JPH05201294A - 車輌の故障診断方法 - Google Patents
車輌の故障診断方法Info
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- JPH05201294A JPH05201294A JP4013056A JP1305692A JPH05201294A JP H05201294 A JPH05201294 A JP H05201294A JP 4013056 A JP4013056 A JP 4013056A JP 1305692 A JP1305692 A JP 1305692A JP H05201294 A JPH05201294 A JP H05201294A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の電子制御装置を搭載した車輌の故障診
断に際し、故障診断装置を個々の電子制御装置毎に接続
する必要がなく、複数の電子制御装置の総合的且つ迅速
な診断を可能とする。 【構成】 シリアルモニタからホストユニットへデータ
送信要求がなされると、ホストユニットではコマンドを
解析し、解釈したコマンドに基づき、ホストユニットに
接続されているエンジン制御サブユニット、A/T制御
サブユニット、及び、ABS制御サブユニットの各サブ
ユニットから、シリアル通信により、各サブユニットで
自己診断したデータを得る。そして、このデータをシリ
アルモニタへ送信する。これにより、各サブユニット毎
にシリアルモニタを接続して故障診断を行なう必要がな
くなり、煩わしいコネクタ着脱などの作業から解放され
て作業性が大幅に向上するばかりでなく、ホストユニッ
トを経由した車輌制御系全体の総合的且つ迅速な診断が
可能となる。
断に際し、故障診断装置を個々の電子制御装置毎に接続
する必要がなく、複数の電子制御装置の総合的且つ迅速
な診断を可能とする。 【構成】 シリアルモニタからホストユニットへデータ
送信要求がなされると、ホストユニットではコマンドを
解析し、解釈したコマンドに基づき、ホストユニットに
接続されているエンジン制御サブユニット、A/T制御
サブユニット、及び、ABS制御サブユニットの各サブ
ユニットから、シリアル通信により、各サブユニットで
自己診断したデータを得る。そして、このデータをシリ
アルモニタへ送信する。これにより、各サブユニット毎
にシリアルモニタを接続して故障診断を行なう必要がな
くなり、煩わしいコネクタ着脱などの作業から解放され
て作業性が大幅に向上するばかりでなく、ホストユニッ
トを経由した車輌制御系全体の総合的且つ迅速な診断が
可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の電子制御装置が
搭載された車輌の故障診断方法に関する。
搭載された車輌の故障診断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車などの車輌における電子制
御系の高機能化が進み、この電子制御系が故障すると、
その故障原因を究明するために大規模で高価な各種専用
機器が必要となった。
御系の高機能化が進み、この電子制御系が故障すると、
その故障原因を究明するために大規模で高価な各種専用
機器が必要となった。
【0003】従って、最近では、例えば、特開平1−2
54835号公報に開示されているように、比較的容易
に故障診断が行なえ、小型で携帯可能な故障診断装置
(以下、シリアルモニタと称する)が開発されており、
このシリアルモニタを車輌の電子制御装置に接続するこ
とにより、各センサ類、各アクチュエータ類の出力信号
に基づく電子制御装置内データ、及び、各アクチュエー
タ類に対する電子制御装置内制御データを診断すること
ができるようになった。
54835号公報に開示されているように、比較的容易
に故障診断が行なえ、小型で携帯可能な故障診断装置
(以下、シリアルモニタと称する)が開発されており、
このシリアルモニタを車輌の電子制御装置に接続するこ
とにより、各センサ類、各アクチュエータ類の出力信号
に基づく電子制御装置内データ、及び、各アクチュエー
タ類に対する電子制御装置内制御データを診断すること
ができるようになった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
電子制御装置と、この複数の電子制御装置を集中管理す
る中央の電子制御装置からなる集中管理型統合制御シス
テムを採用した自動車などの車輌では、一旦、故障が発
生すると、個々の電子制御装置毎に上記シリアルモニタ
を接続して故障診断を行わなければならず、作業工数の
増大を招くばかりでなく、故障発見に時間がかかる。
電子制御装置と、この複数の電子制御装置を集中管理す
る中央の電子制御装置からなる集中管理型統合制御シス
テムを採用した自動車などの車輌では、一旦、故障が発
生すると、個々の電子制御装置毎に上記シリアルモニタ
を接続して故障診断を行わなければならず、作業工数の
増大を招くばかりでなく、故障発見に時間がかかる。
【0005】さらに、個々の電子制御装置の設置場所如
何によっては、診断作業が困難な場合があり、個々の電
子制御装置には、中央の電子制御装置と接続するための
コネクタに加えて上記シリアルモニタを接続するための
コネクタを追加増設しなければならず、コスト上昇の原
因となる。
何によっては、診断作業が困難な場合があり、個々の電
子制御装置には、中央の電子制御装置と接続するための
コネクタに加えて上記シリアルモニタを接続するための
コネクタを追加増設しなければならず、コスト上昇の原
因となる。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、複数の電子制御装置を搭載した車輌の故障診断に際
し、故障診断装置を個々の電子制御装置毎に接続する必
要がなく、複数の電子制御装置を総合的に且つ迅速に診
断することのできる車輌の故障診断方法を提供すること
を目的としている。
で、複数の電子制御装置を搭載した車輌の故障診断に際
し、故障診断装置を個々の電子制御装置毎に接続する必
要がなく、複数の電子制御装置を総合的に且つ迅速に診
断することのできる車輌の故障診断方法を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明による車輌の
故障診断方法は、複数の電子制御装置と、この複数の電
子制御装置を管理する中央の電子制御装置とを搭載した
車輌の故障診断方法において、上記中央の電子制御装置
に接続した故障診断装置からの指令により、上記複数の
電子制御装置から故障診断のためのデータを上記中央の
電子制御装置へ送信することを特徴とする。
故障診断方法は、複数の電子制御装置と、この複数の電
子制御装置を管理する中央の電子制御装置とを搭載した
車輌の故障診断方法において、上記中央の電子制御装置
に接続した故障診断装置からの指令により、上記複数の
電子制御装置から故障診断のためのデータを上記中央の
電子制御装置へ送信することを特徴とする。
【0008】第2の発明による車輌の故障診断方法は、
複数の電子制御装置と、この複数の電子制御装置を管理
する中央の電子制御装置とを搭載した車輌の故障診断方
法において、上記複数の電子制御装置の各々で診断した
故障診断データを上記中央の電子制御装置へ送信し、上
記中央の電子制御装置にて上記故障診断データに対応す
る表示を行なうことを特徴とする。
複数の電子制御装置と、この複数の電子制御装置を管理
する中央の電子制御装置とを搭載した車輌の故障診断方
法において、上記複数の電子制御装置の各々で診断した
故障診断データを上記中央の電子制御装置へ送信し、上
記中央の電子制御装置にて上記故障診断データに対応す
る表示を行なうことを特徴とする。
【0009】
【作用】第1の発明の車輌の故障診断方法では、中央の
電子制御装置に故障診断装置が接続されて車輌の故障診
断が行なわれる際、この故障診断装置からの指令によ
り、複数の電子制御装置から故障診断のためのデータが
中央の電子制御装置へ送信され、このデータに基づいて
故障診断が行なわれる。
電子制御装置に故障診断装置が接続されて車輌の故障診
断が行なわれる際、この故障診断装置からの指令によ
り、複数の電子制御装置から故障診断のためのデータが
中央の電子制御装置へ送信され、このデータに基づいて
故障診断が行なわれる。
【0010】第2の発明の車輌の故障診断方法では、車
輌に搭載した複数の電子制御装置の各々で故障診断が行
なわれ、その故障診断データが中央の電子制御装置へ送
信され、故障の表示がなされる。
輌に搭載した複数の電子制御装置の各々で故障診断が行
なわれ、その故障診断データが中央の電子制御装置へ送
信され、故障の表示がなされる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1〜図8は本発明の第1実施例に係わり、図1
はホストユニットの制御手順を示すフローチャート、図
2はシリアルモニタの制御手順を示すフローチャート、
図3はホストユニットからのデータ送信要求によるサブ
ユニットの割込み処理を示すフローチャート、図4はサ
ブユニットの自己診断手順を示すフローチャート、図5
は制御ユニット間の接続図、図6はホストユニットの回
路構成図、図7はサブユニットの回路構成図、図8はシ
リアルモニタの回路構成図である。
する。図1〜図8は本発明の第1実施例に係わり、図1
はホストユニットの制御手順を示すフローチャート、図
2はシリアルモニタの制御手順を示すフローチャート、
図3はホストユニットからのデータ送信要求によるサブ
ユニットの割込み処理を示すフローチャート、図4はサ
ブユニットの自己診断手順を示すフローチャート、図5
は制御ユニット間の接続図、図6はホストユニットの回
路構成図、図7はサブユニットの回路構成図、図8はシ
リアルモニタの回路構成図である。
【0012】(構 成)図5において、符号1は、マイ
クロコンピュータからなり各制御項目を分担する複数の
電子制御装置としてのサブユニット20,30,40
と、同じくマイクロコンピュータからなり、この複数の
サブユニット20,30,40を管理する中央の電子制
御装置としてのホストユニット10とから構成される集
中管理型統合制御システムである。
クロコンピュータからなり各制御項目を分担する複数の
電子制御装置としてのサブユニット20,30,40
と、同じくマイクロコンピュータからなり、この複数の
サブユニット20,30,40を管理する中央の電子制
御装置としてのホストユニット10とから構成される集
中管理型統合制御システムである。
【0013】上記各サブユニット20,30,40は、
例えば、エンジン制御サブユニット、オートマチックト
ランスミッション(A/T)制御サブユニット、アンチ
スキッドブレーキシステム(ABS)制御サブユニット
であり、それぞれ、センサ類50a,50b,50cが
接続されるとともに、アクチュエータ類60a,60
b,60cが接続され、空燃比制御、変速制御、ブレー
キ制御を行なう。
例えば、エンジン制御サブユニット、オートマチックト
ランスミッション(A/T)制御サブユニット、アンチ
スキッドブレーキシステム(ABS)制御サブユニット
であり、それぞれ、センサ類50a,50b,50cが
接続されるとともに、アクチュエータ類60a,60
b,60cが接続され、空燃比制御、変速制御、ブレー
キ制御を行なう。
【0014】また、上記ホストユニット10及び各サブ
ユニット20,30,40には、それぞれ、コネクタ1
0a,20a,30a,40aが設けられており、各コ
ネクタを介してシリアル通信ライン70により互いに接
続されている。
ユニット20,30,40には、それぞれ、コネクタ1
0a,20a,30a,40aが設けられており、各コ
ネクタを介してシリアル通信ライン70により互いに接
続されている。
【0015】図6に示すように、上記ホストユニット1
0は、CPU11、ROM12、RAM13、I/Oイ
ンターフェース14、及び、シリアルインターフェース
(SCI)15がバスライン16を介して互いに接続さ
れて構成され、コネクタ10aを介して、SCI15が
シリアル通信ライン70に接続される。また、上記I/
Oインターフェース14には、故障表示手段としてのL
ED17が接続され、異常内容に対応した点滅により故
障を表示するようになっている。
0は、CPU11、ROM12、RAM13、I/Oイ
ンターフェース14、及び、シリアルインターフェース
(SCI)15がバスライン16を介して互いに接続さ
れて構成され、コネクタ10aを介して、SCI15が
シリアル通信ライン70に接続される。また、上記I/
Oインターフェース14には、故障表示手段としてのL
ED17が接続され、異常内容に対応した点滅により故
障を表示するようになっている。
【0016】尚、上記LED17は、複数個の点灯・消
灯の組み合わせによりシステム中の故障に対応するトラ
ブルコードを表示するようにしても良い。
灯の組み合わせによりシステム中の故障に対応するトラ
ブルコードを表示するようにしても良い。
【0017】また、図7に示すように、上記各サブユニ
ット20、30、40は、CPU81、ROM82、R
AM83、バックアップRAM83a、入力インターフ
ェース84、出力インターフェース85、SCI86が
バスライン87を介して互いに接続されて構成され、各
コネクタ20a,30a,40aを介して、SCI86
がシリアル通信ライン70に接続される。
ット20、30、40は、CPU81、ROM82、R
AM83、バックアップRAM83a、入力インターフ
ェース84、出力インターフェース85、SCI86が
バスライン87を介して互いに接続されて構成され、各
コネクタ20a,30a,40aを介して、SCI86
がシリアル通信ライン70に接続される。
【0018】上記バックアップRAM83aには、各制
御における学習データ、自己診断機能により異常を検知
したときのトラブルデータなどがストアされており、シ
ステムの電源がOFFされたときにも、データが保存さ
れるようになっている。
御における学習データ、自己診断機能により異常を検知
したときのトラブルデータなどがストアされており、シ
ステムの電源がOFFされたときにも、データが保存さ
れるようになっている。
【0019】また、この集中管理型統合制御システム1
には、外部接続コネクタ1aが備えられ、異常発生の際
には、この外部接続コネクタ1aにシリアル通信ライン
90を介して故障診断装置(シリアルモニタ)100の
コネクタ100aを接続することにより、ホストユニッ
ト10とシリアルモニタ100とが双方向通信可能とな
っている。
には、外部接続コネクタ1aが備えられ、異常発生の際
には、この外部接続コネクタ1aにシリアル通信ライン
90を介して故障診断装置(シリアルモニタ)100の
コネクタ100aを接続することにより、ホストユニッ
ト10とシリアルモニタ100とが双方向通信可能とな
っている。
【0020】このシリアルモニタ100は、ディーラの
サービスステーションなどに備えてあるもので、図8に
示すように、モニタ本体110にコネクタ100bを介
して着脱自在なメモリカートリッジ120が接続されて
構成されている。
サービスステーションなどに備えてあるもので、図8に
示すように、モニタ本体110にコネクタ100bを介
して着脱自在なメモリカートリッジ120が接続されて
構成されている。
【0021】上記モニタ本体110は、CPU111、
RAM112、キー入力のためのキーボード(KEY
BOARD)113を制御するためのキーボード制御回
路(KBS)114、液晶ディスプレイなどのディスプ
レイ(DISP)115を制御するディスプレイコント
ローラ(DISP.CONT.)116、及び、SCI
117がバスライン118を介して接続され、コネクタ
100aを介して、SCI117がシリアル通信ライン
90に接続される。
RAM112、キー入力のためのキーボード(KEY
BOARD)113を制御するためのキーボード制御回
路(KBS)114、液晶ディスプレイなどのディスプ
レイ(DISP)115を制御するディスプレイコント
ローラ(DISP.CONT.)116、及び、SCI
117がバスライン118を介して接続され、コネクタ
100aを介して、SCI117がシリアル通信ライン
90に接続される。
【0022】また、上記メモリカートリッジ120は、
車種ごとに異なる制御プログラムに対し、モニタ本体1
10自体が互換性を有するように上記コネクタ100b
を介して選択的に接続できるようにしたものであり、内
部に、診断プログラム及び固定データを記憶するROM
121が設けられている。
車種ごとに異なる制御プログラムに対し、モニタ本体1
10自体が互換性を有するように上記コネクタ100b
を介して選択的に接続できるようにしたものであり、内
部に、診断プログラム及び固定データを記憶するROM
121が設けられている。
【0023】(動 作)上記構成による集中管理型統合
制御システム1を搭載した自動車が故障した場合には、
シリアルモニタ100をシリアル通信ライン90を介し
てホストユニット10に接続し、故障診断を行なう。
制御システム1を搭載した自動車が故障した場合には、
シリアルモニタ100をシリアル通信ライン90を介し
てホストユニット10に接続し、故障診断を行なう。
【0024】図2は、シリアルモニタ100の制御手順
を示すルーチンであり、シリアルモニタ100の電源を
投入すると、イニシャライズ後、ステップS201で、キー
ボード113からのコマンド入力待ちとなり、キーボー
ド113からコマンドが入力されるとステップS202へ進
んで、入力されたコマンドを解析する。
を示すルーチンであり、シリアルモニタ100の電源を
投入すると、イニシャライズ後、ステップS201で、キー
ボード113からのコマンド入力待ちとなり、キーボー
ド113からコマンドが入力されるとステップS202へ進
んで、入力されたコマンドを解析する。
【0025】その後、ステップS203へ進み、解釈したコ
マンドに従ってホストユニット10へデータ送信要求を
送信すると、ステップS204で、ホストユニット10から
の応答を待ち、ホストユニット10から応答があったと
き、ステップS205へ進む。
マンドに従ってホストユニット10へデータ送信要求を
送信すると、ステップS204で、ホストユニット10から
の応答を待ち、ホストユニット10から応答があったと
き、ステップS205へ進む。
【0026】ステップS205では、受信したホストユニッ
ト10からの信号値を解析し、ステップS206で、データ
をRAM112に記憶すると、ステップS207へ進んで、
ディスプレイ115にデータを表示してルーチンを抜け
る。
ト10からの信号値を解析し、ステップS206で、データ
をRAM112に記憶すると、ステップS207へ進んで、
ディスプレイ115にデータを表示してルーチンを抜け
る。
【0027】一方、ホストユニット10側では、シリア
ルモニタ100からのデータ送信要求により、図1に示
すルーチンが割込み起動し、ステップS101で、受信デー
タからの情報すなわちコマンドを解析する。
ルモニタ100からのデータ送信要求により、図1に示
すルーチンが割込み起動し、ステップS101で、受信デー
タからの情報すなわちコマンドを解析する。
【0028】次いで、ステップS102へ進み、解釈したコ
マンドに基づき、ホストユニット10に接続されている
エンジン制御サブユニット20、A/T制御サブユニッ
ト30、及び、ABS制御サブユニット40の各サブユ
ニットから、シリアル通信により故障診断のためのデー
タを得ると、ステップS103で、このデータをシリアルモ
ニタ100へ送信し、ルーチンを抜ける。
マンドに基づき、ホストユニット10に接続されている
エンジン制御サブユニット20、A/T制御サブユニッ
ト30、及び、ABS制御サブユニット40の各サブユ
ニットから、シリアル通信により故障診断のためのデー
タを得ると、ステップS103で、このデータをシリアルモ
ニタ100へ送信し、ルーチンを抜ける。
【0029】各サブユニット20,30,40側では、
ホストユニット10からのデータ送信要求により、図3
に示すルーチンが割込み起動し、ステップS301で、コマ
ンドを解釈し、自身が送信要求対象に該当するサブユニ
ットか否かを判別し、該当しない場合には、そのままル
ーチンを抜け、該当する場合に、ステップS302へ進ん
で、データを送信する。
ホストユニット10からのデータ送信要求により、図3
に示すルーチンが割込み起動し、ステップS301で、コマ
ンドを解釈し、自身が送信要求対象に該当するサブユニ
ットか否かを判別し、該当しない場合には、そのままル
ーチンを抜け、該当する場合に、ステップS302へ進ん
で、データを送信する。
【0030】ここで、各サブユニット20,30,40
における故障診断のためのデータは、自己診断機能によ
り、図4に示す手順に従って各サブユニットにストアさ
れており、ステップS401で、センサ類50a,50b,
50cからの入力信号、及び、アクチュエータ類60
a,60b,60cへの制御信号などの入出力信号を読
込むと、ステップS402で、この入出力信号に異常がある
か(故障か)否かを判別する。
における故障診断のためのデータは、自己診断機能によ
り、図4に示す手順に従って各サブユニットにストアさ
れており、ステップS401で、センサ類50a,50b,
50cからの入力信号、及び、アクチュエータ類60
a,60b,60cへの制御信号などの入出力信号を読
込むと、ステップS402で、この入出力信号に異常がある
か(故障か)否かを判別する。
【0031】上記ステップS402で、異常なしと判別した
場合には、ルーチンを抜け、異常ありの場合、ステップ
S403へ進んで、データを各サブユニット20,30,4
0の各バックアップRAM83aにストアしてルーチン
を抜ける。
場合には、ルーチンを抜け、異常ありの場合、ステップ
S403へ進んで、データを各サブユニット20,30,4
0の各バックアップRAM83aにストアしてルーチン
を抜ける。
【0032】これにより、従来のように、各サブユニッ
ト20、30、40毎にシリアルモニタ100を接続し
て故障診断を行なう必要がなくなり、煩わしいコネクタ
着脱などの作業から解放されて作業性が大幅に向上する
ばかりでなく、ホストユニット10を経由した車輌制御
系全体の総合的且つ迅速な診断が可能となるのである。
ト20、30、40毎にシリアルモニタ100を接続し
て故障診断を行なう必要がなくなり、煩わしいコネクタ
着脱などの作業から解放されて作業性が大幅に向上する
ばかりでなく、ホストユニット10を経由した車輌制御
系全体の総合的且つ迅速な診断が可能となるのである。
【0033】[第2実施例]図9は本発明の第2実施例
に係わり、ホストユニットの制御手順を示すフローチャ
ートである。
に係わり、ホストユニットの制御手順を示すフローチャ
ートである。
【0034】この第2実施例においては、シリアルモニ
タ100からのデータ送信要求を待たずに各サブユニッ
ト20,30,40から自己診断データがホストユニッ
ト10に送信され、ホストユニット10にて故障表示が
なされる。
タ100からのデータ送信要求を待たずに各サブユニッ
ト20,30,40から自己診断データがホストユニッ
ト10に送信され、ホストユニット10にて故障表示が
なされる。
【0035】すなわち、ホストユニット10において、
図9に示すルーチンが、例えば所定時間毎に割込み起動
され、ステップS501で、各サブユニット20,30,4
0へデータ送信要求を送信すると、ステップS502で、各
サブユニット20,30,40からの応答を待つ。
図9に示すルーチンが、例えば所定時間毎に割込み起動
され、ステップS501で、各サブユニット20,30,4
0へデータ送信要求を送信すると、ステップS502で、各
サブユニット20,30,40からの応答を待つ。
【0036】次いで、各サブユニット20,30,40
のうち、該当するユニットからの応答があると、上記ス
テップS502からステップS503へ進み、受信したデータが
異常か否かを判別し、正常の場合には、ルーチンを抜
け、異常があった場合、ステップS504で、異常内容を記
憶し、ステップS505へ進んで、異常内容に対応したコー
ドにてLED17を点滅してルーチンを抜ける。
のうち、該当するユニットからの応答があると、上記ス
テップS502からステップS503へ進み、受信したデータが
異常か否かを判別し、正常の場合には、ルーチンを抜
け、異常があった場合、ステップS504で、異常内容を記
憶し、ステップS505へ進んで、異常内容に対応したコー
ドにてLED17を点滅してルーチンを抜ける。
【0037】この実施例においては、ホストユニット1
0により、常に、各サブユニット20、30、40の自
己診断結果がモニタされているため、ホストユニット1
0の表示のみで、システム内の異常を認知することがで
きる。
0により、常に、各サブユニット20、30、40の自
己診断結果がモニタされているため、ホストユニット1
0の表示のみで、システム内の異常を認知することがで
きる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の電子制御装置を搭載した車輌の故障診断に際し、故
障診断装置を個々の電子制御装置毎に接続する必要がな
く、複数の電子制御装置を総合的に且つ迅速に診断する
ことができる。従って、故障発見が容易になり、作業性
が大幅に向上するなど優れた効果が得られる。
数の電子制御装置を搭載した車輌の故障診断に際し、故
障診断装置を個々の電子制御装置毎に接続する必要がな
く、複数の電子制御装置を総合的に且つ迅速に診断する
ことができる。従って、故障発見が容易になり、作業性
が大幅に向上するなど優れた効果が得られる。
【図1】本発明の第1実施例に係わり、ホストユニット
の制御手順を示すフローチャート
の制御手順を示すフローチャート
【図2】本発明の第1実施例に係わり、シリアルモニタ
の制御手順を示すフローチャート
の制御手順を示すフローチャート
【図3】本発明の第1実施例に係わり、ホストユニット
からのデータ送信要求によるサブユニットの割込み処理
を示すフローチャート
からのデータ送信要求によるサブユニットの割込み処理
を示すフローチャート
【図4】本発明の第1実施例に係わり、サブユニットの
自己診断手順を示すフローチャート
自己診断手順を示すフローチャート
【図5】本発明の第1実施例に係わり、制御ユニット間
の接続図
の接続図
【図6】本発明の第1実施例に係わり、ホストユニット
の回路構成図
の回路構成図
【図7】本発明の第1実施例に係わり、サブユニットの
回路構成図
回路構成図
【図8】本発明の第1実施例に係わり、シリアルモニタ
の回路構成図
の回路構成図
【図9】本発明の第2実施例に係わり、ホストユニット
の制御手順を示すフローチャート
の制御手順を示すフローチャート
10 ホストユニット(中央の電子制御
装置) 20,30,40 エンジン,A/T,ABS制御サ
ブユニット(複数の電子制御装置) 100 シリアルモニタ(故障診断装置)
装置) 20,30,40 エンジン,A/T,ABS制御サ
ブユニット(複数の電子制御装置) 100 シリアルモニタ(故障診断装置)
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の電子制御装置と、この複数の電子
制御装置を管理する中央の電子制御装置とを搭載した車
輌の故障診断方法において、 上記中央の電子制御装置に接続した故障診断装置からの
指令により、上記複数の電子制御装置から故障診断のた
めのデータを上記中央の電子制御装置へ送信することを
特徴とする車輌の故障診断方法。 - 【請求項2】 複数の電子制御装置と、この複数の電子
制御装置を管理する中央の電子制御装置とを搭載した車
輌の故障診断方法において、 上記複数の電子制御装置の各々で診断した故障診断デー
タを上記中央の電子制御装置へ送信し、上記中央の電子
制御装置にて上記故障診断データに対応する表示を行な
うことを特徴とする車輌の故障診断方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4013056A JPH05201294A (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 車輌の故障診断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4013056A JPH05201294A (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 車輌の故障診断方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05201294A true JPH05201294A (ja) | 1993-08-10 |
Family
ID=11822474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4013056A Pending JPH05201294A (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 車輌の故障診断方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05201294A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2010241299A (ja) * | 2009-04-07 | 2010-10-28 | Denso Corp | 検査システム、車載装置、検査装置、及びリモートセンタ |
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JP2015009753A (ja) * | 2013-07-02 | 2015-01-19 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 運行案内表示システム |
-
1992
- 1992-01-28 JP JP4013056A patent/JPH05201294A/ja active Pending
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