JP2744168B2 - 加入者にサービス料金を遠隔請求するシステム及び方法 - Google Patents
加入者にサービス料金を遠隔請求するシステム及び方法Info
- Publication number
- JP2744168B2 JP2744168B2 JP4126134A JP12613492A JP2744168B2 JP 2744168 B2 JP2744168 B2 JP 2744168B2 JP 4126134 A JP4126134 A JP 4126134A JP 12613492 A JP12613492 A JP 12613492A JP 2744168 B2 JP2744168 B2 JP 2744168B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- subscriber
- service
- data
- billing
- deposit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q20/00—Payment architectures, schemes or protocols
- G06Q20/22—Payment schemes or models
- G06Q20/26—Debit schemes, e.g. "pay now"
-
- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07F—COIN-FREED OR LIKE APPARATUS
- G07F17/00—Coin-freed apparatus for hiring articles; Coin-freed facilities or services
- G07F17/28—Coin-freed apparatus for hiring articles; Coin-freed facilities or services for radio apparatus
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N7/00—Television systems
- H04N7/16—Analogue secrecy systems; Analogue subscription systems
- H04N7/162—Authorising the user terminal, e.g. by paying; Registering the use of a subscription channel, e.g. billing
- H04N7/163—Authorising the user terminal, e.g. by paying; Registering the use of a subscription channel, e.g. billing by receiver means only
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Business, Economics & Management (AREA)
- Computer Security & Cryptography (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Accounting & Taxation (AREA)
- Strategic Management (AREA)
- General Business, Economics & Management (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は遠隔請求および/あるい
は有料テレビ等のサービスに関する他の遠隔報告のため
の方法とシステムに関するものであって、特に、前払い
の段階方式に基づいて、および/あるいは随時的購入方
式に基づいて、有料テレビサービスの購入を可能とする
方法とシステムに関するものである。 【0002】 【従来技術】放送及び有線有料テレビのようなサービス
においては供与されたサービスに対する報酬を回収する
ことが必要であり、与えたサービスに対して、加入者に
請求し、確実に集金するための各種の方法が案出されて
きた。それらの方法は、一様な額を課して、もし支払い
が行われなければ、物理的に接続を断ってしまうやり方
から、ロバート S.ブロックとジョン R.マーチン
(Robert s.Block,John R.Ma
rtin)による米国特許第4,163,254号に示
されたようなより複雑な、プログラム毎あるいは観た番
組毎に料金を課して、コード番号で拒絶する方法まで含
んでいる。 【0003】より最近になって、加入者請求の段階方式
というのが注目されている。この段階方式においては、
加入者は、望みのプログラムの各分類あるいは各段階に
対して一定の額で支払いを行う。加入者が特定の段階あ
るいは分類を観ることができるかどうかはあらかじめ定
められており、加入者は、そのあらかじめ指定された段
階の中のプログラムのうちいくつを観たかに係わらず一
定の料金が課せられる。 【0004】このように、例えば、加入者はスポーツの
ような或る一つのプログラム分類を観るために1つの一
定料金を払うようにとりきめることができるし、更に別
の分類のプログラムを観たければ別の一定料金を追加支
払えばよい。1人の加入者はこのように、例えば、3つ
の分類あるいは「段階」に含まれるすべての番組を観る
権利を得るためには3つの一定料金(例えば、2,50
0円(10ドル)の1つの分類あるいは段階と、5,0
00円(20ドル)の1つの分類あるいは段階、そして
1,250円(5ドル)の1つの分類あるいは段階の組
合せに対して合計8,750円(35ドル)を支払うこ
とに同意すればよい。また他の加入者は1つの分類ある
いは段階のみを観ることを契約することもできる。 【0005】上述のような段階方式の管理は代表的に
は、ブロックとマーチンの米国特許第4,225,88
4号に示されたように、複数個の分類あるいは段階のう
ちの1つあるいはいくつかへ、プログラムを分類するこ
とを、プログラムといっしょに送信されるコードに基づ
いて判定し、それによって加入者がプログラムの正しい
分類のみを観ることができるようにすることによって行
われる。更に、各々の段階の中において、米国特許第
4,225,884号に示されるように、プログラムは
更にプログラムの内容に基づいて分類されることもでき
る。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】段階式の有料テレビ支
払システムは、他のプログラム毎(視聴番組毎)の方式
のほとんどのものとくらべて簡単である点ですぐれてい
る。そこでは支払われたプログラムに関する情報をたく
わえ、これを中央支払局へ送信する必要がないからであ
る。しかし、段階式あるいは一定料金方式において、時
々、加入者が契約していない段階に含まれるプログラム
を観ることを許容する必要ができる。例えば、格闘、試
合、特定の映画等の特別な番組は段階分けされたプログ
ラムに含まれなかったり、大多数の加入者が契約してい
ない段階に含まれていたりする。更にプログラムの供給
者は、実際にそのプログラムを観ている加入者の分を加
入テレビ放映者から支払われる事を要求する。このよう
に段階式あるいは一定料金システム内に視聴番組毎方式
を含ませるか、あるいは全く視聴番組毎に課金する方式
で運営することが望ましいし、おそらくその必要があ
る。 【0007】現在稼動している加入者テレビシステムに
おいては、階段方式及び/あるいはプログラム毎課金方
式のいずれも、上に引用した特許に述べられた方法を利
用して運用されている。この市販システムに実現されて
いる組合せ方式は段階方式のものとプログラム毎課金方
式の両方の利点を有しているが、加入者は定期的に中央
集金局へ対して(例えば電話によって)課金情報を送信
して、その情報に基づいて請求書がつくられるようにす
る必要がある。これに替わる方法としては、加入者は先
立って十分支払いをしておいて、予定されたプログラム
の放映に先立って、放送によるか郵便や、電信、電話に
よって加入者へ適正なデコード情報が送られるようにす
る方法がある。 【0008】本発明の目的は、加入者に、加入サービス
に対する支払いを行うべきであるという通知を行い、更
に支払いが受領された事を表示することのできる新しい
方法とシステムを得ることである。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明によれば次の構成
のシステムが提供される。料金請求期間内に加入者によ
って要求されたサービスに対して、加入者にサービスの
料金を遠隔請求するためのシステムであって、加入者局
に設けられサービスにアクセスするための加入者装置1
2、上記加入者装置上にあって要求されたサービスに対
する支払い期限であることを示すための表示器50、加
入者局に設けられ、料金請求期間の終わりに自動的に上
記表示器を駆動するための制御装置54、上記加入者局
から離れた位置にあって、加入者からサービスに対する
支払いを受けた場合は、この支払に関するデータを送信
する中央制御局10からなり、上記加入者装置は、上記
送信されたデータに応答して所定条件の下で上記表示器
を選択的に非動作にするための停止回路を含み、上記中
央制御局10がサービスの料金情報を含むデータを送信
するための送信器30を含み、また、上記加入者装置1
2がサービスのための預金を記憶するための記憶装置8
0、及び加入者によるサービス要求に応答して、サービ
スの料金情報の金額によって、記憶されている預金の更
新を行うための装置116を含む、加入者にサービスの
料金を遠隔請求するシステム。 【0010】 【作用】好的実施例によれば、請求期間(例えば月毎)
の末に、加入者デコーダ上のライトのような表示器が点
灯され、加入者にその月の料金を支払う時期であること
を通知する。このライトはデコーダへ信号を送ることに
よって点灯することができるが、望ましくは、そのデコ
ーダ中のタイマによって点灯される。そのタイマは中央
局からの設定時間で時間切れとなるように設定されてい
る。このライトがタイマあるいはその他の方法によって
点灯された時には、その月の料金と使用コードが計算さ
れ記録される。加入者は適当なリクエストを入力し、そ
の請求期間の料金が表示される。その表示料金は、随時
的購入料金を含む各種の料金を含んでいる。例えば有料
テレビシステムでは、その期間の段階的料金及び/ある
いは任意の随時的購入プログラム購入のために、初期残
高等のあるあらかじめ定められたレベルまで残高を随時
的購入分へ組替えるために必要な料金等が含まれてい
る。使用コードもまた表示される。それはその請求期間
において観たすべての随時的購入プログラムを教えてく
れるか、そうでなくてもすくなくとも報告が必要な随時
的購入プログラムを同定する。 【0011】 【実施例】図1は、本発明に従った随時的購入機能(I
PC)を備えた無線有料式あるいは加入者式テレビ(S
TV)システムの一実施例を機能的に示している。ST
Vという用語は通常は有料TVからの放映形態を意味
し、この形の有料TVについて説明するが、以下に述べ
られることは原理的に各種の有料TVや他の応用にも用
いることが可能であることは理解されるであろう。(そ
の他の応用としては、例えば有線式MDS−多重点配給
システム、DBS−直接放映サテライトなどがある。) 【0012】ここで説明するシステムは一般的に、送信
局に一般に10として示したエンコーダと、各加入者局
に一般に12として示したデコーダを含んでいる。図1
のエンコーダとデコーダが設けられた加入者式テレビシ
ステムにおいては、通常のプログラム(例えば、「周波
数変換されていない」、無料の、広告プログラム)と周
波数変換されたSTVプログラムとが、各々送信アンテ
ナTAと受信アンテナRAの間で、あるいはケーブルや
他の送信媒体を介して送受信される。ロバートW.フィ
ールド(Robert W.Field)らの米国特許
出願第188,738号に述べられたような音声多重方
式では、周波数変換されていない映像と、多重化され、
選択のできる変声とを供給しうる第3のモードが設けら
れている。 【0013】通常の周波数変換されていないプログラム
はエンコーダとデコーダの中あるいはそばを、以下に説
明するようなデコーダにおけるチャネル変換以外は何ら
影響をうけずに通りすぎる。通常は、本発明の随時的購
入機能は通常の動作のTVモードにおいては使用されな
い。エンコードされあるいは「周波数変換された」動作
モードにおいては、あるいは音声多重モードにおいては
(以下では加入者式あるいはSTV動作モードと呼
ぶ)、随時的購入機能によって、加入者は、支払いが以
下に詳細に説明するような一定額あるいは段階式のよう
に通常の方式によってはあらかじめ定められていない加
入者プログラムを観、あるいは音声チャネルを選ぶこと
が許容される。 【0014】例えば、ここに説明する加入者システムに
おいては、各々の加入者は月毎の一定の料金を支払い、
それによって加入者は、1つのあるいはいくつもの段階
化されたプログラム群のうちの任意のあるいはすべての
STVプログラムを観ることが可能となる。1種類の月
毎料金に対して加入者は「スポーツ段階」を観る権利を
有し、また別の料金に対しては加入者は「映画段階」を
観る権利を有する。加入者の資格の管理は、ブロック
(Block)とマーチン(Martin)の米国特許
第4,225,884号に詳細に述べられているよう
に、更に以下に詳細に説明するようにSTVプログラム
信号といっしょに適当な段階あるいはグループ(分類)
を同定する信号を送信することによって行われる。 【0015】1カ月の間には場合によっては、特定の加
入者の段階あるいはすべての段階の以外の特別なSTV
プログラムサービスが、加入者の通常の月毎料金に加え
て、ある料金で随時的購入プログラムとしてSTV送信
に含まれて供与されることがある。図1のシステムに関
して説明される本発明は、加入者が、そのようなプログ
ラムをあらかじめ定められたやり方によらず、随時的方
式にもとづいて選択して観ることを可能とする。 【0016】本発明はSTVプログラムに対する随時購
入に関して説明されるが、有料テレビの他の形態に対す
る随時的購入機能を他のサービスと共に提供しうるもの
である。例えば、情報サービス等加入者が一定の料金を
支払って観ることを望まないようなプログラムは随時的
購入ベースで供給される。印刷情報データの形の株式情
報、ラジオ番組を含む特別音声チャネルサービス等は定
期的に受けることができ、加入者はそのサービスを利用
する度に支払えばよい。あるいは、すべての有料TVプ
ログラムや他の有料TVサービスを随時的購入方式で供
給し、一定料金の段階方式をなくして、完全な視聴サー
ビス毎の支払い方式とすることもできる。 【0017】図1を参照すると、適当な映像及び音声源
14及び16からのTV信号は各々映像及び音声エンコ
ーダ18及び20へ供給される。各映像及び音声エンコ
ーダによる映像及び音声信号の符号化は、ロバート
W.フィールド(RobertW.Field)らの米
国特許出願第188,738号及び前述の米国特許に述
べられているように、映像及び音声エンコード制御回路
22及び24によって制御される。(1982年4月1
日発行のPCT InternationalPubl
ication No W−082/01109を参照
されたい。) 【0018】データ発生器26は通常はTV信号といっ
しょに送信される符号化データ(例えばデジタルコー
ド)を発生させるが、そのようなデータはTV信号と別
に送信してもよい。そのデータには、以下に詳細に説明
するように、デコーダアドレス、プログラムコスト、使
用コード、預金データ、段階コード、プログラム同定コ
ード、分類コード類が含まれる。これらの内の少なくと
もプログラムコスト及び使用コードのデータが加入者に
サービス料金を遠隔請求するための情報(サービス料金
請求情報)を形成する。ここに示す実施例においては、
データは通常のように、適当なコンバイナ28によって
映像信号と組合され、映像信号と共にそれの非プログラ
ム部分、例えば垂直信号の間隙に入れて送信される。こ
の点において、垂直同期信号のような適当な同期信号が
映像信号とデータの発生の同期化に用いられて、データ
の映像信号中への適正な挿入を確実に行うために用いら
れる。もちろん、データは、既に引用したフィールドら
の米国特許出願の中に述べられた形の音声多重システム
においては特に、音声チャネルに入れて送信することも
できる。 【0019】図1をつづけて参照すると、所定のデータ
が挿入された映像及び音声信号は従来のAM及びFM駆
動器及び送信器30へ供給され、各加入者局12のデコ
ーダへ送信される。放送システムにおいては、アンテナ
TAを通しての信号放送は受信アンテナRAを通して受
信され、適当な従来の電子式同調器32へ送られ、そこ
で望みのTV信号(すわなち望みのチャネル)が選ばれ
る。この同調器32は選ばれた信号を従来の方法によっ
て標準的な中間周波数(I.F)へ「逓減変換」する。
同調器32によって選ばれたTV信号のIF形態信号は
従来の復調器34へ送られ、そこでIF信号はベースバ
ンド信号へ変換される。 【0020】復調器34からのベースバンド信号は従来
の復調器36へ与えられてTV信号の音声部分が検出さ
れ、またデータ検出器及び書式化器38へ送られ、また
映像デコーダ40へ与えられる。これらについては以下
に詳述する。復調器36からのベースバンド音声信号は
音声デコーダ42へ与えられる。各デコーダ40及び42
からの映像及び音声信号は従来の再変調器44へ与えら
れ、更に出力端子46と48へも与えられる。再変調器
の出力信号RFはTVセットのアンテナ端子TVAへ与
えられる。 【0021】図示されたように、従来のマイクロプロセ
ッサとメモリ装置に対して適当なインタフェース52を
経由してキイボードと表示装置50が接続される。デー
タ検出器及び書式化器38からの出力信号はマイクロプ
ロセッサ及びメモリ54へ与えられ、マイクロプロセッ
サからの制御信号はインタフェース52を通して同調器
32と復調器34へ与えられ、また適当なインターフェ
ース56を通して映像及び音声デコーダ40及び42へ
与えられる。 【0022】動作時には、エンコーダ10は、通常のT
Vモードにおいては、音声及び映像プログラム信号を変
更することはしない。このように、非STVプログラム
の送信の間は、音声及び映像源16,14からの信号は
エンコーダ20,18をまわって駆動器及び送信器30
へ直接与えられる。言いかえると、音声及び映像信号は
エンコーダを通過するが、その各々の制御はエンコーダ
を通る信号に何ら変更を与えないように設定されてい
る。通常のTV信号は受信されてSTV加入者及び非加
入者のどちらにも利用されることができる。 【0023】STVモードにおいては、映像及び/ある
いは音声信号はエンコーダ18及び20によって符号化
(周波数変換)される。符号化されたプログラム信号に
適当なデータ信号が付加されて、合成信号が送信され
る。適正な復号化(周波数逆変換)と段階データを備え
たデコーダを有する加入者は受信したTV信号を周波数
逆変換し、その信号をTVセットへ与え、視聴すること
ができる。TV信号上に適当な時点で重乗されるデータ
の中には、復号化するために必要なデータの一部とし
て、あるいはそれに加えて、個々のデコーダをアドレス
指定できる信号、段階及び/あるいはプログラム内容の
分類信号、個々のプログラムに対するプログラム料金に
関するコトス情報信号、プログラム同定信号、個々のデ
コーダへの支払額残高を与える残高情報信号がある。以
下で明らかになるように、すくなくともコスト、残高、
プログラム同定あるいは使用コード、それにアドレスデ
ータは、独特の随時的購入機能を得るために必要であ
る。 【0024】このデコーダの動作時には、加入者は同調
器32を、以下により詳しく述べるようにインターフェ
ース52とマイクロプロセッサ54を通して動作するキ
イボード50上でチャネル番号を選ぶことによって望み
のTVチャネルへ同調することを行う。選ばれた信号は
従来のように局部発振信号と混合され、望みのI.F.
信号が得られる。そしてこの信号は復調器34によって
復調され、映像ベースバンドでのTVプログラム信号
(映像及び音声)が得られる。 【0025】本システムの好適実施例に従えば、復調器
は従来のような、TV信号の色同期信号によってゲート
駆動されるゲート自動利得制御(AGC)回路を採用し
ている。効果的なAGCのために、このAGC回路には
色同期信号の位置と色同期信号レベルを利得制御すべき
基準レベルの大きさとに関するマイクロプロセッサから
の情報が供給される。 【0026】TV映像中の色同期信号の位置は、このシ
ステム中に用いられる映像周波数変換の型によらず比較
的固定されているのが通常である。従って、色同期信号
の位置は従来のように任意の方法によって映像同期信号
との相対関係によって決定される。この目的のための適
当な同期情報は従来のようにベースバンドTV信号から
データ検出器及び書式化器38によって検出器され、マ
イクロプロセッサ及びメモリ34へ供給される。 【0027】しかし、AGCのための基準レベルは、用
いられる周波数変換の型に依って変化する。例えば、も
しある型の映像変換が周波数変換に用いられた場合に
は、AGC基準レベルは、もし周波数変換の方法が色同
期信号の通常のレベルを変更するのであれば、変換され
た映像と非変換映像とで異なる。このように、非変換映
像信号(例えば、周波数変換された信号の一部かあるい
は非加入者の周波数変換されていない映像信号かのどち
らか)は1つのAGC基準レベルを必要とし、変換され
た映像信号は別のレベルを必要とする。 【0028】従って、マイクロプロセッサ54はAGC
ゲートの位置を制御し、それが各AGCサンプルの間映
像中の同じ位置において発生するようにし、他方AGC
基準レベルの大きさはシステムの動作モードと入力のT
V信号の性質に依って、マイクロプロセッサによって設
定される。このようにして、この復調器34は単にデコ
ーダの異なる動作モードに対して必要なAGC基準レベ
ルをあらかじめ定めることによって、例えば通常の非変
換動作に対して1つのAGCを、変換された動作に対し
て他のレベルを与えることによって、各種の周波数変換
方式に適用できる。復調器34からのベースバンド信号
は、TVバンド幅の全体のうち定められたバンド内に、
映像部分と音声部分とを含んでいる。このベースバンド
信号は映像デコーダへ供給され、そこにおいて、もし入
力信号が周波数変換されて、デコーダがSTVモードで
動作しており、以下に述べるようなその他の条件がとと
のえば、映像部分はマイクロプロセッサの制御下におい
て周波数逆変換される。通常の映像信号は替わることな
く通常動作モードのデコーダを通過する。 【0029】ベースバンド信号はまた復調器36へ与え
られ、音声デコーダ42へ与えられるベースバンド音声
信号を発生する。復調器36はこのことを従来の任意の
TV受信機のようにインタキャリア検出方式あるいは任
意の他の適当な方法によって行う。音声デコーダ42は
映像デコーダ40と同様に、もし必要であれば、マイク
ロプロセッサ54の制御下で音声信号を周波数逆変換す
る。用いることのできる適当な音声周波数変換及びデコ
ード方式の一例が既出のフィールドらの米国特許出願第
188,738号に述べられている。 【0030】周波数逆変換されていない音声及び映像信
号は再変調器44へ与えられ、従来のTV受信機へ与え
るための適当なRF信号が発生される。例えば、変調器
44がTVチャネル第3バンドにRF信号を発生すれ
ば、このデコーダを通るすべての信号はこの1つのTV
チャネルにおいて観ることができる。更に、ベースバン
ドの音声及び映像信号が端子46と48に与えられるの
で、それらは情報(データ)通信、テレテキスト等の他
の目的に利用することができる。 【0031】本発明に従えば、映像及び音声デコーダを
STVモードで駆動することは複数の条件に基づいて制
御される。実施例のような、分類及び段階制御を備えた
アドレス指定のできるシステムにおいては、デコーダ1
2は適正な分類に設定されていなければならず、随時的
購入プログラムサービス以外のためには、STVプログ
ラムを利用するための正確な段階コードを有していなけ
ればならない。 【0032】以下で明らかになるように、エンコーダ1
0においてTV信号へ挿入されるデータには、周波数逆
変換のために必要な任意のデータに加えて、個々のデコ
ーダのアドレス指定のためのアドレスデータ、特定の分
類及び段階のプログラムのみにアクセスできるように制
限するための分類及び段階データ、随時的購入と支払い
を制御するための各種のIPCデータが含まれている。
このデータはすべて従来のデジタル符号化書式で、望ま
しくは安全化暗号化の後に、任意の適当な方法によって
各々データ型を同定することによって送信される(例え
ば、信号の最初の数桁によって、入力信号中のデータの
位置によって、データの書式化によって等々)。データ
挿入と同定の方法は、安全化暗号化と暗号解読の方法と
共に当業者にはよく知られており、ここに述べた各種の
データを取扱うことのできる任意の適当な方法を用いる
ことができる。 【0033】図1ないし図3を参照すると、入力TV信
号中のデータはデータ検出器及び書式化器38によって
検出され、マイクロプロセッサ54はまず上に述べたよ
うに、データの性質を決定する。もしそのデータがアド
レスであれば、マイクロプロセッサ54はデコーダに割
当てられたあらかじめ定められたアドレスに対してその
アドレスを評価し、そのデコーダがアドレス指定されて
いないかを調べる(図3)。もし正しいアドレスが受信
されていれば、それにつづくデータあるいはそのアドレ
スに付随するデータが評価される。 【0034】より詳細には以下に説明されるが、デコー
ダは各種の目的でアドレス指定される。ここで説明する
実施例においては、デコーダは、段階コードを変更する
ため、ICP預金をたくわえあるいは変更するため、ま
たデコーダ中のタイマを設定するためにアドレス指定さ
れる。図3に示されたように、正しいアドレスにつづく
受信データが新しい段階コードデータであることがわか
れば、その新しい段階データがたくわえられる。このこ
とは、加入者がその加入している段階を増加もしくは変
更したいと思った時にはいつでも行うことができる。新
しい段階データには任意の月毎の料金データが付随する
ことができ(このデータは段階料金を含むいろんな理由
から変更される)、またデコーダの時間タイマをあらか
じめ設定するための任意のタイマデータが付随できる。 【0035】もし入力データがIPC預金データであれ
ば、その預金を用いてデコーダに現在記録されているI
PC預金データが更新される。以下に述べるように、こ
の預金データの更新は各種の方法で行われ、それらのう
ちには、入力預金データを現状の残高へ加える方法、入
力預金データを前月の合計コストから差引く方法などが
含まれている。同様に、もし入力されたIPC預金デー
タが使用コードデータを伴なっておれば、その使用コー
ドもまた以下に述べるように更新される。 【0036】望ましくは、IPC預金データと使用コー
ドデータはいっしょに送信され、順序番号がそのデータ
に含まれている。順序番号は先月の順序番号と異なる任
意の数でよく、記憶されている順序番号と比較され、I
PC預金は新しい順序番号を伴なった預金データの最初
のブロックによってのみ更新される。このようにして、
あるあらかじめ定められた期間(例えば数日間)にIP
C預金データと使用コードとは数回送信され、その預金
と使用コードが加入者に確実に受信されるようにする。 【0037】図2を参照すると、タイマが常に、支払い
時期を示す時間切れになっていないかをチェックしてい
る。もし時間切れになると、支払い時期表示器(例えば
ライト)がデコーダ表示装置50(図1)上で励起保持
され、タイマはリセットされる。支払い請求額は、その
請求期間についてのIPC預金残高合計を段階料金と指
定されたIPC預金との合計を含むその月の合計料金か
ら差引くことによって、タイマが時間切れになった時
に、計算し記録することが望ましい。使用コードもまた
同時に計算し、記録される。もし加入者が支払い請求表
示灯が点灯したときに、支払い請求額を表示することを
要求するならば、その支払い請求額(及び用いられてお
れば使用コードも)が表示される。この表示の間、支払
い請求額(及びもし用いられておれば使用コード)が加
入者によってコピーされて、支払い請求額が局放映者へ
送られる。 【0038】マイクロプロセッサは図2に示されたよう
に入力データのチェックをつづける。もし入力プログラ
ムがSTV(有料)プログラムであれば、マイクロプロ
セッサはそのデータについて分類及び段階コードを評価
する。もし入力分類コードが、加入者によってデコーダ
に設定された分類制限に含まれなければ(例えば分類番
号よりも等しいか小さい)、「分類ちがい」の表示が行
われる。この場合には、そのSTVプログラムはその加
入者によっては、そのデコーダが設定されている分類制
限を変更しない限り利用できない。入力データ中の段階
コードもまたデコーダ中に記録されている段階コードと
比較評価され、加入者がその入力TV信号中のプログラ
ムを利用する資格があるかどうかが評価される。しか
し、この段階コードは通常は加入者には変更できない。 【0039】もし入力分類コードが選ばれた分類コード
に含まれるかあるいは加入者が分類コードを設定し直し
てそれを受け入れるようにすれば、そしてもし入力段階
コードがその加入者が資格のあるものであれば、マイク
ロプロセッサはそのデコーダに対してそのプログラムを
利用することを許容し、入力音声及び映像信号の周波数
逆変換を可能とするか、あるいはそのプログラムの選択
を可能とする(例えばデータあるいは他のサービスを含
む特定の音声チャネルの選択を可能とする)。 【0040】もし入力分類コードが受入れ可能であっ
て、段階コードが合致しなければ、そのデータが評価さ
れ、入力プログラムがその加入者が受信する資格のある
IPCプログラムであるかどうか決定される。もしその
プログラムがIPCプログラムでなければ、あるいはも
しそうであっても、加入者が一般的なIPCプログラム
にもあるいは受信されているその特定のIPCプログラ
ムにも資格がなければ、デコーダは加入者に対して、適
当な表示装置によって、資格がないことを表示し、また
そのプログラムに対する料金(IPCコスト)をも表示
する。しかし、もし加入者が資格があれば、マイクロプ
ロセッサは望ましくは、加入者のデコーダ中に記録され
ている預金の額に基づいた資格性の審査をつづける。 【0041】図2をつづけて参照すると、マイクロプロ
セッサは加入者の預金の資格性を入力プログラムに付随
するコストデータに基づいて審査する。各々のIPCプ
ログラムはコスト信号を含んでおり、それはその特定の
プログラムに対する料金を含んでいる。そのプログラム
に対する独特の同定コードもまた各IPCプログラムに
付随して含まれているが以下に詳述する。そのプログラ
ムのコストは加入者の預金残高と比較され、もしそのコ
ストを十分カバーできる残高があれば、加入者はそのプ
ログラムを観ることができる。更に、もし資格のある加
入者にのみコスト表示を行うことが望ましければ、以前
に表示するのでなくて破線で示したようにこの時点でコ
ストの表示を行うことができる。もし加入者が特定のコ
ードあるいはそれに相当する方法のキイを押すことある
いは受け入れボタンを押すことによって、そのIPCプ
ログラムを利用することを表示すると、デコーダ中にた
くわえられている残高とプログラムコードデータが更新
され、マイクロプロセッサはそのデコーダが入力IPC
プログラムを周波数逆変換あるいは選択あるいは利用す
ることを許容する。 【0042】図4は本発明の理解を容易にするように、
上述のようなデコーダの動作をより詳細に機能的に示し
ている。図4を参照すると、データ検出器/書式化器3
8が入力TV信号中のデータを検出し、そのデータをマ
イクロプロセッサ54を用いて適切な書式に配置する。
このデコーダ及び書式化器にはバッファメモリが含ま
れ、データはマイクロプロセッサによって読みこまれる
まで一時的にこのメモリ中にたくわえられたり、この機
能を使わずに直接マイクロプロセッサのメモリ中へ読込
まれたりする。どちらの方法もコンピュータ処理に用い
られるデータ入力システムにおいては知られているので
これ以上詳細は省略する。 【0043】データ検出器及び書式化器38からのデー
タは、「データ評価器/バッファ」60と示されたブロ
ックで示されたように、マイクロプロセッサ54によっ
て従来のように評価される。このブロックにおいては入
力データの同定が行われる。このデータ評価器/バッフ
ァ回路60が入力データを同定する動作の方法はもちろ
ん、どちらの従来型のデータ入力手法が用いられている
かとデータ符号化の方法とに依存する。 【0044】入力アドレスとして評価器60によって同
定されたデータは、「アドレス比較」と示したブロック
62で示されたように適当な従来の方法で、適当な局部
アドレス発生器64(例えばROM)からの出力信号と
比較される。好ましい比較結果によって論理「1」アド
レス(ADR)出力信号(例えばフラッグ)が発生し、
それはANDゲート66ないし74に機能的に示された
ように、各種の入力データを各種レジスタあるいはメモ
リへ記憶することを制御するために用いられる。 【0045】特に、アドレス信号につづく任意の新しい
段階データは機能的に示されたように、ADR信号によ
ってゲート化されANDゲート回路66を通って適当な
「段階資格性記憶」のレジスタあるいはメモリ76中へ
たくわえられる。レジスタ76中の段階資格性データは
加入者によって定期的に挿入されたコートから供給され
るが、このデータは、図示のように各々のデコーダをア
ドレス指定ないし個々にアクセスすることによって(あ
るいは電話線等の何らかの通信手段を通して)、入力プ
ログラム信号中に供給されることが望ましい。アドレス
につづくIPC残高データは機能的に示されているよう
に、ANDゲート論理回路68を通してADR信号によ
ってゲート入力され、加算回路69、ORゲート回路7
8を通って適当な「IPC残高記憶」レジスタあるいは
メモリ80へたくわえられる。同様に、IPC使用コー
ドデータは機能的に示されているように、ADR信号に
よってゲート入力されAND回路70を通って減算器1
26へ与えられ、その出力信号が適当な「IPC使用コ
ード記憶」レジスタあるいはメモリ82へ与えられる。
時間設定データは機能的に示されたように、ADR信号
によってANDゲート回路72を通ってゲート入力さ
れ、適当な「タイマ」84を制御する。また合計料金デ
ータはADR信号によってANDゲート回路74を通し
て適当な「段階及び指定IPC預金」レジスタあるいは
メモリ86へゲート入力される。 【0046】入力プログラム信号中に含まれるプログラ
ム分類コードは機能的に示されたように、検出され、
「分類比較」回路88において、加入者によって選ばれ
キイボードインターフェース52を通して「選択分類記
憶」レジスタあるいはメモリ90へ与えられた分類コー
ドと比較される。同様に、入力プログラムに対する段階
データは検出され、「段階比較」回路92へ与えられ、
そこで入力データはレジスタ76中に記憶されている段
階資格データと比較される。もし各々の分類及び段階デ
ータの比較結果が好ましいものであれば、ANDゲート
94は駆動信号を発生し、それはORゲート96を通っ
て適当な「復号制御」回路98へ与えられる。この復号
制御回路98はデコーダインタフェース56を通して、
入力信号の符号化の方法に依って適当な方法で、第1図
に示された音声及び映像デコーダを制御するように働
く。入力データ中から検出されるSTVプログラム信号
は図示のように、マイクロプロセッサの「復号制御」回
路98の復号動作を制御するために用いられることがで
きるが、このデコーダの動作モードは加入者によって手
動で選択することもできる。もし分類比較の結果が好ま
しいものでなければ(すなわち、入力分類コードが加入
者によって選ばれた分類コードによって定義された許容
しうる分類に含まれていなければ)、比較器88からの
出力信号は「インバータ」100によって反転され「分
類あやまり」信号として表示インタフェース52へ与え
られ、加入者に対してデコーダは入力信号の分類とは異
なる分類に設定されているということを表示する。 【0047】段階比較器92からの出力信号は機能的に
示されたように、「インバータ」102を通って「AN
D」ゲート104の1つの入力端子へ与えられている。
入力プログラムがIPCプログラムであることを示すI
PC信号は機能的に示されているように、「インバー
タ」106を通って「AND」ゲート104の他の入力
端子へ与えられ、「無資格」信号を発生させる。この無
資格信号は表示インタフェース52を通って加入者の表
示装置へ与えられ、加入者に対して彼がその入力プログ
ラムを観る資格がないことを示す。もし望めば、その無
資格性の理由も表示される。例えば、もし入力プログラ
ムが加入者の観る資格のない段階に属するもので、入力
信号がIPCプログラムであれば(あるいはそうでなけ
れば)、「分類あやまり」表示と同じように「段階あや
まり」表示があたえられ、そして/あるいは同様にIP
C(あるいは非IPC)の表示が与えられる。 【0048】データ評価器/バッファ60からのIPC
信号はまたANDゲート回路108,110,112へ
与えられる。入力プログラム信号中のコストデータもま
たANDゲート108へ与えられる。ANDゲート10
8からのコスト信号は表示インタフェース52へ与えら
れ、加入者表示装置上に受信されている任意のIPCプ
ログラムのコストを表示し加入者へ教える。以下に詳細
に述べるようにIPC預金データとコストデータとを比
較する「比較器」114からの出力信号もまた、もし十
分な預金を有している加入者へのみコストデータを表示
することが望ましければ、ANDゲート回路108へ与
えられる。更に、このコスト情報を無資格の加入者ある
いは分類選択が異なるものである加入者に対して表示す
ることが望ましくなければ、このコスト情報を表示させ
ることを更に、分類あやまり信号と無資格信号によって
制御させることもできる。 【0049】ANDゲート108へ与えられるコスト信
号はまた比較器114と「減算」回路116へも与えら
れる。記憶レジスタ80からのIPC預金信号もまた減
算回路116へ与えられ、これによってマイクロプロセ
ッサはANDゲート110からの出力信号によって「減
算器」116が駆動された場合、入力プログラムのコス
トを現存のIPC残高から差引く。このことは入力信号
がIPCプログラムであって、加入者がそのプログラム
コストに充当できる十分な残高を有しており、キイボー
ドインタフェース52からのIPC受信信号によって示
されるように、加入者がそのIPCプログラムを観るこ
とを決めた場合に行われる。減算器116からの出力信
号はORゲート回路78を通って記憶レジスタ80へ与
えられ、上のようにIPCプログラムが観ることのため
に受入れられると同時に、その加入者が使用できるIP
C預金残高を更新するために用いられる。 【0050】比較器114からの出力信号は「インバー
タ」118を通して、既に述べたIPC信号と共にAN
Dゲート112へ与えられる。もし入力プログラムがI
PCプログラムにあって、その加入者がそのコストを支
払うのに十分な預金残高を有していなければ、ANDゲ
ート112は預金不十分信号ISCを表示インタフェー
ス52へ与え、それによって加入者に対して入力IPC
プログラムを利用するのに十分な残高がないことが示さ
れる。 【0051】ANDゲート110からの出力信号はOR
ゲート96を通って復号制御回路98へ利用許可信号を
与える。ゲート110からのこの信号はまたANDゲー
ト回路120へ与えられる。入力プログラム中の使用コ
ードはANDゲート120へ与えられ、ANDゲート1
20からの出力信号は「加算」回路122へ与えられ
る。加算回路122からの出力信号は「IPC使用コー
ト記憶」レジスタあるいはメモリ124へ与えられ、そ
れの出力信号は加算回路122と「減算器」126へ与
えられている。正しいアドレスを受けとると同時にAN
Dゲート70を通して与えられる預金使用コードは減算
器126へ与えられ、それの出力信号はIPC使用コー
ド記憶レジスタ124へ与えられる。このようにして、
IPC使用コード記憶レジスタは観るために受入れられ
た入力プログラムに付随する任意のプログラム使用コー
ドを合計使用コードに加え、使用コードから加入者が適
当な支払いを行うことによって預金を受けとることを行
った任意の使用コード合計を差引くことによって、IP
C使用コード記憶レジスタは更新される。使用コード記
憶レジスタは124からの信号はまたANDゲート回路
126を通って表示インタフェース52へゲート化さ
れ、それによって以下に詳しく述べるように、請求サイ
クルの終わりに使用コードを表示する。 【0052】タイマ84は任意のあらかじめ定められた
期間の終わりに、あるいは中央局からデータとして送ら
れる時間設定信号によって設定される期間の終わりにお
いて出力信号を発生する。言いかえれば、中央局から信
号がデコーダへ送られて、タイマ出力信号と同じ機能を
有する制御信号を発生させる。 【0053】タイマ出力信号は機能的に示されたよう
に、ANDゲート回路128へ与えられ、ANDゲート
回路126へ、また表示インタフェース52へ与えられ
て、以下に述べるように加入者に対して表示を行う。レ
ジスタ86中の段階及び指定IPC預金データもまたA
NDゲート128へ与えられる。ANDゲート128の
出力信号はレジスタ80からのIPC預金信号と共に
「減算器」130へ与えられ、現存のIPC預金から合
計の段階及び指定IPC預金が差引かれる。この減算の
結果はタイマ84によって設定された任意の請求期間に
対する合計の支払い請求額である。この値は支払い請求
額記憶レジスタ132にたくわえられ、表示インタフェ
ース52を通して加入者表示装置へ与えられる。 【0054】動作時には、マイクロプロセッサ54は適
当なプログラム制御を通して、図4に各種ブロックで示
されたすべての機能を実行する。しかし、もし望めば、
ここに示した機能を実行するために個別的あるいは集積
回路をハードワイヤ化した論理回路を用いてもよいこと
は理解されるであろう。この点に関して、個々の記憶、
ゲート入力、比較等の機能はすべて従来のものであり、
市販されている論理回路を用いて実現することもでき
る。 【0055】図1ないし図4を参照すると、入力プログ
ラムのほとんどは段階化されており、復号制御回路98
がANDゲート94とORゲート96による通常の段階
比較工程を通して駆動される。しかし、入力プログラム
が加入者が支払うことに同意した段階のどれにも帰属し
ないことのためその加入者に観る資格がない場合には、
マイクロプロセッサはその入力プログラムがIPCプロ
グラムであるかどうかを調べる。もしそれがIPCプロ
グラムであれば、コストデータ(そしてもし望むなら
ば、そのプログラムがIPCプログラムであるというこ
と)が表示される。 【0056】もし加入者がそのIPCプログラムを利用
しようと決めたならば、そのプログラムのコストがIP
C預金記憶レジスタ80中の現存のIPC預金から差引
かれ、復号制御98が駆動される。更に、そのプログラ
ムに付随した使用コードが、それを現存の使用コードに
加算することによって、あるいはまた以下に述べるプロ
グラムコード符号化方法によって、IPC使用コード記
憶レジスタ124中にたくわえられる。この場合、第4
図の実施例に用いられる使用コードは、請求期間内の他
のプログラムの独特な使用コードに加算された場合に常
に独特の和の値を得るような独特な値であることが望ま
しい。このように使用コードによって常にその請求期間
において、利用されたIPCプログラム(あるいはIP
Cサービス)の同定が正確に行いうる。請求期間の間に
もし非常に数少ないIPCプログラムしか送られなけれ
ば、特にもしIPCプログラムが互に異なるコストのも
のである場合には、使用コードは不必要である。実際に
は、IPCプログラムのコストは例えば奇数の数値によ
って示されていれば、IPCプログラムの任意の組合せ
の合計コストは独特の数値となる。更に、プログラム同
定数字が記録され、符号化されて以下に述べるように独
特の使用コードが得られる。 【0057】いま加入者が月毎の請求期間を採用してい
ると仮定すると、タイマ84は月末に時間切れとなり、
加入者に対してそれまでの請求期間内に受取ったプログ
ラムサービスに対して支払いをする時期であることを通
知する。このことはその加入者の表示装置上でライトを
点灯させるとかあるいは他の適当な表示器を駆動するこ
とによって行われる。 【0058】タイマ84はまたANDゲート126と1
28を駆動し、それまでの請求期間に対する支払い請求
額が計算され使用コードと共に表示される。このため、
支払い額は、タイマ84が時間切れした時点で記憶レジ
スタ80中に存在したIPC預金をその加入者に対する
段階料金と指示されたIPC預金の合計から差引いたも
のであることが望ましい。この差額は表示されると共に
記憶され、次の月のデータによって置換されるまで(あ
るいは請求期間数回分の間とすることもできる)保持さ
れているから、支払いに関する問題が発生した場合には
任意の1カ月分の合計IPC料金を知ることは可能であ
る。 【0059】支払い請求額と使用コードの表示によっ
て、加入者は表示されている額を正しく支払うことがで
き、その支払いによる独特の使用コードを含めることに
よって、放映局に対して正確にどのIPCプログラムを
利用したかを示すことができる。放映者はこの加入者か
らの支払いと表示された使用コードを受けとると、支払
額から任意の段階料金を差引いた額(すなわち合計のI
PC支払額)をIPC預金として加入者へ送信する。同
様に、使用コードが使用コード「預金」として加入者へ
送られる。放映局はまたIPC預金信号の一部として、
あるいは別信号で支払い請求額表示器(PDI)をリセ
ットするためのリセット信号をも送信する。言いかえる
と、受信されたIPC預金あるいは使用コードは、前月
の料金あるいは視聴記録と比較され、以下に述べるよう
にPDIをリセットするために用いられる。 【0060】預金を更新するためには、加入者はアドレ
ス指定され、その預金を加入者がそのTV装置を使用し
ない時にあるいは段階もしくはIPCプログラムの送信
の間に特別のチャネル周波数(例えばSTVチャネル)
よって送信することが望ましい。デコーダ上の同調器
は、デコーダが使用されていない時でもその特別のチャ
ネル周波数に同調するように構成されていることが望ま
しく、それによってIPC預金及び使用コード預金デー
タが受信でき検出され、適切に各レジスタ80と124
を更新するのに使用できる。時間設定データもまた個々
の加入者へ同様にして送信され、請求期間を望みのよう
に変更する。また新しい段階データもまた個々の加入者
へ同様に送られ、新しいあるいは別の段階への加入が指
示される。更に、加入者が新しい段階あるいは異なる段
階を指定する時には、その加入者をアドレス指定して、
段階及び指示されたIPC預金合計が変更され、その加
入者請求期間に対する新しい予想料金を含むデータが送
信される。 【0061】以上により、図4の実施例において、加入
者は数請求期間にわたって、段階料金以上の支払いをす
ることなしに、預金記憶レジスタ80中の預金残高まで
はIPCプログラムを観ることができるようになってい
ることが理解されるであろう。このように、例えば、あ
る加入者は5,000円(20ドル)の預金によって最
初の月は750円(3ドル)を使用し、その月の段階料
金のみを支払うことでよい。次の月には、その加入者は
残りの4,250円(17ドル)のIPC預金残高のう
ち更に2,500円(10ドル)をIPC支払いをする
ことなしに利用することができ、それでも更に1,75
0円の残高はその後のIPCプログラム用に利用でき
る。使用コードは放映者に対してIPCプログラムが利
用されていることを通知し、それによって放映者はプロ
グラム供給者からそのような指示があった場合には、視
聴量に対応した料金を供給者に支払うことができる。 【0062】このように、ここに説明したシステムによ
って、放映者は加入者に対し、預金がなくなるまでIP
Cプログラムを利用しつづけることを許容する機能が実
現される。これは加入者が預金の前払いを行うことが望
ましい機能である。他方、もしIPC預金が、前払いを
伴なわない、加入者に与えられた先行預金である場合に
は、放映者は別の機能を有することができる。例えば、
もし使用コードが、その加入者がIPCプログラムを観
ており、しかもそれらのプログラムに対して支払いが行
われていない場合には、放映者はただIPC預金記憶レ
ジスタ80中のIPC預金を零とする信号を送信すれば
よい。あるいは、もし受信された支払い額と使用コード
が同程度でなければ、あるいはデコーダによって決まる
ように加入者へ送られたIPC預金デコーダ中に記憶さ
れている前月のIPC使用コストと一致しなければ、I
PC機能は各種の方法で完全に停止させてしまうことが
できる。 【0063】図5を参照すると、例えば、マイクロプロ
セッサは「AND」ゲート回路68(図4)からの「I
PC預金」が「減算」回路140へ与えられるように動
作する。ANDゲート回路108(図4)からの「コス
ト」信号は、キイボードインタフェース52からのIP
C受入れ信号及びコスト/預金比較信号SC(図4)と
共にANDゲート回路142へ与えられる。このように
ゲート入力されたコスト信号はゲート142から「IP
Cコスト累積器」144へ与えられ、そこでは加入者に
よって利用された各IPCプログラムに対する料金の累
積和が計算される。この累積されたコストはANDゲー
ト回路146へ与えられ、それの出力信号は適当なIP
C合計コストレジスタ148へ与えられ、それはその出
力信号を減算器140へ与える。累積されたコスト信号
はまた「減算」回路151へ与えられ、「AND」ゲー
ト150からの信号が差引かれる。この減算器の出力信
号はANDゲート150へ与えられ、デコーダ141に
よって復号され、復号制御回路98(図4)とゲート1
50の制御のためと、IPC合計コストレジスタのリセ
ットと表示装置上の表示器の制御のために用いられる。
タイマ84の出力信号はANDゲート146へ与えら
れ、遅延回路150によって適量の遅延を与えられて累
積器144のリセット端子へ供給される。 【0064】動作時には、請求期間中に使用されたすべ
てのIPCプログラムとサービスのコストが累積器14
4によって累積される。タイマ84が時間切れになる
と、累積されたコストはレジスタ148へ転送され、累
積器144は加入者によって選びとられる次のIPCプ
ログラムのコストを累積する。 【0065】加入者の支払いが受けとられ、IPC預金
がデコーダへ送信されると、この預金は(既に述べたよ
うに現在の預金残高に加算されるのに加えて)、その預
金の関係する請求期間に対する合計IPCコストから差
引かれる。もしその預金がコストと等しいかより大きけ
れば、IPC合計コストレジスタはリセットされ、支払
い請求額表示器がリセットされ、復号制御回路98はそ
のままである(すなわち駆動されたままに留まる)。更
に、その前の請求期間に対する合計累積コストよりも多
い分の預金は現在の請求期間に対する累積コストから差
引かれる。しかし、もし預金が累積コストよりも少なけ
れば、復号制御98が停止し、その状態が表示される。
例えば、表示装置上の表示器の点灯あるいは支払い請求
額表示器のフラッシュなどが行われる。 【0066】更に特別に、支払い請求額表示器は、IP
C預金が中央局から受取られて、そのIPC預金が適用
される請求期間に関する合計IPCコストとそのIPC
預金の比較が行われるまで点灯したままであるようにす
ることもできる。図5に示したように、支払うべき額よ
り預金が少ない場合には、パルス発生器152が駆動さ
れて、それは表示インタフェースを通して支払い請求額
表示器へパルス信号を送り、表示器をフラッシュさせ、
それによって、加入者は支払いが受取られたことと、そ
れが不十分であったことを知ることができる。このこと
によって加入者はもう一度支払い請求額を表示させて、
自分の記録をチェックして正しい額が転送されているか
確認する必要があることを指示される。 【0067】他方、もしIPC預金が前の請求期間の記
憶されているIPCコストと等しいかより多い場合に
は、前の請求期間の終了以来点灯したままであった支払
い請求額表示器が、コストレジスタ148をリセットし
た同じ減算器140出力信号によってリセットされる。
前に述べたように、加入者は支払い時期を自動的に通報
されるし、その支払いが、正しい場合(表示器リセッ
ト)もあるいは不適当な場合(表示器フラッシュ)も、
受けとられ、システムの放映者によって預金化された時
点を自動的に通知されるようになっている。 【0068】図5の構成において、加入者は、各請求期
間に対するIPCコスト(それと任意の段階料金)と正
確に同じ額かあるいはそれよりも多額を支払わねば、I
PC機能が停止されることが理解されるであろう。コス
ト及び預金データを用いてこれと同じ機能を実現するた
めの他の方法は、IPCシステムをこのように動作させ
ることを望む場合には、当業者には明らかであろう。 【0069】更に、上述の状況においてデコーダを停止
させる替りに、システム放映者はタイマ84へ特別な時
間設定データを与えることによって、次の請求サイクル
の期間を単に短かくするだけとするようにすることもで
きることは理解されるであろう。この短縮化された期間
の後にIPC全額の支払いがなかった場合にのみデコー
ダを停止させることもできる。 【0070】図5のコスト累積器/預金比較器の機能は
図4に示した付加的なIPC復号資格性要求の機能と関
連づけて実現されるが、図4に示された預金記憶及び比
較機能とは独立的に用いることもできる。例えば、回路
69、ORゲート78、預金記憶80、比較回路11
4、減算器116で表わされる機能は図5中に示された
機能で代替し、なくすことができる。図4、図5を参照
すると、例えば、IPCコストはコストと預金の比較に
かかわらず(すなわちANDゲート142からなくなる
であろうSC信号にかかわらず)、コスト累積器144
によって累積される。このように加入者がIPCプログ
ラムを受入れる毎に、IPC信号がコスト信号をコスト
累積器へゲート入力させ、そこですべての受入れられた
IPCプログラムに関する合計料金が累積される。 【0071】1つの請求期間の終わりにおいて、累積さ
れたコストが合計コストレジスタ148中に記憶され、
合計段階料金と加算されて表示用の支払い請求額が求め
られる。この場合、86´,128´,130´,13
2´と番号づけられたブロックが図4中の同様番号のブ
ロックに置き換わる。IPC預金が受けとられるとそれ
はその請求期間に関する合計IPCコストから差引かれ
る。好ましい比較結果(すなわち、預金額が合計コスト
に等しいかより大きい)の場合、支払い請求額表示器が
リセットされ、合計コスト及び支払い請求額記憶レジス
タがリセットされ、復号制御98が駆動(もしくは停止
しない)される。使用コードの送信、計算、記憶は既に
述べたように図5の実施例に関して行われる。 【0072】上に述べた実施例において、加入者は1つ
の請求期間内では利用できるすべてのIPCプログラム
にアクセスできることがわかるであろう。もし合計のI
PC累積コストと等しいかそれより多い預金が受取られ
ない場合(あるいはもし支払いが行われない期間がある
長さを越えると)、デコーダは停止され、それ以降のI
PCプログラムは利用できないことになる。すくなくと
も累積されたコストを充当するに十分な預金を行えば、
加入者は随時的購入機能IPCを利用しつづけることが
でき、過剰な支払いは次の請求期間でのIPC料金のた
めに預金される。 【0073】マイクロプロセッサ54による預金データ
と使用コードデータの処理については、図6に、本発明
の別の実施例に関して、より詳細に機能的に示されてい
る。図6において、図4中に用いられていた参照番号が
前に説明したのと同じ機能ブロックを示すものとして用
いられている。 【0074】さて図6を参照すると、IPC預金デー
タ、使用コードデータ、タイマデータは前に説明したと
同様のデータ型のブロックとし、中央局から送信され
る。ADR信号として示されたような正しいアドレスが
受取られると、IPCデータのそれらのブロックはメモ
リあるいは「記憶」160中にたくわえられ、メモリ中
のデータの位置によってそれがどの型のデータであるか
がわかる。タイマデータはタイマ84へ送られ、受信さ
れた使用コードデータは162で示したような記憶され
ている使用コードと比較され、「プログラムコード記
憶」164から視聴記録を消すために用いられ、更に適
当な表示器を制御するため、あるいはもし望むなら更に
復号化するために用いられる。プログラムコード記憶1
64からの信号はタイマ84出力信号によって「エンコ
ーダ」166へゲート入力され、エンコーダ出力信号は
使用コードとして表示インタフェースへ与えられる。 【0075】既に述べたように、IPC預金データは或
る請求期間の間は同じ値で留まるがそれ以前の1個ある
いは複数個の請求期間に用いられたものと異なる預金順
序番号を含んでいることが望ましい。この順序番号は
「IPC預金記憶」80中に記憶されている預金データ
の順序番号と比較され(「預金順序番号比較」16
8)、もしそれらが同じでなければIPC預金が「AN
D」ゲート回路170によって「加算」回路69へゲー
ト入力され、入力及び現在の預金の和がたくわえられ
る。 【0076】動作時には、各々のIPCプログラムには
番号等のプログラムコードが付随する。プログラム番号
はすべてのIPCプログラムに付随するが、加入者の異
なる群に対しては、加入者が報告すべき使用コード番号
の大きさを最小にするためには視聴記録の一部分のみを
報告するのが望ましい。使用コードを発生するために視
聴記録の一部分のみを使用する場合には、加入者の第1
の群(例えば10%)では同じ部分が使用され、他の群
では他の部分が使用される等になり、各加入者に対する
実際の視聴記録ではなくプログラム視聴のサンプリング
を行うことになる。 【0077】どんな場合でも、IPCプログラム番号は
例えばそのプログラム番号に対応するメモリ位置にビッ
ト挿入することによって、記録される。この番号は或る
2進化形式であってよいが、タイマ出力信号によって記
憶164の適当な位置へシフトされ、16進数、英数字
コードを形成する等の適当な方法によって符号化され
る。このように、例えばIPCプログラム1,3,7,
10が観られたとすれば、レジスタの対応するビット
が、請求期間の終わりに設定され、エンコーダ166は
表示装置へコード48Aを送信し、加入者は彼の支払い
と共にこの使用コードを送る。使用コード「預金」48
Aが中央局からデコーダによって受信された時には、こ
の預金は「比較」回路162によって記憶されている使
用コードと比較され、プログラムコード記憶中の視聴記
録の中の適当な部分が捨てられる。 【0078】記憶164中の実際のプログラム視聴記録
を符号化するのに加えて、更に安全のために適当な従来
の方法によって使用コード中に奇偶チェックのための1
個あるいは複数個のビットを付加することが望ましい。
このように、もし放映者へ送られた使用コードが意図的
あるいは不注意によってあやまって記録された場合に
は、この奇偶チェックビットが、放映者に対し、その使
用コード預金が加入者へ送られる前に警告を発する。こ
のようにエラーはそれ以降の手続が行われる前に修正で
き、あるいはこのエラーによってそれ以降にとるべき行
動を決定することができる。 【0079】IPC預金データがそれに付随の預金順序
番号を伴なって、それがデコーダによって正しく受信さ
れ、「預金」されることを確実にするため、数回にわた
り送信される。預金データが受信される度に、それの順
序番号が記憶80中のIPC預金データの預金順序番号
と比較される。もしそれら順序番号が一致すれば、それ
は記憶中の預金データが送信されてきたそれと同じであ
ることを意味し、従って預金の更新は行わない。もし順
序番号が異なっていれば、入力された預金データがメモ
リ中の預金データへ加算されて新しい預金合計が作られ
る。もちろん、もし1つの請求期間中に使用コードとタ
イマデータも数回送信されれば、それらのデータもまた
預金順序比較によって、記憶160とデコーダ162及
びタイマ84の間の付加的「AND」ゲートブロックに
よるかあるいはブロック168から「AND」ゲート6
8へ比較信号へ与えることによって、メモリへゲート入
力される。 【0080】本方法はまた有料テレビや有料ラジオある
いはその他の通信サービスにも有用であることは理解さ
れるであろう。例えば、この方法は、製品の遠隔購入方
式においても用いることができる。すなわち、製品のコ
ストを同定コードを送信しておき、それをテレビ受信機
上に表示している間に、加入者が希望の製品のボタンあ
るいは指定コードを入力することによってその製品を購
入することができる。加入者が所定の手続きをとった場
合には、その製品のコストがその加入者の預金から差引
かれ、もし十分な預金残高があればその製品コードが記
録される。加入者がその購入したサービスに対する支払
いを行なった時には、その製品のコストが勘定されて、
その製品コードによって放映者はその製品をその加入者
へ送るように手配する。 【0081】同様に、通常のプログラムが放映されてい
ない時にしばしばプログラムを家庭で記録することに関
するサービスもこのような方法によって前払いで購入す
ることができる。特定の加入者のレコーダが支払いの後
にある映画(あるいは他のプログラム)を記録するよう
に駆動され、その特別プログラムは使用コードによって
表示される。上述のIPC特徴と結合されたアドレス指
定機能によれば加入者同志の制御が可能となる。 【0082】 【効果】上記の如く本願発明は加入者にサービス料金を
遠隔請求するための方法及びシステムに関し、種々の利
点が期待出来る。例えば、加入者は要求サービスに対す
る支払が必要であることを請求期間の終りに表示器を介
して自動的に通報されることが可能である。さらに、支
払の受領に関するデータがサービス提供者から加入者に
伝達されることが出来る。加入者が支払を完了すると、
例えば、支払が受領されたことを示すためのデータ情報
が表示器の表示を変更する。これによって、加入者は一
定方式又は段階方式で番組を見ることが可能となり、ま
た特定プログラムの確認情報を必要とすることなく且つ
サービス提供者に対する定期的支払以外の他の特定支払
情報を伝達すること無しに或るプログラム方式で別の幾
つかの番組を見ることが可能となる。 【0083】本発明の原理、好適実施例、動作モードは
上述の説明において述べられた。しかしここで特許保護
を求める本発明は、ここに述べた特定の形態に制限され
るものではない。ここに述べた形態は制限する意味でな
く、本発明を説明するための一例としてとりあげられた
ものである。更に、本発明の範囲からはずれることなく
各種の修正や変形が当業者にって可能となることは明ら
かであろう。
は有料テレビ等のサービスに関する他の遠隔報告のため
の方法とシステムに関するものであって、特に、前払い
の段階方式に基づいて、および/あるいは随時的購入方
式に基づいて、有料テレビサービスの購入を可能とする
方法とシステムに関するものである。 【0002】 【従来技術】放送及び有線有料テレビのようなサービス
においては供与されたサービスに対する報酬を回収する
ことが必要であり、与えたサービスに対して、加入者に
請求し、確実に集金するための各種の方法が案出されて
きた。それらの方法は、一様な額を課して、もし支払い
が行われなければ、物理的に接続を断ってしまうやり方
から、ロバート S.ブロックとジョン R.マーチン
(Robert s.Block,John R.Ma
rtin)による米国特許第4,163,254号に示
されたようなより複雑な、プログラム毎あるいは観た番
組毎に料金を課して、コード番号で拒絶する方法まで含
んでいる。 【0003】より最近になって、加入者請求の段階方式
というのが注目されている。この段階方式においては、
加入者は、望みのプログラムの各分類あるいは各段階に
対して一定の額で支払いを行う。加入者が特定の段階あ
るいは分類を観ることができるかどうかはあらかじめ定
められており、加入者は、そのあらかじめ指定された段
階の中のプログラムのうちいくつを観たかに係わらず一
定の料金が課せられる。 【0004】このように、例えば、加入者はスポーツの
ような或る一つのプログラム分類を観るために1つの一
定料金を払うようにとりきめることができるし、更に別
の分類のプログラムを観たければ別の一定料金を追加支
払えばよい。1人の加入者はこのように、例えば、3つ
の分類あるいは「段階」に含まれるすべての番組を観る
権利を得るためには3つの一定料金(例えば、2,50
0円(10ドル)の1つの分類あるいは段階と、5,0
00円(20ドル)の1つの分類あるいは段階、そして
1,250円(5ドル)の1つの分類あるいは段階の組
合せに対して合計8,750円(35ドル)を支払うこ
とに同意すればよい。また他の加入者は1つの分類ある
いは段階のみを観ることを契約することもできる。 【0005】上述のような段階方式の管理は代表的に
は、ブロックとマーチンの米国特許第4,225,88
4号に示されたように、複数個の分類あるいは段階のう
ちの1つあるいはいくつかへ、プログラムを分類するこ
とを、プログラムといっしょに送信されるコードに基づ
いて判定し、それによって加入者がプログラムの正しい
分類のみを観ることができるようにすることによって行
われる。更に、各々の段階の中において、米国特許第
4,225,884号に示されるように、プログラムは
更にプログラムの内容に基づいて分類されることもでき
る。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】段階式の有料テレビ支
払システムは、他のプログラム毎(視聴番組毎)の方式
のほとんどのものとくらべて簡単である点ですぐれてい
る。そこでは支払われたプログラムに関する情報をたく
わえ、これを中央支払局へ送信する必要がないからであ
る。しかし、段階式あるいは一定料金方式において、時
々、加入者が契約していない段階に含まれるプログラム
を観ることを許容する必要ができる。例えば、格闘、試
合、特定の映画等の特別な番組は段階分けされたプログ
ラムに含まれなかったり、大多数の加入者が契約してい
ない段階に含まれていたりする。更にプログラムの供給
者は、実際にそのプログラムを観ている加入者の分を加
入テレビ放映者から支払われる事を要求する。このよう
に段階式あるいは一定料金システム内に視聴番組毎方式
を含ませるか、あるいは全く視聴番組毎に課金する方式
で運営することが望ましいし、おそらくその必要があ
る。 【0007】現在稼動している加入者テレビシステムに
おいては、階段方式及び/あるいはプログラム毎課金方
式のいずれも、上に引用した特許に述べられた方法を利
用して運用されている。この市販システムに実現されて
いる組合せ方式は段階方式のものとプログラム毎課金方
式の両方の利点を有しているが、加入者は定期的に中央
集金局へ対して(例えば電話によって)課金情報を送信
して、その情報に基づいて請求書がつくられるようにす
る必要がある。これに替わる方法としては、加入者は先
立って十分支払いをしておいて、予定されたプログラム
の放映に先立って、放送によるか郵便や、電信、電話に
よって加入者へ適正なデコード情報が送られるようにす
る方法がある。 【0008】本発明の目的は、加入者に、加入サービス
に対する支払いを行うべきであるという通知を行い、更
に支払いが受領された事を表示することのできる新しい
方法とシステムを得ることである。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明によれば次の構成
のシステムが提供される。料金請求期間内に加入者によ
って要求されたサービスに対して、加入者にサービスの
料金を遠隔請求するためのシステムであって、加入者局
に設けられサービスにアクセスするための加入者装置1
2、上記加入者装置上にあって要求されたサービスに対
する支払い期限であることを示すための表示器50、加
入者局に設けられ、料金請求期間の終わりに自動的に上
記表示器を駆動するための制御装置54、上記加入者局
から離れた位置にあって、加入者からサービスに対する
支払いを受けた場合は、この支払に関するデータを送信
する中央制御局10からなり、上記加入者装置は、上記
送信されたデータに応答して所定条件の下で上記表示器
を選択的に非動作にするための停止回路を含み、上記中
央制御局10がサービスの料金情報を含むデータを送信
するための送信器30を含み、また、上記加入者装置1
2がサービスのための預金を記憶するための記憶装置8
0、及び加入者によるサービス要求に応答して、サービ
スの料金情報の金額によって、記憶されている預金の更
新を行うための装置116を含む、加入者にサービスの
料金を遠隔請求するシステム。 【0010】 【作用】好的実施例によれば、請求期間(例えば月毎)
の末に、加入者デコーダ上のライトのような表示器が点
灯され、加入者にその月の料金を支払う時期であること
を通知する。このライトはデコーダへ信号を送ることに
よって点灯することができるが、望ましくは、そのデコ
ーダ中のタイマによって点灯される。そのタイマは中央
局からの設定時間で時間切れとなるように設定されてい
る。このライトがタイマあるいはその他の方法によって
点灯された時には、その月の料金と使用コードが計算さ
れ記録される。加入者は適当なリクエストを入力し、そ
の請求期間の料金が表示される。その表示料金は、随時
的購入料金を含む各種の料金を含んでいる。例えば有料
テレビシステムでは、その期間の段階的料金及び/ある
いは任意の随時的購入プログラム購入のために、初期残
高等のあるあらかじめ定められたレベルまで残高を随時
的購入分へ組替えるために必要な料金等が含まれてい
る。使用コードもまた表示される。それはその請求期間
において観たすべての随時的購入プログラムを教えてく
れるか、そうでなくてもすくなくとも報告が必要な随時
的購入プログラムを同定する。 【0011】 【実施例】図1は、本発明に従った随時的購入機能(I
PC)を備えた無線有料式あるいは加入者式テレビ(S
TV)システムの一実施例を機能的に示している。ST
Vという用語は通常は有料TVからの放映形態を意味
し、この形の有料TVについて説明するが、以下に述べ
られることは原理的に各種の有料TVや他の応用にも用
いることが可能であることは理解されるであろう。(そ
の他の応用としては、例えば有線式MDS−多重点配給
システム、DBS−直接放映サテライトなどがある。) 【0012】ここで説明するシステムは一般的に、送信
局に一般に10として示したエンコーダと、各加入者局
に一般に12として示したデコーダを含んでいる。図1
のエンコーダとデコーダが設けられた加入者式テレビシ
ステムにおいては、通常のプログラム(例えば、「周波
数変換されていない」、無料の、広告プログラム)と周
波数変換されたSTVプログラムとが、各々送信アンテ
ナTAと受信アンテナRAの間で、あるいはケーブルや
他の送信媒体を介して送受信される。ロバートW.フィ
ールド(Robert W.Field)らの米国特許
出願第188,738号に述べられたような音声多重方
式では、周波数変換されていない映像と、多重化され、
選択のできる変声とを供給しうる第3のモードが設けら
れている。 【0013】通常の周波数変換されていないプログラム
はエンコーダとデコーダの中あるいはそばを、以下に説
明するようなデコーダにおけるチャネル変換以外は何ら
影響をうけずに通りすぎる。通常は、本発明の随時的購
入機能は通常の動作のTVモードにおいては使用されな
い。エンコードされあるいは「周波数変換された」動作
モードにおいては、あるいは音声多重モードにおいては
(以下では加入者式あるいはSTV動作モードと呼
ぶ)、随時的購入機能によって、加入者は、支払いが以
下に詳細に説明するような一定額あるいは段階式のよう
に通常の方式によってはあらかじめ定められていない加
入者プログラムを観、あるいは音声チャネルを選ぶこと
が許容される。 【0014】例えば、ここに説明する加入者システムに
おいては、各々の加入者は月毎の一定の料金を支払い、
それによって加入者は、1つのあるいはいくつもの段階
化されたプログラム群のうちの任意のあるいはすべての
STVプログラムを観ることが可能となる。1種類の月
毎料金に対して加入者は「スポーツ段階」を観る権利を
有し、また別の料金に対しては加入者は「映画段階」を
観る権利を有する。加入者の資格の管理は、ブロック
(Block)とマーチン(Martin)の米国特許
第4,225,884号に詳細に述べられているよう
に、更に以下に詳細に説明するようにSTVプログラム
信号といっしょに適当な段階あるいはグループ(分類)
を同定する信号を送信することによって行われる。 【0015】1カ月の間には場合によっては、特定の加
入者の段階あるいはすべての段階の以外の特別なSTV
プログラムサービスが、加入者の通常の月毎料金に加え
て、ある料金で随時的購入プログラムとしてSTV送信
に含まれて供与されることがある。図1のシステムに関
して説明される本発明は、加入者が、そのようなプログ
ラムをあらかじめ定められたやり方によらず、随時的方
式にもとづいて選択して観ることを可能とする。 【0016】本発明はSTVプログラムに対する随時購
入に関して説明されるが、有料テレビの他の形態に対す
る随時的購入機能を他のサービスと共に提供しうるもの
である。例えば、情報サービス等加入者が一定の料金を
支払って観ることを望まないようなプログラムは随時的
購入ベースで供給される。印刷情報データの形の株式情
報、ラジオ番組を含む特別音声チャネルサービス等は定
期的に受けることができ、加入者はそのサービスを利用
する度に支払えばよい。あるいは、すべての有料TVプ
ログラムや他の有料TVサービスを随時的購入方式で供
給し、一定料金の段階方式をなくして、完全な視聴サー
ビス毎の支払い方式とすることもできる。 【0017】図1を参照すると、適当な映像及び音声源
14及び16からのTV信号は各々映像及び音声エンコ
ーダ18及び20へ供給される。各映像及び音声エンコ
ーダによる映像及び音声信号の符号化は、ロバート
W.フィールド(RobertW.Field)らの米
国特許出願第188,738号及び前述の米国特許に述
べられているように、映像及び音声エンコード制御回路
22及び24によって制御される。(1982年4月1
日発行のPCT InternationalPubl
ication No W−082/01109を参照
されたい。) 【0018】データ発生器26は通常はTV信号といっ
しょに送信される符号化データ(例えばデジタルコー
ド)を発生させるが、そのようなデータはTV信号と別
に送信してもよい。そのデータには、以下に詳細に説明
するように、デコーダアドレス、プログラムコスト、使
用コード、預金データ、段階コード、プログラム同定コ
ード、分類コード類が含まれる。これらの内の少なくと
もプログラムコスト及び使用コードのデータが加入者に
サービス料金を遠隔請求するための情報(サービス料金
請求情報)を形成する。ここに示す実施例においては、
データは通常のように、適当なコンバイナ28によって
映像信号と組合され、映像信号と共にそれの非プログラ
ム部分、例えば垂直信号の間隙に入れて送信される。こ
の点において、垂直同期信号のような適当な同期信号が
映像信号とデータの発生の同期化に用いられて、データ
の映像信号中への適正な挿入を確実に行うために用いら
れる。もちろん、データは、既に引用したフィールドら
の米国特許出願の中に述べられた形の音声多重システム
においては特に、音声チャネルに入れて送信することも
できる。 【0019】図1をつづけて参照すると、所定のデータ
が挿入された映像及び音声信号は従来のAM及びFM駆
動器及び送信器30へ供給され、各加入者局12のデコ
ーダへ送信される。放送システムにおいては、アンテナ
TAを通しての信号放送は受信アンテナRAを通して受
信され、適当な従来の電子式同調器32へ送られ、そこ
で望みのTV信号(すわなち望みのチャネル)が選ばれ
る。この同調器32は選ばれた信号を従来の方法によっ
て標準的な中間周波数(I.F)へ「逓減変換」する。
同調器32によって選ばれたTV信号のIF形態信号は
従来の復調器34へ送られ、そこでIF信号はベースバ
ンド信号へ変換される。 【0020】復調器34からのベースバンド信号は従来
の復調器36へ与えられてTV信号の音声部分が検出さ
れ、またデータ検出器及び書式化器38へ送られ、また
映像デコーダ40へ与えられる。これらについては以下
に詳述する。復調器36からのベースバンド音声信号は
音声デコーダ42へ与えられる。各デコーダ40及び42
からの映像及び音声信号は従来の再変調器44へ与えら
れ、更に出力端子46と48へも与えられる。再変調器
の出力信号RFはTVセットのアンテナ端子TVAへ与
えられる。 【0021】図示されたように、従来のマイクロプロセ
ッサとメモリ装置に対して適当なインタフェース52を
経由してキイボードと表示装置50が接続される。デー
タ検出器及び書式化器38からの出力信号はマイクロプ
ロセッサ及びメモリ54へ与えられ、マイクロプロセッ
サからの制御信号はインタフェース52を通して同調器
32と復調器34へ与えられ、また適当なインターフェ
ース56を通して映像及び音声デコーダ40及び42へ
与えられる。 【0022】動作時には、エンコーダ10は、通常のT
Vモードにおいては、音声及び映像プログラム信号を変
更することはしない。このように、非STVプログラム
の送信の間は、音声及び映像源16,14からの信号は
エンコーダ20,18をまわって駆動器及び送信器30
へ直接与えられる。言いかえると、音声及び映像信号は
エンコーダを通過するが、その各々の制御はエンコーダ
を通る信号に何ら変更を与えないように設定されてい
る。通常のTV信号は受信されてSTV加入者及び非加
入者のどちらにも利用されることができる。 【0023】STVモードにおいては、映像及び/ある
いは音声信号はエンコーダ18及び20によって符号化
(周波数変換)される。符号化されたプログラム信号に
適当なデータ信号が付加されて、合成信号が送信され
る。適正な復号化(周波数逆変換)と段階データを備え
たデコーダを有する加入者は受信したTV信号を周波数
逆変換し、その信号をTVセットへ与え、視聴すること
ができる。TV信号上に適当な時点で重乗されるデータ
の中には、復号化するために必要なデータの一部とし
て、あるいはそれに加えて、個々のデコーダをアドレス
指定できる信号、段階及び/あるいはプログラム内容の
分類信号、個々のプログラムに対するプログラム料金に
関するコトス情報信号、プログラム同定信号、個々のデ
コーダへの支払額残高を与える残高情報信号がある。以
下で明らかになるように、すくなくともコスト、残高、
プログラム同定あるいは使用コード、それにアドレスデ
ータは、独特の随時的購入機能を得るために必要であ
る。 【0024】このデコーダの動作時には、加入者は同調
器32を、以下により詳しく述べるようにインターフェ
ース52とマイクロプロセッサ54を通して動作するキ
イボード50上でチャネル番号を選ぶことによって望み
のTVチャネルへ同調することを行う。選ばれた信号は
従来のように局部発振信号と混合され、望みのI.F.
信号が得られる。そしてこの信号は復調器34によって
復調され、映像ベースバンドでのTVプログラム信号
(映像及び音声)が得られる。 【0025】本システムの好適実施例に従えば、復調器
は従来のような、TV信号の色同期信号によってゲート
駆動されるゲート自動利得制御(AGC)回路を採用し
ている。効果的なAGCのために、このAGC回路には
色同期信号の位置と色同期信号レベルを利得制御すべき
基準レベルの大きさとに関するマイクロプロセッサから
の情報が供給される。 【0026】TV映像中の色同期信号の位置は、このシ
ステム中に用いられる映像周波数変換の型によらず比較
的固定されているのが通常である。従って、色同期信号
の位置は従来のように任意の方法によって映像同期信号
との相対関係によって決定される。この目的のための適
当な同期情報は従来のようにベースバンドTV信号から
データ検出器及び書式化器38によって検出器され、マ
イクロプロセッサ及びメモリ34へ供給される。 【0027】しかし、AGCのための基準レベルは、用
いられる周波数変換の型に依って変化する。例えば、も
しある型の映像変換が周波数変換に用いられた場合に
は、AGC基準レベルは、もし周波数変換の方法が色同
期信号の通常のレベルを変更するのであれば、変換され
た映像と非変換映像とで異なる。このように、非変換映
像信号(例えば、周波数変換された信号の一部かあるい
は非加入者の周波数変換されていない映像信号かのどち
らか)は1つのAGC基準レベルを必要とし、変換され
た映像信号は別のレベルを必要とする。 【0028】従って、マイクロプロセッサ54はAGC
ゲートの位置を制御し、それが各AGCサンプルの間映
像中の同じ位置において発生するようにし、他方AGC
基準レベルの大きさはシステムの動作モードと入力のT
V信号の性質に依って、マイクロプロセッサによって設
定される。このようにして、この復調器34は単にデコ
ーダの異なる動作モードに対して必要なAGC基準レベ
ルをあらかじめ定めることによって、例えば通常の非変
換動作に対して1つのAGCを、変換された動作に対し
て他のレベルを与えることによって、各種の周波数変換
方式に適用できる。復調器34からのベースバンド信号
は、TVバンド幅の全体のうち定められたバンド内に、
映像部分と音声部分とを含んでいる。このベースバンド
信号は映像デコーダへ供給され、そこにおいて、もし入
力信号が周波数変換されて、デコーダがSTVモードで
動作しており、以下に述べるようなその他の条件がとと
のえば、映像部分はマイクロプロセッサの制御下におい
て周波数逆変換される。通常の映像信号は替わることな
く通常動作モードのデコーダを通過する。 【0029】ベースバンド信号はまた復調器36へ与え
られ、音声デコーダ42へ与えられるベースバンド音声
信号を発生する。復調器36はこのことを従来の任意の
TV受信機のようにインタキャリア検出方式あるいは任
意の他の適当な方法によって行う。音声デコーダ42は
映像デコーダ40と同様に、もし必要であれば、マイク
ロプロセッサ54の制御下で音声信号を周波数逆変換す
る。用いることのできる適当な音声周波数変換及びデコ
ード方式の一例が既出のフィールドらの米国特許出願第
188,738号に述べられている。 【0030】周波数逆変換されていない音声及び映像信
号は再変調器44へ与えられ、従来のTV受信機へ与え
るための適当なRF信号が発生される。例えば、変調器
44がTVチャネル第3バンドにRF信号を発生すれ
ば、このデコーダを通るすべての信号はこの1つのTV
チャネルにおいて観ることができる。更に、ベースバン
ドの音声及び映像信号が端子46と48に与えられるの
で、それらは情報(データ)通信、テレテキスト等の他
の目的に利用することができる。 【0031】本発明に従えば、映像及び音声デコーダを
STVモードで駆動することは複数の条件に基づいて制
御される。実施例のような、分類及び段階制御を備えた
アドレス指定のできるシステムにおいては、デコーダ1
2は適正な分類に設定されていなければならず、随時的
購入プログラムサービス以外のためには、STVプログ
ラムを利用するための正確な段階コードを有していなけ
ればならない。 【0032】以下で明らかになるように、エンコーダ1
0においてTV信号へ挿入されるデータには、周波数逆
変換のために必要な任意のデータに加えて、個々のデコ
ーダのアドレス指定のためのアドレスデータ、特定の分
類及び段階のプログラムのみにアクセスできるように制
限するための分類及び段階データ、随時的購入と支払い
を制御するための各種のIPCデータが含まれている。
このデータはすべて従来のデジタル符号化書式で、望ま
しくは安全化暗号化の後に、任意の適当な方法によって
各々データ型を同定することによって送信される(例え
ば、信号の最初の数桁によって、入力信号中のデータの
位置によって、データの書式化によって等々)。データ
挿入と同定の方法は、安全化暗号化と暗号解読の方法と
共に当業者にはよく知られており、ここに述べた各種の
データを取扱うことのできる任意の適当な方法を用いる
ことができる。 【0033】図1ないし図3を参照すると、入力TV信
号中のデータはデータ検出器及び書式化器38によって
検出され、マイクロプロセッサ54はまず上に述べたよ
うに、データの性質を決定する。もしそのデータがアド
レスであれば、マイクロプロセッサ54はデコーダに割
当てられたあらかじめ定められたアドレスに対してその
アドレスを評価し、そのデコーダがアドレス指定されて
いないかを調べる(図3)。もし正しいアドレスが受信
されていれば、それにつづくデータあるいはそのアドレ
スに付随するデータが評価される。 【0034】より詳細には以下に説明されるが、デコー
ダは各種の目的でアドレス指定される。ここで説明する
実施例においては、デコーダは、段階コードを変更する
ため、ICP預金をたくわえあるいは変更するため、ま
たデコーダ中のタイマを設定するためにアドレス指定さ
れる。図3に示されたように、正しいアドレスにつづく
受信データが新しい段階コードデータであることがわか
れば、その新しい段階データがたくわえられる。このこ
とは、加入者がその加入している段階を増加もしくは変
更したいと思った時にはいつでも行うことができる。新
しい段階データには任意の月毎の料金データが付随する
ことができ(このデータは段階料金を含むいろんな理由
から変更される)、またデコーダの時間タイマをあらか
じめ設定するための任意のタイマデータが付随できる。 【0035】もし入力データがIPC預金データであれ
ば、その預金を用いてデコーダに現在記録されているI
PC預金データが更新される。以下に述べるように、こ
の預金データの更新は各種の方法で行われ、それらのう
ちには、入力預金データを現状の残高へ加える方法、入
力預金データを前月の合計コストから差引く方法などが
含まれている。同様に、もし入力されたIPC預金デー
タが使用コードデータを伴なっておれば、その使用コー
ドもまた以下に述べるように更新される。 【0036】望ましくは、IPC預金データと使用コー
ドデータはいっしょに送信され、順序番号がそのデータ
に含まれている。順序番号は先月の順序番号と異なる任
意の数でよく、記憶されている順序番号と比較され、I
PC預金は新しい順序番号を伴なった預金データの最初
のブロックによってのみ更新される。このようにして、
あるあらかじめ定められた期間(例えば数日間)にIP
C預金データと使用コードとは数回送信され、その預金
と使用コードが加入者に確実に受信されるようにする。 【0037】図2を参照すると、タイマが常に、支払い
時期を示す時間切れになっていないかをチェックしてい
る。もし時間切れになると、支払い時期表示器(例えば
ライト)がデコーダ表示装置50(図1)上で励起保持
され、タイマはリセットされる。支払い請求額は、その
請求期間についてのIPC預金残高合計を段階料金と指
定されたIPC預金との合計を含むその月の合計料金か
ら差引くことによって、タイマが時間切れになった時
に、計算し記録することが望ましい。使用コードもまた
同時に計算し、記録される。もし加入者が支払い請求表
示灯が点灯したときに、支払い請求額を表示することを
要求するならば、その支払い請求額(及び用いられてお
れば使用コードも)が表示される。この表示の間、支払
い請求額(及びもし用いられておれば使用コード)が加
入者によってコピーされて、支払い請求額が局放映者へ
送られる。 【0038】マイクロプロセッサは図2に示されたよう
に入力データのチェックをつづける。もし入力プログラ
ムがSTV(有料)プログラムであれば、マイクロプロ
セッサはそのデータについて分類及び段階コードを評価
する。もし入力分類コードが、加入者によってデコーダ
に設定された分類制限に含まれなければ(例えば分類番
号よりも等しいか小さい)、「分類ちがい」の表示が行
われる。この場合には、そのSTVプログラムはその加
入者によっては、そのデコーダが設定されている分類制
限を変更しない限り利用できない。入力データ中の段階
コードもまたデコーダ中に記録されている段階コードと
比較評価され、加入者がその入力TV信号中のプログラ
ムを利用する資格があるかどうかが評価される。しか
し、この段階コードは通常は加入者には変更できない。 【0039】もし入力分類コードが選ばれた分類コード
に含まれるかあるいは加入者が分類コードを設定し直し
てそれを受け入れるようにすれば、そしてもし入力段階
コードがその加入者が資格のあるものであれば、マイク
ロプロセッサはそのデコーダに対してそのプログラムを
利用することを許容し、入力音声及び映像信号の周波数
逆変換を可能とするか、あるいはそのプログラムの選択
を可能とする(例えばデータあるいは他のサービスを含
む特定の音声チャネルの選択を可能とする)。 【0040】もし入力分類コードが受入れ可能であっ
て、段階コードが合致しなければ、そのデータが評価さ
れ、入力プログラムがその加入者が受信する資格のある
IPCプログラムであるかどうか決定される。もしその
プログラムがIPCプログラムでなければ、あるいはも
しそうであっても、加入者が一般的なIPCプログラム
にもあるいは受信されているその特定のIPCプログラ
ムにも資格がなければ、デコーダは加入者に対して、適
当な表示装置によって、資格がないことを表示し、また
そのプログラムに対する料金(IPCコスト)をも表示
する。しかし、もし加入者が資格があれば、マイクロプ
ロセッサは望ましくは、加入者のデコーダ中に記録され
ている預金の額に基づいた資格性の審査をつづける。 【0041】図2をつづけて参照すると、マイクロプロ
セッサは加入者の預金の資格性を入力プログラムに付随
するコストデータに基づいて審査する。各々のIPCプ
ログラムはコスト信号を含んでおり、それはその特定の
プログラムに対する料金を含んでいる。そのプログラム
に対する独特の同定コードもまた各IPCプログラムに
付随して含まれているが以下に詳述する。そのプログラ
ムのコストは加入者の預金残高と比較され、もしそのコ
ストを十分カバーできる残高があれば、加入者はそのプ
ログラムを観ることができる。更に、もし資格のある加
入者にのみコスト表示を行うことが望ましければ、以前
に表示するのでなくて破線で示したようにこの時点でコ
ストの表示を行うことができる。もし加入者が特定のコ
ードあるいはそれに相当する方法のキイを押すことある
いは受け入れボタンを押すことによって、そのIPCプ
ログラムを利用することを表示すると、デコーダ中にた
くわえられている残高とプログラムコードデータが更新
され、マイクロプロセッサはそのデコーダが入力IPC
プログラムを周波数逆変換あるいは選択あるいは利用す
ることを許容する。 【0042】図4は本発明の理解を容易にするように、
上述のようなデコーダの動作をより詳細に機能的に示し
ている。図4を参照すると、データ検出器/書式化器3
8が入力TV信号中のデータを検出し、そのデータをマ
イクロプロセッサ54を用いて適切な書式に配置する。
このデコーダ及び書式化器にはバッファメモリが含ま
れ、データはマイクロプロセッサによって読みこまれる
まで一時的にこのメモリ中にたくわえられたり、この機
能を使わずに直接マイクロプロセッサのメモリ中へ読込
まれたりする。どちらの方法もコンピュータ処理に用い
られるデータ入力システムにおいては知られているので
これ以上詳細は省略する。 【0043】データ検出器及び書式化器38からのデー
タは、「データ評価器/バッファ」60と示されたブロ
ックで示されたように、マイクロプロセッサ54によっ
て従来のように評価される。このブロックにおいては入
力データの同定が行われる。このデータ評価器/バッフ
ァ回路60が入力データを同定する動作の方法はもちろ
ん、どちらの従来型のデータ入力手法が用いられている
かとデータ符号化の方法とに依存する。 【0044】入力アドレスとして評価器60によって同
定されたデータは、「アドレス比較」と示したブロック
62で示されたように適当な従来の方法で、適当な局部
アドレス発生器64(例えばROM)からの出力信号と
比較される。好ましい比較結果によって論理「1」アド
レス(ADR)出力信号(例えばフラッグ)が発生し、
それはANDゲート66ないし74に機能的に示された
ように、各種の入力データを各種レジスタあるいはメモ
リへ記憶することを制御するために用いられる。 【0045】特に、アドレス信号につづく任意の新しい
段階データは機能的に示されたように、ADR信号によ
ってゲート化されANDゲート回路66を通って適当な
「段階資格性記憶」のレジスタあるいはメモリ76中へ
たくわえられる。レジスタ76中の段階資格性データは
加入者によって定期的に挿入されたコートから供給され
るが、このデータは、図示のように各々のデコーダをア
ドレス指定ないし個々にアクセスすることによって(あ
るいは電話線等の何らかの通信手段を通して)、入力プ
ログラム信号中に供給されることが望ましい。アドレス
につづくIPC残高データは機能的に示されているよう
に、ANDゲート論理回路68を通してADR信号によ
ってゲート入力され、加算回路69、ORゲート回路7
8を通って適当な「IPC残高記憶」レジスタあるいは
メモリ80へたくわえられる。同様に、IPC使用コー
ドデータは機能的に示されているように、ADR信号に
よってゲート入力されAND回路70を通って減算器1
26へ与えられ、その出力信号が適当な「IPC使用コ
ード記憶」レジスタあるいはメモリ82へ与えられる。
時間設定データは機能的に示されたように、ADR信号
によってANDゲート回路72を通ってゲート入力さ
れ、適当な「タイマ」84を制御する。また合計料金デ
ータはADR信号によってANDゲート回路74を通し
て適当な「段階及び指定IPC預金」レジスタあるいは
メモリ86へゲート入力される。 【0046】入力プログラム信号中に含まれるプログラ
ム分類コードは機能的に示されたように、検出され、
「分類比較」回路88において、加入者によって選ばれ
キイボードインターフェース52を通して「選択分類記
憶」レジスタあるいはメモリ90へ与えられた分類コー
ドと比較される。同様に、入力プログラムに対する段階
データは検出され、「段階比較」回路92へ与えられ、
そこで入力データはレジスタ76中に記憶されている段
階資格データと比較される。もし各々の分類及び段階デ
ータの比較結果が好ましいものであれば、ANDゲート
94は駆動信号を発生し、それはORゲート96を通っ
て適当な「復号制御」回路98へ与えられる。この復号
制御回路98はデコーダインタフェース56を通して、
入力信号の符号化の方法に依って適当な方法で、第1図
に示された音声及び映像デコーダを制御するように働
く。入力データ中から検出されるSTVプログラム信号
は図示のように、マイクロプロセッサの「復号制御」回
路98の復号動作を制御するために用いられることがで
きるが、このデコーダの動作モードは加入者によって手
動で選択することもできる。もし分類比較の結果が好ま
しいものでなければ(すなわち、入力分類コードが加入
者によって選ばれた分類コードによって定義された許容
しうる分類に含まれていなければ)、比較器88からの
出力信号は「インバータ」100によって反転され「分
類あやまり」信号として表示インタフェース52へ与え
られ、加入者に対してデコーダは入力信号の分類とは異
なる分類に設定されているということを表示する。 【0047】段階比較器92からの出力信号は機能的に
示されたように、「インバータ」102を通って「AN
D」ゲート104の1つの入力端子へ与えられている。
入力プログラムがIPCプログラムであることを示すI
PC信号は機能的に示されているように、「インバー
タ」106を通って「AND」ゲート104の他の入力
端子へ与えられ、「無資格」信号を発生させる。この無
資格信号は表示インタフェース52を通って加入者の表
示装置へ与えられ、加入者に対して彼がその入力プログ
ラムを観る資格がないことを示す。もし望めば、その無
資格性の理由も表示される。例えば、もし入力プログラ
ムが加入者の観る資格のない段階に属するもので、入力
信号がIPCプログラムであれば(あるいはそうでなけ
れば)、「分類あやまり」表示と同じように「段階あや
まり」表示があたえられ、そして/あるいは同様にIP
C(あるいは非IPC)の表示が与えられる。 【0048】データ評価器/バッファ60からのIPC
信号はまたANDゲート回路108,110,112へ
与えられる。入力プログラム信号中のコストデータもま
たANDゲート108へ与えられる。ANDゲート10
8からのコスト信号は表示インタフェース52へ与えら
れ、加入者表示装置上に受信されている任意のIPCプ
ログラムのコストを表示し加入者へ教える。以下に詳細
に述べるようにIPC預金データとコストデータとを比
較する「比較器」114からの出力信号もまた、もし十
分な預金を有している加入者へのみコストデータを表示
することが望ましければ、ANDゲート回路108へ与
えられる。更に、このコスト情報を無資格の加入者ある
いは分類選択が異なるものである加入者に対して表示す
ることが望ましくなければ、このコスト情報を表示させ
ることを更に、分類あやまり信号と無資格信号によって
制御させることもできる。 【0049】ANDゲート108へ与えられるコスト信
号はまた比較器114と「減算」回路116へも与えら
れる。記憶レジスタ80からのIPC預金信号もまた減
算回路116へ与えられ、これによってマイクロプロセ
ッサはANDゲート110からの出力信号によって「減
算器」116が駆動された場合、入力プログラムのコス
トを現存のIPC残高から差引く。このことは入力信号
がIPCプログラムであって、加入者がそのプログラム
コストに充当できる十分な残高を有しており、キイボー
ドインタフェース52からのIPC受信信号によって示
されるように、加入者がそのIPCプログラムを観るこ
とを決めた場合に行われる。減算器116からの出力信
号はORゲート回路78を通って記憶レジスタ80へ与
えられ、上のようにIPCプログラムが観ることのため
に受入れられると同時に、その加入者が使用できるIP
C預金残高を更新するために用いられる。 【0050】比較器114からの出力信号は「インバー
タ」118を通して、既に述べたIPC信号と共にAN
Dゲート112へ与えられる。もし入力プログラムがI
PCプログラムにあって、その加入者がそのコストを支
払うのに十分な預金残高を有していなければ、ANDゲ
ート112は預金不十分信号ISCを表示インタフェー
ス52へ与え、それによって加入者に対して入力IPC
プログラムを利用するのに十分な残高がないことが示さ
れる。 【0051】ANDゲート110からの出力信号はOR
ゲート96を通って復号制御回路98へ利用許可信号を
与える。ゲート110からのこの信号はまたANDゲー
ト回路120へ与えられる。入力プログラム中の使用コ
ードはANDゲート120へ与えられ、ANDゲート1
20からの出力信号は「加算」回路122へ与えられ
る。加算回路122からの出力信号は「IPC使用コー
ト記憶」レジスタあるいはメモリ124へ与えられ、そ
れの出力信号は加算回路122と「減算器」126へ与
えられている。正しいアドレスを受けとると同時にAN
Dゲート70を通して与えられる預金使用コードは減算
器126へ与えられ、それの出力信号はIPC使用コー
ド記憶レジスタ124へ与えられる。このようにして、
IPC使用コード記憶レジスタは観るために受入れられ
た入力プログラムに付随する任意のプログラム使用コー
ドを合計使用コードに加え、使用コードから加入者が適
当な支払いを行うことによって預金を受けとることを行
った任意の使用コード合計を差引くことによって、IP
C使用コード記憶レジスタは更新される。使用コード記
憶レジスタは124からの信号はまたANDゲート回路
126を通って表示インタフェース52へゲート化さ
れ、それによって以下に詳しく述べるように、請求サイ
クルの終わりに使用コードを表示する。 【0052】タイマ84は任意のあらかじめ定められた
期間の終わりに、あるいは中央局からデータとして送ら
れる時間設定信号によって設定される期間の終わりにお
いて出力信号を発生する。言いかえれば、中央局から信
号がデコーダへ送られて、タイマ出力信号と同じ機能を
有する制御信号を発生させる。 【0053】タイマ出力信号は機能的に示されたよう
に、ANDゲート回路128へ与えられ、ANDゲート
回路126へ、また表示インタフェース52へ与えられ
て、以下に述べるように加入者に対して表示を行う。レ
ジスタ86中の段階及び指定IPC預金データもまたA
NDゲート128へ与えられる。ANDゲート128の
出力信号はレジスタ80からのIPC預金信号と共に
「減算器」130へ与えられ、現存のIPC預金から合
計の段階及び指定IPC預金が差引かれる。この減算の
結果はタイマ84によって設定された任意の請求期間に
対する合計の支払い請求額である。この値は支払い請求
額記憶レジスタ132にたくわえられ、表示インタフェ
ース52を通して加入者表示装置へ与えられる。 【0054】動作時には、マイクロプロセッサ54は適
当なプログラム制御を通して、図4に各種ブロックで示
されたすべての機能を実行する。しかし、もし望めば、
ここに示した機能を実行するために個別的あるいは集積
回路をハードワイヤ化した論理回路を用いてもよいこと
は理解されるであろう。この点に関して、個々の記憶、
ゲート入力、比較等の機能はすべて従来のものであり、
市販されている論理回路を用いて実現することもでき
る。 【0055】図1ないし図4を参照すると、入力プログ
ラムのほとんどは段階化されており、復号制御回路98
がANDゲート94とORゲート96による通常の段階
比較工程を通して駆動される。しかし、入力プログラム
が加入者が支払うことに同意した段階のどれにも帰属し
ないことのためその加入者に観る資格がない場合には、
マイクロプロセッサはその入力プログラムがIPCプロ
グラムであるかどうかを調べる。もしそれがIPCプロ
グラムであれば、コストデータ(そしてもし望むなら
ば、そのプログラムがIPCプログラムであるというこ
と)が表示される。 【0056】もし加入者がそのIPCプログラムを利用
しようと決めたならば、そのプログラムのコストがIP
C預金記憶レジスタ80中の現存のIPC預金から差引
かれ、復号制御98が駆動される。更に、そのプログラ
ムに付随した使用コードが、それを現存の使用コードに
加算することによって、あるいはまた以下に述べるプロ
グラムコード符号化方法によって、IPC使用コード記
憶レジスタ124中にたくわえられる。この場合、第4
図の実施例に用いられる使用コードは、請求期間内の他
のプログラムの独特な使用コードに加算された場合に常
に独特の和の値を得るような独特な値であることが望ま
しい。このように使用コードによって常にその請求期間
において、利用されたIPCプログラム(あるいはIP
Cサービス)の同定が正確に行いうる。請求期間の間に
もし非常に数少ないIPCプログラムしか送られなけれ
ば、特にもしIPCプログラムが互に異なるコストのも
のである場合には、使用コードは不必要である。実際に
は、IPCプログラムのコストは例えば奇数の数値によ
って示されていれば、IPCプログラムの任意の組合せ
の合計コストは独特の数値となる。更に、プログラム同
定数字が記録され、符号化されて以下に述べるように独
特の使用コードが得られる。 【0057】いま加入者が月毎の請求期間を採用してい
ると仮定すると、タイマ84は月末に時間切れとなり、
加入者に対してそれまでの請求期間内に受取ったプログ
ラムサービスに対して支払いをする時期であることを通
知する。このことはその加入者の表示装置上でライトを
点灯させるとかあるいは他の適当な表示器を駆動するこ
とによって行われる。 【0058】タイマ84はまたANDゲート126と1
28を駆動し、それまでの請求期間に対する支払い請求
額が計算され使用コードと共に表示される。このため、
支払い額は、タイマ84が時間切れした時点で記憶レジ
スタ80中に存在したIPC預金をその加入者に対する
段階料金と指示されたIPC預金の合計から差引いたも
のであることが望ましい。この差額は表示されると共に
記憶され、次の月のデータによって置換されるまで(あ
るいは請求期間数回分の間とすることもできる)保持さ
れているから、支払いに関する問題が発生した場合には
任意の1カ月分の合計IPC料金を知ることは可能であ
る。 【0059】支払い請求額と使用コードの表示によっ
て、加入者は表示されている額を正しく支払うことがで
き、その支払いによる独特の使用コードを含めることに
よって、放映局に対して正確にどのIPCプログラムを
利用したかを示すことができる。放映者はこの加入者か
らの支払いと表示された使用コードを受けとると、支払
額から任意の段階料金を差引いた額(すなわち合計のI
PC支払額)をIPC預金として加入者へ送信する。同
様に、使用コードが使用コード「預金」として加入者へ
送られる。放映局はまたIPC預金信号の一部として、
あるいは別信号で支払い請求額表示器(PDI)をリセ
ットするためのリセット信号をも送信する。言いかえる
と、受信されたIPC預金あるいは使用コードは、前月
の料金あるいは視聴記録と比較され、以下に述べるよう
にPDIをリセットするために用いられる。 【0060】預金を更新するためには、加入者はアドレ
ス指定され、その預金を加入者がそのTV装置を使用し
ない時にあるいは段階もしくはIPCプログラムの送信
の間に特別のチャネル周波数(例えばSTVチャネル)
よって送信することが望ましい。デコーダ上の同調器
は、デコーダが使用されていない時でもその特別のチャ
ネル周波数に同調するように構成されていることが望ま
しく、それによってIPC預金及び使用コード預金デー
タが受信でき検出され、適切に各レジスタ80と124
を更新するのに使用できる。時間設定データもまた個々
の加入者へ同様にして送信され、請求期間を望みのよう
に変更する。また新しい段階データもまた個々の加入者
へ同様に送られ、新しいあるいは別の段階への加入が指
示される。更に、加入者が新しい段階あるいは異なる段
階を指定する時には、その加入者をアドレス指定して、
段階及び指示されたIPC預金合計が変更され、その加
入者請求期間に対する新しい予想料金を含むデータが送
信される。 【0061】以上により、図4の実施例において、加入
者は数請求期間にわたって、段階料金以上の支払いをす
ることなしに、預金記憶レジスタ80中の預金残高まで
はIPCプログラムを観ることができるようになってい
ることが理解されるであろう。このように、例えば、あ
る加入者は5,000円(20ドル)の預金によって最
初の月は750円(3ドル)を使用し、その月の段階料
金のみを支払うことでよい。次の月には、その加入者は
残りの4,250円(17ドル)のIPC預金残高のう
ち更に2,500円(10ドル)をIPC支払いをする
ことなしに利用することができ、それでも更に1,75
0円の残高はその後のIPCプログラム用に利用でき
る。使用コードは放映者に対してIPCプログラムが利
用されていることを通知し、それによって放映者はプロ
グラム供給者からそのような指示があった場合には、視
聴量に対応した料金を供給者に支払うことができる。 【0062】このように、ここに説明したシステムによ
って、放映者は加入者に対し、預金がなくなるまでIP
Cプログラムを利用しつづけることを許容する機能が実
現される。これは加入者が預金の前払いを行うことが望
ましい機能である。他方、もしIPC預金が、前払いを
伴なわない、加入者に与えられた先行預金である場合に
は、放映者は別の機能を有することができる。例えば、
もし使用コードが、その加入者がIPCプログラムを観
ており、しかもそれらのプログラムに対して支払いが行
われていない場合には、放映者はただIPC預金記憶レ
ジスタ80中のIPC預金を零とする信号を送信すれば
よい。あるいは、もし受信された支払い額と使用コード
が同程度でなければ、あるいはデコーダによって決まる
ように加入者へ送られたIPC預金デコーダ中に記憶さ
れている前月のIPC使用コストと一致しなければ、I
PC機能は各種の方法で完全に停止させてしまうことが
できる。 【0063】図5を参照すると、例えば、マイクロプロ
セッサは「AND」ゲート回路68(図4)からの「I
PC預金」が「減算」回路140へ与えられるように動
作する。ANDゲート回路108(図4)からの「コス
ト」信号は、キイボードインタフェース52からのIP
C受入れ信号及びコスト/預金比較信号SC(図4)と
共にANDゲート回路142へ与えられる。このように
ゲート入力されたコスト信号はゲート142から「IP
Cコスト累積器」144へ与えられ、そこでは加入者に
よって利用された各IPCプログラムに対する料金の累
積和が計算される。この累積されたコストはANDゲー
ト回路146へ与えられ、それの出力信号は適当なIP
C合計コストレジスタ148へ与えられ、それはその出
力信号を減算器140へ与える。累積されたコスト信号
はまた「減算」回路151へ与えられ、「AND」ゲー
ト150からの信号が差引かれる。この減算器の出力信
号はANDゲート150へ与えられ、デコーダ141に
よって復号され、復号制御回路98(図4)とゲート1
50の制御のためと、IPC合計コストレジスタのリセ
ットと表示装置上の表示器の制御のために用いられる。
タイマ84の出力信号はANDゲート146へ与えら
れ、遅延回路150によって適量の遅延を与えられて累
積器144のリセット端子へ供給される。 【0064】動作時には、請求期間中に使用されたすべ
てのIPCプログラムとサービスのコストが累積器14
4によって累積される。タイマ84が時間切れになる
と、累積されたコストはレジスタ148へ転送され、累
積器144は加入者によって選びとられる次のIPCプ
ログラムのコストを累積する。 【0065】加入者の支払いが受けとられ、IPC預金
がデコーダへ送信されると、この預金は(既に述べたよ
うに現在の預金残高に加算されるのに加えて)、その預
金の関係する請求期間に対する合計IPCコストから差
引かれる。もしその預金がコストと等しいかより大きけ
れば、IPC合計コストレジスタはリセットされ、支払
い請求額表示器がリセットされ、復号制御回路98はそ
のままである(すなわち駆動されたままに留まる)。更
に、その前の請求期間に対する合計累積コストよりも多
い分の預金は現在の請求期間に対する累積コストから差
引かれる。しかし、もし預金が累積コストよりも少なけ
れば、復号制御98が停止し、その状態が表示される。
例えば、表示装置上の表示器の点灯あるいは支払い請求
額表示器のフラッシュなどが行われる。 【0066】更に特別に、支払い請求額表示器は、IP
C預金が中央局から受取られて、そのIPC預金が適用
される請求期間に関する合計IPCコストとそのIPC
預金の比較が行われるまで点灯したままであるようにす
ることもできる。図5に示したように、支払うべき額よ
り預金が少ない場合には、パルス発生器152が駆動さ
れて、それは表示インタフェースを通して支払い請求額
表示器へパルス信号を送り、表示器をフラッシュさせ、
それによって、加入者は支払いが受取られたことと、そ
れが不十分であったことを知ることができる。このこと
によって加入者はもう一度支払い請求額を表示させて、
自分の記録をチェックして正しい額が転送されているか
確認する必要があることを指示される。 【0067】他方、もしIPC預金が前の請求期間の記
憶されているIPCコストと等しいかより多い場合に
は、前の請求期間の終了以来点灯したままであった支払
い請求額表示器が、コストレジスタ148をリセットし
た同じ減算器140出力信号によってリセットされる。
前に述べたように、加入者は支払い時期を自動的に通報
されるし、その支払いが、正しい場合(表示器リセッ
ト)もあるいは不適当な場合(表示器フラッシュ)も、
受けとられ、システムの放映者によって預金化された時
点を自動的に通知されるようになっている。 【0068】図5の構成において、加入者は、各請求期
間に対するIPCコスト(それと任意の段階料金)と正
確に同じ額かあるいはそれよりも多額を支払わねば、I
PC機能が停止されることが理解されるであろう。コス
ト及び預金データを用いてこれと同じ機能を実現するた
めの他の方法は、IPCシステムをこのように動作させ
ることを望む場合には、当業者には明らかであろう。 【0069】更に、上述の状況においてデコーダを停止
させる替りに、システム放映者はタイマ84へ特別な時
間設定データを与えることによって、次の請求サイクル
の期間を単に短かくするだけとするようにすることもで
きることは理解されるであろう。この短縮化された期間
の後にIPC全額の支払いがなかった場合にのみデコー
ダを停止させることもできる。 【0070】図5のコスト累積器/預金比較器の機能は
図4に示した付加的なIPC復号資格性要求の機能と関
連づけて実現されるが、図4に示された預金記憶及び比
較機能とは独立的に用いることもできる。例えば、回路
69、ORゲート78、預金記憶80、比較回路11
4、減算器116で表わされる機能は図5中に示された
機能で代替し、なくすことができる。図4、図5を参照
すると、例えば、IPCコストはコストと預金の比較に
かかわらず(すなわちANDゲート142からなくなる
であろうSC信号にかかわらず)、コスト累積器144
によって累積される。このように加入者がIPCプログ
ラムを受入れる毎に、IPC信号がコスト信号をコスト
累積器へゲート入力させ、そこですべての受入れられた
IPCプログラムに関する合計料金が累積される。 【0071】1つの請求期間の終わりにおいて、累積さ
れたコストが合計コストレジスタ148中に記憶され、
合計段階料金と加算されて表示用の支払い請求額が求め
られる。この場合、86´,128´,130´,13
2´と番号づけられたブロックが図4中の同様番号のブ
ロックに置き換わる。IPC預金が受けとられるとそれ
はその請求期間に関する合計IPCコストから差引かれ
る。好ましい比較結果(すなわち、預金額が合計コスト
に等しいかより大きい)の場合、支払い請求額表示器が
リセットされ、合計コスト及び支払い請求額記憶レジス
タがリセットされ、復号制御98が駆動(もしくは停止
しない)される。使用コードの送信、計算、記憶は既に
述べたように図5の実施例に関して行われる。 【0072】上に述べた実施例において、加入者は1つ
の請求期間内では利用できるすべてのIPCプログラム
にアクセスできることがわかるであろう。もし合計のI
PC累積コストと等しいかそれより多い預金が受取られ
ない場合(あるいはもし支払いが行われない期間がある
長さを越えると)、デコーダは停止され、それ以降のI
PCプログラムは利用できないことになる。すくなくと
も累積されたコストを充当するに十分な預金を行えば、
加入者は随時的購入機能IPCを利用しつづけることが
でき、過剰な支払いは次の請求期間でのIPC料金のた
めに預金される。 【0073】マイクロプロセッサ54による預金データ
と使用コードデータの処理については、図6に、本発明
の別の実施例に関して、より詳細に機能的に示されてい
る。図6において、図4中に用いられていた参照番号が
前に説明したのと同じ機能ブロックを示すものとして用
いられている。 【0074】さて図6を参照すると、IPC預金デー
タ、使用コードデータ、タイマデータは前に説明したと
同様のデータ型のブロックとし、中央局から送信され
る。ADR信号として示されたような正しいアドレスが
受取られると、IPCデータのそれらのブロックはメモ
リあるいは「記憶」160中にたくわえられ、メモリ中
のデータの位置によってそれがどの型のデータであるか
がわかる。タイマデータはタイマ84へ送られ、受信さ
れた使用コードデータは162で示したような記憶され
ている使用コードと比較され、「プログラムコード記
憶」164から視聴記録を消すために用いられ、更に適
当な表示器を制御するため、あるいはもし望むなら更に
復号化するために用いられる。プログラムコード記憶1
64からの信号はタイマ84出力信号によって「エンコ
ーダ」166へゲート入力され、エンコーダ出力信号は
使用コードとして表示インタフェースへ与えられる。 【0075】既に述べたように、IPC預金データは或
る請求期間の間は同じ値で留まるがそれ以前の1個ある
いは複数個の請求期間に用いられたものと異なる預金順
序番号を含んでいることが望ましい。この順序番号は
「IPC預金記憶」80中に記憶されている預金データ
の順序番号と比較され(「預金順序番号比較」16
8)、もしそれらが同じでなければIPC預金が「AN
D」ゲート回路170によって「加算」回路69へゲー
ト入力され、入力及び現在の預金の和がたくわえられ
る。 【0076】動作時には、各々のIPCプログラムには
番号等のプログラムコードが付随する。プログラム番号
はすべてのIPCプログラムに付随するが、加入者の異
なる群に対しては、加入者が報告すべき使用コード番号
の大きさを最小にするためには視聴記録の一部分のみを
報告するのが望ましい。使用コードを発生するために視
聴記録の一部分のみを使用する場合には、加入者の第1
の群(例えば10%)では同じ部分が使用され、他の群
では他の部分が使用される等になり、各加入者に対する
実際の視聴記録ではなくプログラム視聴のサンプリング
を行うことになる。 【0077】どんな場合でも、IPCプログラム番号は
例えばそのプログラム番号に対応するメモリ位置にビッ
ト挿入することによって、記録される。この番号は或る
2進化形式であってよいが、タイマ出力信号によって記
憶164の適当な位置へシフトされ、16進数、英数字
コードを形成する等の適当な方法によって符号化され
る。このように、例えばIPCプログラム1,3,7,
10が観られたとすれば、レジスタの対応するビット
が、請求期間の終わりに設定され、エンコーダ166は
表示装置へコード48Aを送信し、加入者は彼の支払い
と共にこの使用コードを送る。使用コード「預金」48
Aが中央局からデコーダによって受信された時には、こ
の預金は「比較」回路162によって記憶されている使
用コードと比較され、プログラムコード記憶中の視聴記
録の中の適当な部分が捨てられる。 【0078】記憶164中の実際のプログラム視聴記録
を符号化するのに加えて、更に安全のために適当な従来
の方法によって使用コード中に奇偶チェックのための1
個あるいは複数個のビットを付加することが望ましい。
このように、もし放映者へ送られた使用コードが意図的
あるいは不注意によってあやまって記録された場合に
は、この奇偶チェックビットが、放映者に対し、その使
用コード預金が加入者へ送られる前に警告を発する。こ
のようにエラーはそれ以降の手続が行われる前に修正で
き、あるいはこのエラーによってそれ以降にとるべき行
動を決定することができる。 【0079】IPC預金データがそれに付随の預金順序
番号を伴なって、それがデコーダによって正しく受信さ
れ、「預金」されることを確実にするため、数回にわた
り送信される。預金データが受信される度に、それの順
序番号が記憶80中のIPC預金データの預金順序番号
と比較される。もしそれら順序番号が一致すれば、それ
は記憶中の預金データが送信されてきたそれと同じであ
ることを意味し、従って預金の更新は行わない。もし順
序番号が異なっていれば、入力された預金データがメモ
リ中の預金データへ加算されて新しい預金合計が作られ
る。もちろん、もし1つの請求期間中に使用コードとタ
イマデータも数回送信されれば、それらのデータもまた
預金順序比較によって、記憶160とデコーダ162及
びタイマ84の間の付加的「AND」ゲートブロックに
よるかあるいはブロック168から「AND」ゲート6
8へ比較信号へ与えることによって、メモリへゲート入
力される。 【0080】本方法はまた有料テレビや有料ラジオある
いはその他の通信サービスにも有用であることは理解さ
れるであろう。例えば、この方法は、製品の遠隔購入方
式においても用いることができる。すなわち、製品のコ
ストを同定コードを送信しておき、それをテレビ受信機
上に表示している間に、加入者が希望の製品のボタンあ
るいは指定コードを入力することによってその製品を購
入することができる。加入者が所定の手続きをとった場
合には、その製品のコストがその加入者の預金から差引
かれ、もし十分な預金残高があればその製品コードが記
録される。加入者がその購入したサービスに対する支払
いを行なった時には、その製品のコストが勘定されて、
その製品コードによって放映者はその製品をその加入者
へ送るように手配する。 【0081】同様に、通常のプログラムが放映されてい
ない時にしばしばプログラムを家庭で記録することに関
するサービスもこのような方法によって前払いで購入す
ることができる。特定の加入者のレコーダが支払いの後
にある映画(あるいは他のプログラム)を記録するよう
に駆動され、その特別プログラムは使用コードによって
表示される。上述のIPC特徴と結合されたアドレス指
定機能によれば加入者同志の制御が可能となる。 【0082】 【効果】上記の如く本願発明は加入者にサービス料金を
遠隔請求するための方法及びシステムに関し、種々の利
点が期待出来る。例えば、加入者は要求サービスに対す
る支払が必要であることを請求期間の終りに表示器を介
して自動的に通報されることが可能である。さらに、支
払の受領に関するデータがサービス提供者から加入者に
伝達されることが出来る。加入者が支払を完了すると、
例えば、支払が受領されたことを示すためのデータ情報
が表示器の表示を変更する。これによって、加入者は一
定方式又は段階方式で番組を見ることが可能となり、ま
た特定プログラムの確認情報を必要とすることなく且つ
サービス提供者に対する定期的支払以外の他の特定支払
情報を伝達すること無しに或るプログラム方式で別の幾
つかの番組を見ることが可能となる。 【0083】本発明の原理、好適実施例、動作モードは
上述の説明において述べられた。しかしここで特許保護
を求める本発明は、ここに述べた特定の形態に制限され
るものではない。ここに述べた形態は制限する意味でな
く、本発明を説明するための一例としてとりあげられた
ものである。更に、本発明の範囲からはずれることなく
各種の修正や変形が当業者にって可能となることは明ら
かであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って動作する加入者式テレビシステ
ムの機能ブロック図。 【図2】図1のシステムの動作を示す論理流れ図。 【図3】図1のシステムの動作を示す論理流れ図。 【図4】本発明の随時的購入機能の一実施例の機能動作
をより詳細に示した機能ブロック図。 【図5】図1ないし図5のシステムに含まれる随時的購
入機能の別の実施例の機能動作を示す機能ブロック図。 【図6】本発明の預金残高と使用コード方式の詳細な実
施例の機能動作を示す機能ブロック図。 【符号の説明】 10 送信局エンコーダ 12 加入者局デコーダ 30 駆動器及び送信器 32 同調器 34 復調器 40 映像デコーダ 44 再変調器 50 キイボード及び表示装置 52,56 インターフェース 54 マイクロプロセッサ及びメモリ
ムの機能ブロック図。 【図2】図1のシステムの動作を示す論理流れ図。 【図3】図1のシステムの動作を示す論理流れ図。 【図4】本発明の随時的購入機能の一実施例の機能動作
をより詳細に示した機能ブロック図。 【図5】図1ないし図5のシステムに含まれる随時的購
入機能の別の実施例の機能動作を示す機能ブロック図。 【図6】本発明の預金残高と使用コード方式の詳細な実
施例の機能動作を示す機能ブロック図。 【符号の説明】 10 送信局エンコーダ 12 加入者局デコーダ 30 駆動器及び送信器 32 同調器 34 復調器 40 映像デコーダ 44 再変調器 50 キイボード及び表示装置 52,56 インターフェース 54 マイクロプロセッサ及びメモリ
フロントページの続き
(72)発明者 ラル,ジヨン エム.
アメリカ合衆国 92633 カリフオルニ
ア州,フラートン,ウエスト エルム
アベニユー 1620
(56)参考文献 特開 昭49−114498(JP,A)
実開 昭57−113584(JP,U)
特表 昭55−500886(JP,A)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.料金請求期間内に加入者によって要求されたサービ
スに対して、加入者にサービスの料金を遠隔請求するた
めのシステムであって、 加入者局に設けられサービスにアクセスするための加入
者装置(12)、 上記加入者装置上にあって要求されたサービスに対する
支払い期限であることを示すための表示器(50)、 加入者局に設けられ、料金請求期間の終わりに自動的に
上記表示器を駆動するための制御装置(54)、 上記加入者局から離れた位置にあって、加入者からサー
ビスに対する支払いを受けた場合は、この支払に関する
データを送信する中央制御局(10)からなり、 上記加入者装置は、上記送信されたデータに応答して所
定条件の下で上記表示器を選択的に非動作にするための
停止回路を含み、上記中央制御局(10)がサービスの料金情報を含むデ
ータを送信するための送信器(30)を含み、また、上
記加入者装置(12)がサービスのための預金を記憶す
るための記憶装置(80)、及び加入者によるサービス
要求に応答して、サービスの料金情報の金額によって、
記憶されている預金の更新を行うための装置(116)
を含む、加入者にサービスの料金を遠隔請求するシステ
ム。 2.請求項1のシステムであって、上記表示器(50)
が上記加入者装置上のライトであって、上記表示器を駆
動するための上記制御装置(54)が、あらかじめ定め
られた期間の終わりに上記ライトを自動的に点灯させる
ためのタイマ(84)を含む、加入者にサービスの料金
を遠隔請求するシステム。 3.請求項2のシステムであって、上記期間の長さを制
御するために、中央制御局から遠隔的に上記タイマを設
定するための時間データ送信器(26,30)を含む、
加入者にサービスの料金を遠隔請求するシステム。 4.請求項1のシステムであって、上記中央制御局(1
0)が支払による預金(クレジット)及びサービスの料
金情報を含むデータを送信するための送信器(26,3
0)を含み、また上記加入者装置(12)が、 送信されたデータ中の
サービスの料金情報を、記憶されている預金データと比
較するための比較器(114)、 上記比較器に応答して、そのサービスに対するアクセス
を可能にするための制御回路(112,98)、を含
む、加入者にサービスの料金を遠隔請求するシステム。 5.請求項4のシステムであって、上記加入者装置(1
2)が、サービスへのアクセスを要求するための手動制
御器(52)と、上記制御回路と上記手動制御器に応答
して、記憶されている預金データを更新するための装置
(116)を含む、加入者にサービスの料金を遠隔請求
するシステム。 6.料金請求期間内に加入者によって随時的に要求され
るサービスに対して、サービスの料金を加入者に遠隔的
に請求するための方法であって、次の工程、 加入者局において表示器を自動的に駆動し、要求された
サービスに対する支払い期限であることを示すこと、 加入者から受けとった支払いデータを中央制御局におい
て加入者の預金とすること、 中央制御局から加入者局へ、加入者からの支払いを受領
したことによる預金データを含むデータを送信して加入
者局に記憶させること、 その送信データに応答して所定条件の下で加入者局にお
いて表示器を選択的に非動作になるようにすること、 サービスに対する加入者の随時的要求に応答して中央制
御局は少なくともプログラムコスト及び使用コードのデ
ータからなるサービスの料金請求情報を加入者局へ送信
して加入者局に記憶させて、サービスを利用する料金を
表示させること、 加入者局は 送信されたデータに応答して、記憶されてい
るデータを更新すること、 を含む、加入者にサービスの料金を遠隔請求する方法。 7.請求項6の方法であって、サービスの料金請求情報中 のサービスの料金を、加入者
局において記憶されている預金と比較すること、 そのサービスの料金を越える、記憶されている預金の場
合にはそれに応答してそのサービスへのアクセスを可能
にすること、 加入者によるそのサービスへの随時的要求に応答して、
記憶されている預金をそのサービスの料金請求情報の金
額により更新すること、 を含む、加入者にサービスの料金を遠隔請求する方法。 8.請求項6又は7の方法であって、上記表示器(PD
I)が加入者局の表示装置上のライトであって、表示器
の駆動及び停止がそれぞれそのライトの点灯及び消灯に
よって行われる、 加入者にサービス料金を遠隔請求する方法。 9.請求項6又は7の方法であって、サービスが中央制
御局から加入者局への情報の送信を含み、情報にはそれ
に付随する識別信号を伴っており、上記方法が、あるサ
ービスに対する随時的要求に応答してそのサービスに付
随する各識別信号の記録を加入者局において作成する工
程を含む、 加入者にサービスの料金を遠隔請求する方法。 10.請求項1のシステムであって、上記加入者局に
は、上記記憶装置(80)における残高を表示すると共
に料金請求期間中に累積されたコストと前回の料金請求
期間に対する未支払い金額との和に等しい金額を表示す
るための表示装置を含むシステム。 11.請求項1のシステムであって、上記加入者局には
料金請求期間に加入者が購入したサービスを表示する表
示装置を含むシステム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US377080 | 1982-05-11 | ||
US06/377,080 US4484217A (en) | 1982-05-11 | 1982-05-11 | Method and system for remote reporting, particularly for pay television billing |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58502077A Division JPH0728405B2 (ja) | 1982-05-11 | 1983-05-11 | 加入者サービスを提供する方法及びシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05145919A JPH05145919A (ja) | 1993-06-11 |
JP2744168B2 true JP2744168B2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=23487689
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58502077A Expired - Lifetime JPH0728405B2 (ja) | 1982-05-11 | 1983-05-11 | 加入者サービスを提供する方法及びシステム |
JP4126134A Expired - Lifetime JP2744168B2 (ja) | 1982-05-11 | 1992-05-19 | 加入者にサービス料金を遠隔請求するシステム及び方法 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58502077A Expired - Lifetime JPH0728405B2 (ja) | 1982-05-11 | 1983-05-11 | 加入者サービスを提供する方法及びシステム |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4484217A (ja) |
EP (1) | EP0108143B1 (ja) |
JP (2) | JPH0728405B2 (ja) |
AU (2) | AU572786B2 (ja) |
CA (1) | CA1216056A (ja) |
DE (1) | DE3381078D1 (ja) |
DK (1) | DK8484D0 (ja) |
FI (1) | FI76470C (ja) |
WO (1) | WO1983004154A1 (ja) |
Families Citing this family (182)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4965825A (en) | 1981-11-03 | 1990-10-23 | The Personalized Mass Media Corporation | Signal processing apparatus and methods |
US7831204B1 (en) | 1981-11-03 | 2010-11-09 | Personalized Media Communications, Llc | Signal processing apparatus and methods |
USRE47642E1 (en) | 1981-11-03 | 2019-10-08 | Personalized Media Communications LLC | Signal processing apparatus and methods |
US4593376A (en) * | 1983-04-21 | 1986-06-03 | Volk Larry N | System for vending program cartridges which have circuitry for inhibiting program usage after preset time interval expires |
DE3474496D1 (en) * | 1983-06-30 | 1988-11-10 | Indep Broadcasting Authority | Encrypted broadcast television system |
EP0151147B1 (en) * | 1983-07-22 | 1988-04-20 | Independent Broadcasting Authority | Security system for television signal encryption |
US4796297A (en) * | 1983-08-19 | 1989-01-03 | Nec Corporation | Device for calculating a charge for a charged information signal with errors avoided in a report of the charge |
US5103392A (en) * | 1983-10-05 | 1992-04-07 | Fujitsu Limited | System for storing history of use of programs including user credit data and having access by the proprietor |
US4600921A (en) * | 1983-10-19 | 1986-07-15 | Zenith Radio Corporation | Full-field teletext system with dynamic addressability |
AU559311B2 (en) * | 1984-02-15 | 1987-03-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Pay tv charge/time data display |
US4797918A (en) * | 1984-05-09 | 1989-01-10 | Communications Satellite Corporation | Subscription control for television programming |
JPS60253387A (ja) * | 1984-05-30 | 1985-12-14 | 株式会社東芝 | ケ−ブルテレビジヨンシステムのリバ−ス信号伝送装置 |
JPS60253388A (ja) * | 1984-05-30 | 1985-12-14 | 株式会社東芝 | ケ−ブルテレビジヨンシステムのデ−タ処理装置 |
US4712238A (en) * | 1984-06-08 | 1987-12-08 | M/A-Com Government Systems, Inc. | Selective-subscription descrambling |
US4751732A (en) * | 1984-07-06 | 1988-06-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Broadcasting system |
US4829569A (en) * | 1984-09-21 | 1989-05-09 | Scientific-Atlanta, Inc. | Communication of individual messages to subscribers in a subscription television system |
US4885775A (en) * | 1984-09-21 | 1989-12-05 | Scientific-Atlanta, Inc. | Information display scheme for subscribers of a subscription television system |
EP0180460B1 (en) * | 1984-10-31 | 1990-09-19 | Sony Corporation | Decoders for pay television systems |
CA1272284A (en) * | 1984-11-19 | 1990-07-31 | S. Wayne Mundy | Geographic blackout method for direct broadcast satellite system |
CA1257377A (en) * | 1984-11-29 | 1989-07-11 | Toshihide Hayashi | Receiver for pay television |
DE3576267D1 (de) * | 1984-11-29 | 1990-04-05 | Sony Corp | Fernsehsignalempfangsgeraet. |
JPS61129989A (ja) * | 1984-11-29 | 1986-06-17 | Sony Corp | 有料放送用受信装置 |
US4685131A (en) * | 1985-03-11 | 1987-08-04 | General Instrument Corp. | Program blocking method for use in direct broadcast satellite system |
US4700296A (en) * | 1985-04-19 | 1987-10-13 | Palmer Jr Roy A | Electronic access control system |
EP0200310B1 (en) * | 1985-05-01 | 1993-08-11 | General Instrument Corporation | Direct broadcast satellite signal transmission system |
US4710955A (en) * | 1985-11-25 | 1987-12-01 | General Instrument Corporation | Cable television system with two-way telephone communication path |
JPS62185485A (ja) * | 1986-02-10 | 1987-08-13 | Pioneer Electronic Corp | 双方向catvシステムにおける有料番組視聴可能限界設定方式 |
US4866770A (en) * | 1986-07-08 | 1989-09-12 | Scientific Atlanta, Inc. | Method and apparatus for communication of video, audio, teletext, and data to groups of decoders in a communication system |
US4937866A (en) * | 1986-08-13 | 1990-06-26 | U.S. Philips Corporation | System for decoding transmitted scrambled signals |
US5010571A (en) * | 1986-09-10 | 1991-04-23 | Titan Linkabit Corporation | Metering retrieval of encrypted data stored in customer data retrieval terminal |
US5050213A (en) * | 1986-10-14 | 1991-09-17 | Electronic Publishing Resources, Inc. | Database usage metering and protection system and method |
US4945563A (en) * | 1986-11-05 | 1990-07-31 | Satellite Technology Services, Inc. | Video system and method for controlled viewing and videotaping |
US4893248A (en) * | 1987-02-06 | 1990-01-09 | Access Corporation | Monitoring and reporting system for remote terminals |
US5070400A (en) * | 1987-06-30 | 1991-12-03 | Comsat | Pay-tv time purchase scheme |
JPH0779463B2 (ja) * | 1987-10-08 | 1995-08-23 | 原田工業株式会社 | 接客施設用catv装置 |
US4947429A (en) * | 1987-11-30 | 1990-08-07 | Zenith Electronics Corporation | Pay per view television signaling method |
US5003384A (en) * | 1988-04-01 | 1991-03-26 | Scientific Atlanta, Inc. | Set-top interface transactions in an impulse pay per view television system |
FR2631467B1 (fr) * | 1988-05-10 | 1991-07-19 | Kuhn Jean Marie | Dispositif central d'autorisation de fonctionnement individuel de plusieurs appareils de location disperses |
US4916737A (en) * | 1988-11-14 | 1990-04-10 | Teleglobe Pay-Tv System, Inc. | Secure anti-piracy encoded television system and method |
JPH02277129A (ja) * | 1989-04-18 | 1990-11-13 | Toshiba Corp | データ処理装置 |
US5237610A (en) | 1990-02-01 | 1993-08-17 | Scientific-Atlanta, Inc. | Independent external security module for a digitally upgradeable television signal decoder |
US5253275A (en) | 1991-01-07 | 1993-10-12 | H. Lee Browne | Audio and video transmission and receiving system |
US5200823A (en) * | 1991-03-29 | 1993-04-06 | Scientific-Atlanta, Inc. | Virtual channels for a multiplexed analog component (mac) television system |
MY108367A (en) * | 1991-09-30 | 1996-09-30 | Thomson Consumer Electronics S A | Method and apparatus for secure transmisson of video signals. |
US5734413A (en) * | 1991-11-20 | 1998-03-31 | Thomson Multimedia S.A. | Transaction based interactive television system |
WO1994001825A1 (en) * | 1992-07-08 | 1994-01-20 | Northwest Starscan Limited Partnership | Financial transaction system for electronic services |
US5418782A (en) * | 1992-10-30 | 1995-05-23 | Scientific-Atlanta, Inc. | Methods and apparatus for providing virtual service selection in a multi-service communications system |
US5359601A (en) * | 1992-10-30 | 1994-10-25 | Scientific-Atlanta, Inc. | Apparatus providing dynamic virtual service selection in a multi-service communications system |
US7168084B1 (en) | 1992-12-09 | 2007-01-23 | Sedna Patent Services, Llc | Method and apparatus for targeting virtual objects |
US5600573A (en) | 1992-12-09 | 1997-02-04 | Discovery Communications, Inc. | Operations center with video storage for a television program packaging and delivery system |
US7401286B1 (en) | 1993-12-02 | 2008-07-15 | Discovery Communications, Inc. | Electronic book electronic links |
US5600364A (en) | 1992-12-09 | 1997-02-04 | Discovery Communications, Inc. | Network controller for cable television delivery systems |
US7073187B1 (en) | 1992-12-09 | 2006-07-04 | Sedna Patent Services, Llc | Menu-driven television program access system and method |
US7835989B1 (en) | 1992-12-09 | 2010-11-16 | Discovery Communications, Inc. | Electronic book alternative delivery systems |
EP0920207B2 (en) | 1992-12-09 | 2006-09-27 | Sedna Patent Services, LLC | Interactive terminal for television delivery system |
US5659350A (en) * | 1992-12-09 | 1997-08-19 | Discovery Communications, Inc. | Operations center for a television program packaging and delivery system |
US7269841B1 (en) | 1992-12-09 | 2007-09-11 | Sedna Patent Services, Llc | Digital cable headend for cable television delivery system |
US6181335B1 (en) | 1992-12-09 | 2001-01-30 | Discovery Communications, Inc. | Card for a set top terminal |
US7134131B1 (en) * | 1992-12-09 | 2006-11-07 | Sedna Patent Services, Llc | Digital broadcast program billing |
US8073695B1 (en) | 1992-12-09 | 2011-12-06 | Adrea, LLC | Electronic book with voice emulation features |
US7849393B1 (en) | 1992-12-09 | 2010-12-07 | Discovery Communications, Inc. | Electronic book connection to world watch live |
US6463585B1 (en) | 1992-12-09 | 2002-10-08 | Discovery Communications, Inc. | Targeted advertisement using television delivery systems |
US5986690A (en) * | 1992-12-09 | 1999-11-16 | Discovery Communications, Inc. | Electronic book selection and delivery system |
US7336788B1 (en) | 1992-12-09 | 2008-02-26 | Discovery Communicatoins Inc. | Electronic book secure communication with home subsystem |
US9286294B2 (en) * | 1992-12-09 | 2016-03-15 | Comcast Ip Holdings I, Llc | Video and digital multimedia aggregator content suggestion engine |
US7509270B1 (en) | 1992-12-09 | 2009-03-24 | Discovery Communications, Inc. | Electronic Book having electronic commerce features |
US5381477A (en) * | 1993-02-16 | 1995-01-10 | Scientific-Atlanta, Inc. | Method of selecting cable television converter groups |
GB9308171D0 (en) * | 1993-04-21 | 1993-06-02 | Alcan Int Ltd | Improvements in or related to the production of extruded aluminium-lithium alloys |
US7865567B1 (en) | 1993-12-02 | 2011-01-04 | Discovery Patent Holdings, Llc | Virtual on-demand electronic book |
US9053640B1 (en) | 1993-12-02 | 2015-06-09 | Adrea, LLC | Interactive electronic book |
US8095949B1 (en) | 1993-12-02 | 2012-01-10 | Adrea, LLC | Electronic book with restricted access features |
US7861166B1 (en) | 1993-12-02 | 2010-12-28 | Discovery Patent Holding, Llc | Resizing document pages to fit available hardware screens |
US5446489C1 (en) * | 1994-01-25 | 2001-06-26 | Datacraft Corp | Cable television billing method |
JP3439838B2 (ja) * | 1994-08-10 | 2003-08-25 | 富士通株式会社 | ソフトウエア従量課金・再生装置 |
JP3519134B2 (ja) * | 1994-08-10 | 2004-04-12 | 富士通株式会社 | ソフトウェア使用量測定装置およびマルチメディア情報出力装置 |
JP3395863B2 (ja) * | 1994-08-10 | 2003-04-14 | 富士通株式会社 | ソフトウエア管理モジュール、ソフトウエア再生管理装置およびソフトウエア再生管理システム |
JPH0855021A (ja) * | 1994-08-10 | 1996-02-27 | Fujitsu Ltd | 鍵認証方式 |
JPH0854951A (ja) * | 1994-08-10 | 1996-02-27 | Fujitsu Ltd | ソフトウェア使用量管理装置 |
JPH0855164A (ja) * | 1994-08-10 | 1996-02-27 | Fujitsu Ltd | ソフトウェア配送システム、中継装置およびユーザ端末装置 |
JP3531978B2 (ja) * | 1994-08-10 | 2004-05-31 | 富士通株式会社 | ソフトウエアの課金方式 |
JPH0856356A (ja) * | 1994-08-10 | 1996-02-27 | Fujitsu Ltd | 符号化装置および復号化装置 |
JPH0877263A (ja) | 1994-09-09 | 1996-03-22 | Fujitsu Ltd | ソフトウェア処理装置 |
JP3647907B2 (ja) * | 1994-09-09 | 2005-05-18 | 富士通株式会社 | 暗号化ソフトウェアの解凍システム |
JPH0883232A (ja) * | 1994-09-09 | 1996-03-26 | Fujitsu Ltd | ファイルサーバシステム |
JP3542088B2 (ja) * | 1994-09-09 | 2004-07-14 | 富士通株式会社 | データコンテンツ利用システム |
AU692600B2 (en) * | 1994-09-12 | 1998-06-11 | Scientific-Atlanta, Inc. | Cable television apparatus employing two-way communication |
JPH08107389A (ja) * | 1994-10-04 | 1996-04-23 | Hitachi Ltd | 映像情報課金システム |
TW250616B (en) | 1994-11-07 | 1995-07-01 | Discovery Communicat Inc | Electronic book selection and delivery system |
KR100244527B1 (ko) * | 1994-11-22 | 2000-02-01 | 가시오 가즈오 | 착탈가능한 기억매체를 구비한 fm 다중방송 수신장치 |
JPH08214281A (ja) * | 1995-02-06 | 1996-08-20 | Sony Corp | 課金方法および課金システム |
US7143290B1 (en) | 1995-02-13 | 2006-11-28 | Intertrust Technologies Corporation | Trusted and secure techniques, systems and methods for item delivery and execution |
US5892900A (en) * | 1996-08-30 | 1999-04-06 | Intertrust Technologies Corp. | Systems and methods for secure transaction management and electronic rights protection |
US6658568B1 (en) | 1995-02-13 | 2003-12-02 | Intertrust Technologies Corporation | Trusted infrastructure support system, methods and techniques for secure electronic commerce transaction and rights management |
US7124302B2 (en) | 1995-02-13 | 2006-10-17 | Intertrust Technologies Corp. | Systems and methods for secure transaction management and electronic rights protection |
US7165174B1 (en) | 1995-02-13 | 2007-01-16 | Intertrust Technologies Corp. | Trusted infrastructure support systems, methods and techniques for secure electronic commerce transaction and rights management |
US6157721A (en) | 1996-08-12 | 2000-12-05 | Intertrust Technologies Corp. | Systems and methods using cryptography to protect secure computing environments |
US7095854B1 (en) | 1995-02-13 | 2006-08-22 | Intertrust Technologies Corp. | Systems and methods for secure transaction management and electronic rights protection |
CN1912885B (zh) | 1995-02-13 | 2010-12-22 | 英特特拉斯特技术公司 | 用于安全交易管理和电子权利保护的系统和方法 |
US7069451B1 (en) | 1995-02-13 | 2006-06-27 | Intertrust Technologies Corp. | Systems and methods for secure transaction management and electronic rights protection |
US7133845B1 (en) | 1995-02-13 | 2006-11-07 | Intertrust Technologies Corp. | System and methods for secure transaction management and electronic rights protection |
US7133846B1 (en) | 1995-02-13 | 2006-11-07 | Intertrust Technologies Corp. | Digital certificate support system, methods and techniques for secure electronic commerce transaction and rights management |
US5943422A (en) | 1996-08-12 | 1999-08-24 | Intertrust Technologies Corp. | Steganographic techniques for securely delivering electronic digital rights management control information over insecure communication channels |
US6948070B1 (en) | 1995-02-13 | 2005-09-20 | Intertrust Technologies Corporation | Systems and methods for secure transaction management and electronic rights protection |
US6636970B2 (en) | 1995-02-14 | 2003-10-21 | Fujitsu Limited | Software encoding using a combination of two types of encoding and encoding type identification information |
US5822291A (en) * | 1995-03-23 | 1998-10-13 | Zoom Television, Inc. | Mass storage element and drive unit therefor |
JPH08287653A (ja) * | 1995-04-12 | 1996-11-01 | Fujitsu Ltd | 光記録媒体 |
BR9608005B1 (pt) * | 1995-04-24 | 2011-02-08 | sistema e método de programação para guia eletrÈnico de programas de televisão com encomenda de produtos remota. | |
JPH08305662A (ja) * | 1995-05-02 | 1996-11-22 | Fujitsu Ltd | クライアント認証システムおよび方法 |
US6215530B1 (en) | 1995-05-22 | 2001-04-10 | Scientific-Atlanta, Inc. | Logical and composite channel mapping in an MPEG network |
US5600378A (en) * | 1995-05-22 | 1997-02-04 | Scientific-Atlanta, Inc. | Logical and composite channel mapping in an MPEG network |
EP0830786A1 (en) * | 1995-06-08 | 1998-03-25 | ICTV,Inc. | Switched channel system |
JP3837753B2 (ja) * | 1995-06-15 | 2006-10-25 | ソニー株式会社 | スクランブル放送システム、およびスクランブル方法、並びにスクランブル装置、およびデスクランブル装置 |
US5794221A (en) | 1995-07-07 | 1998-08-11 | Egendorf; Andrew | Internet billing method |
US6067564A (en) * | 1995-10-31 | 2000-05-23 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Pay broadcasting receiver apparatus |
US20010011253A1 (en) * | 1998-08-04 | 2001-08-02 | Christopher D. Coley | Automated system for management of licensed software |
US8006260B2 (en) | 1996-04-01 | 2011-08-23 | Gemstar Development Corporation | Apparatus and method for parental control using V-chip plus+ and master password |
US5969748A (en) * | 1996-05-29 | 1999-10-19 | Starsight Telecast, Inc. | Television schedule system with access control |
US5828402A (en) * | 1996-06-19 | 1998-10-27 | Canadian V-Chip Design Inc. | Method and apparatus for selectively blocking audio and video signals |
US5933817A (en) * | 1996-09-27 | 1999-08-03 | Hucal; Stephen J. | Tiered interest rate revolving credit system and method |
US7062500B1 (en) | 1997-02-25 | 2006-06-13 | Intertrust Technologies Corp. | Techniques for defining, using and manipulating rights management data structures |
US5920861A (en) * | 1997-02-25 | 1999-07-06 | Intertrust Technologies Corp. | Techniques for defining using and manipulating rights management data structures |
US6377938B1 (en) | 1997-02-27 | 2002-04-23 | Real-Time Billing, Inc. | Real time subscriber billing system and method |
US5960416A (en) * | 1997-02-27 | 1999-09-28 | Block; Robert S. | Real time subscriber billing at a subscriber location in an unstructured communication network |
US5926796A (en) | 1997-05-05 | 1999-07-20 | Walker Asset Management Limited Partnership | Method and apparatus for selling subscriptions to periodicals in a retail environment |
US7162434B1 (en) | 1997-05-05 | 2007-01-09 | Walker Digital, Llc | Method and apparatus for facilitating the sale of subscriptions to periodicals |
US7383200B1 (en) | 1997-05-05 | 2008-06-03 | Walker Digital, Llc | Method and apparatus for collecting and categorizing data at a terminal |
US6112181A (en) * | 1997-11-06 | 2000-08-29 | Intertrust Technologies Corporation | Systems and methods for matching, selecting, narrowcasting, and/or classifying based on rights management and/or other information |
US7092914B1 (en) | 1997-11-06 | 2006-08-15 | Intertrust Technologies Corporation | Methods for matching, selecting, narrowcasting, and/or classifying based on rights management and/or other information |
US6286140B1 (en) | 1997-11-20 | 2001-09-04 | Thomas P. Ivanyi | System and method for measuring and storing information pertaining to television viewer or user behavior |
US20040031045A1 (en) * | 1997-11-20 | 2004-02-12 | Ivanyi Thomas P. | System and method for measuring and storing information pertaining to television viewer or user behavior |
US7233948B1 (en) | 1998-03-16 | 2007-06-19 | Intertrust Technologies Corp. | Methods and apparatus for persistent control and protection of content |
US6530082B1 (en) | 1998-04-30 | 2003-03-04 | Wink Communications, Inc. | Configurable monitoring of program viewership and usage of interactive applications |
US9009773B1 (en) | 1998-06-30 | 2015-04-14 | Cox Communications, Inc. | Method and apparatus for providing broadcast data services |
WO2000004717A1 (en) | 1998-07-17 | 2000-01-27 | Thomson Licensing S.A. | A conditional access system for broadcast digital television |
US7552090B1 (en) * | 1998-08-12 | 2009-06-23 | Keynetics Inc. | Method for billing for services delivered over a computer network |
KR100565035B1 (ko) | 1998-09-05 | 2006-07-25 | 삼성전자주식회사 | 프로그램 가이드 방법 및 이에 적합한 프로그램 가이드 장치 |
JP3988274B2 (ja) | 1998-09-22 | 2007-10-10 | ソニー株式会社 | 情報配信装置及び情報配信方法、情報受信装置及び情報受信方法 |
US6028950A (en) * | 1999-02-10 | 2000-02-22 | The National Registry, Inc. | Fingerprint controlled set-top box |
AUPQ045599A0 (en) | 1999-05-20 | 1999-06-10 | Aceinc Pty Limited | Methods and apparatus for information broadcasting and reception |
US7430670B1 (en) | 1999-07-29 | 2008-09-30 | Intertrust Technologies Corp. | Software self-defense systems and methods |
US7243236B1 (en) | 1999-07-29 | 2007-07-10 | Intertrust Technologies Corp. | Systems and methods for using cryptography to protect secure and insecure computing environments |
US6195648B1 (en) * | 1999-08-10 | 2001-02-27 | Frank Simon | Loan repay enforcement system |
US7343322B1 (en) | 1999-12-28 | 2008-03-11 | Time Consumer Marketing, Inc. | Method and apparatus for marketing products over the internet |
US20010044786A1 (en) * | 2000-03-14 | 2001-11-22 | Yoshihito Ishibashi | Content usage management system and method, and program providing medium therefor |
US20010027558A1 (en) * | 2000-03-31 | 2001-10-04 | Marco Sasselli | Method for managing subscriber credits in a paytv system |
US7024696B1 (en) | 2000-06-14 | 2006-04-04 | Reuben Bahar | Method and system for prevention of piracy of a given software application via a communications network |
US9107030B2 (en) | 2000-12-13 | 2015-08-11 | Thomas E. Coverstone | Communication system for sending advertisements based on location determination and previously specified user selections |
US7620574B2 (en) * | 2001-01-22 | 2009-11-17 | N2 Broadband, Inc. | Cable billing systems and methods enabling independence of service marketing and provisioning from billing and collection of revenue |
US8098820B2 (en) * | 2001-03-14 | 2012-01-17 | Thomson Licensing | Conditional access system for broadcast digital television |
EP1405517B1 (en) * | 2001-06-11 | 2013-01-02 | NDS Limited | Anonymous ordering system |
US9094728B1 (en) * | 2001-07-31 | 2015-07-28 | Keen Personal Media, Inc. | Client terminal for providing channel subscription from a program guide |
US7908628B2 (en) | 2001-08-03 | 2011-03-15 | Comcast Ip Holdings I, Llc | Video and digital multimedia aggregator content coding and formatting |
US7793326B2 (en) | 2001-08-03 | 2010-09-07 | Comcast Ip Holdings I, Llc | Video and digital multimedia aggregator |
US7464392B2 (en) * | 2001-11-20 | 2008-12-09 | Starz Encore Group Llc | Viewing limit controls |
EP1353501A1 (fr) * | 2002-04-11 | 2003-10-15 | Nagravision SA | Système de télévision à péage à pré-paiement |
US20040015395A1 (en) * | 2002-07-21 | 2004-01-22 | Charles Acosta | Method and system of generating an incentive at a point of sale |
US20040045021A1 (en) * | 2002-09-03 | 2004-03-04 | Weinblatt Lee S. | Use-related billing for pay TV |
CA2601792C (en) | 2005-03-30 | 2016-02-09 | United Video Properties, Inc. | Systems and methods for video-rich navigation |
US20060230423A1 (en) * | 2005-04-11 | 2006-10-12 | Doug Burgett | System and method for providing calibration/verification services at a CATV service organization site on a prepaid basis |
US8074248B2 (en) | 2005-07-26 | 2011-12-06 | Activevideo Networks, Inc. | System and method for providing video content associated with a source image to a television in a communication network |
US8719857B1 (en) | 2005-08-24 | 2014-05-06 | Rovi Guides, Inc. | Systems and methods for providing parental control features in video mosaic environments |
US8863168B2 (en) | 2005-11-14 | 2014-10-14 | Rovi Guides, Inc. | Media control system with viewer rewards |
US20100146536A1 (en) | 2005-11-14 | 2010-06-10 | Michael Craner | Parental media palettes |
US8079044B1 (en) | 2006-04-10 | 2011-12-13 | Rovi Guides, Inc. | Systems and methods for providing parental control asset searching |
US20080163059A1 (en) | 2006-12-28 | 2008-07-03 | Guideworks, Llc | Systems and methods for creating custom video mosaic pages with local content |
EP3145200A1 (en) | 2007-01-12 | 2017-03-22 | ActiveVideo Networks, Inc. | Mpeg objects and systems and methods for using mpeg objects |
US9826197B2 (en) | 2007-01-12 | 2017-11-21 | Activevideo Networks, Inc. | Providing television broadcasts over a managed network and interactive content over an unmanaged network to a client device |
EP2223256A1 (en) | 2007-11-17 | 2010-09-01 | Uniloc Usa, Inc. | System and method for adjustable licensing of digital products |
US8510778B2 (en) | 2008-06-27 | 2013-08-13 | Rovi Guides, Inc. | Systems and methods for ranking assets relative to a group of viewers |
US8423473B2 (en) | 2009-06-19 | 2013-04-16 | Uniloc Luxembourg S. A. | Systems and methods for game activation |
US9633183B2 (en) | 2009-06-19 | 2017-04-25 | Uniloc Luxembourg S.A. | Modular software protection |
CA2814070A1 (en) | 2010-10-14 | 2012-04-19 | Activevideo Networks, Inc. | Streaming digital video between video devices using a cable television system |
US9204203B2 (en) | 2011-04-07 | 2015-12-01 | Activevideo Networks, Inc. | Reduction of latency in video distribution networks using adaptive bit rates |
WO2013106390A1 (en) | 2012-01-09 | 2013-07-18 | Activevideo Networks, Inc. | Rendering of an interactive lean-backward user interface on a television |
US9800945B2 (en) | 2012-04-03 | 2017-10-24 | Activevideo Networks, Inc. | Class-based intelligent multiplexing over unmanaged networks |
US9123084B2 (en) | 2012-04-12 | 2015-09-01 | Activevideo Networks, Inc. | Graphical application integration with MPEG objects |
US10275128B2 (en) | 2013-03-15 | 2019-04-30 | Activevideo Networks, Inc. | Multiple-mode system and method for providing user selectable video content |
US9219922B2 (en) | 2013-06-06 | 2015-12-22 | Activevideo Networks, Inc. | System and method for exploiting scene graph information in construction of an encoded video sequence |
US9294785B2 (en) | 2013-06-06 | 2016-03-22 | Activevideo Networks, Inc. | System and method for exploiting scene graph information in construction of an encoded video sequence |
EP3005712A1 (en) | 2013-06-06 | 2016-04-13 | ActiveVideo Networks, Inc. | Overlay rendering of user interface onto source video |
US9788029B2 (en) | 2014-04-25 | 2017-10-10 | Activevideo Networks, Inc. | Intelligent multiplexing using class-based, multi-dimensioned decision logic for managed networks |
US9807436B2 (en) | 2014-07-23 | 2017-10-31 | Rovi Guides, Inc. | Systems and methods for providing media asset recommendations for a group |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2769023A (en) * | 1950-01-19 | 1956-10-30 | Internat Telemeter Corp | Prepaid entertainment distribution system |
US3071642A (en) * | 1957-02-21 | 1963-01-01 | Ar & T Electronics Inc | Remote control system for televsion program distribution |
US3833757A (en) * | 1972-04-10 | 1974-09-03 | Computer Television Inc | Electronic bilateral communication system for commercial and supplementary video and digital signaling |
JPS49114498A (ja) * | 1973-02-27 | 1974-10-31 | ||
US3934079A (en) * | 1973-10-26 | 1976-01-20 | Jerrold Electronics Corporation | Bilateral communications system for distributing commerical and premium video signaling on an accountable basis |
US4163254A (en) * | 1977-02-14 | 1979-07-31 | Block Robert S | Method and system for subscription television billing and access |
US4225884A (en) * | 1977-02-14 | 1980-09-30 | Telease, Inc. | Method and system for subscription television billing and access |
DE2964706D1 (en) * | 1978-06-30 | 1983-03-17 | Telease Inc | Method and system for subscription television billing and access |
US4325078A (en) * | 1978-12-14 | 1982-04-13 | The Telemine Company, Inc. | Pay per view television control device |
AU6773981A (en) * | 1980-01-04 | 1981-08-07 | Asip, William F. | System for remote monitoring and data transmission over non-dedicated telephone lines |
US4398216A (en) * | 1980-09-19 | 1983-08-09 | Telease, Inc. | Multiple signal transmission method and system, particularly for television |
US4621285A (en) * | 1980-12-10 | 1986-11-04 | Jerrold Division, General Instrument Corporation | Protected television signal distribution system |
JPS57113584U (ja) * | 1980-12-29 | 1982-07-14 |
-
1982
- 1982-05-11 US US06/377,080 patent/US4484217A/en not_active Expired - Lifetime
-
1983
- 1983-05-10 CA CA000427849A patent/CA1216056A/en not_active Expired
- 1983-05-11 AU AU17032/83A patent/AU572786B2/en not_active Expired
- 1983-05-11 DE DE8383902032T patent/DE3381078D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1983-05-11 EP EP83902032A patent/EP0108143B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1983-05-11 WO PCT/US1983/000720 patent/WO1983004154A1/en active IP Right Grant
- 1983-05-11 JP JP58502077A patent/JPH0728405B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1984
- 1984-01-09 DK DK0084/84A patent/DK8484D0/da not_active Application Discontinuation
- 1984-01-11 FI FI840094A patent/FI76470C/fi not_active IP Right Cessation
-
1988
- 1988-04-11 AU AU14495/88A patent/AU596514B2/en not_active Expired
-
1992
- 1992-05-19 JP JP4126134A patent/JP2744168B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
FI840094A0 (fi) | 1984-01-11 |
EP0108143B1 (en) | 1990-01-03 |
JPH0728405B2 (ja) | 1995-03-29 |
FI840094A (fi) | 1984-01-11 |
DK8484A (da) | 1984-01-09 |
DE3381078D1 (de) | 1990-02-08 |
FI76470C (fi) | 1988-10-10 |
AU1703283A (en) | 1983-12-02 |
AU1449588A (en) | 1988-07-07 |
US4484217A (en) | 1984-11-20 |
AU572786B2 (en) | 1988-05-19 |
FI76470B (fi) | 1988-06-30 |
EP0108143A1 (en) | 1984-05-16 |
JPH05145919A (ja) | 1993-06-11 |
CA1216056A (en) | 1986-12-30 |
JPS59501340A (ja) | 1984-07-26 |
DK8484D0 (da) | 1984-01-09 |
WO1983004154A1 (en) | 1983-11-24 |
EP0108143A4 (en) | 1984-09-11 |
AU596514B2 (en) | 1990-05-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2744168B2 (ja) | 加入者にサービス料金を遠隔請求するシステム及び方法 | |
EP0153837B1 (en) | Pay television system | |
US4759060A (en) | Decoder for a pay television system | |
US6993499B2 (en) | Pay-TV billing, system activation, and E-commerce using a pay-TV receiver | |
US5325431A (en) | Looking and listening fee collection system for pay broadcasting | |
JP3924847B2 (ja) | 情報受信装置および方法、並びに記録媒体 | |
KR100695086B1 (ko) | 디지털 멀티미디어 방송에서 유료 프로그램 서비스 방법 및이를 위한 스마트 카드 | |
KR100838047B1 (ko) | Ppv 구매 메커니즘 구현 방법 및 시스템 | |
JP4663221B2 (ja) | 有料テレビのための使用量ベースの請求書送付装置および方法 | |
JP2002300556A (ja) | Tv受信料支払代行システム | |
KR100229035B1 (ko) | 스마트카드를 이용한 페이퍼뷰 프로그램 시청내역 저장방법 | |
JPH0568250A (ja) | 有料同報システムの課金方式 | |
JP3179624B2 (ja) | 放送受信システム | |
JPH1028262A (ja) | 有料放送受信装置 | |
NO164809B (no) | Fremgangsmaate og system for fjernrapportering, naermere bestemt for betaling av tv-regninger. | |
JPS6120441A (ja) | 放送システム | |
KR100793767B1 (ko) | 디지털 tv의 요금 데이터 수신 방법 및 장치 | |
JPS60171886A (ja) | 課金方法 | |
JPH0420316B2 (ja) | ||
JPS61108273A (ja) | 有料放送用デコ−ダ | |
JPH0436512B2 (ja) | ||
JPS61131987A (ja) | テレビジヨン受像機 | |
KR980011189A (ko) | 위성방송 프로그램 녹화방법 | |
JP2002314968A (ja) | Bsディジタル放送キャッシュバックシステム及びbsディジタル放送用受像機 | |
JPS6123429A (ja) | 有料放送方式 |