JP2755888B2 - 橋 台 - Google Patents

橋 台

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JP2755888B2
JP2755888B2 JP12274593A JP12274593A JP2755888B2 JP 2755888 B2 JP2755888 B2 JP 2755888B2 JP 12274593 A JP12274593 A JP 12274593A JP 12274593 A JP12274593 A JP 12274593A JP 2755888 B2 JP2755888 B2 JP 2755888B2
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陸日出 渡辺
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、河川における護岸また
は道路における擁壁を兼ねた、主として橋長の比較的短
かい橋に適する橋台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、橋長の短かい(20m以下)
橋の橋台を築造する場合は、図5に示されるように、築
造する橋台の基礎として、基礎杭1を打設し、外周
部にシートパイル(矢板)2を打設し、シートパイル
2内の土を水面3よりかなり低い位置まで掘削し、補
強筋を配筋し、型枠を組立て、コンクリートを打設
して橋台4を成形し、型枠をばらし、シートパイル
2を抜取り、埋戻しを行う等の工程を実施して、橋台
施工作業を完了させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、上
述した如く基礎杭1の打設から始まり数多くの工程を経
て作業を完了するため、例えばシートパイル2の打設、
シートパイル2内の掘削、シートパイル2の抜取り等を
必要とするため工期が長くかかり、かつ橋台自体の占有
面積および施工面積が多くなるという問題がある。
【0004】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、作業工数および占有面積等が少なくて済む橋台を
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、角型中空プレキャストコンクリート柱体を連壁状に
打設して形成した橋台基礎部と、この橋台基礎部の頭部
に一体化したコンクリート製橋台本体とを具備した構成
の橋台である。
【0006】請求項2に記載の発明は、頭部に埋込鉄板
を一体的に設けてなる角型中空プレキャストコンクリー
ト柱体を連壁状に打設して形成した橋台基礎部と、前記
柱体の頭部内および前記埋込鉄板に配設した補強筋と、
この補強筋の外側に組立てられた型枠内にコンクリート
を打設して前記橋台基礎部の頭部に一体化した橋台本体
とを具備した構成の橋台である。
【0007】請求項3に記載の発明は、角型中空プレキ
ャストコンクリート柱体を連壁状に打設して形成した第
1の橋台基礎部と、この第1の橋台基礎部と平行配列で
プレキャストコンクリート柱体を打設して形成した第2
の橋台基礎部と、前記第1の橋台基礎部および第2の橋
台基礎部の頭部に一体化したコンクリート製橋台本体と
を具備した構成の橋台である。
【0008】
【作用】請求項1に記載の発明は、角型中空プレキャス
トコンクリート柱体を連壁状に打設して橋台基礎部を形
成し、この橋台基礎部の頭部にコンクリート製橋台本体
を一体的に設ける。
【0009】請求項2に記載の発明は、角型中空プレキ
ャストコンクリート柱体を連壁状に打設して橋台基礎部
を形成し、前記柱体の頭部内および埋込鉄板に補強筋を
配設し、この補強筋の外側に型枠を組立て、この型枠内
にコンクリートを打設して橋台基礎部の頭部に橋台本体
を一体化する。
【0010】請求項3に記載の発明は、角型中空プレキ
ャストコンクリート柱体を連壁状に打設して第1の橋台
基礎部を形成し、この第1の橋台基礎部と平行配列でプ
レキャストコンクリート柱体を打設して第2の橋台基礎
部を形成し、この第1および第2の橋台基礎部の頭部に
コンクリート製橋台本体を一体化する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3を参
照して、また他の実施例を図4を参照して説明する。
【0012】図1は橋台が完成したものを示し、河川の
両岸にてそれぞれ角型中空プレキャストコンクリート柱
体を連壁状に打設して橋台基礎部11を形成し、この橋台
基礎部11の頭部に水面12より上側にてコンクリート製橋
台本体13を一体化して橋台を構成する。この両岸に施工
された橋台本体13の間に橋梁14を架設し、路面舗装15を
施す。
【0013】図2に示されるように、橋台基礎部11は、
多数の角型中空プレキャストコンクリート柱体(以下P
C柱体という)11a を連壁状に打設して形成する。各P
C柱体11a は、頭部の左右側平面部に埋込鉄板21が裏面
に突出されたアンカー筋22により一体的に設けられた角
型遠心力コンクリート製品である。各PC柱体11a の隣
接面には縦方向の凹溝23が設けられ、密着された隣接面
の相互に対向する凹溝23に止水グラウト24が充填され、
連続壁体が構成されている。
【0014】図3は各PC柱体11a と橋台本体13とのフ
ーチング部を拡大して示したもので、橋台築造予定地
に、前記埋込鉄板21を頭部に設けた多数のPC柱体11a
を連続的に打設し、該PC柱体11a 間に前記止水グラウ
トを施して連壁を形成する。その後、各PC柱体11a の
中空部に中詰めコンクリート落下防止蓋31を挿入し、各
PC柱体11a の頭部内および埋込鉄板21に補強筋(フー
チング用鉄筋)32を配筋し、埋込鉄板21に補強筋32を現
場溶接する。33がその溶接部である。この補強筋32の外
側に型枠34を組立て、この型枠34内にコンクリート13a
を打設し、養生硬化後に型枠34を解体する。このように
して、各PC柱体11a の頭部と橋台本体コンクリートと
を一体化して橋台を完成させた後、埋戻し作業を行う。
【0015】この橋台は、工程を短縮できるので工費が
安くなるとともに従来の1/5程度の短期間で急速施工
が行える。また、従来のシートパイルにより施工スペー
スを確保する必要がないので余分な施工スペースを必要
としないとともに、PC柱体11a による連壁断面積は多
くの占有スペースを必要としない。この橋台は橋長が2
0m以内の場合に特に有効である。
【0016】次に、本発明の他の実施例を図4を参照し
て詳細に説明する。すなわち、図4(A)(B)に示さ
れるように、水際に角型中空プレキャストコンクリート
柱体41a を連壁状に打設して第1の橋台基礎部41を形成
し、また水際から離れた場所に第1の橋台基礎部41に平
行配列で丸型中空プレキャストコンクリート柱体42aを
一定間隔ごとに打設して第2の橋台基礎部42を形成し、
これらの第1の橋台基礎部41および第2の橋台基礎部42
の頭部に水面12より上側にてコンクリート製橋台本体13
を一体化する。
【0017】前記橋台本体13は、図3に示されるように
現場打ちで形成してもよいが、プレキャスト部材を一体
化施工してもよい。さらに、第2の橋台基礎部42は丸型
柱体42a に限定されるものではなく、角型中空プレキャ
ストコンクリート柱体41a を一定間隔ごとにまたは連続
的に打設して形成してもよい。
【0018】このように、河川片岸に2列の橋台基礎部
41,42を構成して橋台本体13を支持しているから、図4
(A)に2点鎖線で示される1列の橋台基礎部11を構成
した場合の小さな許容モーメントmより大きな許容モー
メントMが得られ、橋台の剛性が大きくなり、長大スパ
ンの橋長に対応できる。
【0019】なお、前記実施例では、河川における護岸
を兼ねた橋台を示したが、本発明は河川に用途を限定さ
れるものではなく、道路における立体交差や高架橋等に
おいて擁壁を兼ねた橋台として使用してもよい。また、
本発明は、橋長の比較的短かい橋に適するが、そのよう
な橋長に限定されるものでもなく、例えば図4に示され
るような複数列橋台基礎部にすれば長大スパンにも対応
できる。
【0020】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、角型中
空プレキャストコンクリート柱体を連壁状に打設して橋
台基礎部を形成したから、従来のシートパイルに関連す
る各作業を行う必要がないとともに現場打ちコンクリー
ト量や埋戻し量も少なくて済むため、作業工程を短縮で
き急速施工ができるとともに工費を安くすることができ
る。また、前記プレキャストコンクリート柱体による橋
台基礎部は、余分なスペースを取らずに施工でき占有面
積および施工面積が少なくて済む利点もある。
【0021】請求項2に記載の発明によれば、角型中空
プレキャストコンクリート柱体の頭部に設けられた埋込
鉄板を利用して補強筋を一体化しコンクリートを打設す
るから、前記柱体の頭部に後から橋台本体を確実に一体
化施工できる。
【0022】請求項3に記載の発明によれば、平行配列
の第1および第2の橋台基礎部によりコンクリート製橋
台本体を支持しているから、橋台の剛性を大きくするこ
とができ、長大スパンの橋長に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の橋台の一実施例を示す断面図である。
【図2】同上橋台のPC柱体による連壁を示す平面図で
ある。
【図3】同上橋台における橋台本体の施工例を示す断面
図である。
【図4】Aは同上橋台における橋台基礎部の他の実施例
を示す説明図、Bはその橋台基礎部の平面図である。
【図5】従来の橋台の施工例を示す断面図である。
【符号の説明】
11 橋台基礎部 11a 角型中空プレキャストコンクリート柱体 13 橋台本体 13a コンクリート 21 埋込鉄板 32 補強筋 34 型枠 41 第1の橋台基礎部 41a 角型中空プレキャストコンクリート柱体 42 第2の橋台基礎部 42a プレキャストコンクリート柱体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−190504(JP,A) 実開 昭60−159009(JP,U) 特公 昭46−33633(JP,B1) 特公 平1−41768(JP,B2) 実公 昭36−24097(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01D 19/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角型中空プレキャストコンクリート柱体
    を連壁状に打設して形成した橋台基礎部と、 この橋台基礎部の頭部に一体化したコンクリート製橋台
    本体とを具備したことを特徴とする橋台。
  2. 【請求項2】 頭部に埋込鉄板を一体的に設けてなる角
    型中空プレキャストコンクリート柱体を連壁状に打設し
    て形成した橋台基礎部と、 前記柱体の頭部内および前記埋込鉄板に配設した補強筋
    と、 この補強筋の外側に組立てられた型枠内にコンクリート
    を打設して前記橋台基礎部の頭部に一体化した橋台本体
    とを具備したことを特徴とする橋台。
  3. 【請求項3】 角型中空プレキャストコンクリート柱体
    を連壁状に打設して形成した第1の橋台基礎部と、 この第1の橋台基礎部と平行配列でプレキャストコンク
    リート柱体を打設して形成した第2の橋台基礎部と、 前記第1の橋台基礎部および第2の橋台基礎部の頭部に
    一体化したコンクリート製橋台本体とを具備したことを
    特徴とする橋台。
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