JP2744112B2 - エレベータ非常通報時の表示装置 - Google Patents
エレベータ非常通報時の表示装置Info
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- JP2744112B2 JP2744112B2 JP2092273A JP9227390A JP2744112B2 JP 2744112 B2 JP2744112 B2 JP 2744112B2 JP 2092273 A JP2092273 A JP 2092273A JP 9227390 A JP9227390 A JP 9227390A JP 2744112 B2 JP2744112 B2 JP 2744112B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエレベータ非常通報時の表示装置に関する。
一般にエレベータが停電時等により缶詰故障が発生し
た場合、乗りかご内の乗客はかご内に設けられたインタ
ーホンの呼び出し釦を押し、管理人室の管理人と連絡を
取り、乗客の救出を行なつている。ところが、時々、管
理人が不在のことがあり、この場合には、救出ができな
い。そこで、乗りかご内の呼び出し釦を押してから所定
の時間経過しても管理人と連絡が取れない場合には、自
動的に一般加入回線を用いてエレベータの監視センタに
連絡する方式がある。なお、この方式に関しては、例え
ば、特開昭54-110549号公報で論じられている。また、
管理人と連絡が取れず、エレベータの監視センタに連絡
中である旨を報知することを論じたものとして実開昭60
-145168号公報がある。
た場合、乗りかご内の乗客はかご内に設けられたインタ
ーホンの呼び出し釦を押し、管理人室の管理人と連絡を
取り、乗客の救出を行なつている。ところが、時々、管
理人が不在のことがあり、この場合には、救出ができな
い。そこで、乗りかご内の呼び出し釦を押してから所定
の時間経過しても管理人と連絡が取れない場合には、自
動的に一般加入回線を用いてエレベータの監視センタに
連絡する方式がある。なお、この方式に関しては、例え
ば、特開昭54-110549号公報で論じられている。また、
管理人と連絡が取れず、エレベータの監視センタに連絡
中である旨を報知することを論じたものとして実開昭60
-145168号公報がある。
ところで上記従来装置において、エレベータの缶詰故
障が発生し、かご内に閉じ込められた乗客がインターホ
ンの呼び出し釦を押してから管理人が不在の場合、エレ
ベータの監視センタに連絡するまで約1分位要するが、
乗客は缶詰という異常な状態であるため、監視センタへ
連絡が取れる僅かな時間でも非常に長く感じ、著しく不
安感を与えるものである。また、監視センタと連絡が取
れ、監視センタの管制員との通話後、エレベータの技術
員が救出に来るまで、どの位時間を要するか乗客が分か
らないと、待つている間に、不安感や焦燥感から危険な
行為に移り、例えば、エレベータのドアを無理に開け、
かごから落下するような大事故につながる場合がある。
障が発生し、かご内に閉じ込められた乗客がインターホ
ンの呼び出し釦を押してから管理人が不在の場合、エレ
ベータの監視センタに連絡するまで約1分位要するが、
乗客は缶詰という異常な状態であるため、監視センタへ
連絡が取れる僅かな時間でも非常に長く感じ、著しく不
安感を与えるものである。また、監視センタと連絡が取
れ、監視センタの管制員との通話後、エレベータの技術
員が救出に来るまで、どの位時間を要するか乗客が分か
らないと、待つている間に、不安感や焦燥感から危険な
行為に移り、例えば、エレベータのドアを無理に開け、
かごから落下するような大事故につながる場合がある。
本発明の目的は、非常通報装置の呼び出し釦を押して
から管理人室または監視センタへ連絡が取れる間、ま
た、エレベータの技術員が救出に来るまでの間、乗客が
安心して待つことができる表示装置を提供することにあ
る。
から管理人室または監視センタへ連絡が取れる間、ま
た、エレベータの技術員が救出に来るまでの間、乗客が
安心して待つことができる表示装置を提供することにあ
る。
本発明は上記目的を達成するために、非常通報時に表
示装置に表示すべき複数種類の文章のデータを記憶する
記憶装置と、非常通報時、前記記憶装置に記憶されてい
る複数種類の文章のデータの中から、かご内に設けられ
た呼び出し釦から受信した信号または該信号を受信した
後の管理人室若しくは監視センタとの交信状況に応じた
文章のデータを選択する表示信号選択手段と、該表示信
号選択手段で選択された文章のデータを前記表示装置に
送信して表示させる表示指令手段とを具備したものであ
り、好ましくは、非常通報時に呼び出し釦が押され、呼
び出された管理人室の通話器が所定時間内に通話できな
かったため、通信接続された監視センタから通信回線を
介して書換え信号を受信した時、記憶装置に記憶されて
いる該当の文章のデータを書き換える文章書換手段を具
備したものである。
示装置に表示すべき複数種類の文章のデータを記憶する
記憶装置と、非常通報時、前記記憶装置に記憶されてい
る複数種類の文章のデータの中から、かご内に設けられ
た呼び出し釦から受信した信号または該信号を受信した
後の管理人室若しくは監視センタとの交信状況に応じた
文章のデータを選択する表示信号選択手段と、該表示信
号選択手段で選択された文章のデータを前記表示装置に
送信して表示させる表示指令手段とを具備したものであ
り、好ましくは、非常通報時に呼び出し釦が押され、呼
び出された管理人室の通話器が所定時間内に通話できな
かったため、通信接続された監視センタから通信回線を
介して書換え信号を受信した時、記憶装置に記憶されて
いる該当の文章のデータを書き換える文章書換手段を具
備したものである。
上記のように構成したので本発明においては、缶詰事
故の発生等の非常時にはかご内に設けられた呼び出し釦
が押される。かかる非常通報時には管理人室の通話器が
呼び出されるが、例えば、所定時間内に管理人室の通話
器を通じて通話できなかった場合には、通信回線を介し
て監視センタに通信接続される。記憶装置は非常通報時
に表示装置に表示すべき複数種類の文章のデータを記憶
していて、上記非常通報時に、表示信号選択処理手段は
記憶装置に記憶されている複数種類の文章のデータの中
から、呼び出し釦から受信した信号、該信号を受信した
後の管理人室若しくは監視センタとの交信状況に応じた
文章のデータを選択する。表示指令手段は表示信号選択
手段で選択された文章のデータを表示装置に送信して表
示させる。
故の発生等の非常時にはかご内に設けられた呼び出し釦
が押される。かかる非常通報時には管理人室の通話器が
呼び出されるが、例えば、所定時間内に管理人室の通話
器を通じて通話できなかった場合には、通信回線を介し
て監視センタに通信接続される。記憶装置は非常通報時
に表示装置に表示すべき複数種類の文章のデータを記憶
していて、上記非常通報時に、表示信号選択処理手段は
記憶装置に記憶されている複数種類の文章のデータの中
から、呼び出し釦から受信した信号、該信号を受信した
後の管理人室若しくは監視センタとの交信状況に応じた
文章のデータを選択する。表示指令手段は表示信号選択
手段で選択された文章のデータを表示装置に送信して表
示させる。
好ましい手段においては、非常通報時に所定時間内に
管理人室の通話器を通じて通話できなかった場合に、通
信回線を介して通信接続された監視センタから通信回線
を介して書換え信号を受信した時には、文章書換手段は
記憶装置に記憶されている該当の文章のデータを書き換
える。
管理人室の通話器を通じて通話できなかった場合に、通
信回線を介して通信接続された監視センタから通信回線
を介して書換え信号を受信した時には、文章書換手段は
記憶装置に記憶されている該当の文章のデータを書き換
える。
以下、本発明の一実施例を図を用いて説明する。
第1図は本発明のエレベータ非常通報時の表示装置の
一実施例を示す回線構成図、第2図は本発明の概略動作
を示すフローチヤート、第3図は表示装置に表示される
内容を示す説明図である。
一実施例を示す回線構成図、第2図は本発明の概略動作
を示すフローチヤート、第3図は表示装置に表示される
内容を示す説明図である。
第1図において、1はエレベータのかご内に設けられ
たインターホン、2はインターホン1の呼び釦、3はか
ご内に設けられた表示装置、4はエレベータが故障時に
インターホン1の呼び釦2を押すことによつてインター
ホン1と通話が可能となる管理人室であり、インターホ
ン1(図示せず)が備わつている。5は通信回線、6は
インターホン1、インターホン1の呼び釦2、表示装置
3、管理人室4及び通信回線5と接続されている端末装
置である。7は通信回線5を介して端末装置6と接続さ
れていて、複数のエレベータを遠隔にて監視する監視セ
ンタである。端末装置6の構成は次の通りである。61は
かご内のインターホン1と音声信号の送受信を行なう通
話部a、62は管理人室4のインターホン(図示せず)と
音声信号の送受信を行なう通話部b、63はかご内の表示
装置3に表示指令を出す表示指令部、64は表示装置3に
表示する内容を記憶している表示用記憶部、65は通信回
線5を介して監視センタ7と音声信号の送受信、及び、
表示指令部63が表示装置3に表示指令を出すための指令
信号及び表示用記憶部64に記憶されている表示装置3に
表示する内容を書き換えるための書き換え信号の送受信
を行なう通信部、66はかご内のインターホン1に接続さ
れている通話部a61と、インターホン1の呼び釦2と、
管理人室4のインターホン(図示せず)に接続されてい
る通話部b62と、かご内の表示装置3に接続されている
表示指令部63と、表示記憶部64と、通信回線5と接続さ
れている通信部64とのうち、どれか2つの部分を接続し
信号のやりとりを行なうかを決定し、また、実際に2つ
の部分の接続を行なう処理部である。
たインターホン、2はインターホン1の呼び釦、3はか
ご内に設けられた表示装置、4はエレベータが故障時に
インターホン1の呼び釦2を押すことによつてインター
ホン1と通話が可能となる管理人室であり、インターホ
ン1(図示せず)が備わつている。5は通信回線、6は
インターホン1、インターホン1の呼び釦2、表示装置
3、管理人室4及び通信回線5と接続されている端末装
置である。7は通信回線5を介して端末装置6と接続さ
れていて、複数のエレベータを遠隔にて監視する監視セ
ンタである。端末装置6の構成は次の通りである。61は
かご内のインターホン1と音声信号の送受信を行なう通
話部a、62は管理人室4のインターホン(図示せず)と
音声信号の送受信を行なう通話部b、63はかご内の表示
装置3に表示指令を出す表示指令部、64は表示装置3に
表示する内容を記憶している表示用記憶部、65は通信回
線5を介して監視センタ7と音声信号の送受信、及び、
表示指令部63が表示装置3に表示指令を出すための指令
信号及び表示用記憶部64に記憶されている表示装置3に
表示する内容を書き換えるための書き換え信号の送受信
を行なう通信部、66はかご内のインターホン1に接続さ
れている通話部a61と、インターホン1の呼び釦2と、
管理人室4のインターホン(図示せず)に接続されてい
る通話部b62と、かご内の表示装置3に接続されている
表示指令部63と、表示記憶部64と、通信回線5と接続さ
れている通信部64とのうち、どれか2つの部分を接続し
信号のやりとりを行なうかを決定し、また、実際に2つ
の部分の接続を行なう処理部である。
次に第2図に示したフローチヤートを用いて動作の説
明をする。今、乗客が乗つているとき、エレベータの故
障が発生した場合(S1)、乗客はかご内のインターホン
1の呼び釦2を押す(S2)。そのとき、インターホン1
の呼び釦2の信号は処理部66へ送信される。インターホ
ン1の呼び釦2の信号を受けた処理部66は、まず、第3
図に示してある文NO.1をかご内の表示装置3に表示する
ように信号を表示指令部63に送信する。信号を受けた表
示指令部63は、表示用記憶部64の文NO.1の文章を読み取
り、かご内の表示装置3に文NO.1の文章を表示するよう
に表示指令を出す。表示指令を受けた表示装置3は、文
NO.1の文章を表示する(S3)。また、処理部66は、通話
部a61と通話部b62とを接続し、管理人室4のインターホ
ン(図示せず)のベルを鳴動する。管理人が不在など
で、所定時間内にかご内のインターホン1と管理人室4
のインターホン(図示せず)が通話できなかつた場合、
処理部66は、文NO.2をかご内の表示装置3に表示するよ
うに信号を表示指令部63に送信する。信号を受けた表示
指令部63は、文NO.1を表示させたときと同様に表示記憶
部64の文NO.2の文章を読み取り、かご内の表示装置3に
文NO.2の文章を表示するように表示指令を出す。そし
て、表示装置3は、文NO.2の文章を表示する(S4)。ま
た、処理部66は、通話部a61と通話部b62との接続を切り
離し、通話部a61と通信部65とを接続し、通信回線5を
介してエレベータを遠隔監視している監視センタ7へ自
動ダイヤルする(S5)。監視センタ7へ電話がつながる
と、かご内の乗客はインターホン1から端末装置6の通
話部a61、処理部66、通信部65と通信回線5を介して監
視センタ7の管制員と通話ができる(S6)。かご内の乗
客がかご内の状況を監視センタ7の管制員に伝えて通話
を終了すると、処理部66は、通話部a61と通信部65との
接続を切り離し、文NO.3をかご内の表示装置3に表示す
るように信号を表示指令部63に送信する。信号を受けた
表示指令部63は、文NO.1、2と同様に表示記憶部64の文
NO.3の文章を読み取り、かご内の表示装置3に文NO.3の
文章を表示するように表示指令を出す。そして、表示装
置3は、文NO.3の文章を表示する(S7)。また、監視セ
ンタ7の管制員は、エレベータの技術員へ連絡して出動
依頼を出す。そのとき、管制員はエレベータの故障現場
までの距離、時刻、天気などを考慮して、エレベータの
技術員と相談の上、エレベータの故障現場までの到着時
間を決める(S8)。監視センタ7の管制員は、エレベー
タが故障している端末装置6に通信回線5を介して電話
をかけ、表示用記憶部64の文NO.4の文章をエレベータの
技術員と相談の上決定した正しい到着時間に書き換える
ように、書き換え信号を監視センタ7から通信回線5、
端末装置6の通信部65を介して処理部66へ送信する
(S9)。書き換え信号を受けた処理部66は、表示用記憶
部64の文NO.4の文章を例えば、“約20分後に到着予定で
す。”から“約10分後に到着予定です。”に書き換え
る。さらに、管制員は、かご内の表示装置3に文NO.4を
表示させるための指令信号を監視センタ7から通信回線
5、端末装置6の通信部65を介して処理部66へ送信して
電話を切る。指令信号を受けた処理部66は、書き換えら
れた文NO.4(“約10分後に到着予定です。”)をかご内
の表示装置3に表示するように信号を表示指令部63に送
信する。信号を受けた表示指令部63は、文NO.1、2、3
と同様に表示記憶部64の書き換えられた文NO.4の文章
(“約10分後に到着予定です。”)を読み取り、かご内
の表示装置3に文NO.4の文章(“約10分後に到着予定で
す。”)を表示するように表示指令を出す。そして、表
示装置3は、文NO.4の文章(“約10分後に到着予定で
す。”)を表示する(S10)。エレベータの乗客は、こ
の表示内容をみて技術員が到着する時刻を知ることがで
きる。しかし、交通渋滞などで技術員が故障現場に到着
することが遅れる場合は、技術員は監視センタ7へ電話
をかけ交通渋滞のため現場到着が遅れることを管制員に
伝え、かご内の表示内容を変えてもらうように指示を出
す。管制員は、その技術員からの指示例えば“交通渋滞
のため約20分後に到着予定です。”という内容をかご内
の表示装置3に表示するために(S9)、(S10)の処理
を再び行なう。エレベータの乗客は、再び表示された新
しい表示内容をみて技術員が到着する時刻を知ることが
できる。
明をする。今、乗客が乗つているとき、エレベータの故
障が発生した場合(S1)、乗客はかご内のインターホン
1の呼び釦2を押す(S2)。そのとき、インターホン1
の呼び釦2の信号は処理部66へ送信される。インターホ
ン1の呼び釦2の信号を受けた処理部66は、まず、第3
図に示してある文NO.1をかご内の表示装置3に表示する
ように信号を表示指令部63に送信する。信号を受けた表
示指令部63は、表示用記憶部64の文NO.1の文章を読み取
り、かご内の表示装置3に文NO.1の文章を表示するよう
に表示指令を出す。表示指令を受けた表示装置3は、文
NO.1の文章を表示する(S3)。また、処理部66は、通話
部a61と通話部b62とを接続し、管理人室4のインターホ
ン(図示せず)のベルを鳴動する。管理人が不在など
で、所定時間内にかご内のインターホン1と管理人室4
のインターホン(図示せず)が通話できなかつた場合、
処理部66は、文NO.2をかご内の表示装置3に表示するよ
うに信号を表示指令部63に送信する。信号を受けた表示
指令部63は、文NO.1を表示させたときと同様に表示記憶
部64の文NO.2の文章を読み取り、かご内の表示装置3に
文NO.2の文章を表示するように表示指令を出す。そし
て、表示装置3は、文NO.2の文章を表示する(S4)。ま
た、処理部66は、通話部a61と通話部b62との接続を切り
離し、通話部a61と通信部65とを接続し、通信回線5を
介してエレベータを遠隔監視している監視センタ7へ自
動ダイヤルする(S5)。監視センタ7へ電話がつながる
と、かご内の乗客はインターホン1から端末装置6の通
話部a61、処理部66、通信部65と通信回線5を介して監
視センタ7の管制員と通話ができる(S6)。かご内の乗
客がかご内の状況を監視センタ7の管制員に伝えて通話
を終了すると、処理部66は、通話部a61と通信部65との
接続を切り離し、文NO.3をかご内の表示装置3に表示す
るように信号を表示指令部63に送信する。信号を受けた
表示指令部63は、文NO.1、2と同様に表示記憶部64の文
NO.3の文章を読み取り、かご内の表示装置3に文NO.3の
文章を表示するように表示指令を出す。そして、表示装
置3は、文NO.3の文章を表示する(S7)。また、監視セ
ンタ7の管制員は、エレベータの技術員へ連絡して出動
依頼を出す。そのとき、管制員はエレベータの故障現場
までの距離、時刻、天気などを考慮して、エレベータの
技術員と相談の上、エレベータの故障現場までの到着時
間を決める(S8)。監視センタ7の管制員は、エレベー
タが故障している端末装置6に通信回線5を介して電話
をかけ、表示用記憶部64の文NO.4の文章をエレベータの
技術員と相談の上決定した正しい到着時間に書き換える
ように、書き換え信号を監視センタ7から通信回線5、
端末装置6の通信部65を介して処理部66へ送信する
(S9)。書き換え信号を受けた処理部66は、表示用記憶
部64の文NO.4の文章を例えば、“約20分後に到着予定で
す。”から“約10分後に到着予定です。”に書き換え
る。さらに、管制員は、かご内の表示装置3に文NO.4を
表示させるための指令信号を監視センタ7から通信回線
5、端末装置6の通信部65を介して処理部66へ送信して
電話を切る。指令信号を受けた処理部66は、書き換えら
れた文NO.4(“約10分後に到着予定です。”)をかご内
の表示装置3に表示するように信号を表示指令部63に送
信する。信号を受けた表示指令部63は、文NO.1、2、3
と同様に表示記憶部64の書き換えられた文NO.4の文章
(“約10分後に到着予定です。”)を読み取り、かご内
の表示装置3に文NO.4の文章(“約10分後に到着予定で
す。”)を表示するように表示指令を出す。そして、表
示装置3は、文NO.4の文章(“約10分後に到着予定で
す。”)を表示する(S10)。エレベータの乗客は、こ
の表示内容をみて技術員が到着する時刻を知ることがで
きる。しかし、交通渋滞などで技術員が故障現場に到着
することが遅れる場合は、技術員は監視センタ7へ電話
をかけ交通渋滞のため現場到着が遅れることを管制員に
伝え、かご内の表示内容を変えてもらうように指示を出
す。管制員は、その技術員からの指示例えば“交通渋滞
のため約20分後に到着予定です。”という内容をかご内
の表示装置3に表示するために(S9)、(S10)の処理
を再び行なう。エレベータの乗客は、再び表示された新
しい表示内容をみて技術員が到着する時刻を知ることが
できる。
本実施例によれば、エレベータの故障が発生後、かご
内に閉じ込められた乗客がインターホンの呼び釦を押し
て、外部の人と連絡を取り救出を求めるときに、インタ
ーホンの通話先や救出までの残り時間を表示装置の表示
によつてエレベータの乗客に知らせるので、かご内の乗
客の中に耳の不自由な身障者が混じつていても自分の目
で表示装置の表示内容を確認できるので、技術員が救出
に来るまで、安心して待つことができる。
内に閉じ込められた乗客がインターホンの呼び釦を押し
て、外部の人と連絡を取り救出を求めるときに、インタ
ーホンの通話先や救出までの残り時間を表示装置の表示
によつてエレベータの乗客に知らせるので、かご内の乗
客の中に耳の不自由な身障者が混じつていても自分の目
で表示装置の表示内容を確認できるので、技術員が救出
に来るまで、安心して待つことができる。
なお、上記の実施例では、端末装置の表示用記憶部の
文の書き換えやかご内の表示装置に表示させる信号の送
出を管制員が監視センタから行なつていたが、技術員が
直接、携帯用の小型パーソナルコンピユータなどを使
い、公衆電話から一般公衆回線を介して、または、自動
車電話から無線回線を介して端末装置に電話をかけ、信
号を送信し表示内容を書き換えることができる。
文の書き換えやかご内の表示装置に表示させる信号の送
出を管制員が監視センタから行なつていたが、技術員が
直接、携帯用の小型パーソナルコンピユータなどを使
い、公衆電話から一般公衆回線を介して、または、自動
車電話から無線回線を介して端末装置に電話をかけ、信
号を送信し表示内容を書き換えることができる。
以上述べたように、請求項1記載の発明によれば、缶
詰事故の発生等の非常時にかご内に設けられた呼び出し
釦が押されると、管理人室の通話器が呼び出されるが、
その際、記憶装置に記憶されている複数種類の文章のデ
ータの中から、呼び出し釦から受信した信号、該信号を
受信した後の管理人室若しくは監視センタとの交信状況
に応じた文章のデータを選択し、表示装置に送信して表
示させるようにしたので、かご内の乗客は表示装置に表
示された文章を見て、その時点の状況を正しく把握でき
るから、技術員が救出に来るのを不安感を抱くことなく
安心して待つことができる。
詰事故の発生等の非常時にかご内に設けられた呼び出し
釦が押されると、管理人室の通話器が呼び出されるが、
その際、記憶装置に記憶されている複数種類の文章のデ
ータの中から、呼び出し釦から受信した信号、該信号を
受信した後の管理人室若しくは監視センタとの交信状況
に応じた文章のデータを選択し、表示装置に送信して表
示させるようにしたので、かご内の乗客は表示装置に表
示された文章を見て、その時点の状況を正しく把握でき
るから、技術員が救出に来るのを不安感を抱くことなく
安心して待つことができる。
請求項2記載の発明によれば、監視センタから受信し
た書換え信号によって記憶装置に記憶されている該当の
文章のデータを書き換えるようにしたので、待ち時間が
変更される等、救出状況が変化した場合でも、当該時点
の状況をより正確に表現した文章を表示装置に表示させ
ることができる。
た書換え信号によって記憶装置に記憶されている該当の
文章のデータを書き換えるようにしたので、待ち時間が
変更される等、救出状況が変化した場合でも、当該時点
の状況をより正確に表現した文章を表示装置に表示させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明の一実施例になるエレベータ非常通報
時の表示装置を示す回路構成図、第2図は、フローチヤ
ート、第3図は、表示装置に表示される内容を示す説明
図である。 1……インターホン、3……表示装置、4……管理人
室、5……通信回線、6……端末装置、63……表示指令
部、64……表示用記憶部、65……通信部、66……処理
部。
時の表示装置を示す回路構成図、第2図は、フローチヤ
ート、第3図は、表示装置に表示される内容を示す説明
図である。 1……インターホン、3……表示装置、4……管理人
室、5……通信回線、6……端末装置、63……表示指令
部、64……表示用記憶部、65……通信部、66……処理
部。
Claims (2)
- 【請求項1】エレベータのかご内に設けられた表示装置
に文章を表示すると共に、かご内に設けられた呼び出し
釦が押された非常通報時、管理人室の通話器を呼び出
し、所定時間内に該通話器を通じて通話できなかった場
合に、通信回線を介して監視センタに通信するように構
成されたエレベータの非常通報表示装置において、非常
通報時に前記表示装置に表示すべき複数種類の文章のデ
ータを記憶する記憶装置と、非常通報時、前記記憶装置
に記憶されている複数種類の文章のデータの中から、か
ご内に設けられた呼び出し釦から受信した信号または該
信号を受信した後の管理人室若しくは監視センタとの交
信状況に応じた文章のデータを選択する表示信号選択手
段と、該表示信号選択手段で選択された文章のデータを
前記表示装置に送信して表示させる表示指令手段とを具
備したことを特徴とするエレベータの非常通報表示装
置。 - 【請求項2】非常通報時に呼び出し釦が押され、呼び出
された管理人室の通話器が所定時間内に通話できなかっ
たため、通信接続された監視センタから通信回線を介し
て書換え信号を受信した時、記憶装置に記憶されている
該当の文章のデータを書き換える文章書換手段を具備し
たことを特徴とする請求項1記載のエレベータの非常通
報表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2092273A JP2744112B2 (ja) | 1990-04-09 | 1990-04-09 | エレベータ非常通報時の表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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