JP2764360B2 - 並/直列変換回路、直/並列変換回路およびそれらを含むシステム - Google Patents

並/直列変換回路、直/並列変換回路およびそれらを含むシステム

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JP2764360B2
JP2764360B2 JP4124890A JP12489092A JP2764360B2 JP 2764360 B2 JP2764360 B2 JP 2764360B2 JP 4124890 A JP4124890 A JP 4124890A JP 12489092 A JP12489092 A JP 12489092A JP 2764360 B2 JP2764360 B2 JP 2764360B2
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    • G11INFORMATION STORAGE
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、並/直列変換回路、
直/並列変換回路およびそれらを含むシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】並/直列変換回路および直/並列変換回
路は、通信用IC(集積回路)、RAM(ランダムアク
セスメモリ)、ROM(リードオンリメモリ)等のメモ
リを内蔵するIC、その他の種々の回路に広く用いられ
る。
【0003】図8は、従来の並/直列変換回路の構成の
一例を示す図である。図8の並/直列変換回路10a
は、直列に接続されたn個のレジスタ回路11を含む。
ここでnは正の整数を表わす。各レジスタ回路11は、
マスタラッチ12およびスレーブラッチ13を含む。
【0004】n個のレジスタ回路11に対応してn個の
並列入力端子16が設けられる。各レジスタ回路11内
のマスタラッチ12は対応する並列入力端子16に接続
される。また、最終段のレジスタ回路11内のスレーブ
ラッチ13は直列出力端子14に接続される。
【0005】各マスタラッチ12は、スイッチS11、
並列入力スイッチS13、インバータG11およびウィ
ークインバータG12を含む。スイッチS11は、前段
のスレーブラッチ13に接続されるノードn11とノー
ドn12との間に接続される。スイッチS13は、対応
する並列入力端子16とノードn12との間に接続され
る。インバータ11はノードn12とノードn13と
の間に接続され、ウィークインバータG12はノードn
13とノードn12との間にインバータG11と逆並列
に接続される。
【0006】ウィークインバータG12を構成するトラ
ンジスタのゲート幅とゲート長との比は、インバータG
11を構成するトランジスタのゲート幅とゲート長との
比の約1/5に設定される。これにより、ウィークイン
バータG12は、インバータG11の1/5程度の電流
駆動能力を有する。インバータG11およびウィークイ
ンバータG12によりレシオラッチL11が構成され
る。
【0007】各スレーブラッチ13は、スイッチS1
2、インバータG13およびウィークインバータG14
を含む。スイッチS12はノードn13とノードn14
との間に接続される。インバータG13はノードn14
とノードn15との間に接続され、ウィークインバータ
G14はノードn15とノードn14との間にインバー
タG13と逆並列に接続される。
【0008】ウィークインバータG14も、ウィークイ
ンバータG12と同様に、インバータG13の1/5程
度の電流駆動能力を有する。インバータG13およびウ
ィークインバータG14によりレシオラッチL12が構
成される。
【0009】各マスタラッチ12内のスイッチS11
は、ANDゲートG10から出力される制御信号S1に
より制御される。ANDゲートG10の一方の入力端子
には第1のクロック信号CLK1が与えられ、他方の入
力端子にはトリガクロック信号/TRGが与えられる。
また、各マスタラッチ12内のスイッチS13は、トリ
ガクロック信号TRGにより制御される。さらに、各ス
レーブラッチ13内のスイッチS12は、第2のクロッ
ク信号CLK2により制御される。
【0010】第1および第2のクロック信号CLK1,
CLK2は2相のクロック信号であってもよく、また、
単相のクロック信号であってもよい。トリガクロック信
号/TRGはトリガクロック信号TRGの反転信号であ
る。
【0011】並列入力信号DI(0)〜DI(n−1)
はそれぞれ並列入力端子16に与えられる。直列出力端
子14からは直列信号が出力される。
【0012】次に、図9のタイミング図を参照しながら
図8の並/直列変換回路の動作を説明する。
【0013】サイクルCY1において、第1のクロック
信号CLK1およびトリガクロック信号TRGが“H”
に立上がると、各マスタラッチ12内のスイッチS13
がオンする。それにより、並列入力信号DI(m)がレ
シオラッチL11に取込まれ、ラッチされる。
【0014】次に、第2のクロック信号CLK2が
“H”に立上がると、各スレーブラッチ13内のスイッ
チS12がオンする。それにより、各マスタラッチ12
内のレシオラッチL11にラッチされた信号が各スレー
ブラッチ13内のレシオラッチL12に与えられ、ラッ
チされる。
【0015】サイクルCY2においては、第1のクロッ
ク信号CLK1が“H”に立上がり、トリガクロック信
号TRGは“L”のまま変化しない。それにより、制御
信号S1が“H”に立上がる。したがって、各マスタラ
ッチ12内のスイッチS11がオンする。それにより、
前段のスレーブラッチ13にラッチされた信号がマスタ
ラッチ12内のレシオラッチL11に与えられ、ラッチ
される。
【0016】次に、第2のクロック信号CLK2が
“H”に立上がると、各スレーブラッチ13内のスイッ
チS12がオンする。それにより、各マスタラッチ12
内のレシオラッチL11にラッチされた信号が各スレー
ブラッチ13内のレシオラッチL12に与えられ、ラッ
チされる。
【0017】サイクルCY3〜CYnにおいても、サイ
クルCY2と同様の動作が行なわれる。
【0018】このように、トリガクロック信号TRGに
応答して入力された並列入力信号DI(0)〜DI(n
−1)が、第1および第2のクロック信号CLK1,C
LK2に応答して、複数のレジスタ回路11内をシフト
され、直列出力端子14から直列信号として順次出力さ
れる。
【0019】図11は、従来の直/並列変換回路の構成
の一例を示す図である。図11の直/並列変換回路20
aは、直列に接続されたn個のレジスタ回路21を含
む。各レジスタ回路21は、マスタラッチ22、スレー
ブラッチ23および並列出力ラッチ24を含む。マスタ
ラッチ22およびスレーブラッチ23は直列に接続さ
れ、並列出力ラッチ24はマスタラッチ22とスレーブ
ラッチ23との接続点に接続される。
【0020】この直/並列変換回路20aは、n個の並
列出力信号DO(0)〜DO(n−1)を出力するため
のn個の並列出力端子27を有する。各レジスタ回路2
1内の並列出力ラッチ24は、対応する並列出力端子2
7に接続される。また、初段のレジスタ回路21内のマ
スタラッチ22は直列入力端子25に接続される。
【0021】各マスタラッチ22は、スイッチS21、
インバータG21およびウィークインバータG22を含
む。スイッチS21は、前段のスレーブラッチ23に接
続されるノードn21とノードn22との間に接続され
る。インバータG21は、ノードn22とノードn23
との間に接続され、ウィークインバータG22はノード
n23とノードn22との間にインバータG21と逆並
列に接続される。
【0022】ウィークインバータG22は、インバータ
G21の1/5程度の電流駆動能力を有する。インバー
タG21およびウィークインバータG22によりレシオ
ラッチL21が構成される。
【0023】各スレーブラッチ23は、スイッチS2
2、インバータG23およびウィークインバータG24
を含む。スイッチS22はノードn23とノードn24
との間に接続される。インバータG23はノードn24
とノードn25との間に接続され、ウィークインバータ
G24はノードn25とノードn24との間にインバー
タG23と逆並列に接続される。
【0024】ウィークインバータG24も、ウィークイ
ンバータG22と同様に、インバータG23の1/5程
度の電流駆動能力を有する。インバータG23およびウ
ィークインバータG24によりレシオラッチL22が構
成される。
【0025】各並列出力ラッチ24は、並列出力スイッ
チS23、インバータG25およびウィークインバータ
G26を含む。スイッチS23はノードn23とノード
n26との間に接続される。インバータG25はノード
n26とノードn27との間に接続され、ウィークイン
バータG26はノードn27とノードn26との間にイ
ンバータG25と逆並列に接続される。
【0026】ウィークインバータG26も、ウィークイ
ンバータG22と同様に、インバータG25の1/5程
度の電流駆動能力を有する。インバータG25およびウ
ィークインバータG26によりレシオラッチL23が構
成される。
【0027】各マスタラッチ22内のスイッチS21
は、第1のクロック信号CLK1により制御される。各
スレーブラッチ23内のスイッチS22は、ANDゲー
トG20から出力される制御信号S2により制御され
る。ANDゲートG20の一方の入力端子には第2のク
ロック信号CLK2が与えられ、他方の入力端子にはト
リガクロック信号/TRGが与えられる。各並列出力ラ
ッチ24内のスイッチS23は、トリガクロック信号T
RGにより制御される。
【0028】次に、図12のタイミング図を参照しなが
ら図11の直/並列変換回路20aの動作を説明する。
【0029】サイクルCY1において、第1のクロック
信号CLK1が“H”に立上がると、各マスタラッチ2
2内のスイッチS21がオンする。それにより、前段の
スレーブラッチ23にラッチされた信号がマスタラッチ
22内のレシオラッチL21に与えられ、ラッチされ
る。
【0030】次に、第2のクロック信号CLK2が
“H”に立上がると、制御信号S2も“H”に立上が
る。それにより、各スレーブラッチ23内のスイッチS
22がオンする。その結果、各マスタラッチ22内のレ
シオラッチL21にラッチされた信号が各スレーブラッ
チ23内のレシオラッチL22に与えられ、ラッチされ
る。
【0031】サイクルCY2〜サイクルCYn−1にお
いても、サイクルCY1と同様の動作が行なわれる。
【0032】サイクルCYnにおいては、第1のクロッ
ク信号CLK1が“H”に立上がると、各マスタラッチ
22内のスイッチS21がオンする。それにより、前段
のスレーブラッチ23にラッチされた信号が各マスタラ
ッチ22内のレシオラッチL21に与えられ、ラッチさ
れる。
【0033】次に、第2のクロック信号CLK2および
トリガクロック信号TRGが“H”に立上がると、AN
DゲートG20から出力される制御信号S2は“L”の
まま変化しない。したがって、各スレーブラッチ23内
のスイッチS22はオンせず、各並列出力ラッチ24内
のスイッチS23がオンする。それにより、各マスタラ
ッチ22内のレシオラッチL21にラッチされた信号が
各並列出力ラッチ24内のレシオラッチL23に与えら
れ、ラッチされる。
【0034】このようにして、直列入力端子25に与え
られた直列信号が、第1および第2のクロック信号CL
K1,CLK2に応答して複数のレジスタ回路21内を
シフトされ、トリガクロック信号TRGに応答して並列
出力信号DO(0)ないしDO(n−1)として出力さ
れる。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】図8の並/直列変換回
路10aにおいては、各マスタラッチ12内のスイッチ
S11を制御するための制御信号S1は、第1のクロッ
ク信号CLK1とトリガクロック信号/TRGとのAN
D演算により得られる。そのため、図10に破線で示さ
れるように、第1のクロック信号CLK1とトリガクロ
ック信号/TRGとのタイミングがずれると問題が生じ
る。
【0036】すなわち、トリガクロック信号/TRGの
立下がりのタイミングが第1のクロック信号CLK1の
立上がりのタイミングよりも早くなり、トリガクロック
信号/TRGの立上がりのタイミングが第1のクロック
信号CLK1の立下がりのタイミングよりも早くなる
と、制御信号S1に、破線で示すようなひげが発生す
る。
【0037】その結果、各マスタラッチ12内のスイッ
チS13が、トリガ信号TRGの“H”の期間T1の間
オンした後、スイッチS11が、制御信号S1の“H”
の期間T2の間オンする。これによりスイッチS13の
オンによりレシオラッチL11に入力された並列入力信
号が、スイッチS11のオンにより、前段のスレーブラ
ッチ13から与えられる信号によって書換えられる可能
性がある。
【0038】このようにして、図8の並/直列変換回路
10aにおいて誤動作が生じる可能性がある。
【0039】また、図11の直/並列変換回路20aに
おいては、各スレーブラッチ23内のスイッチS22を
制御する制御信号S2は、第2のクロック信号CLK2
とトリガクロック信号/TRGとのAND演算により得
られる。そのため、図13に破線で示すように、第2の
クロック信号CLK2とトリガクロック信号/TRGと
のタイミングがずれた場合に問題が生じる。
【0040】すなわち、トリガクロック信号/TRGの
立下がりのタイミングが第2のクロック信号CLK2の
立上がりのタイミングよりも遅く、トリガクロック信号
/TRGの立上がりのタイミングが第2のクロック信号
CLK2の立下がりのタイミングよりも遅いと、制御信
号S2に破線で示されるようなひげが生じる。
【0041】その結果、各スレーブラッチ23内のスイ
ッチS22は、制御信号S2の“H”の期間T3の間オ
ンした後、各並列出力ラッチ24内のスイッチS23
が、トリガクロック信号TRGの“H”の期間T4の間
オンする。その結果、スイッチS22のオンによりレシ
オラッチL21内のインバータG21がレシオラッチL
22内のウィークインバータG24と競合しながらイン
バータG23を駆動した後、スイッチS23のオンによ
り、レシオラッチL21内のインバータG21がレシオ
ラッチL23内のウィークインバータG26と競合しな
がらインバータG25を駆動することになる。そのた
め、レシオラッチL23にラッチされる信号が不安定に
なる。
【0042】このようにして、図11の直/並列変換回
路20aにおいては、トリガ信号/TRGのずれによっ
て誤動作が生じる可能性がある。
【0043】この発明の目的は、誤動作が生じない並/
直列変換回路を提供することである。
【0044】この発明の他の目的は、誤動作が生じない
直/並列変換回路を提供することである。
【0045】この発明のさらに他の目的は、誤動作が生
じない直/並列変換回路および並/直列変換回路を含む
システムを提供することである。
【0046】
【課題を解決するための手段】 (1) 第1の発明に係る並/直列変換回路 複数の並列信号を直列信号に変換する並/直列変換回路
は、複数の並列信号に対応して設けられかつ直列に接続
された複数のレジスタ手段を備える。複数のレジスタ手
段の各々は第1および第2の保持手段を含む。
【0047】第1の保持手段は、第1のラッチ回路、第
1のスイッチ手段および第2のスイッチ手段を含む。第
1のスイッチ手段は、第1のクロック信号に応答して、
前段から与えられる信号を第1のラッチ回路に供給す
る。第2のスイッチ手段は、所定の制御信号に応答し
て、対応する並列信号を第1のラッチ回路に供給する。
【0048】第2の保持手段は、第2のラッチ回路、お
よび第3のスイッチ手段を含む。第3のスイッチ手段
は、第2のクロック信号に応答して、第1の保持手段か
ら与えられる信号を第2のラッチ回路に供給する。
【0049】第2のラッチ回路は、トライステート型の
第1の反転手段、および第2の反転手段を含む。第1の
反転手段は、第3のスイッチ手段からの信号を受け、制
御信号に応答して高インピーダンス状態になる。第2の
反転手段は、第1の反転手段に逆並列に接続されかつ第
1の反転手段よりも小さい駆動能力を有する
【0050】(2) 第2の発明に係る直/並列変換回
路 直列信号を複数の並列信号に変換する直/並列変換回路
は、複数の並列信号に対応して設けられかつ直列に接続
された複数のレジスタ手段を備える。複数のレジスタ手
段の各々は第1、第2および第3の保持手段を含む。
【0051】第1の保持手段は、第1のラッチ回路、お
よび第1のスイッチ手段を含む。第1のスイッチ手段
は、第1のクロック信号に応答して、前段から与えられ
る信号を第1のラッチ回路に供給する。
【0052】第2の保持手段は、第2のラッチ回路、お
よび第2のスイッチ手段を含む。第2のスイッチ手段
は、第2のクロック信号に応答して、第1の保持手段か
ら与えられる信号を第2のラッチ回路に供給する。
【0053】第3の保持手段は、第3のラッチ回路、お
よび第3のスイッチ手段を含む。第3のスイッチ手段
は、所定の制御信号に応答して、第1の保持手段から与
えられる信号を並列信号として第3のラッチ回路に供給
する。
【0054】第2のラッチ回路は、第1の反転手段、お
よびトライステート型の第2の反転手段を含む。第1の
反転手段は、第2のスイッチ手段からの信号を受ける。
第2の反転手段は、第1の反転手段に逆並列に接続され
かつ第1の反転手段よりも小さい駆動能力を有し、制御
信号に応答して高インピーダンス状態になる。
【0055】(3) 第3の発明に係るシステム このシステムは、クロック信号発生手段、制御信号発生
手段、直/並列変換手段、回路手段および並/直列変換
手段を備える。
【0056】クロック信号発生手段は、基準クロック信
号に応答して第1および第2のクロック信号を発生す
る。制御信号発生手段は、基準クロック信号に応答して
制御信号を発生する。直/並列変換手段は、直列信号を
複数の並列信号に変換する。回路手段は、直/並列変換
手段により変換された複数の並列信号を受け、複数の並
列信号を出力する。並/直列変換手段は、回路手段から
出力される複数の並列信号を直列信号に変換する。
【0057】直/並列変換手段は、複数の並列信号に対
応して設けられかつ直列に接続された複数のレジスタ手
段を含む。複数のレジスタ手段の各々は第1、第2およ
び第3の保持手段を含む。
【0058】第1の保持手段は、第1のラッチ回路、お
よび第1のスイッチ手段を含む。第1のスイッチ手段
は、第1のクロック信号に応答して、前段から与えられ
る信号を第1のラッチ回路に供給する。
【0059】第2の保持手段は、第2のラッチ回路、お
よび第2のスイッチ手段を含む。第2のスイッチ手段
は、第2のクロック信号に応答して、第1の保持手段か
ら与えられる信号を第2のラッチ回路に供給する。
【0060】第3の保持手段は、第3のラッチ回路、お
よび第3のスイッチ手段を含む。第3のスイッチ手段
は、制御信号に応答して、第1の保持手段から与えられ
る信号を並列信号として第3のラッチ回路に供給する。
【0061】第2のラッチ回路は、第1の反転手段、お
よびトライステート型の第2の反転手段を含む。第1の
反転手段は、第2のスイッチ手段からの信号を受ける。
第2の反転手段は、第1の反転手段に逆並列に接続され
かつ第1の反転手段よりも小さい駆動能力を有する。第
2の反転手段は、制御信号に応答して高インピーダンス
状態になる。
【0062】並/直列変換回路は、複数の並列信号に対
応して設けられかつ直列に接続された複数のレジスタ手
段を含む。複数のレジスタ手段の各々は第4および第5
の保持手段を含む。
【0063】第4の保持手段は、第4のラッチ回路、第
4のスイッチ手段および第5のスイッチ手段を含む。第
4のスイッチ手段は、第1のクロック信号に応答して、
前段から与えられる信号を第4のラッチ回路に供給す
る。第5のスイッチ手段は、制御信号に応答して、対応
する並列信号を第4のラッチ回路に供給する。
【0064】第5の保持手段は、第5のラッチ回路、お
よび第6のスイッチ手段を含む。第6のスイッチ手段
は、第2のクロック信号に応答して、第4の保持手段か
ら与えられる信号を第5のラッチ回路に供給する。
【0065】第5のラッチ回路は、トライステート型の
第3の反転手段、および第4の反転手段を含む。第3の
反転手段は、第6のスイッチ手段からの信号を受け、制
御信号に応答して高インピーダンス状態になる。第4の
反転手段は、第3の反転手段に逆並列に接続されかつ第
3の反転手段よりも小さい駆動能力を有する
【0066】
【作用】
(1) 第1の発明に係る並/直列変換回路 まず、制御信号に応答して、第2のスイッチ手段を介し
て対応する並列信号が各第1のラッチ回路に供給され、
保持される。次に、第2のクロック信号に応答して、各
第1のラッチ回路に保持された信号が、第3のスイッチ
手段を介して各第2のラッチ回路に転送され、保持され
る。第1のクロック信号に応答して、各第2のラッチ回
路に保持された信号が、後段の第1のスイッチ手段を介
して後段の第1のラッチ回路に転送され、保持される。
【0067】以後、第2のクロック信号および第1のク
ロック信号に応答して、各レジスタ手段に保持された信
号が順次後段のレジスタ手段に転送され、最終段のレジ
スタ手段から順次直列信号として出力される。
【0068】制御信号に応答して各第1のラッチ回路に
並列信号が供給されるときには、第2のラッチ回路を構
成する第1の反転手段が高インピーダンス状態になる。
そのため、このとき第1のスイッチ手段がたとえオンし
ても、前段の第2のラッチ回路の第1の反転手段により
各第1のラッチ回路に保持される信号が反転されること
はない。
【0069】(2) 第2の発明に係る直/並列変換回
路 まず、第1のクロック信号に応答して、直列信号が、第
1のスイッチ手段を介して各第1のラッチ回路に供給さ
れ、保持される。第2のクロック信号に応答して、各第
1のラッチ回路に保持された信号が、第2のスイッチ手
段を介して各第2のラッチ回路に転送され、保持され
る。以後、第1のクロック信号および第2のクロック信
号に応答して、各レジスタ手段に保持された信号が順次
後段のレジスタ手段に転送され、保持される。
【0070】次に、制御信号に応答して、各第1のラッ
チ回路に保持された信号が、第3のスイッチ手段を介し
て各第3のラッチ回路に供給され、保持される。各第3
のラッチ回路に保持された信号が並列信号として出力さ
れる。
【0071】制御信号に応答して各第1のラッチ回路に
保持された信号が各第3のラッチ回路に供給されるとき
には、各第2のラッチ回路を構成する第2の反転手段は
高インピーダンス状態になる。そのため、このとき第2
のスイッチ手段がたとえオンしても、各第1のラッチ回
路の出力信号が不安定になることはない。
【0072】(3) 第3の発明に係るシステム このシステムに含まれる直/並列変換手段は、第2の発
明に係る直/並列変換回路と同様に動作する。また、こ
のシステムに含まれる並/直列変換手段は、第1の発明
に係る並/直列変換回路と同様に動作する。
【0073】
【実施例】
(1) 第1の実施例 図1は、第1の実施例による並/直列変換回路の構成を
示す図である。図1の並/直列変換回路10が図8の並
/直列変換回路10aと異なるのは次の点である。
【0074】各スレーブラッチ13に含まれるレシオラ
ッチL12が、トライステートインバータG15および
ウィークインバータG14により構成される。トライス
テートインバータG15はノードn14とノードn15
との間に接続され、ウィークインバータG14はノード
n15とノードn14との間にトライステートインバー
タG15と逆並列に接続される。トライステートインバ
ータG15の制御端子にはトリガクロック信号/TRG
が与えられる。
【0075】ウィークインバータG14に含まれるトラ
ンジスタのゲート幅とゲート長との比は、トライステー
トインバータG15に含まれるトランジスタのゲート幅
とゲート長との比の約1/5に設定される。それによ
り、ウィークインバータG14はトライステートインバ
ータG15の1/5程度の電流駆動能力を有する。
【0076】各マスタラッチ12に含まれるスイッチS
11は第1のクロック信号CLK1により制御される。
n個のレジスタ回路11が第1および第2のクロック信
号CLK1,CLK2により信号を転送するシフトレジ
スタを構成する。他の部分の構成は、図8に示される構
成と同様である。
【0077】次に、図2のタイミング図を参照しながら
図1の並/直列変換回路10の動作を説明する。
【0078】サイクルCY1において、トリガクロック
信号TRGが“H”になる。それにより、各マスタラッ
チ12内のスイッチS13がオンし、各並列入力端子1
6に与えられる並列入力信号DI(m)がレシオラッチ
L11に与えられ、保持される。ここで、mは0〜n−
1の整数を表わす。
【0079】このとき、第1のクロック信号CLK1も
“H”となっているので、各マスタラッチ12内のスイ
ッチS11もオンする。しかし、トリガクロック信号/
TRGは“L”となるので、各スレーブラッチ13内の
レシオラッチL12を構成するトライステートインバー
タG15は高インピーダンス状態となる。したがって、
各マスタラッチ12内のスイッチS11がオンしても、
前段のスレーブラッチ13からスイッチS11を介して
レシオラッチL11に信号が与えられることはない。
【0080】次に、第2のクロック信号CLK2が
“H”になると、各スレーブラッチ13内のスイッチS
12がオンする。それにより、各マスタラッチ12内の
レシオラッチL11に保持された信号が各スレーブラッ
チ13内のレシオラッチL12に転送され、保持され
る。
【0081】サイクルCY2において、第1のクロック
信号CLK1が“H”になると、各マスタラッチ12内
のスイッチS11がオンする。それにより、前段のスレ
ーブラッチ13内のレシオラッチL12に保持された信
号が各マスタラッチ12内のレシオラッチL11に転送
され、保持される。
【0082】次に、第2のクロック信号CLK2が
“H”になると、各スレーブラッチ13内のスイッチS
12がオンする。それにより、各マスタラッチ12内の
レシオラッチL11に保持された信号が各スレーブラッ
チ13内のレシオラッチL12に転送され、保持され
る。
【0083】サイクルCY3〜サイクルCYnにおいて
も、サイクルCY2と同様の動作が行なわれる。
【0084】このようにして、並列入力端子16に与え
られた並列入力信号DI(0)〜DI(n−1)が、複
数のレジスタ回路11内を順次シフトされ、直列出力端
子14から直列信号として順次出力される。
【0085】この実施例の並/直列変換回路10におい
ては、各並列入力信号DI(m)がスイッチS13を介
して対応するレシオラッチL11に入力されている間は
各レシオラッチL12内のトライステートインバータG
15が高インピーダンス状態になる。したがって、スイ
ッチS11がオンしても、前段のスレーブラッチ13か
らレシオラッチL11に信号が与えられることはない。
【0086】図3は、マスタラッチ12およびスレーブ
ラッチ13の詳細な構成を示す回路図である。
【0087】マスタラッチ12において、スイッチS1
1は、NMOSトランジスタN11およびPMOSトラ
ンジスタP11を含む。トランジスタN11のゲートに
は第1のクロック信号CLK1が与えられ、トランジス
タP11のゲートには第1のクロック信号CLK1の反
転信号/CLK1が与えられる。スイッチS13は、N
MOSトランジスタN12およびPMOSトランジスタ
P12を含む。トランジスタN12のゲートにはトリガ
クロック信号TRGが与えられ、トランジスタP12の
ゲートにはトリガクロック信号/TRGが与えられる。
トリガクロック信号/TRGはトリガクロック信号TR
Gの反転信号である。
【0088】インバータG11はPMOSトランジスタ
P13およびNMOSトランジスタN13を含む。ウィ
ークインバータG12はPMOSウィークトランジスタ
P14およびNMOSウィークトランジスタN14を含
む。
【0089】スレーブラッチ13において、スイッチS
12は、NMOSトランジスタN15およびPMOSト
ランジスタP15を含む。トランジスタN15のゲート
には第2のクロック信号CLK2が与えられ、トランジ
スタP15のゲートには第2のクロック信号CLK2の
反転信号/CLK2が与えられる。
【0090】トライステートインバータG15はPMO
SトランジスタP16,P17およびNMOSトランジ
スタN16,N17を含む。トランジスタP16,P1
7は電源端子とノードn15との間に直列に接続され
る。トランジスタN16,N17はノードn15と接地
端子との間に直列に接続される。トランジスタP16の
ゲートにはトリガクロック信号TRGが与えられる。ト
ランジスタP17,N16のゲートはノードn14に接
続される。トランジスタN17のゲートにはトリガクロ
ック信号/TRGが与えられる。
【0091】ウィークインバータG14はPMOSウィ
ークトランジスタP18およびNMOSウィークトラン
ジスタN18を含む。
【0092】PMOSウィークトランジスタP14,P
18のサイズ(ゲート幅とゲート長との比)は、他のP
MOSトランジスタのサイズの約1/5に設定される。
NMOSウィークトランジスタN14,N18のサイズ
は、他のNMOSトランジスタのサイズの約1/5に設
定される。
【0093】トリガクロック信号TRGが“L”となり
かつトリガクロック信号/TRGが“H”となると、ト
ランジスタP16,N17がオンする。それにより、ト
ライステートインバータG15はインバータとして動作
する。一方、トリガクロック信号TRGが“H”となり
かつトリガクロック信号/TRGが“L”となると、ト
ランジスタP16,N17がオフする。それにより、ト
ライステートインバータG15は高インピーダンス状態
になる。
【0094】図3に示されるように、トライステートイ
ンバータG15は4つのトランジスタにより構成され
る。したがって、2つのトランジスタを追加するだけで
この実施例の並/直列変換回路10を実現することがで
きる。
【0095】(2) 第2の実施例 図4は、第2の実施例による直/並列変換回路の構成を
示す図である。図4の直/並列変換回路20が図11の
直/並列変換回路20aと異なるのは次の点である。
【0096】各スレーブラッチ23に含まれるレシオラ
ッチL22が、インバータG23およびトライステート
ウィークインバータG27により構成される。インバー
タG23はノードn24とノードn25との間に接続さ
れ、トライステートウィークインバータG27はノード
n25とノードn24との間にインバータG23と逆並
列に接続される。トライステートウィークインバータG
27の制御端子にはトリガクロック信号/TRGが与え
られる。
【0097】トライステートウィークインバータG27
に含まれるトランジスタのゲート幅とゲート長との比
は、インバータG23に含まれるトランジスタのゲート
幅とゲート長との比の約1/5に設定される。それによ
り、トライステートウィークインバータG27はインバ
ータG23の1/5程度の電流駆動能力を有する。
【0098】各スレーブラッチ23に含まれるスイッチ
S22は第2のクロック信号CLK2により制御され
る。n個のレジスタ回路21が第1および第2のクロッ
ク信号CLK1,CLK2により信号を転送するシフト
レジスタを構成する。他の部分の構成は、図11に示さ
れる構成と同様である。
【0099】次に、図5のタイミング図を参照しながら
図4の直/並列変換回路20の動作を説明する。
【0100】サイクルCY1において、第1のクロック
信号CLK1が“H”になると、各マスタラッチ22内
のスイッチS21がオンする。それにより、前段のスレ
ーブラッチ23に保持された信号が各マスタラッチ22
内のレシオラッチL21に転送され、保持される。
【0101】次に、第2のクロック信号CLK2が
“H”になると、各スレーブラッチ23内のスイッチS
22がオンする。それにより、各マスタラッチ22内の
レシオラッチL21に保持された信号が各スレーブラッ
チ23内のレシオラッチL22に転送され、保持され
る。
【0102】サイクルCY2〜CYn−1においても、
サイクルCY1と同様の動作が行なわれる。
【0103】サイクルCYnにおいて、第1のクロック
信号CLK1が“H”になると、各マスタラッチ22内
のスイッチS21がオンする。それにより、前段のスレ
ーブラッチ23内のレシオラッチL22に保持された信
号が各マスタラッチ22内のレシオラッチL21に転送
され、保持される。
【0104】次に、トリガクロック信号TRGが“H”
になると、各並列出力ラッチ24内のスイッチS23が
オンする。それにより、各マスタラッチ22内のレシオ
ラッチL21に保持された信号が各並列出力ラッチ24
内のレシオラッチL23に転送され、保持される。各レ
シオラッチL23に保持された信号は、並列出力信号D
O(m)として並列出力端子27に出力される。ここ
で、mは0〜n−1の整数を表わす。
【0105】このとき、第2のクロック信号CLK2も
“H”となるので、各スレーブラッチ23内のスイッチ
S22もオンする。しかしながら、トリガクロック信号
/TRGが“L”となるので、レシオラッチL22のト
ライステートウィークインバータG27が高インピーダ
ンス状態になる。
【0106】したがって、スイッチS22がオンして
も、レシオラッチL21内のインバータG21はレシオ
ラッチL22内のトライステートウィークインバータG
27と競合することにはならず、レシオラッチL23内
のウィークインバータG26のみと競合することにな
る。その結果、レシオラッチL21からレシオラッチL
23に与えられる信号が安定する。
【0107】このようにして、直列入力端子25に与え
られた直列信号が、複数のレジスタ回路21内を順次シ
フトされ、並列出力端子27から並列出力信号DO
(0)〜DO(n−1)として出力される。
【0108】上記のように、この実施例の直/並列変換
回路20においては、各レシオラッチL21から各レシ
オラッチL23に並列出力信号が与えられている間は、
各レシオラッチL22内のトライステートウィークイン
バータG27が高インピーダンス状態になる。したがっ
て、スイッチS22がオンしても、レシオラッチL21
の出力信号が安定になる。
【0109】図6は、マスタラッチ22,スレーブラッ
チ23および並列出力ラッチ24の詳細な構成を示す回
路図である。
【0110】マスタラッチ22において、スイッチS2
1は、NMOSトランジスタN21およびPMOSトラ
ンジスタP21を含む。トランジスタN21のゲートに
は第1のクロック信号CLK1が与えられ、トランジス
タP21のゲートには第1のクロック信号CLK1の反
転信号/CLK1が与えられる。
【0111】インバータG21はPMOSトランジスタ
P22およびNMOSトランジスタN22を含む。ウィ
ークインバータG22はPMOSウィークトランジスタ
P23およびNMOSウィークトランジスタN23を含
む。
【0112】スレーブラッチ23において、スイッチS
22は、NMOSトランジスタN24およびPMOSト
ランジスタP24を含む。トランジスタN24のゲート
には第2のクロック信号CLK2が与えられ、トランジ
スタP24のゲートには第2のクロック信号CLK2の
反転信号/CLK2が与えられる。
【0113】インバータG23はPMOSトランジスタ
P25およびNMOSトランジスタN25を含む。トラ
イステートウィークインバータG27はPMOSトラン
ジスタP26、PMOSウィークトランジスタP27、
NMOSウィークトランジスタN26およびNMOSト
ランジスタN27を含む。トランジスタP26,P27
は電源端子とノードn24との間に直列に接続される。
トランジスタN26,N27はノードn24と接地端子
との間に直列に接続される。トランジスタP26のゲー
トにはトリガクロック信号TRGが与えられる。トラン
ジスタP27,N26のゲートはノードn25に接続さ
れる。トランジスタN27のゲートにはトリガクロック
信号/TRGが与えられる。
【0114】並列出力ラッチ24において、スイッチS
23は、NMOSトランジスタN28およびPMOSト
ランジスタP28を含む。トランジスタN28のゲート
にはトリガクロック信号TRGが与えられ、トランジス
タP28のゲートにはトリガクロック信号/TRGが与
えられる。
【0115】インバータG25はPMOSトランジスタ
P29およびNMOSトランジスタN29を含む。ウィ
ークインバータG26はPMOSウィークトランジスタ
P30およびNMOSウィークトランジスタN30を含
む。
【0116】PMOSウィークトランジスタP23,P
27,P30のサイズ(ゲート幅とゲート長との比)
は、他のPMOSトランジスタのサイズの約1/5に設
定される。NMOSウィークトランジスタN23,N2
6,N30のサイズは、他のNMOSトランジスタのサ
イズの約1/5に設定される。
【0117】トリガクロック信号TRGが“L”となり
かつトリガクロック信号/TRGが“H”となると、ト
ランジスタP26,N27がオンする。それにより、ト
ライステートウィークインバータG27はウィークイン
バータとして動作する。トリガクロック信号TRGが
“H”となりかつトリガクロック信号/TRGが“L”
となると、トランジスタP26,N27がオフする。そ
れにより、トライステートウィークインバータG27は
高インピーダンス状態になる。
【0118】図6に示されるように、トライステートウ
ィークインバータG27は4つのトランジスタにより構
成される。したがって、わずか2つのトランジスタを追
加するだけで、この実施例の直/並列変換回路20を実
現することができる。
【0119】(3) 第3の実施例 図7は、第3の実施例によるシステムの構成を示すブロ
ック図である。図7のシステム100は、並/直列変換
回路10、直/並列変換回路20、メモリ回路30、ク
ロック発生器40およびトリガ信号発生器50を含む。
このシステム100は、単一の半導体チップ上に形成さ
れてもよい。
【0120】クロック発生器40は、基準クロック信号
CLKを受け、第1のクロック信号CLK1および第2
のクロック信号CLK2を発生する。トリガ信号発生器
50は、第1のクロック信号CLK1および第2のクロ
ック信号CLK2を受け、フレームパルスに応答して
リガクロック信号TRG,/TRGを発生する。
【0121】直/並列変換回路20は、第1のクロック
信号CLK1、第2のクロック信号CLK2およびトリ
ガクロック信号TRG,/TRGに応答して、直列入力
端子25に与えられる直列入力信号Dinを並列出力信
号に変換し、メモリ回路30に与える。
【0122】並/直列変換回路10は、第1のクロック
信号CLK1、第2のクロック信号CLK2およびトリ
ガクロック信号TRG,/TRGに応答して、メモリ回
路30から与えられる並列出力信号を直列出力信号Do
utに変換し、直列出力端子14に与える。
【0123】図7のシステム100のように、メモリ回
路30へのデータの入力のためおよびメモリ回路30か
らのデータの出力のためにそれぞれ直/並列変換回路2
0および並/直列変換回路10を用いると、動作速度の
速い外部装置と動作速度の遅いメモリ回路30とを結合
することができる。
【0124】この発明による並/直列変換回路および直
/並列変換回路は、図7のシステム100に限らず、種
々のシステム、回路等に用いることができる。
【0125】
【発明の効果】第1の発明によれば、各第1のラッチ回
路への並列信号の入力時には各第2のラッチ回路を構成
する第1の反転手段が高インピーダンス状態になるの
で、たとえ第1のスイッチ手段がオンしても前段の第2
のラッチ回路の第1の反転手段により各第1のラッチ回
路に保持される信号が反転されることはない。したがっ
て、誤動作が生じない並/直列変換回路が得られる。
【0126】第2の発明によれば、各第3のラッチ回路
への並列信号の出力時には各第2のラッチ回路を構成す
る第2の反転手段が高インピーダンス状態になるので、
たとえ第2のスイッチ手段がオンしても第1のラッチ回
路の出力信号が不安定になることはない。したがって、
誤動作が生じない直/並列変換回路が得られる。
【0127】第3の発明によれば、第1の発明に係る並
/直列変換回路および第2の発明に係る直/並列変換回
路が用いられるので、誤動作が生じないシステムが得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による並/直列変換回路の構成を
示す図である。
【図2】図1の並/直列変換回路の動作を説明するため
のタイミング図である。
【図3】図1の並/直列変換回路に含まれるマスタラッ
チおよびスレーブラッチの詳細な構成を示す回路図であ
る。
【図4】第2の実施例による直/並列変換回路の構成を
示す図である。
【図5】図4の直/並列変換回路の動作を説明するため
のタイミング図である。
【図6】図4の直/並列変換回路に含まれるマスタラッ
チ、スレーブラッチおよび並列出力ラッチの詳細な構成
を示す回路図である。
【図7】第3の実施例によるシステムの構成を示すブロ
ック図である。
【図8】従来の並/直列変換回路の構成を示す図であ
る。
【図9】図8の並/直列変換回路の動作を説明するため
のタイミング図である。
【図10】図8の並/直列変換回路の問題点を説明する
ための図である。
【図11】従来の直/並列変換回路の構成を示す図であ
る。
【図12】図11の直/並列変換回路の動作を説明する
ためのタイミング図である。
【図13】図11の直/並列変換回路の問題点を説明す
るための図である。
【符号の説明】
10 並/直列変換回路 11 レジスタ回路 12 マスタラッチ 13 スレーブラッチ 14 直列出力端子 16 並列入力端子 20 直/並列変換回路 21 レジスタ回路 22 マスタラッチ 23 スレーブラッチ 24 並列出力ラッチ 25 直列入力端子 27 並列出力端子 S11,S12,S13,S21,S22,S23 ス
イッチ L11,L12,L21,L22,L23 レシオラッ
チ G11,G21,G23,G25 インバータ G12,G14,G22,G26 ウィークインバータ G15 トライステートインバータ G27 トライステートウィークインバータ CLK1 第1のクロック信号 CLK2 第2のクロック信号 TRG,/TRG トリガクロック信号 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03M 9/00 G11C 19/00 G11C 19/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の並列信号を直列信号に変換する並
    /直列変換回路であって、 前記複数の並列信号に対応して設けられかつ直列に接続
    された複数のレジスタ手段を備え、 前記複数のレジスタ手段の各々は第1および第2の保持
    手段を含み、 前記第1の保持手段は、 第1のラッチ回路と、 第1のクロック信号に応答して、前段から与えられる信
    号を前記第1のラッチ回路に供給する第1のスイッチ手
    段と、 所定の制御信号に応答して、対応する並列信号を前記第
    1のラッチ回路に供給する第2のスイッチ手段とを含
    み、 前記第2の保持手段は、 第2のラッチ回路と、 第2のクロック信号に応答して、前記第1の保持手段か
    ら与えられる信号を前記第2のラッチ回路に供給する第
    3のスイッチ手段とを含み、 前記第2のラッチ回路は、 前記第3のスイッチ手段からの信号を受け、前記制御信
    号に応答して高インピーダンス状態になるトライステー
    ト型の第1の反転手段と、 前記第1の反転手段に逆並列に接続されかつ前記第1の
    反転手段よりも小さい駆動能力を有する第2の反転手段
    とを含む、並/直列変換回路。
  2. 【請求項2】 直列信号を複数の並列信号に変換する直
    /並列変換回路であって、 前記複数の並列信号に対応して設けられかつ直列に接続
    された複数のレジスタ手段を備え、 前記複数のレジスタ手段の各々は第1、第2および第3
    の保持手段を含み、 前記第1の保持手段は、 第1のラッチ回路と、 第1のクロック信号に応答して、前段から与えられる信
    号を前記第1のラッチ回路に供給する第1のスイッチ手
    段とを含み、 前記第2の保持手段は、 第2のラッチ回路と、 第2のクロック信号に応答して、前記第1の保持手段か
    ら与えられる信号を前記第2のラッチ回路に供給する第
    2のスイッチ手段とを含み、 前記第3の保持手段は、 第3のラッチ回路と、 所定の制御信号に応答して、前記第1の保持手段から与
    えられる信号を並列信号として前記第3のラッチ回路に
    供給する第3のスイッチ手段とを含み、 前記第2のラッチ回路は、 前記第2のスイッチ手段からの信号を受ける第1の反転
    手段と、 前記第1の反転手段に逆並列に接続されかつ前記第1の
    反転手段よりも小さい駆動能力を有し、前記制御信号に
    応答して高インピーダンス状態になるトライステート型
    の第2の反転手段とを含む、直/並列変換回路。
  3. 【請求項3】 基準クロック信号に応答して第1および
    第2のクロック信号を発生するクロック信号発生手段
    と、 前記基準クロック信号に応答して制御信号を発生する制
    御信号発生手段と、 直列信号を複数の並列信号に変換する直/並列変換手段
    と、 前記直/並列変換手段により変換された前記複数の並列
    信号を受け、複数の並列信号を出力する回路手段と、 前記回路手段から出力される前記複数の並列信号を直列
    信号に変換する並/直列変換手段を備え、 前記直/並列変換手段は、前記複数の並列信号に対応し
    て設けられかつ直列に接続された複数のレジスタ手段を
    含み、 前記複数のレジスタ手段の各々は、第1、第2および第
    3の保持手段を含み、前記第1の保持手段は、 第1のラッチ回路と、 前記第1のクロック信号に応答して、前段から与えられ
    る信号を前記第1のラッチ回路に供給する第1のスイッ
    チ手段とを含み、 前記第2の保持手段は、 第2のラッチ回路と、 前記第2のクロック信号に応答して、前記第1の保持手
    段から与えられる信号を前記第2のラッチ回路に供給す
    る第2のスイッチ手段とを含み、 前記第3の保持手段は、 第3のラッチ回路と、 前記制御信号に応答して、前記第1の保持手段から与え
    られる信号を並列信号として前記第3のラッチ回路に供
    給する第3のスイッチ手段とを含み、 前記第2のラッチ回路は、 前記第2のスイッチ手段からの信号を受ける第1の反転
    手段と、 前記第1の反転手段に逆並列に接続されかつ前記第1の
    反転手段よりも小さい駆動能力を有し、前記制御信号に
    応答して高インピーダンス状態になるトライステート型
    の第2の反転手段とを含み、 前記並/直列変換手段は、前記複数の並列信号に対応し
    て設けられかつ直列に接続された複数のレジスタ手段を
    含み、 前記複数のレジスタ手段の各々は第4および第5の保持
    手段を含み、 前記第4の保持手段は、 第4のラッチ回路と、 前記第1のクロック信号に応答して、前段から与えられ
    る信号を前記第4のラッチ回路に供給する第4のスイッ
    チ手段と、 前記制御信号に応答して、対応する並列信号を前記第4
    のラッチ回路に供給する第5のスイッチ手段とを含み、 前記第5の保持手段は、 第5のラッチ回路と、 前記第2のクロック信号に応答して、前記第4の保持手
    段から与えられる信号を前記第5のラッチ回路に供給す
    る第6のスイッチ手段とを含み、 前記第5のラッチ回路は、 前記第6のスイッチ手段からの信号を受け、前記制御信
    号に応答して高インピーダンス状態になるトライステー
    ト型の第3の反転手段と、 前記第3の反転手段に逆並列に接続されかつ前記第3の
    反転手段よりも小さい駆動能力を有する第4の反転手段
    とを含む、システム。
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