JP2757043B2 - 鉄筋コンクリート柱 - Google Patents

鉄筋コンクリート柱

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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、鉄筋コンクリート柱、特に、鉄筋コンク
リート柱に鉄骨梁を接合するための梁支持体を埋設した
鉄筋コンクリート柱に関する。
【従来の技術】
鉄筋コンクリート柱に鉄骨梁を接合する鉄筋コンクリ
ート柱の仕口部には、たとえば、次ぎのようなものがあ
る。 (i)第9図および第10図に示すように、梁成よりも少
々長い角形鋼管1をその軸栓を鉄筋コンクリート柱2の
軸栓に合わせて仕口部3に配置し、前記角形鋼管1に鉄
骨梁4をブラケットまたはエンドプレート5を介して高
力ボルトにより固定し、鉄骨梁4を固定した角形鋼管1
を鉄筋コンクリート柱2の仕口部3のコンクリート部分
2C中に柱主筋2Aとともに埋設したもの、 (ii)第11図および第12図に示すように、仕口構成体6
が、鉄骨梁と同成の短いH形鉄骨7Aを十字に交差させて
一体に結合した十字鉄骨7と該十字鉄骨7の交差部分を
囲んでH形鉄骨7Aと一体に結合した型枠兼用プレート部
8とで構成され、鉄筋コンクリート柱2の複数の柱主筋
2Aが仕口構成体6の型枠兼用プレート部8の内側のH形
鉄骨7Aのフランジの貫通孔に通され、かつ複数の柱主筋
2Aのうちの複数本2A1が型枠兼用プレート部8の角部に
固定されてあり、複数の柱主筋2A、2A1を通した仕口構
成体6を柱の仕口部3のコンクリート部分2C中に埋設
し、仕口構成体6の短いH形鉄骨7Aの端部に鉄骨梁を取
付けるもの、等がある。
【発明が解決しようとする課題】
従来の前記(i)の鉄筋コンクリート柱は、その仕口
部3のコンクリート部分中に埋設された角形鋼管1が鉄
骨梁の支持体を構成するが、コンクリート部分中に埋設
された角形鋼管1およびそれに固定さた鉄骨梁の部分だ
けでは、これら鉄骨部分に作用する力をその鉄骨部分の
近傍のコンクリート部分に分散して伝達することができ
ない欠点があり、また、従来の前記(ii)の鉄筋コンク
リート柱は、梁支持体となる仕口構成体6のH形鉄骨7A
の端部分7A1以外の部分が仕口部のコンクリート部分中
に埋設されるが、この埋設された仕口構成体6の部分だ
けでは、鉄骨梁および仕口構成体6に作用する力をそれ
らの近傍のコンクリート部分に分散して伝達することが
できない欠点がある。 そのため、前記(i)および(ii)の鉄筋コンクリー
ト柱2に鋼製梁4を接合する仕口部3にあっては、第13
図に示すように、地震時の繰り返しの加力時に、鉄筋コ
ンクリート柱2の梁鉄骨4の周辺のコンクリート部分2C
が、剪断ずれ破壊2A1や圧壊2A2を生じ、めり込み破壊が
生じ易い欠点があり、このような破壊を防止する補強方
法の開発が要請されている。 この出願の発明の解決しようとする課題は、上記の欠
点のない鉄筋コンクリート柱を提供すること、換言する
と、鉄筋コンクリート柱のコンクリート部分と梁支持体
との結合強度が大きく、かつ、地震時の繰り返しの加力
時に、鉄筋コンクリート柱のコンクリート部分の梁支持
体との接触部およびその近傍の部分の破壊を防止できる
鉄筋コンクリート柱を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
この発明は上記課題を解決するために次ぎの構成を採
用するものである。 この発明の構成は、柱主筋、帯筋等の柱鉄筋を含む鉄
筋コンクリート造の柱の仕口部のコンクリート部分中に
梁支持体が埋設され、前記コンクリート部分の外周面か
ら露出する梁支持体の端部分で梁取付部が形成される鉄
筋コンクリート柱において、梁支持体の主要部分が短い
H形鉄骨を十字に交差結合して形成した十字鉄骨で構成
され、十字鉄骨のフランジの内側面または外側面に、複
数の短い板状リブ体が間隔をおいて固定され、梁取付部
となる各H形鉄骨の外端部以外の板状リブ体を含む十字
鉄骨の部分が前記コンクリート部分中に埋設されてるこ
とを特徴とする鉄筋コンクリート柱にある。 板状リブ体には、ウェブの厚さと同程度の厚さの鋼板
を、フランジの幅からウェブの厚さを減じた長さの2分
の1程度の幅にし、かつH形鉄骨のフランジ間の間隔の
3分の1ないし5分の1程度の長さにしたものを使う。 短い板状リブ体は、主に十字鉄骨のフランジの内側面
に固定するが、その外側面に固定しても良い。短い板状
リブ体やコブ鉄筋の配設位置や配設数は梁支持体に作用
する荷重に応じて決定する。 十字鉄骨のフランジの内側面または外側面に短い板状
リブ体を固定し、かつフランジの外側面または内側面に
コブ鉄筋を固定しても良い。 短い板状リブ体は、短い板状リブ体の側面が柱の長手
方向と平行になるように溶接により固定するとよい。 梁支持体の主体部を構成する十字鉄骨の短いH形鉄骨
のウェブの一側面または両側面に、前記ウェブ面、上部
フランジの内側面および下部フランジの内側面で囲まれ
る形状と略一致する形状の長い板状リブ体を、その外側
面が鉄筋コンクリート柱の仕口部のコンクリート部分の
外側表面と面一になるように、ウェブおよびフランジに
固定する。こうすると、コンクリートに対する支圧抵抗
を増大させることができるとともに、十字鉄骨を構成す
る短いH形鉄骨の剛性を高めることができる。 板状リブ体と板状リブ体の間隔、コブ鉄筋とコブ鉄筋
と間隔、板状リブ体とコブ鉄筋と間隔等は、それらの周
囲に充填されるコンクリートの充填性を損なわない程度
の大きさの間隔にする。 なお、この明細書の「鉄骨梁」は、梁鉄骨の端部分が
梁の両端から突出している鉄骨鉄筋コンクリート造の梁
を含むものとする。
【実施例】
第1実施例は、第1図ないし第4図に示され、柱10を
プレキャストの鉄筋コンクリート造にし、大梁60を鉄骨
造にし、鉄筋コンクリート柱10に鉄骨大梁60を接合する
例である。 鉄筋コンクリート柱10は、その仕口部11に梁支持体と
なる十字鉄骨12を埋設して構成する。十字鉄骨12は、鉄
骨大梁60と同成の短いH形鉄骨12Aを十字に交差させて
一体に結合して形成され、H形鉄骨12Aの端部分12A0が
梁取付部になる。そして、各H形鉄骨12Aの交差部に近
い十字鉄骨12のウェブ12A1の両側に、鋼板製の短い板状
リブ体12Bを固定する。 短い板状リブ体12Bは、柱10の中心軸線と平行に配置
し、板状リブ体12Bの二つの辺12B1、12B2をウェブ11A1
の側面およびフランジ11A2の内側面に溶接して固定す
る。 短い板状リブ体12Bのフランジ12A2の内側面に溶接さ
れていない下端面または上端面12B3は、たとえば、ウェ
ブ12A1から離れるにしたがって長さが短くなるような傾
斜面にする。 柱10の4隅に位置する柱主筋10A1は、H形鉄骨12Aと
H形鉄骨12Aとの間に配設し、4隅の柱主筋10A1の間に
位置する柱主筋10A2は、各H形鉄骨12Aのフランジ12A2
に穿った貫通孔に通し、かつ必要に応じてフランジ12A2
に柱主筋10A2を固定する。柱主筋10A1、10A2の周囲に帯
鉄筋10Bを配設する。 柱主筋10A1、10A2、帯鉄筋10B等からなる柱鉄筋の周
囲、およびH形鉄骨12Aの端部分12A0以外の十字鉄骨12
の部分の周囲を型枠で覆い、型枠内にコンクリートを打
設して、柱10をプレキャストの鉄筋コンクリート造にす
る。そして、第3図に示すように、柱10の仕口部11のコ
ンクリート部分10Cの外側面10C1から突出するH形鉄骨1
2Aの端部分12A0を梁取付部とする。なお、柱10の4隅に
位置する柱主筋10A1は、その上端をコンクリート部分10
Cの上端面から所定長さだけ突出させる。 プレキャストの鉄筋コンクリート柱10は、第4図に示
すように、その柱10の下端に埋設したスリーブの孔と基
礎50の柱設置部51の突出鉄筋51Aとを嵌合し、スリーブ
の孔の内周面と突出鉄筋51Aの外周面との間の隙間にモ
ルタルを充填して、鉄筋コンクリート柱10を建て込み、
建て込んだ柱10と柱10の間に鉄骨大梁60を位置させて、
鉄骨大梁60の両端の端部分61を柱10の梁取付部である外
端部12A0に溶接によりまたはボルト接合により結合し、
架けわたした鉄骨大梁60の上にデッキプレートを配置し
て床スラブを形成して、架構構造の建造物70を構築して
行く。なお、梁支持体の十字鉄骨12に鉄骨大梁60を取付
けると、十字鉄骨12の部分が鉄骨大梁60の部分を構成す
ることになる。 第1実施例の鉄筋コンクリート柱10を使って構築した
建造物は、地震時の繰り返しの加力時に、柱10の仕口部
11のコンクリート10C中に埋設された十字鉄骨12に固定
した短い板状リブ体12Bが、その端面や側面の部分がコ
ンクリート部分10Cと接触して支圧抵抗体となることに
より、鉄骨大梁60に作用する力を、十字鉄骨12の板状リ
ブ体12Bのある部分の近傍のコンクリート部分12Cに分散
させて伝達するから、仕口部11のコンクリート部分12C
に、第15図に示すような剪断ずれ破壊、圧壊等による破
壊が生ずることがない。 第2実施例は、第5図および第6図に示され、短い板
状リブ体12B、長い板状リブ体12D及びコブ鉄筋12Cを用
いるものである。 コブ鉄筋12Cとしては、たとえば、周面に凹凸部のあ
る所定長さの鉄筋の先端部に鉄筋の直径の2倍程度の直
径のコブを形成したものを使う。 十字鉄骨12の各H形鉄骨12Aに固定した短い板状リブ
体12Bの配設部の外側のウェブ12A1の両側に、短い板状
リブ体12Bとの間に間隔をおいて、各フランジ12A2間に
延在する長い板状リブ体12Dを、そのリブ体12Dの外側面
12D1が柱30のコンクリート部分30Cの外周面30C1と面一
になるように固定し、梁支持体となる十字鉄骨12を形成
したものである。なお、長い板状リブ体12Dは、その外
面を柱10の中心軸線の方向に平行にして、その3つの辺
をそれぞれウェブ12A1およびフランジ12A2に溶接して固
定する。鉄筋コンクリート柱30のプレキャストの仕方等
は第1実施例と同様である。 第2実施例の鉄筋コンクリート柱30を使って構築した
構造物においては、第1実施例の特徴とコブ鉄筋12Cの
特徴とを兼備するから、仕口部のコンクリート部分30C
の破壊を完全に防止することができる。また、長い板状
リブ体12Dは、仕口部のコンクリート部分10Cに対する支
圧抵抗を増大させる作用があり、かつ梁支持体を構成す
る十字鉄骨12の剛性を高める作用がある。 第3実施例は、第7図および第8図に示され、第1実
施例と同様の十字鉄骨12の各H形鉄骨12Aのフランジ12A
2の上面12A2aおよび下面12A2bに、短い板状リブ体12B
を、十字の中心Cから同じ距離はなして配置し、フラン
ジ12A2に溶接により固定する。また、短い板状リブ体12
Bから少々離して、各フランジ12A2の上面12A2aおよび下
面12A2bから上方または下方に向けてコブ鉄筋12Cを固定
する。 短い板状リブ体12Bおよびコブ鉄筋12Cは、柱40の中心
軸線と平行にして、フランジ12A2に溶接により固定す
る。 短い板状リブ体12Bの下方または上方の端面12B3は、
各フランジ12A2の上面と平行な面にしても良いし、フラ
ンジ12A2の両側に向けて傾斜する傾斜面にしても良い。 鉄筋コンクリート柱40は、梁支持部となる十字鉄骨12
の外端部12A0を除く板状リブ体12Bとコブ鉄筋12Cを固定
した十字鉄骨12の部分および柱鉄筋40A1、40A2、40Bの
周囲を型枠で囲み、型枠内にコンクリートを打設して、
第3図に示すものと同様に、柱40のコンクリート部分40
Cから、柱主筋40A1の上端部および十字鉄骨12の外端部1
2A0が突出するように、鉄筋コンクリート柱40を形成す
る。 第3実施例の鉄筋コンクリート柱40を使って構築した
構造物においても、第2実施例のものと同様に、仕口部
のコンクリート部分40Cの破壊を防止することができ
る。
【発明の作用効果】
(イ)請求項1に係る発明の鉄筋コンクリート柱は、梁
支持体の主要部分が短いH形鉄骨を十字に交差結合して
形成した十字鉄骨で構成され、十字鉄骨のフランジの内
側面または外側面に、複数の短い板状リブ体が間隔をお
いて固定され、梁取付部となる各H形鉄骨の外端部以外
の板状リブ体を含む十字鉄骨の部分が前記コンクリート
部分中に埋設されてるから、前記短い板状リブ体の端面
や側面の部分が前記コンクリート部分と強固に結合する
から、鉄筋コンクリート柱のコンクリート部分と梁支持
体との結合強度が高められ、かつ、地震時の繰り返しの
加力時に、前記コンクリート部分に対する短い板状リブ
体の表面の支圧抵抗により、梁支持体に作用する力を前
記コンクリート部分に分散させて伝達することができ、
鉄筋コンクリート柱のコンクリート部分の梁支持体との
接触部およびその近傍の部分の破壊を防止することがで
きる。 コンクリート部分中に埋設される梁支持体の部分に複
数の短い板状リブ体を間隔をおいて突設するから、コン
クリートの充填性を低下させることがない。 短い板状リブ体を使うから、大きな支圧抵抗が生じ、
コンクリート部分への応力の分散伝達が確実になり、か
つその製作および固定が容易になる。 (ロ)請求項2に係る発明のように、十字鉄骨のフラン
ジの内側面または外側面に、複数の短い板状リブ体を間
隔をおいて固定し、十字鉄骨のフランジの外側面に複数
のコブ鉄筋を間隔をおいて固定し、梁取付部となる各H
形鉄骨の外端部以外の短い板状リブ体やコブ鉄筋を含む
梁支持体の部分をコンクリート中に埋設すると、請求項
1に係る発明の上記(イ)記載の作用効果と同じ作用効
果が奏せられるだけでなく、コブ鉄筋による支圧抵抗も
付加され、仕口部のコンクリート部分の破壊をより完全
に防止することができる。 (ハ)請求項3に係る発明の鉄筋コンクリート柱は、梁
支持体の主体部を構成する十字鉄骨の短いH形鉄骨のウ
ェブの側面に、前記ウェブの側面、上部フランジの内側
面および下部フランジの内側面で囲まれる形状と略一致
する形状の長い板状リブ体を、その外側面が鉄筋コンク
リート柱の仕口部のコンクリート部分の外側面と面一に
なるように、ウェブおよびフランジの部分に溶接により
固定したから、仕口部のコンクリートに対する支圧抵抗
が増大し、十字鉄骨の剛性が高められ、かつ、鉄筋コン
クリート柱の成形時に、長い板状リブ体の外側面で型枠
の位置を規制することができる。 (ニ)請求項1〜3に係る発明においては、鉄筋コンク
リート柱と鉄骨梁との結合部の強度を飛躍的に高めるこ
とができ、圧縮力に強い鉄筋コンクリート柱と曲げ応力
に強い鉄骨梁とからなる架構を合理的なものにすること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は第1実施例の鉄筋コンクリート柱
等を示すもので、第1図は鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁
との接合部の鉄筋、鉄骨等の斜視図、第2図は第1図の
ものの平面図、第3図は完成した鉄筋コンクリート柱の
上端部を示す斜視図、第4図は第3図の鉄筋コンクリー
ト柱を使う架構構造の建築法を示す斜視図、第5図およ
び第6図は第2実施例の鉄筋コンクリート柱を示すもの
で、第5図はその鉄骨梁との接合部の鉄筋、鉄骨等の斜
視図、第6図は第5図のものの平面図、第7図および第
8図は第3実施例の鉄筋コンクリート柱を示すもので、
第7図はその鉄筋、鉄骨等の平面図、第8図は第7図の
ものをそのII−II線で断面しかつ鉄筋を省いて示す正面
図、第9図ないし第12図は従来技術の鉄筋コンクリート
柱を示すもので、第9図はその柱を第10図のIV−IV線で
断面して示す正面図、第10図は第9図のものをそのIII
−III線で断面して示す平面図、第11図は他の従来技術
の柱の鉄筋、鉄骨等を示す斜視図、第12図は第11図のも
のの平面図、第13図は従来技術の鉄筋コンクリート柱に
地震時の繰り返しの加力時の破壊の状態を示す斜視図で
ある。 図中、10、30および40は鉄筋コンクリート柱、10A1、10
A2,30A1、30A2、40A1および40A2は柱主筋、10B、30Bお
よび40Bは帯筋、11は仕口部、12は十字鉄骨、12AはH形
鉄骨、12A0は端部分、12A1はウェブ、12A2はフランジ、
12Bは短い板状リブ体、12Cはコブ鉄筋、12Dは長い板状
リブ体、50は基礎50、51Aは突出鉄筋、60は鉄骨大梁、7
0は建造物である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本間 優子 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 持田 哲雄 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式 会社竹中工務店技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−161234(JP,A) 実公 昭60−12003(JP,Y2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】柱主筋、帯筋等の柱鉄筋を含む鉄筋コンク
    リート造の柱の仕口部のコンクリート部分中に梁支持体
    が埋設され、前記コンクリート部分の外周面から露出す
    る梁支持体の端部分で梁取付部が形成される鉄筋コンク
    リート柱において、梁支持体の主要部分が短いH形鉄骨
    を十字に交差結合して形成した十字鉄骨で構成され、十
    字鉄骨のフランジの内側面または外側面に、複数の短い
    板状リブ体が間隔をおいて固定され、梁取付部となる各
    H形鉄骨の外端部以外の板状リブ体を含む十字鉄骨の部
    分が前記コンクリート部分中に埋設されてることを特徴
    とする鉄筋コンクリート柱。
  2. 【請求項2】柱主筋、帯筋等の柱鉄筋を含む鉄筋コンク
    リート造の柱の仕口部のコンクリート部分中に梁支持体
    が埋設され、前記コンクリート部分の外周面から露出す
    る梁支持体の端部分で梁取付部が形成される鉄筋コンク
    リート柱において、梁支持体の主体が短いH形鉄骨を十
    字に交差結合して形成した十字鉄骨で構成され、十字鉄
    骨のフランジの内側面または外側面に、複数の短い板状
    リブ体が間隔をおいて固定され、十字鉄骨のフランジの
    外側面に複数のコブ鉄筋が間隔をおいて固定され、梁取
    付部となる各H形鉄骨の外端部以外の短い板状リブ体や
    コブ鉄筋を含む梁支持体の部分がコンクリート中に埋設
    されてることを特徴とする鉄筋コンクリート柱。
  3. 【請求項3】梁支持体の主体部を構成する十字鉄骨の短
    いH形鉄骨のウェブの側面に、前記ウェブの側面、上部
    フランジの内側面および下部フランジの内側面で囲まれ
    る形状と略一致する形状の長い板状リブ体を、その外側
    面が鉄筋コンクリート柱の仕口部のコンクリート部分の
    外側面と面一になるように、ウェブおよびフランジの部
    分に溶接により固定したことを特徴とする請求項1また
    は2記載の鉄筋コンクリート柱。
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