JP2744523B2 - クレーンのクライミング方法およびそれに使用する基礎ベース - Google Patents
クレーンのクライミング方法およびそれに使用する基礎ベースInfo
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- JP2744523B2 JP2744523B2 JP31939490A JP31939490A JP2744523B2 JP 2744523 B2 JP2744523 B2 JP 2744523B2 JP 31939490 A JP31939490 A JP 31939490A JP 31939490 A JP31939490 A JP 31939490A JP 2744523 B2 JP2744523 B2 JP 2744523B2
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、クレーンのクライミング方法およびそれに
使用する基礎ベースに関する。
使用する基礎ベースに関する。
<従来の技術> クレーンのクライミング方法としては、従来、次のよ
うなものが知れられている。
うなものが知れられている。
A.第1従来例 いわゆるロープクライミングと称される方法であり、
上端にクライミングブロックを取り付けたマストを、フ
ロアーに固定された基礎ベースにクレーン本体を通して
取り付け固定し、クレーン本体に備えられている吊り下
げ用ワイヤーを利用してクレーン本体をマストに沿って
クライミングし、所定量クライミングした後にクライミ
ングブロックを外すとともに、新たなマストの上端にク
ライミングブロックを取り付け、そのマストの下端を先
のマストの上端に連結し、前述の場合と同様にしてクレ
ーン本体をクライミングしていた。
上端にクライミングブロックを取り付けたマストを、フ
ロアーに固定された基礎ベースにクレーン本体を通して
取り付け固定し、クレーン本体に備えられている吊り下
げ用ワイヤーを利用してクレーン本体をマストに沿って
クライミングし、所定量クライミングした後にクライミ
ングブロックを外すとともに、新たなマストの上端にク
ライミングブロックを取り付け、そのマストの下端を先
のマストの上端に連結し、前述の場合と同様にしてクレ
ーン本体をクライミングしていた。
B.第2従来例 いわゆるフロアークライミングと称される方法であ
り、下階のフロアーに取り付け固定した基礎ベース上
に、数階程度にわたる所定長さのマストを立設するとと
もに、そのマストにクレーン本体を設け、基礎ベースを
設けたフロアーよりも所定階上のフロアーにジャッキ支
持ベースを取り付け固定し、ジャッキ支持ベースと基礎
ベースとの間に油圧ジャッキを取り付け、基礎ベースを
フロアーから固定解除し、ジャッキ支持ベースを反力に
して基礎ベースをマストおよびクレーン本体とともにク
ライミングし、所定階分クライミングした後に、基礎ベ
ースを、前よりも所定階上のフロアーに取り付け固定し
てクライミングしていた。
り、下階のフロアーに取り付け固定した基礎ベース上
に、数階程度にわたる所定長さのマストを立設するとと
もに、そのマストにクレーン本体を設け、基礎ベースを
設けたフロアーよりも所定階上のフロアーにジャッキ支
持ベースを取り付け固定し、ジャッキ支持ベースと基礎
ベースとの間に油圧ジャッキを取り付け、基礎ベースを
フロアーから固定解除し、ジャッキ支持ベースを反力に
して基礎ベースをマストおよびクレーン本体とともにク
ライミングし、所定階分クライミングした後に、基礎ベ
ースを、前よりも所定階上のフロアーに取り付け固定し
てクライミングしていた。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、上述のような第1および第2従来例で
は、それぞれ次のような欠点があった。
は、それぞれ次のような欠点があった。
a.第1従来例の欠点 クレーン本体の吊り下げ用ワイヤーを利用するため
に、油圧ジャッキを使用せずに済み、全体として簡単な
構成でクライミングできる利点があるが、多数階にわた
ってマストが延長され、クレーンによる工事が済んだ下
方の多数のフロアーをマストが貫通し、そのようなマス
トが貫通したマスト開口部、いわゆるダメ開口部がある
ために、そのフロアーに対する仕上げ工事を早期に行う
ことができず、工期および工費が増大する欠点があっ
た。
に、油圧ジャッキを使用せずに済み、全体として簡単な
構成でクライミングできる利点があるが、多数階にわた
ってマストが延長され、クレーンによる工事が済んだ下
方の多数のフロアーをマストが貫通し、そのようなマス
トが貫通したマスト開口部、いわゆるダメ開口部がある
ために、そのフロアーに対する仕上げ工事を早期に行う
ことができず、工期および工費が増大する欠点があっ
た。
b.第2従来例の欠点 使用するマストの本数を少なくでき、また、そのため
に工事終了後のクレーンの解体を容易に行うことがで
き、かつ、下階のフロアーに対する仕上げ工事を早期に
行うことができる利点を有しているが、クライミングの
ために、油圧ジャッキなどの大掛かりな装置が必要で、
機材使用費が高価になる欠点があった。
に工事終了後のクレーンの解体を容易に行うことがで
き、かつ、下階のフロアーに対する仕上げ工事を早期に
行うことができる利点を有しているが、クライミングの
ために、油圧ジャッキなどの大掛かりな装置が必要で、
機材使用費が高価になる欠点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、請求項第(1)項に係る発明のクレーンのクライ
ミング方法は、クライミングブロックを取り付けること
により、クレーンに備えられている吊り下げ用ワイヤー
を利用してクレーン本体をマストに沿ってクライミング
する、いわゆるロープクライミングのみならず、クレー
ン本体を上階のフロアーに固定して吊り下げ用ワイヤー
により下階のマストを撤去する、いわゆるフロアークラ
イミングと併用できるようにして、簡単な構成でありな
がら、施工性を向上できるようにすることを目的とし、
そして、請求項第(2)項に係る発明の基礎ベースは、
上記クレーンのクライミング方法を実施する上で、ロー
プクライミングとフロアークライミングとの切換えを容
易に行うことができるものを提供することを目的とす
る。
って、請求項第(1)項に係る発明のクレーンのクライ
ミング方法は、クライミングブロックを取り付けること
により、クレーンに備えられている吊り下げ用ワイヤー
を利用してクレーン本体をマストに沿ってクライミング
する、いわゆるロープクライミングのみならず、クレー
ン本体を上階のフロアーに固定して吊り下げ用ワイヤー
により下階のマストを撤去する、いわゆるフロアークラ
イミングと併用できるようにして、簡単な構成でありな
がら、施工性を向上できるようにすることを目的とし、
そして、請求項第(2)項に係る発明の基礎ベースは、
上記クレーンのクライミング方法を実施する上で、ロー
プクライミングとフロアークライミングとの切換えを容
易に行うことができるものを提供することを目的とす
る。
<発明が解決しようとする課題> 請求項第(1)項に係る発明のクレーンのクライミン
グ方法は、上述のような目的を達成するために、初期用
基礎ベースにクレーン本体を取り付けるとともに、その
クレーン本体を貫通して、上端にクライミングブロック
を取り付けたマストの下端部を初期用基礎ベースに固定
し、次いで、クレーン本体の吊り下げ用ワイヤーの端部
を、クライミングブロックを介してクレーン本体に連結
し、クレーン本体を初期用基礎ベースから分離してか
ら、吊り下げ用ワイヤーの巻き上げによりクライミング
ブロックを反力にしてクレーン本体を上昇し、それらを
繰り返して所定階クライミングした後、クレーン本体に
近いフロアーに、中央にマスト径よりも大径のマスト挿
通口を備えたフロアークライミング用基礎ベースを取り
付け固定し、クレーン本体を下降してフロアークライミ
ング用基礎ベースに保持し、しかる後、吊り下げ用ワイ
ヤーを最上部のマストに連結するとともにその最上部の
マストをそれより下方のマストから分離し、吊り下げ用
ワイヤーの巻き上げにより、マスト挿通口を通して撤去
し、そのマスト撤去工程を繰り返し、初期用基礎ベース
から分離して最下部のマストを撤去した後に、初期用基
礎ベースをフロアーから分離して撤去するとともに、フ
ロアークライミング用基礎ベースに、マスト挿通口を閉
塞する補助ベース材を取り付け、次いで、上端にクライ
ミングブロックを取り付けたマストを補助ベース材上に
吊り込んでフロアークライミング用基礎ベースに取り付
け固定し、吊り下げ用ワイヤーの巻き上げによりクライ
ミングブロックを反力にしてクレーン本体を上昇するこ
とを特徴としている。
グ方法は、上述のような目的を達成するために、初期用
基礎ベースにクレーン本体を取り付けるとともに、その
クレーン本体を貫通して、上端にクライミングブロック
を取り付けたマストの下端部を初期用基礎ベースに固定
し、次いで、クレーン本体の吊り下げ用ワイヤーの端部
を、クライミングブロックを介してクレーン本体に連結
し、クレーン本体を初期用基礎ベースから分離してか
ら、吊り下げ用ワイヤーの巻き上げによりクライミング
ブロックを反力にしてクレーン本体を上昇し、それらを
繰り返して所定階クライミングした後、クレーン本体に
近いフロアーに、中央にマスト径よりも大径のマスト挿
通口を備えたフロアークライミング用基礎ベースを取り
付け固定し、クレーン本体を下降してフロアークライミ
ング用基礎ベースに保持し、しかる後、吊り下げ用ワイ
ヤーを最上部のマストに連結するとともにその最上部の
マストをそれより下方のマストから分離し、吊り下げ用
ワイヤーの巻き上げにより、マスト挿通口を通して撤去
し、そのマスト撤去工程を繰り返し、初期用基礎ベース
から分離して最下部のマストを撤去した後に、初期用基
礎ベースをフロアーから分離して撤去するとともに、フ
ロアークライミング用基礎ベースに、マスト挿通口を閉
塞する補助ベース材を取り付け、次いで、上端にクライ
ミングブロックを取り付けたマストを補助ベース材上に
吊り込んでフロアークライミング用基礎ベースに取り付
け固定し、吊り下げ用ワイヤーの巻き上げによりクライ
ミングブロックを反力にしてクレーン本体を上昇するこ
とを特徴としている。
また、請求項第(2)項に係る発明の基礎ベースは、
上記請求項第(1)項のクレーンのクライミング方法に
使用するもので、前述目的を達成するために、マストを
挿通するマスト挿通口を有するフロアークライミング用
基礎ベースと、そのフロアークライミング用基礎ベース
に取り付けてマスト挿通口を閉塞するとともにマストの
下端部を載置支持する補助ベース材とから成り、フロア
ークライミング用基礎ベースを、マスト挿通口を分割面
に含んで分割可能で、かつ、マストに水平方向に外嵌挿
脱可能な分割ベース材の複数個で構成するとともに、分
割ベース材それぞれに、フロアーへの固定部と、補助ベ
ース材の取り付け部とを備えて構成する。
上記請求項第(1)項のクレーンのクライミング方法に
使用するもので、前述目的を達成するために、マストを
挿通するマスト挿通口を有するフロアークライミング用
基礎ベースと、そのフロアークライミング用基礎ベース
に取り付けてマスト挿通口を閉塞するとともにマストの
下端部を載置支持する補助ベース材とから成り、フロア
ークライミング用基礎ベースを、マスト挿通口を分割面
に含んで分割可能で、かつ、マストに水平方向に外嵌挿
脱可能な分割ベース材の複数個で構成するとともに、分
割ベース材それぞれに、フロアーへの固定部と、補助ベ
ース材の取り付け部とを備えて構成する。
<作用> 請求項第(1)項に係る発明のクレーンのクライミン
グ方法の構成によれば、所定階分の工事を、クライミン
グブロックを用いてのロープクライミングによりクレー
ン本体をクライミングした後、フロアークライミング用
基礎ベースをフロアーに取り付け固定し、そのフロアー
クライミング用基礎ベースのマスト挿通口を通じて、吊
り下げ用ワイヤーの巻き上げによって下階のマストを撤
去するとともに、初期用基礎ベースを撤去してフロアー
クライミングを行い、これらのロープクライミングとフ
ロアークライミングとの繰り返しによってクレーンをク
ライミングしていくことができる。
グ方法の構成によれば、所定階分の工事を、クライミン
グブロックを用いてのロープクライミングによりクレー
ン本体をクライミングした後、フロアークライミング用
基礎ベースをフロアーに取り付け固定し、そのフロアー
クライミング用基礎ベースのマスト挿通口を通じて、吊
り下げ用ワイヤーの巻き上げによって下階のマストを撤
去するとともに、初期用基礎ベースを撤去してフロアー
クライミングを行い、これらのロープクライミングとフ
ロアークライミングとの繰り返しによってクレーンをク
ライミングしていくことができる。
請求項第(2)項に係る発明の基礎ベースの構成によ
れば、ロープクライミングを行った後のマストに対し、
所定階で水平方向に分割ベース材を外嵌して挿入し、分
割ベース材それぞれをマスト挿通口を形成する状態でフ
ロアーに固定してフロアークライミング用基礎ベースを
設け、フロアークライミングを行う状態に切換え、しか
る後に、フロアークライミング用基礎ベースに補助ベー
ス材を取り付けてマスト挿通口を閉塞するとともにマス
トの下端部を載置支持し、ロープクライミングを行う状
態に切換えることができる。
れば、ロープクライミングを行った後のマストに対し、
所定階で水平方向に分割ベース材を外嵌して挿入し、分
割ベース材それぞれをマスト挿通口を形成する状態でフ
ロアーに固定してフロアークライミング用基礎ベースを
設け、フロアークライミングを行う状態に切換え、しか
る後に、フロアークライミング用基礎ベースに補助ベー
ス材を取り付けてマスト挿通口を閉塞するとともにマス
トの下端部を載置支持し、ロープクライミングを行う状
態に切換えることができる。
<実施例> 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
クレーンのクライミング方法につき、第1図に基づい
て順に説明する。
て順に説明する。
建物を構築しようとする地上とか3階フロアーF3の所
定箇所に初期用基礎ベース1を固定し、その初期用基礎
ベース1にクレーン本体2を保持させ、そのクレーン本
体2の旋回台3の支持部分を貫通して、上端にクライミ
ングブロック4を取り付けたマスト5の下端部を初期用
基礎ベース1に固定し、次いで、クレーン本体2の吊り
下げ用ワイヤー6の端部を、クライミングブロック4を
介してクレーン本体2に連結し、クレーン本体2を初期
用基礎ベース1から分離してから、吊り下げ用ワイヤー
6の巻き上げによりクライミングブロック4を反力にし
てクレーン本体2を上昇し、例えば、2階分上昇した箇
所でマスト5にクレーン本体2を支持させて、4階フロ
アーF4および5階フロアーF5を構築する。
定箇所に初期用基礎ベース1を固定し、その初期用基礎
ベース1にクレーン本体2を保持させ、そのクレーン本
体2の旋回台3の支持部分を貫通して、上端にクライミ
ングブロック4を取り付けたマスト5の下端部を初期用
基礎ベース1に固定し、次いで、クレーン本体2の吊り
下げ用ワイヤー6の端部を、クライミングブロック4を
介してクレーン本体2に連結し、クレーン本体2を初期
用基礎ベース1から分離してから、吊り下げ用ワイヤー
6の巻き上げによりクライミングブロック4を反力にし
てクレーン本体2を上昇し、例えば、2階分上昇した箇
所でマスト5にクレーン本体2を支持させて、4階フロ
アーF4および5階フロアーF5を構築する。
このような工程を繰り返して適宜クレーン本体2をク
ライミングし、順次6階フロアーF6、7階フロアーF7お
よび屋上フロアーRFを構築する[第1図の(a)参
照]。
ライミングし、順次6階フロアーF6、7階フロアーF7お
よび屋上フロアーRFを構築する[第1図の(a)参
照]。
上述のようにして所定階クライミングした後、第1図
の(a)に示すように、屋上フロアーRFに、中央にマス
ト5の径よりも大径のマスト挿通口7を備えたフロアー
クライミング用基礎ベース8を取り付け固定する。
の(a)に示すように、屋上フロアーRFに、中央にマス
ト5の径よりも大径のマスト挿通口7を備えたフロアー
クライミング用基礎ベース8を取り付け固定する。
次いで、第1図の(b)および(c)に示すように、
クライミングブロック4を利用し、吊り下げ用ワイヤー
6で引っ張り支持力を与えながら徐々に緩めてクレーン
本体2を下降し、そのクレーン本体2をフロアークライ
ミング用基礎ベース8に取り付け固定して保持する。
クライミングブロック4を利用し、吊り下げ用ワイヤー
6で引っ張り支持力を与えながら徐々に緩めてクレーン
本体2を下降し、そのクレーン本体2をフロアークライ
ミング用基礎ベース8に取り付け固定して保持する。
その後、第1図の(d)に示すように、吊り下げ用ワ
イヤー6を最上部のマスト5に連結するとともに、最上
部のマスト5をそれより下方のマスト5から分離し、吊
り下げ用ワイヤー6を巻き上げることにより、クライミ
ングブロック4とともに所望箇所に搬送して撤去する。
イヤー6を最上部のマスト5に連結するとともに、最上
部のマスト5をそれより下方のマスト5から分離し、吊
り下げ用ワイヤー6を巻き上げることにより、クライミ
ングブロック4とともに所望箇所に搬送して撤去する。
しかる後、残った最上部のマスト5の上端にマスト取
り外し用治具9を取り付け、そのマスト取り外し用治具
9に吊り下げ用ワイヤー6を連結するとともに、最上部
のマスト5をそれより下方のマスト5から分離し、吊り
下げ用ワイヤー6を巻き上げることにより、マスト挿通
口7を通してクレーン本体2上に引き上げるとともに所
望箇所に搬送して撤去する。このマスト撤去工程を繰り
返し、第1図の(e)に示すように、最下部のマスト5
の上端にマスト取り外し用治具9を取り付け、そのマス
ト取り外し用治具9に吊り下げ用ワイヤー6を連結する
とともに、初期用基礎ベース1から分離し、吊り下げ用
ワイヤー6を巻き上げることにより、マスト挿通口7を
通してクレーン本体2上に引き上げるとともに所望箇所
に搬送して撤去する。その後に、初期用基礎ベース1を
フロアーF3から分離して撤去する。
り外し用治具9を取り付け、そのマスト取り外し用治具
9に吊り下げ用ワイヤー6を連結するとともに、最上部
のマスト5をそれより下方のマスト5から分離し、吊り
下げ用ワイヤー6を巻き上げることにより、マスト挿通
口7を通してクレーン本体2上に引き上げるとともに所
望箇所に搬送して撤去する。このマスト撤去工程を繰り
返し、第1図の(e)に示すように、最下部のマスト5
の上端にマスト取り外し用治具9を取り付け、そのマス
ト取り外し用治具9に吊り下げ用ワイヤー6を連結する
とともに、初期用基礎ベース1から分離し、吊り下げ用
ワイヤー6を巻き上げることにより、マスト挿通口7を
通してクレーン本体2上に引き上げるとともに所望箇所
に搬送して撤去する。その後に、初期用基礎ベース1を
フロアーF3から分離して撤去する。
しかる後、第1図の(f)に示すように、フロアーク
ライミング用基礎ベース8に補助ベース材10を取り付
け、マスト挿通口7を閉塞する。
ライミング用基礎ベース8に補助ベース材10を取り付
け、マスト挿通口7を閉塞する。
次いで、第1図の(g)に示すように、上端にクライ
ミングブロック4を取り付けたマスト5を補助ベース材
10上に吊り込んでフロアークライミング用基礎ベース8
に取り付け固定する。
ミングブロック4を取り付けたマスト5を補助ベース材
10上に吊り込んでフロアークライミング用基礎ベース8
に取り付け固定する。
その後、第1図の(h)に示すように、吊り下げ用ワ
イヤー6の端部を、クライミングブロック4を介してク
レーン本体2に連結し、吊り下げ用ワイヤー6の巻き上
げによりクライミングブロック4を反力にしてクレーン
本体2をクライミングする。
イヤー6の端部を、クライミングブロック4を介してク
レーン本体2に連結し、吊り下げ用ワイヤー6の巻き上
げによりクライミングブロック4を反力にしてクレーン
本体2をクライミングする。
次いで、マスト5の上端からクライミングブロック4
を分離した後、第1図の(i)に示すように、別のマス
ト5の上端にクライミングブロック4を取り付けてか
ら、先のマスト5上に吊り込んで連結し、その後に、前
述の場合と同様にして吊り下げ用ワイヤー6の端部をク
レーン本体2に連結し、クレーン本体2をクライミング
する。
を分離した後、第1図の(i)に示すように、別のマス
ト5の上端にクライミングブロック4を取り付けてか
ら、先のマスト5上に吊り込んで連結し、その後に、前
述の場合と同様にして吊り下げ用ワイヤー6の端部をク
レーン本体2に連結し、クレーン本体2をクライミング
する。
以上のようにして、ロープクライミングとフロアーク
ライミングとの併用により、クレーン本体2をクライミ
ングして建物を建築していくのである。
ライミングとの併用により、クレーン本体2をクライミ
ングして建物を建築していくのである。
次に、上記クレーンのクライミング方法の実施に用い
たクライミングブロック4、および、フロアークライミ
ング用基礎ベース8と補助ベース材10から成る基礎ベー
スについて説明する。
たクライミングブロック4、および、フロアークライミ
ング用基礎ベース8と補助ベース材10から成る基礎ベー
スについて説明する。
クライミングブロック4は、第2図の一部省略一部切
欠側面図に示すように、クライミングブロック本体11の
上端に一対のトップシーブ12,12を設けるとともに、下
部に、マスト5への取り付け用フランジ13を一体連接
し、前記トップシーブ12,12に、迂回用シーブ14と連結
用フック15とを付設したクライミング用ロープ16を巻回
して構成されている。
欠側面図に示すように、クライミングブロック本体11の
上端に一対のトップシーブ12,12を設けるとともに、下
部に、マスト5への取り付け用フランジ13を一体連接
し、前記トップシーブ12,12に、迂回用シーブ14と連結
用フック15とを付設したクライミング用ロープ16を巻回
して構成されている。
この構成により、マスト5の上端にクライミングブロ
ック4を取り付けた後、クレーン本体2の旋回台3の支
持部分のガイドフレーム17に、ロープ連結部材18が上下
方向に変位可能に設けられるとともに前記迂回用シーブ
14が取り付けられ、クライミング用ロープ16が、トップ
シーブ12,12および迂回用シーブ14に巻回され、そのク
ライミング用ロープ16の一端側がロープ連結部材18に連
結されるとともに、他端側に吊り下げ用ワイヤー6のフ
ックが連結され、その状態で吊り下げ用ワイヤー6を巻
き上げることにより、マスト5およびクライミングブロ
ック4を反力点にして、ガイドフレーム17をクレーン本
体2とともに上昇できる。
ック4を取り付けた後、クレーン本体2の旋回台3の支
持部分のガイドフレーム17に、ロープ連結部材18が上下
方向に変位可能に設けられるとともに前記迂回用シーブ
14が取り付けられ、クライミング用ロープ16が、トップ
シーブ12,12および迂回用シーブ14に巻回され、そのク
ライミング用ロープ16の一端側がロープ連結部材18に連
結されるとともに、他端側に吊り下げ用ワイヤー6のフ
ックが連結され、その状態で吊り下げ用ワイヤー6を巻
き上げることにより、マスト5およびクライミングブロ
ック4を反力点にして、ガイドフレーム17をクレーン本
体2とともに上昇できる。
ガイドフレーム17には、マスト5の外周面に食い込み
により圧接してガイドフレーム17の下降を阻止する爪19
付きの下降阻止部材20が回転可能に設けられ、その回転
によって圧接位置と非圧接位置とに変位できるようにな
っている。
により圧接してガイドフレーム17の下降を阻止する爪19
付きの下降阻止部材20が回転可能に設けられ、その回転
によって圧接位置と非圧接位置とに変位できるようにな
っている。
下降阻止部材20にロープ連結部材18が連動連結される
とともに、ロープ連結部材18の軸部材18aに、付勢機構
として圧縮コイルスプリング21が付設され、自然状態で
は、圧縮コイルスプリング21の付勢力によって下降阻止
部材20が圧接側に回転して爪19がマスト5の外周面に食
い込み、ガイドフレーム17の下降を阻止できるように構
成されている。
とともに、ロープ連結部材18の軸部材18aに、付勢機構
として圧縮コイルスプリング21が付設され、自然状態で
は、圧縮コイルスプリング21の付勢力によって下降阻止
部材20が圧接側に回転して爪19がマスト5の外周面に食
い込み、ガイドフレーム17の下降を阻止できるように構
成されている。
そして、クライミング時には、その引き上げ力により
圧縮コイルスプリング21の付勢力に抗し、下降阻止部材
20を非圧接位置に変位してクライミングできるようにし
ながら、吊り下げ用ワイヤー6が切れた場合には、前述
したように、圧縮コイルスプリング21の付勢力によって
下降阻止部材20を圧接位置に変位させ、爪19をマスト5
の外周面に食い込ませてガイドフレーム17が下降するこ
とを阻止するように構成されている。
圧縮コイルスプリング21の付勢力に抗し、下降阻止部材
20を非圧接位置に変位してクライミングできるようにし
ながら、吊り下げ用ワイヤー6が切れた場合には、前述
したように、圧縮コイルスプリング21の付勢力によって
下降阻止部材20を圧接位置に変位させ、爪19をマスト5
の外周面に食い込ませてガイドフレーム17が下降するこ
とを阻止するように構成されている。
フロアークライミング用基礎ベース8は、第3図の平
面図に示すように、マスト5を挿通するマスト挿通口7
を分割面に含んで分割可能で、かつ、マスト5に水平方
向に外嵌挿脱可能な4個の分割ベース材8a…で構成さ
れ、分割ベース材8a…それぞれのフランジ22どうしをボ
ルト(図示せず)により連結して一体化するようになっ
ている。
面図に示すように、マスト5を挿通するマスト挿通口7
を分割面に含んで分割可能で、かつ、マスト5に水平方
向に外嵌挿脱可能な4個の分割ベース材8a…で構成さ
れ、分割ベース材8a…それぞれのフランジ22どうしをボ
ルト(図示せず)により連結して一体化するようになっ
ている。
前記分割ベース材8a…それぞれには、フロアーへの固
定部としてのI型鋼による固定用脚部23が備えられ、こ
の固定用脚部23を、第4図の断面図に示すように、フロ
アーに設けられたアンカーボルト24,24に、当て板25と
締め付けナット26,26を介して固定するように構成され
ている。
定部としてのI型鋼による固定用脚部23が備えられ、こ
の固定用脚部23を、第4図の断面図に示すように、フロ
アーに設けられたアンカーボルト24,24に、当て板25と
締め付けナット26,26を介して固定するように構成され
ている。
これらの構成により、第5図の一部切欠側面図に示す
ように、前記分割ベース材8a…それぞれをマスト5に外
嵌するように挿入して互いに連結するとともにフロアー
に固定した状態で、中央にマスト挿通口7を有するフロ
アークライミング用基礎ベース8を形成し、第6図の分
解斜視図に示すようなマスト取り外し用治具9を上端に
取り付けたマスト5を引き上げによって撤去できるよう
になっている。
ように、前記分割ベース材8a…それぞれをマスト5に外
嵌するように挿入して互いに連結するとともにフロアー
に固定した状態で、中央にマスト挿通口7を有するフロ
アークライミング用基礎ベース8を形成し、第6図の分
解斜視図に示すようなマスト取り外し用治具9を上端に
取り付けたマスト5を引き上げによって撤去できるよう
になっている。
図中、27,27は、隣合う所定の分割ベース材8a,8aどう
しにわたって連結する補強材を示している。
しにわたって連結する補強材を示している。
また、分割ベース材8a…それぞれには、第7図の側面
図に示すように、補助ベース材10を載置してボルト(図
示せず)止めにより取り付ける取り付け部28が設けられ
ている。
図に示すように、補助ベース材10を載置してボルト(図
示せず)止めにより取り付ける取り付け部28が設けられ
ている。
補助ベース材10は、第8図の平面図、および、第9図
の一部切欠側面図に示すように、前記取り付け部28に載
置して取り付ける環状の大径プレート29と、マスト5の
下端部を載置する環状の小径プレート30とを筒体31およ
び補強リブ32を介して一体連接して構成されている。
の一部切欠側面図に示すように、前記取り付け部28に載
置して取り付ける環状の大径プレート29と、マスト5の
下端部を載置する環状の小径プレート30とを筒体31およ
び補強リブ32を介して一体連接して構成されている。
これにより、下階のマスト5…を引き上げ撤去した後
に、フロアークライミング用基礎ベース8に水平方向か
ら挿入して取り付け、吊り込まれるマスト5を載置保持
できるようになっている。
に、フロアークライミング用基礎ベース8に水平方向か
ら挿入して取り付け、吊り込まれるマスト5を載置保持
できるようになっている。
本発明のクレーンのクライミング方法は、上述したロ
ープクライミングとフロアークライミングとを繰り返す
ことにより、多層階の建物を構築する場合にも適用でき
る。
ープクライミングとフロアークライミングとを繰り返す
ことにより、多層階の建物を構築する場合にも適用でき
る。
また、上記実施例では、フロアークライミングを行う
ための基礎ベースを構成するフロアークライミング用基
礎ベース8を4個の分割ベース材8a…で構成している
が、例えば、2個あるいは3個などで構成しても良い。
ための基礎ベースを構成するフロアークライミング用基
礎ベース8を4個の分割ベース材8a…で構成している
が、例えば、2個あるいは3個などで構成しても良い。
<発明の効果> 請求項第(1)項に係る発明のクレーンのクライミン
グ方法によれば、クライミングブロックを用いるだけ
で、クレーン本体の吊り下げ用ワイヤーそのものを利用
してロープクライミングを行い、しかも、フロアークラ
イミング用基礎ベースと補助ベース材とを用いるだけ
で、クレーン本体の吊り下げ用ワイヤーそのものを利用
して下階のマストを撤去し、かつ、初期用基礎ベースを
撤去できるから、油圧ジャッキをもちいること無くフロ
アークライミングをも行うことができ、全体として、簡
単な構成でもってクレーンをクライミングできるように
なり、また、適宜、フロアークライミングを行うことに
より、全体としての使用するマストの本数を少なくでき
るとともに、工事終了後のクレーンの解体を容易に行う
ことができ、かつ、ダメ開口部の早期閉鎖といった下階
のフロアーに対する仕上げ工事を早期に行うことがで
き、施工性を向上できるとともに、工費を低減できるよ
うになった。
グ方法によれば、クライミングブロックを用いるだけ
で、クレーン本体の吊り下げ用ワイヤーそのものを利用
してロープクライミングを行い、しかも、フロアークラ
イミング用基礎ベースと補助ベース材とを用いるだけ
で、クレーン本体の吊り下げ用ワイヤーそのものを利用
して下階のマストを撤去し、かつ、初期用基礎ベースを
撤去できるから、油圧ジャッキをもちいること無くフロ
アークライミングをも行うことができ、全体として、簡
単な構成でもってクレーンをクライミングできるように
なり、また、適宜、フロアークライミングを行うことに
より、全体としての使用するマストの本数を少なくでき
るとともに、工事終了後のクレーンの解体を容易に行う
ことができ、かつ、ダメ開口部の早期閉鎖といった下階
のフロアーに対する仕上げ工事を早期に行うことがで
き、施工性を向上できるとともに、工費を低減できるよ
うになった。
また、請求項第(2)項に係る発明の基礎ベースによ
れば、マストに対し、分割ベース材それぞれを水平方向
から外嵌挿脱してフロアーに固定または固定解除するこ
とによりフロアークライミング用基礎ベースを取り付け
たり取り外したりすることができるから、クレーン本体
を別途他の支持部材に保持させておき、マストを抜き出
してからフロアークライミング用基礎ベースを取り付け
るといったことをせずに済み、しかも、そのフロアーク
ライミング用基礎ベースに補助ベース材を取り付けたり
取り外したりすることによって、ロープクライミングと
フロアークライミングとに切換えることができ、上述し
たクレーンのクライミング方法を容易に実施する上で有
用な基礎ベースを提供できるようになった。
れば、マストに対し、分割ベース材それぞれを水平方向
から外嵌挿脱してフロアーに固定または固定解除するこ
とによりフロアークライミング用基礎ベースを取り付け
たり取り外したりすることができるから、クレーン本体
を別途他の支持部材に保持させておき、マストを抜き出
してからフロアークライミング用基礎ベースを取り付け
るといったことをせずに済み、しかも、そのフロアーク
ライミング用基礎ベースに補助ベース材を取り付けたり
取り外したりすることによって、ロープクライミングと
フロアークライミングとに切換えることができ、上述し
たクレーンのクライミング方法を容易に実施する上で有
用な基礎ベースを提供できるようになった。
図面は、本発明に係るクレーンのクライミング方法およ
びそれに使用する基礎ベースの実施例を示し、第1図
は、クレーンのクライミング方法を説明する全体概略側
面図、第2図は、クライミングブロックの一部省略一部
切欠側面図、第3図は、フロアークライミング用基礎ベ
ースの平面図、第4図は、フロアークライミング用基礎
ベースのフロアーへの固定状態を示す要部の断面図、第
5図は、フロアークライミング用基礎ベースのフロアー
への固定状態を示す一部切欠側面図、第6図は、マスト
取り外し用治具の取り付け状態を示す分解斜視図、第7
図は、補助ベース材の取り付け状態を示す側面図、第8
図は補助ベース材の平面図、第9図は補助ベース材の一
部切欠側面図である。 1…初期用基礎ベース 2…クレーン本体 4…クライミングブロック 5…マスト 6…吊り下げ用ワイヤー 7…マスト挿通口 8…フロアークライミング用基礎ベース 8a…分割ベース材 10…補助ベース材 23…固定部としての固定用脚部 28…補助ベース材の取り付け部
びそれに使用する基礎ベースの実施例を示し、第1図
は、クレーンのクライミング方法を説明する全体概略側
面図、第2図は、クライミングブロックの一部省略一部
切欠側面図、第3図は、フロアークライミング用基礎ベ
ースの平面図、第4図は、フロアークライミング用基礎
ベースのフロアーへの固定状態を示す要部の断面図、第
5図は、フロアークライミング用基礎ベースのフロアー
への固定状態を示す一部切欠側面図、第6図は、マスト
取り外し用治具の取り付け状態を示す分解斜視図、第7
図は、補助ベース材の取り付け状態を示す側面図、第8
図は補助ベース材の平面図、第9図は補助ベース材の一
部切欠側面図である。 1…初期用基礎ベース 2…クレーン本体 4…クライミングブロック 5…マスト 6…吊り下げ用ワイヤー 7…マスト挿通口 8…フロアークライミング用基礎ベース 8a…分割ベース材 10…補助ベース材 23…固定部としての固定用脚部 28…補助ベース材の取り付け部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−11401(JP,A) 特開 平1−271396(JP,A) 実公 昭38−18867(JP,Y1)
Claims (2)
- 【請求項1】初期用基礎ベースにクレーン本体を取り付
けるとともに、そのクレーン本体を貫通して、上端にク
ライミングブロックを取り付けたマストの下端部を前記
初期用基礎ベースに固定し、次いで、前記クレーン本体
の吊り下げ用ワイヤーの端部を、前記クライミングブロ
ックを介して前記クレーン本体に連結し、前記クレーン
本体を前記初期用基礎ベースから分離してから、前記吊
り下げ用ワイヤーの巻き上げにより前記クライミングブ
ロックを反力にして前記クレーン本体を上昇し、それら
を繰り返して所定階クライミングした後、前記クレーン
本体に近いフロアーに、中央にマスト径よりも大径のマ
スト挿通口を備えたフロアークライミング用基礎ベース
を取り付け固定し、前記クレーン本体を下降して前記フ
ロアークライミング用基礎ベースに保持し、しかる後、
前記吊り下げ用ワイヤーを最上部のマストに連結すると
ともにその最上部のマストをそれより下方のマストから
分離し、前記吊り下げ用ワイヤーの巻き上げにより、前
記マスト挿通口を通して撤去し、そのマスト撤去工程を
繰り返し、前記初期用基礎ベースから分離して最下部の
マストを撤去した後に、前記初期用基礎ベースをフロア
ーから分離して撤去するとともに、前記フロアークライ
ミング用基礎ベースに、前記マスト挿通口を閉塞する補
助ベース材を取り付け、次いで、上端にクライミングブ
ロックを取り付けたマストを前記補助ベース材上に吊り
込んで前記フロアークライミング用基礎ベースに取り付
け固定し、前記吊り下げ用ワイヤーの巻き上げにより前
記クライミングブロックを反力にして前記クレーン本体
を上昇することを特徴とするクレーンのクライミング方
法。 - 【請求項2】マストを挿通するマスト挿通口を有するフ
ロアークライミング用基礎ベースと、 前記フロアークライミング用基礎ベースに取り付けて前
記マスト挿通口を閉塞するとともにマストの下端部を載
置支持する補助ベース材とから成り、 前記フロアークライミング用基礎ベースを、前記マスト
挿通口を分割面に含んで分割可能で、かつ、前記マスト
に水平方向に外嵌挿脱可能な分割ベース材の複数個で構
成するとともに、前記分割ベース材それぞれに、フロア
ーへの固定部と、前記補助ベース材の取り付け部とを備
えたことを特徴とする請求項第(1)項に記載のクレー
ンのクライミング方法に使用する基礎ベース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31939490A JP2744523B2 (ja) | 1990-11-24 | 1990-11-24 | クレーンのクライミング方法およびそれに使用する基礎ベース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31939490A JP2744523B2 (ja) | 1990-11-24 | 1990-11-24 | クレーンのクライミング方法およびそれに使用する基礎ベース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04191295A JPH04191295A (ja) | 1992-07-09 |
JP2744523B2 true JP2744523B2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=18109687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31939490A Expired - Fee Related JP2744523B2 (ja) | 1990-11-24 | 1990-11-24 | クレーンのクライミング方法およびそれに使用する基礎ベース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2744523B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5426907A (en) * | 1993-07-01 | 1995-06-27 | Franklin; James W. | Construction crane base |
-
1990
- 1990-11-24 JP JP31939490A patent/JP2744523B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04191295A (ja) | 1992-07-09 |
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