JP2756076B2 - 障害復帰誘導装置 - Google Patents

障害復帰誘導装置

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JP2756076B2 JP19650793A JP19650793A JP2756076B2 JP 2756076 B2 JP2756076 B2 JP 2756076B2 JP 19650793 A JP19650793 A JP 19650793A JP 19650793 A JP19650793 A JP 19650793A JP 2756076 B2 JP2756076 B2 JP 2756076B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば貨幣処理機等に
設けられ、障害が発生したときにその障害からの復帰ガ
イダンスを行う障害復帰誘導装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば貨幣処理機等に設けられ、処理機
本体に障害が発生してアラーム停止した場合に、その障
害からの復帰ガイダンスを表示部を用いて行う障害復帰
誘導装置として特開平4−124792号公報に記載さ
れたものがある。この障害復帰誘導装置は、不慣れな係
員にも分かりやすいように、文言やイラストを用いて細
かく階層的にガイダンスを行うようになっている。しか
し、不慣れな係員にとっては、上記のようなガイダンス
方式が最も分かりやすいが、操作に慣れた係員には、ガ
イダンスが細かすぎるため、非常に面倒で手間がかかる
ことになる。
【0003】このため、画面切替指示キーを装置に設
け、該画面切替指示キーが押圧される毎に、表示部に表
示しているガイダンスの階層情報を切替えることができ
るようにすることで、慣れた係員が作業する場合には、
例えば、画面切替表示キーを使ってガイダンスの階層情
報を次々に切替え、障害箇所がどこなのかを確認してか
ら、作業を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにガイダンスの階層情報を切替えて障害箇所がどこ
なのかを確認してから実際の作業にとりかかる場合、表
示部に表示されているガイダンスの階層情報が最終段階
のものであるため、係員は、記憶している作業までは行
えるが、その先はどのような作業を行えばよいか分から
なくなってしまうという問題が発生した。
【0005】したがって、本発明の目的は、各機構の状
態にかかわらずガイダンス情報の階層情報を切替え表示
させることができるものにおいて、各機構の状態とガイ
ダンス情報の階層情報とが一致しない場合においても、
必要に応じて各機構の状態に応じたガイダンス情報の階
層情報を表示させることができる障害復帰誘導装置を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の障害復帰誘導装置は、処理
機本体に障害が発生した場合、その障害内容を検出する
障害検出部と、処理機本体を構成する各機構の状態を検
出する機構状態検出部と、前記障害検出部により検出さ
れる障害内容にそれぞれ対応した復旧用のガイダンス情
報が記憶されるとともに、該ガイダンス情報がそれぞれ
階層情報の群により階層的に記憶され、且つ各階層情報
が各機構の状態と対応づけられて記憶されたガイダンス
情報記憶部と、ガイダンス情報を表示可能な表示部と、
該表示部に表示されるガイダンス情報の階層情報を、各
機構の状態に関わらず、次位の階層情報に切り替えるよ
うに指示する画面切替指示キーと、前記表示部に表示さ
れるガイダンス情報の階層情報を、各機構の状態に対応
した階層情報に一致させるべく切り替えるように指示す
る同期化指示キーと、処理機本体に障害が発生した場
合、前記障害検出部により検出される障害内容にそれぞ
れ対応した復旧用のガイダンス情報の内の第1番目の階
層情報を前記ガイダンス情報記憶部から読み出して前記
表示部に表示させるとともに、前記画面切替指示キーが
一度も操作されない場合または前記同期化指示キーが操
作された場合、各機構の状態に対応した階層情報を前記
ガイダンス情報記憶部から読み出して前記表示部に表示
させる一方、前記画面切替指示キーが操作された場合に
は、各機構の状態に関わらず、次位以下の階層情報を前
記ガイダンス情報記憶部から読み出して順次前記表示部
に表示させる制御部とを有することを特徴としている。
【0007】また、本発明の請求項2記載の障害復帰誘
導装置は、処理機本体に障害が発生した場合、その障害
内容を検出する障害検出部と、処理機本体を構成する各
機構の状態を検出する機構状態検出部と、前記障害検出
部により検出される障害内容にそれぞれ対応した復旧用
のガイダンス情報が記憶されるとともに、該ガイダンス
情報がそれぞれ階層情報の群により階層的に記憶され、
且つ各階層情報が各機構の状態と対応づけられて記憶さ
れたガイダンス情報記憶部と、ガイダンス情報を表示可
能な表示部と、該表示部に表示されるガイダンス情報の
階層情報を、各機構の状態に関わらず、次位の階層情報
に切り替えるように指示する画面切替指示キーと、該画
面切替指示キーが操作されることによって前記表示部に
表示されるガイダンス情報の階層情報が次位の階層情報
に切り替えられてからの時間を計測し、所定時間経過後
に、前記表示部に表示されるガイダンス情報の階層情報
を、各機構の状態に対応した階層情報に一致させるべく
切り替えるように指示する計時手段と、処理機本体に障
害が発生した場合、前記障害検出部により検出される障
害内容にそれぞれ対応した復旧用のガイダンス情報の内
の第1番目の階層情報を前記ガイダンス情報記憶部から
読み出して前記表示部に表示させるとともに、前記画面
切替指示キーが一度も操作されない場合または前記計時
手段が所定時間経過したことを検出した場合、各機構の
状態に対応した階層情報を前記ガイダンス情報記憶部か
ら読み出して前記表示部に表示させる一方、前記画面切
替指示キーが操作された場合には、各機構の状態に関わ
らず、次位以下の階層情報を前記ガイダンス情報記憶部
から読み出して順次前記表示部に表示させる制御部とを
有することを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明の請求項1記載の障害復帰誘導装置によ
れば、制御部は処理機本体に障害が発生した場合、障害
検出部により検出される障害内容にそれぞれ対応した復
旧用のガイダンス情報の内の第1番目の階層情報をガイ
ダンス情報記憶部から読み出して表示部に表示させると
ともに、画面切替指示キーが一度も操作されない場合ま
たは同期化指示キーが操作された場合、各機構の状態に
対応した階層情報をガイダンス情報記憶部から読み出し
て表示部に表示させる一方、画面切替指示キーが操作さ
れた場合には、各機構の状態に関わらず、次位以下の階
層情報をガイダンス情報記憶部から読み出して順次表示
部に表示させることになる。すなわち、障害検出部によ
り障害が検出されると、その障害内容に対応した復旧用
のガイダンス情報の内の第1番目の階層情報が表示部に
表示され、そして、表示された階層情報に従って障害復
旧作業が行われると、その作業状態が機構状態検出部に
よって検出され、各機構の状態に対応した階層情報が次
々と表示部に表示し直される。一方、ガイダンス情報の
内のある階層情報が表示部に表示された状態で画面切替
指示キーが操作されると、各機構の状態に関わらず、次
位以下の階層情報が順次表示部に表示され、他方、この
表示状態で同期化指示キーが操作されると、各機構の状
態に対応した階層情報が表示部に表示し直される。
【0009】本発明の請求項2記載の障害復帰誘導装置
によれば、制御部は処理機本体に障害が発生した場合、
障害検出部により検出される障害内容にそれぞれ対応し
た復旧用のガイダンス情報の内の第1番目の階層情報を
ガイダンス情報記憶部から読み出して表示部に表示させ
るとともに、画面切替指示キーが一度も操作されない場
合または計時手段が所定時間経過したことを検出した場
合、各機構の状態に対応した階層情報をガイダンス情報
記憶部から読み出して表示部に表示させる一方、画面切
替指示キーが操作された場合には、各機構の状態に関わ
らず、次位以下の階層情報をガイダンス情報記憶部から
読み出して順次表示部に表示させることになる。すなわ
ち、障害検出部により障害が検出されると、その障害内
容に対応した復旧用のガイダンス情報の内の第1番目の
階層情報が表示部に表示され、そして、表示された階層
情報に従って障害復旧作業が行われると、その作業状態
が機構状態検出部によって検出され、各機構の状態に対
応した階層情報が次々と表示部に表示し直される。一
方、ガイダンス情報の内のある階層情報が表示部に表示
された状態で画面切替指示キーが操作されると、各機構
の状態に関わらず、次位以下の階層情報が順次表示部に
表示され、他方、この表示状態で所定時間が経過したこ
とを計時手段が検出すると、各機構の状態に対応した階
層情報が表示部に表示し直される。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例による障害復帰誘導装置を
図1〜図3を参照して以下に説明する。ここで、本実施
例の障害復帰誘導装置は、貨幣の入金および出金等が行
える貨幣取引処理機の本体に設けられる場合を例にとり
説明する。
【0011】図1において、符号1は、処理機本体を構
成する、貨幣の入金および出金等を行う貨幣処理機構を
示しており、符号2は、本実施例の障害復帰誘導装置を
示している。ここで、本実施例の障害復帰誘導装置2
は、該貨幣処理機構1の作動をも共に制御する制御部
3、障害検出センサ4、障害検出部本体5、機構状態検
出センサ6、機構状態検出部本体7、ガイダンス情報記
憶部8、表示部9、画面切替指示キー10および同期化
指示キー11により構成されている。
【0012】貨幣処理機構1は、図示は略すが、例えば
開閉される扉機構、引き出されるユニット機構および開
閉される搬送機構等の複数の機構で構成されている。こ
こで、搬送機構としては、例えば一対のベルト機構が対
向配置されて該ベルト機構同士の相互に接触する辺部間
で貨幣を送るとともに、該ベルト機構の一方側が他方側
に対し揺動開閉されるもの等が用いられている。
【0013】障害検出センサ4は、この貨幣処理機構1
の貨幣のジャム障害等の障害を検出して検出時に障害信
号を出力するものであり、該障害が発生する可能性のあ
る箇所等にそれぞれ設けられている。ここで、この障害
検出センサ4としては、例えば、貨幣を搬送するための
搬送機構の駆動系に貨幣のジャムにより不要な力がかか
った場合に障害信号を出力するセンサ、および貨幣の通
過により光路が遮断される光センサ本体と該光センサ本
体により一の貨幣が検出される時間すなわち一度の光路
遮断の持続時間が所定時間(正常な搬送ではありえない
時間)以上経過した場合に異常と判定して障害信号を出
力する障害判定部とを組み合わせたセンサ等が用いられ
る。そして、障害検出センサ4からの障害信号は障害検
出部本体5に出力されるようになっている。
【0014】機構状態検出センサ6は、貨幣処理機構1
の各機構の状態を検出してその状態に応じた機構状態信
号を出力するもので、例えば、上記した開閉される扉機
構、引き出されるユニット機構および開閉される搬送機
構等に設けられている。機構状態検出センサ6として
は、通常のセット状態(処理を正常に行うことができる
状態)ではない状態、すなわち障害復旧作業のために、
通常閉じられている扉機構が開かれた状態、通常装填状
態にあるユニット機構が引き出された状態、通常閉じら
れている搬送機構が開かれた状態等において、オン信号
が出力されるスイッチ等が用いられる。
【0015】障害検出部本体5は、障害検出センサ4か
ら障害信号が出力された場合、該障害信号により障害箇
所を判断し該障害箇所から障害内容を検出するようにな
っており、障害内容を示す障害内容検出信号を制御部3
に出力するようになっている。ここで、障害箇所と障害
内容との関係はあらかじめ記憶されており、障害箇所が
一つである場合に対する障害内容は勿論、障害箇所が複
数であってもそれぞれの障害箇所の組み合わせに対して
障害内容がそれぞれ記憶されている。なお、後述するよ
うに、この障害内容検出信号に応じて制御部3は対応す
るガイダンス情報を読み出すことになるが、障害箇所を
示す信号を制御部3に出力して各障害箇所に対応してガ
イダンス情報を読み出すようにしてもよい。また、障害
検出センサ4として上記光センサを用いる場合には、障
害検出部本体5により上記異常の判定を行うことも可能
である。なお、これら障害検出センサ4と障害検出部本
体5とが障害検出部を構成している。
【0016】機構状態検出部本体7は、機構状態検出セ
ンサ6から機構状態信号が出力された場合、該機構状態
信号により各機構の状態(例えばどの扉機構が開かれて
いるか、どのユニット機構が引き出されているか等)を
検出するようになっており、状態を示す機構状態検出信
号を制御部3に出力するようになっている。ここで、機
構状態検出部本体7は、機構状態検出センサ6の機構状
態信号の出力の組み合わせ等にそれぞれ応じた機構状態
検出信号を出力するようになっている。なお、これら機
構状態検出センサ6と機構状態検出部本体7とが機構状
態検出部を構成している。
【0017】ガイダンス情報記憶部8には、貨幣処理に
関する通常の操作ガイダンス情報に加えて、障害検出部
本体5によって検出され、各障害内容毎に出力される障
害内容検出信号にそれぞれ対応して、障害からの復旧用
ガイダンス情報が予め記憶されている。さらに、個々の
復旧用ガイダンス情報は、階層情報の群によりそれぞれ
階層的に記憶され、且つ各階層情報は各機構の状態と対
応づけられて記憶されている。
【0018】障害復旧用ガイダンス情報は、一例を示す
と、図2に示すように、各階層情報G1−G7等と各機構
の状態a−g等とを対応させたテーブルとして記憶され
ている。すなわち、このテーブルには、機構が何等変化
していない状態aに「扉開放」という階層情報G1が対
応して記憶され、扉機構が開かれた状態bに対して「搬
送ユニット引出」という階層情報G2が記憶され、同様
に、状態cに対して「第1ユニット開放」という階層情
報G3が、状態dに対して「第1センサチェック」とい
う階層情報G4が、状態eに対して「第2センサチェッ
ク」という階層情報G5が、状態fに対して「第2ユニ
ット開放」という階層情報G6が、状態gに対して「第
3センサチェック」という階層情報G7が、というよう
に対応記憶されている。なお、ガイダンス情報は文言情
報とイラスト情報とからなっている。
【0019】表示部9は、制御部3がガイダンス情報記
憶部8から読み出した通常の貨幣処理の操作ガイダンス
情報や障害復旧用ガイダンス情報を制御部3から出力さ
れる表示信号に基づいて階層毎に表示する。
【0020】画面切替指示キー10は、障害発生時等
に、表示部9に表示されているガイダンス情報を先のス
テップすなわち下層側に進めたいときに係員が押圧して
切替指示信号を制御部3へ出力するキーである。なお、
該画面切替指示キー10は一回の押圧により一回の切替
指示信号を出力するようになっている。
【0021】同期化指示キー11は、障害発生時に上記
画面切替指示キー10によってガイダンス情報を先の階
層情報に進めてしまって、ガイダンス情報の階層情報と
機構の状態とが不一致となってしまった場合に、次にど
のような作業を行えばよいのかわからない時に、係員が
押圧することにより、制御部3に対して同期化指示信号
を出力するものである。なお、これら画面切替指示キー
10および同期化指示キー11が処理機本体外面に設け
られる操作部12を構成している。
【0022】次に、制御部3の制御内容を図3に示すフ
ローチャートを参照して以下にステップ毎に説明する。 〔ステップA1〕通常の貨幣処理を行う。この貨幣処理
の内容は周知の通りである。そして、この貨幣処理中に
例えば所定のタイミング毎にステップA2に進む。 〔ステップA2〕障害が発生したか否かを判定する。こ
の判定は、障害検出センサ4からの障害信号に基づいて
障害検出部本体5が出力した障害内容検出信号を受けた
場合に障害が発生したと判定する。障害が発生した場合
貨幣処理機構1を自動的に停止させるとともにステップ
A3に進み、そうでない場合はステップA1に戻る。
【0023】〔ステップA3〕受けた障害内容検出信号
に対応するガイダンス情報の最上層情報(例えば「扉開
放」という階層情報G1)をガイダンス情報記憶部8よ
り読み出してこれを表示部9に表示させるよう表示信号
を出力する。そして、ステップA4に進む。 〔ステップA4〕画面切替指示があったか否かを画面切
替指示キー10の押圧があったか否かすなわち画面切替
指示キー10から切替指示信号が出力されたか否かによ
り判定し、画面切替指示があった場合にはステップA8
に進み、そうでない場合にはステップA5に進む。
【0024】〔ステップA5〕貨幣処理機構1の機構状
態に変化があったか否かを、機構状態検出センサ6から
の機構状態信号に基づいて機構状態検出部本体7から新
たな機構状態検出信号が出力されたか否かにより判定す
る。すなわち、このステップA5の判断を行う際に、そ
のときの貨幣処理機構1の状態を記憶しておき、この記
憶された状態を基準にして次回のステップA5実行時点
での状態との比較判断を行うことになる。なお、初期に
おいてはいずれの機構状態検出信号も出力されない状態
を基準にすることになる。貨幣処理機構1に状態変化が
あった場合には、ステップA6に進み、そうでない場合
にはステップA7に進む。
【0025】〔ステップA6〕機構状態検出部本体7か
らの機構状態検出信号に対応したガイダンス情報の階層
情報を、上記ガイダンス情報記憶部8から読み出して、
表示部9に表示させる。これにより、障害復旧作業の進
行状況に応じたガイダンス情報の階層情報を表示させる
ことができる。例えば、このとき扉機構が開かれた状態
bであるとすると、これを示す機構状態検出信号が機構
状態検出部本体7から出力され、これに対応した「搬送
ユニット引出」という階層情報G2がイラスト情報とと
もに読み出されて表示されることになる。 〔ステップA7〕障害が除去(復帰)されたか否かを、
障害検出部本体5の障害内容検出信号の出力が停止され
たか否かにより判断する。障害が除去された場合ステッ
プA1に戻り、そうでない場合ステップA4に戻る。
【0026】〔ステップA8〕現在表示されているガイ
ダンス情報の階層情報に対し一段下層の階層情報を、ガ
イダンス情報記憶部8から読み出して表示部9に表示さ
せる。そして、ステップA9に進む。 〔ステップA9〕機構状態とガイダンスの階層情報とを
対応させる同期化の指示があったか否かを、同期化指示
キー11から同期化指示信号の出力があったか否かによ
り判定する。同期化の指示があった場合ステップA6に
進んで、そのときの貨幣処理機構1の状態を示す機構状
態検出部本体7からの機構状態検出信号に応じたガイダ
ンス情報の階層情報をガイダンス情報記憶部8から例え
ば上記テーブルにしたがって読み出し切替えて表示部9
に表示させる。また同期化指示がなかった場合には、ス
テップA10に進む。
【0027】〔ステップA10〕画面切替指示があった
か否かを画面切替指示キー10の押圧があったか否かす
なわち画面切替指示キー10から切替指示信号が出力さ
れたか否かを判定し、画面切替指示があった場合にはス
テップA11に進み、そうでない場合にはステップA1
2に進む。 〔ステップA11〕現在表示されているガイダンス情報
の階層情報に対し一段下層の階層情報をガイダンス情報
記憶部8から読み出して表示部9に表示させる。そし
て、ステップA12に進む。
【0028】〔ステップA12〕障害が除去されたか否
かを、障害検出部本体5の障害内容検出信号の出力が停
止されたか否かにより判断する。障害が除去された場合
ステップA1に戻り、そうでない場合ステップA9に戻
る。なお、制御部3では、機構の状態の順序が逆になっ
た場合には、ガイダンス情報の階層情報も前の情報に変
更するようになっている。すなわち開いた扉機構を何も
せずに閉じてしまった場合(状態bから状態aへの移行
時)には、ガイダンス情報の階層情報もG2からG1に切
替えるのである。また、本実施例においては、上層側に
進める画面切替指示キーを別途設けることも可能であ
る。この場合、ステップA8,ステップA11において
は、下層側へ切替える画面切替指示キーが押圧された場
合に一段下層の階層情報を読み出し、上層側へ切替える
画面切替指示キーが押圧された場合に一段上層の階層情
報を読み出すことになる。
【0029】以上のように、本実施例の障害復帰誘導装
置2によれば、制御部3が、画面切替指示キー10が押
圧された場合該押圧に基づいて表示部9に表示するガイ
ダンス情報の階層情報をガイダンス情報記憶部8から読
み出して切替表示させ、一方、該画面切替指示キー10
が押圧されない場合機構状態検出部本体7からの信号に
基づいて表示部9に表示するガイダンス情報を切替表示
させるとともに、上記のように画面切替指示キー10が
押圧された場合、同期化指示キー11の押圧により、該
押圧時点での各機構の状態に対応するガイダンス情報の
階層情報をガイダンス情報記憶部8から読み出して表示
させることになる。すなわち、制御部3は、機構状態検
出部本体7からの機構状態検出信号により、各機構の状
態に応じたガイダンス情報の階層情報を表示させるとと
もに、係員が画面切替指示キー10を押圧し、各機構の
状態に一致しないガイダンス情報の階層情報を切替表示
させた場合には、同期化指示キー11の押圧により、該
押圧時点での各機構の状態に対応するガイダンス情報の
階層情報をガイダンス情報記憶部8から読み出して表示
部9に表示させることになる。
【0030】したがって、以上の障害復帰誘導装置2に
よれば、貨幣処理機構1の各機構の状態にかかわらずガ
イダンス情報を階層毎に切替え表示させることができる
ものにおいて、画面切替指示キー10の押圧により各機
構の状態とガイダンス情報の階層情報とが一致しなくな
った場合においても、同期化指示キー11を押圧するこ
とにより、各機構の状態に応じたガイダンス情報の階層
情報を表示させることができる。また、画面切替指示キ
ー10が押圧されない状態においては、常に各機構の状
態とガイダンス情報の階層情報とが一致するよう切替表
示されることになる。これにより、ジャム等の障害から
の復旧作業の効率化が図れるとともに、貨幣取引処理機
の運用の効率化が図れる。
【0031】なお、上記実施例に限定されることなく、
例えば、図1に示す同期化指示キー11を廃止し、代り
に図1に二点鎖線で示す計時手段13を制御部3に接続
させ、さらに、制御部3のステップA9を図4に示すよ
うに以下に述べるステップB9に変えることも可能であ
る。なお、この計時手段13は、制御部3からの計時開
始信号により計時を、リセットスタートするとともに計
時時間に応じた信号を制御部3に出力するようになって
おり、制御部3は、画面切替指示キー10が押圧され切
替指示信号が出力される毎に計時開始信号を出力するよ
うになっている。
【0032】〔ステップB9〕所定時間経過したか否か
を計時手段13からの信号により判定し、所定時間経過
した場合には、ステップA6に進んで、そのときの機構
の状態に応じたガイダンス情報の階層情報をガイダンス
情報記憶部8から読み出し切替表示させる。また所定時
間経過していない場合には、ステップA10に進む。
【0033】上記により、ステップA4で画面切替の指
示があった後、ステップA12で障害が除去されたと判
断されるまでの間、ステップA4あるいはステップA1
0により画面切替指示キー10が押圧された後に該画面
切替指示キー10が押圧されない状態が所定時間経過す
ると、ステップA6に進んでその時点での機構状態に応
じたガイダンス情報の階層情報の表示に切替えることに
なる。したがって、画面切替指示キー10によりガイダ
ンス内容を切替えても、所定時間経過すると自動的にそ
の時の機構状態に同期したガイダンス内容に切替わるこ
とになる。これにより、上述した効果に加えて、障害か
らの復旧作業のさらなる効率化が図れ、貨幣取引処理機
の運用のさらなる効率化が図れる。
【0034】なお、上記2つの実施例では、制御部3の
ステップA7、A12において障害が除去された場合に
ステップA1に戻り、あたかも直ちに貨幣処理が行える
かのように説明したが、障害除去から貨幣処理を再開す
るまでにはさらに種々の作業、例えば、図2の一連の作
業の裏返しとなる、開放したユニットの閉鎖、引き出し
たユニットの装填、開放した扉の閉鎖等々のガイダンス
内容(階層情報)を記憶させ、表示させることができる
ものであり、これらの階層情報についても、上述した画
面切替指示キー10、及び同期化指示キー11または計
時手段13の機能を追加し得るものである。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の障害復帰誘導装置によれば、制御部が、機構状態
検出部からの信号により、各機構の状態に応じたガイダ
ンス情報の階層情報を表示させるとともに、係員が画面
切替指示キーを押圧し、ガイダンス情報を各機構の状態
に一致しない階層情報に切替えた場合には、同期化指示
キーの押圧により、該押圧時点での各機構の状態に対応
したガイダンス情報の階層情報を表示部に表示させるこ
とになる。したがって、画面切替指示キーが押圧される
ことにより各機構の状態とガイダンス情報の階層情報と
が一致しなくなった場合においても、同期化指示キーを
押圧することにより各機構の状態に応じたガイダンス情
報の階層情報を表示させることができる。また、画面切
替指示キーが押圧されない状態においては、常に各機構
の状態とガイダンス情報の階層情報とが一致するよう自
動的に切替表示されることになる。よって、障害からの
復旧作業の効率化が図れる。
【0036】本発明の請求項2記載の障害復帰誘導装置
によれば、制御部が、機構状態検出部からの信号によ
り、各機構の状態に応じたガイダンス情報の階層情報を
表示させるとともに、係員が画面切替指示キーを押圧
し、ガイダンス情報を各機構の状態に一致しない階層情
報に切替えた場合には、切替え後所定時間経過後に自動
的にその時点での各機構の状態に対応するガイダンス情
報の階層情報を表示部に表示させることになる。したが
って、上記効果に加えて、同期化指示キーを押圧するこ
となくとも各機構の状態に応じたガイダンス情報の階層
情報を自動的に表示させることができるため、障害から
の復旧作業のさらなる効率化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による障害復帰誘導装置の全
体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例による障害復帰誘導装置のガ
イダンス情報記憶部の記憶内容の一例を示す図である。
【図3】本発明の一実施例による障害復帰誘導装置の制
御部の制御内容の要部を示すフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施例による障害復帰誘導装置の
制御部の制御内容の要部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 貨幣処理機構(処理機本体) 2 障害復帰誘導装置 3 制御部 4 障害検出センサ(障害検出部) 5 障害検出部本体(障害検出部) 6 機構状態検出センサ(機構状態検出部) 7 機構状態検出部本体(機構状態検出部) 8 ガイダンス情報記憶部 10 画面切替指示キー 11 同期化指示キー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理機本体に障害が発生した場合、その
    障害内容を検出する障害検出部と、 処理機本体を構成する各機構の状態を検出する機構状態
    検出部と、 前記障害検出部により検出される障害内容にそれぞれ対
    応した復旧用のガイダンス情報が記憶されるとともに、
    該ガイダンス情報がそれぞれ階層情報の群により階層的
    に記憶され、且つ各階層情報が各機構の状態と対応づけ
    られて記憶されたガイダンス情報記憶部と、 ガイダンス情報を表示可能な表示部と、 該表示部に表示されるガイダンス情報の階層情報を、各
    機構の状態に関わらず、次位の階層情報に切り替えるよ
    うに指示する画面切替指示キーと、 前記表示部に表示されるガイダンス情報の階層情報を、
    各機構の状態に対応した階層情報に一致させるべく切り
    替えるように指示する同期化指示キーと、 処理機本体に障害が発生した場合、前記障害検出部によ
    り検出される障害内容にそれぞれ対応した復旧用のガイ
    ダンス情報の内の第1番目の階層情報を前記ガイダンス
    情報記憶部から読み出して前記表示部に表示させるとと
    もに、前記画面切替指示キーが一度も操作されない場合
    または前記同期化指示キーが操作された場合、各機構の
    状態に対応した階層情報を前記ガイダンス情報記憶部か
    ら読み出して前記表示部に表示させる一方、前記画面切
    替指示キーが操作された場合には、各機構の状態に関わ
    らず、次位以下の階層情報を前記ガイダンス情報記憶部
    から読み出して順次前記表示部に表示させる制御部とを
    有することを特徴とする障害復帰誘導装置。
  2. 【請求項2】 処理機本体に障害が発生した場合、その
    障害内容を検出する障害検出部と、 処理機本体を構成する各機構の状態を検出する機構状態
    検出部と、 前記障害検出部により検出される障害内容にそれぞれ対
    応した復旧用のガイダンス情報が記憶されるとともに、
    該ガイダンス情報がそれぞれ階層情報の群により階層的
    に記憶され、且つ各階層情報が各機構の状態と対応づけ
    られて記憶されたガイダンス情報記憶部と、 ガイダンス情報を表示可能な表示部と、 該表示部に表示されるガイダンス情報の階層情報を、各
    機構の状態に関わらず、次位の階層情報に切り替えるよ
    うに指示する画面切替指示キーと、 該画面切替指示キーが操作されることによって前記表示
    部に表示されるガイダンス情報の階層情報が次位の階層
    情報に切り替えられてからの時間を計測し、所定時間経
    過後に、前記表示部に表示されるガイダンス情報の階層
    情報を、各機構の状態に対応した階層情報に一致させる
    べく切り替えるように指示する計時手段と、 処理機本体に障害が発生した場合、前記障害検出部によ
    り検出される障害内容にそれぞれ対応した復旧用のガイ
    ダンス情報の内の第1番目の階層情報を前記ガイダンス
    情報記憶部から読み出して前記表示部に表示させるとと
    もに、前記画面切替指示キーが一度も操作されない場合
    または前記計時手段が所定時間経過したことを検出した
    場合、各機構の状態に対応した階層情報を前記ガイダン
    ス情報記憶部から読み出して前記表示部に表示させる一
    方、前記画面切替指示キーが操作された場合には、各機
    構の状態に関わらず、次位以下の階層情報を前記ガイダ
    ンス情報記憶部から読み出して順次前記表示部に表示さ
    せる制御部とを有することを特徴とする障害復帰誘導装
    置。
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