JPH0459426B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0459426B2
JPH0459426B2 JP7009985A JP7009985A JPH0459426B2 JP H0459426 B2 JPH0459426 B2 JP H0459426B2 JP 7009985 A JP7009985 A JP 7009985A JP 7009985 A JP7009985 A JP 7009985A JP H0459426 B2 JPH0459426 B2 JP H0459426B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
reinforcing bars
hole
new
reinforcing
Prior art date
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Expired
Application number
JP7009985A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61229070A (ja
Inventor
Yoshuki Era
Shoichi Sudo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OKABE KK
Original Assignee
OKABE KK
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Filing date
Publication date
Application filed by OKABE KK filed Critical OKABE KK
Priority to JP7009985A priority Critical patent/JPS61229070A/ja
Publication of JPS61229070A publication Critical patent/JPS61229070A/ja
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Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は既存の鉄筋コンクリート構造物に、別
に構造物を建造して、両者を一体に接続するため
の、接続工法に関し、特に、新旧のコンクリート
構造物の接続部を補強出来るように構成してなる
接続工法に関する。
(従来の技術) 従来より、既存のコンクリート構造物に、新し
いコンクリート構造物を接続して構築する場合に
は、第4図に示されるような工法が用いられてい
る。
つまり、第4図に示されるような工法において
は、既存の構造物1に掘削装置を用いて、所定の
サイズの孔6を形成し、その孔6の中に先端を2
つに割つて、楔状の固定具8を係止させた状態の
アンカー鉄筋7を挿入して固定し、新旧コンクリ
ートの接続部での繋ぎ部材として用いるようにし
ているこが多い。
ところが、新旧構造物の接続部は、特に応力が
集中しやすいものであり、通の接続構造を採用し
ている場合には、何等かの外力が急激に加えられ
たりした場合に、アンカー鉄筋が孔から抜け出し
たり、折れたりして、新旧コンクリート構造物が
分離する等の事故が発生しやすいものであつた。
また、このようなアンカー鉄筋10を第2図A
に示すような既存コンクリート構造物1に対し
て、多数本形成したとしても、いずれにしてもそ
れらが抜け出したり、コンクリート打継ぎ附近に
おけるアンカー鉄筋の剪断による事故や、欠点が
発生しやすいものであり、そのような構造物の特
に弱い部分をなくするためには、非常に多くのア
ンカー鉄筋を用いて補強する等の、手段を用いる
ことの外には、有効な方法がないのが現状であ
る。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上記したような従来より用いられて
いる工法の欠点を解消するもので、新旧構造物の
接続面に剪断応力が作用した場合の、鉄筋の抵抗
力を大きくするもので、それによつて、構造物全
体の強度を向上させることを目的としている。
(問題点を解決するための構成とその効果) 本発明の新旧構造物の接続工法は、既存コンク
リートにアンカー鉄筋のサイズよりも大きい直径
の孔を穿孔し、その孔に接着剤ととも、アンカー
鉄筋を挿入する。それとともに、孔の表面側に孔
の直径とほぼ同様なサイズのパイプを挿入し、そ
のパイプを同時に接着剤により固定するようにし
ている。
その場合には、パイプの長さの約半分が既存の
構造物の中に埋設され、新しい構造物には、パイ
プの長さの部分が埋設される。
本発明の工法によると、建物において、特に弱
点とされている新旧構造物の接続部の補強鉄筋が
二重に形成されるとともに、その断面係数が非常
に大きいものとなるために、比較的大きな力が加
えられたとしても、両構造物の接続が確実に行わ
れているために、構造物の安全を確実に保持出来
ることになる。
(実施例) 図示されたものにもとづいて本発明の工法を説
明すると、第1図に示すように、本発明の構造物
の接続工法は、既存のコンクリート構造物1にア
ンカー鉄筋10の直径よりも大きな孔11を形成
し、その孔の入口の部分に、該孔11の直径より
稍大径の補強パイプ12をその長さの半分だけ打
ち込み、半分は孔11より外に出る様にしてお
く。つぎに、予め清掃してある孔11中に接着剤
13を所要量注入し置き、この中にアンカー鉄筋
10を回動させ乍ら挿入させ、この接着剤13を
前記孔11の奥部より補強パイプ12の全長に亘
つて充填させ、然る後、接着剤の硬化を持つので
ある。
したがつて、本発明の工法においては、既存の
構造物中にアンカー鉄筋と、補強パイプの半分と
を接着剤により固定して埋設することになるため
に、新旧構造物の接続部での補強部材の断面積が
大きくなり、両方の構造物に予想以上の大きな力
がかゝた場合にも、補強鉄筋部材がコンクリート
の接続部分での抵抗力を非常に大きくすることが
可能である。
本発明の工法は、第2図Bに示されるような構
造物の接続工法において、有効に採用されること
になる。つまり、既存コンクリート構造1に複数
本の孔を形成し、その孔の深さをその補強鉄筋の
位置よりも深くして形成する。
その後で、これらの各孔にそれぞれ、第1図に
示すようにして、アンカー鉄筋10と、接着剤1
3および補強パイプ12とを挿入し、それらの挿
入された部材が、接着剤13によつて確実に接着
固定されたときに、新しいコンクリート構造物の
工事を行うようにする。
そのときには、アンカー鉄筋の端部に新しい構
造物の補強鉄筋14を接続して形成するようにす
るとともに、横筋や、フープ筋等も配筋するよう
にしている。そして、その型枠により新しい構造
物のコンクリート5を打設し、新旧の構造物を一
体に形成するようにしているものである。また、
本発明の工法においては、上記したように、鉄筋
や、パイプ等を用いる外に、新旧のコンクリート
の接続面にその接続が良好な状態で行なわれるよ
うに、凹凸を人為的に形成したり、補助的な接着
剤等を用いることも従来より行われていること
と、同様にして行われることもある。
そして、本発明の工法により形成された建物
は、例えば、第4図に示されるように、既設コン
クリート構造物1の柱2や、梁3の間や、それら
の隣の部分に新しいコンクリート構造物を構築す
る際には、新しいコンクリート構造物5の上下の
部分と、天井に突出して形成されている梁等に対
しても、横方向から接続用の鉄筋を挿入して固定
し、両方の構造物の接続と、固定を確実に行い得
るようにしている。
なお、本発明の構造物の接続工法においては、
第1図に示されるような孔11に注入される接着
剤13として、セメントミルクなどの外に、各種
の接着剤を用いることが可能であり、さらに、補
強パイプ12の部分には、セメントミルク等より
も強度が大きい合成樹脂系の接着剤を用い、アン
カー鉄筋10と、補強パイプ12の間を埋めると
ともに、その部分に大きな剪断力が作用したとき
にも、補強パイプが容易に潰れたりすることがな
いようになつている。
その他に、本発明の工法においては、使用され
る鉄筋の形状や、サイズ等の外に、補強パイプの
サイズ等もその構造物に影響を与えるものと考え
られる地震による入力に応じて設計されたものを
用いることになるが、それに加えて、従来のもの
と同様にして、比較的大きな安全率を考える必要
があることも当然のことである。
(発明の効果) 本発明のコンクリート構造物の接続工法は、上
記したような構成を有するものであるから、新旧
コンクリートの接続面に曲げ、剪断力等の大きな
力がかかつたとしても、接続鉄筋の強度が非常に
大きなものであるために、その接続面で鉄筋等の
剪断が発生することはなく、構造物の安全が確保
されることになる。
さらに、本発明の工法は、従来より行われてい
る工法に比較して、孔の大きさが少しだけ異つて
いるのみで、しかも、使用する資材もそれほど多
くなることもないのであり、それによる工事費が
大幅に増加することもないのである。
また、本発明の工法は、その施工に格別に困難
な点はなく、従来工法とほぼ同じ様にして行われ
ることにより、施工に困難を生じることがないの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の施工法の概要を示す断面
図、第2図A,Bは、新旧構造物の接続部の状態
を示す説明図、第3図は、接続部の構成を示す平
面図であり、第4図は、従来例を示す説明図であ
る。 1……既存コンクリート、2……柱、3……
梁、5……新しいコンクリート、6……孔、7…
…アンカー鉄筋、8……固定具、10……アンカ
ー鉄筋、11……孔、12……補強パイプ、13
……接着剤、14……鉄筋、15……膨大部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 既存のコンクリート構造物にアンカー鉄筋よ
    りも径の大きな孔を形成し、その孔の入口の部分
    には、所定の長さのパイプを、その半分だけ挿入
    し、後にその孔の中に接着剤を所要量装填し、該
    接着剤中にアンカー鉄筋を挿入固定するととも
    に、その鉄筋を用いて新たな構造物の接続を行う
    ようにしたことを特徴とする鉄筋コンクリート構
    造物の接続工法。
JP7009985A 1985-04-04 1985-04-04 鉄筋コンクリ−ト構造物の接続工法 Granted JPS61229070A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7009985A JPS61229070A (ja) 1985-04-04 1985-04-04 鉄筋コンクリ−ト構造物の接続工法

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JP7009985A JPS61229070A (ja) 1985-04-04 1985-04-04 鉄筋コンクリ−ト構造物の接続工法

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Publication Number Publication Date
JPS61229070A JPS61229070A (ja) 1986-10-13
JPH0459426B2 true JPH0459426B2 (ja) 1992-09-22

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ID=13421743

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012202134A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Shimizu Corp コンクリート打継面の構造、この構造の施工方法、せん断耐力評価方法および設計方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0645968B2 (ja) * 1987-10-01 1994-06-15 株式会社大林組 鉄筋コンクリートのひび割れ抑制方法
JP3050109B2 (ja) * 1995-12-01 2000-06-12 鹿島建設株式会社 鉄筋コンクリート柱の補強方法
JP5881320B2 (ja) * 2011-06-23 2016-03-09 岡部株式会社 新旧コンクリート打継部の補強方法および打継部の補強構造

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JPS61229070A (ja) 1986-10-13

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