるデー
タを収集して故障診断などの所定の処理を行う装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来において建設機械の故障診断はつぎ
のように行われていた。すなわち、サービス員が現場に
出向き建設機械の外装を外す等の付帯作業を行い、種々
のセンサの導通チェック等の点検を行なう。そして、こ
の点検結果から修理マニュアルを参照しつつサービス員
の経験、知識にしたがい故障箇所、故障原因等を判断す
るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、建設機械は、
走行機能以外にも作業機能を備えており、一般自動車と
比較して部品点数が非常に多く故障発生箇所も非常に多
い。しかも、近年、油圧ーショベル等にみられるように
メカトロ化がすすんでおり、構造の複雑化に伴い上記故
障箇所はますます増加している。このため、点検箇所が
増大し作業に長時間を要することになっている。これに
加えて故障診断は、車両の外装を外すといっためんどう
な付帯作業等をも伴なう。
【0004】したがって、最終的な故障診断が下される
までに長時間が費やされ、その間ユーザは長時間作業を
中止せざるを得なくなり、作業性が大幅に損なわれるこ
とになっている。
【0005】本発明はこうした実状に鑑みてなされたも
のであり、駆動機械に設けられたコネクタに外部のコン
トローラを接続するという簡単な作業だけで駆動機械内
のコントローラで取得された膨大なデータを迅速に収集
するようにし、これらデータを故障診断作業等を行うた
めのデータとして使用することで、故障診断作業等を簡
易かつ迅速に行うことができる装置を提供することをそ
の目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明では、
駆動機械を駆動制御する複数のコントローラを前記駆動
機械内に配設し、各コントローラごとに取得されるデー
タを収集して所定の処理を行う駆動機械のデータ収集装
置において、前記複数のコントローラ同士を通信線を介
して相互に通信自在に接続するとともに、前記駆動機械
の外部にある外部コントローラと前記複数のコントロー
ラとの間で相互に通信を行うための外部コントローラ接
続用コネクタを前記通信線に設け、前記複数のコントロ
ーラのうちの1つのマスタコントローラは、前記外部コ
ントローラを含む他のコントローラに対し前記通信線を
介して順次ポーリングを行うとともに、ポーリングを受
けた他のコントローラは自己のコントローラ以外のコン
トローラに対し自己のコントローラで取得されたデータ
を送信し、前記マスタコントローラは、前記外部コント
ローラからポーリングに対する応答があった時点で前記
外部コントローラ接続用コネクタに前記外部コントロー
ラが接続されたと判断してポーリングを中断するととも
に、ポーリングに対し応答した外部コントローラは、前
記マスタコントローラに対して応答した時点以後前記マ
スタコントローラに代わり他のコントローラに対し順次
ポーリングを行い他のコントローラで取得されたデータ
を収集して前記所定の処理を行うようにしている。
【0007】
【作用】かかる構成によれば、上記複数のコントローラ
のうちの1つのコントローラは、マスタコントローラと
して、外部コントローラを含む他のコントローラに対し
て通信線を介して順次ポーリングを行う。ポーリングを
受けた他のコントローラは自己のコントローラ以外のコ
ントローラに対し自己のコントローラで取得されたデー
タを送信する。マスタコントローラは外部コントローラ
からポーリングに対する応答がない限りはこの処理を継
続して行う。
【0008】しかし、マスタコントローラは、外部コン
トローラからポーリングに対する応答があった時点で外
部コントローラ接続用コネクタに外部コントローラが接
続されたと判断して、ポーリングを中断する。一方、ポ
ーリングに対し応答した外部コントローラは、以後マス
タコントローラの代わりに同様に他のコントローラに対
し順次ポーリングを行い他のコントローラで取得された
データを収集する。
【0009】このように、駆動機械に設けられたコネク
タに外部のコントローラを接続するという簡単な作業だ
けで駆動機械内のコントローラで取得された膨大なデー
タが迅速に駆動機械外部のコントローラに収集され、故
障診断等の所定の処理を簡易かつ迅速に行うことができ
るようになる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る駆動機械
のデータ収集装置の実施例について説明する。
【0011】図1は実施例装置の構成を示すブロック図
である。なお、実施例では駆動機械として油圧ショベル
を想定し、この油圧ショベル内に配設された複数のコン
トローラで取得されたデータを収集する場合を想定して
いる。
【0012】同図に示すように油圧ショベルには複数の
コントローラ1、2、3、4が搭載されている。なお、
油圧ショベルには、これら以外にも必要に応じて任意の
数だけの各コントローラm(5、6…n−1)、nを搭
載することが可能となっている。コントローラ2は操作
レバーの操作量等を入力しこれら操作量等に応じて油圧
ポンプの斜板等を制御するポンプコントローラであり、
油圧ポンプの斜板等を駆動する複数のアクチュエータ1
1…に対して駆動信号11a…を出力する。このポンプ
コントローラ2には、油圧回路に設けられた油圧センサ
等の複数のセンサ10…の検出信号10aが入力され
る。ポンプコントローラ2は入力された検出信号10a
…および各アクチュエータ11…に対して出力される駆
動信号11aを制御データとして記憶する。また、この
制御データおよび操作されたスイッチからの信号や操作
レバーからの操作量等に基づいてポンプコントローラ2
によって制御される範囲の部品の故障を示す故障データ
(エラー情報)が生成され該故障データが記憶される。
【0013】コントローラ3は操作レバーの操作量等に
応じてガバナを制御するガバナコントローラであり、ガ
バナモータ等の複数のアクチュエータ13…に対して駆
動信号13a…を出力する。このガバナコントローラ3
には、エンジンの回転数を検出するエンジン回転センサ
等の複数のセンサ12…の検出信号12a…が入力され
る。また、ガバナコントローラ3は、入力された検出信
号12a…および出力される駆動信号13a…を制御デ
ータとして記憶する。また、この制御データおよび操作
レバーからの操作量等に基づいてガバナコントローラ3
によって制御される範囲の部品の故障を示す故障データ
が生成され該故障データが記憶される。
【0014】コントローラ4は操作レバーの操作量等に
応じて油圧ポンプとブームシリンダ等の油圧アクチュエ
ータとの間の油圧管路に配設された制御バルブを制御す
るバルブコントローラであり、制御バルブに設けられた
ソレノイド等の複数のアクチュエータ15…に対して駆
動信号15a…を出力する。このバルブコントローラ4
には、油圧回路に設けられた油圧センサ等の複数のセン
サ14…の検出信号14a…が入力される。また、バル
ブコントローラ4は、入力された検出信号14a…およ
び出力される駆動信号15aを制御データとして記憶す
る。また、この制御データおよびスイッチの操作位置や
操作レバーからの操作量等に基づいてバルブコントロー
ラ4によって制御される範囲の部品の故障を示す故障デ
ータが生成され該故障データが記憶される。
【0015】コントローラ1は運転席に配設されたモニ
タパネルであり、オペレータのスイッチ操作によって油
圧ショベルが行う各種作業種類に応じた各種制御が選択
指示されるとともに、燃料計等からの検出信号が入力さ
れ、運転に必要な情報や故障コード情報がたとえば液晶
表示画面上に表示される。
【0016】これらモニタパネル1、ポンプコントロー
ラ2、ガバナコントローラ3およびバルブコントローラ
4は相互に通信自在に信号線19によって接続されてい
る。よって、モニタパネル1をオペレータが操作して、
たとえば作業モードとして「重堀削」を選択すると、該
「重堀削」モードに応じたエンジン回転数、出力トルク
が得られ、かつオートデセル機能等所定の制御がなされ
るように、信号線19を介して各コントローラ2、3、
4に対して制御信号が出力される。また、モニタパネル
1では、信号線19を介して各コントローラ2、3、4
から送出される各故障データが受信され、これら故障デ
ータが記憶されるとともに、各故障データが時系列的に
配列され故障経歴として記憶される。
【0017】また、モニタパネル1は、自己の故障デー
タ(エラー情報)を記憶するとともに、現在選択されて
いる作業モードおよび自己が各コントローラ2〜4に出
力する制御信号を記憶している。
【0018】信号線19には、外部接続用の信号線19
aがさらに延長接続されており、この信号線19aに
は、油圧ショベルの外部にあるコントローラと内部のコ
ントローラとの間で相互に通信を行うためのコネクタ1
8が配設されている。延長信号線19a上には、信号変
換器19bが設けられている。
【0019】外部コントローラ0は上記コネクタ18に
接続自在となっており、この外部コントローラ0は後述
するよう油圧ショベルの故障診断を行う機能を有してい
る。具体的にはパーソナルコンピュータ(以下パソコン
という)本体16とこれに接続される表示器17等から
構成されている。
【0020】そこで、これら各コントローラ0、1、2
…相互間で行われる通信について説明する。なお、信号
線19には前述したようにさらにコントローラm(5、
6…)、nが接続可能であるが、これらは未接続の状態
になっていると仮定する。
【0021】上記モニタパネル1、ポンプコントローラ
2、ガバナコントローラ3、バルブコントローラ4、コ
ントローラm、nおよび外部コントローラ0には、それ
ぞれ各コントローラを特定する符号IDが付与されてい
る。モニタパネル1、ポンプコントローラ2、ガバナコ
ントローラ3、バルブコントローラ4、コントローラ
m、nおよび外部コントローラ0のIDは、それぞれ’
1’、’2’、’3’、’4’、’m’、’n’およ
び’0’となっている。そして、これら各コントローラ
によりネットワークが構成され、そのうちの1つがマス
タコントローラとなり、他のコントローラがスレーブコ
ントローラとなることにより、いわゆるマスタ・スレー
ブ方式による通信が行われる。ここに、マスタ・スレー
ブ方式とは、周知のように、マスタコントローラが他の
スレーブコントローラをポーリング(呼出し)し、ポー
リングされたスレーブコントローラは予め定められたフ
ォーマットにしたがって自己のデータを送信し、他のコ
ントローラはこのデータを受信することにより、通信を
行うというものである。
【0022】たとえば、外部コントローラ0が信号線1
9aに接続されていない場合には、ID=’1’である
モニタパネル1がマスタコントローラとなり、他のコン
トローラがスレーブコントローラとなる。
【0023】さて、通信にあたって種々の方式を採用す
ることができるが、いずれの場合も図6に示すフォーマ
ットとなる。
【0024】同図(a)は、ポーリングを行うためにマ
スタコントローラから送出されるフレーム信号Pを示し
ており、先頭の、ポーリングの相手方であるスレーブコ
ントローラのID(0〜N)を示すスレーブID部20
と、これに続く後述する通信モードを特定するID(0
〜3)を示すモードID部21と、これに続く各種メッ
セージを示すメッセージ部22(0〜4個のデータであ
り、通常は0個である)とから構成されている。
【0025】一方、同図(b)は、ポーリングを受けた
スレーブコントローラがポーリングに対し応答し該応答
したコントローラから送出されるフレーム信号Dを示し
ており、先頭の、上記故障データ等コントローラで取得
されたデータからなるデータ部23(0〜N個のデー
タ)と、これに続くサムチェック用のデータからなるデ
ータ部24と、これに続くデータ領域の終わりを示すコ
ードであるDENDと、これに続く通信が、終了したこ
とを示すコードであるPADとから構成されている。
【0026】このマスタ・スレーブ方式では、通信モー
ドとして、固定長領域通信モード(通信モード0)、固
定長領域通信と拡張領域通信とを合成した通信モード
(通信モード1)、拡張領域通信モード(通信モード
2)および実アドレス拡張モード(通信モード3)のい
ずれかを採用することができる。なお、ここで、固定長
とは、ポーリングを受けたコントローラが送出すべき予
め定められたデータの長さのことであり、固定長領域通
信とは、スレーブコントローラがポーリングを受けた場
合に、該コントローラが有するメモリテーブルの予め定
められた固定長領域のデータを他のコントローラに送信
することによって行われる通信のことであり、メッセー
ジ部22のデータを0個とすることができる。
【0027】また、拡張領域とは、メモリテーブルの固
定長領域以外のデータが記憶されている領域のことであ
り、ポインタにより指定することで特定される。拡張領
域通信は、スレーブコントローラが一時的にマスタコン
トローラとなり、他のコントローラに拡張領域を示すポ
インタを指定したポーリングを行ない、ポーリングを受
けたコントローラが他のコントローラに対し、拡張領域
のデータを送信することによって行われる通信のことで
ある。
【0028】固定長領域通信と拡張領域通信を合成した
通信とは、マスタコントローラが、他のコントローラに
拡張領域を示すポインタを指定したポーリングを行な
い、ポーリングを受けたコントローラが他のコントロー
ラに対し、メモリテーブルの予め定められた固定長領域
のデータとともに拡張領域のデータを送信することよっ
て行われる通信のことである。
【0029】通信モード0の固定長領域通信を採用する
場合には、図7(a)に示すようなメッセージ部22が
ないプロトコルのフレーム信号Pがマスタコントローラ
から送出される。また、通信モード1の固定長領域通信
と拡張通信とを合成したものを採用する場合には、同図
(b)に示すように、メッセージ部22は、データテー
ブルのポインタを示すテーブルポインタ部26と、これ
に続く固定長のデータ数を示す固定長データ数部27
と、これに続く拡張されたデータ数を示す拡張データ数
部28とから構成されたものとなる。
【0030】また、通信モード2の拡張通信を採用する
場合には、同図(c)に示すように、メッセージ部22
は、テーブルポインタ部26と、これに続く、一部が拡
張のデータ数を示すデータとなっている拡張データ数部
28とから構成されたものとなる。
【0031】また、通信モード3の実アドレス拡張通信
を採用する場合には、同図(d)に示すように、メッセ
ージ部22は、各種アドレスを示すアドレス部29と、
これに続く実アドレス拡張バイト数を示す実アドレス拡
張バイト数部30とから構成されたものとなる。
【0032】つぎに、通信の手順について説明する。
【0033】・外部コントローラ0がコネクタ18に接
続されていない場合。
【0034】1) まず、パワーショベルを稼働させる
ための車両キーが’ACC’位置に操作され、各コント
ローラ1、2…に電源が供給されると、モニタパネル1
を含む全コントローラは所定のネットワークイニシャル
処理を行う。ID=’1’であるモニタパネル1はマス
タコントローラとして立ち上がり、通信の同期を取るた
めにダミーデータを通信線19に送出する。
【0035】2) つぎに、モニタパネル1が、ID
=’1’、つまり自己をポーリングするためのフレーム
信号P、つまりスレーブID部20の内容がID=’
1’であるフレーム信号Pを通信線19に送出する。
【0036】3) つぎにフレーム信号Pを受信したモ
ニタパネル1は、フレーム信号Dを1バイトごとに通信
線19に送出する。ID=’1’以外の他のコントロー
ラ2、3、4は割込みによりこのフレーム信号Dを受信
する。一方、モニタパネル1は自ら送信したフレーム信
号Dを、割込みで受信するごとにつぎの1バイトのフレ
ーム信号Dを順次送出する。このようにしてポーリング
で要求されたバイト数分のフレーム信号Dがモニタパネ
ル1から送出される。ここで、1バイトごとに送出され
るフレーム信号Dの受信割込みで全コントローラの同期
がとられることになる。
【0037】このように、モニタパネル1は、自己をポ
ーリングすることで、自己のデータを通信線19に送出
し、該通信線19に接続された全スレーブコントローラ
2、3、4がそのデータを受信することになる。このた
め、前述したようにモニタパネル1で選択された作業モ
ード、たとえば「重堀削」モードに応じた制御信号をフ
レーム信号Dとして通信線19を介して各コントローラ
2、3、4に対して出力することができ、これにより各
コントローラ2、3、4は上記制御信号Dに応じた制御
を行うことができる。
【0038】4) つぎに、モニタパネル1が、ID
=’2’のポンプコントローラ2をポーリングするため
のフレーム信号P、つまりスレーブID部20の内容が
ID=’2’であるフレーム信号Pを通信線19に送出
する。
【0039】5) つぎにフレーム信号Pを受信したポ
ンプコントローラ2は、フレーム信号Dを1バイトごと
に通信線19に送出する。ID=’2’以外の他のスレ
ーブコントローラ3、4およびマスタコントローラ1は
割込みによりこのフレーム信号Dを受信する。一方、ポ
ンプコントローラ2は自ら送信したフレーム信号Dを、
割込みで受信するごとにつぎの1バイトのフレーム信号
Dを順次送出する。このようにしてポーリングで要求さ
れたバイト数分のフレーム信号Dがポンプコントローラ
2から送出される。
【0040】6) 以下、ID=’3’のガバナコント
ローラ3に対してポーリングを行い、ガバナコントロー
ラ3から送信されるデータを他のコントローラで受信す
る処理が、またID=’4’のバルブコントローラ4に
対してポーリングを行い、バルブコントローラ4から送
信されるデータを他のコントローラで受信する処理が、
上記4)、5)と同様にして実行される。
【0041】このようにモニタパネル1は、他のコント
ローラ2、3、4をポーリングすることで、ポーリング
された各コントローラのデータを受け取るとともに、ポ
ーリングされたコントローラ以外のスレーブコントロー
ラもポーリングされたコントローラからのデータを受け
取ることができる。
【0042】このため、モニタパネル1において、前述
したように各コントローラ2、3、4の故障データ(エ
ラー情報)を確認でき、これら故障データを時系列的に
配列し故障経歴として蓄積できる。また、モニタパネル
1において、各コントローラ2、3、4の制御データを
確認することができる。
【0043】7) 以上のように通信線19に接続され
ているコントローラ2、3、4に対して順次ポーリング
を行った後に、未接続のコントローラ0、m、nに対し
てポーリングを行う処理が行われる。
【0044】すなわち、つぎに、モニタパネル1は、I
D=’0’の外部コントローラ0をポーリングするため
のフレーム信号P、つまりスレーブID部20の内容が
ID=’0’であるフレーム信号Pを通信線19に送出
する。
【0045】8) ここで、外部コントローラ0は通信
線19(延長通信線19a)に未接続状態であるので、
フレーム信号Pに対して応答することはできない。よっ
て、マスタコントローラ1は、外部コントローラ0に対
してポーリングを行ってから所定時間経過しても応答が
なかった場合に、処理をつぎにすすめるようにする。
【0046】9) すなわち、外部コントローラ0から
の応答がなかった時点で手順は再度上記2)に移行さ
れ、以後同様に接続コントローラに対する処理2)〜
6)が繰返し実行される。
【0047】10) つぎに、モニタパネル1は、未接
続の内部コントローラ、つまりID=’m’のコントロ
ーラmをポーリングするためのフレーム信号P、つまり
スレーブID部20の内容がID=’m’であるフレー
ム信号Pを通信線19に送出する。
【0048】11) ここで、コントローラmは通信線
19に未接続状態であるので、フレーム信号Pに対して
応答することはできない。よって、マスタコントローラ
1は、コントローラmに対してポーリングを行ってから
所定時間経過しても応答がなかった場合に、処理をつぎ
にすすめる。
【0049】12) すなわち、コントローラmからの
応答がなかった時点で手順は再度上記2)に移行され、
以後同様の処理2)〜6)が繰返し実行される。
【0050】13) 以下、他の未接続コントローラに
対してポーリングを行う処理を、10)、11)、1
2)と同様に行ない、これを最後の未接続コントローラ
nまで続ける。
【0051】ところで、未接続であったコントローラ
m、nが接続された場合、つまりポーリングに対する応
答(フレーム信号D送出)があった時点で、マスタコン
トローラ1は応答したコントローラm、nを接続された
コントローラと認識し、接続されたコントローラm、n
に対するポーリングを、接続コントローラに対する一連
の処理2)〜6)の中でコントローラ4に続けて行うよ
うにする。
【0052】一方、現在接続されているコントローラ
2、3、4であっても、信号線19からコネクタが外さ
れ、応答不能となる場合がある。この場合は、マスタコ
ントローラ1は当該応答不能となったコントローラ2、
3、4を未接続コントローラであると認識し、この未接
続コントローラ2、3、4に対するポーリングを、未接
続コントローラに対する一連の処理7)〜12)の中で
行うようにする。
【0053】・外部コントローラ0がコネクタ18に接
続された場合以上のようにモニタパネル1は、外部コン
トローラ0からポーリングに対する応答がない限りは、
マスタコントローラとして上記処理1)〜13)を継続
して行う。
【0054】14) しかし、上記処理8)において、
外部コントローラ0からポーリングに対する応答があっ
た時点、つまり外部コントローラ0から送出されたフレ
ーム信号Dを受信した時点で、モニタパネル1は、コネ
クタ18に外部コントローラ0が接続されたと判断し
て、モニタパネル1がマスタコントローラとなってポー
リングを行うことを中断する。以後、モニタパネル1は
スレーブコントローラとして機能する。なお、外部コン
トローラ0がポーリングに対して応答を行うのは、外部
コントローラ0が信号線19aに接続され、後述するよ
うパソコン16が操作され「通信開始」が指示された時
点以後である一方、ポーリングに対し応答した外部コン
トローラ0は、フレーム信号Dを送出した時点以後モニ
タパネル1の代わりにマスタコントローラとして機能す
る。すなわち、外部コントローラ0は、上記2)〜1
3)の処理を自己がマスタコントローラとなって同様に
実行する。
【0055】15) この場合、最初に、外部コントロ
ーラ0は、ID=’0’、つまり自己をポーリングする
ためのフレーム信号P、つまりスレーブID部20の内
容がID=’0’であるフレーム信号Pを通信線19に
送出する。
【0056】16) そしてフレーム信号Pを受信した
外部コントローラ0は、フレーム信号Dを1バイトごと
に通信線19aに送出する。ID=’0’以外の他のコ
ントローラ1、2、3、4は割込みによりこのフレーム
信号Dを受信する。一方、外部コントローラ0は自ら送
信したフレーム信号Dを、割込みで受信するごとにつぎ
の1バイトのフレーム信号Dを順次送出する。このよう
にしてポーリングで要求されたバイト数分のフレーム信
号Dが外部コントローラ0から送出される。
【0057】このように、外部コントローラ0は自己を
ポーリングすることにより、モニタパネル1を含む他の
スレーブコントローラ1〜4に自己のコマンドを送信す
ることができる。このため、パワーショベル内部の各コ
ントローラに対してコマンドを送出し、各コントローラ
に外部コントローラが要求する制御を行わせることがで
きる。ただし、この15)、16)の処理は、パワーシ
ョベル内部の各コントローラに外部コントローラ0の要
求する制御を行わせることが必要な場合に行われる処理
であり、その必要がなければ処理15)、16)は省略
し、つぎの処理から開始するようにしてもよい。
【0058】17) 外部コントローラ0が、ID=’
1’のモニタパネル1をポーリングするためのフレーム
信号P、つまりスレーブID部20の内容がID=’
1’であるフレーム信号Pを通信線19に送出する。
【0059】18) つぎにフレーム信号Pを受信した
モニタパネル1は、フレーム信号Dを1バイトごとに通
信線19に送出する。ID=’1’以外の他のスレーブ
コントローラ2、3、4およびマスタコントローラ0は
割込みによりこのフレーム信号Dを受信する。一方、モ
ニタパネル1は自ら送信したフレーム信号Dを、割込み
で受信するごとにつぎの1バイトのフレーム信号Dを順
次送出する。このようにしてポーリングで要求されたバ
イト数分のフレーム信号Dがモニタパネル1から送出さ
れる。
【0060】19) 以下、外部コントローラ0がマス
タコントローラとなって、通信線19に接続されている
コントローラ2、3、4に対しポーリングを行う処理が
上記4)〜6)の処理と同様にして行われる。
【0061】このように外部コントローラ0は、他のコ
ントローラ1、2、3、4をポーリングすることで、ポ
ーリングされた各コントローラのデータを受け取るとと
もに、ポーリングされたコントローラ以外のスレーブコ
ントローラもポーリングされたコントローラからのデー
タを受け取ることができる。
【0062】このため、外部コントローラ0において、
パワーショベル内の各コントローラ1、2、3、4の故
障データ(エラー情報)、故障経歴データ、モニタパネ
ル1で現在選択されている作業モード、出力されている
制御信号を示すデータ、各コントローラ2、3、4の制
御データを収集することができ、これらデータに基づい
て後述する故障診断処理を迅速に行うことができる。
【0063】以上のように通信線19に接続されている
コントローラ1、2、3、4に対して順次ポーリングを
行った後に、未接続のコントローラm、nに対してポー
リングを行う処理が行われる。
【0064】20) すなわち、外部コントローラ0
は、未接続の内部コントローラ、つまりID=’m’の
コントローラmをポーリングするためのフレーム信号
P、つまりスレーブID部20の内容がID=’m’で
あるフレーム信号Pを通信線19に送出する。
【0065】21) ここで、コントローラmは通信線
19に未接続状態であるので、フレーム信号Pに対して
応答することはできない。よって、マスタコントローラ
0は、コントローラmに対してポーリングを行ってから
所定時間経過しても応答がなかった場合に、処理をつぎ
にすすめる。
【0066】22) すなわち、コントローラmからの
応答がなかった時点で手順は再度上記15)に移行さ
れ、以後同様の処理15)〜19)が繰返し実行され
る。
【0067】23) 以下、他の未接続コントローラに
対してポーリングを行う処理を、20)、21)、2
2)と同様に行ない、これを最後の未接続コントローラ
nまで続ける。
【0068】ところで、現在、外部コントローラ0がマ
スタコントローラとして機能している場合において、再
度モニタパネル1をマスタコントローラとして機能させ
るには、予め所定の時間Tを設定しておき、外部コント
ローラ0からのポーリングが上記設定時間T以上なかっ
た場合に、モニタパネル1に再度ポーリングを行わせる
ようにすればよい。具体的には、後述するようパソコン
16が操作され「通信機能終了」が指示されてから上記
設定時間Tが経過した時点でマスタコントローラが切り
替わることになる。
【0069】以下、外部コントローラ0のパソコン16
で行われる処理を示す図2のフローチャートを参照し
て、外部コントローラ0で収集されるデータに基づいた
故障診断処理について説明する。
【0070】図2は、パソコン16で行われる操作のフ
ローチャートを示している。
【0071】同図に示すように、パソコン16の電源が
オンされ(ステップ101)、「電気系の故障診断プロ
グラム」および「機械系の故障診断プログラム」がロー
ディングされて、故障診断システムが起動される(ステ
ップ102)。
【0072】コマンド入力待ちの状態となり(ステップ
103)、「電気系」を選択するコマンドが入力される
と、上述した15)〜23)の通信処理を含む「電気系
の故障診断プログラム」が起動される(ステップ10
4、106)。一方、「機械系」を選択するコマンドが
入力されると、「機械系の故障診断プログラム」が起動
される(ステップ104、109)。なお、コマンド入
力待ちの状態で電源がオフされると処理は終了する(ス
テップ105)。
【0073】「電気系の故障診断プログラム」が起動さ
れると、後述するように選択に応じて「エラー情報によ
る診断」、「故障経歴による診断」、「車両制御データ
計測」、「事例集による診断」、「モニタパネル診断サ
ポート」といった電気系の各種診断処理が実行される
(ステップ107)。そして電気系の故障診断処理を終
了させると(ステップ108の判断YES)、手順は再
度ステップ103に移行され、コマンド入力待ちの状態
となる。
【0074】一方、「機械系の故障診断プログラム」が
起動されると、後述するように選択に応じて「車体系の
診断」、「エンジン系の診断」という機械系の各種診断
処理が実行される(ステップ110)。そして機械系の
故障診断処理を終了させると(ステップ111の判断Y
ES)、手順は再度ステップ103に移行され、コマン
ド入力待ちの状態となる。
【0075】また、上記図2の代わりに図3に示すよう
に処理を行うようにしてもよい。
【0076】ただし、この図3の処理を採用する場合、
油圧ショベルに以下のような計測専用のコントローラを
付加する必要がある。
【0077】すなわち、計測専用のコントローラ5が信
号線19に接続され、このコントローラ5にエンジンブ
ローバイ圧、油圧回路の内各所の圧力等を検出する種々
のセンサからの検出信号が入力される。よってコントロ
ーラ5は前述した通信を行う際スレーブコントローラと
して機能する。コントローラ5内のメモリには種々の計
測条件がテーブルとして記憶しておかれ、前述した処理
15)、16)に示される外部コントローラ0からのコ
マンドが受信されると、該コマンドに応じた所定の計測
条件がテーブルから選択され、該選択された条件下の計
測データが外部コントローラ0に送信されることにな
る。
【0078】このような前提の下で、パソコン16の電
源がオンされると(ステップ201)、「電気系の故障
診断プログラム」と「機械系の故障診断プログラム」と
を統合した「故障診断プログラム」がローディングされ
て、該プログラムが起動される(ステップ202、20
3)。
【0079】そしてプログラムの選択メニュー入力待ち
の状態となり(ステップ204)、選択メニューとして
「電気系診断」が選択されると、上述した15)〜2
3)の通信処理を含む電気系の故障診断処理が開始され
る(ステップ205)。一方、「機械系診断」が選択さ
れると、機械系の故障診断処理が開始される(ステップ
206)。なお、メニュー選択で終了が選択されると処
理は終了する。
【0080】電気系の故障診断処理が開始されると、上
記ステップ107と同様に選択に応じて「エラー情報に
よる診断」、「故障経歴による診断」、「車両制御デー
タ計測」、「事例集による診断」、「モニタパネル診断
サポート」といった電気系の各種診断処理が実行される
とともに、上記計測専用コントローラ5から収集された
計測データに基づく診断が実行される。この場合、計測
データと基準値とが比較され、それらの偏差に応じて各
種計測対象の異常度合いが判別される(ステップ20
7)。そして電気系の故障診断処理を終了させると(ス
テップ209の判断YES)、手順は再度ステップ20
4に移行され、選択メニュー入力待ちの状態となる。
【0081】一方、「機械系の故障診断」が選択される
と、機械系の故障診断処理が開始され(ステップ20
6)、上記ステップ110と同様に選択に応じて「車体
系の診断」、「エンジン系の診断」という機械系の各種
診断処理が実行されるとともに、必要に応じて上記計測
専用コントローラ5にコマンドを発行し、同コントロー
ラ5から収集された計測データに基づく診断が実行され
る。この場合、計測データと基準値とが比較され、それ
らの偏差に応じて各種計測対象の異常度合いが判別され
る(ステップ210)。そして機械系の故障診断処理を
終了させると(ステップ211の判断YES)、手順は
再度ステップ204に移行され、選択メニュー入力待ち
の状態となる。
【0082】図4は、電気系の故障診断処理を示すフロ
ーチャートである。図2のステップ106において「電
気系の故障診断プログラム」が起動された場合、あるい
は図3のステップ205において電気系の故障診断処理
が開始された場合に、図4の処理がスタートされる。
【0083】すなわち、表示器17の画面と対話する形
式で処理が進行するものであり、まず、初期画面におい
てパスワードが入力されると(ステップ301)、基本
メニューが表示された基本メニュー画面となる(ステッ
プ302)。図3のフローではステップ203でパスワ
ードを入力するようにしてもよい。
【0084】基本メニューの中から故障診断メニュー、
ユーティリティのいずれかが選択される。ユーティリテ
ィが選択されるとユーティリティ画面となり(ステップ
304)、必要に応じてパスワードを登録、変更するた
めの画面に切り替えられる(ステップ305)。ステッ
プ304では基準値事例集等のデータファイルメンテナ
ンス機能を選択できるようにしてもよい。
【0085】故障診断メニューが選択されると、故障診
断メニュー画面となり、通信機能、診断事例集による診
断、モニタパネル診断サポートのいずれかを選択するこ
とができる(ステップ303)。
【0086】ここで、通信機能が選択されると、信号線
19、19aを介しての通信の「通信開始」が指示さ
れ、外部コントローラ0は、モニタパネル1からのポー
リングに対して応答し、以後マスタコントローラとして
機能しパワーショベル内の各コントローラ1〜4のデー
タを収集する。
【0087】ここで、通信が正常に行われるには各コン
トローラ1〜4が信号線19に確実に接続されているこ
とが前提となる。そこで、接続状態のチェック画面に切
り替えられ、各コントローラ1〜4から送信されてくる
フレーム信号Dの受信状態に基づいて、たとえば、「モ
ニタパネル OK、ポンプコントローラ OK、ガバナ
コントローラ OK、バルブコントローラ NG」のご
とく、各コントローラと信号線の接続状態が表示され
る。その他、パワーショベルの機種を示すコード、各コ
ントローラ1〜4で使用されているプログラムのバージ
ョン等も併せて表示される(ステップ315)。ここで
表示された機種コードにより、診断プログラムの適用機
種と照合し、一致した診断プログラムを自動的に実行し
てもよい。「バルブコントローラ NG」と異常表示が
なされた場合には、その処置方法が画面に表示されるこ
とになる。すべてのコントローラの接続状態が正常であ
ることが確認されると、通信機能を用いた各種診断作業
を選択する画面に移行され、エラー情報による診断、故
障経歴による診断、車両制御データによる診断のいずれ
かが選択される。
【0088】エラー情報による診断が選択されると、故
障コード表示画面(ステップ316)となり、各コント
ローラ1〜4から収集された故障データ(エラー情報)
に基づいた診断が行われる。すなわち、収集された故障
データが解読され、故障コード表示画面において、たと
えば「故障コード E231(TVC弁のソレノイド短
絡)」が表示され、その故障コードを選択すれば故障内
容表示画面(ステップ317)において「故障内容 T
VC弁のソレノイド短絡」に応じた診断手順が表示され
る。そしてサービス員は、表示された診断手順に従い、
診断を行っていき、最終的に診断結果と処置が、たとえ
ば「TVC弁のソレノイド不良、交換;品番は123−
456−7890;交換方法は車体右後方のカバーを外
し、油圧ポンプ上部についているソレノイドを外す」の
ごとく表示され、故障部品が確定される。
【0089】なお、ソレノイド故障発生の有無をチェッ
クする方法を説明する画面へ切り替えることができる
(ステップ318)。
【0090】車両制御データによる診断を行うために、
コントロール信号測定画面(ステップ322)を選択す
ると、各コントローラ1〜4から収集された制御データ
に基づいた診断が行われる。すなわち、収集された制御
データが解読され、コントロール信号測定画面におい
て、各センサの検出値、各アクチュエータに対する指令
値が6画面に分離されて表示される。このとき、6画面
のうち1画面を選択し該選択された画面の中から所望の
制御データのみをエントリ項目測定画面において表示す
ることができる(ステップ323)。エントリ項目は、
全6画面から選択可能であり、エントリ項目測定画面と
して1画面にて表示することもできる。
【0091】また、入力信号チェックメニュー画面を選
択することで(ステップ320)、入力信号を分類して
表示することができ、分類されたものの中から所望のも
のを入力信号チェック画面にて表示させることができる
(ステップ321)。
【0092】故障経歴による診断が選択されると、故障
経歴表示画面(ステップ324)となり、モニタパネル
1から収集された故障経歴データに基づいた診断が行わ
れる。すなわち、収集された故障経歴データが解読さ
れ、故障経歴表示画面において、各種故障の経歴が、た
とえば「TVC弁のソレノイドの短絡が発生してから1
00時間経過、TVC弁のソレノイドが断線してから2
00時間経過…」のごとく表示される。このとき、故障
内容表示画面において「故障内容 TVC弁のソレノイ
ド短絡」の診断手順を表示することもできる(ステップ
325)。
【0093】なお、各診断処理の途中において次画面選
択画面に切り替えることにより、他の診断処理へと移行
することもできる(ステップ319)。
【0094】以上は通信機能を用いた診断であるが、各
コントローラ1〜4が直接検出できないような故障現象
や過去の故障事例による診断をする場合には、故障診断
メニュー(ステップ303)において、故障事例集によ
る診断が選択されて、故障事例選択画面に切り替わる
(ステップ306)。この故障事例選択画面では、たと
えば「全作業機・走行・旋回の速度が遅い」等々種々の
故障現象が表示され、現在の状態に応じた故障現象を選
択することができる。そして、故障事例画面に切り替わ
り(ステップ307)、選択された故障現象に応じた故
障診断手順が画面に表示される。オペレータは、この故
障診断手順に従い診断を行っていき、最終的に故障部品
を確定することができる。
【0095】また、故障診断メニュー(ステップ30
3)において、モニタパネル診断サポートが選択される
と、ユーザモード説明画面に切り替わり(ステップ30
8)、パソコンを用いたモニタパネルによる診断が実行
される。
【0096】サービスモード説明画面に切り替えられる
と(ステップ309)、故障コード入力画面(ステップ
310)あるいはモニタリングモード説明画面(ステッ
プ313)のいずれかに切り替えることができる。
【0097】故障コード入力画面から故障コード選択画
面(ステップ311)に切り替えることができ、故障コ
ード選択画面から必要に応じて故障内容表示画面(ステ
ップ312)に切り替えることができる。また、故障コ
ード選択画面からモニタリングモード説明画面に切り替
えることができる。故障コード選択画面またはモニタリ
ングモード説明画面からは次画面選択画面(ステップ3
14)に切り替えることができる。さて、図5は、機械
系の故障診断処理を示すフローチャートである。図2の
ステップ109において「機械系の故障診断プログラ
ム」が起動された場合、あるいは図3のステップ206
において機械系の故障診断処理が開始された場合に、図
5の処理がスタートされる。
【0098】まず、最初に画面上にメインメニューの表
示がなされる。すなわち、画面上に、 (1) エンジン系 (2) エンストあるいはエンジン回転速度低下 (3) 全作業機・走行・旋回速度遅い (4) (1)、(2)、(3)以外の性能不具合 といった故障現象を大別した表示がなされるとともに、 (5) システム終了 という表示がなされる(ステップ401)。
【0099】ここで、上記(5)のシステム終了が選択
されると、終了用確認画面に切り替えられ(ステップ4
04)、つぎに記録用確認画面に切り替えられて(ステ
ップ405)、フロッピディスクにデータを記憶、格納
し(ステップ406)、処理が終了する。終了用確認画
面においてシステムを終了させないことも選択でき、こ
の場合は画面は再度ステップ401のメインメニュー画
面に切り替えられる。メインメニューにおいて、上記
(1)のエンジン系が選択された場合には、画面上に、
エンジンの症状がたとえば16症状表示され、その中か
ら現在の症状に合致したものを選択することができる
(ステップ403)。そして、つぎにエンジン系の診断
処理に必要な知識(正診断知識ないしは逆診断知識)が
メモリから読み出される(ステップ411)。
【0100】メインメニューにおいて、エンジン系以外
の故障現象、つまり油圧・メカ系といった車体系の故障
現象である(4)が選択されると、ステップ411にお
いて車体系の故障診断に必要な知識が読み出されること
になる。
【0101】一方、故障現象がエンジン系かそれとも車
体系であるのか不明な場合は、メインメニューで上記
(2)、(3)が選択されることになり、この場合は手
順はステップ402に移行され、所定のいわゆるif〜
thenルールにしたがった診断がなされる。
【0102】すなわち、画面に、質問事項が順次表示さ
れ、表示された質問にYESあるいはNOを示すキーを
順次選択操作していくことにより(ステップ408)、
最終的に、故障の原因が確定されて画面上に表示され
(ステップ409)、該故障原因に対処する方法が表示
される(ステップ410)。
【0103】なお、if〜thenルールによる診断に
よっては原因確定に至らなかった場合には、上記(1)
ないしは(4)に属する故障現象であるとされ、手順は
ステップ403あるいはステップ411に移行されるこ
とになる。
【0104】正診断知識あるいは逆診断知識が読み出さ
れると、これら知識による正診断あるいは逆診断を行う
べく、各種故障現象とこれら各種現象に対応する異常度
がキー操作によって入力される。
【0105】具体的には、現象1「排気色が黒い」、現
象2「力がない」、現象3「徐々に悪化した」といった
各種現象に対してそれぞれの異常度合いが0〜9の10
段階で入力される(ステップ412)。
【0106】つぎに、これら入力された正診断知識と異
常度に基づいて正診断が実行される(ステップ41
3)。また、入力された逆診断知識と異常度に基づいて
逆診断が実行される(ステップ414)。また、正診断
結果と逆診断結果とを統合した正・逆統合診断が実行さ
れる(ステップ415)。
【0107】ここで、正診断とは、周知のように、各種
故障現象と各種故障原因との間の因果関係(故障現象、
故障原因相互間の影響度、発生頻度等)を示す正診断知
識と各種故障現象の現在の発生度合いを示す異常度か
ら、故障原因を推定するものである。この正診断は、発
生頻度の高い故障原因ほど確信度が高く推定される傾向
がある。
【0108】一方、逆診断とは、各種故障原因と各種故
障現象間の因果関係(故障原因から予測した各種故障現
象の標準発生パターン)を示す逆診断知識と実際に生じ
た各種故障現象の発生パターン(これは異常度から得ら
れる)とを比較することで故障原因を推定するものであ
る。この逆診断は、標準の発生パターンと実際の発生パ
ターンを比較して類似しているパターンとなる原因ほど
確信度が高く推定される傾向がある。
【0109】しかし、上記正診断処理のみに頼り推論し
ていたのでは、確かに発生頻度の高い故障原因を有効に
特定することはできるものの、逆診断処理のように各種
現象の発生パターンを考慮していないので、発生頻度の
低い重要な故障原因を見逃す虞があり、診断結果に誤差
が生じることがある。
【0110】一方、上記逆診断処理のみに頼り推論して
いたのでは、確かに各種故障現象の発生パターンを考慮
しているため発生頻度の低い故障原因も見逃すことはな
くなるが、正診断処理のように故障原因の発生頻度を考
慮していないので、めったに発生しない故障原因をも疑
う虞があり、診断結果に誤差が生じることがある。
【0111】そこで、正診断の診断結果と逆診断の診断
結果のそれぞれに所定の重み付けを行ない、これらを加
算したものを最終的な診断結果とするのが正・逆統合診
断であり、上記正診断処理および逆診断処理の欠点が補
完されてより誤差の少ない診断結果が得ることができ
る。
【0112】なお、正診断知識がない場合には逆診断の
みを行ってもよく、逆診断知識がない場合には、正診断
のみを行うようにしてもよい。
【0113】こうした診断が終了すると、診断結果が画
面に表示される(ステップ416)。具体的には、原因
1「エアクリーナのつまり」の確信度がa%、原因2
「噴射ノズルの不良」の確信度がb%、原因3「バッテ
リーの不良」の確信度がc%といったごとく、各種原因
の確信度が、大きい順に表示される。そして、各種選択
メニュー、 <1> 後ろ向き診断による絞り込み実施 <2> 確定診断表示実施(含む対処方法) <3> 診断結果記録表示 <4> メインメニューに戻る が表示され(ステップ417)、上記<1>が選択され
ると、正診断知識に基づいて後ろ向き診断が実行され
(ステップ422)、ついで逆診断知識に基づいて後ろ
向き診断が実行され(ステップ423)、ついで正診断
知識と逆診断知識とを統合した後ろ向き診断が実行され
て(ステップ424)、手順は再度ステップ412に移
行される。
【0114】なお、正診断知識がない場合には逆診断知
識に基づく診断のみを行ってもよく、逆診断知識がない
場合には、正診断知識に基づく診断のみを行うようにし
てもよい。
【0115】また、上記<2>の確定診断表示実施(含
む対処方法)が選択されると、原因を確定するための診
断処理手順が表示される。この表示によってオペレータ
が診断をすすめ原因を最終的に確定することができる。
また、確定した故障原因について対処する方法も併せて
表示される(ステップ418)。
【0116】また、上記<3>の診断結果記録表示が選
択されると、原因選択画面に切り替えられ(ステップ4
19)、故障原因が選択されて現象用確認画面に切り替
えられ(ステップ420)、診断結果が記憶される(ス
テップ421)。
【0117】また、上記<4>が選択されると、手順は
ステップ401に再度移行され、メインメニューをあら
ためて選択することができる。
【0118】なお、上述した故障診断処理は一例にすぎ
ず、外部コントローラ0がパワーショベルのコントロー
ラ1〜4のデータを収集して行なう処理としては、任意
である。また、パワーショベルに限らず、複数のコント
ローラを有した駆動機械であれば、本発明を任意に適用
することができる。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、駆
動機械に設けられたコネクタに外部のコントローラを接
続するという簡単な作業だけで駆動機械内のコントロー
ラで取得された膨大なデータを迅速に収集することがで
きるようにしたので、故障診断等所定の処理を簡易かつ
迅速に行うことができることが可能となり、データ収集
作業の際にサービス員にかかる負担が大幅に軽減される
とともに、経験のないサービス員でも的確な診断が行
え、診断時間の短縮により駆動機械の作業性が飛躍的に
向上する。また、データが一箇所に収集されるので、デ
ータを一括して保存することが可能となり、データ解析
をいつでも容易に実行することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る駆動機械のデータ収集装置
の実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は実施例の外部コントローラで行われる処
理の手順を示すフローチャートである。
【図3】図3は実施例の外部コントローラで行われる、
図2の処理とは異なる処理の手順を示すフローチャート
である。
【図4】図4は図2ないし図3に示される電気系の故障
診断処理の手順を例示したフローチャートである。
【図5】図5は図2ないし図3に示される機械系の故障
診断処理の手順を例示したフローチャートである。
【図6】図6は、実施例の通信に採用されるフレーム信
号のプロトコルを示す図、である。
【図7】図7は図6のフレーム信号のうちポーリング用
の信号のプロトコルを例示した図である。
【符号の説明】
0 外部コントローラ 1 モニタパネル 2 ポンプコントローラ 3 ガバナコントローラ 4 バルブコントローラ 18 コネクタ 19 信号線 19a 信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下屋 芳之 神奈川県平塚市四ノ宮2597 株式会社 小松製作所 電子システム事業部内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04Q 9/00 - 9/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動機械を駆動制御する複数のコン
    トローラを前記駆動機械内に配設し、各コントローラご
    とに取得されるデータを収集して所定の処理を行う駆動
    機械のデータ収集装置において、 前記複数のコントローラ同士を通信線を介して相互に通
    信自在に接続するとともに、 前記駆動機械の外部にある外部コントローラと前記複数
    のコントローラとの間で相互に通信を行うための外部コ
    ントローラ接続用コネクタを前記通信線に設け、 前記複数のコントローラのうちの1つのマスタコントロ
    ーラは、前記外部コントローラを含む他のコントローラ
    に対し前記通信線を介して順次ポーリングを行うととも
    に、ポーリングを受けた他のコントローラは自己のコン
    トローラ以外のコントローラに対し自己のコントローラ
    で取得されたデータを送信し、 前記マスタコントローラは、前記外部コントローラから
    ポーリングに対する応答があった時点で前記外部コント
    ローラ接続用コネクタに前記外部コントローラが接続さ
    れたと判断してポーリングを中断するとともに、ポーリ
    ングに対し応答した外部コントローラは、前記マスタコ
    ントローラに対して応答した時点以後前記マスタコント
    ローラに代わり他のコントローラに対し順次ポーリング
    を行い他のコントローラで取得されたデータを収集して
    前記所定の処理を行うようにした駆動機械のデータ収集
    装置。
  2. 【請求項2】 前記外部コントローラによるポーリ
    ングが中断されてから所定時間経過した時点で、前記マ
    スタコントローラは再度他のコントローラに対するポー
    リングを開始する請求項1記載の駆動機械のデータ収集
    装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動機械の駆動状態を計測する
    計測専用のコントローラを前記通信線にさらに接続し、
    前記外部コントローラは、前記計測専用コントローラに
    対しポーリングを行うことで前記計測専用コントローラ
    で取得された計測データを収集し、該収集された計測デ
    ータを処理することにより前記駆動機械の異常判断を行
    う請求項1記載の駆動機械のデータ収集装置。
JP5169235A 1993-07-08 1993-07-08 駆動機械のデータ収集装置 Expired - Fee Related JP2767363B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5169235A JP2767363B2 (ja) 1993-07-08 1993-07-08 駆動機械のデータ収集装置
US08/271,490 US5555171A (en) 1993-07-08 1994-07-07 Data collection system for driving machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5169235A JP2767363B2 (ja) 1993-07-08 1993-07-08 駆動機械のデータ収集装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0730977A JPH0730977A (ja) 1995-01-31
JP2767363B2 true JP2767363B2 (ja) 1998-06-18

Family

ID=15882744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5169235A Expired - Fee Related JP2767363B2 (ja) 1993-07-08 1993-07-08 駆動機械のデータ収集装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5555171A (ja)
JP (1) JP2767363B2 (ja)

Families Citing this family (71)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3657027B2 (ja) * 1995-05-25 2005-06-08 株式会社小松製作所 車両故障診断装置の時間管理システム及び方法
EP0766186A3 (en) * 1995-09-27 1997-12-29 Yokogawa Electric Corporation Data processor
US5687098A (en) * 1995-10-30 1997-11-11 Fisher Controls International, Inc. Device data acquisition
US5966679A (en) * 1995-10-30 1999-10-12 Fisher Controls International, Inc. Method of and apparatus for nonobtrusively obtaining on-line measurements of a process control device parameter
JP2010017563A (ja) * 1996-06-07 2010-01-28 Toshiba Corp 診断ネットワークシステム
US5884206A (en) * 1996-11-08 1999-03-16 Samsung Heavy Industries Co., Ltd. Distributed control system for heavy construction machine
US5864783A (en) * 1997-04-04 1999-01-26 Sno-Way International Apparatus for testing snow removal equipment
US6466893B1 (en) 1997-09-29 2002-10-15 Fisher Controls International, Inc. Statistical determination of estimates of process control loop parameters
US6804618B2 (en) * 1997-09-29 2004-10-12 Fisher Controls International, Llc Detection and discrimination of instabilities in process control loops
US6192321B1 (en) 1997-09-29 2001-02-20 Fisher Controls International, Inc. Method of and apparatus for deterministically obtaining measurements
JP4023643B2 (ja) * 1998-06-02 2007-12-19 株式会社小松製作所 建設機械の機器性能データ測定方法及び装置
CA2337467A1 (en) * 1998-07-15 2000-01-27 Amada Company, Limited Sales supporting apparatus
EP1036887B1 (en) * 1998-08-12 2007-08-29 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Contruction machine equipped with an electronic circuit
JP2000354080A (ja) * 1999-04-09 2000-12-19 Komatsu Ltd 電子装置間の通信制御方法およびこれを用いた建設機械、建設機械の電子回路
JP2000297443A (ja) 1999-04-15 2000-10-24 Komatsu Ltd 建設機械の情報管理装置
DE19921845A1 (de) * 1999-05-11 2000-11-23 Bosch Gmbh Robert Diagnosetestvorrichtung für Kraftfahrzeuge mit programmierbaren Steuergeräten
US6885920B2 (en) 1999-07-30 2005-04-26 Oshkosh Truck Corporation Control system and method for electric vehicle
US7006902B2 (en) 1999-07-30 2006-02-28 Oshkosh Truck Corporation Control system and method for an equipment service vehicle
US6553290B1 (en) * 2000-02-09 2003-04-22 Oshkosh Truck Corporation Equipment service vehicle having on-board diagnostic system
US7729831B2 (en) 1999-07-30 2010-06-01 Oshkosh Corporation Concrete placement vehicle control system and method
US7184866B2 (en) 1999-07-30 2007-02-27 Oshkosh Truck Corporation Equipment service vehicle with remote monitoring
US7072745B2 (en) 1999-07-30 2006-07-04 Oshkosh Truck Corporation Refuse vehicle control system and method
US6993421B2 (en) * 1999-07-30 2006-01-31 Oshkosh Truck Corporation Equipment service vehicle with network-assisted vehicle service and repair
US7127331B2 (en) 1999-07-30 2006-10-24 Oshkosh Truck Corporation Turret operator interface system and method for a fire fighting vehicle
US6922615B2 (en) * 1999-07-30 2005-07-26 Oshkosh Truck Corporation Turret envelope control system and method for a fire fighting vehicle
US7162332B2 (en) 1999-07-30 2007-01-09 Oshkosh Truck Corporation Turret deployment system and method for a fire fighting vehicle
US7107129B2 (en) 2002-02-28 2006-09-12 Oshkosh Truck Corporation Turret positioning system and method for a fire fighting vehicle
US6882917B2 (en) * 1999-07-30 2005-04-19 Oshkosh Truck Corporation Steering control system and method
US6909944B2 (en) * 1999-07-30 2005-06-21 Oshkosh Truck Corporation Vehicle control system and method
US7184862B2 (en) 1999-07-30 2007-02-27 Oshkosh Truck Corporation Turret targeting system and method for a fire fighting vehicle
US7024296B2 (en) * 1999-07-30 2006-04-04 Oshkosh Truck Corporation Control system and method for an equipment service vehicle
US20040133319A1 (en) * 1999-07-30 2004-07-08 Oshkosh Truck Corporation User interface and method for vehicle control system
US6502774B1 (en) 2000-03-08 2003-01-07 J + L Fiber Services, Inc. Refiner disk sensor and sensor refiner disk
US6752165B2 (en) 2000-03-08 2004-06-22 J & L Fiber Services, Inc. Refiner control method and system
US6778936B2 (en) 2000-03-08 2004-08-17 J & L Fiber Services, Inc. Consistency determining method and system
US6681987B1 (en) 2000-03-09 2004-01-27 Meritor Heavy Vehicle Systems, Llc Smart card system for heavy vehicles
US6363304B1 (en) 2000-06-12 2002-03-26 Meritor Heavy Vehicle Technology, Llc Personal data computer for vehicle monitoring
DE10052307A1 (de) * 2000-10-21 2002-05-02 Bayerische Motoren Werke Ag Fehlermeldungssystem für ein Fahrzeug
US6801876B2 (en) * 2000-12-08 2004-10-05 Caterpillar Inc Method and apparatus of managing time for a processing system
IT1319575B1 (it) * 2000-12-19 2003-10-20 Cit Alcatel Metodo per fornire la comunicazione in sistemi distribuiti.
US6356824B1 (en) 2001-01-23 2002-03-12 Meritor Heavy Vehicle Technology, Llc Vehicle systems data storage
US6516251B1 (en) 2001-01-23 2003-02-04 Meritor Heavy Vehicle Technology, Llc. Automated vehicle shutdown sequence
US6788196B2 (en) * 2001-01-26 2004-09-07 Komatsu Ltd. Display controller for switching display device of vehicle between monitor display and trouble display
US6870469B2 (en) * 2001-01-26 2005-03-22 Komatsu Ltd. Display controller for display device of vehicle
US7277782B2 (en) 2001-01-31 2007-10-02 Oshkosh Truck Corporation Control system and method for electric vehicle
US7379797B2 (en) 2001-01-31 2008-05-27 Oshkosh Truck Corporation System and method for braking in an electric vehicle
US6466861B2 (en) 2001-02-20 2002-10-15 Cummins, Inc. Dynamic service tool for an engine control module
US6938843B2 (en) 2001-03-06 2005-09-06 J & L Fiber Services, Inc. Refiner control method and system
US6587768B2 (en) 2001-08-08 2003-07-01 Meritor Heavy Vehicle Technology, Llc Vehicle inspection and maintenance system
US7254468B2 (en) 2001-12-21 2007-08-07 Oshkosh Truck Corporation Multi-network control system for a vehicle
US7302320B2 (en) 2001-12-21 2007-11-27 Oshkosh Truck Corporation Failure mode operation for an electric vehicle
US7792618B2 (en) 2001-12-21 2010-09-07 Oshkosh Corporation Control system and method for a concrete vehicle
US6535802B1 (en) 2002-01-25 2003-03-18 Meritor Heavy Vehicle Technology, Llc Quick check vehicle diagnostics
US7412307B2 (en) * 2002-08-02 2008-08-12 Oshkosh Truck Corporation Refuse vehicle control system and method
US20040083040A1 (en) * 2002-10-28 2004-04-29 Thomas Parrott Vehicle data retrieval system
US7104480B2 (en) * 2004-03-23 2006-09-12 J&L Fiber Services, Inc. Refiner sensor and coupling arrangement
US20060030981A1 (en) * 2004-07-22 2006-02-09 Snap-On Incorporated Automated analysis of vehicle diagnostic data stream to identify anomaly
US7242311B2 (en) * 2004-10-29 2007-07-10 Caterpillar Inc. Method and system for providing work machine multi-functional user interface
JP4297056B2 (ja) * 2005-01-19 2009-07-15 トヨタ自動車株式会社 故障診断データ記録システム及び故障診断データ記録方法
US8036760B2 (en) 2005-10-04 2011-10-11 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Method and apparatus for intelligent control and monitoring in a process control system
US7444191B2 (en) 2005-10-04 2008-10-28 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Process model identification in a process control system
US7738975B2 (en) * 2005-10-04 2010-06-15 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Analytical server integrated in a process control network
US8139109B2 (en) 2006-06-19 2012-03-20 Oshkosh Corporation Vision system for an autonomous vehicle
US8947531B2 (en) 2006-06-19 2015-02-03 Oshkosh Corporation Vehicle diagnostics based on information communicated between vehicles
US7873450B2 (en) * 2006-10-16 2011-01-18 General Electric Company System and method for an integrated interface for systems associated with locomotive operation
JP5665652B2 (ja) * 2011-05-19 2015-02-04 日立建機株式会社 建設機械の情報管理装置
CN102433911B (zh) * 2011-10-01 2013-12-04 徐州徐工挖掘机械有限公司 一种采用挖掘机在线故障诊断系统进行故障诊断的方法
US9530121B2 (en) * 2011-12-19 2016-12-27 Hunter Engineering Company Vehicle service procedures
US9845191B2 (en) 2013-08-02 2017-12-19 Oshkosh Corporation Ejector track for refuse vehicle
US11597297B2 (en) 2019-05-03 2023-03-07 Oshkosh Corporation Electronic control system for electric refuse vehicle
CA3115455A1 (en) * 2020-04-17 2021-10-17 Oshkosh Corporation Systems and methods for automatic system checks

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62161037A (ja) * 1986-01-09 1987-07-17 Nippon Denso Co Ltd 車両に搭載される総合診断装置
JPH07105801B2 (ja) * 1986-10-02 1995-11-13 日本電装株式会社 車両用通信制御装置
KR910002804B1 (ko) * 1987-02-27 1991-05-04 미쓰비시지도오샤 고교 가부시끼가이샤 자기진단용 다기능테스터
US5132905A (en) * 1988-12-28 1992-07-21 Nissan Motor Company Limited System and method applicable to vehicles for communicating between data processing stations
US5345384A (en) * 1989-08-08 1994-09-06 Robert Bosch Gmbh Method of and apparatus for interrogating vehicle control device data
DE69027507T2 (de) * 1989-10-27 1997-01-30 Hitachi Ltd Kraftfahrzeugsteuerungssystem und Steuerungseinheit dafür
US5313388A (en) * 1991-06-07 1994-05-17 Ford Motor Company Method and apparatus for diagnosing engine and/or vehicle system faults based on vehicle operating or drive symptoms
JP2847604B2 (ja) * 1992-01-07 1999-01-20 ローム株式会社 カウンタ回路内蔵のicおよびワンチップマイクロコンピュータ
US5365436A (en) * 1993-01-14 1994-11-15 Navistar International Transportation Corp. Electronic management system for heavy-duty trucks

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0730977A (ja) 1995-01-31
US5555171A (en) 1996-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2767363B2 (ja) 駆動機械のデータ収集装置
AU2004271006B2 (en) Construction machine diagnosis information presenting device, diagnosis information display system, and diagnosis information presenting method
US6192302B1 (en) Motor vehicle diagnostic system and apparatus
JPH08320955A (ja) 車両故障診断装置の時間管理システム及び方法
JP3744661B2 (ja) Nc工作機械の故障診断方法及び装置
JP4489258B2 (ja) 建設機械の電子制御システム
JP4897152B2 (ja) 建設機械の故障診断方法および建設機械の故障診断システム
JPH09160636A (ja) 統合オペレーション装置
WO1990002366A1 (en) System for diagnosing cnc
JP2021143509A (ja) 作業機械
JPH0611419A (ja) 車両の故障診断装置
US20020194537A1 (en) Diagnosis of fault conditions in embedded systems
JP2764586B2 (ja) 機械異常の復旧方法表示装置
KR100813556B1 (ko) 피디에이를 이용한 건설 장비의 원격 진단 방법 및 이를위한 시스템
JP3331111B2 (ja) 車両診断装置
JPH0387671A (ja) 電気―機械系装置の診断装置
CN113110399A (zh) 作业机械故障诊断方法和系统
CN110955223A (zh) 起重机故障诊断系统及其诊断方法
JP3331112B2 (ja) 車両診断方法および装置
JPH10206304A (ja) 材料試験機の遠隔指令システム
JPH05201294A (ja) 車輌の故障診断方法
JP3668586B2 (ja) 作業機械の保守装置
JP3489498B2 (ja) プラント制御システム、及び補助運転操作卓における通信先切替方法
JPH11190048A (ja) 作業機械の保守装置
JP3674343B2 (ja) 車両診断用ハンディテスタ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080410

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090410

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090410

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100410

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110410

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees