JPH0877263A - ソフトウェア処理装置 - Google Patents

ソフトウェア処理装置

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JPH0877263A
JPH0877263A JP21645194A JP21645194A JPH0877263A JP H0877263 A JPH0877263 A JP H0877263A JP 21645194 A JP21645194 A JP 21645194A JP 21645194 A JP21645194 A JP 21645194A JP H0877263 A JPH0877263 A JP H0877263A
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JP
Japan
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software
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medium
reading
vendor
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JP21645194A
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Satoshi Itami
敏 伊丹
Kazuo Nakajima
一雄 中島
Kenichi Uchiumi
研一 内海
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/10Protecting distributed programs or content, e.g. vending or licensing of copyrighted material ; Digital rights management [DRM]
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/00086Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2221/00Indexing scheme relating to security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F2221/21Indexing scheme relating to G06F21/00 and subgroups addressing additional information or applications relating to security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F2221/2137Time limited access, e.g. to a computer or data

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソフトウェアと媒体とを分離して流通させる
とともに、ソフトウェアの複製の販売料金(使用料金)
を確実に徴収できるソフトウェア流通システムに適した
ソフトウェア処理装置を提供する。 【構成】 WO1のシステム領域1aには、ベンダーI
Dが記載されている。このWO1をWOディスクドライ
ブ16に装填すると、制御CPU5は、このベンダーI
Dを読み取る。また、インターフェース装置17を介し
て受信されるソフトウェアの先頭には、ベンダーIDが
記載されている。このソフトウェアがSD回路9に入力
されると、制御CPU5は、このベンダーIDを読み取
る。制御CPU5は、WO1のシステム領域1a上のベ
ンダーIDとソフトウェアの先頭のベンダーIDとを比
較して、両者が一致するものであるかどうかをチェック
する。そして、両者が対応しているとチェックした場合
には、制御CPU5は、このソフトウェアをWO1に書
き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータプログラ
ムあるいは映像著作物等のソフトウエア、特にデジタル
情報化されたソフトウエアを流通させるための新規なシ
ステムに用いるソフトウェア処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
(1)ソフトウェアは、一定の価値を有するがために流
通させるべきという要求がある反面、無体物であるため
にそれ単独では物理的に存在し得ないという特質を有し
ている。従って、従来、ソフトウェアを流通させる際に
は、移転可能な動産である媒体に固定していた。例え
ば、コンピュータプログラムは、フロッピーディスクに
固定して販売されていた。また、映像著作物は、ビデオ
テープや銀塩フィルム等に固定して販売されていた。ま
た、音楽著作物は、コンパクトディスクやレコードやオ
ーディオテープに固定して販売されていた。 (2)一方、これらソフトウェアは、テレビジョン放
送,ラジオ放送,有線放送等により、放送される場合が
ある。これらの放送の対象となる場合には、ソフトウェ
アの放送自体に対するソフトウェア使用料は、放送事業
者からソフトウェア権利者(著作権者)に支払われる。
そのため、視聴者は、一般に、放送されたソフトウェア
を視聴する事自体を無料で行える。但し、受信料の名目
で、放送事業者が支払うソフトウェア(の放送権)使用
料の一部を負担させられる場合もある。また、オンデマ
ンド方式のビデオ放送システムでは、視聴者にソフトウ
ェア使用料自体が課せられる。
【0003】但し、放送されたソフトウェアの視聴が無
料で認められている場合であっても、放送されたソフト
ウェアが一旦媒体に固定されると、事実上複数回数の再
生が可能になったり、事実上第三者に対する譲渡が可能
になってしまう。このようなソフトウェア利用の形態
は、ソフトウェア権利者(著作権者)に対して、放送料
の徴収だけではカバーできない不利益を被らせるもので
ある。従って、ソフトウェア複製を媒体に固定して販売
する場合と同等額の利益を、ソフトウェア権利者(著作
権者)に認めるべきである。特に、ソフトウェアがデジ
タル情報よりなる場合には、他の媒体への複写が極めて
容易であり且つアナログ情報のような複写による劣化が
ないというデジタル情報の特性から、オリジナルと全く
同一の複製が可能であり、これらの行為により製造者の
利益が害される可能性が極めて高い。そのため、従来か
ら媒体に予めソフトウェア使用料を上乗せて販売するシ
ステムが実用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
(1)しかしながら、従来のようにソフトウェアが媒体
に固定されている場合には、他の有体物商品と全く同じ
ように、ソフトウェアの流通が媒体の特性によって大き
く影響を受けてしまう。即ち、ソフトウェアの流通量
は、複製されたソフトウェアが固定された媒体の数に限
られてしまう一方で、一旦ソフトウェアが固定された媒
体の内容(コンテンツ,ここではソフトウェア)は容易
に変更できない。 従って、例えば、あるソフトウェア
を固定している媒体が品切れである一方で、別のソフト
ウェアを固定している媒体の在庫が処分できないという
状況が生じうる。このような状況が生じるために、複数
種類のソフトウェアを販売する販売者は、どのソフトウ
ェアを幾つ製造(複製して媒体に固定すること)すれば
よいのかといった売上げ予測や複雑な在庫管理をしなけ
ればならなかった。また、この売上げ予測が外れた場合
には、大きな損失を被る場合もあった。
【0005】このような状況は、本来無体物であるソフ
トウェアを媒体に固定することによって有体物化したこ
とにより生じる弊害であり、無限を含む任意の数の複製
物を生成し得るといった無体物故の利点をスポイルして
いる状況であると言える。
【0006】本発明の第1の課題は、以上のようなソフ
トウェアを媒体に固定して流通させることによる問題点
に鑑み、ソフトウェアと媒体とを分離して流通させると
ともに、ソフトウェアの複製の販売料金(使用料金)を
確実に徴収できるソフトウェア流通システムに適したソ
フトウェア処理装置を提供することである。 (2)また、放送されるソフトウェアに対する使用料を
予め市販の媒体に上乗せしてして販売する方式にあって
は、その媒体自体があらゆるソフトウェア(著作権が生
じているものに限らず、自然物そのものも含む)を固定
することができるものであるので、どの媒体にどのソフ
トウェアが固定されるのかを予め知ることができない。
従って、後になってある媒体に特定のソフトウェアが固
定されたとしても、その媒体に予め上乗せしてあった使
用料を当該ソフトウェアの権利者に還元することが困難
であるといった問題があった。また、自然物の映像や音
声を固定した場合や媒体使用者自身の著作になるソフト
ウェアを固定した場合には、媒体に予め上乗せしてあっ
た使用料が事実上不当利得になっていたという問題があ
った。
【0007】本発明の第2の課題は、以上のような媒体
に予め使用料を上乗せする場合の問題点に鑑み、特定の
媒体に固定できるソフトウェアを予め限定することによ
り、媒体に上乗せしたソフトウェア使用料を当該媒体に
固定されるべきソフトウェアの権利者に対して確実に還
元することができるソフトウェア流通システムに適した
ソフトウェア処理装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるソフトウエ
ア処理装置は、上記第1の課題及び第2の課題を解決す
るために、以下の構成を採用した。 <必須構成要件>即ち、本発明によるソフトウェア処理
装置の第1の態様は、原理図である図1(a)に示すよ
うに、媒体100に記憶されている第1の識別情報10
1を読み取る第1の読み取り手段104と、ソフトウェ
ア102に対応付けられた第2の識別情報103を読み
取る第2の読み取り手段105と、この第1の読み取り
手段104によって読み取られた前記第1の識別情報1
01と第2の読み取り手段105によって読み取られた
前記第2の識別情報103とを比較する比較手段106
と、この比較手段106によって前記第1の識別情報1
01と前記第2の識別情報103とが対応しているとさ
れた場合に、前記ソフトウェア102を前記媒体100
に書き込む書込手段107とを備えたことを特徴とする
(請求項1に対応)。
【0009】また、本発明によるソフトウェア処理装置
の第2の態様は、原理図である図1(b)に示すよう
に、媒体110に記憶されている第1の識別情報111
を読み取る第1の読み取り手段114と、ソフトウェア
112及びこのソフトウェア112に対応付けられた第
2の識別情報113とが前記媒体110に書き込まれて
いる場合に、前記媒体110から前記第2の識別情報1
13を読み出す第2の読み取り手段115と、前記第1
の読み取り手段114によって読み取られた前記第1の
識別情報111と前記第2の読み取り手段115によっ
て読み取られた前記第2の識別情報113とを比較する
比較手段116と、この比較手段116によって前記第
1の識別情報111と前記第2の識別情報113とが対
応しているとされた場合に、前記ソフトウェア112を
前記媒体110から読み出す読出手段117とを備えた
ことを特徴とする(請求項7に対応)。
【0010】また、本発明によるソフトウェア処理装置
の第3の態様は、原理図である図1(c)に示すよう
に、媒体120に記憶されている第1の識別情報121
を読み取る第1の読み取り手段124と、ソフトウェア
122に対応付けられた第2の識別情報123を読み取
る第2の読み取り手段125と、前記第1の読み取り手
段124によって読み取られた前記第1の識別情報12
1と第2の読み取り手段125によって読み取られた前
記第2の識別情報123とを比較する第1の比較手段1
26と、この第1の比較手段126によって前記第1の
識別情報121と前記第2の識別情報123が対応して
いるとされた場合に、前記ソフトウェア122及び前記
ソフトウェア122に対応付けられた前記第2の識別情
報とを前記媒体120に書き込む書込手段127と、前
記媒体120に前記ソフトウェア122及び前記ソフト
ウェア122に対応付けられた前記第2の識別情報が書
き込まれている場合に、このソフトウェア122に対応
する前記第2の識別情報123を前記媒体120から読
み出す第3の読み出し手段128と、前記第1の読み取
り手段124によって読み取られた前記第1の識別情報
121と前記第3の読み取り手段128によって読み取
られた前記第2の識別情報123とを比較する第2の比
較手段129と、この第2の比較手段129によって前
記第1の識別情報121と前記第2の識別情報123が
対応しているとされた場合に、前記ソフトウェア122
を前記媒体120から読み出す読出手段130とを備え
たことを特徴とする(請求項9に対応)。
【0011】以下、本発明の各構成要件について説明す
る。 〔媒体〕媒体は、書き込まれることを予定されるソフト
ウェアの使用料金を予め上乗せして販売されるようにし
て良い。
【0012】この媒体は、ソフトウェアの書込が可能な
メモリである。従って、半導体メモリであっても磁気記
憶媒体であっても良い。また、書込可能な光ディスクと
することができる。この場合、ソフトウェアを書込可能
かつ消去不能な媒体とすることができる(請求項3に対
応)。このような媒体であると、その記憶容量の全てに
ソフトウェアの書込をしてしまうと、それ以上の書込は
もはや不可能となる。従って、ディスクに書き込まれる
ソフトウェアの数を予め特定することができるので、そ
れに対応するソフトウェア使用料の決定も容易になる。
この書込可能かつ消去不能な媒体の例としては、追記可
能光ディスクが挙げられる。また、光磁気ディスクを用
いても良い。この場合には、複数回のソフトウェアの書
込みが可能になる。しかし、その書込回数を制限する手
段を付加すれば問題はない。 〔識別情報〕識別情報としては、ソフトウェア権利者の
IDコードとすることができる。また、同じソフトウェ
ア権利者によるソフトウェアの内の一部のソフトウェア
を特定するコードとすることができる。また、複数のソ
フトウェア権利者からなるグループを特定するコードと
することができる。
【0013】また、第1の識別情報を媒体における特定
の領域に記載するように構成しても良い。そして、第1
の読み取り手段は、媒体の特定の領域に第1の識別情報
が書き込まれている場合にのみ、この第1の識別情報を
読み取るように構成することができる(請求項4に対
応)。このようにすれば、仮に、特定領域以外の領域
に、後からユーザによって識別情報が書き加えられて
も、これを無視することができる。その結果、ユーザに
入手される前にソフトウェア権利者の監視下において書
き込まれた識別情報のみが考慮されることになるので、
ソフトウェア使用量の管理を確実に行うことができる。
【0014】その場合、第1の識別情報を記載する特定
の領域としては、媒体上のユーザアクセス不能領域とす
ることができる(請求項11に対応)。このユーザアク
セス不可能領域とは、ユーザがエディタ等のプログラム
によりアクセスすること(データの読み出し,書き込
み,又は修正すること)が不可能なように、その属性が
設定された領域である。このようにすることにより、ユ
ーザがこの第1の識別情報を読み出して、この第1の識
別情報の内容を第2の識別情報としてコピーしてしまう
ことや、第2の識別情報の内容を第1の識別情報として
媒体上の特定領域にコピーしてしまうことが防止でき
る。従って、ユーザの不正使用行為が予め防止できる。
【0015】また、第1の識別情報及び第2の識別情報
を、夫々複数の識別情報から構成することができる(請
求項12に対応)。複数の識別情報とは、例えば、ベン
ダーIDとソフトウェアの作品名等である。このように
すれば、これら複数の識別情報を様々に組み合わせるこ
とにより、媒体に書き込み得るソフトウェアを様々に特
定することができる。従って、個々のベンダーについて
多数のベンダーIDを用意しておく必要がない。 〔比較手段〕比較手段は、前記第1の識別情報と前記第
2の識別情報が一致している場合に、前記第1の識別情
報と前記第2の識別情報が対応しているとすることがで
きる(請求項2に対応)。そのようにすれば管理が容易
になる。但し、識別情報同士の対応関係を示したテーブ
ルや、対応関係を関数化した式が用意されていれば、一
致の場合以外でも対応があると判断することができる。 〔書込手段・読み出し手段〕書込手段がソフトウェアを
暗号化しながら前記媒体に書き込み、読出手段がソフト
ウェアを復号化しながら媒体から読み出すように構成し
ても良い(請求項10に対応)。このようにすることに
より、読み出し手段による読み出し以前において、ソフ
トウェアの内容を暗号化して、外部から解析できない状
態にしておくことができる。従って、比較手段による比
較の条件等,読み出しのための条件に違反があった場合
のセキュリティを確実にすることができる。
【0016】<付加的構成要件>本発明は、以上の必須
要件から構成されるが、以下の付加的構成要件を付加し
ても構成することができる。 〔表示手段・禁止手段〕書込手段によって媒体にソフト
ウェアが書き込まれた場合に、媒体上に書込みがあった
旨を表示する表示手段を設けても良い。その場合、媒体
上に表示手段による表示があった場合には、書込手段に
よるソフトウェアの媒体への書込を禁止する禁止手段を
設けても良い(請求項7に対応)。このようにすれば、
上述の光磁気ディスクのように複数回の書込が可能な媒
体であっても、また、追記可能光ディスクのように消去
が不可能ではあるが容量次第によっては複数のソフトウ
ェアの書込が可能である媒体であっても、その書込の回
数を一回のみに制限することができる。従って、ソフト
ウェアの使用料の管理を確実にすることができる。 〔記録手段〕媒体上にソフトウェアを書込可能な残り回
数を記録する記録手段を設けても良い。その場合、記録
手段により媒体上に記録された残り回数が零である場合
に、書込手段によるソフトウェアの媒体への書込を禁止
する禁止手段を設けても良い(請求項5に対応)。この
ようにすれば、ソフトウェアの書込み可能回数を複数回
と設定することができ、しかも、その回数以上の書込を
禁止することができる。従って、確実に管理できる使用
量を、複数回分とすることができる。 〔読み出し量記録手段〕読み出し手段による読み出し量
を記録する読み出し量記録手段を設けても良い(請求項
8に対応)。このようにすれば、読み出し量に応じたラ
ンニングロヤリティの徴収も可能になる。
【0017】
【作用】
<本発明の第1の態様による作用>媒体100には、第
1の識別情報101が記載されている。第1の読み取り
手段104は、この第1の識別情報101を読み取る。
【0018】また、ソフトウェア102には、第2の識
別情報103が対応付けられている。第2の読み取り手
段105は、この第2の識別情報103を読み取る。比
較手段106は、第1の識別情報101と第2の識別情
報103とを比較し、両者が対応するものであるかどう
かをチェックする。
【0019】そして、両者が対応しているとチェックさ
れた場合には、書込手段107は、このソフトウェア1
02を媒体100に書き込む。従って、ある媒体100
には、必ず対応する識別情報103を有するソフトウェ
ア102が書き込まれることになる。従って、媒体10
0とソフトウェア102を分離して流通させて、媒体1
00側にソフトウェア使用料を上乗せする流通形態を取
ったとしても、ソフトウェア使用料は確実にソフトウェ
アの権利者に還元される。また、ソフトウェア権利者
は、流通前にソフトウェア102を媒体110に固定す
るという作業から解放される。 <本発明の第2の態様による作用>媒体110には、第
1の識別情報111が記載されている。この媒体110
には既にソフトウェア112及びこのソフトウェア11
2に対応付けられている第2の識別情報が書き込まれて
いるとする。
【0020】第1の読み取り手段114は、この第1の
識別情報111を読み取る。同時に、第2の読み取り手
段115は、この第2の識別情報113を読み取る。比
較手段116は、第1の識別情報111と第2の識別情
報113とを比較し、両者が対応するものであるかどう
かをチェックする。
【0021】そして、両者が対応しているとチェックさ
れた場合には、読出手段117は、このソフトウェア1
12を媒体110から読み出す。このように、ある媒体
110に対応する識別情報113を有するソフトウェア
112が書き込まれているときに限りこのソフトウェア
112の使用が可能になる。従って、ユーザがソフトウ
ェアのコピーを行った場合でも、コピー先の媒体が対応
する識別情報を持った媒体である場合のみ使用できるの
であるから、コピーによってもソフトウェア権利者の利
益は保証される。従って、媒体とソフトウェアを分離し
て流通させて、媒体側にソフトウェア使用量を上乗せす
る流通形態を取ったとしても、ソフトウェア使用料は確
実にソフトウェアの権利者に還元される。 <本発明の第3の態様による作用>媒体120には、第
1の識別情報121が記載されている。第1の読み取り
手段124は、この第1の識別情報121を読み取る。
【0022】また、ソフトウェア122には、第2の識
別情報123が記載されている。第2の読み取り手段1
25は、この第2の識別情報123を読み取る。第1の
比較手段126は、第1の識別情報121と第2の識別
情報123とを比較し、両者が対応するものであるかど
うかをチェックする。
【0023】そして、両者が対応しているとチェックさ
れた場合には、書込手段127は、このソフトウェア1
22を媒体120に書き込む。一方、媒体120に既に
ソフトウェア122及びこのソフトウェア122に対応
付けられた第2の識別情報が書き込まれている場合に
は、第1の読み取り手段124が第1の識別情報121
を読み取ると同時に、第3の読み取り手段128がソフ
トウェア122に記載の第2の識別情報123を読み取
る。
【0024】第2の比較手段129は、第1の識別情報
121と第3の読み取り手段128が読み取った第2の
識別情報123とを比較し、両者が対応するものである
かどうかをチェックする。
【0025】そして、両者が対応しているとチェックさ
れた場合には、読出手段130は、このソフトウェア1
22を媒体120から読み出す。従って、ある媒体11
0に対応する識別情報113を有するソフトウェア11
2が書き込まれているときに限りこのソフトウェア11
2の使用が可能になる。従って、媒体とソフトウェアを
分離して流通させて、媒体側にソフトウェア使用量を上
乗せする流通形態を取ったとしても、ソフトウェア使用
料は確実にソフトウェアの権利者に還元される。しか
も、ユーザがソフトウェアのコピーを行った場合でも、
コピー先の媒体が対応する識別情報を持った媒体である
場合のみ使用できるのであるから、コピーによってもソ
フトウェア権利者の利益は保証される。また、ソフトウ
ェア権利者は、流通前にソフトウェアを媒体に固定する
という作業から解放される。
【0026】
【実施例】以下に図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0027】
【第1実施例】 <実施例の構成>図2は、本発明の第1実施例に用いら
れるソフトウェア再生装置の構成を示す機能ブロック図
である。
【0028】ユーザ端末であるソフトウェア処理装置と
してのソフトウェア再生装置2は、衛星放送や電話線を
通じての有線放送等のメディアを介して提供される各種
ソフトウェアを受信して、利用することができる情報機
器である。この各種ソフトウェアとは、音声データ,画
像データ,文字データ,コンピュータプログラム等のデ
ジタルデータの形態を有している。そして、この各種ソ
フトウェアの内容には、従来フロッピーディスクで提供
されていたコンピュータプログラム及びそのデータを初
めとして、従来アナログテレビジョンシステムにより放
送されていたテレビジョンプログラム,従来ビデオテー
プやビデオディスクによって提供されていた映画プログ
ラム,従来ラジオ放送やコンパクトディスクによって提
供されていた音楽データ,写真等の静止画データ等が含
まれる。
【0029】即ち、このソフトウェア再生装置2は、共
通のデータフォーマットによって提供されたこれら各種
ソフトウェアを、統一的に取り扱うことができる情報機
器である。具体的には、これら各種ソフトウェアを読み
込み、コンピュータプログラムの実行,映画プログラム
及びテレビジョンプログラムの再生(画像信号の再生,
音声信号の再生),音楽データの再生(音声信号の再
生),静止画の表示等を行う機能を有している。
【0030】ここで、ソフトウェア再生装置2に受信さ
れる各種ソフトウェアの形式について説明する。即ち、
画像データ及び音声データについては、複数の単位デー
タとしてのフレームが連続して全体として一まとまりの
ソフトウェアを構成している。そして、ソフトウェア再
生装置2に向けて送信される前において、画像データフ
レーム及び音声データフレームは、A/D変換される。
そして、A/D変換されたデータフレームは、MPEG
−2の規格に従って圧縮処理される。ここにMPEG−
2とは、MPEG(Motion Picture Image Coding Expa
rts Group )が勧告した画像データ圧縮規格であり、C
CIR601規格(4:2:2フォーマット)およびH
DTV(ハイビジョン、1920×1080ライン/フ
レームまで)を基本画像フォーマットとする規格であ
る。一方、コンピュータプログラムについては、MPE
G規格が映像信号及び音声信号に関する規格であること
より、MPEG−2による圧縮処理を受けることはな
い。
【0031】このような処理がなされた各種ソフトウェ
アは、衛星放送による電波に乗せて送信されるか、電話
線を介した有線放送による電気信号に乗せて送信され
る。前者の場合においては、電波はパラボラアンテナ3
0によって受信される。そして、復調器31によって復
調され、インタフェース装置17に入力する。一方、後
者の場合においては、電気信号はMODEM(Modulato
r/Demodulator)32によって受信される。そして、M
ODEM32自身によって復調され、インタフェース装
置17に入力する。
【0032】このインタフェース装置17は、このソフ
トウェア再生装置2の外面に設けられている操作キー3
3,並びに外部装置(復調器31及びMODEM32)
とソフトウェア再生装置2の内部回路との間の出入力処
理を行う。なお、操作キー33は、パスワード,IDコ
ード等のユーザ情報や、各種コマンドを入力する装置で
ある。
【0033】復調器31又はMODEM32からインタ
フェース装置17に入力した信号は、通信系エラー処理
部14によってエラーチェックコード訂正やビット並び
替え等の処理を受けて、SD回路9の出入力(I/O)
装置6cに入力する。一方、操作キー33からインタフ
ェース装置17に入力した信号は、直接SD回路9の出
入力(I/O)装置6cに入力する。
【0034】次に、ソフトウェア再生装置2に装填され
る媒体としては、ライトワンス光ディスク(追記型光デ
ィスク,以下「WO」と言う)1が用いられている。こ
のWO1は、通常のCD−ROMのようにレーザ光の反
射によりディスク表面に形成されたビットを読み取るも
のであるが、レーザ照射することによりユーザがビット
の形成をすることができる。即ち、データを書き込むこ
とができる。しかし、一旦形成したビットを消去するこ
とは不可能であるので、書き込んだデータの消去もする
ことができないという特徴を有している。
【0035】本実施例においては、WO1には、ユーザ
がデータの読み出し・書き込み・修正のためのアクセス
ができないようにその属性が設定されたユーザアクセス
不可能領域としてのシステム領域1aが確保されてい
る。このシステム領域1aには、このWO1に書き込む
ことができるソフトウェアを特定する識別情報が、予め
書き込まれている。この識別情報は、複数のソフトウェ
アを含む特定のソフトウェア群を特定する情報である場
合もある。その場合、この識別情報は、このソフトウェ
ア群を提供(販売)する特定のベンダー(販売者)を識
別するID(以下、「ベンダーID」という)である場
合もある。このベンダーIDは、複数のベンダーを識別
するIDである場合もある。同じベンダー用であっても
ソフトウェア群毎にベンダーIDが異なっている場合も
ある。例えば、音楽ソフトウェアと映画ソフトウェアの
ように単位容量当たりの料金レベルが異なる場合のため
である。また、ベンダーID,作品名等の複数の識別情
報が組み合わされて、一組の識別情報をなしている場合
もある。
【0036】以下、このシステム領域1aに書き込まれ
ている情報がベンダーIDである場合を例にとって、説
明を進める。このWO1は、販売店において購入するこ
とができる。この販売店には、様々なベンダーIDが書
き込まれているWOが販売されており、客であるユーザ
が、このベンダーIDを拠り所に購入すべきWOを選択
できるように成っていることが望ましい。このWO1の
販売価格には、このベンダーによって上述のように衛星
放送又は有線放送に乗せて送信されるソフトウェアの代
金(ソフトウェア使用料)が、予め上乗せされている。
従って、WO1に書き込まれているベンダーIDによっ
ては、その販売価格に相違が生じ得る。
【0037】なお、W01には、複数のソフトウェアを
書き込めるスペースが確保されている場合もある。その
ような場合に備えるために、システム領域1aには、許
諾回数データが格納されている。この許諾回数データ
は、このWO1によって記録できるソフトウェアの本数
を示している。換言すると、このWO1に予め上乗せし
てある使用料の額に対応するソフトウェアの本数を示し
ているのである。但し、WO1は消去・書き換え不能メ
ディアであるので、記録可能な残り本数を示すビット列
に、記録済みを示すフラグを1つづつ書き込むという形
で、記録可能なソフトウェア本数の管理を行っている。
従って、当初の記録可能本数が1である場合には、この
記録済みを示すフラグは、WO全体が使用済みであるこ
とを示すフラグとして機能することになる。
【0038】また、ベンダーIDによって識別されるソ
フトウェアが売り切り型のソフトウェアではなく、再生
(使用)毎に料金(ランニングロヤリティ)を徴収する
レンタル型である場合もある。そのような場合には、後
述のSD回路機能によってランニングロヤリティの徴収
が可能である。従って、そのようなベンダーIDが書き
込まれているWO1の販売価格は、比較的低価格に抑え
られている。
【0039】WO1は、ソフトウェア再生装置2のWO
ディスクドライブ16に装填される。WOディスクドラ
イブ16は、WO1のシステム領域1a以外の領域に対
して、一回のみ書き込みができるとともに、一旦書き込
んだデータを半永久的に繰り返して読み出すことができ
る。
【0040】このW0ディスクドライブ16には、変復
調回路3が接続されている。この変復調回路3は、WO
系エラー処理部4に接続されている。このWO系エラー
処理部4は、SD回路9の出入力(I/O)装置6aに
接続されている。
【0041】変復調回路3は、SD回路9から送られて
きたデータの形式を、WO1に書き込めるデータ形式に
フォーマット変換(変調)するとともに、WO1から読
み出したデータの形式を、SD回路9において扱えるデ
ータ形式にフォーマット変換(復調)する機能を有す
る。
【0042】WO系エラー処理部4は、エラーチェック
コード生成部と、エラーチェックコード訂正部とからな
り、WO1への書き込みを行う場合には前者が機能し、
WO1からの読み出しを行う場合には後者が機能する。
即ち、エラーチェックコード生成部は、WO1に対応し
たエラーチェックコードをデータに書き込む。他方、エ
ラチェックコード訂正部は、このエラーチェックコード
に基づいて、データのエラー訂正及びビットの並び替え
を行う。
【0043】次に、これらWO系エラー処理部4,通信
系エラー処理部14,及びインタフェース17に接続さ
れるSD回路9の説明を行う。ソフトウェア再生装置2
には、上述の衛星放送や有線放送によって種々のソフト
ウェアが提供されるので、そのうちのどのソフトウェア
をWO1に書き込むかが問題となる。また、一旦WO1
に書き込まれたソフトウェアであっても、上記したレン
タル方式のものにあっては、その対価の課金方法を如何
にするかが問題となる。そのため用いられるのがSD回
路9である。
【0044】即ち、上述のように、販売店で販売されて
いるWO1のシステム領域1aには、予め第1の識別情
報としてのベンダーIDが書き込まれている。そして、
図3に示すように、放送されるソフトウェアの先頭に
も、同様のベンダーIDが第2の識別情報として対応付
けられている。なお、このソフトウェアに対応付けられ
たベンダーIDは、ソフトウェアの一部となっていても
良いし、ソフトウェアから分離していても良い。SD回
路9は、WO1がドライブ16に装填された時点で、こ
のWO1のベンダーIDを読み取っておく。そして、受
信したソフトウェアがこのベンダーIDと同じベンダー
IDを有している場合のみ、そのソフトウェアのWO1
への書き込みを許可するのである。
【0045】他方、一旦或るWO1に特定のソフトウェ
アが書き込まれた場合において、そのソフトウェアが他
のWO1にコピーされる場合もある。その場合におい
て、コピー先のWO1のベンダーIDが当該ソフトウェ
アのベンダーのものである場合には、このベンダーの利
益は保証される。しかし、それ以外のWOにコピーされ
る場合には、当該ソフトウェアのベンダーの損失を防止
しなければならない。そのために、SD回路9は、ソフ
トウェアの再生時において、ドライブ16に装填されて
いるWO1のシステム領域1aに書き込まれているベン
ダーIDと、WO1に書き込まれているソフトウェアの
先頭に付加されているベンダーIDとを読み取って、両
者を比較する。そして、両者が一致している場合にのみ
当該ソフトウェアの再生を許可して、両者が不一致の場
合にはソフトウェアの再生を禁止するのである。
【0046】また、上記したレンタル方式の場合には、
再生毎にソフトウェア使用料を課金できるとともに、使
用料支払い不能の場合には再生不能とすることができる
システムを確立する必要がある。そのため、SD回路9
は、受信した各種ソフトウェアを一旦暗号化して、WO
1に書き込む。この暗号化された各種ソフトウェアは、
再生時において、SD回路9によって逐次復号化され
る。同時に、SD回路9は、レンタル方式のソフトウェ
アの復号を行う毎に、クレジットXを減算する。このク
レジットXとは、ユーザが予めソフトウェア権利者(著
作権者)に支払った金額に応じてSD回路9の課金テー
ブル8に書き込まれたポイントである。このクレジット
Xに対応する料金は、レンタル方式のソフトウェアのた
めのプリペイドの使用料としての性格を帯びている。S
D回路は、このクレジットXが0(使用不能値)になっ
た時に復号化処理を中止することにより、ソフトウェア
のセキュリティを維持するのである。
【0047】なお、このSD回路9は、ソフトウェア再
生装置2のカードスロット(たとえばPCMCIA準拠
のカードスロット)内に着脱自在に装着されたICカー
ドの形態で実現される。このようなICカードの形態に
しておけば、SD回路の運搬が容易である。従って、使
用者がソフトウェア販売店等に持参することにより、代
金支払いと交換に、クレジットXを加算してもらうこと
ができる。
【0048】このSD回路9は、バスBに対して相互に
接続された制御CPU5,DES(Data Encr
yption Standard)7,課金テーブル
8,並びに入出力(I/O)装置6a,6b,及び6c
から構成されている。
【0049】制御CPU2は、通信系エラー処理部1
4,インタフェース装置17,WO系エラー処理部4,
デマルチプレクサ10,及びパターン発生器18との間
での情報のやりとりを制御する。また、CPU11は、
DES7及び課金テーブル8の制御を行う機能も有して
いる。
【0050】制御CPU11は、RAM15にユーザの
パスワードを記憶するとともに、ユーザがこのソフトウ
ェア再生装置2を操作する際には、ユーザが入力したパ
スワードとRAM15内のパスワードとを比較して、I
Dチェックを行う機能も有している。そして、両者が一
致の場合のみ許諾情報を生成する。この許諾情報は、D
ESにおける暗号化・復号化を実行する際のキーとして
用いられる。従って、許諾キーが生成されていれば、暗
号化及び記録,並びに、復号化及び再生が可能である
が、許諾キーが生成されていなければ、これらの処理を
実行することができない。この許諾情報は、ソフトウェ
ア再生装置2を立ち上げる毎に、入力されるパスワード
に基づいて作成される。そして、許諾情報は、ソフトウ
ェア再生装置2の起動が停止するまで、RAM15内に
格納されている。
【0051】制御CPU11は、また、WO1に格納さ
れているソフトウェア(プログラム)を実行することに
より、各種の演算、データ処理を行うことができる。即
ち、汎用コンピュータとしての機能を有している。
【0052】課金テーブル8は、上述したクレジットX
を格納しているテーブルである。なお、課金テーブル8
内において、クレジットXは暗号化されている。従っ
て、ソフトウェア権利者以外の者がこの課金テーブル8
を解析してクレジットXを書き換えることは、不可能で
ある。
【0053】システムバスBに接続されているRAM1
5には、上述したパスワード及び許諾情報の他に、レン
タル方式のソフトウェアを再生した際における当該ソフ
トウェアのベンダーID,及びその再生時間が記録され
る。なお、このベンダーID及び再生時間は、ユーザが
アクセスできないように、DES7によって暗号化され
るとともに、クレジットXを加算してもらうためにSD
回路9を販売店に持ち込んだ際に、販売店によって読み
取られる。このデータは、クレジットXに対応するソフ
トウェア料金をベンダー毎に配分する際に、利用され
る。
【0054】システムバスBに接続されているROM2
8には、このSD回路を運用するためのソフトウェア
(OSを含む)が格納されている。暗号化手段及び復号
化手段としてのDES7は、通信系エラー処理部14か
ら受け取ったソフトウェアを暗号化する機能,WO系エ
ラー処理部14から受け取ったソフトウェアを復号化す
る機能,及び上述のパスワード及びクレジットXを暗号
化する機能を有する。
【0055】図4は、DES7の概略構成を示してい
る。DES7は、同図に示すように、DES実行部20
を有しており、入力データ(IN)を鍵情報(ここで
は、「許諾情報」)21により暗号化又は復号化して出
力データ(OUT)として出力する機能を有している。
本実施例において、DES実行部20はモード識別部2
2を有している。このモード識別部22は、複数のDE
Sモードの中からそのデータ形式等により最適なモード
を選択してDES実行部20に与える機能を有してい
る。なお、このDES7として、FIPS' PUB.製ICチッ
プ「46DATA ENCRYPTION STANDARD NIST」を用いること
ができる。
【0056】DES実行部20の具体的ハードウエア構
成を、図5のブロック図に示す。同図において、入力側
には入力用バッファ23として、8ビット構成のレジス
タが8個接続されて64ビットのシフトレジスタ(RE
G1)が配置されており、次段にはセレクタselが配
置されている。当該セレクタselは、後述のDES処
理メイン回路26からの出力か、前記シフトレジスタ
(REG1)からの出力かを選択的に入力できるように
なっている。
【0057】セレクタselの次段には8ビット構成の
レジスタ25(REG2)が配置されさらにその次段に
はDES処理メイン回路26が配置されている。このD
ES処理メイン回路26がDESの中核をなす。すなわ
ち、DES処理メイン回路26には、各種のDESモー
ドがROM(Read Only Memory)として登録されており、
制御CPU5からの指示により最適なDESモードのロ
ジックを選択して復号処理を行うようになっている。
【0058】DES処理メイン回路26の出力は前記セ
レクタselと出力用バッファ27としての出力レジス
タ(REG3)に分岐されている。そして出力レジスタ
(REG3)の出力が暗号化または復号化されたデータ
として用いられる。
【0059】この処理のシーケンスを示したものが図6
である。図6において、入力レジスタ(入力用バッファ
23)の出力は、次サイクルの最初のクロックでレジス
タ25からの出力としてDES処理される。そして次の
クロックで出力レジスタ(出力用バッファ27)より出
力される。この出力レジスタ(出力用バッファ27)か
らの出力時間に入力側では入力レジスタ(入力用バッフ
ァ23)より次サイクルの暗号化データの取り込みが行
われている。
【0060】このように、本実施例では入力用バッファ
23としての入力レジスタ(REG1)と、出力用バッ
ファ27としての出力レジスタ(REG3)とを独立に
設けたことにより、暗号化データの入力と復号化データ
の出力とをそれぞれ独立して連続的に行うことができる
ようになった。そのため、従来のDESのようにサイク
リックに入力と出力とを行う場合に較べて高速な復号化
・暗号化処理が可能となっている。
【0061】図2に戻り、制御CPU5は、通信系エラ
ー処理部14からI/O装置6cを介して入力され,且
つDES7により暗号化されたソフトウェアを、I/O
装置6aを通じて、SD回路9外のWO系エラー処理部
4に送出する。また、制御CPU5は、WO系エラー処
理部4からI/O装置6aを介して入力され,且つDE
S7により復号化されたソフトウェア(映像,音声)
を、I/O装置6bを通じて、SD回路9外のデマルチ
プレクサ10に送出する。デマルチプレクサ10は、受
信したソフトウェアを、音声データフレームと画像デー
タフレームとに分離する。そして、画像データフレーム
をMPEG伸長回路(MPEG−2)11aに出力し、
音声データフレームをMPEG伸長回路(MPEG−
2)11bに出力。
【0062】伸長手段としてのMPEG伸長回路(MP
EG−2)11a,11bは、MPEG規格で圧縮され
たままの状態で送信されて来た画像データフレーム,又
は音声データフレームを伸長して、画像又は音声出力可
能なフォーマットに復元する回路である。これらMPE
G伸長回路(MPEG−2)11a,11bにおいてデ
ータフレームの伸長をする際には、VRC回路12によ
って出力の同期がとられる。即ち、VRC回路12から
出力される同期信号に同期して、MPEG伸長回路(M
PEG−2)11a,11bは、伸長されたデータフレ
ームを出力するのである。なお、MPEG伸長回路とし
てICチップ「ISO/IEC CD 13818'1〜3」を用いること
ができる。
【0063】そして、画像用のMPEG伸長回路(MP
EG−2)11aからの出力は、D/A変換器13aに
よってアナログ信号に変換される。このアナログ信号
は、加算回路19を通って、ソフトウェア再生装置2に
接続されているTVモニタ装置34に向けて出力され
る。また、音声用のMPEG伸長回路(MPEG−2)
11bからの出力は、D/A変換器13bによってアナ
ログ信号に変換される。このアナログ信号は、そのま
ま、ソフトウェア再生装置2に接続されているスピーカ
35に向けて出力される。
【0064】画像用のMPEG伸長回路(MPEG−
2)11aは、個々の圧縮データフレームに対して伸長
処理を完了する毎に、フレーム伸長完了信号を出力す
る。このフレーム伸長完了信号は制御CPU5によって
受信され、課金制御を行うために用いられる。即ち、こ
のフレーム伸長完了信号を受信した制御CPU5は、課
金テーブル8記載のクレジットXの減算を行うととも
に、クレジットXが0になった場合におけるデータ出力
阻止の制御を行うのである。
【0065】制御CPU5は、WO系エラー処理部4か
らI/O装置6aを介して入力され,且つDES7によ
り復号化されたソフトウェア(プログラム及びそのデー
タ)を、実行して、各種演算及びデータ処理を行う。こ
の演算又はデータ処理を行った結果として、画像データ
及び音声データが発生する。この音声データ及び画像デ
ータは、I/O回路6bを介して、SD回路9外に出力
される。そして、映像データは、そのまま画像用D/A
変換器13aに入力して、TVモニタ34上に表示され
る。また、音声データは、そのまま音声用D/A変換器
13bに入力して、スピーカ35から出力される。
【0066】SD回路9内のシステムバスBには、ま
た、パターン発生器18が接続される。このパターン発
生器18は、画像用D/A変換器13aの出力端に接続
された加算回路19に接続されている。
【0067】パターン発生器18は、制御CPU5から
の指示に応じて、例えば「記録できない」旨の文字情
報,「再生できない」旨の文字情報,「実行できない」
旨の文字情報を表示する画像パターンを発生する。この
パターン発生器16から出力された画像パターン信号
は、加算回路19に入力される。
【0068】加算回路19は、D/A変換器13aから
の出力線にパターン発生器18から出力された画像パタ
ーン信号を乗せて、TVモニタ装置34に向けて出力す
る。従って、加算回路19は、パターン発生器18から
の画像パターン信号がOFFの時には、D/A変換器1
3aから出力されたアナログ画像信号をそのまま出力す
る。これに対して、画像パターン信号がONの場合に
は、D/A変換器13aから出力されたアナログ画像信
号に画像パターンが上書きされた画像信号を出力する
(但し、画像パターン信号がONの時には、SD回路9
からソフトウェアが出力されないので、結果として、画
像パターンのみが出力される。)。
【0069】以上に説明した制御CPU5によって実行
される処理の流れを、図7乃至図9のフローチャートに
基づいて説明する。始めに、図7は、ソフトウェア受信
時において実行される処理を示すフローチャートであ
る。この処理は、WO1をソフトウェア再生装置2のW
Oディスクドライブ16に装填した上で、キー部33か
ら「記録」コマンドを入力することによりスタートす
る。
【0070】スタート後最初のステップS101では、
受信処理を開始する。即ち、外部からのソフトウェア受
信が可能なように、インタフェース装置17の状態を設
定する。そして、衛星放送を通じてソフトウェアが送信
されてくる場合においては、その放送開始を待って、処
理をステップS102に進める。一方、電話回線を通じ
てソフトウェアが送信されてくる場合においては、送信
元の管理センタに対してソフトウェアのダウンロードを
開始させるコマンドを送信した上で、処理をステップS
102に進める。
【0071】ステップS102では、WOディスクドラ
イブ16から、WO1のシステム領域1aに書き込まれ
ているベンダーIDを読み出し、これをチェックする。
そして、このシステム領域1a上のベンダーIDがソフ
トウェアの先頭に記載されているベンダーIDに一致し
ていない場合には、当該WO1は当該ソフトウェアを記
録することを予定されていないと判断する。従って、そ
の場合には、処理をステップS103からステップS1
09に進める。ステップS108では、パターン発生器
18に指示を出し、「記録できない」旨のメッセージを
TVモニタ34上に表示させる。そして、そのままこの
受信処理を中止する。
【0072】一方、システム領域1a上のベンダーID
がソフトウェアの先頭に記載されているベンダーIDに
一致している場合には、当該WO1は当該ソフトウェア
を記録することを予定されていると判断する。従って、
その場合には、処理をステップS108からステップS
104に進める。ステップS104では、RAM15に
記憶されている許諾情報を読み出す。
【0073】続くステップS105では、ステップS1
04にて許諾情報が読み出せたか否かをチェックする。
許諾情報が読み出せない場合には、それ以降の処理が実
行できない。そのため、処理をステップS109に進め
て、「記録できない」旨のメッセージ表示を行い、その
まま受信処理を中止する。
【0074】一方、ステップS105にて許諾情報が読
み出せたと判断した場合には、続くステップS106に
おいて、WOディスクドライブ16から、WO1のシス
テム領域1aに格納されている許諾回数を読み出し、こ
の数値をチェックする。この数値のチェックは、具体的
には、記録可能な残り本数に対応するビット列のうち
で、記録済みフラグが立っていないビットが幾つあるか
によってチェックする。許諾回数が0である場合(全て
のビットに記録済みフラグが立っている場合)には、記
録可能な本数(予めそのWO1に上乗せしてある使用料
に対応する本数)のソフトウェアを記録済みであると判
断する。そのため、処理をステップS109に進めて、
「記録できない」旨のメッセージ表示を行い、そのまま
受信処理を中止する。
【0075】一方、ステップS106にて許諾回数が1
以上であると判定した場合(記録済みフラグが立ってい
ないビットが残っている場合)には、処理をステップS
107に進める。このステップS107では、インタフ
ェース装置17を介してソフトウェアを受信しながら、
許諾情報をキーとしてDES7によって、受信したソフ
トウェアの暗号化を行う。そして、暗号化したソフトウ
ェアをWOディスクドライブ16に向けて送信し、WO
1に記録する。
【0076】ステップS107におけるソフトウェアの
記録が完了すると、処理はステップS108に進む。こ
のステップS108では、WO1のシステム領域1aに
記録されている許諾回数を1減ずる。具体的には、記録
可能な残り本数を示すビットに、記録済みを示すフラグ
を一本立てる。その後、この処理を終了する。
【0077】図8及び図9は、WO1に記録されている
ソフトウェアの再生時における処理を示すフローチャー
トである。これらの処理は、ソフトウェアが記録されて
いるWO1をソフトウェア再生装置2のWOディスクド
ライブ16に装填した上で、キー部33から「再生」コ
マンドを入力することにより、各々スタートする。そし
て、スタート後においては、両処理は非同期に平行して
実行される。以下、各々の処理の内容を説明する。
【0078】図8は、レンタル方式における課金のため
の処理である。この図8の処理においては、最初のステ
ップS201において、ソフトウェアの先頭部分に記載
されているソフトタイプ(図3参照)に従って、このソ
フトウェアが売り切り方式のソフトウェアであるかレン
タル方式のソフトウェアであるかをチェックする。この
ソフトタイプは、当該ソフトウェアが売り切り方式のソ
フトウェアであるかレンタル方式のソフトウェアである
かの区別の他に、レンタル方式の場合にはその使用料金
(使用量に応じた料金)の高低の区別を示している。ソ
フトタイプが売り切り方式である場合には、課金テーブ
ル8のクレジットXを減算する必要はないので、そのま
ま処理を終了する。
【0079】一方、ソフトタイプがレンタル方式である
場合には、ステップS202において、ソフトタイプに
応じて参照値Rを設定する。即ち、使用料金が高いソフ
トタイプである場合には、参照値Rを比較的小さく設定
し、使用料金が安いソフトタイプである場合には、参照
値Rを比較的大きく設定する。
【0080】次のステップS203では、課金テーブル
8内のクレジットXが0であるかどうかをチェックす
る。クレジットXが0である場合には、それ以上レンタ
ル方式のソフトウェアの再生は許されない。そのため、
処理をステップS211に進め、図9の再生処理を強制
的に終了させる。次に、ステップS212において、パ
ターン発生器18に指示を出し、「再生或いは実行でき
ない」旨のメッセージをTVモニタ34上に表示させ
る。そして、そのままこの受信処理を中止する。
【0081】一方、クレジットXが1以上である場合に
は、ステップS204に処理を進め、MPEG伸長回路
11aからのフレーム伸長完了信号を検出する。フレー
ム伸長完了信号が検出された場合には、処理をステップ
S205に進め、制御CPU5内に形成されたソフトウ
ェアカウンタのカウント値nを、1つカウントアップす
る。
【0082】続くステップS206では、カウント値n
が参照値Rに達したかどうかを判定する。そして、カウ
ント値nが未だ参照値Rに達していない場合には、ステ
ップS207において、課金処理を終了するかどうかを
判定する。
【0083】ステップS207での判定は、ソフトウェ
アの再生が終了しているかどうかによって行われる。即
ち、ソフトウェアの再生が終了している場合には、課金
処理を終了する。これに対して、ソフトウェアの再生が
終了していない場合には、課金処理を続行するものと判
断して、処理をステップS203に戻す。
【0084】一方、ステップS206にてカウント値n
が参照値Rに達したと判定した場合には、処理をステッ
プS208に進める。ステップS208では、課金テー
ブル内のクレジットXを一つ減算する。
【0085】続くステップS209では、カウンタ値n
を“0”にクリアする。続くステップS210では、ス
テップS207と同様にして、課金制御処理を終了する
か否かを判定する。そして、課金制御処理を継続すると
した場合には、処理をステップS203に戻す。これに
対して、課金制御処理を終了するとした場合には、処理
を終了する。
【0086】図9は、ソフトウェアの復号及び再生(実
行)を行うための処理である。この図9の処理において
は、最初のステップS301において、ソフトウェア再
生或いは実行を開始する。即ち、WOディスクドライブ
16を起動して、ソフトウェアを読み出し可能な状態と
する。
【0087】続くステップS302では、WO1のシス
テム領域1a上に書き込まれているベンダーIDとWO
1に記録されているソフトウェアの先頭に記載してある
ベンダーIDとをを読み出して、これをチェックする。
【0088】そして、このシステム領域1a上のベンダ
ーIDがソフトウェアの先頭に記載されているベンダー
IDに一致していない場合には、当該ソフトウェアが一
旦正規のWO1(ベンダーIDを同じくするWO)に記
録された後に、不正規のWO(ベンダーIDが異なるか
全く記載がないWO)にコピーされたものであると判断
する。従って、その場合には、当該ソフトウェアのベン
ダーの損失を防止するために、処理をステップS303
からステップS307に進める。ステップS307で
は、パターン発生器18に指示を出し、「再生或いは実
行できない」旨のメッセージをTVモニタ34上に表示
させる。そして、そのままこの受信処理を中止する。
【0089】一方、システム領域1a上のベンダーID
がソフトウェアの先頭に記載されているベンダーIDに
一致している場合には、当該WO1は当該ソフトウェア
に関して正規のWO1(ベンダーIDを同じくするW
O,コピーされたものであるか否かは問わない。)であ
ると判断する。従って、その場合には、処理をステップ
S303からステップS304に進める。ステップS3
04では、RAM15に記憶されている許諾情報を読み
出す。
【0090】続くステップS305では、ステップS3
04にて許諾情報が読み出せたか否かをチェックする。
許諾情報が読み出せない場合には、それ以降の処理が実
行できない。そのため、処理をステップS307に進め
て、「再生或いは実行できない」旨のメッセージ表示を
行い、そのまま受信処理を中止する。
【0091】一方、ステップS305にて許諾情報が読
み出せたと判断した場合には、処理をステップS306
に進める。このステップS306では、WO系エラー処
理部4を介してソフトウェアを受信しながら、許諾情報
をキーとしてDES7によって、受信したソフトウェア
の復号化を行う。そして、復号化したソフトウェア(映
像,音声)をデマルチプレクサ10に送信して、これら
を再生する。また、復号化したソフトウェア(プログラ
ム及びそのデータ)を、制御CPU5によって実行し、
各種演算又はデータ処理を行う。その後、この処理を終
了する。
【0092】以上の処理を実行した結果制御CPU5内
に生じる機能を、図10に基づいて説明する。WO系エ
ラー処理部4からの信号は、ソフトタイプ認識部50,
第1の読み取り手段としての媒体上ベンダーID読み出
し部51,第3の読み取り手段としてのソフトウェア内
ベンダーID読み出し部54,読み出し手段としての読
み出し部56,並びに、禁止手段及び表示手段としての
許諾回数チェック部(フラグチェック部)65に入力す
る。一方、通信系エラー処理部14からの信号は、第2
の読み出し手段としてのソフトウェア内ベンダーID読
み出し部61,暗号化部63に入力する。
【0093】ソフトウェアタイプ認識部は、媒体として
のWO1内のソフトウェアが売り切り方式のものかレン
タル方式のものであるか,及びレンタル方式の場合の使
用料の課金率をチェックする。
【0094】媒体上ベンダーID読み出し部51は、W
O1のシステム領域上1aの第1の識別情報としてのベ
ンダーIDを抽出する。ソフトウェア内ベンダーID読
み出し部54は、WO1内のソフトウェアに記載されて
いる第2の識別情報としてのベンダーIDを抽出する。
【0095】ソフトウェア内ベンダーID読み出し部6
1は、受信したソフトウェアに記載されているベンダー
IDを抽出する。許諾回数チェック部(フラグチェック
部)65は、WO1の管理領域内の許諾回数(記録済み
を示すフラグ)の状態をチェックする。
【0096】第2の比較手段としてのIDチェック部5
3は、媒体上ベンダーIDとソフトウェア内ベンダーI
Dを比較して、両者が一致していない場合には、その旨
を読み出し部56に通知する。
【0097】読み出し量記録手段としての使用量チェッ
ク部52は、ソフトタイプがレンタル方式である場合
に、MPEG−2伸長回路11aからの信号に基づい
て、ソフトウェアタイプに従った率で、課金テーブル8
内のクレジットXを減算する。そして、クレジットXが
0になった場合には、読み出し禁止部55に通知する。
【0098】読み出し禁止部55は、この通知に応じ
て、読み出し部56における読み出し処理を禁止する。
許諾情報チェック部59は、RAM15内に許諾情報が
あるか否かをチェックする。
【0099】第1の比較手段としてのIDチェック部6
2は、媒体上ベンダーIDとソフトウェア内ベンダーI
Dを比較して、両者が一致していない場合には、その旨
を暗号化63に通知する。
【0100】暗号化部63は、IDチェック部62によ
って両ベンダーIDが一致されているとされ、許諾情報
チェック部59によって許諾情報がRAM15内に存在
しているとされ、許諾回数チェック部(フラグチェック
部)65によって許諾回数が0でないとされた場合に、
通信系エラー処理部14から受信したソフトウェアを、
DES7を用いて暗号化して、書き込み部64に渡す。
【0101】表示手段及び記録手段としての許諾回数減
算部66は、ソフトウェアの書き込みがある毎に、WO
1のシステム領域1a上に記載されている許諾回数を減
算する。
【0102】書き込み手段としての書き込み部64は、
暗号化部63から渡されたソフトウェアをWO1に書き
込む処理を行う。また、ソフトウェアの書き込みを行う
と同時に、許諾回数減算部66によって減算された許諾
回数をシステム領域1a上に書き込む。
【0103】読み出し部56は、IDチェック部53に
よって両ベンダーIDが一致されているとされ、許諾情
報チェック部59によって許諾情報がRAM15内に存
在しているとされ、読み出し禁止部55によって読み出
しが禁止されていない場合に、WO系エラー処理部4か
ら受信したソフトウェアを読み出して、復号化部58に
渡す。
【0104】復号化部58は、読み出し部56から渡さ
れたソフトウェアを、DES7を用いて復号化し、デマ
ルチプレクサ10に向けて出力する(映像データ、音声
データの場合)。若しくは、プログラム実行部57に通
知する(プログラム及びそのデータの場合)。
【0105】プログラム実行部57は、渡されたプログ
ラムを実行して、所定の演算又はデータ処理を行う。ソ
フトウェア使用量を監視し且つ記録する。そして、ソフ
トウ <実施例の作用>次に、図11を用いて、本実施例によ
るソフトウェア再生装置2,WO1等を用いたソフトウ
ェ流通の全体像を説明する。
【0106】各ベンダー40は、販売店42に対して、
自己のベンダーIDをそのシステム領域1aに記載した
WO1の販売を依頼する。その際、各ベンダー40が共
通のベンダーIDを付する場合もある。また、各ベンダ
ー40が、そのWOに記録できるソフトの種類により、
その使用料を種々に設定したい場合がある。そのような
場合には、同じベンダーであっても、異なるベンダーI
Dを付する場合もある。販売店42は、このようにベン
ダーIDを書き込んだWOを、その媒体代金にソフトウ
ェア代金を上乗せして販売する。
【0107】この場合、一枚のWO1上に一本のソフト
ウェアを記録するものとしてソフトウェア代金を上乗せ
している場合には、管理領域1a上の許諾回数を、1と
設定する。これに対して、一枚のWO1上に複数本のソ
フトウェアを記録するものとしてソフトウェア代金を上
乗せしている場合には、管理領域1a上の許諾回数を、
その本数に対応した数とする。
【0108】また、以上の説明は売り切り方式のソフト
ウェアを記録するためのWO1の話であるが、ベンダー
40がレンタル方式のソフトウェアの格納専用にベンダ
ーIDを用意する場合がある。その場合には、使用量に
応じた料金徴収が可能であるので、WO1に上乗せする
使用料は、比較的安く設定する。
【0109】WO1に上乗せられたソフトウェア使用料
は、売却されたWO1に記載されているベンダーIDが
示すベンダー40に対して、販売店42から納入される
()。
【0110】エンドユーザは、販売店42に赴き(通信
販売でもよい)、WO1を購入してくる()。またこ
れと同時に、SDカード9を販売店に持ち込んで、プリ
ペイドの使用料(レンタル方式のソフトウェアの使用
料)の支払いと引き替えに課金テーブル8上のクレジッ
トXを増加してもらう(但し、売り切り方式のソフトウ
ェアしか利用しない場合には、クレジットXは必要な
い。)()。
【0111】なお、この際、販売店42は、RAM15
内に記憶されているベンダーID及び再生時間を解析す
る。そして、このベンダー40毎の再生時間に応じて、
クレジットXの増加と引き替えの使用料を、各ベンダー
40に納入する。
【0112】各ベンダー40は、同時に管理センタ41
にソフトウェアの送信を委託する()。委託を受けた
管理センタ41は、通信衛星43を経由した衛星放送に
て、各ソフトウェアを送信する()。但し、この放送
によるソフトウェア送信は、不特定の相手を対象とする
ので、予め定められたプログラムに沿ってなされる。エ
ンドユーザは、この衛星放送を、パラボラアンテナ30
によって受信して、ソフトウェア再生装置2内に取り込
む。
【0113】また、管理センタ41は、委託されたソフ
トウェアを電話回線を通じて送信する()。この送信
は1対1通信にてなされるので、ユーザからのダウンロ
ードコマンドに応じてなされる。エンドユーザは、この
通信をMODEM32によって受信して、ソフトウェア
再生装置2内に取り込む。
【0114】以上のようにしてソフトウェアがソフトウ
ェア再生装置2内に取り込まれると、制御CPU5は、
WOディスクドライブ16に装填されたWO1のシステ
ム領域1a上に書き込まれているベンダーIDと受信し
たソフトウェアの先頭に書き込まれているベンダーID
とを比較し、両者が一致している場合のみ、DES7に
て暗号化して、WO1に記録する。従って、当該ソフト
ウェアを記録することを予定しているWO1以外には、
このソフトウェアを記録することができない。ユーザ
は、このWO1を購入する時点において既にソフトウェ
ア使用料を支払っているので、ベンダーの利益,ひいて
はソフトウェア権利者の利益は確保される。
【0115】また、ソフトウェアを一本記録する毎に、
WO1のシステム領域上に格納されている許諾回数が1
減算される。具体的には、記録可能な本数を示すビット
に使用済みフラグが一本立てられる。従って、ソフトウ
ェアを一本のみ記録可能なWO1上には、二本以上のソ
フトウェアを記録できない。同様に、ある数のソフトウ
ェアを記録可能なWO1上には、それ以上の数のソフト
ウェアを記録することができない。従って、ベンダーの
利益,ひいてはソフトウェア権利者の利益は確保され
る。
【0116】また、ソフトウェアを記録する際には、許
諾情報の有無のチェックがなされる。この許諾情報は、
ユーザのパスワードのチェックに応じて生じる。従っ
て、ユーザ以外の者がソフトウェアの記録をすることが
防止される。従って、ソフトウェアが複数者によって利
用されてしまうことが、ある程度防止される。
【0117】WO1に格納されているソフトウェアは、
逐次、制御CPU5によって読み出される。この際に
は、再度、管理領域1a上のベンダーIDとソフトウェ
アの先頭のベンダーIDとが比較される。そして、両者
が一致している場合のみ復号化がなされる。従って、一
旦正規のWO1に記録された後で当該ベンダーのベンダ
ーIDの記載がない不正規のWOにソフトウェアがコピ
ーされた場合には、そのソフトウェアの復号はできな
い。従って、ソフトウェア権利者の利益は害されない。
【0118】また、ソフトウェアの復号化の際には、許
諾情報の有無のチェックがなされる。この許諾情報は、
ユーザのパスワードのチェックに応じて生じる。従っ
て、ユーザ以外の者がソフトウェアの記録をすることが
防止される。従って、ソフトウェアが複数者によって利
用されてしまうことが、ある程度防止される。
【0119】レンタル方式のソフトウェアの場合には、
ソフトウェアの使用料及びソフトタイプに応じて、課金
テーブル8上のクレジットXが減算される。このクレジ
ットは、上述したように、ソフトウェアのプリペイドの
使用料に応じている。そして、その使用料は、販売店4
2から各ベンダー40に納入される。従って、ベンダー
の利益,ひいてはソフトウェア権利者の利益は確保され
る。
【0120】記録時又は復号化時においてベンダーID
が一致しなかった場合,及び許諾情報が無かった場合,
記録時に許諾回数が0であった場合,並びに、復号化時
にクレジットXが0になった場合には、TVモニタ上に
その旨のメッセージが表示される。従って、ユーザに対
して、正規のWO1を購入するなり、使用料を支払って
クレジットXを増加させるなりする事が促される。これ
らの行為は、ソフトウェア使用料の各ベンダーへの納入
を伴う。従って、ベンダーの利益,ひいてはソフトウェ
ア権利者の利益が確保される。
【0121】なお、本実施例においては、ソフトウェア
を記録する媒体としてWO1を用いた。しかし、書き込
み可能なディスクで有れば、仮に消去可能な媒体であっ
ても良い。例えばWO1に換えて光磁気ディスク(M
O)を用いることができる。このMOは無限回数の書き
込み及び消去が可能であるので、一枚のディスクに認め
られる許諾回数を大きく設定することができる。また、
データの書き換えが可能であることから、WO1の場合
のようなフラグによって許諾回数を管理するのではな
く、数字コードそのものによって許諾回数を管理するこ
とができる。但し、書き換えが可能であることから、許
諾回数やベンダーIDが書き込まれているシステム領域
には、ユーザがアクセスできないように属性を設定する
ことが必要である。
【0122】
【実施例2】第2実施例は、第1実施例に比較してセキ
ュリティチェックを若干簡略化した例を示す。即ち、第
2実施例では、ソフトウェアの暗号化及び復号化を省略
している。また、第2実施例では、パスワードのチェッ
ク及び許諾情報のチェックを省略している。また、1枚
のWOに認められる許諾回数は、1回のみに限り、それ
を一本の「使用済みフラグ」によって管理する。また、
第2実施例では、レンタル方式のソフトウェアを記録・
再生する事ができない。即ち、クレジットによる使用量
管理を行わない。
【0123】図12は、第2実施例によるソフトウェア
再生装置の構成を示すブロック図である。図12から明
らかなように、この第2実施例では、第1実施例におけ
るDES7,課金テーブル8,RAM15が省略されて
いる。また、課金テーブル8がないことから、SD回路
9をソフトウェア再生装置2から取り外し可能にする意
義がない。従って、本第2実施例では、第1実施例にお
いてSD回路9を構成していたブロックはソフトウェア
再生装置2に固定されており、SD回路9なる概念がな
くなっている。
【0124】本第2実施例における他の構成ブロックの
機能は、第1実施例のそれとほぼ同じである。従って、
第1実施例と同じ番号を付して、その説明を省略する。
次に、この第2実施例において制御CPU5にて実行さ
れる処理の内容を、図13及び図14のフローチャート
を用いて説明する。
【0125】始めに、図13は、ソフトウェア受信時に
おいて実行される処理を示すフローチャートである。こ
の処理は、WO1をソフトウェア再生装置2のWOディ
スクドライブ16に装填した上で、キー部33から「記
録」コマンドを入力することによりスタートする。
【0126】スタート後最初のステップS401では、
受信処理を開始する。即ち、外部からのソフトウェア受
信が可能なように、インタフェース装置17の状態を設
定する。そして、衛星放送を通じてソフトウェアが送信
されてくる場合においては、その放送開始を待って、処
理をステップS402に進める。一方、電話回線を通じ
てソフトウェアが送信されてくる場合においては、送信
元の管理センタに対してソフトウェアのダウンロードを
開始させるコマンドを送信した上で、処理をステップS
402に進める。
【0127】ステップS402では、WOディスクドラ
イブ16から、WO1のシステム領域1aに書き込まれ
ているベンダーIDを読み出し、これをチェックする。
そして、このシステム領域1a上のベンダーIDがソフ
トウェアの先頭に記載されているベンダーIDに一致し
ていない場合には、当該WO1は当該ソフトウェアを記
録することを予定されていないと判断する。従って、そ
の場合には、処理をステップS403からステップS4
07に進める。ステップS407では、パターン発生器
18に指示を出し、「記録できない」旨のメッセージを
TVモニタ34上に表示させる。そして、そのままこの
受信処理を中止する。
【0128】一方、システム領域1a上のベンダーID
がソフトウェアの先頭に記載されているベンダーIDに
一致している場合には、当該WO1は当該ソフトウェア
を記録することを予定されていると判断する。従って、
その場合には、処理をステップS403からステップS
404に進める。
【0129】ステップS404では、WO1の管理領域
1a上に記載されている使用済みフラグの状態をチェッ
クする。そして、使用済みフラグが1である場合は、既
に当該WO1上にソフトウェアが記録されている場合で
あるので、そのまま処理を終了する。これに対して使用
済みフラグが0である場合には、未だ他のソフトウェア
が記録されていない状態であるので、処理をステップS
405に進める。
【0130】このステップS405では、インタフェー
ス装置17を介してソフトウェアを受信しながら、DE
S7にて受信したソフトウェアをWOディスクドライブ
16に向けて送信し、WO1に記録する。
【0131】ステップS405におけるソフトウェアの
記録が完了すると、処理はステップS406に進む。こ
のステップS406では、WO1のシステム領域1aの
使用済みフラグを1にセットする。従って、以後、この
WO1に他のソフトウェアを記録することは不可能にな
る。そして、その後、本処理を終了する。
【0132】図14は、WO1に記録されているソフト
ウェアの再生時における処理を示すフローチャートであ
る。これらの処理は、ソフトウェアが記録されているW
O1をソフトウェア再生装置2のWOディスクドライブ
16に装填した上で、キー部33から「再生」コマンド
を入力することにより、スタートする。そして、最初の
ステップS501において、ソフトウェア再生或いは実
行を開始する。即ち、WOディスクドライブ16を起動
して、ソフトウェアを読み出し可能な状態とする。
【0133】続くステップS502では、WO1のシス
テム領域1a上に書き込まれているベンダーIDとWO
1に記録されているソフトウェアの先頭に記載してある
ベンダーIDとを読み出して、これをチェックする。
【0134】そして、このシステム領域1a上のベンダ
ーIDがソフトウェアの先頭に記載されているベンダー
IDに一致していない場合には、当該ソフトウェアが一
旦正規のWO1(ベンダーIDを同じくするWO)に記
録された後に、不正規のWO(ベンダーIDが異なるか
全く記載がないWO)にコピーされたものであると判断
する。従って、その場合には、当該ソフトウェアのベン
ダーの損失を防止するために、処理をステップS503
からステップS505に進める。ステップS505で
は、パターン発生器18に指示を出し、「再生或いは実
行できない」旨のメッセージをTVモニタ34上に表示
させる。そして、そのままこの受信処理を中止する。
【0135】一方、システム領域1a上のベンダーID
がソフトウェアの先頭に記載されているベンダーIDに
一致している場合には、当該WO1は当該ソフトウェア
に関して正規のWO1(ベンダーIDを同じくするW
O,コピーされたものであるか否かは問わない。)であ
ると判断する。従って、その場合には、処理をステップ
S503からステップS504に進める。ステップS5
04では、WO系エラー処理部4を介してソフトウェア
を読み出す。そして、読み出したソフトウェア(映像,
音声)をデマルチプレクサ10に送信して、これらを再
生する。また、読み出したソフトウェア(プログラム及
びそのデータ)を、制御CPU5によって実行し、各種
演算又はデータ処理を行う。その後、この処理を終了す
る。
【0136】本実施例による作用は、上述したように簡
略化のために削除したセキュリティチェックの機能以外
は、第1実施例のものと同様である。従って、ここで
は、その説明を省略する。
【0137】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ソフトウェアと媒体とを分離して流通させることが可能
になり、しかも、ソフトウェアの複製の販売料金(使用
料金)を確実に徴収することができる。
【0138】また、特定の媒体に固定できるソフトウェ
アを予め限定することにより、媒体に上乗せしたソフト
ウェア使用料を当該媒体に固定されるべきソフトウェア
の権利者に対して確実に還元することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 本発明の第1実施例によるソフトウエア再生
装置の構成を示すブロック図
【図3】 本発明の第1実施例に用いるソフトウェアの
構成示す説明図。
【図4】 DESの概略構成を示すブロック図
【図5】 DESの具体的構成を示すブロック図
【図6】 DESの入力と出力のタイミングを示すチャ
ート図
【図7】 ソフトウェアの受信時に実行される受信処理
の内容を示すフローチャート
【図8】 ソフトウェアの再生又は実行時に実行される
クレジットの減算処理の内容を示すフローチャート
【図9】 ソフトウェアの再生又は実行時に実行される
ソフトウェア再生又は実行処理の内容を示すフローチャ
ート
【図10】 制御CPU内の機能を示す機能ブロック図
【図11】 本発明の第1実施例を用いたソフトウェア
流通の概略の説明図
【図12】 本発明の第2実施例によるソフトウエア再
生装置の構成を示すブロック図
【図13】 ソフトウェアの受信時に実行される受信処
理の内容を示すフローチャート
【図14】 ソフトウェアの再生又は実行時に実行され
るソフトウェア再生又は実行処理の内容を示すフローチ
ャート
【符号の説明】
1・・・WO 2・・・ソフトウェア再生装置 5・・・制御CPU 7・・・DES 8・・・課金テーブル 9・・・SD回路 11・・・MPEG伸長回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】媒体に記憶されている第1の識別情報を読
    み取る第1の読み取り手段と、 ソフトウェアに対応付けられた第2の識別情報を読み取
    る第2の読み取り手段と、 この第1の読み取り手段によって読み取られた前記第1
    の識別情報と第2の読み取り手段によって読み取られた
    前記第2の識別情報とを比較する比較手段と、 この比較手段によって前記第1の識別情報と前記第2の
    識別情報が対応しているとされた場合に、前記ソフトウ
    ェアを前記媒体に書き込む書込手段とを備えたことを特
    徴とするソフトウェア処理装置。
  2. 【請求項2】前記比較手段は、前記第1の識別情報と前
    記第2の識別情報が一致している場合に、前記第1の識
    別情報と前記第2の識別情報が対応しているとすること
    を特徴とするソフトウェア処理装置。
  3. 【請求項3】前記媒体は、前記ソフトウェアを書込可能
    かつ消去不能な媒体であることを特徴とする請求項1記
    載のソフトウェア処理装置。
  4. 【請求項4】前記第1の読み取り手段は、前記媒体の特
    定の領域に前記識別情報が書き込まれている場合にの
    み、この識別情報を読み取ることを特徴とする請求項3
    記載のソフトウェア処理装置。
  5. 【請求項5】前記書込手段によって前記媒体に前記ソフ
    トウェアが書き込まれた場合に、前記媒体上に書込みが
    あった旨を表示する表示手段と、 前記媒体上に前記表示手段による前記表示があった場合
    には、前記書込手段による前記ソフトウェアの前記媒体
    への書込を禁止する禁止手段とを更に備えたことを特徴
    とする請求項1記載のソフトウェア処理装置。
  6. 【請求項6】前記媒体上に前記ソフトウェアを書込可能
    な残り回数を記録する記録手段と 前記記録手段により前記媒体上に記録された前記残り回
    数が零である場合には、前記書込手段による前記ソフト
    ウェアの前記媒体への書込を禁止する禁止手段とを更に
    備えたことを特徴とする請求項1記載のソフトウェア処
    理装置。
  7. 【請求項7】媒体に記憶されている第1の識別情報を読
    み取る第1の読み取り手段と、 ソフトウェア及びこのソフトウェアに対応付けられた第
    2の識別情報とが前記媒体に書き込まれている場合に、
    前記媒体から前記第2の識別情報を読み出す第2の読み
    出し手段と、 前記第1の読み取り手段によって読み取られた前記第1
    の識別情報と前記第2の読み取り手段によって読み取ら
    れた前記第2の識別情報とを比較する比較手段と、 この比較手段によって前記第1の識別情報と前記第2の
    識別情報が対応しているとされた場合に、前記ソフトウ
    ェアを前記媒体から読み出す読出手段とを備えたことを
    特徴とするソフトウェア処理装置。
  8. 【請求項8】前記読み出し手段による読み出し量を記録
    する読み出し量記録手段を更に備えたことを特徴とする
    請求項7記載のソフトウェア処理装置。
  9. 【請求項9】媒体に記憶されている第1の識別情報を読
    み取る第1の読み取り手段と、 ソフトウェアに対応付けられた第2の識別情報を読み取
    る第2の読み取り手段と、 前記第1の読み取り手段によって読み取られた前記第1
    の識別情報と第2の読み取り手段によって読み取られた
    前記第2の識別情報とを比較する第1の比較手段と、 この第1の比較手段によって前記第1の識別情報と前記
    第2の識別情報が対応しているとされた場合に、前記ソ
    フトウェア及び前記ソフトウェアに対応付けられた前記
    第2の識別情報とを前記媒体に書き込む書込手段と、 前記媒体に前記ソフトウェア及び前記ソフトウェアに対
    応付けられた前記第2の識別情報が書き込まれている場
    合に、このソフトウェアに対応する前記第2の識別情報
    を前記媒体から読み取る第3の読み出し手段と、 前記第1の読み取り手段によって読み取られた前記第1
    の識別情報と前記第3の読み取り手段によって読み取ら
    れた前記第2の識別情報とを比較する第2の比較手段
    と、この第2の比較手段によって前記第1の識別情報と
    前記第2の識別情報が対応しているとされた場合に、前
    記ソフトウェアを前記媒体から読み出す読出手段とを備
    えたことを特徴とするソフトウェア処理装置。
  10. 【請求項10】前記書込手段は、前記ソフトウェアを暗
    号化しながら前記媒体に書き込み、 前記読出手段は、前記ソフトウェアを復号化しながら前
    記媒体から読み出すことを特徴とする請求項9記載のソ
    フトウェア処理装置。
  11. 【請求項11】前記媒体の特定の領域は、ユーザアクセ
    ス不可能領域であることを特徴とする請求項4記載のソ
    フトウェア処理装置。
  12. 【請求項12】前記第1の識別情報及び前記第2の識別
    情報が夫々複数の識別情報から構成されていることを特
    徴とする請求項1記載のソフトウェア処理装置。
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